作品投稿掲示板 - B-REVIEW

エイクピア


投稿作品数: 228
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エイクピアの記録 ON_B-REVIEW・・・・

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大賞受賞者

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私の名前

2024-10-14

海に流れた血

2024-10-03

神々

2024-09-30

テムジン

2024-09-29

確認する癖

2024-08-31

溶けた水

2024-08-29

アンナプルナ

2024-08-17

人類と海

2024-07-13

除去

2024-07-09

ファン

2024-06-28

尊重

2024-06-22

私の中の

2024-06-16

村々

2024-05-31

牙とミッキー

2024-05-29

演技

2024-04-30

告白

2024-04-29

川は地動説

2024-04-03

勇気

2024-03-31

土曜日の昼

2024-03-30

思う

2024-03-28

そんな一日

2024-02-27

ミリタリー俺

2024-02-25

海へのツアー

2024-02-01

記憶の襞

2024-01-17

2024-01-07

進化する目

2023-12-31

ムササビ

2023-11-21

最終兵器とは

2023-11-20

天使

2023-10-31

津田さんの詩

2023-10-11

ゆとり

2023-10-05

問いに答える

2023-09-18

強い人と私

2023-09-17

猫と私と兄

2023-09-15

慟哭

2023-08-31

武芸

2023-08-26

田宮さん

2023-07-31

早く行かねば

2023-06-02

ハック

2023-06-01

体育館の床

2023-05-02

あの丘

2023-05-01

トライゴール

2023-04-06

いささか氏

2023-04-03

口の中に

2023-03-07

口の港

2023-03-03

神社

2023-03-01

レーサー

2023-02-01

部屋と欲望

2023-01-30

アッカンベー

2023-01-28

屋根の眼中

2022-12-31

ゴリラと戦う

2022-12-12

ワニ

2022-11-25

日常の異化

2022-11-18

私の不安

2022-11-01

牛と叔父さん

2022-10-20

トイレ

2022-10-06

来期

2022-10-05

男と相談して

2022-09-30

コーヒー

2022-09-25

白い心

2022-09-01

異臭と汚れ

2022-08-26

忘却と驚異

2022-08-21

2022-08-05

名犬キナコ

2022-07-31

アマガエル

2022-07-30

バニーガール

2022-07-29

ラバーと子供

2022-06-09

エム

2022-06-02

ファイター

2022-05-31

鳥の卵

2022-05-29

ウニ

2022-05-21

将軍様

2022-04-30

忍者

2022-04-29

2022-04-07

止まった

2022-03-31

閉じこもった

2022-03-18

さえも

2022-03-10

求めた

2022-02-28

2022-02-22

待つ

2022-02-01

ロッキー

2022-01-31

目覚めて

2022-01-22

ヒッキー

2022-01-06

二刀流

2021-12-29

ある荒廃

2021-12-13

後悔

2021-11-30

足の多様性

2021-11-17

ヒーロー

2021-11-04

左利きの男

2021-10-08

思った

2021-10-02

主体

2021-09-28

詩を紡ぐ

2021-09-01

少尉

2021-08-15

カスレ

2021-08-01

発見

2021-08-01

自発的な詩

2021-07-31

平和

2021-07-31

ラージサイズ

2021-07-25

幹部様一行

2021-06-18

家老職とアミ

2021-06-09

エマノン

2021-06-04

2021-05-31

虹は優等生

2021-05-02

空気に疎い

2021-04-30

漢字ドリル

2021-04-30

虫よ

2021-03-17

思い直した

2021-03-12

2021-02-26

乱世

2021-02-19

がっつく私

2021-01-31

請求

2021-01-31

2020-12-30

誓い

2020-12-19

強盗帝国

2020-11-30

部屋の海

2020-11-04

バー

2020-10-31

内部

2020-10-16

嘘の石

2020-09-30

牢屋の虎

2020-08-31

野菜の栽培

2020-08-29

為に

2020-07-31

連れて

2020-07-31

2020-06-30

烏頭

2020-06-26

2020-05-31

羊と私

2020-05-29

庭の馬

2020-04-30

記憶

2020-04-30

分有

2020-03-30

バール

2020-03-09

屁が出るまで

2020-02-28

リア王の自裁

2020-01-31

精神

2020-01-02

2019-11-30

クウガは普通

2019-11-01

迷う

2019-10-31

夢想

2019-10-01

昼寝

2019-08-31

四センチ要件

2019-08-21

羅針盤

2019-07-31

おやかたさま

2019-07-01

強い草

2019-06-29

イージー

2019-06-01

ノッカー

2019-05-31

フレーズ

2019-05-31

公言

2019-04-30

2019-04-28

決定した

2019-03-31

校地

2019-03-31

午後の紅茶

2019-02-28

サオウ

2019-01-31

地異ミコ

2019-01-31

パンツ

2018-12-31

ヨンシー

2018-12-31

伊賀忍者

2018-11-30

お延

2018-10-31

モスラの運命

2018-10-07

タモリとの縁

2018-09-30

遺書

2018-09-16

季節の移ろい

2018-08-31

移調された詩

2018-08-22

かまち

2018-07-31

牛と猫

2018-07-19

漁網のウリ

2018-06-30

自殺

2018-06-08

実は唐人お吉

2018-05-28

分岐点

2018-05-20

ガリと私

2018-04-27

2018-03-29

令嬢と独り言

2018-02-24

投身自殺

2018-01-30

少女を叩いた

2017-12-31

2017-12-31

2017-11-30

参議

2017-11-30

中途採用

2017-10-31

キイチゴ

2017-10-31

祈った

2017-09-30

工事中

2017-09-30

女の心

2017-08-31

ドアノブ

2017-08-31

又医者に

2017-07-31

意識

2017-06-30

ダヴ

2017-06-30

屁の軽減

2017-05-27

頑張った

2017-04-30

宇宙人

2017-04-30

鳥の巣立ちの場面かと思ったのですが、そう考えると擬人化されすぎている場面が空想されて、あくまで自分の空想なので、この詩は鳥でなくてもいいと思いました。「あなた」は人間なのでしょう。でも翼を腕と考えると親鳥か、鳥の中でも義侠心に飛んだ鳥が居るのかもしれないと思いました。矢張り全体的にみると鳥の詩と考えるのが素直だと思うのですが。 (いますこし、あなたの木陰に)

2024-11-10

少し長めのセンテンスに詩を読む気が湧いてきたのですが、何か摩擦係数ゼロ的な印象も強いのです。それは企みなのか、この詩の内容から来る必然性なのか、センテンスが途切れずに続いて行く様は壮観だと思いました。 (ホイール)

2024-11-10

日常を異化する内容と言えば、少しく簡便化しすぎた言い方なのかもしれません。そして表現自体が、産毛が凪いでとかうたた寝をする湯気、毛虫が星を数えるなど、異化を超えた、異化の日常化を描いた詩だと思いました。ただその中で「忘れたくなくても、忘れていく。覚えるのは、銀色に光る街をゆく人。」の様な詩行から、記憶に対する不信の念、人の群れなのか、「人」が単独者なのかと私自身少しくいぶかしく思いました。 (フォーク)

2024-11-10

詩の性質を生かした表現だと思うのですが、特に 「ごめんね、地下鉄を何本か見過ごして /後ずさった。このたび ――しらせがきます。 はぐらかすように暮れた空で /あなたとは ≒ はじめ 、〝海鳴り 透明な箱が〟 しばしば、べつに /ぶっきらぼうに →吊るして上げたいけど、」 こう言った記号の多いセンテンスが多い連が気にかかりました。 そしてその中でもこの「≒」、この記号が限りなく近い、限りなくイコールの記号だと思うのですが、「あなた」との近さを言っているのか、今のイコール度に対して、最初はだいぶ違っていたのかもしれず、その辺の事情を言っているのかと思いました。 (おもえば、わたし。うつわにしづか)

2024-11-10

お弟子さんさんコメントを有難う御座います。そうですね、詩作のメソッドは多々あるでしょうが、勿論、他者の詩作品やコメント欄のコメントは大いに参考にしていると思います。詩作の骨法が似ているのであれば私の方も同志を得たような気分です。 (神々)

2024-10-31

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。プロイセン傭兵はアメリカ独立戦争ではイギリス側に味方したようですね。歴史的な考証は難しいので、あまり詩に反映させることはできませんでした。 (神々)

2024-10-31

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。埋葬場所を秘匿するのは政治的な思惑か、自分の一族の結束を願ったのかもしれませんん。あれだけの征服事業を成し遂げ、尚且つその後の世代、特に元寇で有名なフビライなどを考えると、モンゴル帝国の功徳は、現代詩をも照らすガイディングライトなのではないのかと思う時があります。 (テムジン)

2024-10-31

佐々木春さんコメントを有難う御座います。ナンセンスを目指したわけではないのですが、ワンダーワールドは目指していたのかもしれません。プーさんのキャラクター付けをもう少し展開できれば、詩をふくよかにできたのかもしれません。 (ナオとプーさん)

2024-10-30

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。ナオと言うのは私的にはアンドロイド的なニュアンスがあったのは事実ですが、完全な機械人間ではないですね。矢張り血の通った人間としてプーさんと交わってほしかったです。 (ナオとプーさん)

2024-10-30

トイプードルは愛玩動物だと思うのですが、雨がぴちゃぴちゃ跳ねていると言うのは擬音語のぴちゃぴちゃと言うのをあためて意識させてくれる詩だと思いました。 (サンルーム)

2024-10-20

トビラさんコメントを有難う御座います。傷のルーツは深く隠れていると思うのですが、決して分からないものではないのです。プーさんは特に熊と言うわけではないのですが、何か、赤いネッカチーフが詩を引き立てると思いました。そうですね、ピーターパンの器用では、空想的すぎるのかもしれません。 (ナオとプーさん)

2024-10-18

青十字さんコメントを有難う御座います。ああ、縦書きも現代詩フォーラムと一緒で、できますね、このサイトでも。特に横書き派と言うわけではないのですが、確かに英語、フランス語、ドイツ語の詩を考えると、何となく横書きが私にはなじんでいます。確かに日本語や中国語の詩は縦書きだと思うのですが。 (ナオとプーさん)

2024-10-18

「近づいた」と言うフレーズ。「離れていった」と言うフレーズ。「帰ってこなかったのだった」と言うフレーズ。「ぼくはいなくなってしまったんだ」と言うフレーズ。それらが相俟って不思議な雰囲気を醸し出している詩だと思いました。 (循環)

2024-10-18

ベホマとかザオリクが出て来るので、殺してると言うのはゲームの中の事を言っているのか思ったのですが、リアルなこの詩ではニュース報道の話題の中で、心とか身体とか出て来るので、ニュース内容に苦悩しているのかもしれません。 (殺してる)

2024-10-17

カラオケでオーバードーズで死ぬとなると南条あやを思い出すのですが、この詩はあまり関係がないようです。出来得る限り抒情を排した文体だと思いました。「A子は死んじまった」と言うフレーズが気にかかるのですが何か複雑な事情があるようで、この詩を読む興味をそそられるのです。 (去年カラオケボックスで)

2024-10-16

東方の三博士は強くイエスキリストを想起させられるのですが、この詩は聖書の話や、イエスキリストの詩ではなさそうです。第三次世界大戦の懸念でしょうか。戦争を起こすものの暗殺を示唆する詩行。きわめて時事的な詩だと思うのですが、時代状況と切り結ぶ詩は評価が難しいと思いました。 (BIRTHDAY SONGを待ちわびていた地球の終わりに)

2024-10-15

不思議なテイストの詩でした。魂を奪う話?便利な鎌の存在。しかし彼女の自己承諾のもとに行われた行為とは言え、何かペイストがあると思いました。「友達」の定義が曖昧なのかもしれません。特に男女の間に友情は成立するのかと言う問題は人間とサルの間に友情は成立するのかと言う問題より難しいのかもしれません。 (これで良かったんだ。……多分。)

2024-10-15

タイトル通りの詩だと思ったのですが、「すかんぴん」と言う言い方に注目しました。極楽へいこうよと言うフレーズと相俟って「すかんぴん」と言う言い方が浮かび上がったような気がしました。 (お気楽極楽)

2024-10-15

You Tubeを視聴しました。リズミックで、詩がメロディーをつけて歌われているのは新鮮な驚きでした。抗うつ剤をあらうつ剤と読んで居るところはちょっと違和感がありましたが。 (Gene)

2024-10-15

口語詩句集と言うコンセプト。行分け俳句、行分け短歌が思い浮かびましたが、あまりそう言うコンセプトではなさそうです。短歌的抒情とも無縁だと思えます。詩に徹したのだろうと思いました。 (自選 口語詩句集1)

2024-10-15

詩語が現実から一旦離れて、現実を慎重に検討している手触りが感じられる詩行だと思いました。「山脈の本」などのフレーズからは常識的な言い方に対する違和が感じられ、詩語の批判的な表出に繋がっているのでしょう。 (自称老執事の眼球)

2024-10-15

象徴的な詩だと思いました。語り掛けるように、幼年の鳥や太陽に対峙する。記憶を遡行する。タイムの澎湃が感じられます。歴史的現在ですね。過去を呼んで居るが、それが現在時制であるかのように、いききと詩作されている。なので過去がベレー帽になり私は当方に暮れると言う詩行が大変象徴的な行だと思いました。 (人生)

2024-10-15

うねりの由来。問われますが分かりません。「うねり」と言う結果、その結果の効果、うねりの現在だけは分かる。うねりに狼狽(うろた)える。カリユガは調べました。世の平穏に対する疑問。季節の推移の中で大地を湿らせる行為。これが何を意味するのか、詩の核心部分だと思いました。 (うねりの歌)

2024-10-14

「まだ、うたいたい」と、静かに歩みをとめる こんなため息みたいなフレーズが漏れて来る。「ゆるい公園だよ」と言うフレーズ。青い鳥が地上を走っているような感覚を持ちました。 (sénṭəmənt)

2024-10-10

「いつかはすべてが裏目に出る日がやってくると」 こう言う危惧感は杞憂なのかもしれませんが、次の連の煙草の描写と相俟って、一筋縄ではいかない状況が示唆されているようで、緊張感をはらんでいると思いました。 (高野川)

2024-10-10

「ある」が佇んでいます。答えは詩の中にあるのでしょう。 (重なり合う/針)

2024-10-10

この詩を読んで、私的には大学はやはり卒業しなければならないと思ってしまいました。花火大会とか、胞子に求愛。タッチダウンしたいと言う欲望。詩全体から良い影響を受けたいと思いました。 (大学の虫)

2024-10-10

「としょかんのとしょかん」とは何ぞやと矢張り思いますね。としょかんのなかにあるとしょかんなのか、としょかんのなかのとしょかん、つまりよりグレードの高い図書館の事なのか、判断に迷います。正解はないのかもしれませんが。雰囲気と言うか匂いがあると思いました。影のみずたまりだとか、すり抜けることのできる僕など。物語を許容する雰囲気がいいのかもしれません。 (としょかんのとしょかん)

2024-10-10

私と言う統括者が比喩をばらまいているようなそんな印象を持ちました。詩における比喩の大切さを思います。少年、待ち人、置き手紙、ジャズのリズム、ミミズ、苛立つジンジャーなど拾って行くと、詩の世界が広がると言うよりはむしろ、詩の世界に溶けて行く比喩が強く意識されました。今日が終ることのない世界はネバーランドみたいなものなのかもしれません。 (フォーク)

2024-10-10

愉快な詩ですね。デュカキスは一体誰だったかと一瞬思いました。コナンドイルはよく知って居るつもりですが。ルールやルートが全ての外枠なのかもしれないですね、詩にとっての外枠だけではなくて。 (日曜日の呪縛)

2024-10-09

現実では有り得ない手術の場面だと思うのですが、「コント原稿」とタイトルを読めば納得がいきます。「まれによくある」のセリフが最後は医者と患者の両方のセリフに。助手があきれているのもわかるような気がします。患者の止まらなくなる二語の繰り返しに、詩語の開拓があるのではないかと思いました。同じ二語を繰り返すだけなのですが、医者や助手に言わされているというよりはむしろ、医者や助手に共鳴している患者だと思ったからです。 (コント原稿 手術)

2024-10-09

「習作」と言うタイトルに惹かれます。堕落形態を書いた詩ではないと思います。散文詩なのでしょう。これまでのプロセス、、我々はどこからきて、どこへ行くのだろうか、と言う哲学的な問いが具体的な衣をまとって、詩作されていると思いました。 (習作)

2024-10-09

思い通りに成らぬ言葉は硬質なものなのかもしれません。「しびれたからだ」が言葉の比喩であるかのように感じました。 (松山にて)

2024-10-09

何らかの不安がその人を成長させることがあるのかもしれません。それがポエジーの昂進であれば、心が震えるでしょう。山は大きく可能性は高いのです。人間の精神が躍動する聖地を求めているような気がしました。雨が上がり虹がかかる。そんな契機が詩の始まりであれば、最高のような気がします。 (寒暖差)

2024-10-09

鳥と木の友情であろうかと思いました。群れから離れた孤独な鳥なのかもしれません。木に懺悔の告解を行っているのとは違うのかもしれませんが、何か宗教の萌芽みたいなものがこの詩から感じられました。勿論鳥を擬人化しているとは断定できないでしょう。敢えて木と鳥の個別的な、具体的な全貌化を避けて、かと言って思弁的な内容に徹しているわけでもない。鳥の叙事詩なのかもしれません。 (いますこし、あなたの木陰に)

2024-10-05

葛藤があるのでしょう。不安や葛藤の中でポエジーを高めて行く過程がこの詩にはあるのかもしれません。 (愛)

2024-10-05

「お前はどんぴしゃ正論打ち付ける」 こんな詩行にハッと立ち止まります。穴の向こうの揺るぎない真実にも立ち止まりましたが、「正論」と言う言いかえが印象的だったのかもしれません。 (青侍)

2024-10-04

初連(第一連)と最終連(第五連)のコントラスト、対照で読めると思いました。「本当のこと」「本当の言葉」。田んぼに逃がされた蛙が象徴的で、間をつないでいるように見えました。 (九月の夕立ち)

2024-10-04

蜃気楼情報とあるので、想起したのですが、芥川龍之介が自殺した年につまり、芥川龍之介が昭和2年に発表した「蜃気楼」と言う小説がありました、賛否分かれる小説で、最高傑作とまで評価する人もいたみたいですが、作者自殺した年に執筆、発表された小説なので、いろいろと物議をかもしたのでしょう。この詩ではその後風に倒された草が出てきます。生きていた馬に食べられたことと相俟って、その象徴的意味を考えることがこの詩を解明する事に成るのかもしれません。 (新生)

2024-10-04

天使が羽根を落としていったエピソードが印象的ですね。また生え変わるだけなのかもしれませんが、外部から眺めると、何か永久不変なことまで想起させられるのです。 (青い、)

2024-10-04

図鑑で知る花の構造。得難い体験だと思うのですが、さらに雲の名前に詳しいエピソードまであります。それらが不登校的な状況と相俟って、どのような詩の効果を持つか、探らなくてはならない。そこらへんが詩を読む楽しみであると同時に、困難なところでもあるのでしょう。 (不登校)

2024-10-04

論旨が明快な詩で、焼きそば時の葛藤とか、思いの丈をぶつける場合の葛藤。「二拓あると、いい!」と言う明快な明言。「アイスクリームもおっぱいも」と断言されると多少懐疑的な気はするのですが、「人間の好みも、いつもどれでも」と断言されると勢いやリズムに押されていいねと思ってしまいます。 (二択あると、いい)

2024-10-04

矢張り吉野弘の「I was born」が言及されていますね。出生にまつわる話はデリケートな話題なのですが、そこを弁えたうえで、具体例を工夫して詩作したのだと思いました。 (僕の「I was born」)

2024-10-04

繰り返される直線25°の意味を自分なりに反芻して見ました。答えは出ないのですが、有機交流電灯は他の方も指摘されているのかもしれませんが、強く、宮沢賢治の春と修羅を想起しました。 (直線25°)

2024-10-04

四連目の料理の描写が印象的で、素材の説明なのかもしれませんが、説明で終わっていない、ところが、気分がマシになった原因ではないでしょうか。そして愛猫の登場で、詩は一気に骨格を明瞭にしたような気がしました。糞尿だけではなくて、キラキラした幼少を眺めるような過去の回想。詩が一気に開花しました。 (好ましい物)

2024-10-03

名前が呼ばれたと言う事で、卒業式かと思ったのですが、どうも違うようです。ズバリ後の方で新学期新学期、初めてのホームルームとありますね。これは懐かしい詩だと思いました。こう言う詩は稀有なもので、韜晦趣味が全くなくて、素直な感情の流路、描写の流路があると思いました。教室から見る校庭の描写はよくあるのですが、この詩では何気ない描写に潜む、人間の不安感や、畏怖の念がさり気なく示唆されていると思いました。 (四月になると)

2024-10-03

時が物凄く遅く流れるとは、主観的な意識なのか、客観的な叙述なのか、どちらにしても、贅沢な悩みとは言えなさそうです。最後の連の悩み。現実に向き合えない僕の心。これがこの詩の核心だと思いました。 (錯覚の中の現実)

2024-10-03

「思い」の不滅さ。不滅なる問いが君臨して、この詩が不滅の予感で満たされていると思いました。 (永遠)

2024-10-03

画用紙で家を建てたのですね。それで息を吐くように崩れて行く家に納得がいったのですが、最初のフレーズを忘れていたので、慌てて最初から読み返しました。死んでしまったアゲハ。僕が死なせたのか、「その人たち」が死なせたのか。ああ、でも大きな画用紙で、とあるので、もしかしたら、本当に人が住める、今流行りの?厚紙で出来た家なのかもしれません。 (ハーメルン)

2024-10-03

ああ、マリファナ、大麻。神経症の中年は何を夢想するのでしょう。みやこレストランとはどこにあるのでしょうかと思いました。 (ー)

2024-10-03

武士道残酷物語や青春残酷物語が思い浮かびました。この詩で言うと労働残酷物語でしょうか。第一連の蟻たちが象徴的で、第二連以降で労働のリアルな実態が余すところなく詩作されているようで、現代の何とか残酷物語のような気がしました。 (蟻)

2024-10-03

ジュテームと言うフランス語が着地点を探っているような気がしました。解けないみたいだという悩み。常識的には「ジュテームだけじゃ解けないみたいだ」と続けて読むのでしょうが、詩ですので「ジュテームだけじゃ」と切ってしまって世の中ジュテームだけであるかのように思います。そしてボソッと「解けないみたいだ」と言っているという風に読んで見たのです。 (有給アフェア)

2024-09-30

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、ノイズですか。現代詩でノイズと言うのは個々の詩のタイトルや用語としてはあるでしょうが、時代を象徴する名称で言えば現代音楽の方とかにあるのかもしれません。珠玉傑作が埋まっている確率は低いでしょうが、多少でも埋まっているに違いないという確信が詩心が高まる契機なのかもしれません (確認する癖)

2024-09-30

九十九空間さんコメントを有難う御座います。確かにダースベイダーの様な存在しないことが確定しているものを怖がることは難しいと思います。確固たる世界観の中で詩が躍動すればいいと思いました。ワンダー(不思議な)感覚は意図せざるものだったのかもしれません。 (確認する癖)

2024-09-30

ただの愚痴ではないでしょう。矢張り詩なのです。何が消えたのか、だれが消えたのか、その探求がこの詩を解明するのかもしれません。 (新秋早々)

2024-09-30

簡潔な詩語に、無駄のなさ以上の意味があると思いました。光と闇の対立は感じられませんが、隠れた主題が何か含まれているのかもしれません。 (歩く)

2024-09-30

個人的遍歴は、忌避されやすい題材なのかもしれませんが、それを詩にする勇気と、ある程度のポエジーの発露で、成立していると思いました。エロ本と言う性遍歴。年齢の枠組みを超えて、訴えて来るものがありました。 (性典)

2024-09-30

秋乃 夕陽さんコメントを有難う御座います。日常と空想のあわいですね。間(はざま)と言うのか。混じり合いながら、それらが詩のいい色、ポエジーとなれば良いと常々思っています。 (確認する癖)

2024-09-30

ああ、この詩を読んで、相当勉強になったと思ったのですが、この詩人は非実在性が高いと思いました。私は本気でアメリカの戦後詩の精髄だと思ったので、そう言う点では、いかにもありそうな英語の現代詩と言う事で、勉強になったと思いました。 (アラン・マッケル詩撰集(*翻訳の手習いに))

2024-09-30

来るべき未来。恍惚と不安が入り混じった日本資本主義の将来と自分の可能性。家族会が光り輝いています。岩城琴美を資本主義を満喫できないまでも、その歯車として、資本主義のエッセンスを体現しているような気がしました。 (穂月知実~マシーン)

2024-09-30

真実と向かい合う瞬間はそうないのかもしれませんが、もしかしたら、それはポエジーの高揚時と一致しているのかもしれません。「本当の星」「真実の星」は意外と近くに転がっているのかもしれません。 (愛を調和させる)

2024-09-30

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。図鑑は暇潰し以上の効果があると思います。ポエジーを高める効果があるような気がするのも偶然ではなくて、図や説明文から惹起される、効用は想像以上に大きいのかもしれません。 (確認する癖)

2024-09-30

stereotype2085さんコメントを有難う御座います。ああ、閉塞感ですか。詩作の通例として、自分を追い込んで、比喩を磨こうとしたのですが、隘路に陥ったのかもしれません。サンシャインビルやメトロポリスのような言い方を詩語に適用するのは慎重であるべきなのかもしれません。 (溶けた水)

2024-09-30

ポピュラーソングをカラオケで歌うのは、ある種の高揚感があって、ポエジーを磨くのに都合がいいのかもしれません。スナックと聞くと、何かある種のアルコール臭ではなくて、高揚感があるのではないでしょうか。 (穂月知実~西山智の歌)

2024-09-30

答えは有ってないもの、そんな中で、目の前の小さな幸せ。当たり前の毎日に湧いたポエジー。つらくなりながらも、偶然の僥倖に心が震えているのかもしれません。 (目の前に小さな幸せがある)

2024-09-30

桃と言えばピーチと言いたくなるのですが、ばらは桃色かいと問う冒頭部分。自己紹介を異化していると思いました。 (ハローおれの自己紹介)

2024-09-29

再生ボタンを押して食べる苺はプラスチックなのですね。丸呑みされる。退化の流れだろうか、顎が溶けてなくなる。摂取量で勝負するプラスチックストロベリーは悪魔の食べ物なのかもしれません。 (プラスチックストロベリー)

2024-09-29

You Tubeがノリノリな歌で、詩が大変個性的な詩ですね。X(旧ツイッター)のツイートのような内容で、批評性が感じられる詩だと思いました。詩と言うジャンルそのものを批評している詩のように感じられたのです。「著名人」、「文学極道」、「世に出るチャンス」、「お弟子さん」など、語の定義や、フレーズの印象などを問う局面の多い詩だと思いました。 (弟子のTOYVOX!JOYなものが何でも入ってる。/お弟子さん)

2024-09-29

補聴器が歩調木と言うのは洒落ていると思いました。耳には雪が詰まっているからなのですが、名札無しで行けるところは、永遠に真っ白なうえに、名札の倉庫なのかもしれません。 (ペーパーレスカンパニー)

2024-09-29

水槽の水があふれていて、泣いているみたいと言う比喩に安心感があるような気がしました。この詩は水槽や指先が主役のようなものかもしれませんが、「見えないオブジェ」とは何かと考えると、この詩にはミステリーがあるのかもしれません。 (指先のアクアリウム)

2024-09-29

矢張り、印象的なのはルビではないのかもしれませんが、最後の行の「花火が弾け」のルビ?らしき箇所の「曼殊沙華が揺れ」ですね。アルゴリズムではないですが、詩の流れと終焉を言っていると思いました。煙草のメロディーはベースラインを成しているのでしょう。最初の「あわいデブリ」は地下に潜行した形で、全ての詩行に反映している内容なのかもしれないと思いました。 (累扇景)

2024-09-26

青十字さんコメントを有難う御座います。確かに「暗殺」と言う名詞は私自身強烈だと思いましたが、サンシャインビルと言う用語と拮抗させようとしたのだと思います。もう少しバッファーゾーン的な言葉なり、暗示なりが必要だったのかもしれません。 (溶けた水)

2024-09-26

蕎麦屋の娘さん再コメントを有難う御座います。ああ、そう言って頂ければ詩作した甲斐がありました。 (アンナプルナ)

2024-09-26

蕎麦屋の娘さんコメントを有難う御座います。「安易に」は主観的な印象だと思います、私自身の。最初の一行から、終わりまでで、「安易に」の必然性か感じていただけたのなら、詩作した甲斐がありました。 (アンナプルナ)

2024-09-26

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、実際の登山ですか。谷川岳は遭難者の多い山として有名なのですが、高さではアンナプルナの方が圧倒的に高い。詩においても、このチグハグ感が詩を書くモチベーションなのかもしれません。 (アンナプルナ)

2024-09-26

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。ダーザイン氏への言及は唐突だったのかもしれません。詩の解釈は厳格であるべきでしょうから、実際の詩の中に安易な直接解釈は表出すべきではないでしょうが、示唆する事ならできると思ったのです。 (アンナプルナ)

2024-09-26

雨の味ですか。長さや容積や通貨の単位や重さ。それら全てに「一」が配されて。「きみにあえてよかった」事がすべて平仮名で記述されて。風に死んでいくとはどんなことか、瞬きのたびに忘れて行くこととは?謎に答えがあると限りませんが、謎の追及が詩を解明する事に成るのかもしれません。 (手遅れ)

2024-09-25

土砂降りな雨に濡れて居る、「おまえ」は誰か。問いがこの詩に溶け込み、答えもこの詩に溶け込んでいると思いました。大きな黒い瞳や、うなじや首筋の甘いにおいなど特徴は列挙されています。サファイヤの指輪や、香水で「おまえ」が分かるのだろうかとこの詩から挑戦状をもらった気になりました。私がその挑戦状に対してどう考えるかでこの詩をどうとるのかが変わってくるのでしょう。 (息と瞬き)

2024-09-25

雨イコール音楽と言う発想には共感出来ます。何か雨には悲喜こもごもや、人に発想の源を提供するある何かがありますね。この詩では雨に対する定義と言うよりはむしろ、雨が醸し出す抒情、雨が強要する感情の絵図面みたいなものが開陳されていると思いました。 (雨)

2024-09-25

通常は「無感情」だと思うのですが、もしかしたら「無関心」と言う熟語からの連想なのかもしれません「無関情」と言う言い方は。「碧」に染められるとは。もしかしたら「碧」と言うのは「永遠」と言う言い方と親和性が高いのかもしれません。 (憂闇。 融闇。 夕闇。)

2024-09-10

「わたしはいつでも誰かをすり抜けていくから、」。「わたし」はゴーストであろうか、エーテルであろうか。そもそも一番最初に新幹線に乗って「わたし」は風や真空になってしまったのかもしれません。スタバの場面では「わたし」は物理現象そのものになっているのかもしれません。「映像に流れるわたし」はバスに乗り、景色そのものになってしまっているのかもしれません。森に着きますが。その後の場面を読んで居ると、スタバの残照、バスの残照、そして「わたし」は魚を放ちます。「魚」が「わたし」なのかもしれません。 (ストリーム)

2024-09-10

「異界」がキーポイントの詩だと思うのですが、声の主はマネキン?など興味深い内容がありました。栃木と言う土地の性質、「ひとのいとなみのないところ」はイコール「異界」なのか。限りなく近いだけで、作者は区別しているのかもしれません。 (だれにもみせない文章)

2024-09-10

「手には凶器 感じていたのは狂気」 ここに戦慄を感じます。雰囲気も感じますが、この詩は詩碑を意識したものなのかもしれません。幸福に飢えている獸とは何か「獸」のポエジーがこの詩では吠えていると思いました。 (夜獸 )

2024-09-10

メルモsアラガイsさん五度のコメントを有難う御座います。海に降る雪は知って居るとは言っても、こっちの勝手な断定なので、文芸上の真なので、ある意味曖昧な断定ですね。ただ真理に到達するプロセスを欲していたのかもしれません、この詩を詩作する過程で。 (人類と海)

2024-08-31

(無意味な底流でゆらゆらする形のない何かが一人称になったり三人称になったりして性の欲動と永遠の間に果てしないエネルギーが私を私にする) この詩行に注目しました。形のない何かとは何か。果てしないエネルギーが私を私にするとはもうちょっと詳しく説明するとどんなことなのか。など、どうとればいいのかが分かれば、この詩はもう少し楽しめると思いました。 (どんなだったかな)

2024-08-31

メルモsアラガイsさn四度のコメントを有難う御座います。エクリチュールの問題ですか。天井の声。詩を発展させるには自分だけでは無理なのかもしれません。 (人類と海)

2024-08-31

金属音と来れば、鉄筋コンクリート造の家を作っているのかもしれません。次の行で子供のはしゃぐ声。未来志向が感じられました。 (┣希望の音┳キボウノオト┫)

2024-08-31

atsuchan69さんコメントを有難う御座います。ああ、「だけど」ですか。確かに散々「海に降る雪は知って居る」として来たので、妥当なところなのかもしれません。人目や人科が人間以外にも使われるようになったので「人類」の定義は以前に比べて難しくなったと思うのですが「食べ物の生る木が海に生える」は具体性があるともうちょっと説得力が増したのかもしれません。 (人類と海)

2024-08-31

万太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、詩の定義は広いんじゃないかと言ってもらえると安堵します。ユーモア詩ですか。私もありなんじゃないかと思えました。コメントに救われましたね。 (人類と海)

2024-08-31

メルモsアラガイsさ再々コメントを有難う御座います。そうですね、私も編集機能が欲しいと思うことがあります。確かに詩の定義は難しいですが、「叙述」ですか。「詩である」事には努めたいですね、ここは詩のサイトなので。 (人類と海)

2024-08-31

メルモsアラガイsさん再コメントを有難う御座います。ああ、誤字脱字ですか。そうですね、人間の介在、人間性、個性、「だからなんなんだ」と言われないような詩作を心掛けたいですね。しかし海に雪はありふれたフレーズでだからこそ、迷いがあったのかもしれません。 (人類と海)

2024-08-31

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。鴨長明の「方丈記」ですか。冒頭部分はよく知って居るのですが、森羅万象ですか。私の個性ですか。個性を消すのも個性と対抗するつもりはないですが、「個性」は詩に生かしていきたいです。 (人類と海)

2024-08-31

「飛ぶものは鳥じゃなくてゾウだっていいんだ。空をはばたくのはキリンだってかまわない。地球はもっともっと混沌としている。」 こんなフレーズに立ち止まります。ポエジーを涵養していますね。 「神様がお箸でつまんで、用意された食器のなかにみんな並べられて、完成したんだね。」 こんな発想には神話の骨格に対して思いを致す事に成ります。 夢を見ることの大事さが分かったような気がしました。 (食事の用意)

2024-08-31

短歌ですね。異郷感、残酷な物語、「かすむひかり」、死後を迎える鳥、問いと言う橋、カラスアゲハ、イメージの花、樹木のように、街路樹のざわめき、最初の息、鮮血の空など、読み応えがあると思いました。読み解く楽しみがあるのかもしれません。 (予期と覚悟)

2024-08-31

フィラデルフィアの夜にと言うフレーズが独特の雰囲気を醸し出していますね。ごみの悪臭の話題、ゴミや悪臭と言えば、定番の蠅なのかもしれませんが、ウジ虫と言えば蝿の前身。洪水被害。「地獄」とは何であろうか、生ゴミがきれいになくなっていて、針金で出来た蝿もまた二度と見ることはない。針金でと言う言い方から、ジャコメッティをふと想起したのですが、この詩では関係ないのかもしれません。 (フィラデルフィアの夜に 53)

2024-08-31

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。鯉には思い入れがありました。鯉が泳いでいる川が近くにあるからですが、「新しい」と言ってもらえると嬉しいです。 (除去)

2024-08-31

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。タヌキの奏でるハーモニーを無くすと喪失感が生じるので、自分でもあまり意識して居なかったのですが、人間にとって必要不可欠なものの比喩だと思いますね。常識的に民話的、日本の伝統に繋がるような、民謡だとか、民具、農耕用具を象徴するものとしてタヌキを登場させたのかもしれません。詩では直接的な内容としては反映させられなかったのですが、如上のような内容が通奏低音のように、背景的な事実として、常に念頭にあったと思います。 (パーキングエリア)

2024-08-31

私が「わたし」であることに対する違和感、自同律の不快が根底にあるのかもしれません。宇宙の話は興味深く読みました。極端に大きかったり、極小すぎて理解し辛い世界の話でも、全ての起源に繋がっているのかもしれません。 (生きた! いま、たぶん)

2024-08-31

全体を読むと何か不気味な、不条理なテイストの作品だと思いました。安部公房を思い出すのですが、身元を失ったというか、死人になってしまって戸籍が死人にはないと言うと釣りなんかどうでもよくなってしまうような気がするのですが、あくなき釣りに対する執着がこの詩を成り立たせているのかもしれません。 (老人と海とロマンシネ)

2024-08-31

日記や宝石を砕く海。海を見ての感想。何か韻文と散文、小説と詩が混ざり合ったようなそんな印象を受けました。想像力を働かせるのに、海は好材料だと思います。海のない国と言う事で言えば、日本の中の内陸部の海に面していない都道府県の事をふと思いました。 (海)

2024-08-31

一行目はストリーキングを想起されるのですが、何か、歴史と言うかネット詩の歴史が回帰したり、渦巻いているようにも感じられました。死刑台は強烈な象徴性を持つと思いました。ベルリオーズの幻想交響曲を想起しました。 (カルフォルニア・ブルー/青十字@ao10ji)

2024-08-30

「人の為」や「なんとなくかっこいい」。どちらも難しいと思うのですが、水道水にロマンを感じるですか。「やり甲斐」と言うのも難しいと思うのですが、「難しくなくていい」と言う発想には、何か根源的なものを感じました。 (ロマンと日常)

2024-08-30

ふと、立原道造の「はじめてのものに」や「のちのおもひに」を思い出しました。内容的には全然違うのですが、雰囲気と言うのか、トータルの感じが似ていると思ったのです。「悪夢の理由」ですか。やはりこの詩に即して言わねばと思いました。矢張り「黒く塗装された左の掌に、赤いバラが咲いている。」など印象的なフレーズがありますね。 (蝶々のような)

2024-08-30

心理描写に巧みな詩なのかもしれません。外界の描写がそのまま心理に通じるような、そんな印象も受けました。 (吊るされた男)

2024-08-30

詩論的な詩かと思いました。オートポイエーシスや、フラクタル、無限、横文字が並べば、やはり刺激されます。レトロウィルスと聞くとちょっとドキッとするのですが、この詩のスパイスになっていると思いました。 (オートポイエー詩ス)

2024-08-29

マドレーヌちゃんが湖でアヒルを釣ると言うフレーズが印象的なのですが、ちょっと有り得ないようなことだと思いましたが、イデアの真実があると思いました。湖面に浮かぶアヒル、どうやって釣るんだ、何で釣るんだと真剣に考えてしまいます。この詩の宿題なのかもしれません。 (N2ファンアート)

2024-08-29

単に子供のころへ戻りたいという回帰願望ではないと思いました。今と過去をしっかりと比較して、展望が開けないかと模索するポジティヴな態度。その態度が明日を開き、詩の展望を開くのだと思いました。 (思い出のひまわり)

2024-08-29

シミか水玉か。歪んだシミには合わせなくては。「そんな腹づもり」とは何かと言う国語の問題に正解できればこの詩が分かるような気がしました。 (似合う服)

2024-08-29

「言葉にできない」、この感覚。言葉以前が言葉になっているような、言葉以前の状態に背中を押されているような不安。この詩ではYou and Iの関係が、先細ることなく、これから太くしていこうという欲望すら感じられました。 (分からないです)

2024-08-29

まだ青いですが、「木の実」と言う秋の季語、木の実落ちと言う現象を体育館傍のアスファルトで見ました。私の体験ですが。しかし秋の蝉は本当に少なくなりました。夏の蝉も少なくなったのかもしれないのですが、秋の蝉は壊滅的で、ヒグラシが全くいない。法師蝉が僅かにいて、ちょっと鳴いたら直ぐ居なくなってしまう。この詩を読んで思ったのは繊細な季節感と言うよりは、むしろ、季節に取り込まれまいとする近代人の抵抗ではないでしょうか。狐の嫁入りと言う雨現象も出てきましたが、ラジオや数字、虫取り網や少年。公園の雪や砂場、水飲み場の蛇口。教授の態様。月日が過ぎても、遊具や、シロツメクサは変わらないと思いました。「僕」が見つめているのは、季節ごとに変わって行く事象の中で、変わらない不変なもの、透明なものへの希求を反映した、現実の真実だと思いました。なので詩語の透明化を心掛けているような、そんな感じが読んで居て感じられるのです。 (秋はまだ、探さないことにする)

2024-08-29

歪な「ぴったり」。考えさせられます。習慣と化す見て見ぬふり。電車の中やバスの中、そして公道、記憶が回り出すようです。寝たり、朝を待ったり。緑色のカーテン。聖書のレビ記。人間の呼吸や君の匂いは自然からのプロテクトなのかもしれません。 (アイマスクハイパーループ)

2024-08-29

数字の羅列に正直ビビりました。その後、文章が続くのですが。何かゲームの原作だろうかと、魔界都市東京と出て来るし。そして最後null出力と。1ですか。ますます謎が深まったような。プログラム言語と、ゲーム内容が同時に登場したような。詩の実像のとらえ方に迷いが生じました。 (83 104 105 102 116 45 74 73 70 真実 青十字@ao10ji)

2024-08-17

自然そのものに対する苛立ちがあるのかもしれません。すり抜けていく私。釣り竿のリールのエピソード。確実にキャストされるルアー。名前の消された停留所とは。もしかしたら単に忘れられただけの事を、故意の行為でそうなったと言っているだけなのかもしれません。 (ストリーム)

2024-08-17

ジョンが空から降って来た 照れ笑いを浮かべて 家に訪問者が居るんだ 早く帰らなきゃと去って行く ジョンはサルと共に去って行く さようならが道路に落ちていて 青田道に風が吹く 風が時を教えてくれる 風に吹かれてジョンの笑いは 皮肉な笑いに変わる 訪問者は田道間守だったようだ (B-REVIEW 8月のお題詩「愛の爆弾」「さよならを教えて」)

2024-08-12

ハナムグリ、カナブン、コガネムシなど、区別が難しいのですが、「それでいいんだ」と言う割り切り方に潔さを感じました。 (天の邪鬼)

2024-08-10

モヤシになるとか、ナンセンスなどと思わせない、毅然とした態度がこの詩からは感じられました。シラスの気持ち。雑魚ってひどい言われよう。女だてらに野良犬でした等々。内容にかかわらず、詩にするんだと言う決意表明みたいなものが深度に感じられる、そんな感じがこの詩を屹立させているのだと思いました。 (変身)

2024-08-10

しりとりのくだりが面白い。「君」はねをあげてしまう。きみと見た空を飛ぶ夢。うれしい気持ち。中華料理屋のエピソードは心温まります。髪の毛座のエピソード。目がしみている。すべてのものが混然一体となってこの詩を成していると思いました。 (未来の発明)

2024-08-10

「記憶を手繰り寄せた」 この一行のさり気なさが、この詩の眼目なのかもしれません。「ひとりの夜」。別にポルノグラフィティの歌を思い浮かべる義務はないと思うのですが、何か詩以外のジャンルとの融合を望んでいるような、そんなにおいがあるのかもしれません。 (窓)

2024-08-10

鍵括弧の平仮名だらけの部分。簡潔な日本語。こころが、まとめて、はじけた、までに早さよりも、簡潔さからくる詩語の無駄のなさを思いました。膿と海の相同性はよくわからないのですが、その膿が海に流れる。海と空はもともと広大なのでそれらが「広がり」と、敢えて言う時の作者の狙いがこの詩の骨法なのかもしれません。 (リボルバー)

2024-08-10

ぺえ太さんコメントを有難う御座います。ああ、自動翻訳ですか。独特の風合いと言うのか、直訳調のようにも見えるのですが、それに収まらない感じがあると思います。そうですね、仕掛けは企業秘密、そんな感じだと思います。 (除去)

2024-07-31

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。傑作と言う評価、詩作した甲斐がありました。「鯉」の内容がもう少し深められればと思っていました。 (除去)

2024-07-31

ぺえ太さんコメントを有難う御座います。エニグマ暗号ですか。勿論専用の変換器を売りつける魂胆などないのですが、地中海水平線上ですか。巨大な疑問符の解決編的な詩でも書ければと思います。 (パーキングエリア)

2024-07-31

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。本物の狸には負けるのかもしれません、イメージの狸は。猫は肉食動物、狸もそうなのかもしれませんが、性質の違う動物でしょう。助詞の省き方や、文の区切りですか。難しいですね、工夫のし甲斐があるのかもしれませんし、考慮する価値はあると思いましたが、詩作の流れの中で反映させることが出来るかどうかは未知数だと思いました。 (パーキングエリア)

2024-07-31

テイムラー隆一さんコメントを有難う御座います。イメージの破綻が無いように、詩の連想がフォルムを成すように詩作しました。詩内容が詩的感興を起こすように工夫しました。 (パーキングエリア)

2024-07-31

yutaka77さんコメントを有難う御座います。そう言って頂ければ詩作した甲斐がありました。 (パーキングエリア)

2024-07-31

佐々木春さんコメントを有難う御座います。ドンイワタは主人公格なのですが、私的には手のひらが主人公でもいいかなと思っていました。海外文学はちょっとは意識していたのかもしれません。 (ファン)

2024-07-31

メルモsアラガイsさん再コメントを有難う御座います。手のひらとドンイワタ、歯の指とドンイワタ。「我々」の憧れ。トータルで考えると、手のひらが主人公なのかもしれません。 (ファン)

2024-07-31

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。モンティパイソン、イギリスですね。空飛ぶモンティパイソン。実際の「岩田」さんを考慮しなかったのは、迂闊でしたが、何か実質的な該当者探しが始まりそうで、やきもきします。そして矢切の渡しですか。イメージの連鎖を思います。 (ファン)

2024-07-30

万太郎さんコメントを有難う御座います。創作した後に気付いたのですが、指の位置を考えると、手のひらの口の中にさらに歯に当たる指がないとおかしいのかもしれないと思いなおしました。その辺は説明抜きで、がしがし創作したので如何様にも解釈できるのかもしれないと思いました。常識的な指がにょきにょき器用に動いて、手のひらの口の中の咀嚼物を嚙めないことはないのでしょうが、矢張りそれこそ別のレベルで常識的に考えると、手のひらの口の中にさらに、歯にあたる指が無いとおかしいといまさらのように思いました。私としては総合的に判断してこのままでいいと思ったのですが、創作余談として如上のように思いました。 (ファン)

2024-07-30

秋乃 夕陽さんコメントを有難う御座います。マックスエルンストですか。ダリみたいな画家だったかと思いますが何か、詩に応用出来た側面があったのであれば望外の喜びだと思います。詩作した甲斐がありました。 (ファン)

2024-07-30

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ドンイワタは宇宙刑事ギャバンのドンホラーあたりからの連想なのですが、勿論、実体的にはそう言った形式的な連想ではすまないものを孕んでいます。そこのあたりは説明し辛いので、想像して頂きたいところです。 (ファン)

2024-07-30

メルモsアラガイsさん再コメントを有難う御座います。ハイドリヒの妻リナは自分の中でも自然に出てきたものだったのですが、もう少し使用上、慎重に処した方が良かったのかもしれません。 (尊重)

2024-07-30

湯煙さんコメントを有難う御座います。ああ、良質なきな粉ですか。賢治童話とは意外でした。私が賢治童話を読まなさすぎなのかもしれません。「労働」に関しては別に一家言あったわけではなかったのですが詳しく書いてみました。「犬」と「労働」は繋がりが深いと思ったのです。 (尊重)

2024-07-19

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。ああ、黄金の粉ですか。確かにハイドリヒの妻であるリナまで出したのでちょっと誤解され易かったのかもしれません。黄な粉は、勿論黄金の粉ではなくて、大豆から作られものですね。「きな粉」と書けば良かったのかもしれません。啓蒙や風刺の意図は多少はあったと思います。 (尊重)

2024-07-19

完備さんコメントを有難う御座います。ああ、読者の存在ですか。確かに詩読者の事は忘れがちで、自分にこもりがちなのですが、自分のポエジーに閉じこもってみました。面白くない、言葉が平坦だと言う評言は重く受け止めたいと思いました。 (尊重)

2024-07-19

takoyo2さんコメントを有難う御座います。そうですね、黄な粉は葛餅やわらび餅やいろいろな和菓子に使われていると思いますが、この詩ではナンセンスな、犬が黄色くなったりと、若干、違和感があるのかもしれませんが、当然、常識的な内容も強く意識して居ました。それは黄な粉では出さずに、ハイドリヒの妻リナなど、違う側面から、内容化したのはちょっと分かり辛かったのかもしれません。 (尊重)

2024-07-18

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、グレタちゃん。そしてチャッキー。環境活動家的なテイストや、ホラーテイストを意識したわけではないのですが、グレタちゃんとチャッキー人形が似ているかどうかは判断を差し控えたいですね。 (私の中の)

2024-07-18

むたんちゃんさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、イメージの錯綜があったのかもしれません。何とか詩的イメージに留めようと努力したつもりでした。喉は乾いて居なかったのですが、イメージが乾いてしまったのかもしれません。 (私の中の)

2024-07-18

横浜の中華街と言えば、中区の関内でしょうか。馬車道。 「人はあまりに酷い経験をすると無口になる」 こんなフレーズ。赤い靴の少女。本居長世作曲、野口雨情作詞の曲が思い浮かびました。 (横浜百景)

2024-07-13

長い生き物とは蛇であろうか、蜥蜴であろうかと想像力をたくましくして、燕の話題は詩を賑わしくすると思いました。蛇の脱皮、燕の恒常性、芋けんぴの袋。死んだ後の霊魂の話。商店街に住み着く覚悟。壊れたことのある機械の存在。「自慢」の美しさは説明が難しく、詩化し辛いのだろうと思いました。 (丘)

2024-07-13

火垂るの墓や、宮沢賢治、などを想起しました。描写が繊細で妹に対する屈折した感情の吐露であろうかと思いました。 (葉舟)

2024-07-13

毎日繰り返される日の出日の入り。地球の真ん中は意外とごつごつとしていたり柔らかかったり、予想に反して散文的なのかもしれません。地球の真ん中が詩で哲学をするのは難しく、抒情に走れば軽すぎると言っているようです。 (球と私)

2024-07-13

植物の手入れは、ある種の人間的な感情を惹起して、繊細な手触りが、心を擽るものなのかもしれません。剪定作業の見据える将来時制は、植物を美しくするのかもしれません。 (あぢさゐ伐らる)

2024-07-13

美しい言葉に復讐されてと言うフレーズはどうしても田村隆一を想起するのですが、田村とは違って、「言葉なんか覚えるんじゃなかった」と言わないところが新しいと思いました。「言葉を覚えていてよかった」ですね。ゆっくりと抱きしめてくれる言葉は人間の友なのかもしれません。 (帰途)

2024-07-13

ある別れが始まりの予感を示唆しているのかもしれませんが、この詩ではわかりません。子らは残され、詩種が残されたのかもしれません。詩の空気みたいなものが漲っていたのかもしれません。「人の仔」をお創りになられたものを安易に神と呼ぶべきではないのかもしれませんが、先験的な神、超越論的な神が潜んでいるような気がしました。 (夜の星)

2024-07-12

デジタルの海とはよく言われることなのですが、そこにはまる人間の運命はと考えると、漂着先が夢の国とは限らないような気がします。何か「無限大」と言う言葉にはっとしました。 (デジタルネイティブ)

2024-07-12

さわやかな抒情が軽やかに舞っているような。渡り鳥の去った後の部屋とは。この一行の解釈がこの詩の秘密を握ると思いました。 (渡り鳥)

2024-07-12

はないちもんめと言うと子供の遊びだと思ってしまうのですが、キリスト復活の儀式のような重大な背後事情が感じられました。太夫の存在。チッペンデール。ザクロの実。アニマルマスクの一行。ボディーハーネスを装着したチッペンデール犬が地獄で吠えているような気がしました。 (Yの葬列)

2024-07-12

復帰と言うのでしょうが、回帰と言うのでしょうか、何か、王政復古の大号令をやりたくなるような、そんな現象に、相当するような、重大イヴェントがあった後の状態のような気がします。そんな中、すべての人間が敵に見えないというのは重要なことだと思いました。 (願い)

2024-07-12

どうしても704と言われるとアメリの蚊の独立記念日を思い出してしまいます。「柩」と来れば独立のために働いてきた人たちを想起しました。しかしこの詩では特に国は指定されて居なくて、日本が舞台なのでしょうし、「墓」や眠っている「彼」や「歌」が登場します。そして天の川。何か星のコンステレーション(配置)の中で、天体観測ではないでしょうが、抒情が流れていると思いました。 (居場所がないのでベランダで寝る)

2024-07-12

丁寧な表現で詩が紡がれていると思いました。味読して見たくなる詩ではないでしょうか。 (名もなき夏の島にて)

2024-07-12

「大英帝国も 大日本帝国も」 こう言う歴史認識は詩に資すると思いました。 そして「身が骨に変わるまで」はメメントモリだと思いました。 (愛する方法)

2024-07-09

矢張り「あなたのこと」は人間ですかね。一瞬ペットと言うか、豚とか猫とか思い浮かべたのですが、矢張り同居人と考えた方がしっくりくるようです。 (あの子は一人でバニラクッキーを焼く)

2024-07-09

ヒョウを取り巻く音風の旋回に、圧倒的な大スコール。水を舐める場面が印象的で、「安らぎ」に意味が充填されていると思いました。 (ひょう)

2024-07-09

「生物」イコール「私」だと私は思いましたが、何か仕掛けがあるのかもしれません。「階段」の定義ができればと思いました。ステップ、スケールなど英語にこだわっていてはたどりつけないような気がしました。「高級な時の流れ」は少し皮肉な意味でつかわれているのかもしれません。 (階段国の趨勢)

2024-07-09

樹海を経由するということは富士山の事であろうかと思いました。地平線へ落ちていく太陽を何度も焚かれるフラッシュのように描写したのはいい譬えだと思いました。 (小田急線)

2024-07-09

ただの再開ではなくて、デートの約束だろうか、デートも兼ねているのだろうかと思いました。ただ、デートの内容がこの詩の目的ではなくて、「ひさしぶりの再開に胸が躍る」状況がこの詩のメイン?「待ち合わせの駅に」「きっとあんたはいないだろう」と言う詩行もあります。きわめて印象的な詩行で、具体的な描写よりも、この詩をピンセットで止めた効果、昆虫の標本が完成した(いい意味で)感が深まっていると思いました。 (天の邪鬼)

2024-07-09

季節の変わり目に死にたくなるものでしょうか。夏の終わりのハーモニーや歌が救ってくれることはないでしょうか。ただ最後の連はさすがに印象的でした。死にたい理由が列挙してあります。誰かが死んだから。太宰治を読んだから。抽象性になりたいから。これらの理由付けは印象的で、「抽象性」の意味が分かればこの詩の意味も分かると思いました。 (アキ)

2024-07-09

ユーモラスですね。自分でも声に出して読んで見て、You Tubeの朗読も聞きました。朗読はいいと思いました。詩の独特のリズムと言うか、真髄と言うか、内部がわかるようで、説明し辛いのですが、朗読から来る良効果が伝わってくるような気がしました。 (内弁慶武者震い国ニッポン!)

2024-07-06

ひらがなだらけの部分がリズミックでいいと思っていたら、似たような箇所が、今度は漢字交じりで再現されていました。とは言っても内容的には著しく変化していますが。4,3。3,4のリズムですかね。5,7.7,5よりはリズム性が感じられないのかもしれませんがそれに準じるぐらいのリズム性は感じられました。 (リボルバー)

2024-07-06

宇宙と言うとコズミックホラーを書いたと言われるラブクラフトを思い出すのですが、この詩では素敵な宇宙が、宇宙を理解させようとする輩によって、害されているような、そこまでは書いてないのかもしれませんが、頑なに貝になりたい気持ちが伝わってきました。 (未知は素敵)

2024-07-06

不貞の詩ですか。人間の愛は目に見えず、矢張り目に見える形で、誠実さが示されていないと、破綻するのでしょう、或いはそれらが示されていても破綻することはあって、分かり辛いのが人の世の常なのかもしれません。 (不貞の詩2)

2024-07-06

弁証法的転換があると思いました。最初言っていたお前の代わり俺の代わりはいくらでもいるから、基本的に仕事は俺たちの代わりは居ないと「思って」やらないといけない。「思って」なので弁償穂的転換は大げさかもしれませんが、「小言」にしては小気味良さを感じました。 (俺の代わり)

2024-07-06

夏の香りは海の香り、湖の香り、風鈴の音色の香り、花火の香りなど、いろいろと想像させていただきました。空想や、それぞれの思いが世界を動かしているのだと思います。魔法は本当にあるのかもしれませんが、微弱すぎて人間の想像力に頼っているのかもしれません。 (交錯する夏の香り)

2024-07-06

秋乃 夕陽さんコメントを有難う御座います。そうですね、詩的真実は期せずして成るのかもしれません。朔太郎ではないですが詩は予期して書かれるものではないと思いました。相反する情景が上手く捌けて居るのであれば私としてもうれしいです。 (村々)

2024-06-29

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、ジャックロンドン。知っているつもりの作家なのかもしれませんがよく聞く作家で、英語の教科書でよく出てくる作家なのかもしれません。なんにしても「詩的」と聞けば励みになりますし、うれしくなります。 (村々)

2024-06-29

ぺえ太さんコメントを有難う御座います。夢精ですか。ギルバートオサリバンなら知っているのですが。ティッシュは全く詩の中で出してないし、夢精は不可抗力ですし、難しいですね、詩のイメージ力を強く意識させられます。 (村々)

2024-06-29

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、面白いと言う評言にはミッキーも励まされるでしょう。牙に神秘性や象徴性を持たせ、それがミッキーにも移ればいいと思いました。 (牙とミッキー)

2024-06-29

ほりさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、応援してあげてくださいと思います。ミッキーの可能性が高まります。牙は神秘性を持たせたかったのかもしれません。 (牙とミッキー)

2024-06-29

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、励みになります。讒謗律は古いと言っても明治時代なので、自分ではOKだと思いました。ミッキー氏と言うかミッキーさんの可能性にかけて見た詩でした。 (牙とミッキー)

2024-06-29

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。そうですね、美術館ですね、MoMA、ニューヨーク近代美術館ですね。ミッキーは象徴的にとらえても、リアルなミッキーでも確かに何かしでかしそうですよね。 (牙とミッキー)

2024-06-29

めりいさんコメントを有難う御座います。そうですね、ずんずん歩いていれば見えてくるものがある、真理は遠くても、おぼろげな真理の一端は見えるのかもしれない。それらが詩の流れにつながれば御の字なのですが。 (牙とミッキー)

2024-06-29

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、タリーズマンコーヒーは本当に虚構で、実際はタリーズコーヒーなのかもしれません。「のりのり」は確かに引っかかる、固有名詞なのかもしれません。ブラックな集団なのかもしれません。規制するジハードと言うのも発想がいいですね。タリーズマンコーヒーを盛り立ててくれるような。 (私は調査を開始した)

2024-06-28

模倣と言う概念が難しいですね。詩に応用しようとするとさらに難しいと思うのですが、模倣の外とは何か、そんな疑問、クエスチョンから何か地平が開かれていくような気がしました。 (模倣)

2024-06-28

批評意識の高い詩と言うよりは、完全にA・O・I氏の詩を分析している詩であろうかと思いました。これは他の人のコメントまで読まないと、適切なコメントができないのではないかと思った次第です。しかし1つの詩で二つの詩を楽しめる構想はいいと思いました。 (Triumviratus ; A・O・I ; et Deux)

2024-06-27

わたくしは不審者であると言う断定が却って不審ですね。この詩作者は本当に自分のことを不審者と規定できているのかと。「子宮」と言うタイトルや、彼に中出しをせがむところなど、何かファイティングスピリッツに満ちた不審者だと思いました。 (子宮)

2024-06-27

「りはびり」だとしたら、どんな病気だったのかと邪推したくなります。まさか詩病かと勘繰りたくなります。あたしは甘い革命と断定していますが、あたしはあたしの支配者と言うフレーズと相まって確かにスイートな感じはする詩だと思いました。 (りはびりか虚勢かmy sweet revolution)

2024-06-27

遠出の記憶がシリアスさを纏っていると思いました。見慣れた床屋が象徴的ですね。日暮れて道遠しではないですが、自転車の上の子は、何か不安か葛藤と戦っているに違いないと思いました。 (家)

2024-06-27

葛藤や迷いと言うよりはむしろ、転生への願望、「ぼくたち」意識。燃え尽きたボクサーや喜べないジャーナリストや死にたがる子どもなどは、「鳥」と言う属性を内に秘めていたのではないかと、それが放たれた世界は不思議に満ちているとこの詩は言っているようです。 (bloods)

2024-06-27

コミカルな展開の中にも、批評性や、ポエジーが感じられて、最後のオチと言うのか、別におだてられてと言うわけでもないでしょうが、掃除を始めてしまうマシュマロ君がユーモラスでいいと思いました。 (君って)

2024-06-27

草は伸びるのが早いですね。雑草と言う言い方に、ふとポエジーを超えた、ポエジー魂みたいなものがあるのかもしれないと思いました。無くなった中華料理屋にその跡地。すっかり見慣れた景色へと変貌していく更地。疎遠になった人達。ただの回想記ではない側面がこの詩にはあると思いました。 (跡地)

2024-06-27

「アシモフ」を知らない人は居る筈がないと思えるぐらい、「アシモフ」は有名な名称ですね。SF小説のファンじゃなくても知っているような。ロボットになることを安易に希望したわけではないのでしょう。背中のゼンマイとか出てきますが、むしろ俺が何でロボットになろうとしているのか、そこを分かってほしいという詩なのかもしれません。 (アシモフによろしく!)

2024-06-27

恋と傷心と言うのはワンセットなのかもしれません。「クリップして」と言うフレーズに独自性があると思いました。 (クリップ)

2024-06-27

「名前を脱ぎ捨てたわたしが裸になれないのは わたしが「私」という名の喪服を普段着に選んだからだ」 ちゃんとした自分の主張があると思いました。詩なので自己主張はあまり、関係ないのかもしれませんが、矢張りその主張の合理性に詩を強める効果があると思いました。 (なまえ)

2024-06-26

もしかしたら、この詩では明示されていないのですが、高校デビューみたいなシチュエーションを思いました。「これでもか これでもか」と言うフレーズは単に根性論を強調したものではなくて、真摯な努力の可能性を示唆したものなのかもしれません。涙ス 梅雨の夜と栄光には必ず、努力の影があるのだと言う力強い言挙げだと思いました。 (机の上)

2024-06-26

夢魔の樹形図が終るというラストフレーズは示唆的です。精霊の声はどんなものだったのでしょう。墓所のわらべ唄とは想像力を掻き立てられます。慣れ親しんだ孤独には詩はあるのかなど、あるとして何処に、と追及するとこの詩がわかるような気がしました。 (精霊の声)

2024-06-26

動画を見ました。ただの詩の朗読ではなくて、メロディーがついていたので、伝わり易いと思いました。牙を磨くというのはちょっと過激な表現だと思ったのですが、「すごい何かを仕込んでる」と。職業選択や、スティーブンジョブなどが出てきて、さらに詩がヒートアップするというか、盛り上がりを見せていると思いました。貢献の仕方や引きこもるという戦略にも詩の戦略があると思いました。 (牙磨く誰か)

2024-06-26

ほむらの髪を乾かすと言う表現に立ち止まりました。「あなた」に「わたし」と言うルビ。「かげろう」とは神の別名かと思いました。 (霊)

2024-06-26

動画を見て詩を読みました。鳥語を思いました。或いは蔓語も。ああ、大樹のような形に生えている蔓。「安心して」が印象的ですね。 (童話)

2024-06-23

さっきそこで転んだおとこのこやニューヨークのホールデン君。黒い土から抜かれるべきわたし。植物のたとえが隠れているのかもしれません。アイスが浮かんでくるようなことはあるのだろうか。「こんなわがまま」や「だれかのわがままを叶えてあげたい」気持ち。死すべき人間が少し存在を意識しだしているような気がしました。 (フロート)

2024-06-22

痴漢と叫ばれた男、叫んだ女、野次馬、駅員。黄色い電車は事件現場か。事件現場はホームか。プラットホームの略ですね、駅なので。知っていた黄色い電車。決してたどり着けない場所。やはり事件現場はホームですね、おそらく。たどりつけない場所とは死の不可能性なのかもしれません。 (ライラックの咲く頃)

2024-06-22

ああ、今日6月21日は夏至の日でした。あまりの心地よさに生涯を終えてもいいとまで言う。現実からの逃避行動は種種あると思うのですが、身体の浄化もその一つなのかもしれません。 (夏至)

2024-06-22

繊細な詩だと思いました。ポイントとなる言葉はノマドナポリタンと歩くことだと思いました。ノマドは居所不定の生き方をしている人たちのことを言っているのか、家畜が幻視されました。歩くことは人間の運動の基本なのですが、乾く喉など、基本的なことは呪われ易いのかもしれません。 (ディナー)

2024-06-22

詩を特に意識した言葉、フレーズだと思いました。ツララを映した夜空や箱庭を溶かす炎、腰を曲げた星など、最初の四行で魅了されました。タイトルのオレンジティーチャーは何であろうかと思いました。この詩ではオレンジはシャボン玉であり、ティーチャーが出てこない。「学校」や「子供たち」は出てきますが。そしてドミノ。擬人化された大樹が印象的でした。「明日」とは詩の事ではないかと思った次第です。 (オレンジティーチャー)

2024-06-22

昼の蛍とは意外なアイテム、配置だと思いました。通常蛍は夜に観察するでしょうから、そこから来る、違和と言うか、異化があると思いました。 (憐)

2024-06-16

タイトルがリマインドなので何らかの想起があったのかもしれません。詩の中にも出てくるリマインダー。携帯でリマインダーを立ち上げてが印象的でした。 (リマインド)

2024-06-16

痛みとかゆみは感覚的にはともかく、客観的には似ている性質があるそうです。外海と光量に魅力を感じます。捕まえていたものや窶れた手紙、引き返す軌道に詩の展開を見ました。眠っている間の景色だという規定。 〈蛭は萎れ 虱は腐る 蟻は錆びたばかりの〉 自由であろう 賭して つぶやく こんな二行に佇みます。 (滅紫雲の揺籃)

2024-06-16

ガイディングライトとは違うのかも知れませんが、そんなような英語の歌を思い出しました。火傷してしまったかもしれないとは要らぬ心配のようにも感じられるのですが、詩的な真実があると思いました。 (夜)

2024-06-04

最後の行の問いが印象的で、本当に面白いって何なんだろうと思いました。あるいは楽しいって何なんだろうと考えてもいいのかもしれません。詩にもあるとおり確かに詩が書けなくても何も困らないわけですが、詩の意義を考えると難しい考え方だと思いました。詩の社会的意義を考えるとさらにその感が強いです。 (薬を飲んでから)

2024-06-01

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、その部分は多少は私のデフォルメが覆っていたのかもしれません。リアルな牛をあまり見たことが無いので、自分の詩作ペースのみで、詩行を埋めてしまったのかもしれません。ただアニメで、牛の尾がパチンパチンと蚊を叩いて居る場面を見たことがあって、意外と、事実に基づいて描写されていたのかもしれません。なので「カトゥーンだけの話」と言うのは私の詩的虚構と言う事だったのかもしれません。 (演技)

2024-05-31

羽田恭さんコメントを有難う御座います。ああ、がたいの大きい牛、凶暴な牛ですか。そしてリアルな牛は違うのかもしれませんね。舐めまわしてきますか。親愛の情を示されて人間の方こそ、人生の岐路に立たされているのかもしれません。 (演技)

2024-05-31

佐々木春さんコメントを有難う御座います。ああ、自嘲気味なトーンと最後の二行ですか。私の真情と言えると思うし、詩的韜晦もあったのかもしれません。詩内容や詩語にレビュー(おさらい)が必要なのかもしれません。 (演技)

2024-05-31

秋乃 夕陽さんコメントを有難う御座います。ああ、滑稽な場面が思い浮かびましたか。スパイスとなって居るなら作者冥利に尽きますが、詩劇みたいなテイストがこの詩にはあったのかもしれません。 (演技)

2024-05-31

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。ああ、カトゥーンと漫画。実際には正確に言うと戯画に近いのかもしれません、訳語としては。横文字と言う事で言えば、ステージもありましたが、これはカトゥーンよりは自然な横文字だったのかもしれません。 (演技)

2024-05-31

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、挫折の事ですか。ちょっと軽口だったのかもしれませんが、確かに現実は挫折させさせてくれない厳しさがあるのかもしれません。挫折から生まれる物語や詩があるのかもしれません。 (演技)

2024-05-31

熊倉ミハイさんコメントを有難う御座います。ああ、人間に擬えると、理解が進みますね。そうですね、現実と演技、リアルと演者、何か両者をつなぐようなものがあるといいのですが、そのつなぐものに詩があるのかもしれません。 (演技)

2024-05-31

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。王様とヒーローですね。二兎を追う者は一兎をも得ず。厳然たる事実の前には詩語が萎えてしまうのですが、何とか一矢報いたいと言う感覚はありました。 (告白)

2024-05-31

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、理想。王様やヒーローなど、何か人間の心を擽(くすぐ)る者を論(あげつら)って心に迫る詩にしたいと思っていました。 (告白)

2024-05-31

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。タイタニックの航海士のマードックも居ましたね。お雇い外国人のマードック氏はちょっと盲点でした。岡本太郎氏の宣言はシヴィアなものがあるのかもしれませんが、傾聴に値いすると思います。アリスタルコスは初めて知りました。詩作者のコンセプトが尊重されれば作者冥利に尽きるので嬉しいと思いました。 (川は地動説)

2024-05-31

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、キリンジ、そして稲川方人。彼らの作品に触れることによって高まるポエジーもあると思います。そして自分の作品に対する理解も深まると思うので、彼らの作品に接してみようと思います。 (川は地動説)

2024-05-31

熊倉ミハイさんコメントを有難う御座います。そうですね「減った」と言う事ですね。いなくなったわけではない。乳歯、永久歯的な枠組みはあまり考えていませんでしたが、確かにそう言うニュアンスを持ってしまう。私は天動説地動説的な、地動説が正しいのでしょうが、どうしてもその枠組みでは非ユークリッド幾何学を想起して、もしかしたら地動説的ではない別の枠組みの世界があるのかもしれないと思ったりします。花筏は言いさしと言うか、全然追わなかったですね。ワニや宇宙人も言及がカジュアルだったのかもしれません。そして分からない未来と言う事がこの詩の主題ではないのですが、もしかしたら、そう言う印象は与えてしまったのかもしれません。 (川は地動説)

2024-05-31

すぅさんコメントを有難う御座います。ああ、「パプリカ」。私もリアルな地動説の理解は弱いのかもしれません。地動説と言えばガリレオガリレイなのですが、少しでも、そのステレオタイプをほぐしたいと思って詩作した事だけは確かです。 (川は地動説)

2024-05-31

秋乃 夕陽さんコメントを有難う御座います。そうですね、中国の黄河とか、伝説の皇帝とか出て来ますね。治水が上手い人が皇帝になるみたいな。木曾三川の工事とか。薩摩藩士。千本松原など。川はあらゆる意味で虚構化して居る。そんな思いを詩にしてみました。 (川は地動説)

2024-05-31

名前は魔術的な意味を持ちますね。 「でも、あなたのお名前で いっぱいになった見開きのページをみると」 こう言う行為の意義を思います。詩的行為とは言えないのかもしれませんが、詩へと通じようとする熱意は感じられました。 (恋の狂気 1歩手前 とどまり)

2024-05-31

最後の二行に佇んでしまうのですが、存在理由(レゾンデートル)の意義の理解を深める詩だと思いました。 (ひとりよがりに死にたい)

2024-05-31

詩を感じさせてくれますね。お気に入りに登録しました。ただこの詩の表現を楽しめばいいと思いました。 (水滴)

2024-05-31

血の記憶は忘れ難いものでしょう。準備も本番もついに終わったと言うセンテンスにふと立ち止まります。共通の目的を思い出そうとして、記憶がフル稼働する。色に置き換わる記憶。ランボーの母音の詩をふと思うのですが、「カラフルに飛び散って」。「カラフル」に想起するものがあるのでしょう。 (出会い頭にご注意ください)

2024-05-31

詩に詩品があると思いました。品格ですか。あまり具体的に論じると、却って雰囲気を壊すかもしれないのですが、盲牌など麻雀の勉強になったような気がしました。麻雀と言う一見詩とは関係のなさそうなアプローチだったからこそ効果的だったのかもしれません。 (煙草)

2024-05-31

老婆の打擲場面が印象的なのですが、遺言にもならないと。全部筋繊維ですよなど印象的なフレーズがあるのですが、全般的に読むものを選ぶ詩なのかもしれません。 (Twitterでバズってる時だけ生きた心地がする)

2024-05-30

「世の中は理不尽だ。 ぼくは見上げることが当たり前になってしまっている。 ぼくはもう息を止めることが当たり前になってしまっている。」 この三行が印象的ですね。さすがに息を止めっぱなしでは死んでしまうでしょうが、それだけ深刻であると言う事が伝わって来ました。 (世の中は理不尽だ)

2024-05-29

再び同じ詩を読んでいるような気分ですが、この詩は確定版じゃない方のバージョンですね。最初は「花火」であったところが最後で「線香花火」と具体性を増して居るところが印象的でした。 (線香花火)

2024-05-29

泊めてもらって三人でした花火が印象的ですね。遠くに住んでいた彼女。バスで二時間。全ての要素が恋愛を形作るものだと思いました。 (線香花火(改訂版))

2024-05-29

BIRDの存在が印象的ですね。「やくそくの名」と言うと、ユダヤの約束の地であるかのような。むねのおくにしまわれた、とうめいなほねがどうなったか知りたく思いました。 (風花想)

2024-05-29

音に対する悲喜こもごもですね。わかります。私にも経験があるような気がしてきました。この詩を理解するには遠い経験かもしれませんが。 (その音)

2024-05-29

難しいですね。だまされたのかもしれません。私は笑えないと思いました。しかし、この詩の内包する深刻さはしかと感受させて頂きました。 (いま)

2024-05-29

海から来たんだと言う衝撃的なカミングアウト。勿論知って居るはずもなく、「続く」と言うような終わり方がさらに衝撃的だと思いました。 (砂になっちゃったの)

2024-05-29

不思議なテイストの詩だと思いました。ホシリスとは何か。星リスかオシリスか。謎は深まりばかりで、時間を置いて再び読むと氷解するものがあるのかもしれません。 (三浦克二さまへ)

2024-05-29

桜の残花。日本人の美学。花と言えば桜を指すほどの伝統を思います。青の空と拮抗する桜の残花が川や池に浮かぶ姿を思い浮かべました。 (残り花)

2024-05-29

読み辛い詩だと思ったのですが、最後らへんに読み易さが備わったような。雨(あめ)でははなくて「め」。声(こえ)ではなくて「せい」。穂、帆。沈む。首。しめたかった。漢字や単語、フレーズを追って行くとこの詩を楽しめると思いました。 (Le’ 花 an's 沈 : -水  : replay)

2024-05-29

滑らかな感じ、マーマレードを食べて居る様な口当たりの良さを感じたのですが、よく考えたらこれは詩。凸凹の少ない裸とは何であろうかと思いました。まずはそこから始まると思いました。 (リフレクト)

2024-05-28

私の彼岸へと言うフレーズが気にかかりました。私の内包しているものの事を言って居るのかもしれません。それが何なのか、気に掛かりました。「彼岸」と言う単語の意味を考えた方がいいのかもしれませんが。 (そして金魚に食べられる)

2024-05-27

「名をつける」と言うタイトルで、どんな趣旨だろうかと思いました。わたしたらしめるものの作用を名をつける行為としてとらえているのかもしれません。 (名をつける)

2024-05-26

骸骨なんで聞くと、悲壮な感じ、虚無な感じがするのです。 「生きていたってやなことばかり でも死んでしまえば全て解決さ」 こんな詩行を見ると、我が意を得たりと思う側面があるのですが、ちょっと心配してしまうのです。 「永久の中で」と言うフレーズがポイントなのかもしれません。 (骸骨のディスコ)

2024-05-26

読み応えのある散文詩だと思いました。母子関係、母娘関係。想いの深さが伝わって来ました。その深さから来る饒舌体でしょうか。滔々と流れる文体に魅せられた感じはあったと思います。熟年離婚などは時事的な話題なのかもしれません。 (無題 リライト版)

2024-05-26

助詞が妙に強調されたり、言葉足らずな表現が有ったり、非常にカジュアルな口語的な表現があったり。くじらの存在。電車の動力や「のうとのう」。のうのうとと言う表現に置き換えてしまうのは間違いでしょうか。 『愛はだまってやってくんの じゃなきゃ受け取らないやつだけ 幽霊の透けでたアバラ 誰のものな』  ん                  だ このような表記における、外部性の認識、外部を強く意識させられました。所有意識を含めて、問題提起がなされていると思います。 (愛)

2024-05-26

何も書いて居ないのに思わずコメント送信をしてしまったので再びコメントします。「無名詩集」と言うタイトルは奇異な感じがするのですが、詩的韜晦なのか、文芸的照れ隠しなのかもしれません。無駄に広い部屋の中心と聞いて、興味を抱きました。「黄ばんだ紙に刷られた文字の上を、行間を裂く速さで、視線が奔る。「その本は、鳥の死骸のように、……」。このような終わり方は自分の詩作の参考になるのかもしれないと思いました。 (その本は、)

2024-05-26

(その本は、)

2024-05-26

瞳はダイヤモンドと言うとどうしても松田聖子を思い出してしまうのですが、この詩では「牙を研いでいた」と続きます。愛を思う熱意は奇跡を呼ぶのかもしれません。 (熱)

2024-05-26

時事的な話題がしっかりとこの詩の屋台骨をしていて説得力のある詩だと思いました。勿論この詩は何か大言壮語な主張がしたいのではないと思います。ガザの子供たち。殺された人々。無数のポケット。空のポケット。着られなかったウェディングドレス。無念のポケットはいまだに哀窮の念を持っているのかもしれません。 (ポケットのなかに)

2024-05-26

簡潔な表現の中にも、特にヴィジュアル重視と言う訳ではないでしょうが、この詩を読んでいるとある種の絵が思い浮かぶようでした。 (木下。)

2024-05-10

一度コメントしているので今回は投票をさせて頂きます。 (You hate yourself(夜のシロップ))

2024-05-10

方言としての女性器。但し大阪方便と言うのか、関西方便は、人口の多い地帯の方言なので、相当な市民権を得ているような気がします。最後、ガブッと食べたのか食べられたのか、あやふやなまま、この詩は終わります。オマンコ特急と言う気がしました、この詩から受ける印象と言う事では。 (わたしたちの攻撃)

2024-05-10

配達員に刺されると言う衝撃的な展開。飛び降りた過去。走馬灯ではないと思いました。抜くなよ、血が噴き出るからと言う、現実感のないフレーズ。死にたくはない自分。娘の存在とは何か。存在を凌駕する俺の思い。詩が俺の思いで支えられていると思いました。 (Mサイズ)

2024-05-10

「凶器も台本も偶然も同じ」 こんなフレーズに立ち止まりました。穏やかな時間や、重い時間に角度を与える行為。静かな迷いの定義に瞠目しました。花道の高揚感が私には目に見える様でした。 (feather plain)

2024-05-10

飛花落花など思い浮かべました。雨が降る。桜が散る。毎年繰り返される当たり前の光景。ニュース。比喩は何処にあるのかと私は探し始めます。比喩の探求こそ詩なのかもしれません。 (雨と桜)

2024-05-10

読点が続き、途切れないセンテンス。電車の窓から見ているのかと、視点を確保してもある種の不安が払拭できない詩内容だと思いました。ああ、違う電車が二両出て来て、視点が入り組んで私の中でこんぐらがる。都市を行き交う信号。線路の振動がエコーとなって。「そのスピードをやり過ごす」?「ミルクみたいな靄が濃くなる中でふと彼女はそのままわたしなのかもしれないって思いが隅の方から沁みてくる、それは静かに全面に広がり若しくはわたしが彼女なのかもしれないって」 こんな視点。彼女が私で私が彼女で?詩に入り組んだ視点を持って来たと思いました。流れて行く私こそ詩なのかもしれません。 (コミュート)

2024-05-10

24歳の海の底の浅さ。考え方によっては励ましているようにも見えるのです、底の浅さの強調は。あなたのトビウオとは。トビウオは夏の季語か、例句はとふと現代詩とは関係のないことが思い浮かびました。 (24歳の海)

2024-05-10

針が薬だとは。目の錯覚だろうか。尾を振ってパソコンの画面をぺろぺろ舐める医師が犬だとは。突拍子もないのですが、比喩だろうか。最初から度肝を抜かれました。そして針は小さくなっていく。そして遂には線路上にそっと捨てるのだが、針を種だと思って、針を植える。発芽するはずもなく、芽吹かない。花壇の外で生えていた針。抜けない。強固な比喩に支えられた詩だと思いました。 (針園(はりぞの))

2024-05-10

二度目のコメントなのですが頑張ります。桃が一貫して付属したフレーズの連続なので、食傷気味になったり、少し辟易した側面もあったのですが、桃に徹することから来る爽快感もあると思いました。この前のコメントでも指摘したことなのかもしれませんが、先祖の先祖の先祖、子孫の子孫の子孫のところなど、聖書のパロディーのようで、批評性のある詩だと思いました。将来の義父に将来の妻を求めるところも、「桃」なのですね。一般名詞と固有名詞がクロスオーバーして居る様なそんな印象が強くて、批評性があると思いました。人間にとっては性転換のレヴェルの事も桃にとっては果実の種類の転換に置き換えられていて、詩味があると思いました。違う桃や同じ桃のところも泣き声と繋げられていて、感情の襞を抉って居る様でした。 (ROUND ABOUT。)

2024-05-10

「意味も形も知ったところでなんも変わらない 帰ることが成らない、流れもの 総ては明け離れる」 この最後の二行の総括。何か深いものあるような気がしました。そのちょっと前の花筏に別れを告げるくだり。花筏、それが凡てだと。川を見詰めていたのだろうか、桜を見詰めていたのだろうか、すでに葉桜の。のさばる桜色。偽薬と箱庭。黙って見過ごすべきものはなになのか。致死量の意味。圍(かこい)の意味。仕切られた裏を愛することの意義。この詩の全体から醸し出される雰囲気は存在を問うものだと思いました。実存を問う詩、この詩の意義だと思いました。 (花曇と圍)

2024-05-10

オレンジと言う小世界に顔を近づける。静かな海。ホウセンカの登場で子供時代にさかのぼる。しかし相変わらずな主人公格のオレンジ。かじりつく。波打ち際と言うオレンジ。真っ赤なマニキュアと言う比喩。少し遠くのあたりと言う位置関係。オレンジの存在感が静かに高まって居ると思いました。 (オレンジの波打ち際)

2024-05-10

ヤバイわたしは世界の外まで夢を見に行く。死人のように生きて見たい私は、抜け毛に注目する風呂場。死ぬ気はまさに地の果てで認識されているのかもしれません。代々木とは何か。ただの東京の地名か。「わたし」のホームグランドなのかもしれませんが、「寒気」が独特な役割を果たして、この詩に独特な雰囲気を付与していると思いました。 (ルーティン)

2024-05-10

餅を配り給えと言うセリフが妙に印象に残ります。巨人が通った気がしたのは錯覚ではなかったのかもしれません。飛行機のような物理的なものではなくて心の巨人。それは子供時代の心の中にあるのかもしれません。名前を名乗る勇気。最果てと言う一般名詞みたいな名前。植物やキン肉マン。具体的に植物をあげつらうと、何かが出現する、そんな気がしました。 (夏を祈祷し)

2024-05-10

詩を書くための準備運動と言うか、これまでの自己に対する内省と言うか反省が働いてこれからを見とおそうとしている。「彼女」の存在が大きいと思うのですが、道をさまよったり、心の閉鎖を尋ねる彼女。涙を零す僕。天使のような彼女。さまようのが好きな僕は尋常じゃないぐらいの距離を歩く。そして快眠。この詩のテーマには体力が隠れているのかもしれません。 (孤独な口づけ)

2024-05-10

全部ひらがな表記で、批評意識が感じられると言うよりは、何らかのコンセプチュアルな詩なのかもしれないと思いました。「こわい」「こわくない」「あまい」などの緩やかな断定に音楽があると思いました。詩全体が音楽を聴いているような雰囲気が感じられました、読んで居て。 (わたしについて)

2024-05-10

「ちんちん」にまつわる壮大な叙事詩ですね。抒情性も感じられます。読むのに時間がかかりましたし、何でも「ちんちん」に繋げる話芸と言うのか詩芸には少しは辟易しましたが、読み応えはあったと思います。それは読み通せたことにも表れています。度々出て来る中也先輩や賢治先生、神話上や、民話上のアイテムと言うか、ちょっと分かり辛い、ワードもそのたびに調べながら読みました。確かに男性器の幼児語は深いですね。フロイトではないですが、みんな昔は子供だったと言う形で総括する訳にはいかないでしょうが、そんなニュアンスは通奏低音であったのだと思います。矢張り男性活躍社会などと言うと反発が強いでしょうが、そんな透明人間的な状況を反映させたような内容も、巧く迂回しながら詩作して居たのだと思います。読んだ甲斐があったと思います。 (ちんちん考)

2024-05-10

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、老婆。恐らく特定のカテゴリーをフィーチャリングすると、どんなカテゴリーでも摩訶不思議な印象を与えてしまうのかもしれませんが、「偽札事件」や「請求」と言うワードが不気味さや摩訶不思議さを醸し出しているのかもしれません。 (勇気)

2024-04-30

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、今年の桜は開花が遅いとされていますね。詩では桜が出て来ないのですが、チェリーブラッサムと桜の事を英語で言って見ると何か詩作に資するのではないかと思う事が有ります。 (土曜日の昼)

2024-04-30

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。ああ、カンディンスキーやミロなどの色や線ですか。ダリやマグリット、キリコのデペイズマン。超現実、シュルレアルの難しさですね。よく肝に銘じてこれからの詩作に生かしていきたいと思います。 (土曜日の昼)

2024-04-30

ほりさんコメントを有難う御座います。ああ、鮮やかな詩。私自身、あまりイノシシとかウニとかストウ夫人の常識的なイメージに凭れないようにしようと心掛けたつもりでした。その中で詩的異化、別のイメージが醸し出せればと思いました。 (思う)

2024-04-30

シノハラマサユキさんコメントを有難う御座います。「ウニ」や「カレーライス」は確かに、私自身、文字通りの意味と何か別の意味を含意させたと思います。ただ別の意味は誤解されやすいので、慎重であるべきだと思っています。 (思う)

2024-04-30

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。ああ、野村喜和男詩集。クークラックスクラン。沸点が上がりそうなと言うフレーズは、この詩の弱点なのか、長所なのかは私自身がこの詩を大事にすることによって決まるのかもしれません。 (思う)

2024-04-30

湖湖さんコメントを有難う御座います。簡潔さですか。そうですね、イノシシやウニ、ストウ夫人など、自分たちの住んでいるワールドとは違うので、いい意味での意味不明さが発揮できればと思って詩作してみました。 (思う)

2024-04-30

いすきさんコメントを有難う御座います。そうですね、過去も未来も無限の今の積み重ねで、「今」に悩むのかもしれません。「迫害」「仕事」と難しいと思うのですが、恐ろしいほど仕事ができると言うフレーズには惹かれました。 (思う)

2024-04-30

おまるたろうさんコメントを有難うございます。ああ、そうですねストウ夫人。私も南北戦争を想起します。ウニは雲丹、海胆と漢字で書きます。海星でヒトデの意味なのです。この詩ではヒトデは出て来ませんが念頭にはあったのかもしれません。 (思う)

2024-04-30

「怖い時計の音と共に」は周りが異常に静かなために秒針の音まで聞こえる、短針長針の音が聞こえると言う事なのかもしれません。 (『外へ攫ってった青猫』)

2024-04-30

「ぬいぐるみ」や「愛玩」がキーワードだと思いました。「この世界」を歩く寒さ。何かアイテムが要る。誰か伴奏者が要る、そんな感じをこの詩に対して抱きました。 (愛玩)

2024-04-30

友達とは「成瀬」の事であろうかと思いました。明智光秀の亡霊とはハッとさせられますね。しかもその場所が暴れん坊だった空き地と聞けばなおさらです。セブンイレブンに仕掛けられた呪式は漫画の影響だろうか、ちょっと分からないと思いました。 (友だちの朝)

2024-04-30

二重らせん構造の針金と聞けば興味が湧きますね。勿論ワトソンとクリックの遺伝子の話ではないと思うのです。でもこの作品は詩だけに、詩的展開の最終連でしたし、興味が湧くとともに、詩を締めていると思いました。 (フィラデルフィアの夜に 49)

2024-04-30

ふと思ったのですが胃液の音といびきの音は似ていると思いました。寝る前の荘厳な儀式のようにも思えました。深い夜にこれから何が起こるのかと言う言及が言外に感じられました。 (そして孤独を思い知る)

2024-04-30

最後に出て来る水死体。どうしても太宰治を思い出していしまうのですが、指のダンスや鳥の汚い鳴き方など、タンスに仕舞われたタンゴと言うのもありました。君の匂いに対する言及。それらが混然と一体なってこの詩を構成していると思いました。リーダブルな詩だとも思いましった。 (酩酊)

2024-04-30

何かホラーテイストなのかもしれません。悲壮感があるのかもしれません。内省が深められた結果生じる結晶質を求めているのかもしれない。スーパーヒーロータイム、おひっこしなど独特の言葉遣いにも注目してみましたが、解釈が難しいと思いました。 (スーパーヒーロータイムはおひっこし)

2024-04-30

「生きていえばそんなこともあるよね、って少しだけ、」 ここは「生きていれば」だと思いました。 感覚的な表現や、視覚的な描写、聴覚的な描写、簡潔な表現、批評性の横溢した表現が、混然一体となってこの詩を構成していると思いました。森の中に入る僕、湖に憧れる僕。雪に言及する僕、生年月日が出て来る。君に送ろうとした手紙。この詩に恋愛はあるのだろうか、あるのだとしたら、幻想の中にあるのではなくて、あくなきリアルな追求から生まれた魂の彷徨そのものが恋愛を含んで居るのだと思いました。 (You hate yourself(夜のシロップ))

2024-04-29

不思議な感じの詩だと思いました。オレンジとは柑橘類であろうか、調べてみたくなります。タイトルにも出て来るだけあって、オレンジに対する描写が生々しく、仮に仮定の世界であっても、オレンジの波打ち際とは何か。海だろうか湖だろうか、池だろうか、川だろうかとイメージが膨らみました。 (オレンジの波打ち際)

2024-04-29

流れが、リズムがある詩だと思いました。内容が気にならないぐらいの、流れ。「なんで生きてて息をしてるの」こんな問いがあまり深刻な意味を持たないような感じがこの詩のポイントだと思いました。 (ルーティン)

2024-04-29

「腐って居る」。ナウシカに出て来るふかいの森とは違うと思うのですが、楽しみが尽きたら死ぬと言う発想はある意味普遍的な発想なのかもしれませんが、むしろリアルに考えると虚構性が高いので、その虚構性に寄りかかって詩作したのかもしれません。 (俺を見ろ)

2024-04-29

小説風と言うよりは、散文に仮託した詩、却って行分け詩よりは雰囲気があると思いました。内容的には破滅への序章と言うのか既に破滅の渦中であるかのような、何かカタストロフィーの中にカタルシスがあるのだと主張している詩なのかもしれないと思いました。 (茶封筒の中身)

2024-04-29

「ただ「揺れる」が 揺れているのです」 この最後のフレーズが単なる悟りの境地とは違うと思いました。「揺れる」が揺れていると言うのは何を意味して居るのかとふと立ち止まりました。 (ハンガー(ーー「主」・「客」をこえて))

2024-04-29

「箱」が災厄の原因であるかのような、そんな感じに読めると思いました。箱と居る時は穏やかな気持ちになると言うフレーズから、あまり邪険に考えることも出来ない箱でしょうが、「君」とは箱の事だろうか、壊れやすい僕の存在と相俟って、君との出会いを待望する「僕」のこれからが、気になる詩だと思いました。 (ウチとソト)

2024-04-29

不思議な印象の詩で、もう投稿しないでくださいと言うフレーズが、毒ガスであるような、少しひねくれた解釈ですが、そう思いました。「彼ら」とは何か、誰かと思い、ふと慄然としました。 (これより新しい投稿はありません。)

2024-04-29

こういう詩を読むとリボンの騎士で一番最初に出て来る、空の上で、これから生まれて来る人の子の場面が、リアリティーが出て来るのですが、この詩では矢張り 「底なしの砂時計が笑みを湛えている」 と言うフレーズが印象的で、時間軸で考えると、この詩は人生を俯瞰して居るのかもしれません。 (天の國)

2024-04-29

「帰れない場所があるから」と言われると少しドキッとするのですが、 「ちん しゃん しゃん」 と言うオノマトペが紛らわしているような。勿論タイトルの「夜明け前」と言う言い方も重要だと思うのですが、詩の中にも出て来ますし、それでもこのちんしゃんしゃんと言うオノマトペが印象的で、この詩の中で、重要な位置を占めていると思いました。 (夜明け前)

2024-04-29

通った気がした巨人。「巨人」の意味が、解釈がこの詩の意味を決定づける様な気がしました。「リバイバル」は歌ではなくて、独り言ではなくて、普遍的なものを呼び寄せたい呪文のようなものなのかもしれません。 (夏を祈祷し)

2024-04-29

「冬にヒビが入った気がした 本当にヒビが入ったのは指先だったけれど」 この二行が謎だと思いました。「冬にヒビ」。春の訪れの事であろうかと思いました。春近し、春隣り。春を待望している心的機制。指先は春を象徴しているのではないかと思いました。 (自答)

2024-04-10

胎児から赤子へ。出産の場面は省略されていますが、羊水の中の胎児。そして生まれてから。赤子は既に髪の毛が映えているのですね。「毛むくじゃら」と言う言い方におやと思いましたが、髪の毛の事だと思いました。 (墮胎)

2024-04-10

「幸」と言う漢字と「辛」と言う漢字。棒一本の差。戦争に行く息子。核戦略。現代の時事的な話題と自分の個別的な事情が混ざり合い、漢字の比較から来る日本語と言う問題、論点。全てが絡み合い、有機的な雰囲気をこの詩は発出していると思いました。 (鎌首)

2024-04-10

内省がうかがえる詩なのですが、ボニーとクライドの引用が印象的でした。文字通り蜂の巣になってしまった二人。ゲラゲラ笑う効果や如何に。林芙美子の小説を出されると、自分自身、彼女の小説を読んだ事が有ったかと自分の内面が掘り起こされたようではっとしました。 (酔いどれは真実を吐くが誰も気にしない)

2024-04-10

牛煙ると言うフレーズが印象的ですね。霞んでいると言う意味なのか、牛が熱を帯びているのを遠回しに言って居るのか。簡潔な表現の中に牛の存在感が浮き彫りに成って居ると思いました。 (牛煙)

2024-04-10

読むのが難しい詩だと思いました。単語しか拾えないような。動詞もありますが。「才7」は七歳の事であろうかと、いろいろ推測しながら読みました。見頃は桜の開花時期であろうか、異臭、調理師、容姿?など何とか、意味を掴もうと努力してみました。 (Ⴑ௧?ㄝテ"௧ŋ?Ⴑ⨧)

2024-04-10

「楓ちゃんが、楓ちゃんでできているから。」 このフレーズに惹かれました。楓ちゃんの心の美しさを決して抽象的一般的な事で終らせずに、具体的な描写で説得力のある詩に仕上がっていると思いました。 (楓)

2024-04-10

自然災害を軸に廃墟と化していく家、しかし何があったのだろうか。「わかれない」私。この家に詰まった無数の思い出を誰が回復してくれるのか。ミステリアスな雰囲気の中、 「この家にはもう、誰も戻らない。」 この最後の行のフレーズに惹かれました。 (埃まみれのフローリング)

2024-04-10

投票を忘れて居りました。 (心臓の眠り)

2024-04-10

誤解してしまうと、心臓が眠るのは死ではないのかと思ってしまうのですが、この詩では違って居て、自分が眠ると心臓も眠るのではないかと言う事なのですね。あるいは心臓はいつ休んでいるのだと。心臓が眠る時どんな夢を見るのかと言うフレーズに惹かれました。 (心臓の眠り)

2024-04-10

「あなた」に縋(すが)る私と言う図式ではとらえられないものがあるのかもしれませんが、 「何でそんなに好きなのと 宥めるように背を撫でた」 こんな二行があると、矢張り「私」は「あなた」にメロメロなのかもしれません。 (夢の世界)

2024-04-03

ロックスターがキーワードですね。真実をロックスターが象徴して居て、ロックスターをたきつけている?そんな気がしました。「不滅」と言う単語。ロックスターに仮託して自分の真情を述べていると思いました。 (CRAZY Hi-Fi L.S.S.)

2024-04-03

白爪草、別名クローバー、春の典型的な春の草花と言う事で親しみが湧いて来ました。夢うつつの夢幻境の中でしょうか。翠(みどり)と言う独特な言い方。何かくすくす笑いが春の野を象徴しているような気がしました。くすくす笑いで、シロツメクサ以外にも草花が存在していることを示唆している、そんな気がするのです。 (シロツメクサを探して)

2024-04-03

坂本龍馬のエピソードからジミーちゃん、ヒロくんとのエピソード。最後の機械を使った言葉遊びと言うのか、機械が続く概念と言うのか、フレーズに収束を見ました。具体性が強い詩の中に思想性が感じられる詩なのかもしれません。曰く言い難いのですが、全ての関係性を男と男の関係性に還元する思想性が隠れていると思ったからです。なので男と男の性的な関係の具体的な描写が続くのではないかと感じられたからです。 (MILK/THE WHITE ALBUM。 ──乳用牛ホルスタイン種の弛まざる品種改良に寄せて)

2024-04-03

読んだきり感想を書くのを忘れていました。桃の父は桃であった以下のくだりは、旧約聖書の、アブラハムや、ダヴィデですか、イエスキリストまでの系譜を語った個所のパロディーのようにも読めました。ああ、旧約聖書ではなくて、新約聖書だったのかもしれませんが。桃を食べる場面も印象的なのですが、桃の示す諸相が、人間を魅了して、桃の多様性を示す詩を書かせているのかもしれません。桃の核心部分は矢張りその美味しさにあると思います。この詩を通じて美味しい桃が生産されることを祈って居るのかもしれません。 (ROUND ABOUT。)

2024-04-03

お金を盗まれる話が最初と最後に出て来て、文字通りの意味ではない外枠を成していると思いました。「密航者」のところが印象的で、恐らく「飛ぶ」事の出来る真理を発見した青年は、文字通りの意味と、何らかの内容の比喩を含んでいると思いました。「火星」や「妹」と言う単語がキーワードになると思いました。竹中優子氏やココア共和国の箇所に惹かれました。矢張り詩作のモチベーションは斯様なところから発生するのだと思いました。 (詩の日めくり 二〇二二年十一月一日─三十一日)

2024-04-03

キリストの態度は謎ですね。復活をした後のキリストとその前のキリストで違うのかどうか。いろいろと考えさせられてしまいます。部屋を跨げばラッパが鳴ると言う発想にも惹かれました。 (“わたしはお前たちを知らない“)

2024-04-01

男性器の事はマラと言ったりペニスと言ったり、陰茎と言ったりするそうですが、この詩では「ふるふる」。独特な表現だと思いました。怒り棒と言う言い方も独特で、詩に何らかの独自性を付与していると思いました。 (ふるふる)

2024-04-01

死は本来、恐るべきもの、忌むべきもの、汚らわしいものなのかもしれませんが、それでは委縮してしまいます。「し」と言う音の同一性から、デスポエム見たいな発想が出て来たり、「史」と言う発想から詩を歴史的に考えることも可能なのかもしれません。死を神とする我々。自縄自縛に陥る前に、良くないループを断ち切るための模索をしている詩なのかもしれません。 (いつでも死ねる)

2024-03-31

心に リズムが 弾けた この3行に引っ掛かりました。忘れないと言う認識、決意。リズムがあるのだと思います。心の居場所は詩が教えてくれるのかもしれません。 (目線の先)

2024-03-31

散っていかない花と言うのは象徴的だと思いました。造花の花と考えることも出来るのですがこの詩の場合は違うでしょう。強い意志が感じられると思いました。 (これは未来の話し)

2024-03-31

ただの回想では無いと思うのです。印象的な形でビートルズが出て来ます。ストロベリー・フィールズ・フォーエバー。この曲はジョンレノンが故郷のリバプールを思い出して作ったそうなのですが、「無意識の私」。孔子は怪力乱神を語らずと言いました。この詩での女学生の真剣な目。書かされたテクストと言う発想がこの詩を包んでいるような気がしました。宮沢賢治のデクノボー。理想像、詩の理想像を考えたときに何度でも出て来る、「永遠なんてなかった」。我々は実は外れたイヤフォンのような生き方をしているのかもしれません。 (四月へ)

2024-03-30

穴ですか。まだ知らない私と言う存在への入り口と言われれば、何か光明があるような。穴の中にある世界とは何か。すっぽり入ると言うフレーズ。すっぽり入るのは何か。私自身?誰か違う人が?抜け出せないと言いながら、ネクストワールドを提示しているようなそんな雰囲気をこの詩に感じました。 (穴)

2024-03-30

澤谷香澄さんと言うのか、この人を軸に組み立てられた恋愛小説のようにも読めると思ったのですが、詩のサイトですし、詩を相当意識して執筆したのだと思うのです。彼女に弓矢を背負わせたいと言うところは、結構ポエジーとして成功している箇所だと思いました。巫女さんになりたい(巫女さんのコスプレをしたい人か)澤谷さんとはどんな人物なんだろうと、この詩の主役とも呼ぶべき人物にやぼな疑問なのかもしれませんが、深刻にそう思いました。彼女の実存が光り輝くポイントで、一枚の葉の緑も実存している、そう思う時、「嘘」だって光り輝いて居て、閑静な住宅路や彼女のアニメのような声を出す場面も光り輝くのではないでしょうか。 (ちょっぴり浮いた彫像のような、でもやっぱり完璧な彼女)

2024-03-30

「君の傷」や「苦節三十年」、「秋空」や「澄んだ朝」、「薄化粧」など。三行の固まりが、古義の復活と言うか、王政復古と言うと大袈裟すぎますが、簡潔な詩行に籠った、熱が時間を自由自在に往還しているようで、ポエジー道を意識させられました。 (10万ボルトの切なさ)

2024-03-30

立っていたと言う事実。唄う主体は誰なのかと思いました。自然なのか物なのか。子供の頃の部屋は写真そのものになって佇んでいるのかもしれません。 (胎内)

2024-03-30

最後のくだりがいいですね。立場の違いを越えて「どうしたん」と聞ける心的機制の楓ちゃん。勿論その前の内容にも自分自身を投影したくなるような箇所がありました。「心の美しさ」などと言われると我々は疑ってかかるものなのですが、説得力のある詩文散文で、補強されていると思いました。 (楓)

2024-03-30

朝寝や春眠は俳句では春の季語なのですね。まさに春眠暁を覚えずと言う漢詩文のフレーズから季語も来ているようです。春の爛漫とした感じ、朧な感じ、啓蟄の蛇が穴から出て来るような感じなど、春の香気が伝わってくるような詩でした。 (春うらら)

2024-03-30

atsuchan69さんコメントを有難う御座います。ああ、返詩ですか。入れ歯は意外なアイテムですね。部分入れ歯と改造人間の悲しみですか。ショッカー団員はともかく、変身入れ歯と言うところが秀逸だと思いました。 (ミリタリー俺)

2024-03-29

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、巧すぎて、ですか。特に技巧を凝らしたつもりはなくて、メカニックな状況が詩に昇華するさまを、現出させたくてこの詩を書きました。ただ手裏剣がちょっと唐突だったのかもしれません。 (ミリタリー俺)

2024-03-29

中田満帆さんコメントを有難う御座います。ああ、30行ですか。最後らへん、結論を急ぎ過ぎたのかもしれません。最初の部分は自分で言うのも何ですが、丁寧に持って行けたと思うのです。手裏剣のくだり、もうちょっと展開できればよかったのかもしれません。 (ミリタリー俺)

2024-03-29

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。そうですね、私もロボットとかを、漠然と想定して居ました。詩のイメージと言う事で言えば、意外と、制御して行く側面が強いと思いますが、制御しすぎるとつまらない。そのバランスをとるのが難しいと思う今日この頃です。 (ミリタリー俺)

2024-03-29

心の交流は難しいのですが、交換日記など、いろいろと手段はあると思います。この詩では魂の交流を欲しているように感じられました。 (ひとり)

2024-03-28

誕生日を軸にしての交感。詩魂が湧いて来るのかもしれません。 (誕生日)

2024-03-28

自殺を教唆しているようで、少しおやと思いました。詩魂の揺らぎを感じます。苦しさが詩を生んでいるのかもしれません。 (とんぷく!)

2024-03-28

「しんだばーさんがいってたっけ むかしの15はいまの15とちがう ぜんぜんちがう」 こんな所にポエジーを感じました。ある種の断定なのかもしれませんが、ここにある種の正解、詩魂が含まれている可能性があると思いました。 (遺灰)

2024-03-28

池の創造などと言われると、何か日本神話が予感されるようで、詩魂の広がりを感じました。 (やはり彼女は美しい)

2024-03-28

「メモ帳」とあるので、何かの備忘録なのかもしれません。自分の魂の遍歴を叙した詩なのかもしれないと思いました。 (メモ帳)

2024-03-28

1,2,3と続いて居るので、うた形式なのかもしれないと思いました。オノマトペの反復が歌謡を想起させてくれます。無駄のない簡潔な歌詞のなかに、詩魂を感じました。特に数珠と坊主、この組み合わせに詩魂を感じました。 (これはあなたの物語、です。)

2024-03-28

「傲慢」と言う自己規定が、逆説的に感じられるほどに、実際この詩の作者は謙虚なのではないかと思いました。モネやサガン、ニイチェ。これらの人物は有名人ばかりなのですが、この詩を彩り、この詩を盛り上げていると思いました。 (吾あ、傲慢)

2024-03-28

「大地と大空は決して混ざり合えない、」 このフレーズが印象的でした。ある意味リアルに、客観的な事実としては当たり前の事実、例えば空が落ちて来る不安を表した杞憂みたいに当然のことなのですが、このように表現されると、ふと立ち止まり、沈思黙考したくなってきます。 (夢の叶え方)

2024-03-28

自問自答なのですね。白菜の白い部分に触れて、冬のヒビを錯覚して、指先のヒビが炙り出される詩だと思いました。 (自答)

2024-03-28

過去との決別は難しいですね、心の蟠りが龍となって登って行きそうなほどです。「君」は有名な歌手になったのだろうか。「あの日わらいあった」事が今となっては心の支えとなっているのかもしれません。 (作り話)

2024-03-28

不眠症なのだろうか、それにしても、心臓の眠りとは多少物騒だと思いました。どんな夢を見るのかと問われると読んで居て、心臓の眠りだから、意外と穏やかな夢を見るのではないかと思いました。 (心臓の眠り)

2024-03-28

滔々と流れる詩なのですが、川の流れなのか、海の流れなのか、断定の出来ぬまま読み終わりました。そこで注目したのは 「だけどからだを疑わないことが何より大切なんだと自分に言い聞かせる、温かい薄花色のプールにわたしを溶かして泳いでいく」 この部分でした。プールに溶けている「わたし」と言うのは文字通り、プールに溶けているわけではないでしょうが、この「薄花色のプール」が既に「わたし」を含んでいたのではないか、だから「わたし」は安心して、このプールにわたしを溶かして泳いで行けたのかもしれません。 (クロール)

2024-03-28

言語三章なので、意外な断定かもしれませんが、音楽が流れていると思いました。第1楽章みたいな感じのフィーリングが感じられました。詩全体としては考察がなされていると思ったのですが、音楽のように流れて行く考察だと思ったのです。ミュージックが底流している詩、そんな気がしました。 (言語三章)

2024-03-28

誰かを 嫌いになれる 方程式が この三行なのですが、「方程式」と言う言い方で、ぼやかされているものは何かと思いました。この方程式で救われるであろう、心臓。蘇生される心臓。蘇生されると言う事は病んだ心臓。そこには、その背後には医薬や病院にまつわる、きな臭い話がストーリーとして揺曳しているのかもしれないと思いました。 (嫌いになる方程式)

2024-03-28

バスケットボールでシュートを決めたあの子が羨ましくて仕方ない(歯磨きしている) この詩行におやと思いました。括弧内の「歯磨きしている」の意味が空気みたいだと思ったからです。もしかしたら、この子は歯磨きを修行の一環だと思っているのかもしれません。 (無題)

2024-03-28

シャーデー・アデューは実在の人物。ムーミンとロールは虚構の人物。原理主義とは何かを考えさせられました。痴漢が大好きな女子高生。する方なのか、される方なのか興味深いところです。ウォンチューは南佳孝のスローなブギにしてくれを思い出すのですが、馬場明子さんのエピソードも詩を締めていると思いました。 (夜明け)

2024-03-28

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、冒頭のミリタリー性ですか。もう一工夫できたのかもしれません。終盤のドラマ性はもしかしたら、続編を書く事で、もう一展開できたのかもしれません。 (ミリタリー俺)

2024-03-18

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、虚勢ではないと思います。詩の内容で説得力を出そうと思いました。「ミリタリー」に匹敵する内容かどうかは自信がないのですが。 (ミリタリー俺)

2024-03-18

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、多少は過激な内容も出したのですが、しょせんは空想の世界なので、日常生活をコンセプトにしたような詩でした。平和と言えば平和ですね。 (そんな一日)

2024-03-18

「生きている」と言う生の実感。リッチマンの歩兵たちが自分の心を通過するときは人はアミューズパークではない、現実の地歩を実感するのかもしれません。 (昨日よりも生きている)

2024-03-10

金木犀の風を聞いたアスファルトに自己移入出来ました。木蓮の香りを乗せた道のりは遠いように思えました。複雑な境界線上にあるマークシートは人の心が刻んであるのかもしれません。 (晴曇)

2024-03-10

体内のオオカミとは体内を飛行するものではないか、何かこの世ならざる世界を跋扈するあやかしのたぐいではないのかと思いました。狼を信じると言う難しいゲーム。繁殖するオオカミに神は祝福を与えるのかもしれません。 (狼)

2024-03-10

弱雨ではなくて寂雨。名前の不思議。鼻水の上下。風は不埒だ。願望の詮無さ。詩に自然に対する信仰、崇拝があると思いました。 (路子/みち/こ)

2024-03-10

自分とそっくりな雷雲とは何か。ぼくは燃えかすと宣言する意図は。疑問は解かれないまま詩の宇宙は漂っているものを魅了するのかもしれません。 (自画像)

2024-03-10

ああ、ラムネの球。あれには不思議な感覚を生じさせる魔力があると思います。炭酸飲料特有の、吸引力と言うのか、魅力を振りまいて、珠まで、魔力があるような。「何処へ行ったの」と言う疑問は詩を拡げていると思いました。 (居ない)

2024-03-10

夜が殺人を犯す。ある意味、倒錯的な発想なのかもしれませんが、夜が光を殺したと言うのであれば、何か穏当な表現であるかのように思えます。この場合「死体」である光?はどんな形をしているのか、興味があると思いました。 (夜が光を殺した、夜が殺人を犯した)

2024-03-10

しもしんめい駅をめぐって、蘇ると記憶と言うのか、悲喜こもごも。輪廻と言う概念。私が私であると言う自同律の不思議。宇宙的郷愁に我々は戦慄してしまうのかもしれません。 (しもしんめい)

2024-03-10

SFの読書体験記や、時折挟まれる、詩集や詩誌の寄贈報告がこの詩を締めていると思いました。それにブリッジが取れたなどの、個人的な体験も挟まれ、個人的な体験は読書体験や、寄贈報告と同質な側面が大きいので評価が難しいのですが、矢張り、純然たる個人的な体験は読書や寄贈などの現実とは分け隔てられるべきものだと思いました。そして古書値に対するワンダーの感覚。本当に古書値は分からないと言う感慨はこの詩の中では清新なものだと思いました。 (詩の日めくり 二〇二一年十二月一日─三十一日)

2024-03-10

スマホを仕舞うと起こった、家の宇宙船化と言うか宇宙空間化と言うのか、蒸発してしまう私の怒り。無限遠点と言う私の興味をそそるもの。最後に出て来る無限遠点で交わる、平行線。垂れ始めた宇宙や、無数の宇宙のしずくなど、興味をそそられる内容が詩を構成していると思いました。 (雨)

2024-03-10

彼氏が野球をやって居るからかと、後の方を読んで得心しました。日曜日の雨は決して心の安らぎの為だけではなかった。青春の、汗と涙と、恋。それらが女の一人称視点から語られている。おばあちゃんや、縁台や、地球の果てや、人間は動物ではないかと言う懐疑、リニアの磁石並みの強さで、君を集約したり、近付いてくる空、昨日の自分が分からないと立ち止まる。青春が動物したり、人間したり、テクノロジーする、そんな現代美術の様なモードをこの詩からは読み取れると思いました。 (私ほんとうに、旅立てない(泣))

2024-03-10

死の恐怖からの離脱が、自分だけの妄念からの脱却がこの詩では展開されていると思いました。なので客観的には死の恐怖が、読んでいるものにちょっと伝わって来ました。この空が星で満ちて行くと言うのはとりもなおさず死者が増えて行くことでしょうから。主体が詩の恐怖から脱しても、却って客観的にはその恐怖が増して居る事に、気付き辛いと言う、アポリアを言って居るのかもしれません、この詩は。 (僕はね)

2024-03-10

時計が象徴している時と言う抽象概念。足跡の途中で、閉じられたのは時計と共に、時と言う抽象概念が呼吸をしてきたその痕跡ではないかとこの詩を読んで思いました。 (プラネット)

2024-03-10

「犬風呂」と言うタイトルにおやと思いました。犬や猫のための洗髪や、ボディー洗浄施設なら聞いたことがあったのですが、犬風呂があったのかと軽い驚きがあったからです。ラブラドールとドーベルマン。大浴場。透明な牙に空を見ました。名前のない犬は人間世界をどう見ているのだろうかと思うと、犬世界と言うのは、案外、人間世界と似ているところがあるのかもしれないと思いました。 (犬風呂)

2024-03-10

イラストが印象的で、何か宗教的な回心があったのではないかと推測されます。サイバー空間やジェニタルな世界、生殖の世界は散文化し、プログラム化するのかもしれません。決定権の所在、我々は既に膨張した社会の中で、テクノロジーが蔓延り、悪魔と天使が争うのではなくて、手を携える様な、悪夢のような空間に自己を委ねているのかもしれません。 (.673:怨憎法)

2024-03-10

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。自分的には電気グルーヴのシャングリラが一番よく知っていたのですが、該当曲から、小説などシャングリラに当てはまる項目は相当に多そうなので、この詩では、この詩だけのシャングリラとしておきたいですね。 (そんな一日)

2024-03-01

湖湖さんコメントを有難う御座います。ああ、布団を客の様に見て居ました。そんな感じが偶には必要だと思っていました。布団が主人公ではないのですが、それに近い感覚はありました。 (そんな一日)

2024-03-01

ハツさんコメントを有難う御座います。冬は布団を干すに限ると思っています。暖かい気持ち、その他、得るものがあるような気がしています。雲に話しかける場面は、実は雲を見て居だけなのかもしれません、現実においては。 (そんな一日)

2024-03-01

いわみつさんコメントを有難う御座います。ああ、褒めて頂けると素直に励まされます。この詩は恐らく、自分の体験が多分にふんだんに盛り込まれ、そのままではないにしろ、それらの反映がこの詩を、素直なものにしたのかもしれません。 (そんな一日)

2024-03-01

熊倉ミハイさんコメントを有難う御座います。ああ、最初の五行ですか。枕詞みたいに書こうと思ったところでした。そうですね、時間の隔たりが、科学的な発想を涵養したのかもしれません。今の自分と以前の自分、その差分がこの詩を書かせたのかもしれません。 (そんな一日)

2024-03-01

類さんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、身体的な部位は、非常に親しみが持てる反面、安易に流されないようにと言う縛りがあったような気がします、詩作時に。不屈の精神への憧れはあったような気がします。 (ミリタリー俺)

2024-03-01

鷹枕可さんコメントを有難う御座います。ああ、映画ですか。詩作する時はヴィジュアル的なイメージが飛んで居るのかもしれません。詩のフレーズを鍛える方途を模索して居るところです。 (ミリタリー俺)

2024-03-01

田代ひなのさんコメントを有難う御座います。ああ、そう言う解釈もできますね。倒叙見たいな感じも出て来ますが、海のゴミイコールハムちゃんずと考えて、もうちょっとストーリーを補うと確かに絵本みたいな感じを確実にできると思います。 (海へのツアー)

2024-02-29

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。ああ、読み易さですか。あまり意識しなかったのですが、恐らく、ハムちゃんずとか、子供らとか内容でも、分かり易さを盛り込めたのかもしれません。 (海へのツアー)

2024-02-29

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。何とか出来ないものかと、ハムちゃんずらの努力があったのですが、できなかった最後はちょっと悲壮的な印象を与えるのかもしれません。 (海へのツアー)

2024-02-29

破れる紙の音が赤信号と言うのはどう言う事であろうかと思いました。恋の様々な局面が描写されていると思いました。ラブレター、直接的な恋のアプローチなど。温度差なども単なる男女差をこえた内実を含んでいるのかもしれません。 (信号)

2024-02-27

苦い恋の思い出があるのかもしれません。後悔したいのに出来ない、そんな思いがこの詩を書かせたのかもしれません。 (Baroque Pearl )

2024-02-27

承認がなにか、ちょっとした驚き、意外な感があるのかもしれません。募金箱でしょうか、精神の遍歴が、この詩では飛翔していると思いました。 (募金)

2024-02-27

欲望と天使、天使と翼、欲望と翼。空想上の生き物ですが、天使は。時には真剣に何グラムあるのだろうかとか、考えたりします。見れない天使、触れない天使。見たときは死ぬ時なのかもしれません。この詩から思ったことは、「見えないもの」がもし見えたら怖いんじゃないかと言う事と、もう見えている、見えた記憶を我々は慎重に消去しているのではないかと言う疑惑ですね。 (欲望の翼)

2024-02-27

立春を迎えたのですが、まだ寒いですね、特に風が強い日は。頬は人間にとって特別な場所なのかもしれません。 (春風の記憶)

2024-02-27

インド哲学が入って居るのかもしれません。私の直感なので、間違っているのかもしれませんが、この詩を読んで、画像まで見た感想と言う事で言えば、哲学は世界を救うのではないか、詩想は人を救うことがあるのかもしれないと言う事でした。 (.673:怨憎法)

2024-02-27

ああ、遺書であるかのようにも読めました。この場合早まるなと言う言い方は無効の様な気がします。かと言っておざなりな励まし言葉も不適切でしょう。現実に対する不満ではないのかもしれません、この詩は。もしかしたら芽が隠れている詩なのかもしれない、そこを読み取らねばと言う感じが湧き上がって来ました。 (「つかれた。」)

2024-02-27

矢張り「コウカイ」とカタカナで記してあるのが印象的でしたし、何度も出て来る「口角」と言うワードがキー単語のような気がしました。口角を上げる。何かポジティヴな背後事情があるような気がしました。 (コウカイ)

2024-02-27

意欲的な試みだと思いました、どうしても内容よりも、あいうえおかきくけこ・・・わまで「を」と「ん」だけを除いて、すべての平仮名を漏れなく使って、それらを順番に必ずそれらの文字が冒頭に来るように配した、決まりごとの苛烈さを思いました。そして最後の「わ」のプロポーズが粋な内容だと思いました。 (北アルプス紀行)

2024-02-27

幽霊は激しく同意する 熊が忍者であること 日記は焼かれやすいこと 佐野さんは阿衡の紛議とは無関係であること コアなファンは不安定要素でもある事 一種試験は維持したが 二種試験は逃げて行った事 弥四郎がクロガネモチの実を 盗んでいたこと 眼の解剖図を見ながら 鳥は見られないこと そして幽霊は去って行く 幽霊の後ろ姿に迷いはなかった (B-REVIEW 2月のお題詩「幽霊」 「秘密] )

2024-02-26

時の流れが「七分間」。やさしい、いとおしい。「何もない」とは何か。空虚なのか、単なる外枠で、外枠の中には充填物で埋まっているのか。時間から来る厳しさまでも言って居るのかもしれません。 (七分間)

2024-02-25

ラムネの球はあれは何のために入って居るのだと思ったことがあります。居るはずの人とは誰の事なのか、この詩を読んで、空想の核が広がったような気がしました。 (居ない)

2024-02-25

作者の葛藤が詩的に消化されて行く過程がこの詩ではないだろうかと思いました。毒をはらんだ花はその象徴かもしれない。ハナカマキリはその虫バージョンですね。毒をはらむものは他にも居ました。しかし言論はデリケートなもので、その毒性に気付き辛い。そこに警鐘を鳴らすのもこの詩なのかもしれません。 (夢見るなら怒濤の雨垂れも)

2024-02-10

電柱をめぐる争いに、犬の放尿。隣町や江戸時代の五人組とは違うのかもしれませんが、一班、二班、三班の角逐。コンビニエンスストアのオーナーの強硬。会長の激怒、いろいろな人間模様が垣間見られて、ストーリーとしての面白さもあると思いました。 (埋設)

2024-02-10

タイトルも印象的なのですが、矢張りミチルちゃんにレノンちゃんが印象的で、サンラッサと言う地名も印象的でした。実在の地名だそうで、調べる勇気が湧きますし、もしかしたらこの詩のジョンレノンは同姓同名の別人で、ミュージシャンのジョンレノンとは何の繋がりもないのかも知れませんが、矢張り著名なジョンレノンを意識させられてこの詩を読んで見ました。 (ジョン・レノンは女だった)

2024-02-10

恋愛ポエム、恋愛ソング、懸想文などいろいろなワードが思い浮かびました。霜や露濡れなど、趣深い言葉が少女を包んでいるのかもしれません。 (アイスブルー)

2024-02-10

ポピュラーソングのような気もしたのですが、音楽がどれほど、詩に侵食しているか、見極めるのに時間がかかると思いました。 (「お・れ ÷ ひ・ず・み」)

2024-02-10

詩とはプロテストなのかもしれません。勿論カトリックを敵視しているわけではありません。この詩には問いがあります。しかし答えは曖昧模糊として漂う如し。時事批判が入って来ると世代論まで出て来て、この現実に対する絶望まで開陳される。この詩は若者のチンピラをリスペクトしているのかもしれません。 (チープ)

2024-02-10

「~がいい」と言う言い方に共鳴して読んで見ました。定義やアフォリズムのようにも感じられるのですが、そこは詩なので足跡のつかない海を作らないでとか、快適な詩フレーズがあふれていると思いました。 (Remove)

2024-02-10

「この世界は生きる事の出来ない命乞いと 死ぬ事の出来ない自殺願望で溢れていた」 こう言う行で始まると絶望的な気分になるのですが、さらに三連目の冒頭で 「この世界は飢餓故の餓死と 飽食故の病死で溢れていた」 と言われてしまう。 しかし赤信号みたいな太陽や黄色信号みたいな満月の存在。それらに包まれて我々は日々営んでいるのかもしれません。 (神と悪魔)

2024-02-10

上の行の魚は寿司ネタであろうかと思いました。最後の一行が印象的でこの少年は 寿司屋に連れ来られた子と言うよりは、寿司屋そのものに見えて来るから詩とは読めば読むほど不思議な作品です。 (寿司)

2024-02-10

(ちょうど同じならいいのだけれど、) (挨拶をするように) (ちょうど同じならいいのだけれど、) (ほんとうの光のいちぶであったくせに) これらカギ括弧内のセリフの様な心の中の言葉であるかのように思われ、詩に清新の気風を送っていると思いました。 (光/ひかり)

2024-02-10

受験勉強や資格のための勉強、それらを放り出して、詩作とは限らないのですが、何か書く。海に飲み込まれた自分は海をただ追いかけている。その後、続く詩であるような気がしました。 (見えないもの)

2024-02-10

「みんながきっと正しいんだろう」と「僕ひとりだけ、正しいんだろう」のフレーズのコントラスト。転がって転がって転がった果てにこの詩が出来たような気がしました。 (蛇雲)

2024-02-10

「ε-(´∀`*)ホッ」 ここが何とも言えないですね。読み方に迷いました。 (独り言)

2024-02-02

先鋭的な試みだと思いました。 (連詩への「なにか」編集版)

2024-02-02

産めよ増やせよ地に満てよは聖書の言葉ですね、そこからオナンにちなんだオナニー禁止の教えが出て来るようなエピソードを聞いたことがあります。受難と言えばイエスの受難、磔と言うのかゴルゴタの丘を想起するのですが、この詩ではもう少し日常的なものにシフトしているようなそんな気がしました。 (受難)

2024-02-02

値上げの時代だからこそ、値下げを売りにする優位性はあるのかもしれません。ユーモラスな詩だと思いました。雪国を追いかけるとはどんなことなのか、解釈の楽しみもあると思いました。 (雪国)

2024-02-01

生と死のあわいにきみが眠って居る。静止した水面は、川に行かなくても、沼に行かなくても、湖に行かなくても、海に行かなくても、畳の部屋にあるじゃないか、居るじゃないかと、この詩は言っているような気がしました。 (墨)

2024-02-01

見果てぬ夢と言う訳でもないでしょうが、ノットオーヴァーの夢。夢を永遠に見て来たと言う詩行から、この詩ではむしろ永遠を夢に見てきたことを言外に示唆しているのではなかろうかと思いました。 (dream is not over)

2024-02-01

最後の行の(言葉って難しい)が意外と本音なのかもしれません。最初の10行の無駄を削ぎ落したような、動詞の連続、名詞の連続が印象的で、逃げろ逃げろの果てのらぶ。愛と書かずにらぶ。ラブではなくてらぶ。立ち止まりますね。これからの詩の展開を予感させる10行だと思いました。 (noize to noise)

2024-02-01

時間的な隔たり、断絶は難しいですね。難しい以上に不可能を強いる迫力がある、それが歴史ですね。「変わったね」「変わってないね」のフレーズ、セリフ。「君」は人形でなければ、決断を迫られる立場なのでしょう。 (できそこないの詩)

2024-02-01

滔々と流れるストーリー。司法試験の論文問題の様にも感じられて、設例のようにも感じられました。しかしこれは詩ですので、詩的批評性が当然に感じられて、その内蔵された批評性を感得するのがこの詩の読みなのであろうと思いました。「電柱」は詩を発生させる原器みたいなものですね。 (埋設)

2024-02-01

寿司ネタの下で詩のフレーズが。57調でしょうか。ではないですね。最初の連は57調的だと思いました。人の成長と、現在が交差して抒情を奏でていると思いました。駆けていく少年は詩の放浪に出かけたのだと思います。 (寿司)

2024-02-01

艱難辛苦汝を玉にすは校長先生が朝礼で言って居たような気がします。そのフレーズだけですが、記憶しているのは。前後は忘れてしまったし、ほかの朝礼での話は忘れてしまっています。この詩では美に対する嫉みではないような気がするのですね、言われていることは。むしろ羨望を越えたところにある、イデア、そんなものを希求している詩だと思いました。 (夢見るなら怒濤の雨垂れも)

2024-02-01

声に出して読んでいると、最後らへんは読み辛いのですが、狂って行くさまが生き生きと再現されているようで、新境地の様な気がしました。アとハだけで構成された、三行もそうでしたが、人間の社会に対する感情の襞が、剔抉されているような気がしました。 (幸福の国)

2024-02-01

うーーん難しい問題ですね。死んだらお星さまと言うのは、生きている側から見てと言う事なのでしょう。そうでも言わないと耐えがたいと思うので。勿論そのために宗教があるようなものなのですが、なので縄文時代、旧石器時代、人類の歴史と共に、宗教感情は古いのでしょうが、お星さまは矢張りきれいだと思うのです。それは死者を弔う、哀悼する我々の心がきれいだからなのでしょう。 (僕はね)

2024-02-01

日記風にも見えるのですが、応援しかしていない事実。最後の二行は健常者のバレーボールでしょうか。障碍者バレーに影響を受けたのかもしれません。 (ここ最近の出来事)

2024-02-01

かたちを ころしたい と言うフレーズには少しドキッとしました。虚構の無限性、詩に広がると言うよりはむしろ詩の外に広がっているような気がします。羅針盤は詩をどこに導くのだろうかと思います。恐らく、幾度も替えるでしょうが。踏切を渡るとすぐに表れる「あなた」は光の存在なのかもしれません。僧旻の不思議さを思います。古代にさかのぼったわけではないでしょうが。 (それのほか みちはない)

2024-02-01

復活と言う語に注目しました。マーラーの復活ではないのかもしれません。魂の源泉。神様。永遠。いろいろなこの詩のヴォキャブラリーを拾っていくと、この詩は宗教的な高みの前に詩があるんだと主張して居る様でした。 (両親)

2024-02-01

最初の方は本当に動物に擬態して、リスとかモモンガとか、これから冬眠する動物をこの詩から感じました。しかし狐でしたね、実際に言及されている動物は。その後人間的な回顧に戻ったような、恋人に対する回想、別れた後の回想。おばあちゃんの存在感もあり、上手く二人の間が中和されているような、そんな感じもしました。 (私ほんとうに、旅立てない(泣))

2024-02-01

他者に対する陰口を実際に言わなくても頭の中で言っただけで厳格に考える。キリスト教の聖書を思い出しました。姦淫についてですが、頭の中で考えただけでも、その罪を犯しているとイエスは言う。それと宇宙論っぽいところはポーのユリイカを想起させられます。内容的には、多分、交わらないと思うので、あくまで大雑把に考えてですが。最初の音楽のくだりでリラックスできたので、一気にこの詩を読み下すことができました。 (雨)

2024-02-01

鷹枕可さんコメントを有難う御座います。ああ、私はインド神話のラナを考えていましたが、ネパールの宰相一家、ありましたね、不可解な殺害事件。クーデーターとも言われていますが。そうですね、私もそんなに確定的な読みと言うのか、解釈は想定して居ませんでした。政治批評性ですか。あったのだと思います。ただ、はっきりと政治を、ああ、王が出て来るからですね、確かに政治批評性と言うのか政治に対する思いはありましたね、この詩の詩作の最中に。 (記憶の襞)

2024-01-31

鷹枕可さんコメントを有難う御座います。ああ、良作と言って頂けて望外の喜びです。自分で読み返してみて、タルコフスキー的な心象とは、そうかもしれないと思い返しました。思想的な牙とは、斧が出て来たので、その事かもしれないのですが、いい意味で考えると玩味すべき単語かと。 (ポーシャの絶望を救いたい)

2024-01-31

万太郎さんコメントを有難う御座います。最初の二連は尻で統一してみましたね。日本神話は拘りがありました。正確な知識をと言う思いもあったのですが、両者を比較すればより、理解が深まると思ったのです。 (尻)

2024-01-31

Thukinikoさんコメントを有難う御座います。ああ、siriと尻ですか。今頃気付いています。最初のコメントでは気付けなかった。日本神話の奥深さを知るための、まくらみたいなものとして「尻」を最初に提示してみました。 (尻)

2024-01-31

A・O・Iさんコメントを有難う御座います。ああ、尻は、英語でも多様な表現をするようで、外国語から啓発されたわけではないのですが、尻で一貫した詩を書けないのかと模索してみました。最終連でスサノオノミコトとヤマトタケルで混乱してしまいましたが、尻と言う概念の重大さにかんがみ、日本神話がふさわしかろ言うと言う私なりの詩的判断でした。 (尻)

2024-01-31

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、鮮やか。詩のイメージは現実を越えればいいとは思っていませんが、眼が鼻に進化したり、牛が粉になって行ったり、目がサメになって行ったりとある程度はそうやって表現した以上、責任と言いますか、表現責任の重さを思います。そこであざやかさですね。私的には詩のイメージの鮮やかさを思いました。非現実的だからこそ生じる鮮やかさ、シュールと言い換えてもいいのかもしれませんが、そう言った鮮やかさに対して、重い責任を持つと言う事は、詩作の発展にとり、有意義なことだと思いました。 (進化する目)

2024-01-31

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。ああ、おめでとうございます。俳句における新年の季語の多さや、深さに驚いた年末年始でしたが、そうですね意味、ミーニング、詩はそれらを超えることが多いのかもしれませんが、矢張りある程度は定立と言うのか、定位を行わないと、詩としてのリズム、詩の内容と言うのか、詩作の真意が伝わらないと言う悩みがありました。楽しい、ノスタルジックな読後感を持って頂けたのなら、望外の喜びです。ただ、意味が分からないが感情は残る言う指摘、今後の試作に生かしていけるかと言う事が、心もとなく、稀有な作家性と言う事にしても、遠野物語に依存してはいけないのではなかろうかとか、言外の内容まで感じられて、それらまで含めて、考慮すると、今後の試作に生かしていく重みを思います。 (ダンサーと節夫)

2024-01-31

atsuchan69さんコメントを有難う御座います。ああ、そう言って頂けると嬉しいです。爪の垢を煎じるとは些か大袈裟かも知れませんが、詩作をした甲斐がありました。グラムいくらと言う取引は金や銀グラしか知らないのですが、この詩では、ダンサーと節夫、そして遠野物語が、そう言った提示に耐え得るのかどうかにチャレンジしたのだと思います。 (ダンサーと節夫)

2024-01-31

投票したいと思いました。妊娠出産は詩作、詩の発表ではないかと言うようなありきたりな解釈を拒む硬質な詩質を感じました。「絶頂」と言えばサミット、エイペックス、トップなど英語にして見ればいいと思いました。外部が感じられました。外部が覆っていると思いました。 (透ける)

2024-01-30

コメントが欲しくてあげる事にします。お願いします。 (ホラーストーリー)

2024-01-30

柊山凡人さんコメントを有難う御座います。そうですね、息もつかせぬと言うのか、いい意味で、無駄な間を省く、間を有効に使うことは考えたのかもしれません。のめり込んで頂けたのなら幸いです。良い詩と言って頂けて嬉しいのですが、私的には反省点と言うのか、自詩を振り返って内省できると言う点で、コメントに対するコメント返しは有益だと思いました。 (ダンサーと節夫)

2024-01-19

含羞のために郵送できないのか、郵便番号的な個人情報を知らないために郵送できないのか、詩ではぼやかされていますが、葛藤が伝わって来ました。自分の内面の葛藤が外在化した詩なのかもしれません。 (『郵便屋さん』、または窓辺より)

2024-01-18

ユーモラスな詩ですね、ユーモラスな中にもペーソスがあるのかもしれませんが、電車に託す、ドレミ音階、イロハニホヘト。最愛にして最高の友となる人とは誰の事なのか、その謎がこの詩を引き立てていると思いました。 (快速ド 通過12)

2024-01-17

瞳に映る情景。過去。過去の記憶に別れを告げる時、詩人の詩魂が湧き上がるのかもしれません。 (みなれた街並み)

2024-01-17

語りの詩でしょうか。モノローグではなくて、語り掛けている、話しかける「君」が想定されているような気がします。知識のお披露目とはちょっと違った語り、話しかけ。貯金の話。プライベートな語り掛けの中で、詩に昇格する契機を探っているような気がしました。 (花になりたい)

2024-01-17

死んでしまった君の事と断定するには、この詩の中では、詩はあっても死はないような気がするので、断定は不可能のような気がします。いなくなってしまった君。単に別れただけなのかもしれませんが、偲ぶその姿に、哀悼の念にも似た影を見出すときに、この詩のすごみが隠れているのかもしれないと思いました。 (ひとりぼっちの部屋の中)

2024-01-17

夢幻の世界なのかもしれません。でも単なる夢とは違う、学習や、カセットテープの中身から得られた、貴重な詩源が有るような気がして、夢とうつつの世界。もう出られないかもしれないぐらい対象化が難しくて、夢と現実の区別が難しくなっている。とっかかりは1937年のパリ万博なのかもしれませんが、認識を誤ると、脱出不可能な現実世界の中で詩が死んでしまうのかもしれないぐらいのワールドをこの詩から意識させられました。 (インソムニア)

2024-01-17

示唆的な詩ですね。現代的な詩だと思いました。徒然草では勝とうと思うな?負けまいと思え?具体的な勝負ごとにかこつけて言って居たので正確な引用ではないのかもしれませんが、美空ひばりのうたでも、柔道だったか、やわらだったか、勝とうと思うな、負けまいとして勝負ごとに臨めみたいな歌詞があったようなきがします。愛は騙されること。この詩フレーズも示唆的ですね。そしてさらに騙されている自分を演じるとなると高難度のような気がします。 (私の好きな社会的弱者)

2024-01-17

この詩では「宇宙旅行」が悪い意味で使われているのかもしれません。宇宙旅行が普及すると夢が無くなると言うのは常識的なレベルではよくわかるのです。夢を見て居られる状態が詩なのかもしれません。 (いま)

2024-01-16

鎮守の森の雰囲気がよく伝わって来ます。時代の尖り、さむさに関しては続編が有るのかもしれません。 (幽界)

2024-01-16

ああ、哀悼の念がほの感じられました。誰かが死んだ後なのかもしれません。 (水)

2024-01-16

咲ぁいた咲ぁいたと言う独特のリズムが全編にわたって出て来て、小さな苧環、野の花、鈴蘭など、芽を出し、蕾を付けてと常識的な内容が、詩化して溶け込んでいる。彼岸花もありました。豊かな台地が詩情を育むのかもしれません。 (野の花咲いた)

2024-01-16

よくまとまった詩ですね。百八と言うのは煩悩のことかもしれませんが、綺麗な子と言うのは「いち」の事ではないのかもしれませんが、綺麗な子の中に「いち」が溶け込んで、詩魂が醸成されたのかもしれません。 (いち)

2024-01-16

繰り返される そして感じなくなった 何も感じなくなった これらのフレーズ。小気味良く感じるか、不気味に感じるか、「そして」や「もうすっかり」。 海鳥の正体を思います。具体的な海鳥の名称なのか、海鳥ではない何者なのか、謎解きではないですが、謎解きしてこの詩を見ても、愉快なのかもしれません。 地表以外はすべて深淵と言う認識。詩を締めていると思いました。 昨日しかない星。占い以上に内省がはやるのかもしれません。 (コバルト)

2024-01-15

中々興味深い詩だと思いました。恐らくタイトルの「恋するナンパ」が文字通りのナンパではないと思わせられた時点でこの詩はある種の目的を達成できたのではないでしょうか。間歇的なイメージの中、サザエさんじゃんけんの制作など、大衆に認知度の高いものを持ち出して詩を読む人の心をくすぐっていると思いました。ああ、でも 「恋するナンパ。今日も道端で、自作のサザエさんジャンケンを持ってウロウロ。 恋するお姫様方。貴方たちの欲望、時に切なく、時に笑って、見つめております。」 この2行は、ちょっと特異なナンパですが、タイトルを物語っている二行として注目しました。 (恋するナンパ)

2024-01-15

読んだ印象ですが、詳細な描写と言うか、丁寧な描写から、大胆な断定になるのかもしれませんが、不安の兆候が内面に逍遥して居て、それがこの詩のようなスタイルいなっているのではないかと思いました。それと、内面自体はそんなに出てこないか、殆ど外面描写だったと思うのですが、外面描写が、最初に指摘した不安の兆候とはちょっと違うニュアンスで、矢張り内面の不安と言うのか、内面の動揺が、この詩のような描写に成って居るのかもしれないと思いました。 (142857B 2007)

2024-01-15

「ないものばかり」と言う言い方に、自分の観念の中に、ないものばかり見つけるのか、現実の具体性の中にそれらを見出しているのか、恐らくその両方、現実の具体性に触発されて、それらは「ないものばかり」そのものではないのだけれども、現実の具体性に触発されて、自分の観念が、ないものばかりで満ちてしまうのではないかと推察しました。 (ある時の心模様)

2024-01-15

雰囲気があると思いました。お伽噺と言うか、童謡と言うか、宗教的な願いが有るのかもしれません。昔自転車で転んだことが有りました。その時の自分の背中の傷を思います。この詩はそれを昇華しているようなそんな感じを受けました。 (町医者)

2024-01-15

やはり、隕石のインパクトが印象的です。二度目の感想なのですが、対訳が有ればなあと言うぜいたくな悩みかもしれませんが正直そう思いました。 (衝迫)

2024-01-10

死に続けているという表現が気にかかりました。と言う事は生き返ってはまた死ぬ、を繰り返しているのかと解釈できるからです。それでは葬儀はやれないだろうと言う感想ではつまらないかもしれませんが、この詩のユーモラスさはなかなか一言では言うのは難しいと思ったので、素朴な疑問からこの詩の理解が深まればいいと思いました。 (葬儀、地球の)

2024-01-10

換気扇の穴からでてくるサンタさんは妖精並みの小ささなのかもしれませんが、この詩では、実際のサンタクロース以上の役割を期待されているようで、出現する前から、ある種の期待感、緊張感があると思いました。 (管理)

2024-01-10

投票を忘れたのでもう一度コメント欄を送信します。 (神さん)

2024-01-10

ユーモラスな詩ですね。味噌汁を遊泳している神が僕の体を乗っ取ろうとしている。性病を治すために?恐らく詩を書くと言う事は変な神に取りつかれることなのかもしれません。 (神さん)

2024-01-10

月のにおいがこぼれて来てと言うのは何かほかの匂いと錯覚しているのだろうかと疑ったのですが、「ひのひかり」との比較で、昼の月であろうかと思いました。そこから発生するイメージ群。何かこの詩を解明するきっかけとなるのかもしれません。 (あんた、だらしない口 してる)

2024-01-10

めいれいに対する拘り。分節されるセンテンス。一般的に目を閉じなさいと言う命令は散文的と言うよりは情緒的で、陽が差してきてポカポカしてきたのかもしれませんが、何か妄想がポカポカさせたのかもしれません。 (vapor trail)

2024-01-10

正式に結婚する前の心の葛藤なのかもしれません。女が夢想する、男象、結婚前の葛藤。他の男性なら?これは禁句であり、タブーなのかもしれませんが、それらも含めての葛藤なのかもしれません。 (マリッジブルー)

2024-01-10

指を折るたびに現れる、親族の情景、自分史。叔父や継父。棺を覗く行為。指を咥える行為。父には折る指がない。常に選んでいた遁走の道。「幻影」への道程がこの詩のプロセスで有り、結論であろうかと思いました。 (或る人)

2024-01-10

「サキ」とは誰かと言う問いが私の中で発生しました。サキ、サキ、サキと言う連呼。安易に婚約者と断定したくない、雰囲気がこの詩にはあるような気がしました。ちょっとホラーテイストもほの感じられました、あくまで言外の意味からですが。 (fingerprint)

2024-01-10

花だけのリアルネス。誕生日の人のための花束とケーキ。単純な花とケーキの比較だと思えないのですが、紅茶の場面が印象的で、ぼやけた視界が詩を深化させて行くのかもしれません。 (花束)

2024-01-10

じゃっかるーくとは何だろうかと思いました。枕に着けて説明をする。「じゃっかるーくいきますか」など。じゃっかるーくでは越えられなかった壁ばかり。かるーく出来なかったものばかり。じゃっかるの本当の名前も気になりました。 (じゃっかる)

2024-01-10

イメージが泡粒のように感じられました。鴨長明の方丈記ではないですが、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」だと思いました。読むたびにそれこそ詩全体のイメージが変わる万華鏡のようなそんな感じもしました。「テン」「ソラ」「うみのにおい」など表記法にもこだわりが感じられますし、色の詩的な処理、形容詞でも、副詞でも使える様な色。文字通りのカラーではないと思ったのです。空白の活用など、詩の空間が文字だけではないことも自覚できました。タイトルの「げんざいちてん」からして、このタイトルはイメージの表出装置の意味ではなくて、そうもとれますが、詩が成立する場所ではないだろうかと私は思いました。 (げんざいちてん。)

2024-01-10

「犬に嚙まれる」 酢の海に満たされて 双子の姉妹や吠える犬に 気付くのが遅れた 吠える犬は有人宇宙船に乗って アストロノートに噛む癖がついた 私は夢の中で犬に噛まれて 規定の数の蚊を叩いて 腕や足で殺して 血に染まる足や腕を眺めると 北の方角をトレースして居る スパイの存在に気付いた 犬に噛まれるのは夢の中だけだ スパイは夢と現実の区別がつかない ならば夢の中で狐に噛まれてもいいと 思った (B-REVIEW 1月のお題詩「犬に噛まれる」 「時間停止AV] )

2024-01-09

五類に移行したとは言え、矢張り「距離」と言われると、コロナ禍の余波から、ソーシャルディスタンスを想起するのですが、この詩では違っているのかもしれません。失うことに対する、心の防御の必要性からこの詩が生まれたのかもしれません。 (何でだろう)

2024-01-08

各連で印象的な行が有りました。一連目は 「隣人たちが裸を脱いで待機中である」 服を脱いでではなくて、裸を脱いでと言う言い方にふと立ち止まり、ここに詩があると思いました。 二連目は「しかもその画質にはVHSの香りがして、」 ただの香りではなくて時代の香り、技術革新の香りが感じられて、詩が発生する混沌が感じられました。 三連目は矢張り 「ただいまアリゾナ州トゥーソンにてキャデラックの卵巣から電波を受信しました」 キャデラックの卵巣とはなんであろうかと思いました。考えれば考える程、謎が深まりそうですが、詩的謎として、一旦保留して、この詩を読み進めて行くと、分かって来るものがあるような気がしました。 四連目は 「7番めの月が落ちるとき、  ぼくときみとの成果物のなかの忘れられたアボガドが放たれ、  だれもいない公園の真ん中で、名づけられない怪物とともに眠ったんだ」 最後だけ3行引用しました。名づけられない怪物とは何か。忘れられたアボガドとは?七番めの月が落ちるとは文月(旧暦の7月)の事であろうかなど、自分の中に問いを持つことが、詩の解明につながると思いました。 (幸福な朝食、退屈な夕食〈仮題〉)

2024-01-08

vapor trailも飛行機雲なのですね。コントレイルが飛行機雲なのは知っていたのですが。目を閉じなさいと言う命令?玄関でなされた命令だろうか。そのへんは曖昧なのですが、腰折れと言うのも腰折れ歌ではなくて、この詩では文字通りでしょうが、どうしても和歌の世界の腰折れ歌が浮かんで、イメージが錯綜しました。 2では「めいれい」「あの」では無くて「ぼくたちの」。増えている物音。飛行機が行った音は、「いった」と読むと、米軍基地や自衛隊の基地が近いのだろうかと思いますが、「飛行機がおこなった音」と読むと、ジャンボ機でもいいような、そんな感じがします。 3では目を閉じなさいがまた出て来て。そして最後の行のレモン色のタバコ吸引機。タイトルの飛行機雲を思うと、吸引機と飛行機雲を比較してほしいのではないかと思いました。 (vapor trail)

2024-01-07

花に謝りたいと言うのもおかしな話ですが、花は矢張り鑑賞するしかない、その一方的な視線が反省点なのかもしれません。 (さようなら)

2024-01-04

常識的に言うと、降るのは雨だったり雪だったり、霙だったり霰だったりするのでしょうが、「命」が降る。降って来たものを探す。「笑顔」が降って来た?命は笑顔だった?。命が擬人化されている描写があります。歩き耳を澄ます命。呼吸までする。命のあるものであれば当たり前の行為なのかもしれませんが、こう言った一連の流れが、ここに詩有りと思いました。 (小さな思いを命に当てはめる)

2024-01-04

日時計と言うか、時の記念日にちなみ、天智天皇が思い浮かびました。そして 「無関心は危険の種子である この種子は病んだ精神として発芽し育ち いちおう月並に見える花をつける」 こんな詩行が印象的で、その中でも「月並に見える花をつける」に心惹かれました。 (日時計)

2024-01-04

「平民はやがて首相になるだろう。それがこの世の平等なので。僕らは常に二面性に息をする。波紋はどこにでもつながり、戦争は形に現れなくなったもんだ」 これらの行、連に文明批評や時評を越えた、現代、モダンに対する、批評から来るポエジーが有ると思いました。それと流動体なのに留まろうとする、の箇所や、僕はどうしても生きてしまうと言うセンテンスに、実存の悩みが垣間見られて、苦悩がポエジーに昇華して居ると思いました。 (僕の仕事)

2024-01-03

真の詩人とエセ詩人と、難しい問題を提起した詩を書いて居ると思いました。魂の詩人、存在がにじみ出る詩人でしょうか真の詩人は。自分の中からエセ詩人を追放できるのならば気が楽なのかもしれません。 (エセ詩人)

2024-01-03

待って居るのはサンタさんの事なのかもしれませんが、もしかしたら現代のサンタクロースはユニコーンとか、何か今までとは違う生き物に乗って居るのかもしれませんが、この詩では恐らくトナカイに乗ってと言う事なのでしょう。 (栗酢鱒)

2024-01-03

「存在」と言うと「存在と時間」を書いたハイデガーを思い出すのですが、この詩ではあまり関係なさそうなのですが、この詩にある種の時間軸を感じました。具体的には、黒電話と最近の携帯電話やスマフォの比較を反映した着信履歴の事だと思うのです、この詩では。着信履歴は消すことが出来ると思うのですが、消すときの心理的ハードルの事を言って居るのかもしれないと思いました。 (満たされる着信がほしい)

2024-01-03

ちょっとした夫婦の会話なのかもしれません。恋人同士なのかもしれない。たらこスパゲッティを媒介にして、容易ならざる二人の関係がピリピリとしていると思いました。イオンモールが二人の仲を取り持ってくれるのかもしれません。 (たらこスパゲッティのへんちくりん)

2024-01-03

連れて行かれていると言うシチュエーションがちょっと分かり辛かったのですが、もしかしたら、美しい言葉と引き換えに連れ去られたのかもしれません。美しい言葉のために。高いリスクを負わねば、不可能な美しい言葉の罪深さを思いました。 (明ける君)

2024-01-03

般若心経が印象的な詩で、矢張り全体を聞きたくなったのですが、眠れない夜の退屈しのぎとは思えないほどに本格的な心経の展開だと思いました。 (眠りの中で)

2024-01-03

ゴミ箱で消すと言う表現、フレーズにふと立ち止まりました。勘違いしてゴミ箱で消す。勘違いしたことを全部全部ゴミ箱で消す。「そう思ってた」と来るので、それこそ勘違いだったと反省しているのかもしれません。不自然に踊る心は勘違いを誘発しやすいのかもしれません。 (後腐れ)

2024-01-03

「君の唯一の個性はスカート丈だったけど」 ここにふと立ち止まりました。人格と言う案件。青春の定義など、一番最後のイワシの群れのたとえが印象的でした。 (ベイトボール)

2024-01-02

ヤングケアラーの事を言って居るのかもしれません。シンデレラの事も出て来ますがやはりそこに出て来る鼠が印象的で、パンくずのエピソードも前から知って居る様で知らなかったみたいなエピソードで、シンデレラの複雑な性格を表しているのかもしれません。 (ハイイロネズミ)

2024-01-02

古書をアマゾンで買う、値段の揺れ動きなど、自分の詩集も含めて、値段の変化が詩そのものであるかのように感じられて、夢の話では、盗人の弟が手錠をかけられても、容易に逃れてしまう、そこで目覚めて、手錠をかけられても逃れる以上、ちょっと説明し辛い部分が、曖昧になってしまうところにポエジーが有ると思いました。 (詩の日めくり 二〇二二年三月一日─三十一日)

2024-01-02

矢張り夢と詩は親和性が高いのだと思います。特に夢に続きが有ったりすると、断絶と再生を見せられているようで自分の心が励起します。詩誌や詩集のくだりも興味深かったのですが、個人的な事情、薬や、病名なども、詩との直接的な関連性は分かり辛いながら、常に詩に影響を与え続けるものとして、詩の壁をなしているのかもしれません。 (詩の日めくり 二〇二二年四月一日─三十一日)

2024-01-02

2022年五月一日~五月十日まで読んで、山田裕彦氏の「囁きの小人」は持っていたなあと思い出しました。よく出て来るジミーちゃんの存在が詩内容の軸を形成していると思いました。現代詩フォーラムのくだりは、詩を成立させる外枠を言って居る様で、必須のものだと思いました。 五月十一日から五月二十日まで読んで、SFだから珍しくもないのかもしれませんが、矢張りタイムパトロールや人間製造機と言う言葉が出て来るとドキッとすると言うか、胸躍るものが有ります。そして詩誌CROSS ROADや同人詩誌『unedited』、特に具体的な詩の引用は勉強になると思いました。 五月二十一日から五月三十一日で、ブリッジのくだりや、夢の中の話、衣服の病院の話など、この詩ではSF小説の内容が多いのですが、それらが活きて来る外枠的な事情が大変興味深く感じられ、そしてその最たるものが「平子 一さんから、詩集『Shiretoko』を送っていただいた。」のくだりでした。英訳対照と聞くとなおさらそう感じられます。 (詩の日めくり 二〇二二年五月一日─三十一日)

2024-01-02

祈りが訴えであるかのような、不思議な感じがしました。死者を哀悼しているのかもしれません。もしかしたら、荘厳ミサ曲が背後にあるのかもしれません。 (祈・・)

2024-01-02

戦争で人が死ぬよりよっぽどいいと言う発想、イデオロギー。比較対象がユーモラスだと思いました。頭の脳が溶けていたとか、ちょっとシュールなのですが、右半分の顔が消えて居たり、左目の位置がヘソの右下の位置に変わって居たり。何か説話と言うのか、教訓話が隠れているのかもしれません。 (平和イデオロギー)

2024-01-02

弁当のおかず。Looking for おかずと言うフレーズがユーモラスだと思いました。女に弁当を食べられる詩であろうかと思いました、ちょっと表現があやふやで分かり辛いのですが、「君」は女で、おいしく食べてねとそんなニュアンスを私は読み取りました。 (弁当)

2024-01-01

ただの回想とは違うと思うのですが、詩的浄化を経た、回想。具象性が抽象性へと浄化して居ると思いました。全ては具体的な経験がもといに成って居るのでしょう。 (ベッドの上で)

2024-01-01

距離感や大きな存在。苦い初恋の思い出は疑似恋愛と並立可能なのかと思いました。距離ができると愛しさが発生する。山の彼方に、恋が有るのかもしれないと思いました。 (意地悪な詩)

2024-01-01

「きれいな字を書く人」にハッとしました。きれいな字を書く人はそれに比例した何かを持っているのかもしれません。そして「復活する時代」ですね、愛も自由も。復活と言うとイエスキリストの復活を思い出すのですが、そして戦争からの復興や、瓦礫からの復興を願ったり、復活コンサートをやると思うのですが、この詩では、復活の大衆化、えらい宗教家の平板化から来る、ポエジーの復活が待望されているのだと思いました。 (孤高)

2024-01-01

酩酊から来る、詩風と言うのが有るのかもしれません。ランボーに酔いどれ船と言う詩が有りました。あなたを想って泣くその精神がこの詩を書かせたのかもしれません。 (酒)

2024-01-01

安裸花がアジサイだとか、嘯くの読み方(うそぶく)など、少し読み辛かったのですが、何とか読み切りました。独特な美学があると思いました。露(あらわ)は露わと言うのと同じだと思うのですが、貝殻骨や咲う少女、わらう少女、花が咲くと言う意味だと思うのですが、など数え上げればきりがないのですが、「雲海」、「これは気づかなかっただけなのである」など、独特の間と言うのか、空白の使い方も含めて、和のテイストなのかもしれません。 (たとえ曇天星邱)

2024-01-01

ちょっと傲慢な言い方ですが、確か創作作品だったか、宗教家の言葉に「震えて眠れ」と言うのが有りました。この詩でも、そう言ったフレーズを想起させるフレーズが出て来ます。(「微かに感じる罪の予感に震え、私たちは眠りにつく。」)。象徴的で、美しい過去、過去進行形、それが如何なる意味や働きを現在にもたらすのか、それを考えるとこの詩の意義が分かるのかもしれないと思いました。 (『いつかの田舎道で見た憧憬としての女子学生』『人は罪と幸福に塗れ、明日も生きる』)

2024-01-01

時事批評が感じられる詩ですが日本フィーバーは海外旅行を日本に選ぶ外国人が多くて、その景気の良さを言って居るのかもしれません。「知ってますよ」と言うフレーズと共にある程度幅を持った、歴史、時間の流れをコミカルに再現したのかもしれません。世代論や都市間格差、生まれてから死ぬまで。都市設計と言うのか、建築論と言うのか、ちょっと言い辛いところにまで踏み込んだ内容の詩だと思いました。 (あなたへ)

2024-01-01

「決して錆びることのない刀を授けよう」。この一行が印象的でした。そのすぐ前の終ることのない刹那の快楽とは何なのだろうかと言う事も含めて、ファンタジー要素をこの詩から意識させてくれます。 (花道)

2023-12-31

矢張り一番最後の「もしかすると、裸の自分が存在するから書くというよりは、書くという様式が裸の自分を拵えるのかもしれない。」と言う知見と言うか詩表現が衝撃的で、ディアローグとモノローグの違いを越えて、伝わって来る知見だと思いました。「甘え」。モノローグは甘えであると言う認識も常識的な知見と言うよりは、自分の経験の中で、築き上げられ、結晶化した、尊い達成物のような、ヴォキャブラリーのような気がするから不思議です。 (裸の自分)

2023-12-31

ホットケーキとほっとけ―と言うダジャレが夢とは言え威勢のよさが、詩のほかの部分からも伝わって来ました。リズム感の良さもあるのかもしれませんが、リリカルな感じがしました。待ってはくれない命。命のくだりの連が印象的で、「残酷なんだな」と言う感慨がこの詩の主題であるかのようにも感じられました。 (誰かのほつとけーき)

2023-12-31

ユーモラスな詩だと思いました。「根雪」と言う診断。まだ、霜月だと言うのにと言う切迫感は雪の様に溶けてしまうのかもしれませんが、出された薬も根雪だったのかもしれません。 (病気)

2023-12-31

成田離婚とは性質が違うものなのかもしれません。マリッジブルー。プロポーズされて結婚できたのに、なぜか憂鬱。不倫願望の強い人であるかのような示唆がなされていますが、決して違うような気がしました。結婚指輪が象徴的でした。 (マリッジブルー)

2023-12-31

中秋の名月、旧暦8月15日。偶々その日に雨が降ると雨月で残念なのですが、曇って居て見えないと無月。この詩では最後の詩行で「明日の天気予報を月に尋ねる」と言う詩的な表現で終って居ました。 (中秋の名月)

2023-12-31

頭の中の太陽とは、詩想であろうかと思いました。ぐるぐるぐるぐるして居る思考。地球もそうである。地球にある愛を信じて詩作し続けて行くのでしょう。 (ぐるぐる)

2023-12-31

難しいですね、よく友達以上恋人未満と言うフレーズが出て来ますが、この詩を読んでいてそんなフレーズが思い浮かびました。 (どこかへ)

2023-12-31

メテオライトと言うと自信がないですが、隕石だったかなと、怪しい英語力ながら、英語を堪能しようと声に出して読んでみました。対訳がない中で、英語を読むのは不安なのですが、人類史、動物とのつながり、宇宙との相互関係、そのなかでも、メテオライトインパクトと言う表現が印象的でした。 (衝迫)

2023-12-31

境界越境的な文芸なのかもしれません。町田康。作家としてはまちだこう。本名はまちだやすしなのだそうです。パンクロックと言うのか詩みたいな小説なのかもしれません、町田氏の小説は。 (「入門 山頭火」の話)

2023-12-31

確かにハイビームを考えると夜出歩くのはあまりよくないと考えることがよくあります。公園のブランコが無くなって居ると言う発見。もしかしたら公園そのものが廃墟になると言う事態は避けられて胸をなでおろしている詩作者が居る様な気がしました。 (帰省)

2023-12-31

今の季節と違うのですが、大学共通テストまで半年もないと宣言されると、何となく、時間の波に乗れるような気がしました。小学生の頃の思い出から、天文学者へのあこがれ、宇宙飛行士にはなりたくない理由など、明快に語られていると思いました。お盆だったのですね、流れ星や、宇宙の事を考えることから来る憂鬱など、結構現実的な思考が明快な詩だと思いました。 (夏休みの覚書)

2023-12-31

誰に貸したのか、どんな本だったのかが明示されていないので、ミステリアスなのですが、「借りた本」にしてもそうで、情報量が少ない分、想像は働くのですが、何が「解った」のか考えるとさらにミステリアスな感じが増しました。 (離別)

2023-12-31

心象に積もった雪に惹かれました。うつくしい鈴は大きな鈴なのかもしれません。神社の鈴を想起しました。裏返る仮名遣いは心象風景なのかもしれません。股ぐらから流れる血は妊娠出産を暗示しているのかもしれませんが、この詩では判断停止した方がよさそうです。「死んだ女」が象徴的で、逆に鮎川信夫の「死んだ男」を想起させられてしまいました。あんな詩が書ければと言う理想像みたいな詩ですが、日暮れて道遠しですね。 (nonequilibrium)

2023-12-31

黒の対する執着と言うのか、好みと言うのか、好きなあの子の好きな色だからと言う理由付け。生きていく上でのネガティヴな感情を言って居るのかもしれません。避けられないながら、それらを吸収しているような黒、象徴しているような黒。夜の色でもありますが、変化、明から暗みたいなニュアンスの暗に当たる黒。様々な黒がこの詩では処理されていると思いました。 (BLACK)

2023-12-31

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、梅酒の事でしょうかね、良く買われると言うのは。私としては夏を想定して居ましたね、梅酒と言う事で。年がら年中出回って居るでしょうから、現代は、そこのへんのところが難しいと思いました。 (シュークリーム)

2023-12-29

A・O・Iさんコメントを有難う御座います。そうですね、自分の知識を詩で活かすことが出来たら、これほどの知的快楽はあるまいと思っていました。ターナーはこの詩では殆ど絵画とは関係のない文脈で使いましたが、当然、あのイギリスを代表する画家のターナーは意識して居ました。北斗の拳のイメージはよく知られているので、安易な使い方では不味いぞと、ある程度の覚悟はありました。 (シュークリーム)

2023-12-29

Thukinikoさんコメントを有難う御座います。そうですね、モダンに徹すると言うのは統語作用を期待したのかもしれません。新国誠一も念頭にあったのですが、少しばらけた感じを統語、統合してくれと期待して居ました。 (シュークリーム)

2023-12-29

紅茶猫さんコメントを有難う御座います。ヌナワは脱構築と言う訳でもないのですが、正反対の者らを包んでくれる外枠を求めていたのかもしれません。語の必然性の崩壊は、時には弱点として働くかもしれず、おっかなびっくりなのですが、詩精進の中で克服していきたいです。 (シュークリーム)

2023-12-29

m.tasakiさんコメントを有難う御座います。梅酒はもしかしたら、夏を振り返って、登場させたのかもしれません。ジュンサイは恐らく、あの特有のぬめりが好まれたり、嫌われたりするのかもしれませんが、自分の詩の中ではそれらを超えた境地を前提としていました。モダンは新国誠一あたりを意識していたのかもしれませんが、具体的に反映させるという点で言えば、EEカミングスら、意識させられず、忸怩たる思いが有りました。 (シュークリーム)

2023-12-29

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。そうですね、あの特徴なので、ムササビは、私的には殆ど、と言うか半分は鳥と認識していたと思います。そのへんのイメージを十分に生かして、詩内容の印象を強くしようと思いました。ワードの豪快さは多分に、ムササビと言う実物に負っていると思うので、自分の詩でそれらのイメージを維持できるか、最低でも、多少の飛躍はしたいと思い、詩作の中に登場させてみました。 (ムササビ)

2023-12-29

むたんちゃんさんコメントを有難う御座います。そうですね、ムササビは、インパクト十分だと思い、使用してみました。哺乳類なのに鳥みたいなところとか、生活実態の神秘さ、希少性などが念頭にありました。 (ムササビ)

2023-12-29

鷹枕可さん再コメントを有難う御座います。ああ、それは残念でしたが、合議の結果を厳粛に受け止め、これからも詩精進に邁進したいと思います。イメージの弱さなど、反省点を再検討して、再チャレンジするかどうか、慎重に検討したいと思います。 (最終兵器とは)

2023-12-29

鷹枕可さんコメントを有難う御座います。自由詩掲載枠があったのですね。歌誌「帆」なのでちょっと、詩枠に関しては懐疑的でしたが、勇気をもって投稿してみました。ああ、フロイト。夢判断、文庫で持っているのですが、あまり熱心に読んで居なかったので、糞便は貨幣の象徴とは読み落として居ました。そうですね、最終兵器うんこで強い印象を与えようとした意図はありました。砂糖を含んだ雨は、雨、飴の連想と言うよりはむしろ、宮沢賢治に連なるような雨雪的な連想だったのかもしれません。自分自身、あまり深い意味を持たせようと言う意図はなかったと思います。「~ような」の数行は、多少は高村光太郎の詩作品「根付の国」を意識したのかもしれません。 (最終兵器とは)

2023-12-29

yasu.naさんコメントを有難う御座います。最終兵器と言う概念はいろいろなところで活用されていると思うのですが、私的には手っ取り早いと言う事で、多分に漫画やアニメから多くを負っているような気がします。ロッキーと言うと、矢張りボクシングのイメージが強と思うので、ここはボクシングのイメージを消す努力をしたと思います。単語のイメージは確かに決定的に働くことがあると思います。漫画やアニメの様に社会的な広がりが、すでに自分のコントロールのきかない形で配列されていて、非対称的な状況、こちらの事情が受動的には逐一反映される速さに比して、能動的には殆ど有り得ないほどの強固さで、途切れてしまう絶望感は、逆に制作側の方がよりよく体現していると思うからです。そのような背景を前提にすれば、そのような背景を持つ単語と言うか、名称は結構威力があるのではないかと思った次第です。 (最終兵器とは)

2023-12-29

タイトルでもあるので、この詩でカモメが重要な役割を担っているのは直感できるのですが、それ以上に気になるのが勾玉で、この勾玉は何なんだと言う事が分かればこの詩が分かるような気がしました。 (鴎)

2023-12-25

詩に節度があるとしたらこの詩ではないでしょうか。こくりと闇が動いたと言うフレーズは単なる擬人化ではないと思うのです。水質がカサを主張したり、随所に擬人化的な表現はありました。玉手箱七十二面体と言うフレーズと言うのか、合成語から、この詩の立体性が垣間見えているような気がしました。 (水質検査)

2023-12-25

日本語で言うと句読点の句点ですね。西欧的にはピリオド。この詩では何か区切りであるかのような、終わり、境目を言って居ると思いました。人生を締めくくると言うフレーズから、この詩にある、覚悟が表れていると思いました。 (ピリオド)

2023-12-25

前に進んで戻らない時間。その痛切な思いが詩法を慎重にしていると思いました。熱い雫、貴方を困らせる。悴む手はこの詩の象徴だと思いました。 (今、暇乞いを)

2023-12-25

旅立ってしまう、と言う表現に立ち止まります。勿論死ぬと言う意味ではないと思います。変な場所に旅立つ。何か示唆的でした。走って、空を飛ぶことはなかった。泳ぐこともしなかったと言うと、自由とは何かと考えさせられてしまいました。 (そして少し、自由が広がった)

2023-12-25

独特の用語が波打っているように、擬古調であるかのように、踊っているかのように感じられました。白鳥が縊死すると言うのは何かイコンの様な印象を持ちました。山村舞台と言うと、ふと谷川雁の山村何とかを思い出します。行動隊だったか。還俗の予言とは僧籍のものが世俗に復帰すること、詩とは関係ないのかもしれませんが、足利義昭や護良親王などを思い出しました。 (白銀の穹)

2023-12-24

近未来の世界、ロボット的なものが当たり前で、バイオテクノロジーを使っての人工的に生物の進化を操作できる、そんな近未来が浮かんできました。テラフォーミングまで出て来て、実は近未来ではなくて、相当遠い未来なのかもしれません。性転換や、青い髪のターヤ、レゴリスの役割、などを考えると、再び、遠い未来ではなくて近未来だと思えるのが不思議です。 (ターヤ)

2023-12-24

ジャッカルとは綽名でしょうか。読み方によっては謎めいた印象が有り、じゃっかるーくと言う言い方に軽いユーモアを感じるのですが、ミドルネームと言っているから、ヨーロッパの王朝世界を想定しているのではないか、ごっこなのだろうかと思いました。もしかしたら、じゃっかるは病人で、難しい配慮を必要とする人だったのかもしれません。 (じゃっかる)

2023-12-24

サキと言う名は未来の妻なのかもしれません。眼鏡の指紋と言うのは意味深で、子供 欲しいなと言うフレーズと共に、未来へ突き抜ける時間軸を意識させられました。 (fingerprint)

2023-12-24

古代ギリシャと言うか、トロイア戦争や、ギリシャ神話のアガメムノン、パリスまで出て来て、トロイア戦争の原因や、パリスの審判にも思いが至り、不遇の花の罌粟が笑っているようにも嘆いているようにも見えて、詩の核心部分が揺れていると思いました。 (トロイアへの雅歌・断章)

2023-12-24

アドベンチャーゲームと言うのか、アニメの原作と言うのか、読み進めていく中で、近未来の世界なのか、ゲームの中の出来事なのか、アニメのストーリープロットなのか分からなくなり、最後に劇場版と。インターポールなども出て来ますし、国際刑事警察機構、ドイツを思い浮かべてしまうのですが、そのほかスパイ小説、軍事機密など、映画のプロットなのかと思ったりもしました。 (インソムニア)

2023-12-24

地球の死んだ直後、笑ってしまう地球の表情とはと、あるいはそもそも地球の顔とは。地球の形から、正確には楕円なのだそうですが、自然に「顔」と言う単語が出て来たのかもしれませんが、地球の顔が変だと言われると、何か地球に対してフェアーじゃないような気がしました。おしっこのエピソード。腐らない地球。葬る気にならない地球。死に続けている地球の意味がこの詩のカギだと思いました。 (葬儀、地球の)

2023-12-24

神の国と言うと、文学作品、アウグスティヌスなどが思い浮かび、どちらかと言うと文芸よりは宗教に近いのかもしれませんが、呪いをかけられる詩人、老婆に変えられた詩人と物語的なストーリーテラー的な魅力が私をこの詩にひきつけました。極限の思考の果てに何があるのか、私はふと選挙アルバイトを思い出しました。この詩とは関係ないのですが、詩と仕事。何か、果てにすら、始まりが有るような気がしてきたのです。 (廃棄処理工場の向こうに神の国がある/極限の思考の果て/いつからかお前は消えた)

2023-12-24

高浜虚子と言うと、「五百句」などが有名ですが、全般的に、人の冬眠の話、難病を治す消極的な方策や、若者のテレビ離れ、ブルーハーツの話、少子高齢化の内実など、興味深い内容に満ちていました。年が詰まって来て、矢張り話題になるのは今年の一年を振り返りつつ、来年はどうなるかだと思うのです。「どんな年」と言う問いが終わりで決まって居ると思いました。 (2023年の書きおさめ)

2023-12-24

ちょっと演歌テイストと言うか、歌謡曲の様な印象を受けました。ただ「チドリ」はシギやケリに似ていたりして、区別しようとすることから詩味が感じられるのかもしれません。なので詩を読む側の責任をちょっと感じました。 (女の未練)

2023-12-23

栄養に対する知見、何を食べればいいのか、詩作と体調の協調性。そして時事ネタ。世の中に対する風刺詩だと感じられるのですが、こう言う詩は読むたびに印象が変わるのかもしれません。焼き肉と炭水化物に対する誤解。胃の中で30分で消化される肉。人間の他の動物に対する比較句から来る驚異。プーチンの驚異。知見に富んだ詩だと思いました。 (プーチンの世紀)

2023-12-23

顎で人を使うではないですが、最初の行で、出て来る「オトガイ」。膿腫。荒廃にあるものは?と思います。死臭が膿腫と重なって来ます。永遠を願うのは畜生であろうかと思いました。虚ろな緑や川や波や土。鬱陶しい体温。死んでいる櫂とはどんなものであろうかと詩的想像力を膨らましてみました。雪月花と言う大枠。「泣く」につながるプロセス。「姿、すがた」。自分の影なのかもしれません。死灰を生むでちょっと原子爆弾を思いました。風哭くと組み合わさると詩的想像力が拡がると思いました。 (あんた、だらしない口 してる)

2023-12-23

何重にもある足。タコやイカではないですが、海洋生物を思い浮かべました。子守歌だったり、遠くなったり、円のした、円とは空だろうかと思いました。やはり海のイメージを間接的に言って居るのかもしれないと思いました。しろあめのヴィジョン。救いようがないパラフィン紙とは何か。謎解き要素も含めて、この詩に対するチャレンジ精神が私の中で沸き起こりました。 (海螺珠の心臓)

2023-12-10

おばQと言う存在。勃起するペニス。今日のあがり。金銭的な事も含めて、性戯と言うのか、現実がせりあがって来るさまが極めて印象的で、詩の枠組みを超えようとする試みであろうかと思いました。 (「俺とおばQ」)

2023-12-10

小さな成功とか、社長の奥さんや、愛人さんに対する感謝の念など、ひっかりやとっかかりがありました。日経新聞と東洋経済、タイトルでもあるのですが、読んで居ないと言う事と、生意気と言う事は、どう言う意味を持つのかと真剣に考えてみました。 (日経新聞と東洋経済に包まれて)

2023-12-10

Who am I?印象的なフレーズですね。鮎川信夫にそんなタイトルの詩がありました。覚醒と言う単語。未知の世界を想起させられます。ワールドが向こうから手招きして居る様でした。 (よあけまえ)

2023-12-10

1~5まで全てあなたはなぜ詩を書くのかとなっていたり、「誰かの渦」、この箇所。渦に巻き込まれて死んだと推測されている、イギリス人を思い出しました。その人は世界で初めて、ドーバー海峡を泳いで渡ったのですが、両手の倦怠とあいまってこの詩の核心部分に迫っているような気がしました。 (あなたはなぜ詩を書くのか)

2023-12-10

不安の時代ではないですが、先行きの不安と言うか、巡る季節の常套性と言うか、陳腐さの中にある、美。中途半端と言うキーワード。全力疾走が好転をもたらすのかもしれません。 (中途半端な今)

2023-12-10

タケダ漢方便秘薬など、具体的なものを出されると、イメージ喚起力が違いますね。歩きスマホ、シンデレラフィット、スニーカーや、バグなどキーとなる言葉を抜き出すと、この詩の全容なり、部分の光が分かったような気がしました。 (夜の散歩)

2023-12-10

蝶を殺す夢、荘子の胡蝶の夢とは全然違うと思うのですが、多少は念頭にあったのかもしれません。 (げんざいちてん。)

2023-12-01

お遍路や空海のところが印象的でした。弥勒と仏陀のエピソードも。輪廻転生と言うか、黄泉返り見たいな、生き変り詩に変わりして打つ田かなと言う俳句ではないですが、仏教概念が私性の侵入を許さない、厳しさを思っているのだと思いました。 (兜率天)

2023-12-01

ゼッケンさんコメントを有難う御座います。キューピッドはローマ神話だとクピード―、ギリシャ神話だとエロースなわけですが、キューピッドと言う形が恐らく英語なので、一番普及していると思いました。ヤシの木の下と言うのは、ちょっと漫画チックなのかもしれませんが、キューピッドとの組み合わせで、何とか凌ごうと思いました。あわよくば詩効果もと思ったのですが、そのへんはちょっと自信がないです。南国のイメージはハワイとか、インドネシアとかあると思うのですが、天使を考えるとちょっと眠たくなるのかもしれません。「シャオ」は本当に知りませんでしたね。矢張りキャラクターが一緒でも変わって行くもので、更新だとか、最新情報に注意して詩作もやって行きたいですね。 (天使)

2023-11-30

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。夢と言う概念、年少期の児童福祉や、国の施策など、一見詩とは何の関係もなさそうなところに詩の源泉があるような気がすることがあります。朗読でもただ朗読するのか、子に読み聞かせるかで、大いに違うように、朗読の仕方も変わって来ると思うので、夢のあり方、児童の意識がどこで揺れるのかと言う事は非常に重要な意味を持つと思いました。この詩では北斗の拳、特に南斗聖拳、そして天使を絶対的な他者として提示しました。村上春樹論については知りませんでしたが、詩とは違う他ジャンルの人が出て来ると引き締まる思いで、詩作の展望が開いて行くような気がしました。 (天使)

2023-11-30

吸収さんコメントを有難う御座います。そうですね、パチスロと言うか、スマスロですか、現在は。そちのほうは知りませんでした。矢張りアニメ版と言うか普通に1985年1月からやって居た?1984年の11月ぐらいだったか、からやっていたアニメ版の印象が強いので「ヒョー」「ショー」ですかね、私的には。ユダとレイ、ありましたね、死出のはなむけと言うとちょっと違和感があるのかもしれませんが、存在感のあるキャラが死ぬ以上、それなりのキャラクターを充てると言う演出効果はあると思いました。南斗聖拳の必要性は、分かりませんが、物語内部の必要性ではなくて、もっと大きな視点からの必要性があったのかもしれません。トキは登場させなかったと言うか、思い付きもしないぐらいレイの存在感が私の中で圧倒的で、その為にレイはエピソード的な登場で、動かすことが出来なかったような、そんな憾みはありますね。レイの存在感がトキなんだと思って頂ければと思います。 (天使)

2023-11-30

1.5Aさんコメントを有難う御座います。恐らく、どんな著名人でも、アインシュタインとか、パウリとか、フェルミとか著名人なので親しみが湧くのですが、殆ど全部、苗字ですね。日本語の場合だと、湯川秀樹(博士と付ける?)とか野口英世とかフルネームで言う場合が多そうですが、講演会や論文では、適宜その人の気分や、客観的な事情、なるべく約(つづ)めて言ったり、前後のコンテクストから敢えてフルネームで言ったりとか、柔軟に対処していると思うのです。この詩では、ダンテはファーストネーム、つまり日本語で言えば、吉村寅太郎の寅太郎なのに、シェークスピアはやはり苗字なので、ダンテは普及している言い方としては珍しい例ではないか?と思い、矢張りこの詩では両方出す必要があると思って出しました。他に例は知らないのですが、著名人で言えば、特に故人であれば、ルソーでもモンテーニュでもモンテスキューでも苗字だと思うので、本当にダンテは珍しいと思ったのが詩作の動機だったと思います。なのでシェイクスピアの方は出す必要がないのではなくて、別に他の著名人でもよかったのではと言う論点から、コメントの主意をとりました。そう言う観点から言えば、確かに他の著名人でもよくて、シェイクスピアである必然性はないような感じはしました。ダンテとウィリアムと並べると矢張り、「ダンテ」の通底性と言うか、普及度、それとは反する個別的な特定性が優れていると思うのです(詩人の「ダンテ)。「ウィリアム」では男子の名前で多すぎて、別にシェイクスピアである必然性がそれこそないと思うのです。ダンテでもイタリア人で普通の名前で多いのかもしれませんが、日本人での普及度を考えると、ダンテとウィリアム(君)は好対照だと思ったのです。 (津田さんの詩)

2023-11-30

勉強します。ありがとうございました。いろいろと迷惑をかけました。さんコメントを有難う御座います。エイクピアと言うのはハンドルネームそのものなので、苗字とか下の名前と言う意識はないです。エイクピアと言う固まりでハンドルネーム全体と認識して頂ければと思います。エイク・ピアとかエ・イクピアとかエイクピ・アなどの区切りは考えたことがないのです。当然エイ・クピアなども同様ですね。矢張りエイクピアと言う形でハンドルネーム全体と言う認識だと思います。 (津田さんの詩)

2023-11-30

かずやさんコメントを有難う御座います。()や?は使ってしまいがちですね、他意はないのですが。あと「」なども。()は心の声見たいなステレオタイプな回答になってしまいますが、異化効果と言うよりはむしろ、地の文との差異化でしょうかね。ダンテは私が興味ある詩人なのでちょっと引っかかる表記法になったのかもしれません。ダンテはルネサンス、シェイクスピアはエリザベス女王(一世)やジェームズ一世のイギリス絶対王政の重要な劇作家、詩人として詩想の源泉だと思いました。 (津田さんの詩)

2023-11-29

忠次さんコメントを有難う御座います。ああ、人類全体を唸らせる、とは壮大な叙事詩であろうか、抒情詩であろうか、それらの混交であろうかと思います。そうですね、幼少期への遡行、家庭内の諸々、確かに詩の歴史とは、差別との戦いであったのかもしれません。表現の技巧化も悪い訳ではないのでしょうが、品性が下劣化した反乱は不味いと思います。巨視的で斬新な詩は可能だと思いますが、難しい以前に、意欲を導き出すのが困難でしょう。モチベーションの低さだけは技術でカヴァーできないと思うのです。高いモチベーションが得られればと常々思っています。詩のこれからの展望、未来を考えれば、詩作以前の、詩に対する望み方や、姿勢のモチベーションは高まるのですが、純粋に詩作だけのモチベーションとなると困難が予想されるのです。 (ゆとり)

2023-11-29

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、ライバル宣言は、切磋琢磨が出来ていいのかもしれませんが、意識の覚悟、覚醒への渇望が必要なのかもしれません。淡々とした部分は、詩に革命を起こそうとして気負い過ぎると、詩がだれるかもしれないと言う危惧感から来ていると思います。飛躍する部分は、矢張り飛躍こそ詩の醍醐味だと思うからです。ただ、飛躍は抑制的にと常々思っています。魅力は神と子と精霊の三位一体見たいな、矛盾の解消、解決、相対立する物の総合などから来ると思っているので、表現や表現内容によっては滑ることもあり得る、所業、難行ですね、詩で魅力を出そうととする行為は。めげずにやり続けて行きたいし、詩以外の分野にも目を向けて精進して行きたいところですね。 (ゆとり)

2023-11-29

1.5Aさんコメントを有難う御座います。不条理さですか。実存主義哲学のサルトルの小説や、カミユ、カフカが思い浮かびます。見える空気のようにですか。窒素が一番多くて、酸素、二酸化炭素と、空気の気体成分は大体わかって居ても、問題では、さらに細かい成分パーセンテージまで聞いて来る選び辛い問題で、敗北した過去がありました。今では、実験の都合や、娯楽の要請から、カラフルな空気商品もありそうなのですが、詩においては、厳格さと緩さの混じり合いから分かり易さは必須だと思っています。詩に敗北はあるのだろうかと私は時々自分に問いかけます。敗北とはいかないまでも、慙愧に打ちのめされるモーメントはあるのかもしれない、ならば、せめて読者の感情に触れて、理解の共有、感情の共有ぐらいは、最低限であるので、それぐらいは達成したいと言う欲望があります。何か詩である種の感情を伝えたいのだと思います、萩原朔太郎の感情詩社がふと思い浮かびました。 (ゆとり)

2023-11-29

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。ああ、馬の例え。有名な英語の格言ですよね。そうですね、詩を書くといつも反省頻りで、内省を深めたいと常々思っていました。書く前や、書いている最中よりも、書いた後こそ大切であるかのような発想には今でもとらわれています。エモーションはどうでしょう、思い入れはありました。ガトーショコラ、ラノベなど、もうちょっと展開できればよかったのかもしれません。忍者ハットリくんとかは詩には直接出てこないので、難しいと思いましたが、いずれは展開できればと思っています。筆力と言う言葉、懐かしく思うと言うよりは今でも有効なヴォキャブラリーだと思いました。でも懐かしさが強くて、今何をしなければならないかとは相容れないものがあるのかもしれませんが、共存共栄を考えて詩業に邁進したいと思いました。 (ゆとり)

2023-11-29

エルクさんコメントを有難う御座います。矛盾は弁証法的解決が可能か、例えばクラシック曲の様な中で、穏便な終止を迎えられるかと何時も思っているのですが、詩においては解決の難しい問題だと思っていました。お漏らしのエピソードは忍者ハットリくんの中の三葉 ケン一(みつば ケンいち)がモデルとしてありました。偶々アニメで見ていて、そんな場面がありました。原因はケムマキ・ケムゾウだったのですが、この詩ではそのへんの事情は無視して、「秘密」と言う概念を提起しました。と言うか告白、内面の告白に置き換えたのですね、現象に対する克己として。安易な乗り越えだったのかもしれませんが、少年の心の成長を祈って居ました。なので他の詩ではもう少し大展開できないかと今では思っています。自己矛盾も含めて、少年のビルドゥングスロマンではないですが、精神の成長を祈念して居ました。威厳などの箇所は、ちょっとユーモアに逃げていると言うか、間奏曲と言うか、主題からちょっと逸れて、少年よ野心を持つためにはそれなりの心の成長が必要だぞよと言うニュアンスもありました。そうですね、ガトーショコラ、ラノベなど、心の余裕と言うか、矛盾を回避すると言うか、包み込むと言うか、オブラートの効用を受けながら少年よ成長してほしいと言う願いがありました。 (ゆとり)

2023-11-28

ミソサザイはスズメより小さい鳥と言われており、鳴き声ぐらいは聞いたことがあるのですが、高いところにいたりとかしてなかなか降りて来てくれない憾みがありますね。普通は手を翳すと言うと思うのですがこの詩ではレモンを翳すと言うところが、逆に手にレモンを翳すと言うところがちょっと立ち止まるところですね。ミームは調べてみました。「脳 内に保存され、他の脳へ複製可能な 情報」とあり、「踊る」と言う表現に納得しました。斜めっているサウンドとは何であろうかと思い、詩的空想を羽ばたかせてみました。最後の曜日ですが、アサギマダラが出て来て、この蝶多分、何回か見ていて、普通のナミアゲハ、これは恐ろしくたくさん見ている。アオスジアゲハは結構珍しいが、クスノキの葉を食性としているので、幼虫が。まあ、珍しいけれど見ないことはない。アサギマダラが、一年に一回見るかどうかの蝶ですね、私的には。そういった感じで、この詩を概観してみました。 (素描)

2023-11-24

今年の夏は暑かったと思い当たりました。もしかしたら秋がやってこないのではないか、夏がずっと続いて、急に冬になると言う状況を本当に恐れていたのかもしれません。血の涙のところは写真を撮るのは本当に深刻な事なのだと言う事が伝わって来るようでした。その写真に秋があふれかえり、夏がなかった。初雪の思い出が出て来て、詩の解釈の難しさを思いました。 (I hated you)

2023-11-23

悪魔とは言わないまでも、「あなた」と言う人物に小悪魔的な魅力を感じているのであろうと推察します。どんな狂気をささやいたのか、ささやかれたのか、そこはぼやかされ、「あなた」に対する賛美がポエティカルに続いているのですが、これは騎士道精神なのかもしれません。最後の行から、この詩は結婚初夜の場面を描いた詩なのではないかとかいろいろ空想が膨らみました。 (とこしえの時)

2023-11-23

クリスティーに語り掛ける調子。白スーツを着ている男。朝岡さんちの犬の種類など、詩語や詩行の示唆や暗示が詩を盛り上げていると思いました。 (ねえ、クリスティー)

2023-11-23

悪童と言うよりは天使なのかもしれません、あいくんは。彼以外全員世の中の人は善人と言うのは大胆な断定ですが、詩を愉快なものにしていると思いました。あいくんの日常、インターネットへの書き込みなどは、せーしんや魂の発露なのでしょう。 (あくいくん)

2023-11-23

75調ですね。ユラユラ揺れる天秤とその原因。時の風が印象的ですね。詩の言葉と言うよりは常識の言葉、と言う感じがします。添い打った当たり前の言葉じわじわ詩の言葉に感じられる、そんな契機が貴重だと思いました。 (天秤)

2023-11-22

神話的な骨格を思いました。 「その時顳顬から稲妻、眉間から尊厳、鼻先から愛が溢れ出した。」 こんな一行から、古事記など、女陰から稲穂?ちょっと忘れ仕舞ったのですが、神話的な構造を思います。足元に創造された池、これは古事記の冒頭部分の鶏の卵を使った例えと言うのか、混沌的な状況を思い出させるものでした。 (やはり彼女は美しい)

2023-11-22

海螺を調べてみたら、中国語では巻貝やほら貝の事だそうで、「珠」が付くことによって、真珠的なニュアンスなのかもしれません。最初の始まりの上下に極端にずれる表記や、正常な表記に戻った後の、雨(う)と言う独特なルビ。陽翠(ようすい)のような独特な言葉遣い。詩の言葉や詩の文章が詩に徹していると思いました。ああ、そして最後の連も、最初の連と同じような表記に回帰して。詩を読みたい欲求を満たしているように思えました。 (海螺珠の心臓)

2023-11-21

クラスメイトと言う存在。そして自分の結婚報告。百パーセントの女の子と言うフレーズは印象的でした。決めつけや断定ではなくて、カテゴリーの表明。固有名詞を避ける態度が詩を呼び込んでいるのかもしれません。 (ある秋の思い出)

2023-11-21

許すや許可。誰なのかと言う問い。クエスチョン。アジェンダと言い換えうるのかもしれません。誰と言う問いが有益なディスカッションを呼び込むことがあるのかもしれません。 (誰)

2023-11-21

姉との確執、庭の野生動物たち。夢の画像と現実の画像。鳥の登場。黒い鳥は重要な存在ですね。後にも最後らへんに出て来ます。ずっとかくれんぼが続いているかのような人生。好きな線や好きな色。黒に近付く色。ああ、黒い翼でしたね、最後らへんに出て来るのは。黒い鳥ではありませんでしたが、ブラックバードの存在が、この詩の屋台骨の様な気がしました。 (修正液)

2023-11-21

偽物の朝とタイトルと一行目が一致して。夢と現の区別がつかないと言っているので、外枠だけに成って居るのかもしれません。詩作は捗っているような。そんな都合のいいこともないのかもしれませんが、その後の詩行を読むと、案外詩想は練られていたのかもしれません。 (偽物の朝)

2023-11-20

詩情がないらしいと嘆く連が印象的でした。詩の工房を垣間見る様で。若干、ネガティブですが、「こっちの世界」とは?と思いました。詩の世界の事だろうか。あからさまには述べられていませんが、歩きながらでも詩作に耽って居たのかもしれません。 (夜の散歩)

2023-11-20

形だけの考察ですまないのですが、自分の持っているアンソロジーに、ゲーテの詩だったか、ヘルダーリンの詩だったかで、確かこんなフォルムの詩を見たことがあります。翻訳の日本語もそのフォルムに倣った行配列でした。蜂の巣の袋叩きや復活の日、眼球など、興味深い詩行や詩語がありました。1~4まですべて同じ文章と言うのは、何か示唆していると思いました。タイトルでもあるわけですが、太陽や月の運航になぞらえているのかもしれません。詩が太陽や月のそのものなのか、太陽や月の元に詩が従属していると言う骨格なのかはわかりませんが。 (あなたはなぜ詩を書くのか)

2023-11-20

棺と缶は関係ないでしょうが、カギ括弧の連が印象的でした。嗚呼の嘆き?と共に心情が吐露されているのかもしれないと思いました。「偶然」や「欺瞞」。額縁の中、から、貴方はもう死んでいると推測されるわけで、タイトルの意味も分からないわけではないのですが、「わたしは」の行から、未来への開放系が不安に満ちたものにならなければいいがと思いました。 (出棺前夜)

2023-11-20

笑っていると言うとテレビの影響かどうしてもサザエさんのオープニングテーマ?違うか、エンディングテーマだったのかもしれないですが、サザエさんのテーマソングを思い出します。この詩では、新入生、ジャンププラスのことなどから、中学生か高校生?かなと思いました。スカートやブレザーなどの言い方から揺れ動く恋心であろうかと思いました。しかし君だけ同じ空気を吸えていないからと言うのは解釈の仕方によっては恐ろしいと思いました。勿論、比喩であろうし、窒息なんてことはないと思うのですが、何か教室で死んでいるかのような、状況に思い当たり、恐ろしいと思いました。 (溺れる)

2023-11-20

「それを拒む若すぎる老人」 こんな詩行にハッとします。気付いて居ないと言う確信。確信のはかなさをこの詩は知っているように思えました。 (灰の視野)

2023-11-10

詩行が、無駄を切り捨て、詩に徹しようとしている意志を感じました。溶けた体に指を入れるのは誰なのか。誰?と言う問いが澎湃と湧き上がって来ました。 (導入)

2023-11-10

抒情の発露に節制を感じました。抑制と言うのか、抒情が必要以上にエネルギーを持ってしまうことを警戒しているのでしょう。親は檜と言うところがちょっと分かり辛かったのですが、擬態しているのはもしかしたら、抒情そのものなのかもしれません。 (子供星)

2023-11-10

「あの木は私の心臓の血を吸って生きている木なのです」 こんな詩行にはどきっとするのですが、おなかのなかで戦争があると言うフレーズからは内臓の事であろうかと思いました。臓器ではなくて、おなか全般のことかもしれないのですが、ああ、嵐が来そうだと。何か来る予感が詩なのかもしれません。 (森の女がまぼろし、潮騒を聞くのは秘密だ)

2023-11-10

天使へのプロセスだろうかとふと思いました。天使になった後のさらにその先があると思ったのです。天使とは自分の似姿であろうか、だとしたらバイブルではないですが、天使イコール神であるかのような。でも天使は神の使いであって神そのものではないと、理屈ではないですが、理屈がむくむくとこの詩を読んで居て発生しました。何か神劇であるかのような雰囲気を感じ取ったのです、この詩から。 (月の裏側で天使のミイラが発見された)

2023-11-10

寝苦しい夜なのでしょうが、どっちかと言うと慣れない環境で何度も寝入っては目を覚ましているのではないかと思いました。自分自身が見えるのも夢の中で有るような、寝入っていることに自覚症状のない自我なのかもしれないと思いました。「自分自身」と言う表現が、自分自身そのものではなくて、自分のイメージだから、自分が見た夢だからすべて「自分自身」であるような。自分で作り出した像に対して責任を取る姿勢が執拗な繰り返しにつながっているのかもしれないと思いました。 (フィラデルフィアの夜に 44)

2023-11-10

ウェディングケーキ。テーブルが重なっているだけかもと、幻想が重ねられているような始まりで、結婚式場での幻想だろうか。新郎新婦が最終連で出て来ます。ナイフが私の腹めがけてやってくる幻想。自分が落ちそうなシチュエーション。上で落ちそうな人の足を引っ張る人など、下は楽だぞ?みたいな誘惑も幻想度が高いと思いました。 (ウエディングケーキ)

2023-11-10

最初に出て来る父が重要人物に思えました。その後全く出てこないので見当はずれな指摘なのかもしれないのですが、父の登場の後に「わたし」と言う主体が初めてあらわれたようなそんな気がするからです。客観的には元々居たものなのでしょうが、そうやって考えるとその後の詩の展開が読みやすいと思いました。 (靴を履き、物語をポケットに、ポエムを歩く)

2023-11-10

子牛の生命がミルクによって支えられている。子牛の死についても言及されているのかもしれません。ちょっとあやふやな言及なので、子牛を指しているのではないのかもしれませんが、「死」が全体を浄化している、あるいは浄化を願っている詩の祈りが伝わって来て詩のある種の性質が分かったような気がしました。 (空の下)

2023-11-10

二つの詩が置かれ、タイトルの意味がちょっと分からなかったのですが、何か詩を捨てて「君の幸運」を求めているような。他人の幸福の中で詩が成立するような、そんな雰囲気を感じました。二本目の詩は「なまえ」。「眠り」へと降りて行く最後が印象的で、まともじゃなかった生活や表現を総括する眠りなのかもしれません。あたらしい夢はあたらしい詩の構築なのかもしれません。 (ふたつの詩の距離が平等になるまで、タンゴのリズムでレゲエを踊れ)

2023-11-10

北の北へと言うとこの詩のニュアンスから敗北の北なのかもしれないと思いました。「かれ」とは何か。道標の老人か。なにもない三叉路とは何か。謎解き的な観点や、どんな解釈を望んでいるのだろうかと言う側面から読むと二読三読したくなる詩だと思いました。 (feelin' bad blues)

2023-11-09

釣られる魚に対する同情であろうかとふと思ったのですが、ちょっと擬人化されているのかもしれない。私が私であると言う自同律は難しいですね、誕生日を持ち出しても恐らく納得がいかない。「いただきます」。当然釣った魚を食べるのだろう。命を頂く。食べられた魚は神になるのかもしれない。反省文、内省文など、命を頂くことに対する畏怖の念があるのかもしれないと思いました。 (明日は夜明けに船を出す)

2023-11-09

語り掛ける詩ですね。正しいあなた。羊に恋をしたと思ったわたし。羊ではなくて狐ではないか?最後の連でお供え?の話が出て来ます。何か志賀直哉の「小僧の神様」を思い出したのですが、内容的には全然違うと思うので、何となくの雰囲気で小僧の神様を想起しました。杏子とイチジクですか。無花果だとアダムとイブの創世記を想起します。 (狐憑き)

2023-11-09

シンタックスを意識させられた詩でした。最初の三行が平仮名だけで始まり、脈絡がないようで、緊急事態を告げるために頭が混乱しているのだと思いました。少し普通の文章が復活するのですが、4行目以降、始めるではなくて恥ぢめるなど独特な表現にふと立ち止まりました。意識下に生じていたのは果たしてこの詩の言葉だけだったのか、背後関係を探りたくなるような詩でした。 (少焉)

2023-11-09

最後の行を懐疑の行と取るのか、それとも単なるおとぼけなのかで迷いました。大地の裂け目の様に。犬のたとえ方としては、詩に徹していると思いました。 (空のふちも青かったというのならそうなのかもしれない)

2023-11-09

数学者の名前に立ち止まりました。そして回数に意味があるかのように、雪が踏まれる。狼の白さは雪をかぶったゆえであろうか。12月くらいの雪と言う断定に詩を感じました。そのほかにも辺りに花の咲くことをめいじるなど清新な詩の表現がありました。 (狼)

2023-11-09

水たまりに対するこだわりと言うよりは、詩を解明したくて、水たまりが存在していたと言う感じだと思いました。詩イコール水たまりなのだろうか。確かにそういう詩行がありました。詩作者は水たまりを水だけのものとして見ているのかもしれないと思いました。詩を憎んでいると言うのも、単なる自己韜晦なのかもしれません。詩は死なのか。追い越しのきかないものと言うとどこかの国の哲学者が出て来そうですが、詩は既に書かれてしまったものと言う詩行からは、詩に対する絶望ではなくて、内省が深められて、これから詩を書く前駆的な段階を詩にしようとしているのだと言う事が読み取れました。 (好きなことは下手でもやり続けるしかないよな、生きろ。)

2023-11-09

希死念慮ではないと思うのですが、海の泡になりたいと断言されると、もしかしてと思いたくなります。もちろん早まるんじゃないと言う発想ではこの詩は読み解けないと思います。真珠の粒やアコヤガイ出て来ます。美に憧れているのか。魚の死骸やその骨。月夜に抱かれるクラゲ。常識的に考えると月夜に抱かれているのでしょうが、月夜を時間帯と捉えると、何に抱かれているのかが明示されていないことになります。何に抱かれているのかを空想するだけでもこの詩を深められるような気がしました。 (海の泡)

2023-11-09

自分探しの詩とは違う、何かハッとさせられる詩だと思いました。母音と言うと母音の詩を書いたアルチュールランボーを思い出すのですが、この詩では「横棒を伸ばし」と来る。「それ」とは何か。タイトル通り風なのか。頬を撫でて行くから風の様なのですが、いくつか選択肢が散りばめられているような気がして、詩の内臓物を覗いてみたくなりました。 (風)

2023-11-09

業界の話かと思ったのですが、タイトルはインソムニア直接言わずにタイトルの内容を匂わせる手法だと思いました。ラカンや手塚治虫、海のトリトンはさり気ないのですが、後半は打って変わって、論でもあるような、後日譚であるような、ある意味、jPOPや歌謡曲をモデルにして、詩風にしたのかもしれないとも思いました。 (インソムニア)

2023-11-01

吉原の子と言うと遊郭とか想起してしまいますが舜と言うと中国古代のロマンですかね。この詩では遊郭とか古代中国とかは出て来ませんが、個性的な表現が多いですね。ハイボールで濡れた舌をあててとか思わず立ち止まってしまいます。作者の名らしき人物が登場して、作者の名の登場するセリフで詩の内容に鮮風を吹き込んでいると思います。セリフに清新さが感じられるのですね。女のセリフと思われるわけですが。じゃあなと言う最終詩行もあばよの柳沢慎吾氏ですかね、外部が意識できて、外部が、類似のセリフが意識出来て、詩に膨らみが感じられました。 (「吉原の子、好きになった 2011」)

2023-10-31

m.tasakiさんコメントを有難う御座います。トーマの心臓はドイツの寄宿学校がモデルになっている漫画だったか、リッキーマーティンはミュージシャンです。箒は恐らく帚木、ハハキギが念頭にあったのかもしれません。カイコはあまり正確なイメージではないのですが、斎藤茂吉が実家の守谷家に居た頃の事実と言うか、カイコの育成だけではないと思いますが、農業全般、ほかに商売もやって居た様な、そんなイメージを集約的にカイコに込めて詩行としました。「悠々自適」や「君」と「あなた」は結構挑戦状の様な言い方になってしまい汗顔の至りなのですが、詩に新味を加えるために挑戦してみました。 (問いに答える)

2023-10-31

雲を食べる恐竜とは架空性が高いのかもしれませんが、メルヘンチック以上に、ポエジーを謳歌するのに適しているのかもしれません。お伽噺と雲を食べる行為が等価かどうかはわかりませんがポエジーを謳歌している印象はありました。 (君に届けば)

2023-10-31

論が詩であるような。嘘が真実を勝るとはただの便宜的な嘘ではないでしょう。矢張り戦争の虚構性を暴いているような印象もあります。しかし慎重に戦争の悲惨さを強調するやり方では反戦としては弱いだろうと感じている自我が根底にある詩だと思いました。 (どうか許して)

2023-10-31

矢張り最後のさぱーんやざぱんのオノマトペの繰り返しが印象的で、海やカモメやあなたとわたし。融合の極致ではなくて、混ざり合いながらも、個別性が担保されているような、そんな印象もあります。やはりタイトルに靴が出て来ますから、最後から二番目の連も印象的で、足が主人公の様な連。次の海への接続も滑らかで。コクトーの詩には貝殻の中にも海があるような詩があったのかもしれませんが 「海には貝殻がありますが、貝殻には海がありません。しかし海のない国を生きるわたしたちの内に、においさざめく海がある、という身勝手な答えを導きだすことはできませんか? 」 こう言う言い方で、わたしたちの内に海があると言う展開は意外でいいと思いました。 (靴を履き、物語をポケットに、ポエムを歩く)

2023-10-31

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。中也的に言うとダダ期の詩作が該当するのかもしれません。春の日の夕暮れとかサーカスとかですね。宮沢賢治はどうでしょう。鉱物に対する執着。肥料改良。肥料指導。農学部の教師や妹の早死に。私は一人の修羅なのだだったか引用に自信がないのですが、序詩が有名な春と修羅があるのですが、多分序詩を除けば、彼の執着が分からない人にはちょっと感覚的に受け入れられない人もいるのではないかと危惧します。童話の方が有名過ぎて、詩が普及していないのかもしれません。底部と言いますか、底は根源に置き換え不可能なのかもしれませんが、根源の様に考えて行きたいと思います。 (問いに答える)

2023-10-31

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。説得力を持たせるための客観性は必要だと思い、苦慮した側面はあると思います。ただ、メンタルや強い人と言う言い方はぼやかし過ぎたのかもしれません。その為に後半と言うか最後らへんに折れた枝や噴水を出したのだと思います。もうちょっと前らへんでもシークレットサービスとか出して、格闘技よりも、社会的地位の高さを示唆すると言う事はやったのですが、却って強い人の輪郭がぼやけてしまったのかもしれません。そうですね、自分のこだわりとかを脱皮するように脱ぐことができれば、何か自分でも化けられるようなそんな気はします。 (強い人と私)

2023-10-14

沙一さんコメントを有難う御座います。ペットボトルは当然スポーツ飲料水か何かを飲んだ後なので、スポーツ競技をやると必ずアバウトな気分になるとは限らないのですが、ナーバスな気分から、そういう行為、ペットボトルを花壇に捨てたりとかをするかもしれないと言う仮定的なニュアンスを含んでいます。思いとどまるのは、思いとどまるために噴水へ行ったおかげなのか、噴水へ向かう意思が既に思いとどまらせているのか、原文では後者的なニュアンスだと思いますが、作者的には、前者に対しても、そう言う書き方はしなったのですが、考慮してほしいと言う気持ちはありました。矢張り噴水効果は重要だと私自身信じています。 (強い人と私)

2023-10-14

湖湖さんコメントを有難う御座います。内情は隠している側面があります。と言うか、あまり詳しくやると小説になってしまうと言う危惧がありました。インタージャンルと言うか、ジャンル横断的な事は悪いことではないと思うのですが、私はこの詩では垣根を設けたのだと思います。詩読者に対する説明責任はあると思います。詩の中でやるか、詩の外でやるのか、そんな単純な問題ではないのかもしれませんが、要検討な問題ではあると思いました。 (猫と私と兄)

2023-10-12

黒髪さんコメントを有難う御座います。ハートは心臓でもいいのではないかとか、ある程度は葛藤がありました。太っている猫はもともと太めの種の猫ととらえるか、痩せている猫が太って行って、病気なんじゃないかみたいな、詩語や詩話では、直接は出てこないですが、裏話、設定みたいなレヴェルの事も重要だと思いました。私自身愉快な詩には魅力を感じます。兄の吐き出す蘂など、この詩の中には中立的な内容と言うか、常識的なレヴェルでは有り得なくても、たんたんと受け取るしかない、空気の様な内容もあったと思います。それらも含めて、愉快さに塗す、スパイスみたいなものも重要だと思いました。 (猫と私と兄)

2023-10-12

Ceremonyさんコメントを有難う御座います。唐突な展開と飛躍に拘りがありました。唐突な展開と飛躍と言って貰えるだけの詩語と詩話が必要だと思いました。確かにもう少し、ハチャメチャに発展させてもよかったのかもしれません。その為にはさらに詩語と詩話を磨かなければならず、ある程度自分の体験、それらが実体験であろうと言語体験であろうと、それらが必要だと思い、少し控えました。 (猫と私と兄)

2023-10-12

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。川を流れて行くハート、太って行く猫の因果的な相互交通的な入れ替えと、入れ替えると可変的な印象があるのですが、多分太った猫は元には戻らない、的な部分が観念的なのかもしれません。狂気の領域と言うと、言い換えると狂気の予感なのかもしれません。狂気に陥る一歩手前の様な、そんな雰囲気を出したかったのかもしれません。そうですね、兄、猫、それらとの関係性、関係の絶対性から来るプレッシャーが狂気を産む原器なのかもしれません。 (猫と私と兄)

2023-10-12

搾取と言う用語と詩はあまり馴染みがないのではと思いつつ読んでいくと、あまり片意地張った意味ではなくて、飄々と生きている感じが感じられて、喪失感がさり気なく挿入されて、詩にテンションがあると思いました。 (労して老)

2023-10-11

ぐるぐると言うオノマトペ。それに相応しい内容。目や星や地球や宇宙が周る。生きていることと等価の周る。この詩はライヴ感を求めている詩なのかもしれません。 (ぐるぐる)

2023-10-11

対話、ダイアローグでしょうか。ファイナルウォーと英語で言って見てこの詩を考えてみました。「夢」の中身がぼやかされているように見えました。最終戦争と何度か出て来ますが、なにが好きだったかとなると別の思考が必要になるかもしれないと思いました。 (奇蹟や革命がなくたって)

2023-10-11

最後のリンゴスターは予想できませんでした。その意外性が、私が無知だけなのかもしれませんが、この詩を読んで来て甲斐あるものにさせているのかもと思いました。IT時代の現在、それらがSF的要素と組み合わさるとどうなるか、そんな印象をこの詩から受けました。 (インソムニア)

2023-10-11

停留所から流れる蜩。近くに樹木があったのか、森があったのかと散文的に探りたくなります。ただ各連の表現はしとやかで、逸脱は少ないと思いました。土の中から線香花火が生えてきたと言う箇所ですら、詩的韜晦、詩的異化のたぐいだと思ったのです。 (寂然と水鏡)

2023-10-10

ライブハウスの場面、アマチュアバンドの演奏。そして繰り返される車庫。頑なに虚無を譲らない在り方とは何か。その謎が分かる時にこの詩の読解が容易になるような気がしました。 (車庫)

2023-10-10

しりとりですね。ただ、センテンスのしりとりとなると通常のしりとりとは違うような気がしました。もしかしたら相手のいないモノローグの可能性もあるかもしれない。詩の自由度を思いました。何かいい感じで増殖していく、その感じを嘉したいと思いました。 (しりとり)

2023-10-10

ただの描写に終わっている詩とは思えませんでした。電話番号が耳から流れ落ちていく場面。カタカナ表記。ペースメーカーの登場は意外でした。そうした予想のつかない展開、アイテムがこの詩を締めていると思いました。 (テレパシー)

2023-10-10

チョコレートコスモスが象徴的でした。繰り返されるからではありません。この詩の中で重要な位置を占めていると思うからです。白猫は重要なキャラですね、この詩では。これも何度も出て来るからではなくて、この詩の中で確かな地歩を占めていると思うからです。飾りたいと言う思い、思いつきとは言え、何かはっとさせられるこの詩の瞬間だと思いました。 (白猫)

2023-10-10

「漣になってあなたに何度も打ち寄せよう」 こんなところを読むと輪廻転生かと思ってしまいます。細工師であると言う私。象嵌する行為。夏の終わりに感傷に浸るのではなくて、積極的に構成する意思を感じた詩でした。 (言の葉の雨を唇に受けてキスだよ、と囁こう)

2023-10-10

ストレートネックの繰り返しが小気味良い感じで、勢いのある詩だと思いました。リトミックで、大空へ宇宙へと言ってしまうような勢い、それがこの詩の長所だと思いました。 (少年ストレートネック)

2023-10-10

夏の終わりと言うと森山直太朗氏の曲を思い出すのですが、この詩では夾竹桃。立秋が過ぎても咲いて居ますね。さすがに十月ではひところの最盛期を過ぎて花は少なめですが。花期が長いと言う印象があります。台風は夏でも来るかもしれませんが、矢張り俳句では秋の季語で、野分や二百十日、二百二十日みたいな台風を言い換えた表現も多々あります。 「毒は… 薬にもなるらしい」 このような二行を読むとこの詩の調子を言って居る様で、重要な二行だと思いました。 (夾竹桃の咲く街)

2023-10-10

家に閉じこもっている人であろうかと思いました。「ずっと知らない」は重みがあります。天候が分からない。雨や雪はある程度家の中に居てもわかる側面があると思うので、地下に閉じこもって居るのかもしれないと思いました。何か言外の内容、詩で具体的に描写されている以外のところを読み取ろうとすると、深い内容が隠れているような気がしました。 (知りたい)

2023-10-10

パンザマスト言う語を初めて知りました。しかししょっちゅう見たことがあるような。おなじみのような。阿呆と言う言い方にはっとさせられるのですが、花が咲いという言い方が象徴的で、きれいだなと最後の行で初めて生の言葉が出てきたようで、印象的でした。 (遠いラブレター)

2023-10-10

北斎のポルノとムンクの星月夜と言う比較は興味深いと思いました。普通星月夜と言うとゴッホを思い出すと思うからです。ムンクの星月夜を見ればこの詩が分かるような気がしました。 (ムンクの星月夜)

2023-10-10

タイトルにも惹かれたのですが、正解じゃないからと言うのはおちではないでしょうが、決然としている。ホロメス、チャンドラーのところでは、ホメロスではと思ったのですが、ホドロスキーの対しては興味を抱けました。バードマンの思考とは?じぶんの声を発見して居ないと言う知見。十時間は持つと言うきみの心臓や装填済みの拳銃が生き生きしていると思いました。 (ぼくらが幽霊になるまでに)

2023-10-10

導入部のユスリカも印象的だったのですが、矢張り殴ると言う行為。思い出すと言う行為。骨の山と言う表現が印象的です。死後の事なのか?そんな疑いすら発生します。白い塀、うつくしいばかりの草の花。内外の区別がなくなり殴る対象を失う。吐き気を催すほどの感情とは?謎解き的な観点からみても興味深い詩なのかもしれません。 (めろめろ)

2023-10-10

旅路の空で書く詩なのかもしれません。ラインダンスやメゾピアノなどの単語が詩を舞わせていると思いました。矢張り空に憧れる、雲に憧れる側面が強いのかもしれません。駅弁の箸、夕立の予感、それらが綯い交ぜになって作者の心象風景を形作って居るのだと思いました。 (京都行)

2023-10-10

ホッキョクグマを食べる見たいな,、そのままのイメージも浮かんだのですが、ポーラーベアアイスと言う名称の、アイスクリーム。地球温暖化の問題や突然降る雨の事、コーヒーから、コーヒー豆、入れ方の問題など。ホッキョクグマの存在自体を疑う。サーカスの熊?幻の熊なのかもしれません。本と祖父の存在。何かの遊び。何かアイスと自分が混合されているような、ごっちゃになる境地が詩なのかもしれません。嘲笑するかもしれない鳥。眠るまでの工程を描いた詩だったのか。シンクへ流す行為が象徴的でした。 (Polar bear ice)

2023-10-09

懐疑的な主体が歩いているような気がします。内省的な主体なのかもしれません。内面を描いた詩としては、一つの達成を示しているのではないでしょうか。 (隣の芝生がもっと青ければよかった)

2023-10-09

1.5Aさんコメントを有難う御座います。そうですね、セロトニンは抗不安薬と言うのか、精神を安定をさせてくれるのかもしれませんが、オーバードースが懸念されているのかもしれません。リトマス紙ですか。良効果を及ぼしたのであれば望外の喜びです。詩作した甲斐がありました。デフォルトではありませんが、ある程度は、癖と言うか、似たような主題を繰り返したりなどはあるかもしれません。 (猫と私と兄)

2023-10-07

精神病のブランドと言う表現にはっとしました。ふと思ったのは犯罪者に対する精神鑑定でこの詩とは関係ないかもしれませんが、嘗て宮崎勤と言う犯罪者が、同種の犯罪者の第二の宮崎発言に、反発し精神鑑定も受けずに第二の宮崎は名乗らせませんと言う事件?(現象)がありました。そして遠い海と、今日の雨の音。結局は同じ水なので、類比はできるかもしれませんが、塩水と真水。難しい比較だと思いました。 (いつかの海辺)

2023-10-06

朝は必ずやって来るし、夜の普遍性もある。腕の傷と言えば、腕に限らないのですが、創傷と言って、傷を創り出すかのような表現があります。しかし傷は思わず作ってしまう場合が多いでしょう。創傷は固い表現ですが、違和感もあり、どうしても自傷行為とつながってしまい、余計に違和感がありました。この詩を読んで居てふと思ったのはそんなようなことでした。 (離れない)

2023-10-06

空間を埋めるのが人間の認識だと言う考え方が独創的だと思いました。四角いレンガの様に。この場合自然は神と言うよりは、本当にフラットにただの自然と言う気がしてきました。多分分子模型の球は、分かり易くするための便宜的な形なのかもしれません。後半で出て来るすべてを埋めたがる「人間」と言う提示は詩を引き締めるのだと思いました。メスシリンダーと水のエピソード。「おれ」が感動する。「遠くへ」と繰り返されるリフレーン小技が効いて居ると思いました。 (空を見上げろ、模型だ)

2023-10-05

前半部分の繰り返しが印象的でした。リチウムを飲んでや、「秋の海の海水の入り込んでゆく人間たちへ」の部分ですね。でも矢張り後半部分の方が魅力的だと思いました。無責任に魅力的とは言えないのですが、例えば最後のフレーズ「すべての方向の風をあつめ 体へ封じたいんだ」などにポエジーを感じました。 (Holiday)

2023-10-05

後悔の念が滲んでいると思いました。でも慙愧の念の濃さがこの詩を書かせたのかもしれません。 (ダンデライオン)

2023-10-05

誹謗中傷の羅列ではないと思うのです。女が犯され続けている。天使は存在論の使者だろうか。ダブ(鳩)の存在を私はこの詩の背後に感じました。平和が希求されているのだと思います。私が私であることの危機。アイデンティティーの危機なのかもしれません。誰か私が私であることを証明してくれと魂の叫び、要請がこの詩にはあると思いました。 (月の裏側で天使のミイラが発見された)

2023-10-04

Ceremonyさんコメント有難う御座います。そうですね、確かにもうちょっとヤギやリスに、個性を持たせたり、ハニーやヘイジの位置づけも、木炭画と言うのか白と黒だけで石膏像を正確にデッサンするみたいな事情が必要だと自分でも思います。詩のデッサン、これは結構私自身が気にかけていることなのです。 (慟哭)

2023-09-30

エツヤさんコメントを有難う御座います。ああ、動物界の戦争、言いえて妙ですね。矢張りヤギとリスに個性を持たせる、最低でも名前をと言う目論見がありましたが、具体的な命名はせぬままに終わらせました。動物界の戦争と言う観点からもうちょっと詩を展開させられたのかもしれません。 (慟哭)

2023-09-30

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。ドゥルーズは使っています。ドゥルーズだと大抵哲学者の話ですね。私もその流れで使っていますが、ドゥルーズ教と言うのもあるそうで、結構厄介な固有名詞だと思っています。スキゾ、統合失調と、懐かしい単語の様な気がします。これらの単語は死語ではないので、あくまで自分の中でと言う事ですが。「言葉のサラダ」ですか。そうですね、フォルムと言うのか、妙(たえ)ですか。確かに私は詩は批評とともにあり、詩自体に批評精神が横溢しているものも多かろうと思っています。精緻な批評、精緻な詩精神は有益であり、詩力を高める様な気がします。町田康さんにジョニーBグッドですか。詩は他ジャンルを欲していると思いますね。そして批評の応酬こそが詩の力を高める早道だと思いました。 (慟哭)

2023-09-30

やがて列車は稲田の中を 通り抜けトンネルを目前にして タイムテーブル調整のためしばらく停車しますと 煙を独特な音で吐き出しながらアナウンスした (旅路 (連詩の試み))

2023-09-26

ある意味難解な詩だと思いました。リアリアクオリアリティとは何であろうかと思いました。脅迫のリズム?頑張ることの意義を思いました。 (賢く生きる=(リアリアクオリアリティズム))

2023-09-22

「北斎のポルノよりムンクの星月夜の好きなおれは秋霖のない銀河で、」 ここがいいですね。単なる好みの表明とも違う、詩の中での位置づけ、内容的な連なりを考えた上での一行だと思いました。 (ムンクの星月夜)

2023-09-20

橙色さんコメントを有難う御座います。ケリとシギを混同して居たりと、結構精神の葛藤があり、そのまま吐き出しては詩にはなるまいと言う考えもありました。蘆原、ススキ原も、怪しいもので、混同云々以前の問題での葛藤がありました。幽霊の正体見たり枯れ尾花ではないですが、尾花はススキの事ですね。これまで蓄積された日本文学を考えると、蘆原、ススキ原の持つ意味を考えたり、その意味が持つ位置づけも含めて、蘆原、ススキ原でよかったのかと言う葛藤もありました。詩になじむアイテムなのかと言う葛藤でしたね。 (屁のルートを求めて)

2023-09-20

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。ジルドゥルーズを持って来たのは自分の思い入れの深さのゆえで、詩の中での必然性の高さは考えなかったので、少し唐突だったのかもしれません。そうですね、関係妄想はちょっと言い過ぎなのかもしれませんが、結果として世界から裏切られてと言うシチュエーションに怯えて?先回りして、メンタルヘルスみたいに、シンボルに対する固執になっているのかもしれません。結果としてのぐるぐるなんて避けられないし、ショックだから、先回りすらできず、現実に任せている、任せるしかないと言う事が、詩作の動機、エネルギーなのかもしれません。美しいと思える瞬間、面白いと思える瞬間は重要だと思います。まさに詩作の動機、詩作のエネルギーだ思うからです。でもこの詩にそれら、美しいと思える瞬間、面白い瞬間があったのなら、望外なことでうれしく思うのです。 (屁のルートを求めて)

2023-09-20

写真を撮ろうとして揉め事が起こりやる気がくじけてしまったと言うのはよくあることかもしれませんが、この詩の中に組み込まれると、空の話、天気の話とつながり具合が自然なように思いました。 (くじかれつまづき、やれやれね)

2023-09-19

小説みたいなテイストの詩だと思ったのですが、イエローガーデンは向日葵の花などを思い浮かべました。1人旅と言うキーワード。幸せ。哀しみと幸せは水と油のような気がしてこの詩を引き締めていると思いました。哀愁を宿しているのを彼女に見た。彼女の瞳に世界の何が映っているのか。読み進めて行くと存在の秘密が解き明かされていくようなそんな印象を持ちました。 (あの日のイエローガーデン)

2023-09-19

愛の天国に興味を持ちました。記憶が天国を作り出したのかもしれません。 (もし君が私の視界にあるなら)

2023-09-17

壊れかけのラジオと言えばどうしても徳永英明の曲を思い出していしまうのですが、この詩ではラジオから単三の乾電池を抜く行為が印象的でした。何らかの復讐行為とも違う、何かこの詩作者の思いのこもった行為だと思いました。 (ラジオ)

2023-09-17

歴史的現在なのだと思います。過去を回想している体裁をとっていますが、現在に蘇る母の焼きそば。コップ一杯の水がこの詩を潤していると思いました。 (焼きそば)

2023-09-17

電池が切れたのはアンドロイドだろうか。ロボットの親友に語り掛けているような近未来のワールド。コンピューター制御された近未来のワールドの中で、せん妄状態を楽しむ?わけないかと思いつつ、この詩では繊細な比喩が躍っていると思いました。 ( a funny story )

2023-09-17

ピエロのためのレクイエムはどんな絶望を内包して居るのだろうかと思いこの詩を読みました。去っていく観客。ピエロの痛みとは象徴的で、この詩のテーマ(主題)と言っても過言ではないのかもしれません。時の流れの中でピエロの質量(存在感)が消えてなくなりませんようにと言うのがこの詩の祈りなのかもしれません。 (ピエロット・ノ・タメノ・レクイエム)

2023-09-17

電子の要塞であろうか。眼球の動きで意味が理解できる。指導者、ベンダー、ペルソナなど。興味をそそる言葉があり、SF小説的なテイストもこの詩にはあるのかもしれません。万博の電子装置に侵入して居るのだろうかと思いました。侵入の目的も含めて、分からない部分で想像力を掻き立てられました。 (インソムニア)

2023-09-17

もしかしたら遠回しにアイデンティティクライシスを言って居るのかもしれません。一行目でわたしがわたしであるとわたしは「言える」けれどと言っているので表面上は危機的な状況ではないのかもしれませんが、「あなた」や「みんな」「水」「石ころ」などを使って私を試しているような。そんな気がしました。最終行の問いが印象的です。 (Identity )

2023-09-16

錯乱が酢卵とは。楽しい感じがいいと思いました。骨マニアさんといかなる人間であろうかとか、空想がたくましくなります。 (朋記の秘密)

2023-09-15

常識的には空気が入って来たと考えるのですが、タイトルの「しあわせ」から考えると、何か違うものが入って来たのではないかと考えてしまいます。「幸福」が入って来たかのような。 (しあわせ)

2023-09-15

ユスリカの視点であろうかと思いました。あまりにこの世の視点は人間中心すぎると言う事ではないのかもしれません。革新を願うが、ありきたりな風景は変わり続ける。回想のシーンを保持したまま未来に向かって進んでいるような、4次元の世界のような、時間軸が反映して居るのが美しいのかもしれません。白い塀は世界内存在の嘔吐を象徴して居るのかもしれませんが。 (めろめろ)

2023-09-15

ふと、アゲハ蝶が蛹から成虫になる、その過程を思いました。一旦どろどろに溶解して、と言う説明がいまいちよくわからなかったのです。それはまさに宇宙なのかもしれません。どうして再びまともな六本足を持った昆虫になれるのか。幼虫時代は昆虫ではないのかもしれませんが。「宇宙」ですねまさに。内部も宇宙であれば外部も宇宙。「僕」が行く宇宙はキラキラしているのかもしれません。 (ぐちゃぐちゃ)

2023-09-15

時間の停止が何を意味するのかで解釈が変わると思うのですが、当然文字通りの飛ぶではなくて、恐らく、比喩的な意味で、補助されて「飛ぶ」のだと思います、人間は。 (無題)

2023-09-15

「さびしい」と言うキーワード。なぜ叫ばなければならないのかと言う問いはこの詩では無意味なのかもしれません。「エルマー」とは妖精だろうか。ああ、竜の子を助けに行った男の子の事なのですね。「リンゴ」もキーワードのようで、王林や紅玉などリンゴの品種が出て来る。ちょっと読み解き難い詩でもあると思いました。読み解くための材料は与えられている。しかし作者の意図を読み解くのは難しい詩だぞと思いました。 (ブルーエンハンサー)

2023-09-10

海神(わたつみ)、海神(わだつみ)と変換したらいっしょの漢字でした。海祇(わたつみ)を失くす罪とは。愛海祇(まなわたつみ)でしたね。嘆く声や神代の黄昏が、何か別のストーリーを内包して居る様で、興味深かったです。 (恋ふる海祇の長歌)

2023-09-10

摩訶不思議な印象をこの詩から受けました。最初の水との闘争。火水の争いがふと思い浮かびましたが、この詩では関係がないのかもしれません。そしてなまこが出て来るのですが、巻貝をかぶせたことから発生した、なまこと巻貝のすったもんだ。最後に巻貝が居なくなっている。「波」も重要な意味を持っているような気がするし、「私」が仕掛けた事とは言え、なまこの「勝利」でいいのだろうかと思いました。なまこもへろへろなようですが。(と言うかなまこは死んで、巻貝は行方不明?)。 (なまこ)

2023-09-10

第1連を読んで、おやと思いました。普通は物の方が永遠に思えないのに、空の方が永遠に思える。それがこの詩では逆になっているからです。ああ、「夜空」、そうか。朝昼夜と確かに空自体は不動でも、様相は変わる。そう言う事か。2連目で色に対する言及があります。私を惑わす青色。第3連では人々を空を翔ける鳥や海を自由に泳ぐ魚に例えている。コミュニケーションの自由さと必然さを例えているのですね。第3連一行目の「智慧をもって人と関わりたかった」も注目されます。最終連、第4連目で地球や宇宙に言及されている。「空(くう)なる真実」とは何か。ここにこの詩を読み解くカギがあるのかもしれません。 (悟り)

2023-09-09

ロバート・シルヴァーバーグは知らない作家でしたね。知らない作家だから興味が湧くか、知っている作家でますます興味が湧くかは、あらかじめわかりませんね。再読三読でもその時によって変わって来るのかもしれません。(五月十六日)。作品自体が初読でもその作者の作品は読んで来た、来歴に神経科病院との関連があるのかもしれません。(五月十七日)。つまらなさから面白さと言う高みへ、そう言うジェットコースターと言うのはあるのかもしれません。古代の書物に雑学的な面白さ、歴史的な人が蘇ります。(五月十八日)。M・ジョン・ハリスンは知らない作家ですね。(五月十九日)。底値の変動ぶりに驚きました。古書の香り。再読であれば発生する精神現象学には興味深いものがあります。(五月二十日)。前日からの続きのパステル都市。ポールの曲と同題のSF小説とは。四次元的に家を建てるとは、SF小説とは言え大胆な試みだと思いました。(五月二十一日)。アシモフは名前ぐらいなら知っています。アシモフとシルヴァーバーグ、覚えておきましょう。「トオンキイ」は不気味なような、不条理なような、読む側としてはさっぱりとしてあとくされがないような印象も受けました。(五月二十二日)。三人とも知らない作家でしたが、内容には興味を持てました。(五月二十三日)。面白くなかったと言われれば、そう信じるしかないのですが、それ以外はちゃんと内容がやや詳しく解説してあるので、興味を持てます。(五月二十四日)。既読既読と来て、手放した本、買い直した本と出て来ます。なんで手放したんやろうかと言う感慨がいいと思いました。矢張り読む人が感じられる箇所はいいですね。(五月二十五日)。宇宙船の規則、無垢の少女、「唯我論者」と言うタイトルに惹かれました。「冷たい方程式」もいいですね。(五月二十六日)。危険の報酬はタイトルに私自身見覚えがありました。大体の内容が分かってよかったです。(五月二十七日)。「アルジャーノンに花束を」は知っているつもりの作品でした。ある意味近未来小説なのかもしれません。(五月二十八日)。既読と再読は意味に共通性があると思うのですが、所々に挟まれた詩誌の恵贈場面がいいと思いました。具体的な詩の引用で詩の内容を知ることができますし。(五月二十九日)。今回は前半十五日まで、後半二十九日までと分けて一日ごとに必ず感想なり、評なりを書くと言う事をやってみました。 (詩の日めくり 二〇二一年五月一日─二十九日)

2023-09-08

ありますね、再読なのに新鮮な驚き、意外な結末を忘れていただけではないのかもしれません。(五月一日)。読者体験における忘却は良い方向に働くのかもしれません。(五月二日)。犬と人間の子供の相動性、興味深いです。(五月三日)。出版社に在庫がなくて高くなっている場合もありますね(定価より高い)。それ以外の場合の値段の上下は結構ミステリアスだったりします。(五月四日)。京都市の地名は惹かれるものがあります。ましてや古本屋と絡めて叙述されれば猶更(五月五日)。漫画の棚ばかりと言うのは売れ線と言うことなのか、わかりませんが一抹の寂しさを感じます。(五月六日)。不老不死プロジェクトと言うのは現実に対してはデリケートな要素があって、現実と交わると忘却を促進しやすいのかもしれません。(五月七日)。料理は器で決まるとも言いますが、やはり詩は料理人とはまた違った目線。リアルな目線を感じました。(五月八日)。ジュブナイルものですか。小学六年生ぐらいの子が忍者じみたことをやったりとか、ページターナーな小説が多いのかもしれません。(五月九日)。詩論の恵贈ですか。バラードの名前はよく聞くのですが、ラブクラフトと同じく、知っているつもりではいけないと思わせる作家ですね。(五月十日)。英語はドイツ語とは違うのですが、私は勝手に哲学や法律用語に向いている言語だと思うのです。同じゲルマン語系ですし。(五月十一日)。何となく漱石の夢十夜を思い出しました。(五月十二日)。SF小説はときに突拍子もない設定だったりするのですが、再読、三読に耐える小説が多いのかもしれません。(五月十三日)。時間を逆回しと言うと山田太一氏の「飛ぶ夢をしばらく見ない」をふと思い出しました。(五月十四日)。せっかく回復したのに自ら自分の目をつぶすとは。少年の気持ちがよくわかります。違和感の正体を考えると少し怖いのかもしれませんが。(五月十五日)。 (詩の日めくり 二〇二一年五月一日─二十九日)

2023-09-07

きみの声に少し惚れしまったのかもしれません。夏の恋が甘いか酸っぱいか。甘酸っぱいのかもしれませんが、チキン南蛮をほおばるきみにメロメロな詩作者が想像されました。 (けしき)

2023-09-07

不滅の恋とはベートーベンみたいですが、この詩ではもうちょっとバーナルな日常的な恋が強調されているのかもしれません。生老病死など。避けられないことに対して抗ってみるみたいな感じなのかもしれません。溶けて行くアイスクリームは何の象徴なのだろうかと考えながらこの詩を読みました。 (愛って抽象概念だけどあなたのなかにそれはあるの?)

2023-09-07

詩で絵を描いているのであろうかと思いました。しかし道徳を白色とか、何か具象ではなくて抽象みたいな面持ちもあるようです。 (水声)

2023-09-07

ヒトラーやエレファントマンまで出て来て、詩の屋台骨が揺らぐ様なリスクを冒していると思いました。何かこれまでの事を総括しているような、過去世や自らの属性に内省をを加えているような、そんな印象をこの詩から持ちました。 「愛を思う、ということの価値をそっとセレナーデしようじゃないか」 こんなところにもこの詩の核心があるのかもしれません。 (私の愛をあなたに伝える 、小夜バージョン)

2023-09-07

静脈管の中へです、だったと思うのですが、「青」脈管は敢えて拘りのある引用なのかもしれません。中原中也の詩の引用なのですが、私も間違えて「春の日」と記憶していました。「春の夕暮れ」でした。羊と言えば中原中也と言う訳でもないでしょうが、ああ、これも間違えている、ヤギのうたなのですね、中也の詩集は。山羊には羊が含まれていますが。 (インソムニア)

2023-09-02

ああ、パンザマスト。非常用だけではなくて、毎日17時に時報として働いているような。電波に乗ると途切れ途切れの彼のやさしさ。最後の二行、 花が咲いた これいだな。 こんな普通の感覚を大事にして行けば、詩心を失う事はないのではないでしょうか。 (遠いラブレター)

2023-09-02

上質な文学論、詩論だと思いました。或いは創作論全般なのかもしれません。 「そして作品に構造を見いだせなくなり、混沌へと帰る時、世界の中で芸術の可能性が成就したと知る。」 ここが、意味深で、いいですね。創作を促す詩なのかもしれません。 (物語のカケラ。静かな時、芸術の秘技は語られる。)

2023-09-01

蛾は夜型の昆虫で、よく蝶と比較されますが、誘蛾灯と言う言葉もあるぐらいで、飛んで火にいる夏の虫は蛾の事であろうかと思っています。この詩では誘蛾灯で死んで行く蛾が、描写されている詩だと思いました。メインテーマは違うのかもしれませんが。 (バタフライブルー)

2023-09-01

中也の骨、有名な詩ですね、ほらほらこれが僕の骨だとか言う中也の詩。ヒトラーは政治家なので、黄昏た日があったかどうかわかりませんが、あってもおかしくないので、ヒトラーの見た夕焼けと言うのが感興を催すと思います。祭りの後の電車やバスは混むので、ありきたりな場面かもしれませんが、何らかの意図が感じられるスタンザだと思いました。 (確か、花火を綺麗とも言っていた)

2023-09-01

足りないものを探る、求めるものを探る、そこには勇者然とした意識や覚悟があるのかもしれません。泣いた自分を負けているみたいだと定義する。その勇気は詩の新しい地平を開くのかもしれません。 (うたたね)

2023-09-01

カルマとか、贖罪とか難しいと思いました。政治的な問題か、宗教的な問題かそれとも両方か。信仰告白なのか、だとしたらこの詩の読者は懺悔を聞く牧師役になってしまうのか、告解の儀式なのか。私はふと狙われた学園を思い出しました。結局あの作品は、深田恭子?の話を聞いていた牧師様(演=筒井康隆)が犯人でした。この詩を読んでいると、たとえ虚構とは言え、犯人役のスリルが感じられるのではないかとふと思いました。 (SIGH(上段英語・下段日本語))

2023-08-31

よく出来た詩とみることも可能なのかもしれません。具体的には大胆な断定なのですが、シベリア抑留体験とか、戦争中の理不尽なシチュエーションがふと思い浮かびました。具体的な内容からはそれらの痕跡はまったくないのですが、何か人間がものであるかのような感じが、人間が数字だけで管理されたり、スターリン時代のシベリア抑留と言う歴史的状況が強く想起されるのです、自分の体験では勿論ないのですが。真夏の太陽が印象的ですね。問いかけが空気に混じってどこまででも伸びていくようでした。 (ぺちゃんこのバラッド)

2023-08-31

大人/子供。おとな/こども。これらの二分法の中間状態に無限の天国と地獄があるかのような。あるいはその中間状態自体が虚偽だとしたら。深い懐疑から来る詩句があると思いました。とにかく大人になっても歴史的な子供時代の古代層はなくならないと言うことですね。これは絶望的なことなのか、いや違うだろう、しかし困難は付きまとい続けるだろう、そう言った深い懐疑と言うのか、社会に対する疑念、深いアンチテーゼがこの詩にはあるような気がしました。 (Sound only/)

2023-08-31

この手紙は誰に宛てて出されたのか、興味があります。「きみ」や「あなた」では分からない具体性。しかしこの詩ではそのぼかし方が魅力的に見える様です。野菜の切断面を想像することはこの世界の真理の一端が垣間見えることなのかもしれません。その想像力にはすごいものがありますが、詩読者にもその想像をしてみようよといざなっている感じがこの詩の魅力なのかもしれません。 (宛先のない記録係)

2023-08-31

カツラのエピソードで忍び寄る不気味さが余すことなく描写されていると思いました。 「誰かが知らない間に、この部屋で勝手に生活をしている。」 大学ノートが発見された後のこの認識。ミステリアスで、クリーピーな感じがします。 しかしトランスヴェスタイト的な内容も出てきましたね、「ワンピースを着て外へ出て行く僕に背丈のよく似た男を。」 アサヤケソーダなどと言う名前で有れば飲んでみたくなります。女装物のカツラだった?と即断する訳にはいきませんが、探求する価値(つまり何回か読み、解釈してみたくなる価値)はあるのかもしれません。 (ゆりか)

2023-08-31

還暦を過ぎたと言うと数えで60歳を超えた人と言うことかと思いました。トウモロコシ畑が印象的ですね。情操教育以上の意味があると思いました。 「ボキッと彼女は何か剥がすように実をとった 僕も彼女に倣い同じ要領で実をとった 植物って不思議だな 食物を僕たちに差し出してくるような力を感じる」 植物の力。差し出してくるような。「不思議だな」と言う感覚。これがあれば人は成長できるでしょう。センスオブワンダー。詩を外から支える力ですね。 (トウモロコシ)

2023-08-31

人の弱さ強さ。ガラスのコップの結露。水たまり。水で薄まったスポーツドリンクと言うのは、詩の中で的確な位置を占めていると思いました。雨の日の涙は夏だと汗と勘違いされたり、雨自体が涙と勘違いされると、きわめて散文的だと思いました。 (辞世の唄)

2023-08-31

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。酢は恐らく調味料として料理に多く登場するので、本を料理と見立てているわけではないのですが、内容の豊富さと言う点では料理と本は類似性が高いのではないかと言う認識なのです。白木屋は古くは日本で初の百貨店と言う事実があるので、居酒屋と言うのはちょっと新しい事実なのかもしれません。私も現代詩が好きで、手強いものなのですが、乗り越えられる、難解な山みたいなものなのかもしれません。 (武芸)

2023-08-30

シノハラマサユキさんコメントを有難う御座います。うーーんそうですね、逆転した発想だったのかもしれません。白木屋が酒を飲んでどうすると思わなかったわけではないのですが、発想の転換の必要性を感じていたのかもしれません。「私」がジョーのパンチにどう対処するかは曖昧にしておきました。武芸者である以上もうちょっと具体性があってもよかったのかもしれません。 (武芸)

2023-08-29

Ceremonyさんコメントを有難う御座います。ああ、私の詩の欠点ですね。このような詩しか書けないと言うか描けない。躊躇いはあるのです。特に描写の巧みな詩に出会うとですね、必ずしもコメントをするとは限らないのですが、最近でも読みましたね、タイトルは忘れたし、名前も忘れたのですが、2回は読んだような記憶が、コメントはしなかったのですが。なので描写云々の事を言われると、欲望と言うのか、そういう詩を書いてみたいと言う気はあるのですが、実行できないと言うか、描写できない私の欠点なのかもしれません。 (武芸)

2023-08-29

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。大作意識がないと言うよりは、ミニマルな方向に希望を見出してしまう感じですね。矢張り田中さんの言って居ることを読むと、よく出来た小説、つまり詩の外部を探らないと無理ではないか、期待に応えられないのではないかと思ってしまいます。芥川賞候補とか、たぶん読み応えはあると思うので、なんでこの作品が落ちるのだと言った感じで、結果オーライみたいな感じで、読み漁っても、元に戻ってしまう感じで、そこは努力しがいはある思うのですが、難しいところです。結局コメントを読めば、自分の詩を読み返すので、コメントが有益なのは間違いなのですが、課題を突き付けられたようで、これから精進して行きたいと思っています。 (武芸)

2023-08-29

黒山羊さんは何を象徴しているのかと思いました。単なる擬人化ではない深いある何か。黒山羊はイエスキリストなのか、即断はできないと思います。山羊が紙を食べると言う内容は常識的なのかもしれませんが、あらためて「読まずに食べる」と言われると、キリスト的な毅然とした態度すらほの感じられて、イエスの非常事態ではないかとすら思いました。 (ベツレヘムの灯火を)

2023-08-26

衝撃的なカミングアウトだと思いました。もしかしたら自殺を救おうとしているのかもしれません。なので最後の二行までは辛辣そうな言い方なのですが、最後の二行で救いがあるみたいな感じの詩で、少し安心しました。 (貴女が無駄にしようとしてるその命、僕に捧げてくれませんか?)

2023-08-26

会うは別れの始めと言いますが、やはり別れるのは寂しい。自分の気持ちのわがままさを自覚してもなお寂しい。想い人はもしかしたらウルトラマンの様に去っていくのかもしれません。 (想い人)

2023-08-26

雰囲気がありますね。それは古代都市だったり、サンゴの隙間だったり、感覚を表現しているのかもしれませんが、それら、視覚を刺激するアイテムたち。いっときの夢想。夢想は映像を作るのかもしれないと思いました。 (宵々の道行)

2023-08-26

自然を尊んでいるのかもしれません。自然であれば雑草でもとは書いてありませんが、そんな内容がこのあと4行の後に書かれたのかもしれないと思いました。 (無題)

2023-08-26

小舟の中の一釣り人。心細さがわかるのですが、最後の一行が不気味です。まさか自死を示唆しているのではと危惧しました。もしかしたら撒き餌の小瓶なのかもしれませんが、不思議と大海の中の小舟から来る緊張感とは別の緊張感があると思いました。 (釣果)

2023-08-26

ああ、まさに作者の体験が入っている詩だと思いました。地下歩道。連絡通路なのかもしれません。私は今年の3月終わりごろを思い出しました。地下通路でコンサートがあったのですが、そうですね、こんな感じの小話を私も経験したかもしれないと私はこの詩を読んで思いました。実際は歩いて行ったのですが。 (歩かない地下歩道)

2023-08-26

死ぬために生きているという行にははっとしました。人生の余白とは何か。エゴの内側には何があるのか。神様っぽい人がキーなのかもしれません。或いは自分が神様っぽい人になろうとしているのかもしれません。おもちゃの兵隊と言う認識が詩なのかもしれないと思いました。私を励ましてくる空や大地や人間。そんなものたちを「私」はからかいたくなるのかもしれません。 (エゴの内側)

2023-08-26

なりたいのか、会いたいのか。愛が足りない原因を作者はもうつかんでいるのかもしれません。「愛」に塗れて愛に生きる。この世のしがらみが愛として降ってくることはあるのかもしれません。聖夜と言っていますがキリスト教徒ではないでしょう。愛だけでいいと言う覚悟、これが詩なのかもしれません。 (はやく80歳のおばあちゃんになりたいな)

2023-08-26

真夏から晩夏にかけての炎暑や極暑、蝉や青空、キリストのイメージ。原爆。神の国や過去世に対する思い。 「肉体躊躇しつつ突如熱南風に煽られかつて砕けたる硝子戸」 この短歌からはふと塚本の 「突風に 生卵割れ、かつてかく 撃ちぬかれたる 兵士の眼」 の作品を思い出しました。 (短歌:『灰と雨』)

2023-08-16

リーバイ・パタの詩集に思い入れがあると思いました。裸の世界とはなんなのか。月のおかげで僕の中の壊れた破片が見えてというところは表現が巧みに感じられて、読みたくなる詩だと思いました。 (友だち)

2023-08-11

憎しみの上位互換とは?私も考えてしまいました。「メタファーでは語れない」。どんな制約なんだと共感というか、その後の展開が気にかかる詩だと思いました。 (染色体の端に夏と書きこみ、まばたきをする君へ(習作))

2023-08-10

おはようと言えない朝というのが示唆的です。何があったんだと。内容を空想させられるからです。「そして今日も」からちゃんと詩の中では意は尽くされています。しかし地獄の意味を考えるとき、そんなに簡単に判断してはいけないと思うのです。 (正午)

2023-08-10

「かいだん」という落書きとマッキーの本名にまつわるエトセトラ。謎がメインな詩ではないと思うのですが、私の中ではミステリー感が充満した詩で、様々なニュアンスが楽しめる詩だと思いました。 (マッキー)

2023-08-10

「わたし、出ていくねん」 どうという事もなげに言ったのを、息が止まるのを隠した。 「わざわざ言わんでもええわ」 こんなやり取りにハッとします。さり気ないですが、詩全体の中で確かな位置を思いました。 あの嘘は、嘘だったのだろうか、と思う。 知らず荒い息の合間に考えた。死体はいまある。 いつも話していた、そのままの姿で、生きているかもわからないような、お姉のが。 それともおれが、このおれが死体だ。だとしたら山にいる、お姉は、生きている。 なんだこの四行は。「お姉」という言い方も独特ですが、生きているだの死んでいるだの、詩に起伏が生じたと思いました。 (花鉢)

2023-08-10

天気予報が当たるんだものとは奇想な一行だと思いました。スペースコロニーに住んでいたころが偲ばれます。 (しのかみさまへ)

2023-08-10

マリアの口元が動く この一行は象徴的です。 その芽はやがて木になり いつか虹色の花が咲くだろう この二行は当たり前のことかもしれませんが、期待や希望を持ち生きている人間を感じさせる二行だと思いました。 (白昼夢)

2023-08-10

最後の行のロストハイウェイが印象的ですね。 「またあなたと会いたい」 アゲハチョウだとしても 似ている人に出会うということは その人そのものよりも  なにか大きなものが その巡り合いには流れている この6行が印象的です。ああ、揚羽蝶か。巡り合い。なにか大きなものが示唆的です。 (私たちもこのロスト・ハイウェイの先を急ぐ)

2023-08-10

ふと思い出されたクリスマスソングは具体的に何だったんだと思いました。内容によっては悲しい話だったのかもしれません。うなる風。抗えない自然。飲み込む主体は風か。だとすると飲み込まれるのはこの詩作者なのかもしれない。何もかも飲み込む風なのかもしれない。白く塗られた壁とは何を意味するのかなど、この詩を読んで様々な事を思いました。 (公園の花)

2023-08-10

扇風機が主人公の詩に思えたのですが、疎外されがちな季節の話、特に「春」の話は結構メインなのかもしれません。最近扇風機だけでも、クーラーのような効果が出る工夫がYou Tubeで公開されて居たりして、興味を持った事が有りました。伸びている花壇の草が象徴的な意味を持って居ると思いました。 (涼しい季節)

2023-08-10

「私の世界」や「世界」そのもの。 「私が世界であり世界が私だった 歪んでいたのは世界であり私自身だった」 この二行は結論ではないのかもしれませんが、何か示唆的でした。 (完全な私の世界)

2023-08-08

独特な言い回しと言うのか、痺れたんであるは普通の言い回しなのに、垢ずれたや萎えたでは独特な言い回しになるのかと思いました。小さい「っ」が入って居たり。鼬で泣く彼女の存在とは?などこの詩を読んで思うところは多々ありました。 (こういうことがあります)

2023-08-08

「わたしは眠らず六年になります」 こう言うジョーク?作者は本気なのかもしれませんが、ジョークと言うのか嘘と言うのかは、巧妙に感じる事も有るし、難しいと感じる時も有ります。 (BEER/SPIRITS )

2023-08-08

リズムや表記が興味深い作品だと思いました。死にゆく前の人間の意識なのか、なので神が出て来るのも自然だと思いました。首をくくると言う内容も出て来ます。鳥を垂れ流すとはステキな言い方だと思いました。首をつると糞尿を垂れ流すと言う事はよく聞く話なので、そう言った汚らしい事実を浄化して居る様な意味もあるのかもしれません。しかし鳥と同化した私?詩作者は飛び立とうとしたり、毛を毟ったりします。最後らへんに出て来る瞳や、虹彩。ラストヴィジョンを暗示しているのかもしれません。 (focus)

2023-08-06

最初のお盆を連想させる茄子の馬。纏足の家で時代や国が違うと思ってしまうのですがこれは隠喩でしょう。そして若い頃を回顧して居るのか、そうではないでしょう。天候の話題からYOUを抱きしめる様な積極さ。食べ物の話題からお肌の不安、詩集や金儲けなどの本の話題から、心の定義。ヒヨコの爆発とは独特な表現だと思いました。ヒヨコの爆発が私を陽炎するとは?ファイト!そんなセリフを想起します。自分を鼓舞するように。など、この詩を読んで見て、私自身の過去を顧みる様な、そんな意識も生じました。用語レヴェルや、詩内容から来るものだと思われますが、極めて内省を促す詩でもあると思いました。 (お盆のささめきの中で)

2023-08-06

辞表を書き上げるまでの過程が、氷を通して描写されています。ラム酒が印象的なのですが、時計が十二時を指して居る事も数字以上の意味があるのかもしれないと思いました。 (氷)

2023-08-06

途中まではテンポよく読めたのですが、最後らへんが仏教的と言うか、文語的文脈と言うか、ちょっと読みが淀みました。でも後でまた最初に戻って読み返すと既に仏教的な考え方が瀰漫して居た様な。それで最後らへんはあからさまに提婆達多とか阿羅漢とかが出て来たのかと思いました。 (理性と精神)

2023-08-03

フウとは楓であろうかと思いました。楓の実と言う言い方をふと思い出しました。フウが走っている。ばかばかしい空想を空想する主体。終わらない夜に洋館が走って居た。ありえない現象ですが、「僕」の空想と考えても、あまり意味はなく、主体が走っているのだと思いました。 (夜が暴走している)

2023-08-03

「少女は彼方に許すと言った 広がり続ける母なる海より 瑠璃唐草を踏み千切り その瞳とこぼしただけでも」 この連に感銘を受けました。「許す」とは一体何でしょう。私は個の生命を越えたある何か、民俗の理想、生命倫理の最果てすら感じました。人間の生きる理想が表されているのではないでしょうか。 (連詩 郷愁の視線)

2023-08-02

くびつる てるてるぼうずと言う表現にハッとしました。確かにそう見えるのですね。目的は雨乞いでも、人身御供であるような。何か古代の犠牲者を弔って居る様な。そんな感じが詩をブラッシュアップして居ると思いました。 (無題)

2023-08-02

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、その3行は詩の後半なのですが、空が歌って居る事に対抗して居る様な、私の極私性、私秘性を守って居る様な印象を、自作詩を再読して見て思いました。とにかく空にさえ自我の拮抗を要求して居る様な、変なバランス感覚があったのかもしれません。自我の拮抗の要求は神の沈黙を持って返って来るでしょうから、とにかく自分自ら能動的な行為をするしかない、そんな焦りが、 「吐き出された空は蝟集して棺桶を成している 棺桶はある程度の大きさを持つと 自我の巣窟を成して居た」 これら三行になったと思うので、いいアイディアと言って頂けたのは幸甚でした。 (ビーチとホテルと空と自我)

2023-08-02

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ネイルアートやネイルケアの興隆、ネイルサロンやネイリストなどの言葉に触発されての一行目だったと思います。古くは古代エジプトからあったと思われるネイルアートもマニキュアと言う言葉で代表される、手の爪の塗装、化粧と言う観点からのネイルアートはやはり歴史が新しく、アメリカが発祥の地らしいです。足の爪のケアであるペディキュアも含めて、ネイルアートは奥が深そうです。そしてダンジョンメソッドへ行くわけですが、最初の発想に引きずられて、ちょっとダンジョンメソッドがもたついたような、そんな感じを自作詩を再読して思いました。爪と言うだけではなくて、ネイルの世界、ペディキュアなどをもうちょっと知っておけばよかったと思っています。 (田宮さん)

2023-08-02

m.tasakiさんコメントを有難う御座います。そうですね、百合から向日葵へと言うのは人間の特徴を服で表すのは効果的だと思い、そのように表現しました。換喩と言う訳でもないのですが、服を花に置き換えて、他の説明を省略しました。鳴き止んだ蛙と鳴き止まない田宮さんは、あまり特に意識したものではないのですが、事実が積み重ねって来ると、生物と言う共通項があるとは言え、明らかに、類、属、目などが全然断絶している両者なので、比較対象の妙味があるのかもしれません。後で読み返して見ると、ダンジョンメソッドはこれから使う感じで書いておいて、唐突に既に使った場面が出て来るのは飛躍が過ぎるかと、自作詩ながら自省したのですが、あまり書き直す必要は感じませんでした。田宮さん(仮)はちょっとしたアイディアでした。蔑視ーな感じはあるかもしれませんが、詩的異化作用を期待してのものでした。 (田宮さん)

2023-08-02

野馬追と言うと相馬中村藩を想起します。志賀直哉の祖父などですね。伊達政宗公ともなるともうちょっと前なので、ああ、もうちょっと前からあったのだなと、さらに前からもあったかもしれないと地域の歴史を思います。早雲寺であれば北条早雲を思うのですが、この詩では導師様がでてきますね。中将姫は有名なエピソードが有るので調べて見ようと思いました。 (祭礼)

2023-08-01

ガンダムのシャーや、その白いご飯つぶの光の中に僕たちの今が有ると言う確信。赤い彗星と言われたシャー。憧れが詩になったのかと思いました。 (THEN I KNOW)

2023-07-31

音楽に対する拘りが感じられると共に、もっと本質的な問題と比較すると、音楽ですら人生の付属物でしかないようなニュアンスを感じました。精神の根底ですね、今では統合失調症と言う言い方すら、差別用語なのかもしれませんが、まあ、宗教ですね。イエスキリスト、浄土真宗。人生のデザイン、特にグランドデザインに対する深い考察があるような気がしました。 (入院手記(鬼言(幻聴)2))

2023-07-31

この国、わたしの国と言う言い方から国際的な状況が想像できるのですが、「ともだちの国へ行きたい」という発言から、終わりから始まる構造が強く意識出来ました。 「100年もの時が過ぎたような気がする それでいてその隙間は白くてのっぺらしてて」 案外こんな感覚が我々の日常なのかもしれません。 (学校)

2023-07-31

蝙蝠は洞窟生活的なイメージなので、ベランダで、蝙蝠の子が死んで居ると言うだけで、いろいろとイメージが膨らみます。ペットとして飼われて居た蝙蝠なのか、そもそも蝙蝠はペットとして飼育可能なのかと言う感じで、想像が膨らみます。「溶解して行く僕ら」は必死で溶解を止めようとしている。不在の騎士と言う言い方に惹かれました。不在の騎士の解釈がこの詩のキーだと思いました。 (どろどろ)

2023-07-31

生命の連続ですね、個は滅んでも民族は永遠みたいな。ある意味、ポジティブなシンキングなのですが、ヒトラーやナチズムを想起させられたりして、少し警戒します。覚えている炎。土の記憶。これらは産土(うぶすな)などにつながるのかもしれません。記憶にまつわることで個の記憶を越えて、社会全体、共同体について思考しながら、それらを強く意識した詩であろうと思いました。 (バーン)

2023-07-31

根本的な内省が加えられているとおもいました。葛藤から何か新味が出せるのかもしれない、そんな思いを感じました。掲示板でのコメントのやり取りは決して古くは無いと思うのですが、ある種のまだるっこさから敬遠されがちな手法であるのかもしれません。 (くたばれビーレビュー その三)

2023-07-31

コンプレックスの固まりと言う訳ではないと思います。~はある、だが~がないと言う言い方はユーモラスなのですが、矢張り目的意識、承認欲求と言う最低欲求に留まらないより高次の欲求があってのことでしょう。自分の欠点を列挙しながら必殺のKOパンチを狙って居る様なそんな感じをこの詩から受けました。 (そして、情熱もない)

2023-07-31

不安の兆候があるのかもしれません。人の体温を越える猛暑。4年ぶりの隅田川花火。本当にうるさいのはどっちなんだと言う疑問。自分の詩に対する懐疑。分かってっちゃんやかまってちゃんというのとは違うのだと思うのですが、詩作に真摯に向かおうとする姿勢が感じられました。 (令和5年度隅田川花火大会)

2023-07-31

眼差しが胚胎生を遡る。生まれる前への遡行は詩ではよくみられる内容なのかもしれませんが、植物を通してと言うのはちょっと新しいと思いました。後半の詩作の助力のお願い。場面が変わったと言うよりは、詩作者の登場がハートの量産体制を示唆しているのかもしれないと思いました。あくまで詩作に徹するのか、しからんずば、と言う緊張感が背景にあるのかもしれません。 (郷愁の視線 (連詩の試み))

2023-07-30

オプティミズムの残骸とは何か象徴的な言い方です。「思い出の一ページ」と引き合っているフレーズだと思いました。 「 私が創り上げた世界が、 どんどん蝕まれていく。」 この二行からも推察されるのですが、もしかしたら「君の呪い」では済まない何かを抱えてしまった苦悩なのかもしれません。 (て)

2023-07-30

隠された愛がどんな化学変化を起こすか誰にも分からないのですが、太陽が暴く愛、救いが内包しているのかもしれない愛、美しい愛など様々な愛が跳躍している詩だと思いました。 (Lily)

2023-07-30

福まるさんコメントを有難う御座います。カブトムシやクワガタは繁殖とかが、仕事と言うのか、サイドビジネスですね。それらが自然に居る山はいまだに少年たちに夢を与え続けて居るでしょうが、業者の影を感じます。この詩ではカブトムシで異化効果を発揮できないだろうかと思いました。 (ジェフ君の見たもの)

2023-07-30

トビラさんコメントを有難う御座います。そうですね、ジェフ君は男ですし、ラブロマンスももしかしたら、好きなのかもしれませんが、相対的に冒険譚の方をより好むと言う感じです。エウレーカ、発見ですね、アルキメデスを思い出すのですが、修験道は山伏のイメージがあるかもしれませんが、彼は欧米の人ですので、あまり山伏のイメージにはこだわって居ないと思います。ただ郷に入れば郷に従えで、多少は日本的な空手を匂わせるようなことをやって居たのだと思います。 (ジェフ君の見たもの)

2023-07-30

忠次さんコメントを有難う御座います。恐らく、空手が念頭に有ったと思うのですが、通常の空手を越えているのかもしれません。日本刀まで出してきているので、この時点で、空手と言うのは、破綻しているのでしょうね。ドナドナはどうもユダヤ文化圏の曲だそうなので、相当日本語の曲としても普及しているのですが、ここでは、この詩では、「ユダヤ」的なニュアンスを、旧約聖書文化なども含めて、匂わす程度に、雰囲気が出ればと思いました。ああ、最後のカブトムシですね、このへんは竹林にはカブトムシが居ないとか、リアルな事実から目を背けて居ました。反省点なのですが、誰かが無謀に、放流したと言う事を想定したのだと思います。詩の清新さを出す為に、ジェフ君は直ぐそれに反応したのでしょう。通常いないのであれば、放流しても居なくなるでしょうが、放流したててであれば、しばらくは居るでしょうから。 (ジェフ君の見たもの)

2023-07-30

ヒノネリホさんコメントを有難う御座います。サーガから来るプレッシャーがあったのかもしれません。解釈を読み手に任すと言うのは議論のある所だと思うのですが、私の場合はあまり任すと言うよりは、はっきりと一行一行は、内容明確の事を言って居ると思います。ただ、「場合によっては足で切る」みたいなところが、読みを停滞させるポイントなのかもしれません。「冒険譚」は確かに具体的にどんな冒険譚か言わないと手抜きと受け取られる危険性があるのかもしれません。川に浮かんでいるというところから、どんぶらこの桃から生まれた桃太郎を想起しないでもなかったのですが、違う民話の流入は詩を混乱させると思って、この詩では入れませんでした。 (ジェフ君の見たもの)

2023-07-30

妻咲邦香さんコメントを有難う御座います。ああ、マントヒヒ。クリティカルな意識からだったのですが、確かにメナード美術館はメナード化粧品がお金を出して、でしたね。マントヒヒ、マンドリル、動物の比較は苦手なのですが、危機的な意味でのクリティカルではなくて、批評意識と言う意味でのクリティカルな状況が生じるのかもしれません。ラカスタですか。確かに動物にもヘアケアを意識させるべきでしょう。あの精悍な鬣?でしたか、乱れると見苦しいのかもしれません、オスだけかもしれませんが。寺内タケシですか。エレキやドラムが出て来ると、私の理解を越えているのですが、それらも詩を補助するものなのかもしれません。 (早く行かねば)

2023-07-30

コーリャさんコメントを有難う御座います。そうですね、山をちょっとシュールに扱ったと思います。配合や配列と言う事で言えば、鴉や鳩や雀は相当身近な鳥ですし、相当体験に根差しているような、体験に根差した、配合配列だったと思います。何か特殊な声が聞こえていたのだと思います。思うに、それは鳥を越えています。鳥で代表させたに過ぎなかったのかもしれません。提示した鳥は平凡な身近な鳥ですが、非凡な事情を隠したかったのかもしれません。その時の詩のインスピレーションは自分でもわからなくなるものです。シュルレアリスムも含めて、私は自分の詩作に反省を強いる詩を書いてしまったのかもしれません。 (早く行かねば)

2023-07-29

有名な時事的な話題ですね。東京に行って居たのかもしれません。茨城から出て来たと言う情報はプライバシーに属する事ですが、意外とポエジーが有るのかもしれません。 (東京の二日目。)

2023-07-10

「あなたがコーヒーを淹れてくれたとき わたしもそのコーヒーに属していることの図」 こんな2行がいいですね。 笑ったあなたは恋人以上、配偶者未満だったのかもしれません。 (島)

2023-07-10

鳥の死骸は保健所が処分するものかもしれませんが、別にお巡りさんが、出て来てもあまりおやっとは思いませんでした。しかし鳩の死骸とは象徴的です。リアルなハトの死骸は衛生上の問題や、動物愛護法などの法律的な問題から、しかるべき機関に電話して処置を委ねるべきなのでしょうが、この詩ではそう言った現実的な展開には興味がなさそうです。第1連では結構、描写があるのですが、お巡りさんと鳩の死骸と通報した誰か?(出て来ませんが)、まあ、私(この詩作者)と言う登場人物なのでしょうが、2連目では回想で有る事が明かされる。3連目での人知れず消えて行くもの。これだってリアルには、人為的処分、鴉による食害などがあるのかもしれませんが、あまり気にせずたんたんと詩が進むのが印象的でした。3,4連目で出て来る張り紙も印象的で、行方不明者の、と限定して居るとは言えまるで自分のものであるかのような解釈も可能かなと、ふと思いちょっとぞっとしました。 (鳩の死骸)

2023-07-10

胸が貝殻だと言うリフレイン。風鈴に曲げられた肖像。謎の表現として片付けるのは惜しいと思いました。「円卓の骨のように」と言う表現も有りました。何かを思索を迫る詩だと思うのです。解答は無くても追求したくなるこれらの詩表現。探求を誘う詩だと思いました。 (曲がりつつ)

2023-07-10

痒みの記憶がこの詩のテイストなのかもしれません。 「触れられないものばかりを 触れようとする無数の手」 こんなところは、まるで無数の手によって死んだ犬があの世へ送られて行くようで、印象的でした。詩読者の想像力にゆだねたのですね、具体的な状況は。 (透明が充実していた)

2023-07-10

妻の妊娠が分かってからの悲喜こもごもだと思うのですが、生まれてこない子だっていると言う認識は自分の子供が正常に生まれてくるどうかの不安と自分以外の人たちに対する、特に胎児のままで堕胎に追い込まれたり、胎児のままで終り、出産に失敗したケースなどに対する配慮が含まれているでしょう。産院での場面での、夫の挙動は妊娠の結果に対する不安がさり気なく表れているのかもしれないと思いました。3連目のすれ違う女たちに対する感慨。女房が妊娠する自分の認識がこうも変わるのかと。 4連目の自分(夫)を産めないものと言って居る。産めないものが産むものに掛ける言葉。自己卑下ではないと思います。妊婦を持った夫の悲壮な覚悟でしょうか。5連目の(僕だって胎児だ)と言う感慨。妻の入った後の風呂に居ての感慨。(君の子だもの)と言う感慨もありました。少し拗ねているのかもしれませんが、夫としての矜持が根底にあるのかも知れません。そして最終連でゆきちゃんと言う命名の話題。僕は産めない けれど、パパになる。 この最後の二行が毅然とした夫の態度だと思いました。 (羊水)

2023-07-10

可愛た瞳。これは乾いた瞳を言い換えたものかもしれないと思いました。球体関節人形と言うと雨宮処凛を思いだします。詩では言及されて居ないですが、間接的には言及されているのかもしれません。そして 「しにたいとか いきたいとか そういった頑丈な感情がひたひたにある」 案外、全ての詩語の源流はこの二行にあるのではないかと思いました。 (四方山話)

2023-07-10

スペースコロニーは宇宙時代を予見させるものだと思いました。天気予報が当たるとは何となくわかるような気がしました(スペースコロニーだからですね)。 (しのかみさまへ)

2023-07-08

たんなる自殺願望者の詩とは思えませんが、表層的には極めて挑発的に「轢けよ」と言動する。そして手術の後の単なる憂鬱な状態を描写した詩とも思えないのですが、極めて描写が具体的で惹き込まれました。 (轢けよ、馬鹿)

2023-07-08

冒頭の部分が小林旭のさすらいだと思って、でもその後の展開は男女の情事の後の情念、来世までをも契ろうとする、輪廻を予感させる展開でした。輪廻とカルマ。決して男女の交合のみから生じるものではないでしょうが、矢張り男女の交合が基本になって居ると思いました。 (追憶……時を超えた記憶……輪廻の岸辺に彷徨う者)

2023-07-05

英語も併せ読むと、言葉の玄妙さを思います。連合国と言う表現でも出て来たアライと言う単語。ally。普通は複数形で使うのかもしれませんがアライズ、allies。こうやって詩で使われて見ると、正義の味方と言うニュアンス。「味方」の部位だと思うのですが、allyと言う単語は日常会話ではめったに使わないでしょうから、玄妙な感じがしました。 (悪とは)

2023-07-05

不思議なテイストの作品だと思いました。生まれて来たから生きているでは消極的だと思ったのですが、「彼女が気に入る世界」がどんなものか、想像の翼をはためかさねばならないと思いました。 (土土)

2023-07-04

コンビニスイーツを毎晩わたしに用意して 毎朝一人で2人分食べていた (なのに10kgも痩せてしまったけれど) この部分で太らずに瘦せてしまうところがおやっと思ったのですが、恋にありがちな現象だと思いました。ああ、「なのに」と逆説の接続語が出て来ていますね、矢張り、痩せて仕舞ったのは意想外な事だったのかもしれません。 (しんじつはどこにあるのさ)

2023-07-04

キリスト教的な罪の意識とは違うと思うのですが、罪が実体化したような、罪に対する恐れの念がいききと描かれている詩だと思いました。子供のころの心も都合よく出したと言うよりは、ある必然性が有って、出て来て居る様な自然さが感じられます。イノセント。何か無垢なものに対するあこがれと言うのか、心象風景の描写が有り、高い天井とは何か、教会の天井か、何か常識的な解釈を拒みつつも、詩のイノセントは進んで行くような気がしました。 (罪の扉)

2023-07-02

こひもともひこさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、カモメが飛んだ日だったか、当然強く意識して居ました。ハーバーライトの箇所ですね。とんまのまんとは若干分かりませんが、具体的なつながりを感じます。歌謡曲やアニメのジャーゴンは便利な反面、転用に仕方によっては、危ないと思う事が有ります。自分の裁量なので、油断も有るでしょう。この詩ではあまりに直接的な言及は避けてあるのかもしれませんが、やはり念頭に有ってと言うのは若干有って、ご用心だと自分でも自戒しながら詩作しました。 (早く行かねば)

2023-07-01

吸収さんコメントを有難う御座います。ワンピースのイメージでしょうか。安楽椅子と言っても、パイプをくわえて紫煙をくゆらすなどと言う事は無いと思います。趣味の猟銃とか、葉巻とか、シャーロックホームズみたいにパイプで煙草を吹かすと言うのは理想のイメージなのかもしれません。ネットサーフィン的な、いろいろな場所へ意識だけが行くと言うのもある種の理想で、詩にする場合はまた違った考慮が必要なのかもしれません。人生を全うした魂と言うのはある意味理想の究極形態なのかもしれません。詩作へとつながる階梯と言う点では乖離があるのかもしれませんが、その乖離を克服した時、理想的な詩が発生するのかもしれません。 (早く行かねば)

2023-07-01

こひもともひこさんコメントを有難う御座います。長嶋さんは特に長嶋茂雄だとか、ハックはハックルベリーだとかと言う意味では使って居ないと思いますが、どうしても避けられないイメージですね。ハッキングなどのニュアンスは全く考えていなかったし、意外なイメージです。ロックは音楽のことで、ロックンロールですね。「鍵」への言及は、発音から来る誤解ですが、ちょっと浅はかだったのかもしれません。謎は謎のままに残しておいた方が雰囲気が高まると思いました。 (ハック)

2023-07-01

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ラッコの可愛さ、アザラシの可愛さを思います。ムーミン谷の提示も、可愛さ繋がりてきな流れだったのかもしれません。よく作品に可愛いだけじゃないなどの表現が有りますが、当然可愛さを絶対の基準、前提としているので、そこからの離脱は意外と難しいのかもしれません。今回はラッコでしたが、ラッコの可愛さは顔だけではなくて、あの独特の手や足、そして絶滅危惧種的な事実と相俟って、空前絶後の可愛さなのかもしれません。詩では言及できなかったのですが、当然の前提として、根底に据えて詩作したと思います。 (ラッコとムーミン谷)

2023-07-01

光英生さんコメントを有難う御座います。カギ括弧は受験問題的なイメージがあったのかもしれませんが、政府の提言なので、より厳格に、揺るぎない問題提起と言うニュアンスでした。だから特に解答が用意されているわけではなくて、ただ誠実に対処してほしいと言うポイントだけでしょうか。役に立つラッコと言う内容は政府の提言としては奇異なものなのかもしれませんが、詩の中の真実を追求する手立てとして考えられた内容でした。生きて居る生身のラッコの魂の救済を考えていたのかもしれません。とにかく詩の中でラッコが存在感を増す事を考えての表現で、この場合はフレドニア政府よりもラッコの方が主であると考えていたのだと思います。 (ラッコとムーミン谷)

2023-07-01

きょこち(久遠恭子)さんコメントを有難う御座います。単語の知名度と言うのか、固有名詞の知名度の高さは難しいと思いました。ムーミン谷とか、取り込みやすいのですが、底知れぬ巌と言う感じで、決して上部では判断できない。海底に突き刺さって居るのかもしれないと言う根底を意識させられるからです。ラッコだって固有性、特に動物園で飼われて居たりすると固有性はあるのでしょうが、これは一般名詞の類とあまり変わらないのかもしれないと思うのかもしれない。だがしかし、より容易に取り込めると思うと怖さがあると思いました。旅のお土産や、マスコットイメージから来る、揺るぎない、マスイメージ。矢張りラッコだってよっぽど環境破壊から守るとか、絶滅危惧種保護キャンペーンなどの、外皮が無いと取り上げる難しさがあると思いました。詩で取り上げた以上、深く知って行きたいと言う思いが生じました。そうですね、アメリカ文学的な感じは結構意識して居たのかもしれません。直接的な言及はないですが、意識して居たと思います。 (ラッコとムーミン谷)

2023-07-01

渡辺八畳さんコメントを有難う御座います。詩に出て来るアイテムは、自分の知って居るものをいかに生かすかにかかって居ると思うのですが、ラッコやムーミン谷はよく知られて居るだけに、自分の方であまり知り過ぎてもよくないだろうと思いました。最低限の知識で詩を席巻する、席巻するほどではないにしても、存在感を出すと言う事を心掛けました。ラッコとムーミン谷は知名度が高く、くみしやすい印象、取り込みやすい風貌なのかもしれませんが、それに反比例するかのように厳然として有る、世界的な知名度は、やはり詩で使う場合にも、ある程度は緊張感に包まれ、底知れぬ恐ろしさが無かったわけではないので、ちょっと勇気が必要と言った感じで取り込んで見ました。 (ラッコとムーミン谷)

2023-07-01

こひもともひこさんコメントを有難う御座います。あまり考えなかったですね、ラッコの生息域とか。フレドニア政府は、フィクション、小説の中の、架空の地名だと私は思って居ました。どうも、実在する地名だそうで、歴史的にもテキサス州の歴史に根差した、フレドニア政府計画があったみたいで、衝撃的でした。フレドニア大学もあるそうなので、矢張り私の場合は詩的異化、詩的効果を考えての、表層的な使用なので、ちょっと軽率だったのかもしれません。難解さは詩の目的ではないと思うのですが、方法的な難解さは有効なのかもしれません。矢張り詩的異化、詩的効果ですね、あまり有効な説明になって居ないのかもしれませんが、詩だけにある真実、詩でのみ語られ得るまことは有ると思うので、ひたすら信じて詩作するしかないと思っています。 (ラッコとムーミン谷)

2023-07-01

たけだたもつさんコメントを有難う御座います。フィンランドにラッコが生息して居ると言うのは結構心強い事実ですね。安堵できたような。詩的異化、詩的効果の方を優先させ過ぎて、客観的な事実に目をつむるのはあまるよくないのかもしれませんが、最低限の知識で臨みました。なのでハハキギはもはやフィンランドやスウェーデンやラッコとの相関関係を考えられる余裕が有りませんでした。フレドニア政府は、私的には小説で冗談めかして言及されて居た様な記憶、あやふやな知識で盛り込みました。テキサス州政府は、ありましたね、独立問題と言うのか連邦政府との角逐が。用心棒は流行らないと言う意味で言及しました。平仮名続きで読みづらかったのかもしれません。でも意味的にはほぼ同じ意味になると思うのが興味深いです。現代では流行らない、やらないはニュアンス的にはほぼ同義になると思うからです。補償金は強烈だったのかもしれませんが、フレドニア政府を出す以上、補償金の方が先に出て来るのですが、対等なものとして考えていたのだと思います。箱庭の世界ですか。箱庭的な世界の脱却よりは、箱庭的な世界の構築を考えたのかもしれません。卓球台はまさか象徴的な意味は持つまいと思ったのですが、錆びれるなら、その錆びれ方がもう少し深められ、ラッコたちとの相関関係が描ければ良かったのかもしれません。エムは普通にエムの文字の意味で登場させたのですが、あまり、意味的な言及は避けて、提示するにとどめました。 (ラッコとムーミン谷)

2023-07-01

Thukinikoさんコメントを有難う御座います。絵本ですか。シニカルな絵本。ラッコとムーミン谷と言うのは、異化効果も考えたのですが、海の存在感を羨んだ結果でもあり、フィンランドの海に囲まれた地政学的条件を考えました。なのでフィンランド周囲にラッコが居るかどうかは考慮しなかったので、詩的にはともかく、現実的にはポンチ画のような印象を与えたのかもしれません。ラッコではなくて亀の上陸を考えていました。公園の池の亀は竹の柵などで囲われて、上陸できない様に、脱走できない様に?されて居て、当然と言えば当然の措置なのですが、亀が陸地に上陸して、蒲公英などを食べる姿を夢想したことは有るので、極めて散文的で、現実的な夢想なのですが、ラッコに当てはめたのかもしれません。ビーチで卓球をやる行為は迷惑行為なのかもしれませんが、そうですね、ラッコの上陸阻止とか、別の観点からの夢想が可能なのかもしれません。そして並行して提示した以上、ラッコとムーミン谷の相関関係についても踏み込んだ言及が詩で出来ればよかったのかもしれません。 (ラッコとムーミン谷)

2023-06-30

硬質な言葉遣いの中にも、柔軟な手つきが感じられる、詩流だと思いました。眼球の放つ矢が、と言うフレーズみたいに、通常日常語では使わないながら、普段から思って居た事、情念の根拠などを、うまく言い当てた表現がつまっていると思いました。 (金属の魚)

2023-06-10

過去との決別と言うのか、更新と言うのか、断絶ともいえるのかもしれません。タイトルからして、未だに詩になって居ないものと読めるのですが、ポジティブ思考を内蔵して居ると思いました。また失った、失ったことで、新しいポエジーを獲得した見たいななニュアンスがこの詩から感じられました。 (未詩)

2023-06-10

書簡やレターのような印象も受けたのですが、描写が迸って居ると思いました。神へ語り掛けて居る様な行。過去へ回帰して居る様な行。時間旅行ではないにせよ、永遠を志向して居る事だけは確かだと思いました。 (神話の夏)

2023-06-10

コメントをすでにしていますので、淡々と票を入れたいと思います。実は評を書こうかと思って居た作品でしたが、叶わず残念でした。先月の分でも可能であれば、そして時間と、興に乗ると言う、手前勝手な僥倖と言うか、自分の都合ですが、が有ればまだ評を書こうかと言う気は有ります。 (小鳥曜日)

2023-06-10

わからないものが闇と言う捉え方、深い淵でもある。限られた時、力。自己喪失。不可能性としての全ての理解。わからないものをそのまま受け入れる勇気。そして 「わからないものの内に眠る 喩えようのない美しさが」 美的な方向へ。カントの判断力批判を思い出すのですが、詩的な昇華でそれをやると言う事に意義が有ると思いました。 (わからないものはわからない)

2023-06-10

「どの駅にもです」と言うのが詩的なのかもしれません。ムササビと言うと北海道とか東北地方の自然豊富なところにしかいないと思ってしまうからです。「筋書」が詩劇の事を言っているのか分かりませんが、かの女をきっかけに何か現実が詩劇めく、あるいは超現実になると言うのは有り得る事なのかもしれません。 (駅にムササビが)

2023-06-10

熱が全ての現象の原因であるかのような、発熱、導火線、原因不明の熱など、白く塗られて行く君は熱がさせたことなのかもしれません。汚れたスニーカー、疲れた腕に、青く広がる街、原子から崩れていく足もと。詩の熱なのか、外圧よりも内圧が有ると思いました。「今日」はエンドレスに放熱を内包しているのかもしれません。 (色をもてたら)

2023-06-10

性格ブスの事を言っているのかもしれませんが、それだけでないようです。「世界中の私」ですね、私と言う現象。ちょっと言い方は分かり辛いかもしれませんが、手の届かない私と言うのか、「私」が私から離れて、「世界」に拡散して居る。私になると言う目的意識。ブス原理主義と言うのとは違うのかもしれませんが、ブスを貫くために、最終連など、地球まで出て来て、大胆な宣言ですね。物理的にはあり得ない、自分の方が大きい宣言。ブス妄想の合理性と言うのか、言って居る内容は合理的ではないのかもしれませんが、軽やかにブス的な現象を論(あげつら)っている詩作態度は好ましいのかもしれません。 (ブス)

2023-06-10

投票を忘れて居たので再コメント送信します。 (しけしけのしけしけのしけしけのぱれーど)

2023-06-09

感心しました。と言うか詩想が斬新だと思いました。と言うか拵え物ではない新しさだと思いました。時事的な話題が先ず手ごわいですね。サンタクロース戦争も読んで見ました。ネット空間の反発を予想して、何もやらなくなることが多いのですが、詩に託して何かやれないかと言うのが常に私の考えて居る事です。いきなりおじさんの群れで、びびりはしませんが、火炎瓶は不穏だと思いました。公安を舐めているんじゃないかと言う批評も可能だと思うのです。大胆不敵な詩でもあると思いました。 (しけしけのしけしけのしけしけのぱれーど)

2023-06-09

全体を読んで見て、メモを取りながら読んで見ればよかったと思いました。皮膚癌や電気髭剃り機やボルヘスなど、印象的なところがあったからです。SFのいいところは現実を虚構化するところではなくて、人間の存在の深み、社会の薄っぺらなところや、矢張り逆に深みと言うか底知れぬ高みと言うか、分り辛さが組み合わさる事から来る、ある訳の分からない感情の基底を再現して居て、それらがトータルで詩であるような、そんなポエジーを伝えてくれるところでしょうか。相変わらず良かったと思ったのは詩誌や詩人の詩集のエピソードで、ああ、あの清水と言う人は詩集月評みたいなこともやっていたのかとか、海東セラと言う人とか、詩の行も引用されて居たりして興味深いものでした。 (詩の日めくり 二〇二〇年十一月一日─三十一日)

2023-06-07

一人と言う認識とあなたと私のYou and IやYou and Meの認識。あなたと私だと対峙しているみたいに一対一と捉える。夜空に身投げは逆転した発想。詩では多いかもしれませんが、散文的には奇異な印象で、そのはざま、詩と散文のはざまで詩読者は何かを思うのかもしれません。 (いちたいいち)

2023-06-07

「誰か」と言う括り方は賛否両論的な感じがしないでもないですが、心地よい反復でもあると思いました。「私はその誰かを狙う」と言う部分だけ異色で、ハンターの本能が澎湃と湧き上がったのかもしれません。 (寝具)

2023-06-06

数学の背理法?ではないのかもしれませんが、やはり一日に一年分を詰め込むのは無理がありと言う事を証明?するための詩の様な気がしました。コンセプチュアルな詩なのかもしれません。鮮やかな手さばきと言う感じもしました。 (国語事変)

2023-06-06

盲目と言うと平家枇杷の琵琶法師を思い出しますが、そう言った時代がかったものではなくて、単に盲目の老人と言う事なのでしょう。地水火と言う様な発想なのかもしれません。根源にまでさかのぼる。土の養分。部屋の鳩時計も興味深いのですが、老人との問答の背後には無窮の時が存在しているのかもしれません。 (ある老人の語り)

2023-06-06

一通り読んで見て、詩誌のところも印象的だったのですが、今回は、癌バンパイアの内容が印象的で、噛まれると癌がうつるような、明言はされて居ませんが、印象的でした。と言うのも、昔1920年代だったか、北欧の人がノーベル賞を受賞して、医学生理学賞受賞の根拠が癌は感染すると言う間違った考え方だったからです。日本の山際博士や市川博士の様な正しい考え方、マウスの耳の裏にタールを塗布し続けてだったか、記憶があいまいですが、人口癌の発生実験だったか、候補にはなっていますが、受賞できなかった。そんな歴史を想起したからです。煙突掃除の労働者とか、特定の職業で、皮膚癌とか、経験的にはある程度分かって居たのでしょうが、まだ学術的には認知されて居なかったような感じで、今回、ああ、バンパイアには噛まれてと、荒唐無稽な話ではありますが、歴史的な事実を想起するのに、貢献すると言うのは興味深い体験でした。 (詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日)

2023-06-05

拉麺とアーメンの並置。始まりは1945年8月日本の敗戦を原点と捉えているのかもしれません。ベスビオにソドム。ユニセフに偽神父。蛇女。燃えて居る風は詩そのものなのかもしれません。 (1945年8月/チョコレートと忘却)

2023-06-04

針金と言うと、ジャコメッティ―を思い出すのですが、そう言った現代美術とは違った意味で、この詩では針金が登場して居る様です。生活や仕事、部屋の絵画を飾り立てるもの、物語や記憶を刻むもの。幽霊の様に捉える事が可能なものなのかもしれません。 (フィラデルフィアの夜に 42)

2023-06-04

血の繋がった他人。風の口笛。表現を玩味しました。思索は脳の泡などの断定。詩に飢えたもののみが表現できるものだと思いました。 (天然無窮)

2023-06-04

数字と書いて「ことば」とルビ。うりゃ、おいと言うのは何でしょう。掛け声なのか、星への呼びかけなのか。不安を打ち消すための準備運動なのか。イルカやフランケンシュタインが出て来ます。金木犀の香りの干渉は、秋だけではないのかもしれません。 (星の数学)

2023-06-04

犯罪論ではないと思いますが幻聴が出て来ます。「コロナのせいで」。父と母の重みがポップに扱おうとすると葛藤が生じるみたいな感じなのかもしれません。矢張り母を海の様に考えているのかもしれません。母は大地か海か、何れであるにしても、父との比較で、難しい存在なのでしょう。 (母と父)

2023-06-04

ヨブ記ののヨブは皮膚病でもあって、苦難に次ぐ苦難で神を呪って居た様な、そんな印象しかないのは薄っぺらな印象なのかもしれませんが、ヨブ記はもうちょっと知るべきだと自己反省して居ます。ケルアックやディーンなど、ボブディラン、ジミヘン、ワイアード。最後の行はバイクツーリングの出発のようで、終わりが出発のイメージは新鮮だと思いました。 (Life)

2023-06-03

犬の墓場と言うのは、自分が寡聞にして知らないだけなのかもしれませんが、ちょっと斬新な詩の題材だと思いました。クラス全体で飼って居たのかもしれませんが、共同性を超出する契機がこの詩にはあると思いました。 (透明が充実していた)

2023-06-03

何を繋がうとして居るのかと思いました。植物だろうか、茎だろうか、スマホなどの、公共の電波かもしれない。スマホが水面ならと言う一行が印象的でした。 (softer)

2023-06-03

ふと中原中也の「サーカス」を思い出したのですが、同音異義語や文語口語に着目した、表記、フレーズは日本語の可能性を示唆して居ると思いました。 (揉めてる)

2023-06-03

普通は、風に切り裂かれる感じを、風を切り裂こうとしている。血の真っ黒さや、嫌な臭い。色はともかく、匂いは比喩なのかもしれません。血に込められたストーリーが秘められているのかもしれません。 (暗黒の人)

2023-06-03

ラッキーストライクは相当伝統の有る煙草の銘柄ですね。煙草と言えばニコチンですが、 「でも 何をしたって 何をなしたって ぜんぶ  数値化してしまう世界にあって  イイネ なんてそうだろう?」 この三行で、サイトやブログ、ツイッターなどを思い浮かべてしまいますが、数値化の魔力が印象的で、魔力の意味を思わず考えて仕舞いました。 (Letter )

2023-06-03

存在の深みを思いますね。存在ごと消すと言うのは実効性の不可能さを思わせられてしまいます。自己矛盾ですね。「想いが残る」と言う最後の行が印象的で、存在の深みが多少は緩和されて居ると思いました。 (存在)

2023-06-03

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。人気ロックバンドのヴォーカルは日本だけでもたくさん居ると思うので、ちょっと日本人離れした名前にして、あだ名なのか、本名なのかをぼかした方がいいと思いました。長嶋氏は校長先生なのですが、音楽の専門学校も有るので、この詩では普通の義務教育学校に登場する校長先生とは違うと言う事を想定して居ます。ファッションショーやコンサートなど、もうちょっと続きの展開をかけると思ったのですが、詩とはかけ離れると思い、止めにしておきました。 (ハック)

2023-06-02

「明日」と言う概念が精巧な光芒を放って居ると思いました。「おもいで」もそうですが、過去と未来が現在に媒介されて光芒を放っているのかもしれません。 (明日)

2023-06-02

バイクが家の中に入って来た訳ではないが、爆音と言う間接的な侵入。アップデートせねばと言う使命。夜更けが擬人化もされず佇んで居ると思いました。 (夜討)

2023-06-02

永遠を定着させたいと言う欲望があるのかもしれません。自然の循環が個人的には刹那的に見える。個人の感想ですから出発して、永遠を建築したいと願ったのかもしれません。この場合キミですら自然であるようなそんな場合を想定して居るのかもしれません。 (浄罪、いいや 冠水。)

2023-06-02

「妊娠する前の女だ、とも思う」 ここに先ずハッとしました。ビフォアアフターの時間の垣根が無くなって居ると思ったのです。 「もしかしたら 胎児の細胞の一部が、溶けだしているかもしれない、」 こんな懸念もパパ前、パパ後を意識させられてしまいます。時間の概念を再考せねばと思いました。 僕だって胎児だと言う思い、説得力が有ると思いました。 「深緑」から季節は初夏から仲夏へと、ここに植物との連動性も感じられて、豊かだと思いました。 (羊水)

2023-06-02

黒髪さんコメントを有難う御座います。タイヤはある意味ありふれたものなのかもしれませんが、バトル的なシチュエーションでは、詩的意味を持つと思いました。ドラゴンボールですか。ドラゴンボールは知りたい世界で有り、既に知って居る世界でもあるので、怠りがちなのですが、これからよりよく知って行こうと思います。ストリートファイターはオンラインゲームで少し齧った程度ですが、矢張りこれからは知って行きたい世界ですね。 (バトルフィールド)

2023-05-31

吸収さんコメントを有難う御座います。抹茶ピノはいささか氏の部下みたいな感じなのですが、腹心の部下かどうかは明示しませんでした。空想に任した方がいいと思ったからです。ボーボボですか。土曜日のゴールデンタイムアニメの最後だったような、ジャンプのアニメとしては最後だったのか。そうですね、漫画から汲むべきものは多いと思います。ギャグに徹するのも難しいと思いますが、方向性としては考慮すべきだと思いました。チョッパーはワンピースでしょうかね。 (バトルフィールド)

2023-05-31

蛾兆ボルカさんコメントを有難う御座います。ああ、ザクの出撃。枕詞をだされると和歌の世界や短歌の世界が当然思い浮かぶのですが、現代詩で、枕詞と言う発想は、現代詩や短歌も詩歌と言う括りで、共通の発想があるのかもしれません。グフやゲルググなどほかのモビルスーツがありながら、ジオン軍のザクに拘る事に必然性を出そうとは思いませんでしたが、ザクと言うモビルスーツがこの詩に占める意義は考えたつもりでした。マットの隊員やウルトラマンを出したのも、ザクの存在感をくっきりとさせるためでした。ザクのラインをはっきりさせようと思ったのです。 (ガンダムかウルトラマンか)

2023-05-31

湯煙さんコメントを有難う御座います。ああ、ザクですか。ボールと言うと抱き合わせ販売も思い出されるのですが、意外と、そんなに、人気のないものではなかったのかもしれません。SFの世界は、テラフォーミングや星間戦争など進化の程度がすごいのかもしれません。速度と言うとアインシュタインの世界が良く出て来るのですが、矢張り小学生のころやった算数の基本が必須なので、あまり進化的な世界に対してポジティヴな考えは持てないのですが、アンドロメダとか、銀河とか天の川などの世界を提出されると、心ときめく自分が居る事に気付くのは確かです。 (ガンダムかウルトラマンか)

2023-05-31

蛾兆ボルカさんコメントを有難う御座います。サザエさんでのイメージに頼らずに組み立てようと思いました。なので、作家だとか明明白白の事実すら明示しませんでした。彼の周辺部分の内容を配列して、ミステリアスな雰囲気を狙ったのかもしれません。自分ですらその意図は詩作の流れで自ずと示唆されていればいいと思いました。改善点は有ると思いますが、自分ではいささか氏の人物像はミステリアスでいいと思って居た事は確かです。 (いささか氏)

2023-05-31

ドキドキしながら、甘夏を家に迎えた。 こう言う箇所はいいですね。些細な事ですが、詩的な気がしました。 (かなしみについて)

2023-05-10

不思議なテイストの詩ですね。三浦さんの詩はある程度まとめて読んだことがあるのですが、途中で挫折していました。一度全部読んで見ると分かるものがあるのかもしれません。 (む ゆ う)

2023-05-10

鎖骨は家なき子 こんなフレーズに常識にとらわれない発想が有ると思いました。エクトールマローではないですが、家なき子をも想起させて、イメージのふくらみが生じると思いました。 (心の骨)

2023-05-08

最初の句を読んで居ると、川柳かなと思ったら、その後季語的な単語が出て来て、俳句的だとも思いました。自由律的な雰囲気も有り、あまりルールにとらわれない読みぶりが現代詩的だと思いました。タイトルが「豆のうた」で、俳句的川柳的な事情の事を言っているのかもしれません。私としては ジムの両脇に焼肉店濛々と建つ こんな句に魅力を感じます。 (豆のうた)

2023-05-08

再コメントですが、ひかりと言う言葉を胸の内で繰り返したり、ひかりと平仮名で書く行為、これらは現象の背景を探って居る行為ともとれました。第2連目の分光を最終連で回収しているとも取れるのですが、矢張り言葉全般、もっと言うなら、詩の言葉が光をまとっている事情を最終連で言って居たのかもしれません。 (trace)

2023-05-07

ぶっ殺すとは物騒なのですが、背後には詩に対する愛が有るのでしょう。世界との距離の取り方と言うか、詩への取り組み方によっては世界が広く成ったり狭くなったりもすると言うシヴィアな認識。とにかく積極的に詩に取り組んでもらいたいと言う希望と言うか意志がシヴィアな態度に出ている詩だと思いました。ふと軍歌の貴様と俺を思い出しました。 (ぶっ殺すぞ)

2023-05-07

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。内容的な危険さは抑制的であるべきだと思いますが、ある程度はバランスを取る事が可能だと思います。私の作品ではそれが実現して居ないのですが、小説などでは、特にハウス食品提供の、世界名作劇場などは、恐らく原作を改変して居ると思うので、改変とバランスは違いますが、矢張りハッピーエンドばかりが正義ではないですが、あまりに暗い原作の結末が有れば、改変によってバランスを取って居ると思うのです。同様に、危険な内容も、内容自体を削除するのではなくて、何かバランスをよくするために救いを挿入したりするなどが出来ないだろうかと思っています。ヒョウが怪物君によって追い払われるのは、唐突感など、バランスに成功して居ないのかもしれませんが、一つの試みとして詩作として応用して見ました。 (体育館の床)

2023-05-06

紅茶猫さんコメントを有難う御座います。黒いジャンパーは象徴的な意味を持ってくれればいいと思って居ました。占有物ではないですが、矢張り基本、ジャンパーは人間が着用することを前提としているので、人間から離れて離脱して居れば、離脱物としての不安定さが、意味と言うか象徴性を帯びると思いました。確かにジャンパーが人の頭に落ちて来ても大して害はなさそうですが、離脱物としてのジャンパーの側に立った象徴性ですね。勿論ジャンプする人てきな繋がりも有ると思います。サンバとの相関関係からも、強固な結合をもつでしょう。オーバーな演技を止めると言うのは、解決方法としてはちょっと消極的なのかもしれませんが、作中主体の能動的な行動を表したいと思いました。ニュアンスが難しいのですが「止める」と言う行為を能動的な行為と考えていました、この詩作中。グローバルサウスは言葉としては初見ですが、趣旨は賛同できると思います。ラテンのリズムと言うか、ブラジルと言うのか、確かにサンバと言うのは南半球的なコンテクストなのかもしれません。 (あの丘)

2023-05-06

いすきさんコメントを有難う御座います。丘は、どうだろう、名古屋市内の天白区?名東区も?結構山や丘を切り開いて開拓したと思われるところが多いからか、急坂が多いと思います。長崎市も?自転車が乗れないみたいな、愛媛県もそうなのかもしれません。山の上ホテルって小説新潮じゃないですが、ひところ広告が多かったような、昔の話ですが。「再開」はタイトルではないのですが、内実が籠って居る感じを利用したような、そんな感じだったのかもしれません。意味の過剰とはちょっと違う、矢張りロマンティックな感じに私自身期待したのかもしれません。 (あの丘)

2023-05-06

ぺえ太さんコメントを有難う御座います。リズムは大切にしていると思います。短歌や俳句はそれが顕著ですが、75調的なリズム以外でも、脚韻頭韻などはあまり日本語には馴染まないのではと言う点も含めて、常にリズムを意識して居ます。内容を補助してくれると思うからですね。内容をリズムが支えてくれればと思っています。 (あの丘)

2023-05-06

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。この詩で言えば、矢張り立原道造の「はじめてのものに」や「のちのおもひに」などが理想として念頭に有ったのかもしれません。言葉遊びや、メッセージ性の放棄はより抑制的に働いて居たと思います。自作解説的に言うと特に「丘」に意味を込めたつもりはないのですが、タイトルですし、英語のヒルも含めて、イメージの躍動ぐらいは予感して居たのかもしれません。歌謡曲でもよく歌われる内容なので、そのへんの連想は有ったのかもしれません。 (あの丘)

2023-05-06

カチカチのカとチの間。須臾の間よりももっと僅かな間なのかもしれません。生き辛さと言うのともちょっと違う。狂気を孕みつつも進まざるを得ないこの世。「同じこと」が意味して居る事や示唆して居る事を考えるとこの詩はグローバルな意味を持つのではないでしょうか。 (ソランジュ)

2023-05-04

静かな抒情がひたひたと浜辺に押し寄せ居て居る様でした。 ねえ、いつまでここにいるの? きのうはちいさかったのでお母さんと空き地に花を摘みにいったのだけど永遠を終わらせる準備のひとつだった。 こんなフレーズ、センテンスに先を期待させられながら読み進む事が出来ました。 (連頭越しの式)

2023-05-04

雪解川ですね。名山削る響きであるような。雪柳が咲くのはまだ先のことかもしれない、この詩では。そして追憶の中にどっぷりと沈む。大自然が与えてくれた追憶はこの詩をより純粋にしてくれたのかもしれません。 (春)

2023-05-04

六花と言えば雪や氷。花と雪の相同性なども思います。漂白されたと言う認識。花も土に落ちればごみであるような。土に花と書いてゴミと読む漢字も有るそうです。「春」に含みを持たせた詩だと思いました。 (漂白)

2023-05-04

うーむ、死後の世界ですか。あなたの知らない世界ではないですが、「死後」と言うのは漫画では結構再現されているのかもしれませんが、それは文字芸術でもいっしょなのかもしれません。墓とか通夜とか、仏花。電車に乗ったのは幽霊なのだろうかと思いました。死んだ後も死ぬとは少し理解し辛いのですが、確かに有り得る事なのかもしれません。 (マイケル・スタイプ)

2023-05-04

のりのいい詩だと思いました。フレーズ発生装置があるかのよう。忘れてやるぜ見たいなキップのいいフレーズはこの詩全体を締めて居ると思いました。 (カップ麺ロンリネス)

2023-05-04

前半部分の、日本人の宗教観が無信仰と言う事で思い出したのですが、本地垂迹説と言うのですか、神仏習合みたいな考え方が浮かびました。芸術論でしたね。「粋」や「通」。特定の分野を極めるのは難しいと思うのですが、その過程で宗教的なバックボーンは確かに重要で、それで前半部分で論じられて居たのかと思いました。 (ビーレビューという道、「キラキラ」して。或いは自分語り。)

2023-05-04

ゾウの踊りのみが許されている。私たちのたどり着くところでは。ピアノを弾く私に15人のバレリーナ。あやふやなあなたと私の境目。鍵盤の色転換など。雨音を奏でる指はゾウをも支配しているようなそんな感じがしました。 (踊り)

2023-05-04

スナイパー、暗殺犯、テロリスト、正義の味方などレッテル張りは星の数ほどありますが、盗人を殺すスナイパー。この詩を読めば、独りよがりではないかと内省が加えられています。ただ単に心配して居るだけなのか、あんたこのスナイパーの何なのさといいたくなりますが、実際この詩作者はスナイパーを心配するあまり、言い過ぎなところも有るのかもしれませんが、全体的には、このスナイパーに向けて加えられた内省は世界の無秩序をととのえるのかもしれません。 (硝煙かおる青い飴)

2023-05-04

右腕や脳みその一部の毀棄願望。軽い調子ではあるのですが、パパとママのすったもんだ。2連目の仕事でのすったもんだ。砂漠とのダンスはフラフラ。最後の着地点、最終連の最後の行、沈黙の地位とは何ぞやと思い、この詩の書かれざる最初の地点にさかのぼったようなそんな感じがしました。 (沈黙の地位)

2023-05-03

矢張り、鯉幟からの視点が印象的ですね。最後の行ですが、睥睨する感じではないのかもしれませんが、鯉幟からの視点でこの詩には締った感じが生じました。 (鯉のぼり)

2023-05-03

カブトムシたちが象徴的な意味を持って居ると思いました。勿論落ちて行った者たちではないと思います。落ちて行った者たちや神から見放された者どもがカブトムシであるはずがない、これが私の第一印象なのですが、これから私がこの詩を何度か読んで行く過程で、その印象は変わって行くのかもしれないと思いました。 (カブトムシたち)

2023-05-03

抱かれることと痴漢の相同性は問題にもならないのかもしれませんが、検討の余地はあるのかもしれません。「霊の苦み」は確かにおやと思う表現で、詩を書かなくなって久しい彼の論文に詩を見たのかもしれません。そして敢えて「ひかり」と平仮名で書く。名前だからであろうか。漢字の人もいるので「ひかり、光」と並べると比較するだけで詩になって居る様なそんな気がしました。 (trace)

2023-05-03

イメージの移行が発酵せずに、醸造に憧れて居る様な、イメージが輝いて居るにしても陰りを持って居る様なそんな印象を受けました。行末処理が不器用なところは視覚効果を狙ったのかもしれません。何にしてもイメージの進展に迷いが無く、他者や外部が既に取り込まれた後なのであろうかと思いました。 (なにも ねえよ そうだな そうだろ)

2023-05-03

日記を書く困難さと総括すると見失うポイントがこの詩にはあると思いました。毎日遺書を書いて居る、確かにそんな気分は大袈裟だとか、オーバーだと一笑に付すことも可能でしょう。あるいは毎日遺書を書いて居ると断言する事にもなるその詩の過程が尊いと思いました。最後の熟睡宣言はこの詩を象徴して居て、詩が死に通じる様な底の浅いものではないでしょうが、そこまで射程に収めているほど、追い詰められたこの詩作者の精神のありようが伺えると思いました。 (ねがい)

2023-05-03

性格ブスなのか、顔がブスなのか、全部含まれているような。またすでにブスなのか、憧れてこれからブスに成ろうとして居るのか、それも両方含まれているような。「世界中の私」と言うフレーズも出て来ます。世界はブスで溢れているのか。地球をも征服せんとするかのような勢いがこの詩の特徴なのでしょう。或いは共存を望んで居るのか、何れにしてもこの勢いの淵源は「ブス」パワーに負って居る事だけは確かでしょうね。 (ブス)

2023-05-03

「野良猫の心象を奪い去る風は」とか風の谺や「嗚々、月トハ野茨の詩デス…」など印象的なフレーズが有りました。最後の連のセックス願望?結構おどけていますが、死んで仕舞うことを条件に?など謎の感じが強いですが、詩の終りがミステリーな感じの詩だと思いました。 (野茨の詩)

2023-05-03

最後の「曜日曜日」はナンセンスに見えますが内容はまっとうだと思いました。火曜日水曜日が無いのは何故かと思いました。代わりに有るのは「小鳥曜日」など。ああ、小鳥曜日はタイトル。音灯ると言う表現が清新だと思いました。聴覚効果が視覚効果として現れるとどんな内容と解釈できるのか、解釈の幅がこの詩の魅力だと思いました。 (小鳥曜日)

2023-05-02

「だから運命はやってこない」 この1行は印象的で、「運命」とは何ぞやと運命の再定義を求められて居る様な気になりました。もしかしたら詐欺師ミームが運命を握って居るのかもしれません。 (灰汁)

2023-05-02

アルバムの中はセピア色みたいな、自分の実感や主観ではなくて、もっと客観的なカラーを見たいと言っている詩だと思いました。物騒な表現も有りますが、おおむね現実順応的な内容だと思いました。 (少年)

2023-05-02

うーむ母親が統合失調症で入院して居ると言う事でしょうか。統合失調症は差別語的なニュアンスを今は持って居るのかもしれませんが、まだまだ使われて居るのかもしれません。最後の6行の認識が深いですね。「助け」の内実が分かる時、人は世に感謝したりするのでしょう。一燈園のような宗教も馬鹿にできなくなるのかもしれません。 (トラウマ)

2023-05-02

ネット空間、スレッドでのマナーみたいな感じを抱いたのですが、SNSと言うのか、青年は荒野を目指すばかりではないんだよと言って居る様でした。「は?」と言うタイトル、詩の中でも出て来ますが、世の中に対するアンチテーゼと言うよりはむしろ、防戦一方の自分を自嘲して居るのかもしれないと思いました。 (は?)

2023-05-01

全然ニュアンスは違うのですが、北斗の拳だと暴力が支配する時代みたいな感じでした。先生と生徒との関係は難しいですね。青春の満喫も難易度が高そうです。最後の連のパーティー場面が印象的で、和解できたのかと思いました。 (暴力)

2023-05-01

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。ちんぷんかんや破綻は詩のかなめとして、よく働いてくれればいいのですが、空気のように瀰漫して難しい意味を持ってしまっているのかもしれません。レトリックは、日本語で言えば修辞的な技法、慎重に使いたいと思うのですが、破綻すら予定調和の様に考えたら終わりだと思っています。レトリック単独で気分がいいと言うのはあり得ないと思うのですが、ちんぷんかんぷんや破綻を恐れない、修辞の力は、気分がいい時も有るものです。 (トライゴール)

2023-05-01

たわしさんコメントを有難う御座います。いえいえ、ライトな感じはこの詩にも通じるものが有ると思いました。ずれて行く感じは、あまり意図した自覚はないのですが、内容的にはその通りの事ですね。意識したのはずれの幅ではなくて、ずれの質、内容にこだわったのかもしれません。サッカーボールとラグビーボールもそうなのですが、「武勲」から来る自他の混同もその類なのかもしれません。 (トライゴール)

2023-05-01

蛾兆ボルカさんコメントを有難う御座います。置き去りは、矢張り、保護者が居るからと言うつまらない理由になりますが、この詩では、そう言った常識的な側面は排除してあるので、たんたんと流れが進んで居ると思います。「塔から下りると」と言う詩行はあるのですが、あまり意味をなさないのかもしれません。確かに屋上庭園と言うのか屋上花壇と言う発想は魅力的ですし、却って今では都市緑化の観点から屋上花壇は推奨されて居るほどですね。トライゴールはタイトルでもあるのですが、サッカーボールをラグビーボールとみなすわけですから、ある種の必死さを抱えて居ると言う前提で、当人は決してふざけたことをやったと言う自覚症状はないはずだとと言う認識です。清々しさを感じて頂けたのであれば幸いです。 (トライゴール)

2023-05-01

鷹枕可さんヘルプやコメントを有難う御座います。面白く、興味深く読んで頂ければ幸いです。矢張り詩は書いた後が大事で、書く前の心的機制は吹っ飛んでしまうのかもしれませんが、書く前も含めて、まともに望んで居れば、自ずと書いた後の大事さが分かると思いました。 (トライゴール)

2023-05-01

紅茶猫さんコメントを有難う御座います。矢張り行為ですね、妄想では説得力がなく、かと言って過激な直接行動ではせっかくの豊潤な状況が台無しになってしまう。詩では行為を言葉で紡がざるを得ないので、制約が厳しいですが、思想では済まない、行為を挿入することで、多少の波風は立つでしょうが、行為の清々しさを詩で表して見たいと思いました。優しさはこの詩では行為の主が、単独者然として居るところから来るのかもしれません。確かに少年らからボールは奪っていますが、それ以上の横着はないわけですし、優しさの源はトライゴールに至るプロセスが孤独な行為、単独行為としての清々しさからだと思うし、そうあって欲しいと思ってこの詩を書きました。 (トライゴール)

2023-05-01

大林 満さん再コメントを有難う御座います。と言うか、操作方法の事に関しては、教示出来ずに申し訳ないのですが、解決できてよかった。鷹枕可さん、有難う御座いました。 (トライゴール)

2023-05-01

つつみさんコメントを有難う御座います。ああ、いささか氏と言う名前ですか。確かにいささか難物と言う本名だそうなのですが、設定では苗字まで漢字なのですが、磯野家の隣人として、作家だと言う事を除けば、いたって普通の人だと思うのです。名前は難しいと思うのですが、普通の事を積み重ねて行くことと比較すれば、あまり大した意味は持たないと思うのです。漫画作品として、アニメ作品としての社会的意義を考えれば多少は名前の難解さは、深い意味を持つのかもしれませんが、この作品ではそこまで反映させられなかったことは、惜しい事だったのかもしれません。 (いささか氏)

2023-05-01

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。意味を放棄したり、メッセージを放棄したりするのは、異化効果の発露の過程で、どうしようもなくやって居る事なのかもしれませんが、良効果を発揮して居るのであれば、望外の喜びですね。言葉で遊ぶと言うのもある種の緊張感が有るのです。自由度の高さと言う点では、確かに、言葉の遊びに勝るものは、あまりなかったり、あったとしても、楽器の習熟の困難さ、オーケストレーションの特権性などから、近づきがたいものが有るから、言葉の自由度に頼らざるを得ない、遊ばざるを得ないと言うどうしようもなさを含めての自由度の高さですね。じゃあ、言葉は安易なものかと言うと、常にそういうプレッシャーがありながら、それに陥りまいとする緊張感、それを忘れずにと言う力学が働いて居ると思うのです。なので自由度の高さ、言葉の遊びはこれからも保持して行きたいのですが、他ジャンルも気にしたり、飲み込まれまいと緊張しながらだと思っています。 (いささか氏)

2023-04-30

福まるさんコメントを有難う御座います。ああ、文学作品や漫画作品の様にと言う訳には、中々いかないでしょうが、ストーリー性を一切拒絶するのはいかがなものかと思い、そう言った傾向性も、含ませると詩に滋味が生じると思いました。そうですね、ワクワク感と言うのか続く感じは大事だと思いました。この完結した詩の後にどうなるか、継続性、未来性、未来志向のポエジー。ジャンルの枠を超えて私も強くワクワク感は大事にしたいと思います。 (いささか氏)

2023-04-30

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。そうですね、私なりの拘りと言うのか、部分に宿る神と言うのか、フェティッシュ的な傾向、パスティーシュと言うのか、矢張り安定的な作品の作出と言うのか供給と言うのは理想的であると同時に、絶対の前提なのかもしれません。安定性の絶対を前提として飛躍して行ければと強く思いますね。 (ガンダムかウルトラマンか)

2023-04-30

ABさんコメントを有難う御座います。原点回帰ではないですが、基本一番初めのシリーズですね。ウルトラマンだと再放送組なのですが、ガンダムは夕暮れにやって居た様な。本放送は恐らく見て居なかったような。結局はガンダムも再放送組なのですが、ああ、ザクの事ですか。ザクフリークと言う訳ではないのですが、これから詳しく知って行きたい感じです。特撮物は確かに深入りすると、恐ろしいものがあるのかもしれませんが、それだけ深い、ディープな世界が有るのだと思えば、奥が深いのかもしれません。 (ガンダムかウルトラマンか)

2023-04-30

かずやさんコメントを有難う御座います。固有名詞で言うとジーコとかだと思うのですが、ペレじゃダメなのかと言う意識はあったと思います。雰囲気で言えば、サッカーと思わせてラグビー見たいなところかもしれませんが、ジャンル横断的な、同じジャンルの中での、種類横断的な、異種競技横断的な発想は自然に出て来ました。漫画などが得意なのでしょうけれども、詩に導入して見ました。匙加減ですか。詩は調理みたいなものなのかもしれません。匙加減一つで、大きく変わる物なのかもしれません。 (トライゴール)

2023-04-16

大林 満さんコメントを有難う御座います。ゴールの定義は様々あるし、個別の競技のルールを考慮しないとダメだと思い、サッカーとラグビーはよく知られているスポーツなので、内容化し易いと思いました。潜在的に、自軍敵軍の境界に対する強い自覚があったと思います。詩としては自軍に引きずり込んで居るのか敵方に攻め入ってるのかは、あやふやなままですが、アウェーの意識は強かったと思います。やはり現実的に考えて、敵方に攻め入って、アウェーな雰囲気の中、トライゴールを決めたと言う感じだったのだと思います。 (トライゴール)

2023-04-16

m.tasakiさんコメントを有難う御座います。特にライターとか作家とか決めていたわけではないのですが、やはり詩人を想定して居たのだと思います。止むに止まれぬ情動が「武勲」と表現したのかもしれません。常識的には賞の受賞などを具体的に述べるべきだったのかもしれません。ボールのトライも止むに止まれぬ情動だったと思います。止むに止まれぬエナジーフローだったのかもしれません。いい意味での元気が湧くなどの良効果があったのであれば私の方でも幸甚です。 (トライゴール)

2023-04-16

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。どうも空が霞んで居るのは黄砂の影響も有るのだそうですが、見た感じでは薄雲が張って居る(這って居る)様にしか見えないので、表現的には難しいと思いました。そうですね、転調と言うか、若干、いささか氏の邸宅を批判的にと言うか、漫画チックに見たのかもしれません。転調や転換の難しさですね、「私設軍隊」の後も続けるべきだったのかもしれません。言いさし見たいな結果に終わるのだけは防ぐべきだったのかもしれません (いささか氏)

2023-04-15

大林 満さんコメントを有難う御座います。好悪の感情は分かれると思いました。怪盗キッドなどもそうなのかもしれません。キャラクター把握は当然なのですが、大胆な省略は有りだと思いました。いささか氏の下の名前は難物なのですが、あくまでこれは詩なので、公式設定に拘る必要はないと思うのですが、矢張り知っておいて損はないと思うのです。大胆な省略も事実を知って居れば、柔軟性を増すと思うからです。名探偵コナンも広く知られているので、発想の泉でしょうね。ある意味サザエさん以上に、知恵の源泉、詩の源泉だと思っています。 (いささか氏)

2023-04-15

小夏 巣鳥さんコメントを有難う御座います。鍵穴を覗く行為は一線を越える可能性の高い行為なので、道徳的な非難は覚悟して居ましたが、いささか氏の実在性を高める行為でもあると思いました。好き嫌いの感情を越えたある覚悟を示したかったのだと思います。そうですね、いささか氏が火の玉であるかのような描写はないのですが、ホラーテイストの内容も想定内ではありました。 (いささか氏)

2023-04-15

m.tasakiさんコメントを有難う御座います。サザエさんは意識して居ました。碁を打つ趣味は知らなかったのですが、作家と言う設定は知って居ました。難しい地名ですね。世田谷区は実在するのにそれ以下は実在しない地名なので、どうしても実在する世田谷区に拘束されて判断を誤ってしまいそうです。桜新町も実在する地名だそうで、そうなると曲者なのがあさひが丘で、他地域にはありそうなのに、世田谷区桜新町では、駅名も含めて架空の地名あさひが丘に振り回されそうです。いささか氏は当然宇宙人ではないでしょうが、「異なる時空」には一定の説得力がある言い方だと思います。いささか氏を主人公にしたスピンオフ作品もありかと思いこの詩を書いて見ました。 (いささか氏)

2023-04-15

湖湖さんコメントを有難う御座います。掘ったら太陽と言うのは恐らく「空」と言う漢字は「エ」を抜くと「穴」と言う漢字になるからだと思うのです。ちょっと形が違っていますが。勿論空に有るのは太陽だけではないのですが、この場合、雲は割愛しました。社会派ですか。そうですね、ウルトラマンに対する理想、魔法少女の心。やはりそれらはディープな世界で、知れば知る程、奥が深い世界だからでしょうね。社会の奥深さと通底して居るからなのかもしれません。そしてディープな世界を単純化して分かり易く提示することから来る快楽が有るからなのかもしれません。 (ガンダムかウルトラマンか)

2023-04-11

大林 満さんコメントを有難う御座います。ああ、詩と絵の二刀流。そうですね、詩と絵との両立の難しさを言ったことが有ったのかもしれません。単に、詩に専念して居る人で、絵の上手い人はあんまりいないのではないかと言う事を述べたかっただけなのかもしれませんが。立原道造はかなりメルヘンチックと言うか、幻想的な絵を残したそうですが、客観的には絵と詩は相関関係が深いでしょうね。画家が詩人に触発されて絵筆をとると言う事は多そうです。自然の捉え方ですか。庭の土や畑の土、モグラなど、モグラは実際に土を掘って居て出会った事が無いので、虚構性が高いのですが、庭の土や畑の土のリアリティーを頼りました。まあよりリアルに言うならば蚯蚓でしょうね。これは、特に畑の土ならば、出現率が高く、よく、アオサギや椋鳥が狙って居るでしょうから。 (ガンダムかウルトラマンか)

2023-04-11

坂本さんコメントを有難う御座います。ガンダムとかウルトラマンとか、表現によってはイメージを悪化させる恐れもあり、表現には気を遣いました。そうですね、おもちゃ箱と言うとパンドラの箱みたいに考えると、ちょっと悪イメージが付きまとうかもしれませんが、エンゼルマークの応募で貰えるやつとか、福袋的なワクワク感をこの詩では目指したのかもしれません。膜がかかってですか。霞と言うのか、何かミストシャワーみたいなものや薄雲で覆って神秘的な効果を出そうとしたのかもしれません。 (ガンダムかウルトラマンか)

2023-04-11

何もかも朱いと言うと、漱石の「それから」のラストを想起するのですが、この詩では、やつの内奥の色でしかないとあります。漱石の「それから」では主人公の代助は外界の全てが赤く見えると言うラストだったので、ちょっと違うのかもしれません。40歳で死ぬと言うとどうしてもジョンレノンを思い出します。ロックミュージックの世界では、27歳で死ぬと言うジンクスがやたら囁かれて居て、27クラブと言う表現も有るそうですが、ザードの坂井泉水も40歳で亡くなって居ますね。 (error code:721)

2023-04-10

「踊り場に落ちていた実印は、 切断された薬指だったのね。」 不穏な感じがするのですが、この内容にたどり着くまでの、過程が、少し韜晦した感じがかもしれませんが、「ぴかぴかの~透明な蟻の血漿」なのですね。前段の。そもそもこの詩は最初から「当アトラクションは」とサーカス的な曲芸的な内容を示唆して居て(この詩の2行目)、ここには何もないと言うフレーズも印象的でした。 (美ヶ原)

2023-04-10

再コメントです。ポッポは電車の事でしょうが、少しクラシカルな表現だと思いました。シュッポシュッポと恐らく汽車の事を想定して居ると思うからです。既に木で出来て居ないのに木戸口と言う類でしょうか。英語ではキッチンドアーと言い、合理的で分かり易いのですが。春風がキーワードの様な感じも強いですね。「春風に縁取られて優美だ」とか「春風が強いから肩が凝るし目がしおしおになって」など印象的でした。 (春よ来い)

2023-04-10

再コメントですが、「今というプリン・ア・ラ・モード」、このフレーズにハッとしました。今と言う契機で、時が重層化するようなサラウンド化するようなそんな予感がしてくるのです。 (ほえほえほえー)

2023-04-10

少しはエロも示唆されていますが、主目的でないでしょう。恋愛ゲーム?全然違うと思いました。宗教?ちょっとは合って居るのかもしれません。何と言ってもカメレオンデイズなのですから、人間の基準ではとらえられないのかもしれません。擬態した「ワタシ」は最強なのかもしれません。 (かめれおん@でいず)

2023-04-10

短歌ですね。「私の愛」と言うアポリアとは言って居ませんが、短歌の限界を見極めたかったのかもしれません。結局愛は恋に繋がるのかもしれませんが、短歌の象徴性、短歌の限界に挑みたかった作品なのではと思いました。 (私の愛が31字に収まるとでも?)

2023-04-10

再コメントですが、蒲公英に郷愁を感じ、特に綿毛ですね、つむじや手が幼くなっていく。蒲公英との対話と言う側面もあるのかもしれませんが、この詩では、蒲公英のセリフや、テレパシーみたいなものが感じられると言う事ですね。綿毛となってこれから起こる生命の連続見たいな現象の予感に、人間の側の魂がふるえているのかもしれません。 (約束)

2023-04-10

受験戦争とか交通戦争と言う言い方は昔ありましたが、一生は戦争と言われれば、他にもありそうです。積み木崩しみたいな発想では、家庭内の事でも戦争と言い得るでしょう。もしかしたらこの詩は父と娘の状況を暗示しているのではないかと思いました。あまりない組み合わせなのかもしれませんが、そう考えると氷解する側面が有ると思ったのですがここは常識的に男女の恋人同士ととっておくほうが穏当だと思いました。「あなた」と言う科目に注目しました。軽く扱っているとも取れるのですが、重さ、重要さの裏返しで有ろうと思いました。勉強法に引っ掛けて、「あなた」との距離を縮めたがっていたが、うまくいかないのでこの詩が書かれたのかもしれません。 (キーワード志向)

2023-04-10

受験戦争とか交通戦争と言う言い方は昔ありましたが、一生は戦争と言われれば、他にもありそうです。積み木崩しみたいな発想では、家庭内の事でも戦争と言い得るでしょう。もしかしたらこの詩は父と娘の状況を暗示しているのではないかと思いました。あまりない組み合わせなのかもしれませんが、そう考えると氷解する側面が有ると思ったのですがここは常識的に男女の恋人同士ととっておくほうが穏当だと思いました。「あなた」と言う科目に注目しました。軽く扱っているとも取れるのですが、重さ、重要さの裏返しで有ろうと思いました。勉強法に引っ掛けて、「あなた」との距離を縮めたがっていたが、うまくいかないのでこの詩が書かれたのかもしれません。 (キーワード志向)

2023-04-10

11日目読書体験が続きます。 12日目読書体験が続きますが、切り裂きジャックは興味深いですが、あの事件そのものではなくて現代に甦ったそれ。 13日目読書体験の簡潔な報告。 14日目読書体験ですが、20作目とカウントして居るところがこの日だけではないにせよ印象的でした。 15日目読書体験ですが、ホラーアンソロジー。これで忘れて居た事を思い出しました。14日目までもアンソロジーだったことに。ベトナム帰還兵、露天、ソフト病。 16日目ホラーアンソロジーの読書体験ですが、第二次世界大戦、妻を殺した男、被害者が食べられる話。 17日目~20日目で区切られた、最後の22作目まで、殆どの作家は知らなかったのですが、スティーヴン・キングは知って居るかなあと思いました。あと、作家名は知って居なくても、切り裂きジャックや、第二次世界大戦など、よく知られて居る内容が来ると、興味を掻き立てられて、調べて見たり、この詩自体を読むモチベーションが高まったりしました。 (詩の日めくり 二〇二〇年八月一日─三十一日)

2023-04-08

You Tubeは英語の部分を発音して居たのですね、雰囲気が有ります。テクストも有りますし。これは結構日本語部分も含めて、読むたびに印象の変わる詩なのかもしれないと思いました。昨夜読んで見て、You Tubeは今聞いて見て、この詩に対する詩読者の心証の形成も興味深いものが有ると思いました。 (Dog's Pot-Hope / 独歩法)

2023-04-06

春が嫌いですか。何かTSエリオットの詩句春は残酷の季節であるを思い出しますが、関係ないのかもしれません。 (かつてブスと呼ばれた俺たちに)

2023-04-06

ああ、一日目999はイギリスの110番だと思い出しました。このホラーアンソロジーでは関係ないのかもしれませんが 二日目、自分が神経科に通う事と作品「闇」を並列させるのは、因果関係が有るのかもしれないと思いました。 三日目は値段の比較、通販におけるですね。絶版の当否など。 四日目はたんなる作品紹介ではなくて、自分の読書体験のリアルさがあります。記憶の有無や作品から受ける驚異ですね。 五日目はリアルな日常生活から来る日記風な内容。 六日目は詩人交遊録と読書体験。貼ってあるので、後で読んで見たいと思います。 七日目は読書体験と読書報告。読書体験には失望や、現実をモデルにしたようなものも有るのだと言う事だと思いました。 八日目は読書体験が続きます。 九日目はああ、からくり絵本。詩集を送ってもらい。 十日目は小さな傷が印象的でした。 (詩の日めくり 二〇二〇年八月一日─三十一日)

2023-04-06

詩とは何ぞやと言う問いは何度でも出て来るのですが、そのたびに解答がしっくりこない場合が多いと思います。何のためにという問いも重要ですね。スパッと書けて仕舞えば目的意識なぞ邪魔なのかもしれませんが、詩の妙味を知るためには必要な意識だと思います。人間で、生きて居てと言うのも当たり前の様で、結構難しい常識なのかもしれません。自分で自分を対象化するのは意外と難しいからですね。 (詩ってなんだろう)

2023-04-06

「あゝ 心の声がダダ洩れだった」 この一行が印象的ですね。空中世界が比喩的な表現だとしても、心の襞に分け入る訳にはいきません。何か出ている状況をユーモラスに表現した詩だと思いました。「報復」と言う表現が繰り返されるのでキーワードなのかもしれませんが、表出の軽やかさと難しさが融合して居るの感が有ると思いました。 (ディストピアにあっても)

2023-04-06

「彼方」よと言う終わり。終わりから見る見方は少し緩いのかもしれません。しかし「彼方」とは何かと問わざるを得ません。灯篭が経ちましたと言う独特な表現。灯篭の何が経ったのか。時間の経過を意味して居るのか。経過、プロセス、進行。我々はもしかしたら、時間に対してとても不誠実だったのかもしれないとこの詩を読んで思いました。 (繭に成る。それが、だ)

2023-04-06

茶太郎青年の労働ですか。屁をかましと言うところで意識を少し掴まれますね、労働中なので。春の誘惑、婦女子の誘惑でしょうか。心の奥、無垢なる自然、春の匂い、我らの平和。生きることの意味、解釈。茶太郎青年のその後が気になるところです。 (スープレックス)

2023-04-06

右府と言えば右大臣であった織田信長の事だと思うのですが、右大臣実朝と言う作品も有り、ちょっと混乱したのですが、詩の内容からいっても織田信長だと思いました。この詩では信長は背景で、姫が主人公のような感じで、それでも背景と主人公、地と図がうまく融合して居る様なそんな感じもしました。 (山城合戦)

2023-04-05

おばさんの言動が相当なシェアを占めているような気がしたのですが、川辺に咲く満開の桜とか、溺れた子の救助、ゲームに対する言及、タスクと言う新しい言い方。マトリックス、ポテトなど様々なアイテムがこの詩を緊めて居ると思いました。 (This is the Chuo-Sobu Line train for)

2023-04-05

空手の修業の厳しさを思います。鍛えに鍛えてもさらに強いライバルが出て来る現実。それが分かって居るから修行が厳格化する。今を越えようとする克己心。「修行」の汎用性と個別性を思いました。 (空手 修業に修業を重ねる 大林 満)

2023-04-05

土筆や菜の花、毎年の事とは言え、生命の連続が感じられるようで、この詩では、その土筆のしっぽ。と言うか春の尻尾と言う、ああ、蕗の薹を春の尻尾と言って居る。春を有難くいただく。春のメロディーが聞こえて来るようで、いいと思いました。 (どこもかしこも)

2023-04-05

英語の訳が意欲的な取り組みだと思いました。「人は死ぬ」と言う繰り返しに悲壮感はないと思いました。それを越えると言う明言も、人の死を抱えてと言うニュアンスが隠れて居る様で、決して人の死を踏みにじっているわけではない、ポジティヴさが有ると思いました。 (教授に捧ぐ For Mr professor)

2023-04-05

ああ、荒地、戦後史は荒れ地だけではないのですが、櫂などもありましたし、列島もありましたが、荒地の大きさを手前勝手なものですが、思いました。ふと、E・E・カミングスの詩を思い出したのですが、的外れな連想なのかもしれません。 (隗より始めよ)

2023-04-05

ああ、湖の底に眠ると言うと夭折した画家加清 純子を思い出します。渡辺淳一の阿寒に果つ、阿寒湖の事ですね、渡辺淳一の小説までも、読んだことないのですが、映画化されて居る様で、を思い出します。北極海のクリオネとは想像力を掻き立てられるのですが、永久凍土のシベリアなど、開始地点としては難しい意味を持つと思い、創造の厳しさを思いました。 (生きる)

2023-04-05

静脈管の中へですの中原中也ではないですが、少しのディスオーダーがこの詩を書かせたのかもしれません。恋人が死んだのか、詩人仲間が死んだのかと想像をたくましくしてしまうのですが、ちょっと途切れ気味の表現の表出に絶望感が現れているのかもしれません。「錯覚」と言う壁。夢とも言い得るのかもしれない。川のひかりや山の実り、光った中を行く。限界が早いのかもしれないし、限界が大きいのかもしれませんが、「はてしなく、はてしなく」にわずかながらでも希望の燭光が有るのかもしれないと思いました。 (no title.)

2023-04-05

あまり断定的な言い方はよくないのかもしれませんが、どうしても中原中也の月夜の浜辺を思い出しますし、コクトーの海の響きを思い出しますし、G線上のアリアを思い出します。 「陽炎のように身を焼き 烙印の痛みを思い出しつづけた」 ここは陽炎の解釈次第だと思いました。蜃気楼みたいな意味で取ると違和感が有るのですが、陽炎の本来の意味と言うのもおかしいのですが、陽炎本来の意味で言うと妥当なフレーズだと思いました。 (共感線上のマリア)

2023-04-05

聖書の中に出て来る人でしょうか。何となくマグダラのマリアを思い出すのですが違っているのかもしれません。日本人の名前と捉えた所から来るギャップでしょう、エリ子と言う名。名前にまつわる批評性のある詩だと思いました。 (エリ子の情癖)

2023-04-04

朝の早いお年寄りが印象的ですね。夜更かしなのに、早寝早起きの健康的な少年と勘違いされてしまう。ユーモラスなのですが、ヤンキーのステータスと言うと若干理解が私は鈍いと思いました。ああ、何と言う事か実際の生活習慣が早寝早起きに変わって居る。それでもそれを何かを見失った結果だと言う最後の行が印象的でした。 (そしてヤンキーはいなくなった)

2023-04-03

マザーテレサの生まれ変わりを見たのでしょうか。ヨーロッパや南米、アフリカなどで、聖母の出現と言う奇跡が報告されています。この詩ではマザーテレサとの出会いの奇跡なのかもしれません。むしろこの詩には宗教色は薄く、頬を撫でる風や浜辺の夕暮れなど、そよ風の様な詩ではないかと思いました。 (旅のウルトラC)

2023-04-03

セイヨウタンポポは花期が長く、それこそ一年中見られる感じかもしれませんが、やはり今の時期、3月から4月ごろに咲く二ホンタンポポが如何に、いまだに確かに根付いて居るのかを今の季節に感じます。出生にまつわる抒情、待望の何とかではないですが、「約束」と言う重み。待つと言う約束。「綿毛」の抒情性、人間との交換性を思いました。 (約束)

2023-04-03

短歌ですね、あまり定型に拘って居ない、自由律短歌だと思いました。12月23日とか、全般的に国家的なものに対する思い入れの強さを思いました。12月23日と言えば東京裁判の被告の死刑が執行された日ですね。自衛隊など、国賊、国家至上命令、亡命、日本人であることなど。火を偸むなどは、プロメテウスではないですが、神話の世界を想起させ、国家創業を後から振り返っているのではないかと思いました。 (二つの視点:櫻と桜)

2023-04-03

空手と言うと大山倍達とか空手バカ一代や木村政彦などが思い出されるのですが、フルコンタクト言う語も聞き覚えのある語ですね。一生現役で空手家で通すと言う覚悟にこの詩の覚悟が見受けられると思いました。 (空手が最高の格闘技 大林 満)

2023-04-02

聖痕と言うのか聖なるものに対する毀損願望と言うのは誰の心の中にもあるのかもしれません。昔、松井秀喜の何とかの啓発ポスターの松井秀喜の鼻の穴に画鋲が刺されているのを目撃した事が有りました。選挙ポスターか何かだったと思うのですが、当時は20歳以上だったので、選挙権が、19歳では投票できず、ちょっと違うんじゃないかと思ったことがあります。この詩では最後の三行が意味深で、「それ」が何を指して居るのかと思いました。 (角度)

2023-04-02

盗癖とはこの詩では、他人の詩をパクったと言う意味で使われて居る様ですが、全体としてパクリはこの詩では主題ではないようです。ニーチェは自身でも詩を書いて居たので嘘つきと言う言い方は自分の事を言って居るのか、自分以外の詩人をののしって居るのか知りませんが、ニーチェらしい言い方のような気がします。恐らく詩人であることに矜持を持って居るのだと思います。そこら辺の感じが遠回しに言われて居る様な、そんな感じがこの詩からはしました。 (盗癖)

2023-04-02

「でも一つだけ言えるのは、生きてるから詩が書けるんだ。」 これは真理ですね。脱帽せざるを得ないほど正しい事実です。 何となく軍歌の貴様と俺ではないですが、感じはそんな感じでも、内容は、いい詩を書けと叱咤激励して居る様で、ぶっ殺すぞはちょっと物騒ですが、軍歌とは天と地ほどの違い、差異がある。 「生まれてくれてありがとう。」 こんなところも詩の誕生の事を言っているのかもしれないと思いました。 (ぶっ殺すぞ)

2023-04-02

大林 満さんコメントを有難う御座います。3拍子ですか。スポーツの世界では心技体と言うのかもしれませんが、文芸の世界、特に現代詩の世界では個性、作風、アイデアと言うものが具体的な詩の素材とどんな切り結び方をするのか、不安なしとしません。自分で選んだ詩語である以上、責任の所在は自分に有るのですが、詩語の不安定さから、3拍子を求めて仕舞うのかもしれません。二刀流は流行語なのかもしれませんが、難しいでしょう、相乗効果は期待できるのかもしれませんが、互いの斥力が強い場合も有ると思います。詩と絵は一見すると親和性が高いと思うのですが、ちょっとした渋滞を引き起こす事も有るのかもしれません。そんな鬩ぎ合いの中で互いに切磋琢磨する状況が生まれるのかもしれません。 (口の中に)

2023-04-01

いすきさんコメントを有難う御座います。ああ、アンタイリアリティーですか。ニーチェのアンチクリストと言う言葉を思い出します。多分ニーチェのこの言葉はニーチェを論じる文脈だけで、彼が言った範囲内でしか使用されないと思うのですが、寡聞にして知らないだけかもしれません。サタニックと言うのか、悪魔的ですか、悪魔的に作られて居る、そうですね、デモーニッシュとも言い得るのかもしれません。ゲーテのファウスト博士とか、思い出すのは多いのですが、今後の詩作に資するような気がしてきました、悪魔的なと言うキーワードが。 (神社)

2023-04-01

ABさんコメントを有難う御座います。そうですね、港はポートとか他にも選択の余地があったのかもしれませんが、確かに、まとまった感じも港と言うタイトルに反映して居るのかもしれません。 (口の港)

2023-04-01

湖湖さんコメントを有難う御座います。そうですね、確立されたイメージは強いイメージ喚起力を発揮するのかもしれませんが、凭れ掛かり過ぎると、意味不鮮明をもたらすのかもしれません。ツチノコはどうでしょう、私は日本固有のものだと思いました。 (口の中に)

2023-03-16

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、ガラスの仮面、まだ完結して居ない作品なのであれば、作者本人以外からも、アイディアは供給されて行くでしょうが、作者のこだわりがこの作品を成長させていく様は見届けたいものだと思っています。魔女と言うとワルプルギスの夜やサバト、魔女裁判など挙げればきりがないでしょうが、これだけ歴史が長大であれば、魅力的なのは確かで、無意識のうちに参照して居たのかもしれませんが、セイラムと言うのかリアルな魔女裁判は、実に散文的なつまらないものかもしれず、警戒は怠れないなと言う基本認識は持ち続けて居ます。 (口の中に)

2023-03-16

吸収さんコメントを有難う御座います。男塾やマシン大元帥、ツチノコやニーナに羅針盤やコンバインなど、もしかしたら単語レベルではないのかもしれませんが、これら単語やイメージから来る混乱が有ったのかもしれません。自分の方から公開鍵みたいな、しゃれたものは提供できませんが、「マシン大元帥」とすべきところ「マシ大元帥」に一部してしまったのはケアレスミスでした。 (口の中に)

2023-03-16

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。よく知られた中原の詩ですが、確かに自分としては、都合よく思い出せて良かったと思っています。自分の詩の「港」に合わせる形なので、不安でしたが今では良かったと思っています。 (口の港)

2023-03-16

飴川論理さんコメントを有難う御座います。ああ、それは嬉しいです。中原中也の詩の引用は唐突だったのかもしれませんが、よく知られた詩なので、効果を発揮すると思って挿入しました。自分の詩の「港」に置き換えた形でしたが効果を発揮すると思いました。 (口の港)

2023-03-16

かずやさんコメントを有難う御座います。クエン酸の匂いなんかは調べて鼻に刺激臭があるなど、その程度の理解でしたが、内容の整合性は一応気を遣いました。ジンジャーエールは神社からの連想も有りますが、カラオケの時によく飲んで居たからかもしれません。 (神社)

2023-03-16

m.tasakiさんコメントを有難う御座います。ああ、シュールレアリズムにダダイズム。私はダダイズムと言うと、ダダさんと言うあだ名を付けられていた中原中也を思い出します。そうですね、ダダ的な、シュル的な理解でいいと思いますし、確かにジンジャーエールと神社は私の中で明確に意識されて居ました。 (神社)

2023-03-16

ああ、危ない遊戯具。遊動円木事件を思い出しますが、ちょっと古い事件ですね。犬と人間が融合して居る様な、そんな感覚にも襲われました。人間の事を犬的に表現して居るのか、分けるべきなのか。摩訶不思議な印象の詩でした。 (ごっこ)

2023-03-10

私の名を呼ばないでとは祈りが有ると思いました。内省が有る、悔悟の念は抑制気味で、「彼方様へ」という呼びかけ。これまでの叙事詩が音楽となって押し寄せてきているような印象もあり、詩に音楽を内包させる難しさを思いました。 (そら、くも、ひかり。そして水母)

2023-03-10

うーん、最後の場面。「あのメロディー」。必死に思い出そうとする行為にこの詩の総括が有ると思いました。前の部分では甘いメロディーと出て来ますしね。但しぼやけたイメージのまま、必死に思い出そうとする行為が析出して来て印象的でした。 (罪と罰)

2023-03-10

再コメントですが、単純な自己卑下ではないと思いました。独特な口調、あなたの身長が下がってしまったと言う「ニュース」などユーモラスな内容など文体から内容から、いろいろな要素の鏤めで成り立っている詩だと思いました。 (システム)

2023-03-10

「雨が降って来た 誰かがそう望んだから 怖い兵器のスイッチが取れて どっか行っちゃった」 この四行の中にさり気ない日常の中に潜む陥穽みたいなものが感じられてどきっとしました。潜水艦のストライキも印象的で、雨との類縁的な事象なのかもしれません。 (Raindrops Keep Falling In My Head)

2023-03-10

やはり眠りではなくてお眠り、目覚めるではなくてお目覚め。終電の各駅電車の中の情景。そして「そんな終電だった」と言う終わり。事実報告の類で終わらず、ポエジーを挿入する行為が有ると思いました。 (俺と終電)

2023-03-10

「“善人ばかりのこの島に、” と一角獣は言う 分かったこと」 何が分かったのかと思いました。「愛を使うべきということ」、「続く「時」・・・」など、分った事に、包まれて、星に包まれて居ると思いました。地下に空はないのだ、一見当たり前に思われますがこの詩では、クッションの役割をしていると思いました。 (悲しみと苦しみを呪って)

2023-03-09

俺の自己主張が感じられます。俺性の極致に到達しようとしているのかもしれません。「あの狭い世界」、決して軽蔑ではないと思います。ネクストステージに期待して居るのだと思います。 (挫折の記憶の中の愚かだった己を救う言葉)

2023-03-07

イエスキリストが、何かいやな存在に感じられるような。ユーモラスな詩だと思うのですが、下着、パンツ、ブラが何か別の意味を持ってしまうまでに、この詩はアピールして居るのかもしれません。 (ちょっと聞いてよ!)

2023-03-07

詩を眺める事が出来ると言ういきなり冒頭の一行目で、印象的なフレーズに出会えました。しかし読むと拒絶しているみたいな感覚はなんとなくわかるような気がしました。体裁と言うのでしょうか、そのての物に対する嫌悪感、しかし反省点も多々あるみたいな、感覚は共感出来ました。恐らく詩作前夜見たいな状況をあぶり出すような詩なのかもしれません。 (覚え書き)

2023-03-07

春隣と言うしゃれた季語が有るのですが、冬の終り。最後に出て来るセーラー服が印象的なのですが、海に出る日に捨てたと言うフレーズも印象的で、終わりを締めて居ると思いました。 (啓蟄)

2023-03-07

幸せの定義も様々だと思うのですが、生きて居る実感や、生きて居る充実感、生きって居る実感などはまさしく幸せそのものなのかもしれません。 (絶対幸福論)

2023-03-07

ワードのドキュメントを意味しているのだけは分かるのですが、タイトルのDOCX、結構馴染んでいるはずなのに思わず調べて仕舞いました。彼の字の「Re」も印象的ですね、サイトのスレッドと言うのか、コンピューターサイトでの状況が想起されるのですが、実際は手紙の文字だし、 「次へ向かうしかない。 ただ私はわらって、窓枠に手をかけた。」 こんな詩の終わり方に、物語の終りではなくて、始まりを意識させられました。 (Never Everlasting.docx)

2023-03-07

眼からあふれる涙は、ではなくて、眼球からと言う言い方に独自性と言うのか主張が有ると思いました。バタイユとは繋がらないのかもしれませんが、もしかしたらバタイユの事が念頭に有ったのかもしれません。 (幸せと呼ばせて)

2023-03-07

最初小説の文章かなと思ったのですが、徐々に詩の内奥が見えてきました。心が歌う。この断定に至る散文群が詩足らしめている要素だと思いました。「優美」とは何か。春の要素が詩全体を包んで、親子を包んでいるのだと思いました。 (春よ来い)

2023-03-05

「助けてけろー! おら、大根飯だけじゃ生きていけん、生きて違憲、 生きて意見、言うてけろー」 こんなところがユーモラスです。ただの愚痴ではないのは分かるのですが、日常語が詩語にずれて行く感覚を味わえる詩だと思いました。「ナムサン」と言う一行とか、詩語と言えると言うよりは、詩の構造を示唆して居るのかもしれないとも思いました。 (ほえほえほえー)

2023-03-05

扉の首つりと言えば元xジャパンのhideを思い出すのですが、この詩ではそんな具体的な引用のつもりはないのかもしれません。「僕が死にたいのは」と繰り返されると、逆の意味に思えて来るのではなくて、この詩の神髄がもっと別な内容にあるはずだと言う核心部分を意識させてくれているようでした。 (透明な魚類の快楽)

2023-03-03

ユーモラスな詩だと思うのですが、シリアスな面が無いわけではありません。基調通奏低音では全部に渡ってシリアスな伴奏が鳴って居るのでしょうが、隣人愛とかミニ老婆とか黄泉の国への疾駆とか、単語やフレーズを抜き書きするだけでも、何か詩の隠れた部品が分かるような気がしました。 (いつまでも仲良くさせて下さいね)

2023-03-03

この詩を読んで、ふとゲームがオリンピック競技になるとかならないとか、ゲームはEスポーツであると言う内容を思い出しました。この詩では娯楽としてのゲームという定義なのかもしれませんが、人生そのものがゲームであるかのようなニュアンスを暗示して居る様にも見えました。 (孔球を讃えて)

2023-03-03

詩のコメントに対する返信ですか。真摯かつ素朴な詩内容になって居ると思いました。一見すると、意見を言って居るだけの様に見えるのですが、これは詩ですね。要望の様にもとれるのですが、これは詩だと思いました。 (コメントみない?)

2023-03-03

夢の普遍性、個別性が葛藤して居ると思いました。「あなた」は誰なのかと言う問いはこの詩では無意味なのかもしれませんが、「あなたの夢」となるとぐっと知りたくなります。混じる「崇拝」が何を意味するのか、スリリングな内容が隠れているのかもしれません。 (偶像になる)

2023-03-03

ちょっと創世記を感じたのですが、林檎が出て来るからでしょうか。誰かを愛するのに理由は要らないと言う感じはJPOPや演歌に多いのかもしれませんが、普遍的な感情だと思います。プラトンのイデアも含めて半分の主体、半分の片割れは、もう半分を求めるものなのかもしれません。 (生物室)

2023-03-03

名は体を表すと言いますが、氷はリリコと言う断定。抒情が適格だと思いました。「心臓みたいだった」と言う総括。抒情が早春に震えて居ると思いました。 (みずいろ)

2023-03-02

自堕落集と言うタイトルの括弧書きがすごいですね。音楽のところが魅力的に思えました。具体的に聞いて見るとよくわかるのかもしれません。『バイ・バイ "ニーチェ" 』と『つるつるの壺』。しかし調べて見るとなかった。詩的創作だったのですね。それでも何か納得できるものが。ああ、Fenneszの『Endless Summer』はあった。ああ、バイバイニーチェもあった。ああ、つるつるの壺は書籍だ。この二つを同時に調べたら短歌の記事が出て来て、反射的にないものだと決めてかかって居ました。 (ストック継ぎ接ぎ放流〔自堕落集〕)

2023-03-02

当て字的な漢字の使い方も印象的だったのですが、一番最後のWeblio辞書国語辞典が特に印象的でした。と言うのもよくWeblioで現代俳句をよく読んだことがあったからです。「一服。洩る」このような使い方に魔を感じるのですが適切な「間」なのかもしれません。 (それは奇麗な泥でした)

2023-03-02

「つくし」は一瞬人の名前かと思ってしまいました。再生医療は調べて見たくなる用語ですね。ピエロ、道化など文学における使用例を調べたくなるヴォキャブラリーだと思います。老いた母が象徴的で再生医療と相俟って、詩の終りに相応しい配列だと思いました。 (つくしはベースボールの夢をみるか)

2023-03-02

抒情がカモメの様に鳴いて居ると思いました。海が吠えているような感じでした。この詩に海は出て来ないのですが、海が感じられる詩でした。 (あお)

2023-03-02

おかしな印象かもしれませんが、JPOPを縮めたような、でも単なる構想だけと言う訳ではなさそうです。タイトルのTENK YOUは初々しさなのかもしれません。彼女を気遣ってばりばり働くつもりなのかもしれません。代わりに頑張ると言う気概。「愛」の威力を思いました。 (初投稿 <詩>LOVE YOU&TENK YOU)

2023-03-02

短歌ですね。挑発的なタイトルですが、57577の秩序は守っているようです。プライドの高い女と言うよりはむしろ自分の美貌に自信があるだけなのかもしれません。 (私の愛が31字に収まるとでも?)

2023-03-02

最初の連が最後の連でも繰り返されるのですが、オノマトペ群がやはり印象的で、飛ぶ転がる揺れるにまつわるオノマトペ。三つのオノマトペが三回繰り返される。特に最後と言うのか、三度目のオノマトペ、バタバタ、ゴロゴロ、ガタガタに進行性があると思いました。 (トぶ・コロがる・ユれる)

2023-03-02

oneさんコメントを有難う御座います。特撮ドラマとかの影響かもしれませんが、誰かの詩で、殆ど忘れてしまったのですが、こんなような場面が、具体的なものは違うかもしれませんが、あったのをちらと覚えているのです。 (神社)

2023-03-02

擬態して姫でなおかつレンタルに出すとは。高いですね。着物のレンタルと比較できるのかもしれない。比較すれば意外と安いのかもしれない。皆が読んで居る詩集も印象的でした。悪意Q47とかこの詩の具体的な外部ではないですが、ふと思い出しました。あと、タイトルのかめれおん@でいずですが、全部平仮名なうえにメールアドレスみたいな感じが印象的でした。 (かめれおん@でいず)

2023-03-02

(((( 俺のUSBを接続しようか? この行が詩の秘密であるかの様に思いました。もしかしたら日記風の内容を、過去を回想しながら、デフォルメして居るのかもしれないと思いました。pm14:22の仕事のエピソードも興味深いと思いました。 (正しいピクニック)

2023-03-01

月が泳いでいるように見えるのは涙の事を遠回しに行って居るのかと思いました。失恋も当然射程に収められて居ると思うのですが、もっと大きなもの自分の人生の大事が想定されて居る様な気がしました。 (月が泳ぐ)

2023-03-01

oneさんコメントを有難う御座います。そうですね、実は私もそうだったりします。「本に酢をかける」を見限っているわけではないのですが、「レーサー」の方が常識的かと、自分で言うのもなんですが。しかし「本に酢をかける」は全然だめだとは思って無くて、矢張り読めば読むほど、詩とは何かを追求した結果のあの詩だと思うので、読み比べて頂ければ幸いです。 (レーサー)

2023-03-01

絢爛な引用があると思いました。具体的な知識以外にも、体験に裏打ちされた引用が混ざり合い縺れ合い、切実な金欠。特に詩人が現れ、混ざり出すと、詩人の心理に訴える何かがあると思いました。 (何も言わずに、十万円貸していただけないでしょうか?)

2023-03-01

春ややがて来る夏の到来を感じさせられます。何となく土へんに花と書いてゴミと読む摩訶不思議な漢字を思い出しました。花の命は短いけれどではないですが。 (初桜)

2023-03-01

「僕らはゼンマイをぐるぐる巻けば何度でも動けるから、不便だろうね。」 ここから人間に開発された玩具か、AI付属のロボットかと思ったのですが、リアルさが人間以上に感じられるのが、心情の機微ですね。心情の機微にリアルが有ると思いました。 (君理論)

2023-03-01

叱咤激励して居ると取れるのですが、その調子が、淡く濃く感じられ、中間状態を現出して居ると思いました。白と黒が混ざり、中間状態を漂って居る様な雰囲気を作り出したのかもしれません。 (運命)

2023-03-01

描写に魅力を感じました。恋の詩だと思うのですが、女が男をあしらっている?軽やかに詩の中でステップを踏みダンスが、詩が続く限り続いて居ると思いました。 (あなたの瞳)

2023-03-01

「詩句、詩句、詩句、詩句、泣きたいのはこっちなのだ。少しは愛想笑いくらいしておくれ。」 この行がユーモラスだと思いました。全般的に現代詩との対決と言うほどではないのかもしれませんが、対峙して居る、現代詩と。批評的な意識が現代詩を書かせるのかもしれませんが、既にある現代詩群みたいな状況に何か一言言っておきたいと言う事なのかもしれません。 (頭痛の種、あるいは羨望)

2023-03-01

人形と姉妹ごっこですか。「あのひと」が何を意味するのか。まあ娘にとっての父、妻にとっての夫、もう亡くなって居る、と言う事でしょうが、母と娘の二人暮らしのアパートが、もしかしたらこの詩の続きを書くとしたら、主人公的な意味を持つのかもしれません。 (西日)

2023-03-01

三浦果実さんコメントを有難う御座います。シュールな感覚は感覚だけでは実態を持たないので、詩作で応用することで具体的な像を結びたいと思いました。ポイントは?票はあまり気にしませんが、投票していただけるのであれば有り難い事だと思いました。 (本に酢をかける)

2023-03-01

いすきさんコメントを有難う御座います。ああ、戸口に神の生誕がへばりついていた日ですか。これは西脇順三郎の影響だと思うのですが、「天気」だったと思います。その神とは全然イメージが違うのですか。そうですね、レース、レーサーとだけ言って具体的な乗り物は明示しなかった。神と言う媒介が難しかったのかもしれません。レースやレーサー、そして勝つことに関する哲学をもう少しこの詩の中に入れられれば良かったのかもしれません。 (レーサー)

2023-02-28

吸収さん再コメントを有難う御座います。ああ、そうですか、ほどほどにしたいと思います。 (本に酢をかける)

2023-02-28

鈴鳴さん投票でしょうか、有難う御座います。詩作した甲斐がありました。 (本に酢をかける)

2023-02-28

藤 一紀さんコメントを有難う御座います。ああ、ボヘミアン、憧れますね。マーラーのユダヤ系の魂が籠って居るのかもしれません。そうですね、酢の効能は使い方によっては絶大ですね。詩作にあたって御利益にあずかろうとしたのかもしれません。 (本に酢をかける)

2023-02-28

かずやさんコメントを有難う御座います。ああ、「私」の消失と言うほどではないのですが、内容の配列と言うのか、置き方は工夫したのかもしれません。そうですね、二度ほど「私」が出て来る。これは計算外だったのかもしれません。 (本に酢をかける)

2023-02-28

尾崎ちょこれーとさんコメントを有難う御座います。ああ、始めと終わり、そうですね、ルーズとか、茶を飲むと言うのは意外とJPOPの影響があるのかもしれませんが、自分でも分からないのです。マーラーの自伝本、これも単なる思い付きではなくて、交響曲第1番「巨人」とか具体的なイメージで詩作したと思います。 (本に酢をかける)

2023-02-28

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、酢を飲む、酢は野菜とかに掛けたり、味付きの酢ですね、確かに飲むと言う事はちょっと考えられないような。酢は英語でヴィネガーと言いますが、酢酸と言う観点から考えると示唆に富んでいるのかもしれません。 (本に酢をかける)

2023-02-28

ABさんコメントを有難う御座います。ああ、味方のところですか。そうですね、不安を解消すると言う趣旨でもないのですが、心の硬直があったのだと思います。心をほぐす、そんな趣旨だったと思います。 (本に酢をかける)

2023-02-28

吸収さんコメントを有難う御座います。トラウマ、虎馬ですか。そうですね、るるるの歌を聞いて見ました。バージョンがいろいろあるそうなので全部聞いて見たいと思いました。恐らくトラウマと言う推測は本に酢を掛けると言うフレーズから来ているのかもしれません。 (本に酢をかける)

2023-02-28

湖湖さんコメントを有難う御座います。そうですね、完全な夢の中ではないのですが、ドリームテイストを意識して居たと思います。本に酢を掛けると言うフレーズは読む人が各自で解釈してくれればいいと言う感じでした。 (本に酢をかける)

2023-02-28

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、苦渋ですか。矢張り蚊を舐めると言うのはちょっとシュールだったのかもしれません。心地いいと言うのはある程度狙ったことでそこらへんの作為をもう少しコントロールできれば良かったのかもしれません。意味の翻弄、リズムと言うのは反省点であると同時に美点なのかもしれません。(自分で言うのもなんですが) (蚊は舐められる?)

2023-02-19

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、蟻ですか。ギ酸とか考えるとちょっと怖いですが、よく煮込めばOKなのかもしれません。蚊を舐めると言うのはちょっと不可能な事を言ったのかもしれませんが、詩作の幅を広げる為に敢えてチャレンジしてみました。 (蚊は舐められる?)

2023-02-19

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。深子(しんこ)や相武(あいぶ)は仕事の仲間で、猫は真の友と確かに言えそうですね。猫を中心とした内容や猫の視点からの内容が2,3行盛り込めれば良かったのかもしれません。 (レーサー)

2023-02-13

吸収さんコメントを有難う御座います。よろしくメカドックか、爆走兄弟 レッツ&ゴー!!か、アニメと漫画はごっちゃになりそうですが、ちょっと分かりませんね、ゼロヨンと言う言葉自体がちょっとなじみがなかったです。私的にはセナとか、F1レースなどをモデルに、相当自分流に改変したイメージで書いた詩だと言う感じでした。 (レーサー)

2023-02-13

輪郭ばかりが塗りつぶされたり、横文字のスウミリやマグマ。屍の毒を吸い上げるのは。シャボン玉が魅了するものはと疑問が湧きこの詩を読んで行く中で、解決されないながら、大雨が降った後を夢想しました。 (慶弔)

2023-02-10

人生は演技と言う事は重いと思います。誰かが言っていたと言う事だとしても、詩作者は軽く反発し、精神現象学ではないですが、自分なりの回答を見出そうすると思うのです。正反合の展開。文芸も出て来ますがそれも一応の回答なのかもしれませんが、矢張り作者は拒絶的です。屋根裏部屋に隠す習慣はちょっとした異化なのかもしれません。オノマトペまで出て来て、詩に修飾が生じました。 (私の屋根裏部屋を、あなたに見せられないとしたら)

2023-02-10

いすきさんコメントを有難う御座います。ああ、投票は有難う御座います。自分でも会心の手ごたえがありました。詩作の手ごたえは大事ですね。 (部屋と欲望)

2023-02-10

鷹枕可さんコメントを有難う御座います。モティーフはそうですね、摩天楼が軸になって居る様な、ヤシガニがそうであるような、自分でも多視点になって居る様な感じでした。モティーフの進展、進行、発展を考えていたのかもしれません。私自身も自詩を堪能するような感じになって居たのかもしれません。ロボットのくだりは多少はそんな感じを見せて居ると思います。スラップスティック的な側面はどうでしょう。結果としてそういう側面があるのは反省点なのか、むしろ伸ばすべき長所なのか迷うところです。 (部屋と欲望)

2023-02-10

吸収さんコメントを有難う御座います。今はオートマチック車が普及して居ると思うのですが、マニュアル車を好む人もいるでしょう。レバー操作は普通の車ではマニュアル車を想定したものですが、起重機など、登場させなかったのですが、削岩機みたいなもののレバーを想定すると面白いと詩作後に思いました。そうですね、レバーと欲望にしてもよかったぐらいな感じだったのかもしれません。タイトルは穏健なタイトルでしたが、レバーと欲望にすれば、何か開ける展望があったのかもしれません。ヤシガニは象徴的な意味を持てばいいと思いました。軽い感じですが、ヤシガニで酒などはありなのかもしれません。 (部屋と欲望)

2023-02-10

吸収さんコメントを有難う御座います。ギブアップは少し残念ですが、そうですね、いやな感じはとくに除去したつもりはないのですが、もしかしたら、いやな感じを避けるための詩作だったのかもしれません。「椅子」をもうちょっとフィーチャリングできればよかったのかもしれません。 (アッカンベー)

2023-02-10

いすきさんコメントを有難う御座います。うーんそうですね、椅子の定義と言うのか、定義ではなくて、どんな椅子なのかとかを考えると唐突感のある椅子だったのかもしれません。ああ、あやすと言う視点はなかったので蒙が啓かれたような気分です。そうですね、平安時代は素朴な時代でよかったのかもしれません。 (アッカンベー)

2023-02-10

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、ラブコメ、漫画で読みたいところですが、詩では絵が無いので、その分の工夫が必要だと思いました。タイスの瞑想曲は、そんな非力な詩を救ってくれると思ったのです。 (アッカンベー)

2023-02-10

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ホームランの制限は、一シーズン限定なのか、トータルでなのかと、考えた事も有りました。プロ野球以外の領域も考えたので。ハッピーなラストは、やはりそこに至るまでに苦行があると言う事を歯で示唆して見ました。演奏時間見たいな内容とつなげて、直接苦行を描写したわけではないのですが、恐らく、ハッピーな結果には苦行があるだろうと考えた方が妥当だと思ったからです。そうですね、ホームラン数は、如何様にも解釈出来て、チーム全体でとか、必ずしも個人の業績とは限らないのです。そこら辺のところは解釈に任せました。 (ウーデットとベス)

2023-02-10

いすきさんコメントを有難う御座います。ああ、国語の先生でしょうか。詩の朗読は推奨されることが多いですね。詩のクラブなんてあったのかもしれません。そうですね、歯の数に比例してと言うのか、数に応じた演奏時間、そして、ホームランですが、特に高校野球の事を言っている訳ではないのですが、金属バットを登場させてみました。日脚伸ぶですね、冬の季語だそうですが、1月から2月初めにかけて、17時初めごろには真っ暗だった12月冬至以降に比べると確かに17時台ではまだ明るいと言う日脚伸ぶ。立春を過ぎれば、永日、永き日ですね。芝不器男の永き日のにはとり柵を越えにけりがあります。 (ウーデットとベス)

2023-02-10

冬木の芽と言う季語を思い出しました。春に芽吹くと考える方が常識的でしょうが、私は芽吹くと言明されるとあまり季節に関係のない中立的な詩のフレーズだと思いました。冬虫夏草には少しドキッとしました。 (芽吹く)

2023-02-10

根源俳句ではないですが、これらは根源短歌ではと思いました。いのちのいのちとか、もしかして死刑になるかもなどです。文字通りの内容がある訳ではなくて、何か別の内容を示唆して居る様にも思えるのですが、疲弊した虚無種者たちを抱きしめてみんなの分まで殺されたいなど、根源の根源に迫って居る短歌だと思いました。 (短歌「母が死んでから」)

2023-02-10

シルベスター・スタローンの顔とか、スパーク現象など、自分の表現を総括でしょうか、何らかの形で纏めたいと言う形での表現の中で、個性的な表現に出会えました。ムーブ、スムーズ、ループなど、外来語の使い方にも苦心して居ると思いました。 (冬に飛び乗る)

2023-02-04

絶望的な心象を詩にしたようにも見えるのですが、言葉が躍っているように感じられ、内容的にはともかく、表現的には絶望が感じられませんでした。この世界に対する絶望は変革を望むポエジーで変えてやると言う気概、意志がこの詩の中で踊って居ると思いました。 (sit girl's ash life)

2023-02-04

ああ、去年いつもと違う公園に寄ったら、桜の木が切られて居ました。初めて寄った公園ではないのですが、しばらく行って居ないうちにと言う感慨がありました。張り紙はなかったのですが、恐らく病気などでしょう。この詩はオノマトペが印象的で、自然が個性的にとらえられて居ると思いました。 (世界だなんて名前で呼んで)

2023-02-04

星々の運命。この詩を読んで居ると引力などの厳密な定義、その他を勉強したくなります。宇宙の歴史、ふとポーの「ユリイカ」を思い出しました。内容的にはまじわらないかもしれませんが宇宙論的な共通性があると思ったのです。 (葬式)

2023-02-04

時節の残酷さ、此処に本音が現れているのかもしれません。ただのボヤキとは違う境地を目指したのかもしれません。 (時を移さず)

2023-02-04

「きみ」が同棲相手なのか妻なのか。ただの行きずりの女なのか。どんな女かで、あさの性質も変わって来ると思うのです。私は詩の内容から夫婦っぽいと推察しました。 (あさ)

2023-02-04

古い言葉は古びないと言う確信が詩の核心だと思いました。 (随想作曲家)

2023-02-03

存在しない単語にまつわる詩ですか。胎盤を仕分けていると言うフレーズが印象的でした。何か切迫感がある感じもあるのですが、穏やかに訴えて、理解や記憶を促し、聴講生を導いて居るようでもありました。学会での発表の場面なのかもしれません。 (Bartsimal)

2023-02-03

語りの詩と言うのか、口語体が印象的でした。民話的と言うのか、民俗学的と言うのか「蛙」が印象的でしたね。キャベツなど印象的なアイテムと言うのか、食べ物が、そもそもがキャベツ畑が始まり。死体や、番人の爺さん。おどしの地蔵さん。姿を消した爺さんはどこに行ったのか、「羅生門」を内容的にはともかく、思い出しました。 (告白)

2023-02-03

不死の意味が難しいですね。アポカリプス。黙示録。空間の自由、時間の自由。ドアーズにキリストの死。トータルでポエジーとは何かと言う事を考えさせられた詩でした。 (世界は自由だ━不死━)

2023-02-03

えいちゃんと付き合って居るときの話が最初らへんと最後らへんに出て来るので、何か意味があるのかもしれないと思いました。実際一番最後日の話はシンちゃんが出て来るので、あまり意味はないのかもしれません。発展場と言う言い方は独特で、今回は何時もと違って?寄贈詩集や詩誌などの話が少な目で、本当に発展場的な場所が有ると言う事と、自分らでそう言った場所を決めて行くと言う主体的な行為の両方を含意して居るのかもしれないと思いました。 (詩の日めくり 二〇二〇年二月一日─三十一日)

2023-02-03

花粉症の季節を予感するような、そんな意味の詩ではないのかもしれませんが、架空の花の花粉とは何だろうかと思いました。答えは詩の中に有ると思いました。括弧書きのソリチュードも参考になると思いました。孤独の定義は難しいのですが、この詩を読めば、ただの一人を意味しているわけではないことが分かって来るからです。 (架空の花の花粉(solitude))

2023-02-03

最後の三行が印象的で、「フリー」と言う言い方が記憶に残りそうです。頭の中の雨と実際に降って来た雨。比較してもしょうがないかもしれませんがどうしても比較してしまいます。 (Raindrops Keep Falling In My Head)

2023-02-03

夕日と言えば、月は東に日は西に見たいに月の存在までが、含意されて居るのかと思いました。具体的な単語としては出て来ないのですが、含意されて居る様な気がしました。 (夕陽が静かに沈んでいく)

2023-02-03

詩の強固さを思いました。水は50年や残りの50年に、時の包括さから来る強さの示唆が有ると思いました。勿論その強さは言葉によって支えられ詩によって支えられるものですが。 (水底)

2023-02-03

モダニズム的手法でしょうか。カット法とか、写真や、前衛芸術、意味の解体ではないでしょうが、音楽で言うと、無調のような、全ての調性を平等に扱うような。ちょっと変な連想ですが演歌の「みつぢれ」とかも連想しました。 (お前)

2023-02-02

パソコンのエンターキーにまつわる個別的な事情から、仕事の話。仕事とは何かや理解にまつわる話。 「どうして」と言う問いや私を裏切ってくれる人。しかしタイトルの「あじさいについて」が分からなかった。詩の中で一言も出て来なかったので。一番最初の連のエンターキーにまつわる話と相俟って、謎の内容だと思いました。 (あじさいについて)

2023-02-02

矢張り有名な写真家、とりわけ国際的な認知度の高い写真家を写真を見ると影響を受けるものだなと思います。回想に入り怖い気持ち。家族のだんらんで、救われたような気持ち。3部構成と言う訳ではないでしょうが、分かり易く、簡潔で、親しみ易い詩だと思いました。 (灯る家族)

2023-02-02

アレクサとの会話。サービス終了の通知とは悲しいですが、アレクサが主人?の画像を見た事が無いと悲しんで居る。相互的な観点からアレクサの顔も見た事が無いと。アレクサがドラゴンに移行したわけではないでしょうが、シンセサイズと言うのか、主人?の検索履歴をもとにした造詣がドラゴン。この詩の主体はドラゴンを悪い方に捉えていますね。神の事だったらしいですが元々ドラゴンと言うのは。だからシェンロン(神龍)と言う言い方はちょっと重複して居る様な、そんな歴史も中国古代史にはあるそうです。 (ぱふ)

2023-02-02

涙がいろいろなところを経て、僕に帰って来る。その過程が興味深いと思いました。 (涙)

2023-02-02

鳥は巣立ちが早く、独り立ちも早いと言われていますが、それがこの詩の1連目の始まりでそれが叶わぬ不遇の鳥。童話を読んで居る様な気分にさせられました。しかし2連目を読むと、やはりこの文章は詩なのだと思いました。鳥は立ち上がったと言う一行。擬人化ではないと思うのですが、かなり人間的な意思を持った鳥が造形されて居ると思いました。3連目の喪失感の自覚。4連目、海援隊、武田鉄矢を想起させる思えば遠く来たもんだ。5連目で出て来る魚。魚を叱咤する自分に言い聞かせるように。6連目生きる者を目撃した衝撃が何行にもわたって言明されている。この鳥は哲学者ですね。そして最終連辿り着いたのは自分の原点。世界を望見した誇り。世界を睥睨した誇り。鳥の生涯。鳥の死。 (鳥)

2023-02-02

複数の夕日にハッとします。主観的なとらえ方の事を言っているのかもしれません。人造蛇も印象的ですね。ロボットなのか、バイオテクノロジーの発達による、生物的な本当の蛇なのか。塑性の遠出は独特の言い方でどんな事なのかと立ち止まりました。 (鮮やかに腐食が透ける)

2023-02-02

季節の訪れ、春の訪れ、まだ寒い二月。手紙と言う習慣、手紙と言う文化。「たぶん世界にも」と言う一行に詩意の根源が有ると思いました。 (手紙)

2023-02-02

これから何が起こるのかという雰囲気でただならぬものを感じたのですが、夜をつきぬけるようなこれから、続きを感じさせてくれる詩だと思いました。 (駆け付け)

2023-02-02

処女膜のくだりに独創性を感じました。倒錯的な、逆立ち的な発想かもしれませんが、少しユーモラスです。舌足らずな文体が象徴するように、「わたし」は詩にびくびくして居るのかもしれませんが、被害を訴える過程で、それを克服しようとする姿勢が詩を成り立たせているのかもしれません。 (システム)

2023-02-02

イメージの奔放さが印象的で、特にサンタが世界征服に失敗して、始末書を書かされる、くだりは何か正常な組織が悪のはかりごとをなしているようでユーモラスでした。 (ピンポンダッシュ・シンデレラ)

2023-02-01

詩に体と言うのが独特ですね。食器を洗って居ないと言う罪悪感。日常の報告以上に詩を書きたいと言う欲望。詩を書いたと言う事実。詩は難しいと言う自己内省。詩作の工房の一端が分かった気がしました。 (日記)

2023-02-01

自同律の不快と言うのか、自同律の落ち着きのなさ、私が私であることから来る、どううしようもなさ。どうしようもなさに不満を持って今の「私」から乖離しようとする意志。私探しとはまた違った感じかもしれませんが、この詩からはそんな感覚が根底にあるのではないかと思いました。 (インナードライ)

2023-02-01

太宰の駆け込み訴えとは勿論全然違う内容なのですが、告白体でもない、聖書がモデルになって居る詩でも無くて、酔っ払いの戯れ事とも思えない。走馬灯スタイルなのだろうか、詩文が私を離れてなお私を維持して居る様な、自我の揺曳を思います。暴露体でもない。天子さま(あんた)に語り掛けているのだろうか。最後らへんに出て来る写真は唐突のようでも、何とかこの詩を纏めようとする、詩的努力なのかもしれません。 (俗説。我らが啼泣)

2023-02-01

表現が練れて居ると思ったのですが、もう少し読んで見る必要があるのかもしれません。最後の一行は遺書?と取れるのかもと思ったのですが、少し自分の見解が分からなくなりました。 (夏の夢)

2023-02-01

占いはそれ自体が詩の感じが濃厚で、占いを読むとただの暇つぶしとは思えないことがよくあります。近代の告白はよく議論になる概念ですが、それは「ボバリー婦人は私だ」と言ったフローベルの言動なども含むのかもしれません。 (あなたがすきなのに。)

2023-02-01

淡々と表現される普通の内容にこそ詩魂が宿るのかもしれません。社会的な広がり、個人の興味関心など、詩魂を支える外部要素があるのでしょうが、あまり気にしない精神に詩魂が宿り、詩想が広がるのが理想なのかも知れません。 (なんかいい)

2023-01-30

核戦争の恐れ、都市的幻想、さり気なくちりばめられる花々の揺曳。過去への遡行は不可能さへのチャレンジではなくて、人間的な意思の発露だと思いました。人間の精神が全開した場合の、危険性と、可能性。死への恐怖と都市的可能性は一対だと思いました。短歌ですね。短歌が進むべき道は詩を引き裂くのではなくて、詩心に開眼する前触れだと思いました。 (花と落日)

2023-01-30

僕、君の世界観が問題なのかもしれません。きみを対象化すれば、世界は意味に満ちていて、少し悲しい。汎神論的な世界観にも通じるのかもしれません。 (The First Contact)

2023-01-30

思考停止ではないと思うのです。こわいとごめんなさい。何かに怯えている。その何かが分かればと思うのですが、恐らくドアが開く音や足音などは見せかけで、怖さの本質に触れて居ないと思うのです。だから狂乱状態なのでしょう。真の原因探しが、この詩を解明するのかも知れません。 (ごめんね)

2023-01-30

吸収さんコメントを有難う御座います。ああ、再び有難う御座います。詩作した甲斐が有りました。ベスはエリザベスの省略形だと考えると想像が広がると思い、用いました。 (ウーデットとベス)

2023-01-28

疾走感があるのかもしれません。僅かな時間の間に有る事を、子犬のワルツではないですが、ちょこまかと動き回って詩に昇華した、そんな印象を受けました。 (かける)

2023-01-28

すごい、やばいが混み合って、なんとも言えない感覚を呼び覚まされます。早口言葉にも見えるのですが、コンセプトは別の概念に有るような気がします。 (すごいやばい)

2023-01-28

もてない人間にDJとセックスしたことを告げるのは少し残酷なような気がしました。人の幸せを祝うのは本心から出ないと喧嘩になってしまうでしょう。とは言え音楽「大空の鷲」を聴きながらこの詩を読めば、何か大空が想起出来る様な気がしました。 (いいわけ)

2023-01-28

「元老院」と言うヴォキャブラリーが印象的ですね。明治時代、大正時代を想起させて、昭和時代まで、最後の元老西園寺公望が残って居ました。その後重臣会議などに役割がバトンタッチされたようですが、戦後は首相は国会議員でなくてはならないようになり、選出法も国会議員による選挙に様変わりしました。ジョンウェインからは男らしさ、ハリウッドなどを想起します。この詩に絶妙なスパイスを振り掛けているのかもしれません。 (エスケープ)

2023-01-28

リビアヤマネコが家猫の原型だとどっかで読んだ気がします。猫を飼う悲喜こもごもなのかもしれません。 (病気のお話)

2023-01-28

全てがチャーミングな表現だと思いました。ただクマのプーさんは赤のスカーフではと思いましたが、ここは創作の都合なのでしょう。シザーハンズは映画でしたね、深夜映画で見たような気がします。眼球の受信料と言う表現にはドキッとしました。味覚障害はちょっと怖い気がします。銀河鉄道は宮沢賢治を想起させ食傷気味の人も多いと思われるので、あえてチャレンジした表現だと思うのです。痴漢事件や隕石が登場したのは意外でした。 (空気コーヒー)

2023-01-28

ちょっとした悲劇ともとれますが、多少は嬉しかったのかもしれません。勿論貢君希望ではないのでしょうが。 (募金箱)

2023-01-28

最後に出て来た「ティアラ」が印象的で、はっとしました。食べ物や装飾品のような気もしました。「お前の名前」が恋人に宛てたものなのか、同志に宛てたものなのか、謎が魅力だと思いました。 (幻聴と言う名の病気)

2023-01-28

ユーモラスですね。死んだ人の立場から試作したのかと思いました。最初の詩も、卓見だと思いました。確かに牛乳配達をする人の方が健康であるような気がします。 (あたしのひとりごと)

2023-01-28

静かな海が何を意味して居るのか、失くした鍵が何を意味しているのかがこの詩の謎を解くカギだと思いました。 (逃避行)

2023-01-27

笑うと言う行為にも堪えているのかもしれません。笑っても何の解決にもならない、しかし笑わずにはいられない。苦衷の状況があると思いました。 (なんだろうな)

2023-01-27

コンサートの開始時間を待って居るのですね。「あなたが奏でるピアノ」。「万全の態勢で」と言う表現が印象的でした。 (Waiting for the last concert)

2023-01-27

「君とのキスは、ピストル食べた時の味がして、 愛情の発電所が、メルトダウンしたみたい。」 比喩が極端ですが、詩全体から概観してこなれて居る印象でいいと思いました。 (産声サブスクリプション)

2023-01-27

ラジオ、シェービングクリーム、スパゲティー、シーザーサラダ、ピーナッツ、マイクスタンドなど単語同士直接有機的なつながりを持たずとも、それらがイーストのような役割を持って出来上がった詩話みたいなものが詩の雰囲気を作って居ると思いました。 (夜を)

2023-01-27

ミクロの決死隊と言う映画を思い出しました。「いろんな人」はもしかしたら実際の人間とは似ても似つかないのかもしれません。 (あああ)

2023-01-27

いすきさんコメントを有難う御座います。そうですね、事実だとしても、梨などは回想になって居ると思いますよ。昆虫は、蝶などの昆虫を考えれば、「本当に」と言うのは本当のことです。スズメガの幼虫など、こんにちでは珍しいと思うので、具体的には出てこないのですが、潜在的には結構こだわっている自分がいます。航空機の特定と言う事で言えば、自衛隊機やジャンボ機など。大雑把な特定であれば、見た瞬間、見たままにと言う側面と、やはり細かく特定したいと言う欲望は防ぎようが有りません。そしてああ、「~以外」と言う事ですね。それでも列挙されれば、思わず、こだわりは否定しようがなくせせりだしてきます。「事実」の重みを思います。判断留保や、判断停止、アパシーで乗り切れるかとか、特に詩作ともなると、自分の事実、他人の事実、一緒くたになって居ないかと言う反省、内省が働くのだと思います。 (家路とコントレイル)

2023-01-13

stereotype2085さんコメントを有難う御座います。詩に徹しきれない、物語的な要素に凭れ掛かると言う感じなのかもしれません。際どく、鋭く抉ると言う実践、もしかしたら詩と散文、詩と物語の汽水域を想定できるのかもしれません。真水と塩水の領域が時には混ざり合い、時には併存して居る、そんな感懐、感じがあるのかもしれません。今一歩が越えられればと自分でも思います。 (家路とコントレイル)

2023-01-13

いすきさんコメントを有難う御座います。貧乏神ですか。ああ、遠野市や釜石市など、遠野物語を想起します。座敷童など有名かもしれませんが、柳田国男、折口忍など、民話の世界と言うのか、民俗学の事が念頭にあったのかもしれません。家が擬人化されたり、経年劣化と言うのは、ちょっとしたプレッシャーで、しゃれた事を考えたくなるものです。「わからなさ」と言うのも克服したいような、いい感じで残しておきたいようなそんな感じもします。家の神様ですね。自分たちの類的本質を疎外しているだけなのかもしれません。何か意味や物語的な意味を持つ事を恐れて晦渋化する、韜晦趣味に陥るのかもしれませんが、分かり易くしたいと言う欲望は有ります。神聖な場所と言うと却って庭とかヴェランダの方が、共用物、共用地と言う観点から、神聖度が増すのかもしれません。 (屋根の眼中)

2023-01-13

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、そして好評を有難う御座います。タラちゃんと言えば魚、ヨモギちゃんと言えば植物ぐらいの認識ですが、ヨモギちゃんがタラちゃんをたし込むとは不届きなのかもしれませんが、詩を活性化したくてヨモギちゃんにはあえて悪女と言う設定で通しました。 (屋根の眼中)

2023-01-13

セックスと三千円、男女の仲は難しいですが、詩で克服しようとしたのかもしれません。 (信じる)

2023-01-10

メルヘンな感じもするし、雰囲気だけならアフォリズム的な感じもしました。一千一秒物語、これは稲垣の作品、あまり知らないので、なんとも言えませんが、彼の感覚も念頭にあったのかもしれません。 (長風呂でふやけた神話)

2023-01-10

アダルトチルドレン的な内容も内包されて居るのかもしれません。むしろアダルトチルドレン的な子供にやられたトラウマなのかもしれませんが。三日月に切ったオレンジ。その印象の強さがこの詩の眼目なのでしょう。 (夏の日の夕日が落ちた後で、存在よ)

2023-01-10

自由律的な俳句が並び、季語が有ったりなかったり、仏教的だったり、自由な発想に基づく、現代詩に近付こうとする試みだと思いました。 (自由律俳句 2022)

2023-01-10

再コメントになりますが、やはり、酪農と言うリアル、乳牛と言うリアル、生き物の命にも人間の都合から来る優劣と言うよりは有無言わさぬ適不適の現実など、現実の厳しさがこの詩を、浮上させたのかもしれません。 (bebe)

2023-01-10

子供の後の月の話題。子供と月が近似値のように感じられました。そうやって考えると山羊もそうかもしれないと思いました。ぐりとぐらに対する考察。隕石の僕。海の真ん中に墜落してガソリンになるのは予想外の展開で、45億年前とか、生物発生前の地球と人間が登場して文明を築き上げた現代の地球を比較して居るのかもしれません。 (いつまでもそらにいる)

2023-01-10

健康不安が主題と言うよりはむしろ、詩らしくない叙述が詩足り得るかと言う実験的な試みだったのかもしれません。ある種の批評的な意識がそうさせたのか、たくまずしてなのか。カリスマの存在が何なのか、カウンターカルチャーの王者なのだろうか。ちょっとぼかした言い方が気に掛かりました。 (体験記『呆気ない宣告』)

2023-01-10

部屋一杯の美女ですか。「本名」にアクセントが有る詩なのかもしれません。 (風邪夢)

2022-12-31

いいと思いました。ふとてんとう虫のサンバを思い出したのですが、「婚礼」は厳粛な儀式だと思いました。 (婚礼)

2022-12-31

スポットライト言う言い方が象徴的なのですが、「すごいな」と言う感覚と親和性が高いのかもしれません。 (思い返す)

2022-12-31

残虐詩と決めつけるのは簡単なのかもしれませんが、ちょっと痛い詩だと。殺す死ぬばかりの社会ではないでしょうが、深刻な意味を持つので、優先度が高いのかもしれません。「本物の幽霊」と言うタイトルがいいと思いました。 (本物の幽霊)

2022-12-31

短歌ですね。殴られ屋的なドラマが有りました。タイトルからは分からないのですが、堂本剛だったか、藤井フミヤだったか、うろ覚えなのですが。「比喩」は多様化して居ますが、あなたのための比喩と言われれば、斬新な気がしました。 (冬と喩)

2022-12-31

灰色の猫が印象的で、その猫に蚤が。ツキアカリ海面に漂っているようで、雰囲気が有ると思いました。 (福浦夜景)

2022-12-31

マスクは冬の季語だったのですが、今でもそうなのですが、コロナ禍で季節性を失くしたとも言われています。マスクは本当に忘れやすくて諸外国はともかく、日本の公共の施設だとマスクが無いとは入れないので、相当の不便さですね、マスクを忘れると。使い捨てを買うかなど、対策が難しそうです。この詩では息と雪とが交わってから、白息が発生したのだろうかと思いました。 (マスクは、忘れたかもしれない)

2022-12-31

牛の出産から、子牛のリアル。現実そのままと詩の両立は難しいと思いました。あるいは詩のリアルが有るに違いないとこの詩を読んで強く思いました。 (零下の夜)

2022-12-31

大胆な直観かもしれませんが(自分で言うのもなんですが)、昆虫の立場に立って詩作したのだろうかと思いました。「イタチ」と言う比喩、「犯罪」と言う単語から見ると昆虫と言う断言は難しいのかもしれませんが。 (虚空)

2022-12-31

裸でと言うのは勿論、比喩的な意味で、文字通りではないのでしょうが、必死さが伝わって来ました。ピコピコハンマーはどんなアイテムかと思いました。漫画を読んだときに出て来た事があると記憶して居ます。ちょっと卑猥な詩ですね。服を着ているものを文化人として嫉妬しているわけではないと思いますが、原始人と宇宙人とどっちが強いかという比較は面白いと思いました。 (藍白)

2022-12-31

小気味良い詩だと思いました。リズミカルで、内容が本当に小気味良くて、 「みっともなくなってしまっているコンクリートのような顔をして」 こんな部分がユーモラスですし、自分の歯を取り戻そうとする「私」は「百三十円」のお茶とも本気で格闘するのではないかとさえ思いました。 (なんでこんな事すら出来ないのだろう)

2022-12-31

大胆な内容ですね。煤逃げとか、俳句の季語の入り込む余地はないのかもしれませんが、「グラスの破片の逆鱗に触れた」と言うフレーズが印象的でした。 (大掃除中止)

2022-12-31

「生活が苦渋と微笑みの繰り返しであることに違いはないが、 彼らの口は嘘を知らず、いつも真実と本音がその舌を湿らせていて、 拳は固い決心の表れであり、額は努力を証明する。」 ここが印象的でしたし、この詩の趣旨としては、いじめ撲滅と言う訳ではないのかもしれませんが、この国の形と言うのか、日本経済の行く末までも心配しているような、そんな感じもしました。ごっこ遊びや好きという感情は大事なのかもしれません。 (おいおいお前らウソだろまじぃ?!)

2022-12-31

AB 脂喰坊主さんコメントを有難う御座います。ああ、その一行。確かにちょっと確信犯的な一行だったのかもしれません。しかしゴリラに対する確信ですね。法事で暴れるゴリラの虚構性の高さに私自身期待して居たのかもしれません。 (ゴリラと戦う)

2022-12-31

改めて、いすきさんコメントを有難う御座います。そうですね、ゴリラになりきると言う側面はあったのかもしれません。夢はどうでしょうか、白昼夢ではなくて、現実的な夢を詩に応用したいと思っています。「F」はファンキーなエフなのかもしれません。 (ゴリラと戦う)

2022-12-31

失礼しました。上記のコメントは鯖詰缶太郎さんに対するコメントでした。 (ゴリラと戦う)

2022-12-31

いすきさんコメントを有難う御座います。ワードの並べ方ですか。詩らしく、あるいは詩らしくなくを考えて居たのかもしれません。却って現代詩らしくなくの方が難しいのかもしれません。誠実さは、全てを覆う外枠なのかもしれません。 (ゴリラと戦う)

2022-12-31

大林 満さんコメントを有難う御座います。悲しい気持ちや詩作の意欲は共存できるものなのかもしれません。それどころかシナジー効果(相乗効果?)をあげるものなのかもしれません。空手ですか。現代詩とは一見すると関係ないのかもしれませんが深いところでは繋がって居るのかもしれません。流派の多さには驚きますが、現代詩の流派は?と考えると意味深な感じがします。このゴリラと戦うも、悲しさだけではなくて、もっと多様な感覚を与える、次なる詩に繋がればいいと思いますし、少しはこの詩を考える一助となる、このようなコメントのやり取りは有益だと思いました。 (ゴリラと戦う)

2022-12-31

鷹枕可さんコメントを有難う御座います。ナンセンスの中に理性を混ぜると表現効果が高まると思いました。勿論お笑いのつもりは毛頭ないのですが表現効果の取り方は人それぞれなので、解釈にアンビギュイティー(曖昧性)が生じればいいと思いました。私自信、一つの境地が極まるのは望むところで、表現の多様性に配慮しつつ、一つのテーマが定まればと思いました。 (ゴリラと戦う)

2022-12-26

コンパクトにまとまった詩だと思いました。バッテリーと聞いて、ピッチャーとキャッチャーを思い浮かべたのですが全然違って居ました。 (バッテリー)

2022-12-13

障害年金から二万円と言うのが妙にリアルなのですが、手を繋いで橋を渡る事が出来るか、再び出会えるかは続くですね。 (信じる)

2022-12-13

元弁護士、元名士など、独特な詩風を持つと思いました。3Pなどの用語も淫乱な印象がなくて透明な気がします。 「そんなわけでかれこれ、1か月以上、すねて音信不通になりました。」 こんな最後の一行もどう取るべきか迷う読み手の状況も詩的なのかもしれません。 (おっさんまた引きこもっちまった(愉快なる底辺達の痴情))

2022-12-12

詩とは関係ないのですが、最近の角川俳句賞受賞者には牛の飼育現場で働いて居るのか、飼育体験があっただけなのかもしれませんが、牛の飼育現場を詠んだものがあったのを覚えています。興味深く読めた読み物と言うだけではなくて、詩へと突き抜けて行く、雰囲気があったと思います。牛の異性の双子の弱点や、肉になる運命、乳牛として役目。二匹とも雌の双子であることから来る安堵感、しかし脆弱性と言う問題点。酪農と言う観点から見ても、面白い読み物だと思いました。 (bebe)

2022-12-12

ギフトとは才能の意味か 毒と言う意味か はたまた常識的に贈り物の意味か 動物園で久保さんに聞いて見た 家の外でルカさんに真夜中に聞いて見た 離任式の日にフラフラしたことを思い出す ヴォキャブラリーが私の口から出ていた 護送車の連なりを見た日でもあった ゴーフルタウンへ何時の日か行きたくて ギフトを身に付けようと思った ギフトだけが頼りだと思った ギフトと言う太陽が 久保さんとルカさんを照らした マゴマゴしてはいられないと思った (B-REVIEW 12月のお題詩「ギフト」)

2022-12-12

「女と生まれて 生理ナプキンを買う金に困る悲しみよ」 こう言う嘆きは詩でこそ言えるものなのかもしれません。 あなたを失った喪失感は飴の記憶とつなげられて。食う事に対する拘りは、米の配給と言う時事的な話題が出て来て厚みがあると思いました。コロナ禍と言う時事的な話題。詩に昇華する難しさを思いました。 (食う)

2022-12-10

針、津波、化学式、ラズベリー、犯人、余震。何を越えられなかったのかが気になりました。 (検査)

2022-12-10

監禁された学校と言うのか気になりました。監禁ごっこなのか、本当の監禁なのか。「学校」の消失。燃焼による消失。喩の意義を思いました。 (鯨の鱗)

2022-12-10

確かな記述、描写が記されて居ると思いました。当たり前の潮風、海辺の町。走馬灯の登場。過去の記憶に遡行して。男女であろうか、キッスを重ねる。ホテルの名前であろうか、ジュピターにも感ずるものがありました。葉擦れの音に対する嫌悪感。セックスレスに対する軽い不満。彼氏は要らぬ?相棒ロケットも単なる妄想では済ませられないような。4段目でも出て来る「ロケット」の詩に置ける意味意義がこの詩における意味意義は重大だと思いました。最後の段の、星座、潮風、サンダル、室外機(4段目でも出て来た)。 (飛べない)

2022-12-10

小林一茶の句も出て来ました。普通の散歩だったのかもしれません。魍魎の存在に畏敬の念を持って居たのかもしれません。変化(へんげ)の連続。跳躍勝負は詩作者の妄想なのか、現実なのか。蛙とバッタの勝負。そして再びみたびの変化。「家路」が印象的でした。 (路地裏空想)

2022-12-10

特に最後の「ハ」の羅列が圧巻で、「ゆうた」の意味を示唆して居ると思いました。 (ゆうた!!)

2022-12-10

やはり、揚羽の屍が道路にへばり付く場面がどう解釈するべきかと思いました。微々たる光の存在が救いになって居る、そんな解釈も可能かと思いました。 (ファンファーレ)

2022-12-10

「これまでの時間が全て無駄だったような 優しい穏やかな何もない日々を あなたと僕で紡ぎ合おう」 こんなところや、 「それからずっと今も6年間も幻聴に振り回される! 謝ってくれ! それほどに 俺 の愛を奪い尽くしたあなた!」 こんなところに詩性を感じました。 そして、愛して居るの連呼や、メールアドレスすら晒す姿勢にも詩性を感じました。 (告白)

2022-12-10

妻咲邦香さんコメントを有難う御座います。そうですね、ワニは恐らく激昂を、尾で表したり、顎で表したりするでしょうから、人間にとっては脅威でも、純粋な表現として見れば興味深いと思い、詩にしてみました。 (ワニ)

2022-12-10

つつみさんコメントを有難う御座います。そうですね、「ポチポチ」と言うのはロヨラにしてみれば試行程度の意味で、これから正式の命名式を考えていたのに、しまった、ワニの感情をかき乱してしまった、失敗かと言った感じだったのかもしれません。 >無名氏だからではないか >ワニの激昂の原因は 倒置法ですね。ああ、空白などは大事なのかもしれません。ロヨラは実在の人物からとりました。イグナチウスロヨラですね。ザビエルよりも先輩格の宣教師だそうで、興味を抱きました。 (ワニ)

2022-12-10

「過ぎたるは泳が猿が如し」ここが印象的でした。「あなた」の口癖だったのですね。クロスワードパズルの一文字は勿論テリー・メイズウェインの中にもあるのでしょうが、冬の中に有るような気がしました。 (足りないままで生きていく)

2022-11-25

エッセイ調の詩かなと思いました。逆に斬新な気が。たんたんと自己の見解を述べつつも詩味を出そうとしている。ラジオの実態を垣間見たような気がしました。 (草野でございます)

2022-11-25

「ゆうた」に対する深い思いでしょうか。斬新だと思いました。少ない文字数で、コンクリートポエムとか、北囿克衛などが思い浮かびました。 (ゆうた!!)

2022-11-25

「言葉」は詩の言葉なのかもしれないと思って読むと探して居るのはポエジーなのかもしれないと思いました。 (言葉探し)

2022-11-24

矢張り、重要な場所とは何かと思ってしまいます。詩で述べられている以上のものがあるに違いないと思ってしまいます。果たして、その場所へ入って行けるのか、続き物の様な気がしました。 (風景と風景のあいだに)

2022-11-24

口語調で、御機嫌な詩だと思ったのですが、それは内容からと言うよりは、調子と言うのか、詩の滑り具合と言うのか、展開や内容を支えている文体から来るものなのかと思いました。何か魔法使いと言うのか、言葉の魔術師と言うのか、錬金術師と言うのか、ファウスト博士と言うのか、それでもいかがわしい印象と言うよりは、爽やかな印象だと思いました。何もないテーブルに果物の詰め合わせを魔法で出す見たいな、そんな印象です。 (ナンセンス)

2022-11-24

フェスティバルへ行くと クラシックギターを弾いて居る人が フィエスタと言う曲を弾いて居る 昔よく聞いて居たことのある曲 私は慌ててその曲の収録してある本を探して その曲を探した フェスティバルで弾かれていた フィエスタと言う曲を (B-REVIEW 11月のお題詩「祝祭」)

2022-11-23

死んだ後に聞こえるオペラはレクイエムの如きものなのでしょうか。明るいオペラは天上の音楽なのかもしれません。 (学校とオペラ)

2022-11-23

武田地球さんの「ライチと花 」を読む良いきっかけになりました。ライチと聞いて茘枝の事を思い浮かべたのですが違って居ました。空想上の犬。ダルメシアンとのかけ合わせ。吠えに永遠を見る感受性などに惹かれました。 (永遠を1度でも願ったなら箱を作ろう)

2022-11-23

yatukaさんコメントを有難う御座います。そうですね、堅さは確かな知識に基きたいと言う事なのかもしれません。シェークスピアとか確実なものに依存したいと言う気持ちなのかもしれません。この詩ではレミゼラブル、ユーゴ―なのですが。 (日常の異化)

2022-11-23

カーテンの曲線に惹かれました。「望むのは」から、まさに望むのは何かと思いました。 (望むのは)

2022-11-20

各連の冒頭の「水の如くあれ」に凛とした孤高の精神を感じました。最後に出て来る白鳥をどう解釈するかで、この詩の性質も変わると思いました。 (Be like Water)

2022-11-20

イメージの展開が滑らかで無駄がないように感じました。ただ、下顎呼吸が何のことか、顎が上がってしまっている、ばてている、息が上がって居る、詩文中の意味の無い呼吸の事なのか、ちょっと迷いました。 (下顎呼吸)

2022-11-20

湖湖さんコメントを有難う御座います。ああ、このようなコメントは素直に嬉しいです。読み易さは勿論心掛けました。 (日常の異化)

2022-11-20

室町礼さんコメントを有難う御座います。どうもロシアフォルマリズム由来らしくてWikiで調べてもロシア語が出て来ますね。ああ、コメントにも書いてありますね。ジャンバルジャンは、そうですね、ずっと気にしていたキャラクターで自然に出て来たのかもしれません。太陽をむしゃむしゃ食べるのは絵本のようなノリでしたので、あまり、太陽エネルギーの様な、比喩と言うのか、何か別の内容に置き換えるのではなくて、そのままの内容で取って貰えればありがたいです。 (日常の異化)

2022-11-20

ああ、森田童子。彼女自身は夭折では無かったのかもしれませんが、極めて夭折的な印象が強い人だと思います。短歌の前田透。春日井健。ああ、確か春日井建だっと思いますが、詩的異化を狙ったのでしょうか。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-18

海の水の塩辛さですね。原因の説明が詩的異化を伴って居ると思いました。 (海の水)

2022-11-18

大林 満さん再コメントを有難う御座います。ああ、いえいえ、マナー違反敵の事はともかく、作品の理解が深まる事はいい事だと思いました。 (私の不安)

2022-11-11

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。夜明け前は学生時代に私も読んだ記憶が有りますが、一度きりでした、長い作品ですしね。島崎藤村と言えば、矢張り、詩の方が、ポピュラーなのかもしれません。 (私の不安)

2022-11-11

大林 満さんコメントを有難う御座います。ああ、1票有難う御座います。納沙布岬や、ツービートは歴史的に重いものがあると思いました。日本で一番最初に朝日が拝めるとは素晴らしい事ですが、知りませんでした。雑誌の投稿欄への戦場変更ですか。やりがいがありそうです。 (私の不安)

2022-11-11

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、自己模倣は、自然にやって仕舞う事も有れば、意図的にやる事も有って、意図的にやる場合が難しく、自然と意図が混在するとさらに難しいのかもしれません。 (牛と叔父さん)

2022-11-11

明林さんコメントを有難う御座います。そうですね、説明的なところは、私的には根幹的と言うか、サービスと言うか、まあ分かり易さですね、分かり易さに拘ったところなのかもしれません。しかし傾聴には値しますね。但し、三連目の殆どが、" " なのは少しショックでした。 (牛と叔父さん)

2022-11-11

ああ、安らぎですか。輪廻転生は仏教用語なのかもしれませんが、日常でも普通に受け入れられている用語なのかもしれません。 (母とひなびた中華屋で)

2022-11-10

布施と言う名前が唐突に出てきた感じを受けました。生保的な文脈ですね。俗語で生ポと言うらしいですが。布施さんが生活保護受けている五十路のおじさんなのですね。唐突に出てきた感じが詩なのかもしれません。 (炊き出しヴォランティア)

2022-11-10

ああ、ああ、ゲーテの色彩論でしたか。 (実存即自損 (jitsuzon soku-ji-son))

2022-11-10

ああ、ああ、リアルな人と言う意味ですか、分かりました。 (さくらねこを100円ショップで売る方法)

2022-11-10

投票し忘れていたので、再コメント投稿します。 (論理通勤過程論考1)

2022-11-10

JRですね。Suica。JR東日本。ゲートを選ぶ権利。朝の出勤風景か、学生の登校か、様々な事が思い浮かびました。 (論理通勤過程論考1)

2022-11-10

ひろゆきさんと言うのが西村さん?かと思ったのですが、沖縄問題はデリケートだと思いました。だから詩にしたのかもしれません。沖縄県知事選と言えば、大政党が軒並み介入する感じで国政にも影響を与える事が多いそうで、玉城知事など、問題は山積だと思います。日本国民の分断はちょっと大袈裟かもしれませんが、有り得ない事でもないと現実感があると思いました。 (沖縄もとい日本そこにある危機)

2022-11-10

ダンスのステップ、咳と言うのか、しわぶきと言うのか、くしゃみでしょうか。この場?出会いと言うのか、譲られる場。「タタ」や「タタッ」と言うのはダンスのステップと言うよりは、通りすがりのユゴーの足音だと思いました。 (さよならマイコー)

2022-11-10

ほばさんコメントを有難う御座います。ああ、推薦文に対する投票は推薦文が推奨して居る詩作品に対する投票とばかり思って居ました。二票入って居ますね、今見ると。 (詩を支配している静謐。)

2022-11-05

宇宙交信じみてきますね、ハロウィンも。最新なものや斬新なものほど、古代的なもので根拠づけられるのかもしれません。 (ハロー、ハロウィン)

2022-11-01

洪水と言えばノアの大洪水を思い出すのですが、ここではあまり言及はないですし、聖書は意識されて居ないのでしょう。初連、二連で、探している。やって来るヘリコプターがあきらめの象徴なのだろうかと思いました。 (氾濫した街で)

2022-11-01

「飢えに見合うだけ食べて」この詩行がいいと思いました。 「もはや夢も現も境はない」この詩行に不安を感じました。 (さえずり)

2022-11-01

詩人ごっこは危ない遊戯の様にも思えました。この詩を読むと、詩の産婆師が現実なのでは無くて、現実の産婆師が詩や詩作なのではと思えてしまいます。「蝶」は現実そのものなのかもしれません。胡蝶の夢の様に。現代では助産師と言うのだそうですが、恋愛遊戯は詩作そのものに思えてきます。 (ぼくは詩人ごっカー)

2022-11-01

物質的な汚染物質、言葉の暴力的な汚染物質を言って居るのかもしれません。「欲求の糧」がしみいりました。 (狼煙)

2022-11-01

類さんコメントを有難う御座います。そうですね、詩を書く上での条件ですか。マインドマップと言う言葉は初見で、ああ、調べて見たらトニーブザンなどいろいろと出て来ました。詩を書く上での条件は決めて居ない事が多いですね。勿論理解を求めて居ないなんて事はないです。扉の厚さですか。確かに、固く閉ざされた扉など、越えた所で書いて居るのかもしれません。それが吉と出るかは分かりませんが、とにかく純粋に読んで頂ければ有難いです。 (牛と叔父さん)

2022-10-27

シャインマスカット狩りさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、接続詞が全くない。サンボリスムと言うのかシンボル、象徴ですね。暗示とハッタリ見たいな言葉を太宰治は如是我聞と言う作品で、志賀直哉に対する批判に使っていたような気がするのですが、詩と小説では全く違うような気がするし、全体としての外観と言うのか、そんな感じのことかもしれないと思いました。 (来期)

2022-10-27

いえいえこちらこそ、コメントと言うか、論評した甲斐が有りました。 (詩を支配している静謐。)

2022-10-27

ふと、プロメテウスを思い出したのですが、この詩では、あまり問題になって居ません。「あなた」は何を見て居たのか。詩に書いてある通りだと思うのですが、さかなであるおれは鶏に啄まれている。呼吸を奪われて。朝の幻覚を見ていた「あなた」を神ととるのか、どうとるのかで評価が分かれると思いました。 (朝の幻覚)

2022-10-20

音階で会話している。ドレミ男の特徴の一端が分かりました。何でも音符にちなんで返すのはある意味難しい事なのかもしれません。 (奇妙なドレミ男)

2022-10-20

お星さまと言うのはもしかしたら、死後の事を行って居るのかもしれません。いつも笑っていたと言うのは、事情を知らなかったことを言うのか、陽気生活を送って居た事なのかと思いました。 (これから)

2022-10-20

海を山を鳶が飛んで居るのを飽かず眺めた事が有ります。港が無いためか、カモメがいなかった。余計に鳶の比重が高まります。鴉や鳩や燕も居たのですが、鳶は自宅にいたのでは拝めないので。さらに鷹ですね。私は鳶で満足したのですが、鷹ともなると動物園にでも行かないと拝めないのかもしれない。この詩では格言と言うのか中国の古い故事にちなんで居るのかもしれません。誰と歩いたのか、笑った記憶。当たり前であることに対する驚異でしょうか、この詩は。 (コンドルは飛んでいない)

2022-10-20

~が必要と言う最後の連も印象的なのですが、やはり最初と最後にも出て来る、此処は眠るための部屋と言うフレーズを考えなくてはならないでしょう。思わずタイトルであると思ってしまったのです。タイトルは「ホテル」。ある意味眠るための部屋と言うのは、当たり前のことを、客観的な事実をただ言って居るだけの様にも思えるのですが、「ホテル」と言う場所を考えると、様々な事を空想してしまいます。ビジネスホテル、ラブホテル、観光名所に近いホテル、海や山に近いホテルなど。そして二連目の貴方が此処(ホテル?)へ来た目的などこの詩の記述に即して考えても、様々な空想が湧きます。詩と言うのは汲めど尽きせぬ泉なのかもしれません。 (ホテル)

2022-10-20

花咲か爺さんの気分で。ここに惹かれました。煙草と繋げるなんて。煙草嫌いを忘れて執着したのでしょうか、煙草に。サヨナラとイコールであるかのようなタバコ。サヨナラハジメマシテ。「テ」が「タ」になる終りの方。独特の味わいが有ると思いました。 (さよなら、はじめまして)

2022-10-10

不快なのは、私と彼女と猫の三角関係から来るものなのかもしれませんが、この詩では「あいつら」の存在がキーとなるようです。あと「香り」ですね。物に対する八つ当たりは、さらに自己嫌悪が深まっただけなのかもしれません。 (金木犀)

2022-10-10

じわじわ怖さが伝わって来るような。三途の河原でしょうか。コーヒーも表記上ちょっと分かり辛かった。死神的な概念も思い浮かびました。 (キウボ(ジヤツカンメイ))

2022-10-10

ダブルインカム、共働きなどと悠長なことは言ってられないですね。夫が、男が家にお金を入れない。母の妻の頭が下がるほどの、仕事ぶり。この詩では、仕事は明かされて居ませんが、花にまつわる話題がウエイトを占めていると思いました。「愛」の回顧。河島英五。そんな中で、コスモスは凛として秋に咲く。コスモスの謙虚さを思いました。 (コスモス)

2022-10-10

後門交渉は肛門交渉でしょうか。面白いな乗りですね。虚構性の高さは、詩価を高めるのかもしれません。名前の通りの行動パタンを示すのですね。ステレオタイプな、よく知られている、誰でも知って居る様な性的な事を話すのでしょう。結婚式場でのアルバイトとの掛け持ち?も上手くやって居るそうで、私はそこを止めても彼は止めない。「らしい」がどんなニュアンスか、読むたびに変わると思いました。 (言葉的に正しい性交渉)

2022-10-10

最後の短歌が極めて印象的ですね。杜子春と言う嚏。確かにそういわれて見れば、説得力があります。 (すみません。短歌です。(杜子春、その他))

2022-10-10

拾った貝殻が象徴的ですね。貴方の存在。自己憐憫だと言う声。もしかしたらこの詩の登場人物は、神を意識して居るのかもしれません。もう一度生きながらえる、こんな詩行にははっとします。笑顔で老いて行くと言うチョイス、選択と言うよりは現実そのものなのかもしれませんが。 (終着点)

2022-10-10

ああ、モモが、時間泥棒が出て来る。少し昔を懐かしく思いました。しかし今でも読まれていますね。終わらないのは不安だけだろうかと思いました。もしかしたら、希望に不安を見出して居るのかもしれません。だとすると何か不吉な事の契機を警戒して居るのかもしれないと思いました。存在の不安は、ワールドワイドなのだと思いました。 (匿名)

2022-10-10

ああ、迂闊でした。「しまい」とタイトルに有りますね。変な勘繰りでした。 (しまい)

2022-10-10

私の読み落としかもしれませんが、恐らく、近親相姦でも、姉と弟と反射的に考えて仕舞うのですが、もしかして姉と妹ではないかと私は考えて仕舞いました。私の世見落としで、弟であることを示唆する描写があったのかもしれませんが。 (しまい)

2022-10-10

人生のイメージがどう作用するのかは分かりませんが、少なくとも現代詩においては切実だと思いました。解釈の問題があるからです。そうやって考えると 「誰もが人生の従業員である 叩かれても叩かれても飛ぶ微小な虫のよう コンビニの建物みたいに平たい物腰」 この連が印象的で、キー連だと思いました。 (人生のイメージ)

2022-10-10

居ないのが死んだからなのか、もう会わなくなっただけなのか分かりませんが、「もう居ない」や最後の三行が気に掛かります。去って行っただけなのでしょうが、勘ぐれば勘繰る程ミステリアスで。 (かりんちゃん)

2022-10-10

タイトルも面白いと思ったのですが、「ヒト」とは他者の事であろうかと思いました。他人と書いて「ひと」とルビを振る感じだと思うのですが。 (さくらねこを100円ショップで売る方法)

2022-10-10

大林 満さんコメントを有難う御座います。谷川俊太郎氏の詩集でしょうか。ミート君と言えば、松島みどり氏が今年に亡くなって居るのを今日知り哀悼の念が湧きました。キャンディキャンディの主人公の声もやって居たそうで、南の虹のルーシーの主人公の声など、常に他分野に対する意識が詩に資する契機を考えています。分かり易さは詩を豊潤にするわけではないかもしれませんが、詩の表現の面で参考になるものだと何時も思っています。 (トイレ)

2022-10-09

大林 満さんコメントを有難う御座います。ああ、精力的ですか。そうですね、どんな内容が詩の背景となるかは重要なので、今回のスイミングの様に、軽く触れるだけに留める事がよくあります。でも詩作後に詳しく調べて見る事はよくあります。今後の詩作の深化の為ですね。 (来期)

2022-10-08

室町礼さんコメントを有難う御座います。ああ、新鮮と言う事で言えば、鮮魚の事を思い出します。この詩とは関係がないのですが、スイミングと言えば、泳ぎの名人、魚が思い浮かぶので。そうですね、感性は文芸の諸家が大いに考察していると思うのですが、この詩に即して言えば、「ヒーロー」と「会長」の相関関係に感性の核心が存すると言う事だと思います。「我ら」が感性を見詰め居て居るのだと思います。 (来期)

2022-10-08

肉片の意味は、と思いました。死後であろうか、「美しい過去」の意味が浮遊していると思いました。 (スクラップ)

2022-10-08

パピルスから技術革新を経ての時の流れの中で、いろいろなところで本が読まれている。今ではテキストファイルでも読むかもしれず、そう言う事から来ると破損など、大昔では想定出来ぬほどの現象も有る。最初の連で出て来る盛り上がる大地の肛門が印象的でした。 (浩瀚)

2022-10-08

シリウスのところが若干冬支度と言うのか、冬を示唆して居るのかと思いました。 (秋愁)

2022-10-08

人物評ですね。しかも元カノ?でしょうか。回顧録なのかもしれませんが、丁寧な回顧だと思いました。木漏れ日の様にという実感に嘘は有るまいと思いました。 (凡庸な自分と、凡庸な彼女)

2022-10-08

最後の二行がいいと思いました。空手初段、押忍。落ちと言うよりは、総括の様な、詩の締め、最後に相応しい、内容簡潔さだと思いました。 (炎 大林 満)

2022-10-07

凧ですね。粋な計らいだと思いました。 (青空へのプレゼント)

2022-10-07

ナルキッソスの物語と言うのか自分の顔に恋したのか、身投げでは無いと。タイトル通りの「水仙」と言う実在する花。水に映る自分の姿にと言うギリシャ神話なのか、ちょっと忘れましたが、後半独特の話になって居る様な、「ドリップ」など血管を駆けめぐるなど、詩想で、大いに参考になると思いました。 (水仙)

2022-10-07

ショートケーキの日と言うのが謎ですね。プライベートなそれなのか、それとも、個人的な日なのか、公的なものなのか。未熟なレタスと言う言い方にも惹かれました。 (Docker)

2022-10-06

夢破れて山河が有りではないですが、大きな夢は人を成長させる側面が有るのかもしれませんが、失望も大きいでしょう。この詩では、夢の儚さを言いながら、それはそれでいいじゃないかと、現実を肯定する強い詩だと思いました。 (夢の墓場)

2022-10-06

認識に対する考察ですか。認識を通じての成長。過去の新幹線や駅の思い出や認識。誤りではないと言う確認。最終連の白蝶を通じての認識レッスンが印象的でした。 (駅前の認識)

2022-10-06

実際に詩を読んで見ました。先月の作品ですね、読み漏らしていたのを迂闊だと思いました。 (懺悔 ─対他から対自へ─)

2022-10-06

正確な時間表示。(緑)(赤)が続くと思ったのに、色の連続のパタンが崩れ、(青)(赤)や(青)(橙)はまだまだパタン的なのですが、(黒)が出て来たり(紫)が出て来ると崩壊してきているような気がしました。そして色彩喪失ですね。そのあと神様の思い出と言うのか、子供時代に高熱を発した時の、神秘体験が語られ。宗教的な体験と言うのか、喜びの根源を見出した喜びでしょうか。 (実存即自損 (jitsuzon soku-ji-son))

2022-10-06

ベルグソンはないはないと言ったそうですが、この詩では「無い」事の哲学的考察ではなさそうです。 「きっと何もない方がいいんだろうし」 このセリフと言うのか詩行は諦めだろうか、ボヤキだろうか、いやそうじゃないはずだと思いました。 (I have nothing to…)

2022-10-06

あわび、確かに旅行にでも行かなかい限り、食べない類のものですね。アサリのクリームチャウダーやあわびのクリーム煮など具体性の上に顕現する詩性が有ると思いました。季節は秋。冬の訪れが望見されており、朧月や黒猫、鈴虫、秋澄むなど、のちには巡る季節が女神に仮託されている。求め、居続け、持ち続け。帰ってくる愛が輪廻転生のようでした。 (母とひなびた中華屋で)

2022-10-05

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。戦争。神を鎮めたり、神を祀ると言う流れから、ある意味如何様にも解釈できると言うスタンスなのですが、一応、大林さんのコメント返しでも、少し言及しましたが、日本書紀や古事記などに出て来る神々、古墳などの知識に対応した、公共性の高いものと言うニュアンスで、「ラッパ」を出しました。なので「ラッパ」はパブリックそのものではないにしても、パブリックに非常に近いものを表徴していると思います。 (男と相談して)

2022-10-05

Snydamさんコメントを有難う御座います。雨の根や虹の根は詩の中では戦争の原因と断言していますが、多様な解釈が可能だと思います。そうですね、祝福のラッパなら素敵だと思います。「男」は信頼できない語り手なのかもしれませんが、決して、断言について来いとは言わないタイプだと思います。 (男と相談して)

2022-10-05

大林 満さんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、「男」と言うのは神を鎮める男。祀る相談と言うのですから、古事記や日本書紀、古墳の知識など、日本の神々に付いて詳しいと言う前提です。もしその前提が崩れれば、「男」は不要と言う事です。 (男と相談して)

2022-10-04

湖湖さんコメントを有難う御座います。概念的ですか。その方が詩作し易かったのかもしれません。硬い印象が免れず一長一短なのかもしれませんが、「ラッパ」でほぐし得ていたのであれば僥倖と考えるべきなのか、判断に迷いますが、詩のイメージの検討と言うのか、発想の転換が必要なのかもしれません。 (男と相談して)

2022-10-04

柳煙さんコメントを有難う御座います。毛根とは的確なヴォキャブラリーだと思いました。忘れて居ましたね。毛の穴、毛根。男根、神話、女陰など。インド神話を思い出します。業務用のおやつであれば大量発注でしょうか。変身と言えばカフカを思い出すのですが、カフカ以後ではウルトラマン、仮面ライダーや戦隊ものでしょうね。あくまでカフカに拘れば、ユダヤ人問題、ナチスなどでしょうか。 (男と相談して)

2022-10-04

「異性としては見ないとの暗黙のメッセージ。 その仄かなる反転の予兆が」 同志的な交誼を結ぼうとするメッセージなのかもしれません。地理的に近い空間と言うのは、案外、都道府県単位で、意外と距離が有る中、研鑽を誓って居るのかもしれません。 (あなたのその なだらかなほうれい線に)

2022-10-01

大林 満さんコメントを有難う御座います。コーヒーは飲むことによってさまざまな事を思い出すのですが、コーヒー自体が品種が多くて、想起はほどほどにと常々思っていました。単純に紅茶やお茶は、お茶はともかく、紅茶は本当にめったに飲まないので、何か諸元的な恐れの感覚があったのかもしれません。ヨーヨーマはそうですね、チェロ奏者、たくさん録音がありそうなのですが、チェロの演奏以上に、人物そのものに迫ってみたいと言う欲望があったのかもしれません。その中でコーヒーの味が浮かび上がればと思っていました。 (コーヒー)

2022-10-01

てんま鱗子(揶白)さんコメントを有難う御座います。白抜き、硬度ですか。最初の二行の事かもしれないと私は推測するのですが、心の痛みとなると、この詩全般に言えるのかもしれません。中華の炎と言うと、俄然、中国料理、中華料理を強く想起するのですが、天罰となると、解釈の幅が広そうです。義和団の乱のときや白蓮教徒の乱、東学党の乱など、宗教の力をまざまざと思い知らされる現象は多いので、多様性の中で、ダンテの神曲は可能だろうかと時折ふと思ったりします。 (コーヒー)

2022-10-01

蒲公英の事をダンデライオンと言う事を思い出しました。人によっては太陽になぞらえる人も居るのかもしれませんが、現在は西洋蒲公英と言って、花期が長いそうで、4月から11月とか言っていますが、実際は冬にも咲いたりと、単に、狂い咲きとは言えない側面もあるようです。この詩では想起の力でしょうか。秋に思い出す蒲公英とは、該当する内容、対応するものを思い浮かべられないのですが、確か、家の近くで咲いて居る蒲公英、西洋蒲公英だろかを、見たのを思い出しました。 (タイルのすきま)

2022-10-01

stさん再コメントを有難う御座います。役に立つ詩ですか。抵抗が立ち塞がりと言う事であれば、詩的感興の中断を意味するのかもしれませんが、フィクションとは言え、もうちょっと配慮が必要だったのかもしれません。私自身は、紅茶やお茶に対して偏見を持って貶めようとした意図はなかったと断言できます。決してコーヒー党ではないですし、ただ、コーヒーを飲んだ結果生じる、寛いだ感じ、ゆったりとした感じには注目して居ました。ですので、特定の内容を貶める意図はなかったのですが、「コーヒー」と言うタイトルも含めて、主要事を盛り立てる為、そのプロセスの中で、そうではないものに対する配慮が足りなかったのかもしれないと思いました。 (コーヒー)

2022-09-28

類さんコメントを有難う御座います。時事的な話題ですので、私自身もロシアとウクライナの事は強く意識したのですが、アインシュタインは意識して居なかったです。アインシュタインの予言ですか。これだけ文明の発達した20世紀21世紀で、石と棍棒での戦争とは興味深いです。そうですね、強度の事は考えて居なかったのですが、ペンは剣よりも強しではないですが、白い心は石よりも硬いと。硬いだけでは無くて、石よりも「致命的な」ダメージを与えると。唯一の希望としてと言われると「致命的な」部分の解釈が、また新たな詩を生み出すのではないかと思いました。 (白い心)

2022-09-28

ハトメ封筒は使った事が無いのですが、パスポートの擬人化や、犯罪の擬人化などは面白いと思いました。間借りする処女とは幻想性が高いですね。存在しない化粧と言うフレーズの必然性を思いました。許されざる破廉恥と言うフレーズは第3連の間借りする処女の連に対するアンサーフレーズなのかもしれません。 (浮遊葬)

2022-09-25

stさんコメントを有難う御座います。ああ、でっち上げと言うのか詩的韜晦ですね、紅茶やお茶を飲むと唖になると言うのは。ちょっと心苦しいのですが、自分を起点としてと言うのか、私自身の虚構なので、情報源はないですね。ネットで調べても出て来ないと思います。そうですね、中華料理、コーヒー、チェロと言うのは詩的な滑らかさを意識したのかもしれません、イメージ的に。 (コーヒー)

2022-09-25

Queenが死んだ日に虹が出たとは知りませんでした。エリザベス2世の事でしょうか。他所の国はイギリスの事だと思いました。 (パイナップル アワーズ)

2022-09-25

草や野良猫、カツアゲらしき記憶。庭に何もない、除草剤の作用。自分の決意、意志の発露は全てを解決する訳ではないのかもしれませんが、その発散が次に繋がる契機となるのかもしれません。 (金木犀)

2022-09-25

忘却とは何なのかとこの詩を読んで考えさせられました。貴方や車の存在。生きる意志、それらの物がこの詩を構成して、励起されていると思いました。 (枯れ)

2022-09-25

何となく浜崎あゆみの「エム」のフレーズ、始まりは意味もなく始まり、終わりは訳を持つみたいなフレーズを思い出しました。大雑把な引用ですが。もしかしたら煙草の箱の肺がんにかかるリスクのメッセージにかちんと来ただけなのかもしれませんが。あ、煙草嫌いなのか、と最後の詩行が妙に印象的でした。 (さよなら、はじめまして)

2022-09-24

イメージが奔放でありながら、一定の節度のもとに統帥されていると思いました。それは写真にもあるように、海や灯台のイメージなのかもしれません。スノーグローブのイメージ。血と雪。北方帝国を夢想して居るのかもしれません。「僕ら」の沙汰。沙汰が左右するものは何か。「狂気」には内実があり、決して血に飢えたオオカミみたいなイメージばかりではないと思いました。少年が寝転がって手にしているものは何か、デジカメか、手鏡か。意外と化粧道具の類なのかもしれません。 (magic boy magic world)

2022-09-19

妻咲邦香さんコメントを有難う御座います。透明色などと言う色はないでしょうが、白色の後に控えて居るのは極めて虚構性の高い色が想定されると思います。年齢すら消えてしまう様な透明色を私は思います。確かに年齢しか残らなければ、矢は刺さらない。それでも考えて仕舞う年齢すら隠ぺいしてしまう透明色。トランスペアレントと言うのですか、透明色の魅力について考えて仕舞いました。 (白い心)

2022-09-19

「ネットとリアル」 ウヨウヨシテ居るネットウヨ 雨が降って居る 犬が野ぐそをしている 道路のアスファルトが匂って来た 私はアイスクリームを買いに コンビニに出かけた ネットの詩作を中断して ネットウヨとの論争を中断して コンビニへ アイスを買いに ベルギー産チョコレートが挟まれて 岩塩が混ぜられて ビスケットで上下を抑えられている アイス ネットウヨたちにも分けてあげたい あなたにもチェルシーあげたい見たいなのりで 独り言つ まさに自宅と言う現場で 私は死んで居るのかもしれなかった (B-REVIEW 9月のお題詩「ネットとリアル」×「カタルシス」)

2022-09-19

ちびまる子ちゃんの吉川みどりちゃんを思い出したのですが、あの話では実は親戚の子では無くておじいちゃんの友達の子か孫だったようだし、シチュエーションも告別式では無くて、単に新年の親族の集まりでした。知るのではない 感じ取る。リアルなものを写した写真に対する疑問、子供の成長。詩に心理が感じられて、親子親戚間の、機微を,空間をは把握して居るのだと思いました。 (知りたいわけでもないという態度について)

2022-09-17

幽体離脱とはちょっと違う様な気がしました。この詩では自分の死体を前にしているからです。死の直前の意識だろうか。考え方によっては緊張感のあるシチュエーションだと思いました。「命が巡る」。この発想には山川草木悉皆成仏みたいな発想があると思いました。自然との共鳴があると思いました。生命の連続、個人が滅んでも、人類と言う、種一般としては続いて行くという確信。その確信にかける情熱みたいなものが内包されて居るのかもしれません。 (夢見る弔い)

2022-09-16

yamabitoさんコメントを有難う御座います。そうですね、理解できるストーリーと言うか、詩的展開、詩想ですね、などは常々心がけて居るのですが、詩的異化をも考えると、どうしても分かり易さを減殺してでも冒険的な表現、展開を求める場面が私の場合多いのかもしれません。しかし今回の場合、詩読者の理解が伴い、それは膨大な喜びです。今後の詩作に資すること大だと思いました。まとまっているですか。いい意味で緊張感が伴うと思いました。詩のまとまりが意識できれば、詩語にも張りが生じると思うからです。 (白い心)

2022-09-11

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。カラスが地下三階にと言う発想は、恐らく、短歌で、百貨店の中のイベント会場に登場した動物を巧みに表現したものがあって啓発されて影響を受けたのかもしれません。この作品では地下三階の駐車場にカラスなので、驚きと言うか、異化と言うか、驚異ですね、胸躍るような効果を自分でも期待したのかもしれません。 (忘却と驚異)

2022-09-11

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、そですか、偶然合ってしまったようです。この詩でのメイン主題から言うと年齢は枝葉末節な問題なのかもしれませんが、いや、そうでうないですね、私はある直感から、この年齢を出したのかもしれません。矢、氷、壁、戦争、石、白い心、トータルな判断は、社会の核心を掴もうとしたのかもしれません。 (白い心)

2022-09-11

大林 満さんコメントを有難う御座います。そうですね、白い心は誰もが持つ心なのかもしれませんが、発現して居ないことが多いと思うのです。この詩ではそんな心が詩の中でどのように作動するのかを試したのだと自分では思っています。命と言うたましいですか。恐らく我々はこの世の中で自分の魂が蚕食されている状況に脅威を感じて、手立てを講じると思うのですが、上手くいかない場合が多い。そういう場合に意識するのがたましいだと思うのです。たましいを意識するのは難しいと思うのですが、危機的状況以外でも、文学作品を読んで居たり、現代詩を読んで居たりすると感じられることが多いのかもしれません。 (白い心)

2022-09-11

夕焼けから渡されたバトンで、うまれたばかりの一日が始まると言うのが新鮮でした。むしろ一日の総括を渡されて、次の日が始まって居るのかもしれません、私なりの解釈ですが。 (道)

2022-09-10

メタバーストは?とか二回三回と読みたくなる詩ですね。読むたびに印象が変わる詩と言うよりはむしろ理解が深まる詩なのかもしれません。仏教の親鸞、法然、現代の梅原猛、そしてアニメと組み合わされば、望むところよと何か詩読みのパワーが、意欲が身ぬちより沸き上がって来るような気がしました。 (メタバースと二種回向)

2022-09-10

詩作の工房の秘密を解き明かして居る様な詩ですね。作者の心情まで浮かび上がっているようです。遂に神様に祈るのですが、その過程がユーモラスだと思いました。 (見えるものと見えないもの)

2022-09-10

夫婦で飲食店をやっているのかもしれません。身体的コンプレックス、病変の予兆、現実は素材に転移して居るほどなのかもしれません。調理するために使う調理道具にも詩の命があると思いました。 (店主のおまかせ定食)

2022-09-10

星の名に対する批判、自分で莫迦だと反省する。馬鹿では無くて莫迦。仏教的で、宇宙的で。夜を越えられないと言うのも反省と言うか、内省なのかもしれません。 (夜)

2022-09-10

初っ端から、実存、啓蒙、思想の定義が出て来たようで、詩ではないような意識にさらされて、警句の様な、サタイアの様な、芥川の侏儒の言葉の様な、正しさを知るには、緊張感を高めるには、育むには。愛想が要る。外枠の大切さ。「月」の章ではサバイバルを説いて居る様な。自然が詩を促して居るのだと思いました。 (好きだと云うこと)

2022-09-10

短絡的には、ゴッホを思い浮かべ、実際、詩を読み進めて行くとゴッホの名前は出て来るのですが、そしてコクトー。ゲバラの名前はそのまま出て来る、幻想的な内容ですが、コクトーの名前は最後まで出て来ない。実際、コクトーのあの短詩、発想としては昔からいろいろな人が同じ発想で詩作して来たのかもしれませんが、未婚の叔母さんが主人公格で出てくるこの詩の中で、スフィンクスも結構な存在感。それこそインチキな答えこそ、少年期、青年期の真心の発露だったのかもしれません。 (耳鳴り)

2022-09-09

文語調、荘重調。国家の解体的な夢は、吉本的には幻想なのかもしれませんが、夢想は花を持つと思いました。それこそちょっと前の時代の、議会停会(戦争前や戦争中)、ベルリン空輸(これは戦後か)すら思い浮かび、果ては日本の皇室制度への軽いジャブ。キリスト教から始まって、資本崇拝の展開は、マックスウェーバーやその著作、「確実と宥め」では国家ではなくて、酷夏。暗殺事件を契機に、無秩序状態が招来したともとれそうです。「晩夏些事」は鎮魂、哀悼の変形であろうか、非常事態宣言的なものが、コロナ以外の文脈で出て居る様な。 (晩夏些事)

2022-09-09

結果として13月、12月、11月の順に読んで来た事が良かった事なのかどうかと思いました。読み不足と言う事も有るのかもしれませんが、自分的にはこの11月の詩が、西暦何年と言うのも有るのですが、一番安定しているような気がしました。 (詩の日めくり 二〇一八年十一月一日─三十一日)

2022-09-03

12月3日の蚕のエピソードは子供の感受性を育むのに有用だと思いました。 12月4日のエピソードは時間に対する復讐であろうか。寛いだ感じはするのですが、外枠が歪むと下品な内容や、変なラップ?みたいなものが頻出するような。 12月5日もユーモラスで、死ぬまでに読みたい本では無くて、読むまでに死にたい本と。でも源氏読まずばの格言は藤原定家だったように思います。勿論、塚本邦雄は藤原定家に対する並々ならぬ関心、と言うか彼を対象にした小説も書いている感じで、ほぼ一体化している感じはあったのかもしれませんが。 (詩の日めくり 二〇一八年十二月一日─三十一日)

2022-09-03

最初の方の金魚と近所のくだりが印象的でした。詩と散文のあわいの様な。途中ロバートバーンズの引用などがありながら、詩論は独自のものを出して行こうとして居る様な。ある意味、詩になる前や言葉以前の状態を提示しつつ、詩の雰囲気を醸し出そうとしているのかと思いました。あくまで推測ですが。13月と言うのは一つの戦略なのかもしれません。もしかしたら2月の閏年だと29日まであると言うのを4年に一回12月までではなくて、13月まであると言う発想なのかもしれません。実際旧暦だと閏月と言うのか、月を一つ増やすと言うのをやっていたみたいです。その場合は潤(うるう)を付けて、数字自体を増やすことはなかったみたいなのですが。閏月を設けて、同じ数字の月が二回ある年があったそうなのですね。 (詩の日めくり 二〇一八年十三月一日─三十一日)

2022-09-03

ふと青い鳥を想起しました。「白百合」は何かの象徴、純白では無くて、この詩では美しさ、意外と派手やかなものなのかもしれません。 (雑念を去る)

2022-09-02

満月は触って来るからというのは清新な表現だと思いました。私が私であると言う事から来る違和感、自同律から来る違和感は多いと思います。しかしそう言った考え方は先験的な私イコール私を疑わない。外が言う私のカテゴリーを疑わない。「僕って何」が無い。そう言う点で、最後の行は真摯だと思いました。 (満月)

2022-09-01

占いですか。アカルイミライ、アカルイ二ホン。転職問題。アパレル店員から占い師へ。お腹の中に仕舞われた宇宙が占いの糧になっているのかしれません。 (転職)

2022-09-01

前のムー完全版も読んだのですが、千原ジュニアやスキューバダイビング、そして大阪と、ここのコンテンツと読み合わせて、学習の機会を与えられたような気がしました。「ムー」とは何か、千原ジュニアであると言う言及を越えて、探求して居る様な、そんな気がしました。 (後編)

2022-09-01

昔あったアニメじゃないと言う歌詞で大変印象深かったガンダムの歌、調べたら「機動戦士ガンダムZZ」の前期OP曲「アニメじゃない -夢を忘れた古い地球人よ-」だったのですが、を思い出しました。 「こんなモノ、詩という選民の高尚な芸術じゃない」 この行からの発想なのですが。もう少し精読できたらと思える詩でした。不動産業の勧誘が印象的だったのですが。 (燃えるトラウマ)

2022-09-01

文語、口語混じり、「朝餉のほど縊る、」など縊るですか。「列を作って対ぶ」の対ぶは読み方すら分からずお手上げなのですが、縊(くび)ると言う読みと意味は分かっても、フレーズ全体として何を言わんとしているのかと言うとちょっと立ち止まらざるを得ない。 「ヲ嬢サン」という表記は歴史的仮名遣いを意識したのかもしれません。「氷点下の列車」と言うフレーズではシベリア鉄道を想起するのですが、この詩の中ではどうもそうではなさそうです。「かみの維」は恐らく復元と言うのも可笑しいですが、繊維の事だと思うのですがちょっと自信がありません。それと物や背景が人格を持って居る様な感じを持ったのですが、闇が言ったり、紙飛行機が口遊んだりなどの箇所からです。詩としての重力が感じられる詩だと思いました。 (解体品)

2022-09-01

反省の弁が多いのですが、矢張りタイトルの単語「裏味」。この単語の意味がこの詩の鍵を握って居ると思いました。 (裏味)

2022-09-01

天使の抜け殻とは、言葉そのものが印象深いと思いました。羽を失ったと言う表現が有ります。もしかしたら自分と言う天使が脱皮した後の抜け殻だったのかもしれません。 (いつか、幸せに)

2022-09-01

薄楽さんコメントを有難う御座います。地下三階は普通に駐車場として有りかなあと思いました。鴉の侵入はありがちな事だと思ったからですが、詩で鴉を持ち出すと、象徴的な意味を持つことは避けられないので、自分で言うものなんですが、鴉を持ち出したのでは英断だと思うし、それなりの効果は考えて居ました。 (忘却と驚異)

2022-09-01

湖湖さんコメントを有難う御座います。言葉足らずとグッドチャレンジですか。そうですね、この詩は初めから短くしようとしていた意図があったのかもしれません。果敢な試みがいい詩に繋がると思うのでチャレンジだけは止むことなく継続していきたいですね。 (異臭と汚れ)

2022-09-01

薄楽さんコメントを有難う御座います。ううむそうですね、言葉を分娩する以前ですか。詩作に苦悶が有るとすれば、やはり言葉の使用ですね。どんな受け取られ方をするか、そんなこと考えたら、萎縮して出るものも出ない。なので分娩どころか、もっと手前の段階から喘いでいる感じです。いい言葉出よと言った感じですね (異臭と汚れ)

2022-09-01

羽田恭さんコメントを有難う御座います。ああ、返詩とは刺激を貰えるようで、励みになります。牛飼いと言うと伊藤左千夫を思い出すのですが、人口に膾炙した牛飼いの短歌、しかし矢張りリアルには麦稈とかサイロとか、人手不足、飼料の原料値上げなど、産業構造の違いや、牛飼い産業そのものから来る、問題も考えなくてはならないし、深刻に考えれば詩作に資するような気がしました。 (異臭と汚れ)

2022-09-01

日崎修一さんコメントを有難う御座います。ああ、呪いですか。鶏糞牛糞は重要なタームだと思って出しました。透ける、血など、呪いが感じられる要素が強かったのかもしれません。あと詩の短さはあまり意図したものではなかったのですが、簡潔にと心がけた結果なのかもしれません。 (異臭と汚れ)

2022-09-01

大林 満さんコメントを有難う御座います。ヌードは出歯亀との組み合わせで出しました。そうですね、有名な事件なので中和作用が有ると思いました。と言っても明治時代の事件なので、あまり知られていないのかもしれません。ヌードは物議をかもしやすいのですが、避けては通れない概念で、恐らくヌード的な課題は何か別の物に置き換えられて、進行して居るのかもしれません。そんな世界を信じられるかどうかはそれこそ難しい課題ですが。 (蓋)

2022-09-01

「ビニール袋越しに滴る缶ビールの汗が太腿に垂れて、」 こう言う感受性がいいですね。散文的な体裁をとっていますが、実際は詩なのだと思います、この作品のセンテンスの内実は。 (墓参り)

2022-08-26

大林 満さんコメントを有難う御座います。そうですね、人生、ライフ、ライフと言うのは命と言う意味もあるそうですが、ライフイベントと言う言い方も最近ではするそうです。言葉は伝達する手段としては最良のものかもしれませんが、欠点も多く、詩などは、そのへんの機微に対しても意識が強いのかもしれませんが、表現の行きすぎ、他者に対する配慮など、現実から学ぶべき課題は多く、日々勉強だと思っています。自分に対する人生を考えた場合、その重さに汗顔の至りですが、その一端でも表現できればと思いました。詩で伝える、言葉で伝える難しさを日々思います。 (忘却と驚異)

2022-08-22

薄楽さんコメントを有難う御座います。家になされている蓋と言うと屋根ぐらいしか思いつかないのですが、もうちょっと理念的な蓋、もしかしたら包み込むようなものを想定できるのかもしれません。暴かれるべきは不正では無くて、もちろん不正は暴かれるべきですが、現象によっては暴く優先順位を間違えると迷宮入りしてしまう危険が有るから、不正の背後関係をこそ暴くべきではないかと思料する場合が有るのです。ボブディランは何かじっくり聞くべきもの、ぞんざいに聞くべきもの、どんな聴き方をしてもエートスが問われやすいと思いました。 (蓋)

2022-08-22

正当防衛を貫く潔い態度。格闘家としての矜持、プライド。決して自分の強さを誇示するタイプではないと思いました。 (燃える気持ち 大林 満)

2022-08-21

動画を視聴して見ました。ありがちなシチュエーションに対して、「おっさん」が絶対的な他者として描かれて居るのがいいのではないかと思いました。自分がおっさんと同化する。おっさんなんか知った事かという態度もさりげないと思いました。 (恵比寿のおっさん)

2022-08-21

「羊歯の茂る森では 人は自然の一部であるという」 印象的なフレーズですね。勿論、一番始めの輪郭線の無い肺がこの詩の骨格なのかもしれません。しなやかな指が森のなかで蝶のゆくえを追っている。この詩には幻想では済まないリアルが有ると思いました。 (歩く)

2022-08-21

ゲバラとゴッホが印象的だったのですが、主人公の理髪店を営んでいる叔母さんのインパクトのある嘘や、心情、心の襞が重要なのでしょうね。叔母さんのゴッホに寄せる共感は危険な香りがするのかもしれませんが、極めて共感を呼び寄せるのではないでしょうか。 (耳鳴り)

2022-08-18

意味となる前から、既にタイトルからして意味深長で言葉以前と言う中原中也とは全然まじわらないレヴェルでのまさに原始地球に対する隕石の衝突から海の生成や単細胞生物の発生や、月の生成のジャイアントインパクト説などを想起させます。もっと慎重に読むべきなのかもしれませんが、この詩では「国家」と出て来るだけでも起源への遡行を要請されて居る様な、そんな感じ、印象を受けます。 (意味となる前から)

2022-08-18

何とも不思議なテイストの詩なのです。トラの変身譚はメインではないのかもしれませんが、極めて印象的で松尾芭蕉を感じる事が出来ました。 (旅する為の雑記帳 二)

2022-08-17

神に選ばれた友。私は神のサンダルを借りて本を読む。含蓄のある詩だと思いました。虫を食っていたと言うのをどう解釈するのか、ただのゲテモノ食いとは違うと思うのですが。 (虫食い)

2022-08-17

グリーンスリーブスが効いて居ますね。調子のいい作品だと思いました。五百年前のイギリスの民謡ですか。風に乗ってメロディーが世界に拡散したのでしょう。 (音楽の羽を着て生きる)

2022-08-17

「晩夏些事」を読んで見ました。読んだことのなかった作品だと思います。迂闊でした。独特な言葉遣いで、文極時代から読んで居たのですが、最近の作品ではこう言った調子の作品とは違う調子の作品も書いているようで、比較対象すれば興味深いのかもしれません。 (辛さ )

2022-08-17

カタカナ表記のところを敢えて平仮名表記にする。特にしりあるきらーなどの表記はこの詩のイメージを決定付けていると思いました。あいすこーひーもそうですが、異化効果、違和効果など、詩作者すら予想の出来ない効果を生むのだと思いました。 (revolver)

2022-08-17

陽子さんと言うと作家の村上春樹氏の妻でフォトグラファーの村上陽子氏を思い出すのですが、心中のくだりではどうしても太宰治を思い出してしまいます。借金を踏み倒すくだりなど、譬えると、と前置きがありながら、現実との区別が喪失して居る様な語りぶりだと思いました。久我山など、恐らく、現実の歴史から積み上げられた、イメージが重層的にあると思うのです。久我山自体は東京でしょうが、京都の方と歴史的な繋がりがあって(地名のイメージから)、重層的なイメージが感じられると思いました。 (Leap of faith あるいは)

2022-08-17

リリックが感じられたのですが、稲光と言えば、秋の季語だと思いました。今の時期に合って居る。リリックが感じられる根拠かと思いました。 (いつか、虫になる)

2022-08-12

石を一つ置き残して彼は釈放された 昨日が見失われ明日がかすんで今日しかないのだ この二行、今日しかないという追い詰められた?逼塞間?そうではあるまいと思うのです。「神様」が出て来るのですが、空中浮遊をしたと言う記述もあるのですが、「彼女」「恋人」とは何者なのかと思いました。 (決心)

2022-08-12

おはようと こだまがこたえた この二行から、木霊とは何かを思いました。鶏頭はもう咲いて居ますね、立派な鶏冠の様にはなっていませんが、咲いて居ます。作品の中で鶏頭が出て来ないので、分り辛いのですが、木霊から分かるような気がしたのです。 (鶏頭≒ワタシ)

2022-08-12

人です。ではなくて人れす。ここにも詩が有ると思いました。 (薬罐)

2022-08-10

時事的な話題ですね。祈りの気持ちが暗殺された人の属性に関係なく沸き上がる。詩の原点ですね。虚空に魂は上ったのだと思いました。 (ザザザ)

2022-08-10

よくできた詩だと思いました。心理描写の襞が感じられるのに、いやらしくなく、クーラーの中に居る様な感じだからです。その秘密は人それぞれがそれぞれに解釈が出て来るでしょうから、ここでは公言しませんが、何かこう言う詩の良さが評言出来る事が自分の詩をよくすることにもつながるような、そんな気がしてくるのです。 (熱帯夜)

2022-08-10

動物は基本、服を着て居ないので、自分を動物になぞらえているのかと思いました。でも自分は人間だと言う事が最後の三行に現れて居ると思いました。 (水犀)

2022-08-10

ああ、ココシャネル。つきあいのあった、ナチスの謀略家シェレンベルクを思い出すのですが、やはり常識的にはファッションや香水の方のイメージでしょうね。 (インフォメーション・アナトミー)

2022-08-10

てんま鱗子(揶白)さんコメントを有難う御座います。ああ、キナコを匿って。新解釈だと思いました。強盗か強盗団かは明示しなかったのですが、複数という事も可能性としてはあり得ます。強盗と戦うにはキナコが有効であると言う事が示すと言う方向性が未開拓だと思いました。 (名犬キナコ)

2022-08-10

小夏 渚鳥さんコメントを有難う御座います。そうですね、続きを私としては書かなくてはいけないのかもしれませんが、多分書かないような気がします。書くかもしれません。キナコを活かす詩が、もうちょっとキナコが活きる詩が有ればいいと思っているからです。 (名犬キナコ)

2022-08-10

約束、プロミス、約束の地など。ユダヤの民。この詩では約束の定義を試みて居る様にも見えるし、約束に対する懐疑的な見解を実体験に基づいて述べているようにも思えます。そして世の中に対する批判が、愚かな人ら、人喰いばばあ、子泣きじじいなどに仮託されて述べられている。詩じゃねーなと言う自嘲。トータルで、「約束」が自壊作用を営むことを狙った詩なのかもしれないと思いました。 (約束なんて信じるな)

2022-08-08

無的の人、当てる的のない人の歌とは独特な言い方だと思いました。社会と世界。それらと自分との距離、間合いをはかって居る、考慮して居ると思いました。 (無的の人 - 当てる的のない人の歌)

2022-08-08

あの暗殺事件の犯人の行為を壮挙と捉えますか。事件自体に潜む疑惑から、宗教的原因に至るまで、これから開示されて行くべき要素は多いと思いますが、歴史云々の最後の行に対しては少し懐疑的な印象を持ちました。それこそ歴史の試練にさらされるこれからを考えて、予断を許さないものを持って居ると思いました。 (一弾を投じて名を上げた男)

2022-08-08

われおもうゆえにわれなしはちょっと度肝を抜かれました。かざぐるまは子供のおもちゃなのかもしれませんが、都と言う単語は郷愁を誘いますね。子守歌や民謡が聞こえてきそうです。 (た)

2022-08-07

細腕繁盛記とは全然違うと思うのですが、何となく、朝の連続テレビ小説の登場人物が、ナレーションまでもやり始めたようなそんな印象、ちょっと違うかもですね、メタフィジカルな意識、多分朝の連続小説ではありえない意識、引き立て役云々の部分みたいな意識は。ちょっと前の時代の、竈で飯を炊いていた時代の様な、そんな感じなのかもしれません。或いは大家族的な悲哀、そんなことも思いました。 (店主のおまかせ定食)

2022-08-07

海と貝殻の逆転した発想だけではなくて、最後のマリーゴールドの描写も含めて、 「一粒一粒に 名前をつけてやるつもりで 傘の音を聞いていた」 など、一見突飛な発想に見えても、自制があり、イメージに自省が有ると思いました。 (雨の残像)

2022-08-07

ふと一連目の行為は、お盆の送り火や迎え火と関連が有るのかと思いました。2連目で百合の花が咲き農民が太鼓を打ち鳴らし、虫を追い死の国まで行ってしまう。3連綿と4連目からは祈りが感じられます。命に対する感謝。命賛歌。死者の国で、何か恐ろしい事が有ったことを示唆して居るのかもしれません。 (虫送り)

2022-08-06

自殺のプロセスを書いた詩でしょうか。太陽と海が遺書の紙であるかのような錯覚を覚えました。 (波間の終わり)

2022-08-05

詩のイメージが穏やかで、あからさまな主張をしていないのにすっと読んで居る側に入って来る感じがいいと思いました。 (瞼)

2022-08-05

丸腰の民間人を殺した兵士。命令が言い訳にならない。しかし命令した上官を殺すと言う選択肢は、理屈としてはありでも、心理的には不可能ではないかと思ってしまいます (天秤)

2022-08-03

ああ、そういわれて見れば、足の無い幽霊が転ぶのはおかしいとは、卓見だと思いました。「安心していました」に後悔が滲んで居る様な気がしました。 (一足の幸運)

2022-08-03

うーんどうでしょう時事的な話題。ロシアのウクライナ侵攻は長引くような気がするのですが、詩では禁句でしょうか。コロナ禍の早期終息もやはりタイトル通り「希望」なのでしょうね。 (希望)

2022-08-03

水平線ですね。オールを漕いでいれば、海の青と空の青が混ざるような発想は面白いと思いました。最後の二行も面白い問いかけだと思いました。 (隔てられた青)

2022-08-02

三月ウサギは不思議の国のアリスだったでしょうか。仙波龍英の歌集にも転用されていたかと思うのですが、この詩では死地への道を急ぐ。最後の三行、六十、三十、12時30分が示唆的でした。 (合成波)

2022-08-02

昔の遠い国のお話とあるから、19世紀のロシアだろうかと思ったりしましたが、ニヒリストと言うのか、日本の状況にも重ね合わせる事が可能の様な。黒田内閣の大隈外務大臣に対する暗殺未遂事件とか、今回の7月8日の事件とかいろいろな内容がこの詩を読んで居て去来しました。そうですね、実は本当のところは誰も知らない、そんな感じだと思いました。 (once upon a time)

2022-08-02

ネットで調べると国際法の専門家だそうですが、佐々木浩子。名前の連呼で、当然選挙運動ではないし、よいしょでもないでしょうが、惚れて居るのか、この人にと言う浅はかな考えも浮かび上がって来ました。 (佐々木浩子)

2022-08-02

対句の様な?格言の様な?言い方に少しドキッとします。決して冷たい定言命令法では無くて、優しく教え諭すような言い方が詩に昇華され消化されて居ると思いました。 (ダレハピネス)

2022-08-02

ゴミに換える俺たち。持続可能性でしょうか、サステイナビリティ。エコ社会の難しさを巧みに詩にしていると思いました。 (加水分解)

2022-08-02

うーむデートの場面でしょうか。彼女としか出て来ないのでちょっとわかり辛いのですが、デートの場面は割合普通で淡々と読めました。あと、彼女の良心の事は簡潔に述べられていますね。何度か読みたくなる詩だと思いました。 (夕日を背に抱き合った思い出)

2022-08-02

簡潔な表現に、詩的イメージがはまって居ると思いました。倒置的なフレーズもしてイメージを高めて居ると思いました。 (聖句)

2022-08-02

「誠に恣意的な私が誕生する」 このフレーズ、内省が深められているのかもしれません。自ずから成った詩。何かホイットマンの詩、宣言に通じる様なものが、この詩にはあるのかもしれません。 (内規)

2022-08-02

達観して居るのかもしれません。楽観的であると言うのとはちょっと違うかもしれませんが、ちょっとした失敗でも、何気ない出来事でも空を見れば忘れたり、達観できる、そんな詩風だと思いました。 (いつも)

2022-08-02

失われてしまった緑はもしかしたら野菜の事ではないのかもしれません。たしかに南瓜と出て来るのでそうとりたくなりますが、この世の活気、詩的供宴の沈潜が、失われた緑と言われているのかもしれません。 (暗雲)

2022-08-02

絵が印象的ですね。相当なデフォルメがなされて居て、踊る人にも、狐の貌にも見えました。ウォーキングデッドは初めて知りました。 (バタフライ・エフェクト)

2022-08-02

幻想の女神と言うのが、その意味を考えたくなるヴォキャブラリーです。幻想の女神との契約や、砂糖でできた君の身体に蟻がたかるなど興味深いフレーズ、内容が有りました。 (制服)

2022-08-02

やはり犬のエピソードこの詩にニュアンスを与えて居ると思いました。学校給食に対する悲喜こもごもは多いでしょうが、先割れスプーンと箸と牛乳のエピソード。牛乳とパンのエピソードでしょうか。学校のお昼には燦燦と日が降り注いでいるような気がしました。 (先割れスプーン)

2022-08-02

「生まれ続ける失敗であり」 「生まれることに失敗し続ける失敗」 この両フレーズの比較がもたらす感じがこの詩の秘密を開示してくれのかもしれないと思いました。 (流れ続ける、誰が)

2022-08-02

現実の困難さに直面してうろたえずに現実を直視すると、このような真面目な章、戯言の章となるのかもしれません。最後の三連目は嘆願でしょうか、カミサマが出て来たのは少し意外でした。 (理想の私)

2022-08-02

燃え尽きたファイターですね。格闘家と言っても種類が多いでしょうから、どんな種類の、プロレスとか、キックボクシングとか、想像してしまいますが、スーパーハイキックと言っているので意外とK1なのかもしれません。 (引退 大林 満)

2022-08-02

パフォメットは異教の神なのですね。足が地に付いて居なくて、信用できない私を戯画化した言い方なのかもしれませんが。一番最初に蛹の殻を探している。花占いを軸にしたフレーズ群(二行目から八行目)など解釈したくなるフレーズ群が多いと思いました。 (一立法ヲセンチは 死臭『喝采』)

2022-08-02

パトロール中の自転車が違法行為?無断駐車と言うのは、主観的な判断に依存するものがあるのかもしれませんが、デジカメで撮る男。自転車の男。「僕」の逡巡が印象的でした。 (下を向いていると)

2022-08-02

ゲームの中での設定、中世ヨーロッパを模した洋館、ゴシックロマンなどを想起しました。寝巻のまま踊り狂うさまは王政の廃止から市民革命までを示唆して居るのかもしれません。 (伯爵の)

2022-08-02

三途の川や、パピルスのパズル、メガロヴァニアなどからゲーム的なイメージだろうかと思いました。日本的なものや西欧的なもの、インドや中国などいろいろな地域のイメージが含まれている感じで。やはり繰り返される立ち止まれのフレーズ。信号では無くて、指令のようにも思えました。 (メガロヴァニアの前に)

2022-08-01

もうこれ以上悲しくなりたくないと言うフレーズから遺書ともとれる内容。入水自殺でしょうか。あまりあからさまに内容や解釈を言うと損なわれてしまう様な繊細さがこの詩にはあると思いました。 (水犀)

2022-08-01

不思議なテイストの詩ですが、詩の言葉が過剰過ぎず、簡潔すぎずと、程よい言葉量、内容量が目指された結果できた詩ではないかと思いました。 (ふらふら)

2022-08-01

言葉が抒情して居るのだろうか、本当の意味でのラストワードは知る事が叶わないと言う思いがこの詩を覆っていると思いました。 (つやのあるほお)

2022-08-01

花好みのあなたのためにですか。手折られたい願望。痛みの曼殊沙華ですか。死を象徴して居るのかもしれません。月との交感、あなたへの手紙。最後の花のシャーベットが秀抜だと思いました。 (あなたにはなへんげ)

2022-08-01

勢いのある、ノリのいい詩。ヒッピー文化や、西欧文化にシフトした詩なのかもしれません。太陽信仰ではないのかもしれませんが、アルコールやランチバケット、薬など、乱痴気騒ぎの予感が有るのかもしれません。 (学問の奴隷)

2022-08-01

短歌ですか。平仮名での読みの表記。ふとNHK短歌の投稿欄を思い出したのですが、「らむ」など歴史的仮名遣いですね。「寄す」など文語を強く意識した短歌だと思いました。 (駅 短歌七首)

2022-08-01

「虫送り」を読んで見ました。本格的な詩なのかもしれません。 (朝顔)

2022-08-01

朝顔氏の評を読んでからこの詩を読んだのですが、 「わたしは追う者であり追われる者 こころのなかで空にむかってさけぶ」 この二行が印象的です。祈りなのかもしれません。 (虫送り)

2022-08-01

詩が確かな骨格を持って居ると思いました。唐突に彼女が消える。「きみ」への移行。きみイコール彼女だが、ここに硬質な骨格が有ると思う。確かな骨格が詩を覆っていると思いました。 (あるひとの信仰)

2022-08-01

某月某日と言う冒頭。梅雨から梅雨が明けて、真夏へと。論文を書いて居るのでしょうか。精神病を抱えて居るのかもしれない執筆者。聖書が心の支えなのだろうか。過去がひねくれた形で回帰して居るのかもしれない。錆びるように枯れる紫陽花。汽水域の鯉や、うつくしいアオサギがゴミを消しているようでした。 (きみ)

2022-08-01

沙一さんコメントを有難う御座います。馬と言うのは象徴的な意味を持つと思い、慎重な扱いが必要だと思いました。「メイキング」と言う名。公道。私は見た。走馬灯のような印象を与えたのかもしれません。三途の川はありふれたイメージなのかもしれませんが、これまた西欧で言えば、煉獄の様な、生と死の中間状態、生と死を繋ぐ場でしょうか、など、デリケートな配慮が必要なヴォキャブラリーだと思いました。イメージの円滑化に寄与しているのだとしたら、とりあえずの成功を嘉することができると思いました。 (アマガエル)

2022-07-31

流星に意味を見出すのは古来からの習慣かもしれませんが、不吉な事、良性な事、中立的な事、そして矢張り、積極的に流れ星に祈る事を人間はしてきたと思います。運命は変えられるとかでは無くて、ただそこにある、そんな認識がこの詩にはあると思いました。ひとりや二人と言うシチュエーションに冬が仲立ちしているようでした。 (余熱)

2022-07-31

斬新な試みですね、写真と詩。駅の構内やテーブルの下、トラック、割れた卵にテレワーク?でしょうか、多彩なイメージがこの詩から湧きました。 (〈安閑夜話〉 血走りの風)

2022-07-31

本当の夢って何だろうと思いました。この詩は詩作を始めるに至るプロセスを書いた詩なのではないかと思いました。意識の流れとはちょっと違うのかもしれません。そしてこの詩で出て来るムーとはム(無)ーでありムー大陸とは違うのだろうなと思いました。 (ペン士、募集)

2022-07-31

7月と言うと通常梅雨明けの月と認識されて居ると思うのですが、今年は梅雨明けが早かった。諦観を持つと言う事。優しい人間だけが夜濡れていると言うのは衝撃的でした。まっとうな自分を探す道が詩作そのものなのかもしれません。 (イキチガイの空)

2022-07-31

単なるボヤキ節ではないと思うのですが、ごみ箱に捨てられる場面で、AI的な、ロボットの運命と言うのか、そんなことを思いました。バブルと言う名の闘鶏場と言うのは印象的ですね、1990年代初頭と言うのか、株価を思いました。 (フライドチキン)

2022-07-30

イヌのパンチ、ドッグパンチ、詩的意味が有るはずと思い、テレパシーと何か関連が有るのか、歩き方、目つきなどにも表れているのかもしれないと思いました。 (dog punch)

2022-07-30

湖湖さんコメントを有難う御座います。膨大な詩篇と言うか、どっちかと言うと他人の詩、有名な詩を印刷したものが多いですね。あるいは最近はやらなくなりましたが、レスレス、コメントコメントをまめに印刷したものとかで膨大でした。もちろん自作の詩も含まれているのですが、割合から言ったら少ないと思いいます。あくまで割合的な意味で。バニーボーイはどうでしょう。バニーガールが持つ社会的な意味を考察したいと思いました。耳はあくまでミッキーマウスに絡めて言及しました。マウスなので、鼠なはずなのですが、二足歩行するし、擬人化は勿論、耳が大きい感じは人間とは似ても似つかない。怪物性をさりげなく再現して居るのかもしれません。そうですね、思考も感覚も創作も気持ちよくと言うのはある意味理想であるし、現実そのものなのかもしれません。 (バニーガール)

2022-07-30

恐怖の記憶で片足を引きずる。何が突き刺さるのか、どう突き刺さるのか、いつ?と簡潔な表現には想像力を刺激する側面があったりしますが、疑問が沸き上がり、思うように解釈できないと想像の翼が畳まれてしまう事も多々あります。 (無題)

2022-07-30

よもぎ色の風とはどんな色の風だろうかと思いました。部屋からはずいぶん離れたの風景の意味。最後の二行からは、恋ゲーだろうかと。名前を変えられるシステムが多いと思うので。 (夢の犬)

2022-07-30

月日を足しているところは動物占いの手法だろうかと、ちょっと知識不足で、違っているかもしれませんが。座敷童も出て来ますね。ココシャネルの言説が印象的でした。 (インフォメーション・アナトミー)

2022-07-30

ふと山村暮鳥の聖三稜玻璃の冒頭の詩の四字熟語を思い出しました。強盗喇叭とかカステラも犯罪とつなげられていたと思うのですが、それと君アダルトビデオになるなかれは与謝野晶子が弟に君死に給う事なかれと詩作したあの有名な詩のパロディーかと思ったのです。 (東京 20220216)

2022-07-30

彼誰時と言う単語で、黄昏時との違いや、夕方か、朝方かの違いを思いました。やはり金魚に対する独特な思い入れを思いました。鮒から改良されてできたの金魚だそうなので、起源まで遡れば川が出て来るけれども、通常金魚が川に居る事はないでしょうから、熊が出て来るのではないかと、この詩を読んで飛躍的な感想を持ちました。 (そして、夜までの歌を)

2022-07-30

「幸福を1000回殺した後に 1001回目のキスをしたら 夜空が光る」 この三行が印象的でした。 最初の方の触覚にまつわるエピソードも印象的で、蝸牛に託(かこつ)けて言って居るのか、恋人や厨2病とも繋げる、そのプロセスもいいと思いました。ああ、しかし投票できない。先月の詩で、6月10日が締め切りだったと言うのは残念なことだと思いました。 (厨2病大好き!)

2022-07-30

言葉に対する不信感が根底にあるのかもしれません。あと、ボディーランゲージだとかの言葉以外の伝達手段を掘り起こしたいのかもしれません。究極的には言葉が持つ意味への不信、意味の解体、意味の病性に対する忸怩たる思いを述べた詩なのかもしれません。 (言うこと)

2022-07-29

「嫌気性の菌でさえ 404 Not Found」 菌(きのこ)の意味で使っていると思うのですが、 「──鉄筋コンクリート製のきのこ」 こんな表現もありぶっ飛んでいます。 すべて殺されたと言う表現から、人間の事を比喩的に菌と言っているのだろうかと思いました。 とれたて新鮮とか、鉄筋コンクリート、建築的なコンテクスト(あまたの家へと、ビルへと転用され)も見逃せません。 (Amanita Fundamentum)

2022-07-29

天の川を眺められるところは 日本にあるのか おおミルキーウェイ うるわしのヘブンリースターズの輝き 私は眺めていて 肩が凝ってしまった 女神ヘラについては また後日言及することにします。 (B-REVIEW 7月のお題詩「ミルキーウェイ」)

2022-07-29

温泉愛と言うのか、本愛と言うのか、全て溶け切ってと言うところが自然と一体化する志賀直哉の「暗夜行路」の大山(だいせん)のくだりを想起させて、全然内容は違いますが、興味深いと思いました。 (温泉旅行)

2022-07-29

放送室での歓談。放送委員会をやっていたのだろうかと思いました。放送クラブとかかもしれませんが。喋らなくなった二人。手紙の存在が巧妙だと思いました。黒板に張り出される経緯が説明されて居ませんがいろいろな経緯を想像させます。ああ、歌謡曲、JPOP。離間願望など、示唆的な詩だと思いました。 (ON AIR)

2022-07-29

「母 宝石と例えれば 「貴重なり」の不吉の風が吹く」 この二行が印象的でした。支配律と言う発想も逆に新鮮ですね。律と言うと律令、大宝律令見たいな昔の法律と言った感じがするのですが、支配律、寸分の狂いさえ生まれず、魅力的と。支配律の信者とも出て来ます。説話の様な感じもこの詩から受けました。 (支配律1/1.618)

2022-07-29

時事的な話題ですね。しかし理解できないのは暗殺対象の変更。韓鶴子氏は無理だと思った発言は、じゃあ何故無理だと思ったのかと言う第2の疑問を発生させます。 (殺害)

2022-07-22

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。詩内容はあくまで明確に、鮮明にと思いましたが、矢張り全体として、不鮮明な印象は避けられないのかもしれません。今思えば、写生大会なのに、途中退場とか、詩的異化を加味したとしても、通常であれば、サッカーや野球などを思い浮かべるでしょうから、無理があったのかもしれません。全体として、薪割りなどの印象から、スポーツとして、考えていたのかもしれませんが、写生大会とは直接的には繋がりませんし、反省点だったのかもしれません。それでも何となく分かった気がしていただけたのであれば、詩作した甲斐がありました。 (統一体の中の分裂)

2022-07-18

自由美学さんコメントを有難う御座います。ログイン失敗ですか。オフラインで同期に失敗して、ログインできない、ですか。白い幅はブラウザですか。コンピューター用語は簡潔なのですが、現実には出来ればいい、現実の用に供されて居ればいいと考えているので、言葉から入ると分かり辛い側面があります。しかし詩で書かれた内容とは違うアプローチで眺めると、詩の構造が浮かび上がると思いました。大所高所からの俯瞰ですね。そして読むたびに、そう言った構造は詩の解釈に新味を付け加えてくれると思うのです。 (統一体の中の分裂)

2022-07-18

楽子さんコメントを有難う御座います。斧で薪を割ると言う行為は体力もつくでしょうが、精神力が鍛えられると思い、いちいち描写しませんが、当然の前提として、精神的な成長が、感じられればと思いました。山との精神的なつながり、これは難しいですし、それこそ幅の有る事だと思います。神棚を飾るのか、そういった虚飾を拒絶して、ひたすら修行に励むのか、或いはそれらを併用するのかもしれません。薪を割る行為では足りなくて、不足を補うための行為が発生するかもしれないからです。共感を得られたのであれば、この詩を書いた甲斐が有ったと思いました。 (統一体の中の分裂)

2022-07-18

湖湖さんコメントを有難う御座います。一房の葡萄と言えば有島武郎を思い出しますが、人間の社会意識は確かに、母親とか、自然との交感などによって、人権意識や共感覚、法意識なども形成されれて行くと思うので、豊かな自然、仮に実母が居ないとしてもそれに代わるものが不可欠だと思います。空気も正常であって欲しい、基本的な願いですが、肝心な部分だと思います。写生大会での途中退場はあやふやにしておきました。一応はレッドカード的なものでの強制退場的なニュアンスで書きましたが、自主的に去って行ったニュアンスが仄かに感じられればと思いました。 (統一体の中の分裂)

2022-07-18

票を入れ忘れたので連投します。 (君の姿を見ない猫)

2022-07-10

もしかしたら、猫の視点から人間を観察して、猫の立場から見た視点から詩作しているのではと思いました。 だから、爪を磨がないと、誰も引っ掻けないし 鳥を捕まえる。只、野性的なのかも。 これら二行からも推測できると思いました。 (君の姿を見ない猫)

2022-07-10

手紙と言う体裁、清新だと思いました。「あなた」とはだれなのか、そんな謎もこの詩を緊迫感有るものにしているのかもしれません。 (中宮寺 弥勒菩薩あるいは如意輪観音 様)

2022-07-10

150cc ジュラ紀の粘土から 世界最大の湖が西瓜でした これらの表現が面白いと思いました。湖と西瓜、通常はイコールで繋ぐと可笑しいのですが、詩ではそれないりの説得力を持ち得るのだと思いました。 (旅する為の雑記帳)

2022-07-10

雰囲気が有りますね。どこから来るものかと思いました。記憶に根差しているからだろうか。夢より一片切り取っている。駅から?原風景が広がり続ける。忘れっぽさも雰囲気を作っているのかもしれません。 (日影の日)

2022-07-01

皇室とどう向き合うかは難しい問題だと思うのです。いろいろな内容と繋がっていると思うのです。自傷、他傷。人の痛みを知る事とは。私はこの詩を読んで自分が公共の電波を通じて流れて来る内容を、捌いている自分の頭脳が、あれは物語を読んで居るのか、映像を主に読んで居るのか、少し訝しいと思うのです。両方にさらされて、読む意欲を失っているのではないかとさえ思っているからです。 (ナイフは決して器用じゃない)

2022-07-01

創作技法、創作作法が開示されて居る様な気がしたのですが、化学反応の毎日と言う言い方、「うける」様に書く極意、工夫とは何か。エリオットではないですが、伝統と個性見たいな、個人が社会に向かった場合の難しさも開示されているような気がしました。 (眠れないのですが、明日も頑張ります)

2022-06-30

「婦女」と言うとどうしても犠牲者と言う概念を想起してしまうので、詩的異化のつもりだろうかと思いました。心中の慟哭は難しいですね、表面的には分かり辛い。旅情は失恋旅行ではないでしょうが、何か特異な事情を想起させると思うのです。 (立志片言)

2022-06-30

ユーモラスですね。公務員のユニフォームがレオタードだとは。TENGAとはショッキングでした。黒電話がバラ色の生活を象徴して居ても、他者にとってはどうかと言う問いが有ると思いました。 (いかした黒電話)

2022-06-30

嫌いになってしまった原因はその人の裏の側面ではないでしょう。本当に何気ない事だったのだと思います。ショックだったのでしょう。一つ一つの大切な思い出が却って離間的な感情を呼んで居るのかもしれません。自省を試みても止められない、「あなた」からの心の離間。自覚症状のない「あなた」に別れの時は近いのかもしれません。 (もどかしい)

2022-06-30

牛の飼育、アンモニアの匂いに、感染症の影。ウッドショックとオガクズは繋がるのかもしれません。麦稈は調べたい語彙ですね。ブルドーザまで出て来るとは思いませんでした。牛団子は文字通りでは無くて寝て居る姿からの連想だと思いますが、穏やかな最後だと思いました。 (泥沼(牛舎))

2022-06-30

男女の仲か、友情か。一般論から個人的な体験。最後らへんに酔っ払いが書いた詩と言うカミングアウト。DVの男をバッサリと一刀両断。詩とはプラスアルファ―なのであろうか。ベイビーは詩読者の事でしょうか。高級の定義。「誠実の蟻」の意味も考えさせられました。 (ようよう!)

2022-06-30

一応この詩の語り手、主体は女ですね。土佐日記の紀貫之見たいに女を装っているのかもしれない。タイトルだけで、作者名が隠れているので厳しい事を言いますが、踊りを誘っている。黒いハートマークも意味深です。 (えんたーていんめんと)

2022-06-30

簡潔な表現を続けながらも、詩的真実、この場合は真理の探究ですね、を進めている。9と言う数字に対するこだわりは伝わって来ました。味付けや楽の音(ね)。最後の植物の成長が、ジャックと豆の木とは違うでしょうが、新たな説話を目指しているのかもしれないと言う思いを抱かさせてくれました。これから始まるみたいな。「続く」で終わって居る様な。 (9)

2022-06-30

北限と言われると北限の海女思い出すのですが、この詩では関係ないような。海女とは出て来ませんが、それを示唆する表現は有ったような気がします。 (あやかしの心を抱いて砕ける)

2022-06-30

越冬隊と言えば南極とかでしょうか。具体的に、ずまりと核心部分を出さずに、描写が巧みに旋回して居る様にも見えました。文語ですしね、歴史的仮名遣いだろうか。最後のオチ?みたいなところにも、刮目しました。 (越冬隊)

2022-06-30

イエスは検索エンジンだと言うのは大胆な断定だと思いました。何となくジョンレノンのビートルズ時代のキリスト宣言なども思い出され、新知見などもちりばめられていると思いました。 「パンは構造でありぶどう酒は機能である すべての原理には血が通っていたが兄弟の心臓は海であった」 などの最終連に注目して見ました。 (イエス)

2022-06-30

迷信ともちょっと違う様な。蜘蛛の様な生き物は、おそらく殺すこと自体が祟られるようなそんな雰囲気が有ると思っていました。朝ですか。夜蜘蛛は殺してよいと。新知見と言う訳ではないですが、水と言う循環物が登場すると生物全体が輪廻しているようです。 (人もまた)

2022-06-30

花に嫉妬ですか。普通に結婚して普通に子供を作る。先ずは結婚願望ですね。ある意味それが満たされれば、子供を作るのは、連動して居る様な気がしますし、子供を作るのは結婚と連動して居るとは限らないから難しい気がします。「一人にしないで」と怯える。怯えが詩であるような気がしました。 (いま)

2022-06-30

wですか。それとも、ギリシャ文字のオメガ、ωでしょうか。それとも顔文字かとも思いました。 (覚悟)

2022-06-30

ああ、俳句ですね。季語がしっかりあり、575で、有季定型順守。色めきての部分は深緑や万緑の事を言っているのであろうかと思いました。 (公園)

2022-06-30

タイトルでは「優しい」でしたが、詩本文では「優しい機械」と出て来てちょっとは意味が氷解したような気がしました。最後の「冬だった」ですが、燃えたり、焼けたりしているのが、冬のストーブやヒーターの事を言っているのだろうかと思いました。 (優しい)

2022-06-30

一見原則的な事を言っているようですが、「融通無碍」と言う四字熟語が気になりました。こだわりを融通無碍と捉える事、融通無碍をこだわりと捉える事。(やってはいけないこと)。考えさせられました。何か具体的な解釈が出来ればこの詩を読み解けると思ったのです。 (やってはいけないこと)

2022-06-29

日本人の心と言った感じがしました。明日香村とかは出て来なかったですが、大和朝廷的なコンテクストは読む行、読む行に感じました。山の辺の道は文字通りの一般的な道ともとれるのですが、確か固有名詞であったようなそんな気がしました。 (山の辺の道)

2022-06-29

安部公房の名前を無くした男の物語を思い出します。番号で呼ばれる現実、軍隊でしょうか。親の名前に込めた思い。もともと好きではなかったがそれなりに執着の有った自分の名前。名前で呼ばれたい願望は良く伝わって来る詩でした。 (名前)

2022-06-28

眠って居る時の文字通りの夢と、覚めている時に見る現実的な夢の差異を言っているように思いました。希望の先の絶望やその逆。黒い湖とは何か、眠りの世界、悪い意味で眠ってしまって思考停止してしまった世界だろうか。狂う、当たり前。捨てる、拾う。代替効く一生。勇気の言葉を背負わされて。眠っている時に見る文字通りの夢に比して、現実世界の夢は楽ではないと言っている詩だと思いました。 (夢を見ていたいから、夢を見るのだ。私は。)

2022-06-28

昔の焚書坑儒ではないですが、まあ特に焚書ですね。方法の違い、などは深刻な意味を持つのかもしれません。ふとビートルズのルーシーインザスカイを思い出しましたが、あまりこの詩とは繋がりがないのかもしれません。 (ルーシーから)

2022-06-28

好き嫌いの感情は難しいと思います。「この星」、地球の事だと思うのですが、大嫌いとか、憎悪とか結構負の感情を紛らわして回って居ると思うのですね。侵略と言うと人間が宇宙人みたいな感じですが、そんな発想もありかと。 (星の文明)

2022-06-28

空の暗号から始まり、雲や太陽を思いました。 空と雲のレゾナンスは、竜巻すら起こすのかもしれませんが、童心に帰る憧れ。 君が登場して、豪快な考えに浸る。アイロニーでも瞳が輝く。 卵の黄身との相当性。「彼」と言い換えられる「君」。その時に出て来る神の観念。 無惨と無産。祈っている、最後に「彼」の救済を祈っている。 (浮遊する君≒キミ)

2022-06-28

自由美学さんコメントを有難う御座います。そうですね、看板の下、単に丁寧に遺棄されて居たと捉える事も可能だと思うのですが、私は必要があって結わえ付けられていたのだと思います。ああ、ラバーカップ、水が詰まったりとかしたら必須の道具ですね。ゴム手袋も必須ですね、どんな細菌まみれになっているとも限らない場ですから。パートタイムラバーは急いでいることが多いのかもしれませんが、意外と、周囲の事を考えて巧みに難事を避ける知恵を持って居るのかもしれません。 (ラバーと子供)

2022-06-28

いすきさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、カギだとか、身近なものの年季と言うか、重層的な歴史、歯磨き粉だとか、使い古せば捨ててしまう様なものにすら、歴史が感じられる、そんな意識が大事だと思い詩作して見ました。キラキラ輝いて居る様な感覚は嘘が無いと思うのですが、わたくしの極私的な感情だと思うので、それをどうやったら説得力のある詩表現にできるのかと常々思ってきました。ゴウゴウガールは、飲食店みたいな乗りでは無くて、そうですね、嵐山、京都、嵐山寺見たいな感じで考えると得心が行くのかもしれません。 (ラバーと子供)

2022-06-28

トビラさんコメントを有難う御座います。ああ、エムにポをつけると確かに。そこで思ったのですが、ポーと言う詩人、小説家としても有名ですが、ポーと言う綴りに、エムをつけるとポエムになることは以前から思っていました。エムにポをつけるとポエムとは意外ですが。この詩では、詩的な事に徹して見たのかもしれません。或いは詩的な情熱にと言い換えて見るとエムにポをつけるとポエムと言う感じが自分では理解しやすいと思いました。 (エム)

2022-06-28

室町礼さんコメントを有難う御座います。ああ、控えめさ加減ですか。そうですね、材料の地味さは反省点なのかもしれませんが、表面的な変更は可能でも、根本的な変更は不可能かもしれず、難しいところです。 (ラバーと子供)

2022-06-26

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、エムになると言う事ですか。白井さんを出したのは、ちょっとした偶然でした。泥酔に意味無意味をもうちょっと付加できればよかったのかもしれません。 (エム)

2022-06-26

アポロンさんコメントを有難う御座います。ああ、怒り。区長になれなかった恨みつらみ、怒りは何らかの気晴らしを必要とするのかもしれないので、気散じ的な内容をちりばめて詩形や詩内容としたのかもしれません。 (エム)

2022-06-26

楽子さんコメントを有難う御座います。ああ、知識は内容に説得力を持たせるための手段なので、場合によっては、回避する場合も多いのですが、エムと言えば、マゾッホの様な作家の援用は避けられないのかもしれません。意味を越えた美しさや情緒なども知識的な裏付けがないと不安を誘発すると思って居るぐらいです。 (エム)

2022-06-26

つつみさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、エム、Mと、表記上のこだわりはないと思うし、違いはあまり意識しなかったですね。花を突きさして枯らしてしまうところは、自暴自棄と言うよりはむしろ、実存的な不安感が有ったのだと思います。他人と書いて他人(ひと)ですね。江戸川乱歩の電人Mが微かに記憶に残っていたのかもしれませんが、形だけで、内容的には全然、まじわらないのです。魔人ブウを遠ざけたことにエムを感じますか。矢張りエムになる「人間」ですね。比喩でもなんでもなくて、とは言え、エムとエスみたいな発想は避けられないし、マゾサド的な枠組みの否定は、全然徹底して居なかったと思います。 (エム)

2022-06-26

5or6.(ゴロ)さんコメントを有難う御座います。ああ、エムの裏もエムですか。四次元の世界は光の媒介が明確で、難解なような気がします。そうですね、マンネリ感、自己模倣感、内容が変わっても、構造的な一致感は自分でも意識してしまうのですが、中々変えられるものではないのかもしれません。 (エム)

2022-06-26

自由美学さんコメントを有難う御座います。ああ、ダリの絵の中では知らなかったですね、『目覚めの一瞬前に柘榴の周りを蜜蜂が飛びまわったことによって引き起こされた夢』と言うタイトルの絵は。減量中のボクサーですか。そうですね、おそらく、最初の一行目で、フードファイターと言っておきながら、トラの人肉食的展開が来てしまって、分り辛いと思うのです。ついでに自分の本職そっちのけでデッサンを始めたり、欲望丸出しなところとかだと思うのです、理解を阻んでいるのは。それらの展開は決して詩的韜晦ではないのですが、人間の欲望の実現が一筋縄ではいかないところや、そうだからこそ、却って欲望を掻き立てる側面が有ると言う事、その根源を提示しようとすると、人間だけではだめで、トラを登場させる、このトラの処理や展開が難しくて、韜晦的な展開になったのかもしれません。 (ファイター)

2022-06-26

つつみさんコメントを有難う御座います。ああ、続きの展開ですか。考えていないわけではないですが、一応この詩はこの詩の内容だけで完結しています。そうですね、強いて言えば、画家の名、デウスとやっているので、そこのへんのところはもう少し展開してもよかったのかもしれません。 (ファイター)

2022-06-26

河原ではないかと思いました。三途の川原を想起しました。ナスカの地上絵はミステリーを強調して居るのか、古さを強調して居るのか判断に迷いました。ネジの付いた言葉とは何だろう、バネの付いた言葉とは何だろうと思いました。羽が降っていた街は、単に鳥が多いだけなのかもしれませんが、それだけではないと思いました。 (ある日)

2022-06-09

刺し あげましょう ここで他者の痛みに鋭敏になっているのではないかと思いました。痛み入ると言う表現、受け取ったものに対する感謝。 世界は簡単に メグリマワリ この二行で何故か花を感じました。 (アンダードッグ)

2022-06-01

シテキとカタカナ書きとなると印象が変わって来ます。隠喩と揶揄とでは大違いなのに並べられると、脚韻があるので関連があるようなそんな気になって来ます。漱石が境子に愛の告白したのが月がきれいですねと言うセリフだそうですが、詩で使われると異化効果があると思いました。 (シテキはステキ?)

2022-05-29

自分で読み返して見て、内省を深めても、詩の力は向上するのかもしれませんが、コメントも頂戴したく思いました。 (将軍様)

2022-05-29

何となく、中国のおどろおどろしい神、饕餮(とうてつ)とか、ギリシャ神話のパンなどを思い浮かべます。ほかにもいると思うのですが、顔や体のパーツが多岐の動物に渡っている。体はザリガニで、仮面ライダーV3のヨロイ元帥の正体怪人、ザリガーナを思い出すのですが、感情がフロイトの霧となりと言う発想には感心しました。 (オレンジジャグリング)

2022-05-29

猫を愛玩動物と考え、死ねばすぐに代わりが見つかるような、ある意味常識的な展開なのかもしれませんが、最後の二行が気になりました。猫と一体化して居るのか、それともそれが理想なのだろうかと思いました。 (ネコに餌をやる)

2022-05-21

桃そのものが主人公と言う大胆な設定だと思いました。ミキサーへの出勤。飲まれてしまう死の恐怖は無いのだろうかと思いました。天寿と言う単語。最高の気分。遠のく意識。ほぼバナナと言う言動は桃にとって残念な言動だったのだろうかと思いました。 (ミックスジュース)

2022-05-21

最初の第一連で、腹にナイフを突き立てて居るのか、曇り空にしても、陰惨と捉えるべきか、陰惨さを回避する詩作ぶりだと思いました。何かいろいろと、きみの腹痛とか違う連でパラフレーズするように、内容が転化している場面に出会えたと思いました。ニコチンが抜けていると言うのはやはり煙草の事かと思いました。 (愛の病)

2022-05-21

猫に対して同志的な愛情を抱いているのかもしれないと思いました。たいへんな世界の意味とは、など読み解くべき箇所が多いと思いました。 (ねこ ねこ きみは)

2022-05-21

場所は沖縄だろうかと思ってみたりしながら読みました。アイスクリームを食べている場面が印象的で、買ってきたやつでしょうが、自作したかのような、そんな感じさえ抱きました。 (ずっと一緒にいられたら)

2022-05-21

恐らく、事実をベースに大袈裟な嘘をつくからでしょうね、大本営発表。多分、事実誤認的なしょうがない側面もあって、大本営政府連絡会議とか作っても、しょせん、陸軍、海軍と言う垣根、障壁からくる、どうしよもなさなども原因だったと思いますが。嘘と言うウィルス、感染力が有ると思いました。 (恐怖の嘘ウィルス)

2022-05-19

心臓、鼓動、ビート。オーラと血。アウラは詩が醸し出していると思いました。 (日向の悲観者)

2022-05-19

何時もの硬質な独特な熟語と言うのか用語をが影を潜め、軟化したような感じがするのですが、期するところもあるのかもしれません。コロナ、ウクライナ、アメリカ。時事的な話題が浸み込んでいると思いました。 (貧乏節)

2022-05-19

はとぽっぽの歌でしょうか。断念、諦念が感じられました。 (はとのうた)

2022-05-19

世界が有りますね。童謡のような童話のような雰囲気もあると思いました。豪雨の描写が個性的だと思いました。フィラデルフィアと言うと独立十三州ではないですが、どうしてもアメリカ独立戦争の文脈、色眼鏡で見て仕舞うのかもしれません。 (フィラデルフィアの夜に XXX)

2022-05-19

全部平仮名で、地蔵や赤ん坊、タイトルはさかあがり。赤ん坊の泣き声、おそらく。赤ん坊の意識だろうか、それとも過去を振り返っているのだろうか。誰に追われて居るのか、逃亡者と言うイメージはそぐわないような。四辻、よつつじ?よつじとも言うのだろうか、夕日はひがついたように泣いていたことのパラフレーズなのかもしれませんが、結構印象的です。坂道の暗さ。何を意味するのかとしばし熟考しました。 (さかあがり)

2022-05-18

第1章を読むと調べたくなりますね。文芸を深めたくなる気持ちが生じました。しかし第2章から第7章へ飛んで、戻るように第6章。尾崎豊のI LOVE YOUは確か彼が亡くなった後の1994年に発売された曲なので、この詩では大きなウェイトを占めていると思いました。死は詩ではないのですが、何かデスポエム的なアウラを感じました。 (┣ビルディングスロマン┳教養小説┫と┣ポルノ駆け込み寺┳Pornography Temple┫)

2022-05-18

最初、垂直に読んでしまい、違っていました。6行目からはフレーズ毎に間が空いていても、そのまま続けて読むのですね。間の前で、横に行かずに、下へ降りて行って読んで居ました。後で気付くのですが、なので最後の行が妙に印象的なフレーズだと思いました。 (照明弾)

2022-05-16

蠟燭の溶けて行くさまが涙にたとえられているのかぐらいしか分からなかったのですが、言葉遊び的な泣いてんのぐらいしか分からず、もう少し後で、他の人のコメントを読んでから、コメントをできればと思いました。 (mirror in | ni rorrim)

2022-05-16

愛の不滅さ、ロシアへの愛。時を支配する天使たち。予断を許さない、詩の外部へのいざないが有ると思いました。 (ロシアへ愛を込めて)

2022-05-15

アルディと言えば、人類史の起源と言うか、古い時代へのアルカディア的感情が湧きたつのですが、この詩で出て来るカインのはく製とは象徴的です。みなしごが泣いて居るわけではないのかもしれませんが、唇からの蜜は、誰か花の蜜を吸おうとしたのか、その行為にこの詩の秘密が隠されているような気がしました。 (アルディの写像)

2022-05-14

案じる人ですか。極論で言えば、人間とは違う立場でものを行って居る様にも見えて、ユーモラスな感じが無きにしもあらずなのですが、読んで見ればそんな悠長なものではないことが分かります。雨が―キーワードでしょうか。等しく伝う雨とは何か。Togetherの精神、祈祷の念。レントウなのかもしれません。戦争後の宗教的な感情、そんなものまで含まれているのかもしれません、この詩には。 (人々を伝う雨)

2022-05-14

平仮名だらけの連から、通常の漢字かな混じりの連へ。「うんち」や「凧」のエピソードなど、小説仕立ての様で詩からの領域審判、いや、相互作用とでも呼ぶべきものだったのかもしれません。 (ぶーちゃんのたこ)

2022-05-14

千年王国と言うと第3帝国、ナチスを思い出すのですが、この詩では関係なさそうです。不意打ちのパラレルワールドとは何だろうかと思いました。毛玉を吐くとは猫を暗示しているのだろうかと思いました。溜まった宿題は死地の暗示だろうか。燃え尽きる部屋や、シーツの汚れに詩語の高まりが有ると思いました。 (長編小説を破り捨てられるほど激しくなれなかった)

2022-05-13

存在を放棄するみたいに抱きとめながら (うっざい死 うっざい生 うっざい性 可哀想な死 可哀想な生 可哀想な性 うっざ 無数 冥い光の粒 可哀想?) この二行に立ち止まりました。カギ括弧の中が心の声の様で、客観的な描写のカギ括弧もあるのですが、心の襞が感じられると思いました。 (crazy unicorn)

2022-05-13

悟空では無くて雲が殺されてと言う表現がユニークだと思いました。もちろん、その結果悟空が落っこちて死んで仕舞うのかも知れませんが、それはこの詩では言及されない。「光る地獄」が死後の悟空を示唆しているのかもしれません。 (雑記10)

2022-05-13

池の水面が鏡になっているところや、五月と言う季節、青空など、俳句に収まらない詩だと思いました。 (白つつじ)

2022-05-06

沼の中に居る様な感じが伝わって来ると共に、自分の所属カテゴリーを言おうとして力尽きて居る様な、眠ってしまったような、そんな感じがしました。 (ぬーとりあ)

2022-05-05

yamabitoさんコメントを有難う御座います。ああ、秘密ですか。そうですね、忍者と言っても、しょせん領主に仕える身。歴史そのままではつまらないと思い、脚色は大いに有りだと思いました。読者に寄り添うですか。詩人としての矜持がどこまで、読み手の側と、妥協できるか、すり寄るでは、ちょっと安易かもしれず、パルナシアンでは理解されない危惧感から委縮してしまうかもと思っています。 (忍者)

2022-05-05

悪液質ではないですが、体内の水に対する関心なのかもしれません。透明な体、体内の殆どは水でできてることなど、軽視できない。僕の体では無くて、僕の体らしいと言う、迷いでは無くて、おそらく、ある分かり辛い融合体を意識したのかもしれません。 (涙(境界))

2022-05-01

何らかの懐疑が感じられます。猫と兎のどちらを抱きしめるのか、そんな問題提起の中、抱きしめた後の問題点を考察する。両方とも抱きしめたいと断言する。最後に出て来た壁にいる鹿が不審の念を突き付ける。何か解釈に迷う詩ですね。 (猫と兎)

2022-04-30

自我が詩を獲得しようと必死なのではないかと思いました。自我が対象に迫るアプローチが親しげですが、滅びの美学を内包して居る様なそんな気がします。現実をちょっと斜に構えて見るそんなアプローチを内包しているのだと思います。 (喜び摘み)

2022-04-30

決意が込められ、二人の門出が示唆されている。力強い示唆、必ずかなえて見せる意志の強さがこの詩から感じられました。空が二人を覆い、祝福している、そんな気がしました。 (レインボーラブ)

2022-04-29

クエスチョン方式の詩で、受験問題とは違う、新味が有ると思いました。「美しさ」を説明する。あなたの見たい楽園であるように。自分の灯し火が世界を照らす日はどんな日を言うのか、この一行の解釈によっては、同じ人が答えても違う答えになると思いました。最初に出て来た、この世を見ていない友は何を意味をするのか。夜にしか起こらない現象の意味など、確定するべき事象の総体が、美しさの意味を押し上げ、詩作へと誘い、さらに美しさとは何かを示唆し続けていると思いました。 (問(3))

2022-04-29

yatukaさんコメントを有難う御座います。ああ、物語ですか、叙事詩と言う訳ではないと思うのですが、完結性は堅牢質な、硬質な単語、話の展開を想定し、組み立てているからなのかもしれません。決して干渉や鑑賞、分析を拒んでいるつもりはないのですが、疾走感の溢れる詩が書ければと思っていました。物悲しさですか、物悲しさは意図して出せるものではなくて、期せずして、雰囲気として、生じたのは、ある意味意外な事でした。詩との絡みでもどんな効果が生じるのかなど、未知数な部分を意識できるので興味深い観点だと思います。 (忍者)

2022-04-29

小夏 渚鳥さんコメントを有難う御座います。そうですね、「月」は永遠の謎で、旧暦が恋しくなるほどです。トカゲは特に嫌いと言うわけではないのですが、あの天敵の居なさそうな、生き物が人間の気紛れで圧死したり、冬眠も結構リスクの高い行為で、トカゲに春が廻って来るとは限らないなど、哀れを催す側面が、却って憎いのかもしれません、馬鹿だなあと。丸い港は理念的な象徴的な側面を強調して見ました。具体的な丸い港を思い浮かべたわけではないですね。 (月)

2022-04-29

空気を吸うものは人や動物昆虫、植物、物や人間の制作物、自然物にまで及ぶ。朝に空気を吸うものらに語り掛けるこの詩は、ユビキタスな発想に基づいて居るのかもしれません。 (朝の食卓)

2022-04-29

ほのかな前進が、詩に即して言うと、一縷の涙の前進なのでしょうが別の意味も包含して居ると思いました。そして生じる摩擦が引力に。忘失し得ぬ引力とは何だろうかと思いました。引っ張るもの、地上につなぎとめるもの、考え方によっては紐帯、考え方によっては停滞を招くものだと思いました。 (完備なる加速度)

2022-04-29

はあ わたし しあわせ しあわせ もうこれでいい これでいい わたし むくわれなくていい ただ見てるだけでしあわせ しあわせ この連ですね、繰り返される。「はあ」がため息なのか、ただの枕詞的な配置なのか、考えさせられました。 (むくわれている)

2022-04-29

他人の不幸は難しいですね、「彼女」が飛び立つ青空。呉越同舟的な意味なのかもしれませんが、単なるボヤキに終わらない、詩法、骨法が有るような気がしました。 (涙)

2022-04-29

いきなり最初の二行の日本語のオノマトペが愉快だと思いました。擬音ですかね。爪痕を残す。コイブミですか。在りし日のと言われると中原中也の詩集を思い出すのですが、この詩では直接言及されて居ませんが、何か反映している箇所がの有るのかもしれません。 (恋文)

2022-04-29

赤い壁と言うのが印象的でした。ではトイレの色はと思い、矢張り常識的に白色だったのだろうと思いました。糞で作ったベッドと言うのもインパクト充分で、心構えができていないと笑ってしまって、詩の本旨がとれなくなってしまのかもしれません。リップバンウィンクルではないですが、日本版浦島太郎を目指しているが如きは幻想で、詩の論旨は別のところにあるのかもしれません。 (孤独に辿り着いて)

2022-04-29

土曜日また月曜日 ずっと日曜日がきていない この二行は何を意味しているのだろうかと思いました。急いでいたり、眩しい日々に、日曜日は無いのかもしれません。 (訣別)

2022-04-25

置かれた場所で咲きなさいは、渡辺和子氏の言葉だったかと思います。効果的な意味を持つと思いました。 (心のグラデーション(初投稿))

2022-04-25

クヮン・アイ・ユウさんコメントを有難う御座います。そうですね、トカゲは性差別を行うものの象徴、むしろ、性差別が存在することを告発するものの象徴なのかもしれませんが、基本は性差別を行うものがあってこその、告発ですから、詩的には、性差別を行うものの象徴として、トカゲは考えて居ました。そして最初の6行ですが、確かにそんな車両ねえよと言う告発をしたくて詩作したわけではなくて、そもそも非現実すぎて告発にすらなっていないのではと言う事も含めて、主観と心のありようですね、それらを通じて伝わるものもあるのではないかと思っての試みでした。 (月)

2022-04-25

かなりシュールな要素も強いのですが、「蟻」がもしかしたら鏡の役割を果たしているのかもしれません。「笑い」も重要なポイントですね。笑うと言う行為が恐ろしげな現象の原因になっている。笑うとだめよのゲームじゃないですが、この場合の「ダメ」に該当するダメさが救われようがないと言う点や、この詩はあまりその点には深入りしないことによって詩的効果を狙ったのではないかと思いました。 (B)

2022-04-23

訴え、痛切な願い、それらは届くのでしょうか。特に 「苦しみには一体いくらの値が付く いやむしろ喜びこそが買われる」 こんな所に惹かれました。 太陽が答えをくれると言う箇所は、解釈を要求して居る様にも思えました。 (存在)

2022-04-23

ユーモラスですね。何か説得力があります。 (優しさ)

2022-04-23

冗舌体の詩と言うわけではなさそうだと思いました。言い訳めいた部分は、釈明と言うよりは、そここそ、詩語を駆使できるという意気込みを感じました。星座のくだりや、おばさんのくだりですね。華奢な「きみ」はこれまでもこれからも理解不能なものとして存在し続けるのかもしれませんが、それが魅力的な事の源泉なのかもしれません。 (閃光)

2022-04-16

牛乳の循環でしょうか。人体を廻るのは常識的ですが、まるで天然自然をも飲んだ牛乳が循環しているような、そんな感じがしました。 (おいしい牛乳)

2022-04-16

それでもたとえ弾けようとも 世界は続いてく 世界は続いてく だから虚しい これらの連ですね、ポイントは、この詩の眼目は。詩想的にはそうかもしれませんが、矢張り風船が印象的でした。風船が出来上がって行く、膨れ上がって行く、それが何を意味しているのかが、本当のこの詩の眼目だと思いました。 (弾けよ風船 弾けるな風船)

2022-04-09

搔き消している街路灯が主人公のようにも読めると思いつつ、矢張り反戦歌が主人公なのでしょう。雲の向こうは天を意味しているのかもしれません。 (月明かりの反戦歌)

2022-04-09

「不思議なぐらいに夜がない」このフレーズが印象的でした。 「たとえば」と言うでだしは、確度の高い事を言っているのだと思いました。 (たとえばこの町を出て)

2022-04-09

胎児を前提とした詩なのか、母親の胎内なのか、子供が生まれる過程をセックスを含めて示唆して居るのかなど、いろいろ空想しながら読みました。 (心胎)

2022-04-09

神様の視点、プラスマイナスゼロ。孤独死な問題など社会問題にも踏み込んで、詩に厚みが生じて居ると思いました。孤独な状態からくる悲哀を相殺するだけではなくて、あくまでポジティヴに行こうではないかとこの詩は提案しているように思えました。 (孤独だってプラスマイナスゼロ)

2022-04-08

ウクライナ侵攻と言う時事的な話題。デリケートな話題ですが、老婆とか印象的でした。プーチンはこれからどこへ行こうとしているのか、デリケートな話題だけに、詩作に、それが表れて居ると思いました。「廃墟」。春と言えば、小鳥囀る季節。それが居ない違和感。プーチン憎しのこの世界はこれからどんな展開をするのか、そんなこととこの詩は連動して居ると思いました。 (春のない街マリウポリ)

2022-04-08

駅前でもそうですが、許可を取らずにやると、追い出されそうな雰囲気の中で、何か主張する。それは尊いこと、貴いことだと思うのですが、外国人であまり日本語を知らないと「そんい」とか「きい」と読んでしまうかもしれないと言う事まで配慮しているのだと思います。あくまで演説ですが、パンフレットも配ると思うので。私も偶に貰っておけばよかったと思う事があります。「靴ひもが切れた」。何か不吉な事の前触れかもしれないと思いつつ、ある種の瞬間を求めて、人は営んでいるのかもしれません。中国語ですか。却って日本語との共通性ゆえに、日本語には疎いかもしれない。などと思いながらこの詩を読みました。 (魔法陣)

2022-04-08

自分の息子の性の問題。これは世界共通の問題なのかもしれません。よくある現実とは言え看過できなかったのでしょう。 (他言無用)

2022-04-07

最初の方と言うのか前半部分なんかは、ウクライナ的な時事的な話題が反映して居ると思いました。最初の詩想を、「1111111」を入れて繰り返しているのは、コンピュータープログラムっぽい感じがするのですが、重要な内容だからでしょう。図の部分は朗読の時などではどうやって読むのだろうかと思いました。水(みず)はみづと旧仮名表記で、こだわりがあると思いました。「なにもいいたいことなんてないんだ、」と言うのはちょっと衝撃的で、華族が出て来たので、弱音らしき発言が出て来たのかと思いました。 (埋葬、汀にて)

2022-04-07

世界は陽だまりであると言う規定がふるっていると思いました。ショッピングモール図書館、詩想に与えた影響を思うと、それら二つを勉強して見るのもいいのかもしれません。 (夢遊歩行)

2022-04-06

カクテルの様な雰囲気に、拘りの一品を見ました。ショットバーと言うのは客をもてなす以外にも、カクテル作りにも拘りがあるのでしょう。 (ベルモット)

2022-04-06

短歌ですね。チョコレートやUFOキャッチャーやサンタクロースの髭。細部に神が宿ると言いますが、これらの短歌ではあまり細部にこだわらない大胆さがあると思いました。 (スィーツ三昧 短歌三首)

2022-04-05

yamabitoさんコメントを有難う御座います。そうですね、小説家としてのラディゲは強く意識して居ました。潜在的にはコクトーの存在が重要なのですが、詩の中では反映させられなかったので忸怩たる思いです。 (止まった)

2022-04-05

稲垣潤一の曲だと雨は壊れたピアノと言う歌詞がありましたが、カミサマが泣かなくちゃならないと言うのは新知見だと思いました。若者の青い衝動とか、ちらと宮沢賢治の「春と修羅」を思い出したり、「ぼくのさみしさが、きみの血潮になるとき、ぼくは本当の意味で、君の愛になれるよ。」、この最後の二行も示唆的でした。 (cry in the me)

2022-04-05

無私の心ではなくて、非私の心なのかもしれません。「違う誰か」と言うのが私プラス他者及びおおやけなのかわかりませんが、私は私を捨てたことに嘘は無かろうと思いました。 (私)

2022-04-04

全体的に言うと、やはり宗教や政治は分かりませんが、野球の話はしない方がいいと言う教訓話の様な詩、オチだとも思えました。 (熱狂)

2022-04-04

花咲か爺さんが白骨化ではブラックユーモアだと思ったのですが、それとは関係なしに桜の木の下には死体が埋まっているみたいな解釈は誰が言い始めたのだろうとこの詩を読んで居て思いました。 (ひとりぽっちの春)

2022-04-04

甘ったれたではなくて花っ垂れたとか独自の言語感覚があると思いました。遠くを眺めている青年を眺めている青年とかですね。ダヴィデの星図などは五芒星の事でしょうが、ユダヤ人の歴史とか文化に興味あるのかと思いました。 (華燭の茎_膠と絵筆)

2022-04-04

ふと、歌謡曲の「春なのに」を思い出したのですが、この詩では鴉を軸に詩が回って行っているような。「春だと言うのに」と言う事で悲劇性を訴えて居る様にも見えますし、アイロニーの様な感じもします。 (春に無礼)

2022-04-03

猫の死と言うと人間に比べて侮られがちなのかもしれません。この子とま断定できる子猫とはと思いました。花の選定に迷い、愛する男にも擬えられている子猫。自転車を漕いでいる足も泣いているのかもしれません。 (今朝、愛猫が死んだ)

2022-04-03

「傷口に手を突っ込んでいいのは 恋人と詩人と医者だけだ」 この大胆な断定。「またたくたびに姿を変える君の」と言う時の「君」は宇宙人みたいだと言う意味ではなくて、永遠の嘘と言う重み、癒える傷から匂う花の匂いはどんな花なのだろうかと思いました。 (花と傷)

2022-04-03

カツオノエボシが印象的でした。あれは安易に触れるとアナフィラキシーショックを起こして死んで仕舞う事もあるようで。 (4月のエスキース)

2022-04-03

初連とその後の主語が変わっているような。2連目からはダンプの運転手の心中、心の中を描写した連であるような気がしました。 (疾る剥製)

2022-04-03

不思議なテイストの作品で、全編ひらがな表記なのもその印象に拍車をかけているのかもしれません。真理を述べて居る様にも見えるのですが、のっけから、第1連からユーモラスで惹き込まれました。 (ひとはしぬ)

2022-04-03

最終連とその前の連の願望が印象的でした。子は鎹とよく言いますが、退屈な事とも親和性が高いのかもしれません。 (モルトビネガー)

2022-04-03

11月13日までを読んで見ました。献呈詩集のところが印象的なのですが、一番最初の、アンケートの部分も、偶然、図書館から借りた現代詩年鑑2022年を持っていて「田中宏輔」の項を読んで見て、ああ、だから「荒木時彦くん」と出来て来たのかと、照らし合わせて納得のいく部分とかが、印象的でした。 (詩の日めくり 二〇一七年十一月一日─三十一日)

2022-04-02

双子の様な恋人。今現在彼女が愛している人の伝言を手に。別れ話の場面ともとれる詩なのですが、角砂糖か灰皿とか具体的なアイテムが、興味をそそる詩でした。 (砂糖で出来た弾丸はないから僕らは話し合った)

2022-04-02

今回の新型コロナの患者数の減りは少ないと言われていて、この詩で再現されているような状態は戻って来てないような気がするのです。夏季オリンピックの時はオリンピックが終わった途端、感染者数が激減したような気がするのですが。とりあえずビールとか、会社の宴会でしょうか、違う部署とか、先輩とか楽しい雰囲気は伝わってくるのですが・・・ (送別会)

2022-04-02

セックスと詩やエクスタシー。確かに嘘につながってしまうかもしれません。「詩があるんだよ」、そういわれると納得してしまう。光とはいろいろな意味に解放されていると思いました。 (あなたは嘘をついている)

2022-03-31

嘘だとしても犬の死体、事件なのではないでしょうか。「嘘」までの道程が、プロセスが、嘘への進化の過程が。否定から入る。重い主題だと思います。政治問題だと思います。最初に戻ると、平和を欲しながら長く続くと変事を望む。人類の習性かもしれませんが、「さみしいんじゃないよ」と言うセリフに、無名氏の悲哀があるのかもしれません。 (明日がはじまる)

2022-03-31

このサイトの利用を辞めます。ありがとうございました。さんコメントを有難う御座います。ああ、ジイドの作品、彼はアフリカの地も、特にアルジェリアでしょうが、探報したことがあるようです。そうですね、期せずしてですが、この詩に時事的な内容も内包させていたのかもしれません。 (閉じこもった)

2022-03-31

福まるさんコメントを有難う御座います。そうですね、私の閉じこもりは、海の向こうで戦争が始まるみたいなニュアンスだったのかもしれません。ジイドは世界的な作家だと言う事で出しました。館長と言う重職上、良心は裁判官の良心に匹敵するのかもしれません。 (閉じこもった)

2022-03-31

私ではないもの、非私の正体と言うか、公共性と言うか、この詩では募金でしょうか。思いは実行に移されず湿り気を帯びる心理の襞。最後の連、募金を実行しているように見え、その結果公共性の桎梏が解消したような、そんな風にも読めると思いました。 (吐き気)

2022-03-31

姉と弟の葛藤ではない、性的な事情。性の科学化でしょうか。姉も童貞みたいな。性に対する目覚めを客観視する。一番最初の記述。ちんぱ引きが注目されるのだと思います。安易な同情心ではないでしょうが、姉の弟に対する憐れみの感情も数値化されるのかもしれないと思いました。 (無題)

2022-03-30

カニバリズム的な部分はちょっとどきっとしました。コンカウルファウトは海岸の名前なのかもしれませんが、犯罪の多い国と言うのは死体が積み重なって建物ができるぐらいと言うところも、考えさせられるものがありました。 (つみのない国)

2022-03-27

丸い、やはりリアルな赤ん坊の事を描写しているのだと思いました。帝国陸軍の話で泣き止むとはある意味見込みのある子供なのかもしれません。 (赤ちゃんの詩)

2022-03-24

また続きましたね。この詩から読み始めたので、前回のも読んで見ました。茶トラ、黒猫と言うレッテル?が効いて居ると思いました。前戯ではないのでしょうが、親-子ども的な系列が固定して、読み易くなったと言う気がしました。 (無題)

2022-03-24

一番安いと言うのフレーズが印象的でした。ジェットコースターとかスリル系はやはり高いのでしょうか。閉園迄の「迄」が漢字なのでふと店締めセールみたいな、一日の終了時刻ではなくて、永遠に閉じてしまうかのような感覚を味わいました。 (五億回転ターボ)

2022-03-24

「はるる前」は一瞬、はるか前の間違えではないかと思いつつ、晴るるであろうかとも思いました。そうすると前に雨が降っていたようなニュアンスがあるのかもしれないと思いました。言明はされていませんが。 (うぶ く)

2022-03-21

ヒマワリは恐らくその向日性ゆえに、多くの愛を得て、多くの愛を与えるのだともいます。 (わが老犬果てる前)

2022-03-21

途中で終わっているのですね。抜粋であると。読むのに一時間近くかかったような。殺し屋と総括するには惜しい何かがあるような気がしました。東京遊泳と言うわけではないでしょうが、やはりメインの話は東京になる。ポルポト、クメールルージュ、詳しく知りたくなるような作品でした。 (無題(小説抜粋冒頭から))

2022-03-21

もしかしたら、ロシアのウクライナ侵攻の事が念頭に有るのかもしれません。核戦争とか第三次世界大戦とか物騒な言葉が飛び交い、「痛い」以上のことがあおられているのかもしれません。 (戦争)

2022-03-21

タイトルの「砂金」が象徴的でした。詩の中では一言も出てこないのですが、信じてもいい変わりようのない真実を象徴しているようで、「お願いそのものが嘘」でも挫けない胆力をも象徴していると思いました。あるいは胆力を引き出す原因でしょうか。 (砂金)

2022-03-21

迂闊な自分を反省している詩ではないと思いましたが、全てが揃う百貨店、モールでしょうか。「銀座していた」と言うのが独特な表現だと思いました。 (カシミヤではない)

2022-03-21

父と祖母とのエピソード。父はビール。祖母は苺。繰り返される三連休最初の日であると言う通奏低音でしょうか。全体を覆うわけでもなく控えめに控えている。春は残酷な季節であると言うエリオットの残響も聞かれました。父のジョッキのエピソード。桜祭りとつなげられているのかもしれません。父は誰の声にいら立つのか。それは私たちとこの詩では言明して居て、母と私の事?かと思いました。ぺちゃくちゃと。父の肉体の優位性。苺を詰め込んでくる祖母。あなた?あなたとは。恋人?それとも。母の事をそう呼んでいる可能性を思いました。卵生と言う感覚。小声る言語感覚。地球と私の一体性。春の星々や月光は私の支配圏内でのみ光っているものなのかもしれません。 (はる ! )

2022-03-21

ああ、バイクの事だったのですか。不思議な感じのする詩でした。バイクのエンジンに対して勉強して見たくなる詩だと思いました。一気筒とか一番基本的なところから学んで見るのがこの詩を理解する方便なのかもしれません。 (1気筒が2回動いて)

2022-03-21

アジスアベバの音楽や、コーヒー。コーヒー豆はアフリカ起源であったようなことを聞いたことがあります。存在の耐えられない軽さを思いました。ミランクンデラとは関係なく詩性に到達しようとしているのであろうかと思いました。最後の「10」の染みではなくて「しがみつき」。これが物語の終わりを表していると思いました。 (月が消えた)

2022-03-21

割礼の場面も印象的でしたが、「プリンを、勝手に食べたのね、お姉ちゃん、返して、唇と、くちびるが、二手に別れて、絡まり合う」、この場面も印象的でした。マタイに対する冒涜?聖書の対する侮蔑?みたいな場面も炭酸飲料と言う感じでした。キリスト教に帰依てしているのでしょうか、神に対する認識や少年らの宗教的な成長を扱っているのかもしれません。 (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-17

北川 聖「やすらぎの苑」発売中さんコメントを有難う御座います。いえいえ、私としては「マリちゃん自転車」とかちょっと引用が安易かとも思いつつも大胆に引用してみました。懐かしいと言うのもちょっと虚構めかしたつもりでした。 (さえも)

2022-03-16

抗議から夏休みへと。屋根を直し続ける家とは?腐って行く日本語は、詩の象徴なのかもしれません。 (神゜)

2022-03-13

やはりウクライナ侵攻は、単なる時事的なニュースとしてだけは無くて甚大な影響を各方面に与えているのだと思いました。自宅警備員とはニートこのことですか、そんな悲愴な詩ではないと思います、この詩は。今ではゲームみたいな戦争。モニター越しの。言葉が躍動する契機となるのではないでしょうか。 (言葉遊べ)

2022-03-13

「退屈な詩」ですか。前々そうは見えないのですが、やはり殺処分は悲しい。犬を買ったものにしか分からぬ悲しみが完膚なきまで描写された詩だと思いました。 (犬と暮らせば)

2022-03-13

ウクライナ侵攻や東北大震災が思い浮かぶのですが、あまり時事的な話題に偏しているわけでもなさそうです。自然の猛威や人間の暴力は有史以来の悩みですが、明けない朝は無いと言うポジティブシンキングが隠れてると思いました。 (この空)

2022-03-13

橙色さんコメントを有難う御座います。意味と言う事では、デュシャン以外では軍港が馬を内蔵していると言う、有名な短詩を引用しています。北川冬彦の「馬」と言う詩ですね。ああ、しかしよく調べたら、馬が軍港を内蔵しているという詩でした。逆の言い方になっているのを私も初めて気付きました。「馬」軍港を内蔵している。 (さえも)

2022-03-11

鷹枕可さんコメントを有難う御座います。そうです、デュシャンが念頭に有りました、「さえも」は。何時もの詩作法に何か加えたい、と言う思いもあったのかもしれません。 (さえも)

2022-03-11

深尾貞一郎さんコメントを有難う御座います。そうですね、ある意味漫画からの引用、他業種、異業種、他領域と言いますか、違う領域からの引用は、見識を試されると思うのですが、試みて見ました。 (求めた)

2022-03-10

一連目、誘っているのでしょうか。唆(そそら)れます。五反田と言えば品川区。短歌の千草君が昔住んでいたところだそうで、興味が唆(そそら)れます。姉の会社の本社もあるところです。ネオンですか。私はこの場面カクテルの遠回しの言い方のようにも思えました。シェイクしていると思いました。シェーカーが必要だなとも。ああ、やはり後の場面で酔っている。予想通り?でした。ネオンの色がカクテルを示唆している?ところが少し巧みかと。シャワー浴びて、チャーハン食べて、延長はしない?これも恋愛の一つの形なのでしょう。 (ベッドルームからおねがい)

2022-03-10

汝(なんじ)、汝自信を愛する如く汝(あなた)の隣人を愛しなさいと太宰治が繰り返し言っていたことが私の頭の中で残響しました、この詩を読んでいて。もちろん太宰の言っていたことは聖書を引用しているわけですが。それと最後の連でも繰り返していた「真理」とあなたの「真理」。前者と後者の違いは一見すると明白ですが、実は難しい問題を孕んでいる。そんなニュアンスをこの詩は表明しているのだと思いました。 (letter to the other side of friends)

2022-03-10

いすきさんコメントを有難う御座います。シティドライブとは初見な言葉ですが、春のイメージですか。暦の上では既に春ですが、確かに実感からしたら春近しの三月なのかもしれません。 (求めた)

2022-03-05

中沢さんコメントを有難う御座います。確かに言葉、特に名詞は拘りが有りました。自分の記憶をフル稼働させていたと思います。ただ、そのチョイスがベストかどうかは詩作して見ないと分からないし、読んで貰わないと分からないのでもどかしいのですが。 (求めた)

2022-03-05

牛の世話をするのが悲劇の日といきなり惹き込まれました。 牛の恒常性にイラついて居るのかどうかは分からず、「今この時味わえる幸せ」と言うフレーズ。 屠殺とか口蹄疫とか不自然な形で亡くなってしまう懸念が有るのかもしれません。「悲劇の日」が躍っていると思いました。 (今はただ)

2022-02-28

「フランクフルトとバウムクーヘンの感覚を その身の中に残しながら行く」 「フランクフルトとバウムクーヘンが 大便になっていく」 これらの表現に着目しました。バウムクーヘンのあの木目までも計算に入れているようでした。 (舞う)

2022-02-27

摂食行為に全細胞が共鳴し、混沌を成すのが待ち遠しいそんな感情を読みました。 (言物連鎖)

2022-02-27

引用の殿堂の様な詩だと思いましたが、厚生労働省まで出て来るとは思いませんでした。G・N・ノーマンは知りませんでしたが、自殺者の総数は悲しいですね。 (すみません、ここは詩のサイトでしょうか?友人のスマホに残された詩を載せます。コピペがミスってたら申し訳ないです。友人は詩と言葉で、人の心を暖めたいといつも言っていました。)

2022-02-26

空白の多い詩の空白には意味があると思います。空白は社会を意味して居るのか、経済を意味して居るのか、もっと各論的な特定の意味があるのかもしれません。「飛び降りた」と言う最後は意外でした。 (綺麗なあの子は十年前)

2022-02-23

歴史に残りたいと言う望み。滑走路の中央や、搭乗口の段差。宗教みたいな美しさ。信仰が走っていると思いました。不可能に対する意識。全力疾走でフルマラソンを走るみたいな。敗れた天使は胸像になっているのかもしれません。 (ベイビー・クラクション)

2022-02-22

満たされることのない絶望と言う言い方が新鮮でした。普通は絶望感は払底することを望むと思うからです。その他シルクロードへの言及、純度を失った静かさなど、詩語の工夫が見られると思いました。 (檻)

2022-02-22

矢張り、バーテンダーはカクテル作りにだけ長けているのではないと思いました。聖書のエピソードが印象的でした。社交的でないといけないのは勿論のこと、円満な人格、全人格的なレベルでのバーテンダー大全とでも言うべき、詩内容だと思いました。 (Jazz Cafe Monterey)

2022-02-21

カナダに居る私、でしょうか。失恋ソングではないでしょうが、そう取る事もできると思いました。赤毛のアンが本当に出て来そうな。 (カナダからの手紙(大))

2022-02-21

ああ、倒錯的な価値観。ある意味、天国なのかもしれません、地獄と言うのは。括弧書きの「地獄」が示唆するものは。美しい地獄とは何?と思いました。 (地獄)

2022-02-21

架空の町を拵えての作だと思いました。残酷描写も一部ありますが、ちょっとファンキーな調子も垣間見られ、伝えようとしていることは何か、サトウキビ女子が鍵を握っていると思いました。陰に陽に、市と政府のずれから生じる差分が詩内容に影響を与えているのでしょう。 (甘味なきところに人は住まず)

2022-02-21

自他の違いから来る難解さは、男女の問題に還元不可能な側面があると思います。「宝物」に民(たみ)の意味があるのかもしれません。 (amulet)

2022-02-21

好きと言う気持ち、それは決して単純なものではなくて、往路と復路が、同時に存在するような難しさだと思いました。誓うとは誓約(うけい)であり、神話的な構造が示唆されていると思いました。 (もう変わらない)

2022-02-21

音のないと言う事が、依存しないと言うニュアンスなら、前半部の描写はただの例示、日記、回顧録ではなくて、後半部の詩のタイトルの主題を示すために「彼女の曲を待っている」、そんな自分への自強の念だと思いました。流れ、プロセスが有ると思いました。 (音のない生活)

2022-02-21

夕餉のおでんだと思いましたが、もしかしたら屋台のおでんだったのかも知れません。夫婦自営の、夫婦和合の骨法が示唆されているのかもしれません。 (仲間)

2022-02-21

語りかける様な調子、書簡とみても通ると思いました。月が住んでいる家とはと思うと想像力の翼が飛翔すると思いました。 (星の町)

2022-02-21

硬質な熟語が詩国を成していると思いました。詩ワールドとでも言う様な。幼年期の夢に魘されるのは詩そのものなのかもしれません。 (風紋の彩なす処)

2022-02-21

部屋の周りが海であるような、最後に海さえ見えぬ場所と言う、隘路でしょうか、袋小路を示唆をするような感じだったのかもしれません。カモメ、欠ける月、孤島や、帆は消えて行く夜を演出しているのかもしれません。 (帆を立てて)

2022-02-21

深尾貞一郎さんコメントを有難う御座います。そうですね、父とベスとの物語は前提していたと思います。物語が後継に退いて、詩が前面に出ると言うコンセプトでした。但し物語の骨子が揺曳するように心がけたと思います。 (待つ)

2022-02-21

失敗が身を凍らすは印象的なフレーズです。間違いに歴史ありとも言います。この世は本当に夢で覆われて、生きている意味が強く認識できるだろうかと偶に思います。この詩では黄色い鳥が夢をふりまいているように思えました。 (モノと心)

2022-02-05

地球が水の惑星だと実感できる詩です。その前に生物、人間自体が水の比率が高いわけですが。もともと水が無かった地球に水ができる経緯が背後に有ると思いました。地球の歴史をリスペクトしているのかもしれません。人間のみの内では太古の地球の記憶がさざめいて居るのかもしれません。 (何処かの惑星で)

2022-02-02

ABさんコメントを有難う御座います。三好達治の詩は意識しました。ただ 「己(おのれ)をオノレバルザックと 勘違いしているとロボットと出会った」 ここの部分は己をオノレバルザックと勘違いしているのはロボットなので 「勘違いしている(と)ロボットと出会った」 (と)が余分でした。確かに(と)が有っても日本語としては通じるのですが それでは母が己をオノレバルザックと勘違いしていることになるので本意ではないですね。 (ロッキー)

2022-02-02

皴の音ですか。これまでの生きざまが刻まれて、四季が無い歴史の音ですか。無風の音でもある。コーヒーの香りで会ってくれと言う希望がこの詩に花を添えていると思いました。 (皺の音)

2022-02-01

恍惚とした感じが有ったのかもしれません。しかし卑怯者とは意外なヴォキャブラリーでした。「セカイイチノ」と来れば、皮肉な意味で言っているのではないというニュアンスが詩なのではないかと思いました。 (ツキノウラガワ)

2022-02-01

二重括弧の中が少し引っ掛かりました。「つまらい」の意味は、日常のアンニュイではなくて、自分のポジティヴな姿勢に対する、ノンを突き付ける姿勢、それを「つまらない」と言っているような気がしました。 (玻璃)

2022-02-01

祈りでしょうか。食前のかもと思いました。でも絵に描いたような感謝を述べる祈りとは違う。来し方をふりかえり、記憶の峻厳さにおののいている主体が隠れているのかもしれません。 (For the Blessing )

2022-02-01

(つづく)と来て小説風かなと思いました。詩は他ジャンルを吸収して成長してきたのかもしれません。猫と言う言い方は、子供だから、定型的に猫的な意味を持つと言うニュアンスなのかもしれませんが、単にあだ名と言うニュアンスだけなのかもしれません。 (無題)

2022-02-01

今回は前回とは違った論点からコメントします。詩らしい詩と言うのも可笑しい言い方かもしれませんが、今までの詩を解体したい試みであろうかと思います。ルポルタージュの様な感じから醸し出される詩感、これは実験的な試みの詩であろうかと思いました。 (Twitterによくいる下手くそな詩を書くおばさん)

2022-01-30

自我の危機が表現されている詩かと思いました。様々な種類の人間は何を表しているのか。電車から人間が吐き出されるのは当たり前の現象ながら、残された私はそれらとの比較で独峰性高く屹立している。雰囲気があると思いました。 (朝のプラットフォームにて)

2022-01-30

自分の詩を読み返してみて、ダイアローグが無いと思いました。ダイアローグを求めてちょっと上げたいと思いました。 (ある荒廃)

2022-01-30

ちょっと過激な詩ですね。挑発的でもあり、発破をかけているようにも見えたり、けれども、最後のれでぃごーが出発を表しているようで象徴的でした。 (栗と栗鼠)

2022-01-30

兵士たちがやって来たのでしょうか。神の道と言う以上、宗教勧誘?そんな悠長なものではないのかもしれませんが、宗教、端的に言うと、キリスト教を、特に聖書時代のキリスト教ではないかと思いました。でも「我らは信仰そのもの」で「学生達がやって来る」「神(いのち)を冒涜する奴らが」とあるので、一筋縄ではいかない側面を思いました。宗教対立か、原始宗教などを思いました。 (かくれんぼ)

2022-01-30

批評精神の強い詩だと思いました。やはり先生を相手にしているからでしょうか。普段の生活、バーナルな日々。愛とお腹いっぱい。愛は包括的な概念なので、お腹いっぱいでもやはり愛は満たせない可能性の方が高い、なので無責任な言い方だと非難していると思うのですが、「あいしています」と言う言い方に対して。最後のフレーズが、何か不気味です。もちろんいい意味で、です。言いさし、それこそ、途中で終わっているような印象で、続きが示唆されていると思うからです。 (ケロイドと十二月)

2022-01-30

日傘と言うとモネの絵のカミユだったかモネの妻に当たる人が日傘を差している絵を思い浮かべます。その後早く死んで仕舞ったからなのかもしれませんが、この詩では自己のハンドルネームに対する言及があり、異界同士が交わっているようにも思えました。現在ではアンツーカーと言って晴雨兼用ですか、そんな傘もあり、詩に深みを与えるのかもしれません。 (日傘のしらべ)

2022-01-30

洗濯と言っているから、衣服のシミだろうかと思うのですが、詩のフレーズを読むと、身体の汚れの様に取れないこともないと思い、解釈の余地がないこともないと思いました。 (シミ)

2022-01-30

新約聖書の創成期の「光あれ」ではないですが、怒りですか。怒りの定位が望まれているのかもしれません。 (怒りあれ)

2022-01-30

「願い」でB’zの曲を思い出しました。人間と畜生。女の獣人の様な行為への幻想。なぜ貝殻を求めるのだろうかと思いました。答えは無いとしても、示唆はあると思いました。 (願い)

2022-01-30

ナイフの入刀は何故か戦争を想起したのですが、腸詰礼賛はシャウエッセンや、ドイツ由来の本格的なソーセージを私は想起します。「島国」が出て来るので違うのかもしれませんが。 (腸詰礼賛)

2022-01-30

目的を持たずに乗った電車でしょうか。それとも目的があっても降りる駅が分からない、手段が複数あってわからない、あぶはち取らずの様な状況を恐れている、そんな背後を感受しました。若い年齢からくる不利さをむしろ示唆しているのかもしれません。直接表現した以上に、ニュアンスで伝わってくるものがありました。 (電車)

2022-01-29

Comoestanuquiさんコメントを有難う御座います。意味がちらちらと言うのは意味の揺らぎ、意味のファジーさを言っているのだと私は思いました。西匈奴、唐は、その時代の状況を調べれば見えてくるものがあるのかもしれません。辺境異民族に関しては、満州族や後金の例があります。侮れない所が、歴史的緊張、詩的緊張を孕んでいるのかもしれません。 (目覚めて)

2022-01-29

沙一さんコメントを有難う御座います。宗教的な悟りは常に意識している気がしますが、さすがに高級すぎて、上部からのアプローチから、中心部へと辿り着ければと思っています。CERNにシバ神の像とは何かエスプリを刺激するものがあるのかもしれません。東洋思想の伝播は恐らく、ニーチェのキリスト教への幻滅から、仏陀を称える?みたいな、もっと言うとニーチェが心酔したショーペンハウエルの時代の?あやふやな知識ですが、仏教の研究、ドイツ語での仏典の研究が与って力があったものだと思います。ユングとリヒャルト・ヴィルヘルムのエピソードは初めて知ったような。違う領域の用語は組み合わせた場合の、場合によっては上手くいかないリスクも含めて、意欲的な取り組みだと自分では思っています。 (目覚めて)

2022-01-29

三浦果実さんコメントを有難う御座います。可読性は当然必要だと思っているのですが、そうですね、詩的飛躍、異化などを考えると、どうしても可読性を無視しているのかもしれません。「楽しめるかどうか」と言う評言は考えさせられる内容だと思いました。 (目覚めて)

2022-01-29

「注釈」が引っ掛かりました。「原風景」にも立ち止まります。そもそもそっけない自殺とは何だろうか、そんな自殺有り得るのだろうかと思いました。 (そっけない自殺、エロ漫画日和)

2022-01-22

向こうの口撃とは幻想にもとれますが、具体的に、現実的に言うと、役場の担当部署の人なのでしょうか。「国の出番」は生活保護の事だと思いました。 (生活保護)

2022-01-22

愉快な調子にも見えました。ゾンビやゴーストまで出て来て。詩作者の妄想ともとれますが、コロナ禍の比喩的な象徴としてゾンビやゴーストが出てきたのかもしれませんが、「日本人の皆さん」「詩の同胞」と呼び掛けている。コスモポリタンな詩なのかもしれません。 (新年あけましておめでとうございます)

2022-01-22

コンセプチュアルな詩のような、何か、普段の詩に対する、構造的な批判意識があるのかもしれません。詩なんてもの書いた事が無いと言う宣言に重みがあると思いました。「龕」とか「修道女」。伊良湖岬の藤村の詩ではないですが、瓶入りの詩でしょうか、「書かされている」。詩そのものを問う詩だと思いました。 (Twitterによくいる下手くそな詩を書くおばさん)

2022-01-22

単なるおばさんに対する執着とは違う、「おばさん」フリークでもない目論見があると思いました。 「おばさんは おばさんの顔をして」 ここには取り付く島もない、中身のない詩想を見る事も可能ですが、極めて公平な観念、まさにおばんさはおばんさんでしかないと言う様な、清潔な発想を見る事もできます。それは最後の 「おばさん、と書けば おばさん、と響く」 にも言えますし、中ほどの 「おばさん あなたは おばさん以外の何も持たず」 や、おばさんの心など頻出するので、清潔な感じと共に、具体的な何かを蔵しているような、示唆しているような感じがしました。   (涙ぐむ28の夜)

2022-01-21

日本語のオノマトペに対して意識が強いのかと思いました。懐疑を表明したタイトル。言葉の軽さに走りがちな詩語に対して、支えの様にあるのが、主体的な懐疑だと思いました。 (ほんね、ほんと?)

2022-01-19

リアリティに愛とルビが振ってあるのが印象的でした。ああ、現実ともルビが振ってありました。介護のリアリティなのかもしれないと思いました。無償への機会、ここも詩が社会と切り結ぶ、ガレ場なのかもしれません。 (肛門のリアリティ)

2022-01-17

東南アジアで戦争が始まると言う行が衝撃的でした。もしかしたら戦争とは狩猟戦争ではないかと思いたくなるほど、本当の戦争は過酷だからと言うコンセプトのもと、反戦詩を書いたのだろうかと思いました。 (無題)

2022-01-13

世の理不尽さに単純に憤るのではなくて、何とか妥協点を模索している詩だと思いました。 (平等)

2022-01-10

二人と一匹。その一匹がキリン?ゴキブリ退治のフレーズから一匹をゴキブリの一匹ととれるところが、緊迫感をはらんでいると思いました。ああ、キリンは一頭、二頭と数えると言う現実。でもこの詩では一匹は人間ではないというニュアンスでキリンの事ではないかと思いました。 (あなたとキリンとパノラマ屋敷)

2022-01-10

「あなた」への気持ち。空洞の時や感謝の言葉。無力感など、大好きという気持ちは伝わらない可能性の方が高いのかもしれませんが、主体が外部と対峙しようとするその姿勢はいいと思いました。空洞の時は満たされるのかもしれません。 (泣く)

2022-01-09

きょこち(╹◡╹)久遠恭子さんコメントを有難う御座います。そうですね、実際は空を飛んでいる夢は殆ど見ないか、リアルに言うと、多分一度も見た事が無いと言うのか客観的な事実だと思うのです。でも詩の中ぐらいはと思います。飛び方を考えてですね。 (ヒッキー)

2022-01-07

類さんコメントを有難う御座います。コミンズカー大先生は東京裁判の事が念頭にありました。イギリス側代表で東京裁判の検事を務めた人です。学を深め居ていたのは自分自身の事ですが、少しユーモラスな雰囲気が出ればと思いました。「交尾」と言うのは天道虫とくにベダリアテントウムシと言って、カイガラムシなどを食べてくれる昆虫が念頭にありました。葉などで交尾して居る姿を何度か目撃したことがあったからです。 (二刀流)

2022-01-06

春夏秋冬がこの詩には織り込まれ、英語の歌を歌って居る様なそんな感じがしました。 (いつか見た草原)

2021-12-30

ファンタジーではなくて現実そのものだと思いました。なので、ファンタジー?アニメ?と言う問いは皮肉とも取れますが、そうではなくて当事者以外から見てと言う視点の導入、ポイントオブビューの観点からの問いかけなのかもしれないと思いました。 (〈安閑夜話〉 運転手からの電話)

2021-12-29

漱石の吾輩は猫であるを思い出すのですが、内容は全然違うようです。でも人間世界を冷めた目で批評的に見て居る所や猫ではなくて、犬であるところが相違点ですね。聖書の文句とか印象的でした。放蕩息子のくだりも聖書の事が念頭に有ったのかもしれません。 (吾輩は犬である!)

2021-12-28

「真夜中のボクサー」 真夜中のボクサーは 土曜日投句しているのに 選を忘れて 図書館へ行くのに四冊 家へ忘れて来たのを忘れて 父の「野菜の時間」を奪った 母がたまたま何時もと違って 普段は二冊しか借りないのに その日に限って三冊借りていた せいもあった 美しい雨は降っては来ない 風花が舞って居た 飲食店の駐車場 ダイヤモンドのくしゃみも出て来ずに オーク光年を前に 足の裏にせっせと光を注いで 立ち尽くした (「びーれびしろねこ社賞」 応募スレッド)

2021-12-20

「よろめく蟻」 コックが丁寧で好ましいと ユダヤ教の導師であるラビは言う 歩が有れば勝てると言う ルールがはびこっていた頃だった あなたはボールとなって 飛んで居た その放物線を解くらしい蟻が 酢に落ちて隣にいた コックに気をとられていたのか ラビに気をとられていたのか 風呂の湯に居る頃に襲われ易く 湯は良くて酢では駄目な理由も よく分からなかったし 落ちて仕舞えば酢でも駄目だった そんな蟻が庭に居た 蛹を襲っていた 黒蟻の羽根蟻だった 酢に落ちてたじたじとなっていた よろめていた (「びーれびしろねこ社賞」 応募スレッド)

2021-12-20

兌換券は嘗て純金との交換を保証された紙幣だったと思うのですが「時間」との交換となると詩的韜晦とは思われず、慎重な解釈が必要だと思いました。「短い映画」に込められた思いがあるのかもしれません。ネットカフェの実態を詳しく知れば、この詩をよりよく理解できるのかもしれません。 (チェインソーと四股を固定された女)

2021-12-20

矢張り東北大震災の影響の甚大さを思います。死活問題。ただひたすら思う事の意味。詩が時事問題に向き合って居ると思いました。 (あめふるよるに)

2021-12-20

「だろう」と言う未来形なのか、推量的なニュアンス。推定しつつ未来を志向して居る様なそんな布陣図がこの詩にはあると思いました。 (今に)

2021-12-19

単純な神様願望の詩ではないと思うのですが、潰れたケーキが象徴的で、タイトルの「十五の朝」が「十五の夜」を想起させて、もしや尾崎フリークかと思いつつもそう言った枠に収まりきらない部分が詩になって居ると思いました。 (十五の朝)

2021-12-17

人生の枝分かれ状態を描いて居る様なそんな詩だと思いました。フォーク。forkですね。フォークソングのフォークはfolk。クヌギの木やガジュマルも印象的でした。 (枝、別れ)

2021-12-16

ちょっとこの詩とはかけ離れる言い方になるのかもしれませんが、「平等」の構造的パーツが時と所を変えて、嵌まり所を探しているから、不平等を感じるのかもしれないと思いました。自分固有の平等感が迷子になって叫んでいるのかもしれません。自分ではない人固有の平等感が自分の椅子に突き刺さって居るのかもしれません。「親」の意味が再び問い直されるのかもしれません。大人になって行く誰かが希望のLEDを照らすのかもしれないと思いました。 (平等)

2021-12-16

黄金の時間が何かを探りながらこの詩を読んでみました。リビングの余った時間。とろける意識。眩しい照明。望見される、将来時制の二人の時間。分かったような分からないような。少なくとも「ふと現れる」黄金の時間はまれなものではあるのだろうと思いました。 (黄金の時間)

2021-12-16

第1連目が謎の展開だと思いました。娘が長い髪を切って居る、それ助けてバリカンを出した父なのか、懲罰的な意味で丸刈りに無理やりしてしまったのか。解釈の余地があると思いました。娘の窮状を訴える連。ああ、でも読み進むと「父」ではなくて「母」でした。バスが象徴的なアイテムとして機能して居ると思いました。 (長い沈黙のあとで)

2021-12-16

寒い夜と言うのは比喩的な意味ではなくて、文字通り冬の季語と言ってもいいぐらいの冬を想定した描写だと思いました。でも他の行では冬を思わせる描写は無く、僕の中の夢や愛が潜在的に危機に陥っているのではないかと読み取ってみました。詩の中では「終わってしまう」と言って居るので、ここで言う危機に陥るは、あくまで潜在的にと言う意味です。 (UNDERSONG)

2021-12-16

土の中で眠ると言えば、爬虫類、特に蛇やトカゲを思い出すのですが、冬眠と言えば極めて危険な行為、そのまま死んでしまう事も有るそうです。この詩では惑星で始まる物語。コズミックな想像力が爬虫類を示唆するに至るのは極めて詩的異化だと思いました。 (うまれかわりのうた)

2021-12-15

漢字二字組み合わせの熟語に拘りがあると思いました。葬柩とか職続などです。また、「竟に叶わぬ尊厳死を」では死んでしまったが、尊厳が伴わなかったのか、尊厳死自体がかなわなかったのか、つまりフラットに死ねなかったのかと言う観点から、解釈の余地があると思いました。 (脚本の死)

2021-12-15

ガリレオの逆らいはローマカトリック全てを驚異に陥れたのだと思います。田中修子さんに対する哀悼の念が伝わって来ました。 (side order(田中修子へ捧ぐ))

2021-12-15

天と点、面と面。繋ぐ役割。朴訥な僕。水飲む心地よさ。木の葉に滴る雨の聲、空気の重さなど。キータームとなるヴォキャブラリーや、フレーズ、センテンスがあると思いました。「消える」と言う終始。記憶喪失と言うわけではないでしょうが、時と言う大枠で具体的な見取り図があやふやになったのかもしれません。 (ぼくぼくとつ)

2021-12-14

結社にも俗さずの所が意図的なミスなのかが興味深く思いました。「属さず」との比較で。あと、矢張り「これは詩だ」と言うタイトルは、この詩を読んだ印象と言う事では、宣言文と勘違いされてしまうと言う危惧から、そのようなタイトルにしたのだろうかと思いました。 (これは詩だ)

2021-12-13

花束が象徴的ですね。詩の事を花束と言って居るようにも思えますが、やわらかな灯も詩を象徴していると思いました。美しい貴女は詩を織っている、紡いでい者を遠回しに言って居るのかもしれません。 (やわらかな 灯)

2021-12-13

源泉の尊さですね。冬の泉から水が滾々と湧き出るように。詩の醍醐味はまさにそこにあると思いました。 (海へ)

2021-12-13

5or6.(天川五ヵ六)さんコメントを有難う御座います。そうですね、せっかくダウンロードしても、リンク先が破棄されて居ると内容が無くなっているので慚愧の念に堪えないと言うか、口惜しい限りでした。モカコーヒーには確かに作用点が存在するのかもしれません。 (後悔)

2021-12-13

yamabitoさんコメントを有難う御座います。そうですね、主題の一貫性などはぼやけた形とは言え、ある程度はあるのかもしれません。やはり一貫性のある主題は詩では威力を発揮すると思うので、重要な事だと思います。頓珍漢な内容では詩を脆弱な内容にしていると思います。今後とも頑張って行きたいと思います。主題は極端に変わるかもしれませんが。 (後悔)

2021-12-13

握りしめやそれをするとやそんな日はの繰り返しがリズムを作りこの詩の核に及ぶ効果があると思いました。訴えや祈りの様に思える詩なのですが、バスのベンチと言う一番初めの提示から、場所の占有に対する執着ではなくて、謙虚な要望、それを叶えるために丁寧に主張や内容を積み上げて行って居ると言う感じがしました。 (20201116)

2021-12-10

夏から秋への推移の内に生じる不安定な心的機制が描かれていると思いました。「実り過ぎた過日」に部分が果実ではなくて過日と言うのが印象的でした。 (夏至祭は終わった)

2021-12-10

ゴメやカモメの類、ウミガラスの抒情と言うか弔鐘なのかもしれません。ポラリスの寂しさ、灯台の不動性、彗星の欠片に我々は涙し、時には歓喜するのかもしれません。星座のかたちは我々に詩作のきっかけをもたらすのかもしれません。 (夜空のかたち)

2021-12-10

途中から鳥の話から、人間も同じように網の中の様なニュアンスが、畏まると思いました。(怖いと言う意味です)。網と水。「息ができない」。普通息が出来なければ、死ぬと思うのですが、「それでも」と言う逆説。網が有ると言う事を口実に?自殺願望では無くて、文字通りの網は無いのに確かにあると考えると、怪奇な感じがして来て。自分で仕掛けた罠に自分で嵌って居る様なそんなことを訴えているのかもしれないと思いました。 (鳥)

2021-12-04

ハイブリッド車ですね。最近は水素ステーションも増えました。もしかしたら、この運転手、失語症に陥っているのではと思いました。ぐるぐる回っている気がする、アクセルとブレーキをどっちだったかと聞く。幻想と現実のあわいに漂って居る様な気がしました。 (プリウスに乗って)

2021-12-04

滑らかな感じがして、読んで居て、音楽で言うと、スラー記号が常に常駐しているようなそんな感じがしました。防人は歴史的なさきもりでは無くて、単に防ぐ人であると思いました。野良猫の飼い猫転換ファンタジーの事と思いました、この詩の最後らへんは。 (小さな戸建てのファンタジー)

2021-12-04

くるまっていたい。雨上がりの風が意味ありげです。やわらかい風。乾いた冷気とはまるで違うと言う主張。風には期待しない。自分で自分を褒めると聞けば、ホイットマンを思い出すのですが、あまり関係がないのかもしれません。グリスウォルドなどアンチも多いのですね、ホイットマンともなると。雨雲の遠ざかり。雨後の道路は松本圭二の詩を思い出すような感じも抱きました。 (アトピーと冬の雨上がり)

2021-12-04

柔らかい雰囲気の中にも、ふと不安が過ぎる。「たとえば郷愁」。人外の心の様なもの。底知れぬ魂の産声とは。墓場に持って行くものはもしかしたらもっと具体的なイメージを内蔵して明かさないのかもしれないとすら思いました。 (実験07)

2021-12-04

片足引き摺る大男とはインパクト十分で、下弦の月が出て来る。天空まで連れてってくれるとは相当な妄想でしょうが、しょんべんとは大胆な単語だと思いました。 (引っ掛け屋の路)

2021-12-03

自由自在な内容だと思いました。記憶を粉々にするとなぜ船が沈められるのかと言った疑問は愚問でしょうが、「ハッカ飴を口に入れると星は弾けて散り散りになる。」は飴=星見たいな発想なのでしょう。「永遠は死滅する太陽だ。」この表現はアイロニーであろうか、宇宙の永劫回帰であろうか、神は死に、魚がコンクリートに溶けたり、抑圧の開放が目的であろうかと、詩に目的を見出すのは愚策なのかもしれませんが、目的的なアプローチは意外とこの詩を読み解くキーとなるのかもしれません。 (永遠への接吻)

2021-12-03

最終連の悲壮な感じが悲壮と言うよりは、宇宙だとか、物質の運命を人間に重ね合わせて居るのかもしれません。「命」の定義。命の定義と言うよりは生命の連続、生命現象の比喩的な表現なのかもしれません。第1連、第2連、第3連、第4連の最後に出て来る「命」と言う単語。僕=それと言うわけではないでしょうが、それに収斂する何かがこの詩の詩作モチベーションなのかもしれません。 (ルッキズムの蔓延した世界で)

2021-12-03

カンパネルラさんコメントを有難う御座います。そうですね、もしかしたら名古屋駅近くのナナちゃんとかミケランジェロのダビデ像などを考えていたのかもしれません。多少は個人的な体験が含まれています。 (後悔)

2021-12-02

滅ぼす力。このフレーズに注目しました。神様でも難しいからとこの詩では規定します。そして伝説に憧れる一人ならと言う一行。その前後で倒す力は英雄にしか扱えないとも言っている。タイトルである「勧善懲悪」に迫るフレーズだと思いました。 (勧善懲悪の事故予防)

2021-12-01

ウミガラスの鳴く頃。彗星の欠片。ポラリスの寂しさや灯台が硬質な抒情を放っていると思いました。 (夜空のかたち)

2021-12-01

古文のような文章かと思うと、普通の現代文、檄文、決起を促すような調子も有り、この宇宙のビッグバンは来たらず。神曲か、創成期を思わせる雰囲気もあると思いました。 (《世界》を握り潰す)

2021-12-01

生まれたばかりの小牛。最後らへんで、孔子に変わっている行にはっとしました。 (子牛を拭う)

2021-12-01

ああ、家に入れぬ苦悩。内側からカギを掛けられた苦悩に匹敵すると思いました。 (冷たい孤独)

2021-12-01

昔愛した女。動き出した電車と言うのは名残雪とは何の関係もないでしょうが透明な気持ち、空っぽな心は何かを待って居るのかもしれません。 (無題)

2021-12-01

ああ、眠気にドラゴン。壁は外枠の様にあり、トタン屋根の上の猫。本当の外枠は窓なのでしょう。泡沫の日々は屈託のない鱗粉が保証して居るのかもしれません。 (夜更けの龍)

2021-12-01

民間伝承の有名な詩であるかのような、そんな感じがしました。軽快なリズム感。「ふるえ」の繰り返し。ある意味ハンプティーダンプティー見たいなマザーグース的な印象がないでもないような、浅学にして、何とも言えませんが。 (ふるえ)

2021-12-01

魂の希求と言うよりはソウルが昇華できないもどかしだと思いました。青色と白色のハンガーがこの詩全体を支配して居る様なそんな感じもしました。 (Thinking Thing)

2021-12-01

それだけの春が余剰を残さずに潔く去って行く。そんな印象をこの詩に持ちました。ボディー感覚が大地と接し躍動している。皮膚感覚が共感覚に優れて、外を望見して居る。後付け物語を騙るのはヴァルハラの魔女なのかもしれません。一言でダイヤモンドと言う感じでした。 (それだけの春のことでした)

2021-12-01

争いの少ないことと坂道の少ない事。全部自分の物と言う考え方は共産主義的な思想ではないでしょうが、そういうものを想起させます、ですが、この詩ではもうちょっとほのぼのとしたもの。或いは土地の全面的な支配と言う意味での全部なのかもしれません。「この土地」ですね。自分の区画された土地の全部、全面的な支配。 (坂道の少ない土地)

2021-12-01

神に対する疑問。返り血と業火。腐った卵や鼠を口に突っ込む所業。死んだと言う事は定義見たいに考えられている。ここまで見て来るとなんで詩を書くんだと言う切なる疑問が蘇ってきます。自己救済への希求。自己ヘルプの熱望が有ると思いました。 (見えない光)

2021-12-01

不幸を歌ってむしろ成功する。そんな皮肉でもないでしょうが、周囲のボヤキに負けてしまいそうなシンガーソングライターが周囲のエール?で浮き彫りになる詩だと思いました。 (不幸中毒者)

2021-11-29

大雑把な印象ですが、死児の事を呼んで居るのではと思ったりしました。或いは死児が呼んで居るのか。黄泉の国から誘っているようなそんな凄み。餓鬼?とも違う、驚きの抒情だと思いました。出生にまつわるエトセトラが妄執を呼んで居るのかもしれません。 (ego・light・future)

2021-11-29

水や、不確かな未来。この詩作者は不安に打ち震えて居るのかもしれないと思いました。深夜三時や歯磨きのエピソードなどがそれを裏付けていると思いました。 (水)

2021-11-29

湖湖さんコメントを有難う御座います。ああ、纏足。かわいくカジュアルにですか。そうですね、確かに 「馬鹿の大足、間抜けの小足、ちょうどいいのがろくでなし、」は卓見かと。ゴールが地雷になって居る様な緊張感を思いました。固い印象は払拭したいですが、柔軟な発想、表現は難しい課題、宿題だと思いました。 (足の多様性)

2021-11-20

湯煙さんコメントを有難う御座います。蚊の寿司は有り得ないものの代表の様に表現して見ました。ロートレモン伯爵の詩の手術台の上のミシンとこうもり傘見たいなものとは、ニュアンスが違うのかもしれませんが、念頭に有った事は確かです。ただシュルレアリスムと言う言い方で解決したくないと言う意識が強いです。もうちょっと違うコンセプトで自分の詩を根拠づけたいとは思っていて、異化効果を出したいと思いました。 (足の多様性)

2021-11-20

エレキギターを演奏して居る風景だろうかと思いました。左手の弦の押さえ方が目に見えるようです。 (蒼と微睡む)

2021-11-18

落書きばかりの手紙にうんざりして、ひさかたの果実とは?夏至祭のパレード。宛名のない手紙。汚れた皿の象徴性。三日月から新月、上弦の月、満月、下弦の月を経て再びの三日月。月の地球からの見え方が彫刻と言う概念を使って表現された。なぞるしなやかな指。祭りは終わりに向けて参集した人も居なくなっていく徐々に。もう秋の日暮れの意味は。実り過ぎた過日は果実と考えているのかもしれません。 (夏至祭は終わった)

2021-11-18

夢の定義の「ねむらない」は興味深いです。眠っている中で、夢を見て居れば、眠っていると考えない。あくまで主観的な判断ですが、そこにこそ詩性が潜り込むのでしょう。 (#)

2021-11-18

原則を言っているようにも見え、教会の説教の様にも聞こえ、作られた物の儚さ、鎮魂詩の様にも思えるのですが、多数の死者が居る場合、誰を悼むのか、確かに難しい問題だと思いました。 (亡くした人へ)

2021-11-18

11月は小春と言うぐらいで、立冬を迎えても日差しが強いだけではなくて、まだ多少は暖かい。この詩は口調が関西弁っぽく、わろてる、笑って居る人生に価値を見出す、小春日和みたいな詩だと思いました。 (早起き)

2021-11-17

声とビジーカーソルが二物衝撃で有る様な。 (自由律俳句 202110-1)

2021-11-10

自殺願望?文字通りの暇つぶしの様な、メタフィジカルな、詩ができる工房の開陳なのか、意識の流れの様な。 (暇つぶしによる暇つぶし)

2021-11-10

不断に繰り返される英語のフレーズがポイントだと思いました。卵のエピソードは古事記の国生みの話とも映画のロッキーのトレーニングのエピソードともとれます。眼帯の少女がボクシングの試合の幻の様に現前する。ボクシング試合の結果の様に。リストカットや泣きはらした後の瞳。メンヘラ少女とは即断できないにしても、地獄の亡者、煉獄のエンマ大王、壊れた一人称は何を意味するのか。他人の脳に触れることの意味。 (夜空に連れて行ったのは「僕ら」)

2021-11-10

前にも詠んだのですが石と言うと秋山俊を思い出すのですが、この詩では悠久の時、石器などの発掘物、磨製石器など、古代への憧憬などがあるのかもしれないと思いました。 (丘の上の墓碑)

2021-11-10

焔の歴史が燃えて居る様な、人類の神話が燃えているようなそんな感じがしました。最終連が印象的ですね、わたしと言う傲慢。わたしそのものが燃える。公と私の一体感があるのかもしれません。 (焔)

2021-11-05

「呪文はいつも「ごめんなさい」 効果は感謝よさらば」 「闘争と逃走のループ」 「とうそうちゅう」なのだ! 現在進行形のげ現前性のマジックがあると思いました。全てにわたって労働の汗が、実存の汗が波打っていると思いました。メシアの存在が大きいと思いました。 (僕は勝手に情熱と呼んだ)

2021-11-05

石像とかモアイ像とか、ゴーレムみたいな感じを抱きました。人類の歴史よりも古く、久遠の時。生物の歴史、悠久の時の暗喩としての石だと思いました。 (丘の上の墓碑)

2021-11-05

兎は食べられるものの象徴なのであろうかと思いました。本音の兎と言うフレーズが印象的でした。 (月世界)

2021-11-05

「陰口を言う奴の陰口を言う奴になりたくないから陰口を言わないように距離を置くと全ては一見さんの世界になってしまう。 仲間以外を排除していく世界はまるで、防衛費ばかりせがんで戦争したがる国のようだ。 矛盾した気持ちで安心を求めている。」 現在の日本を揶揄して居る様な、自分の周囲を揶揄して居る様な、摩訶不思議な、端的に言うと矛盾した気持ちなのかもしれません。 (1bit、10月、ツイート詩、#、)

2021-11-04

糖尿病の恐れ、罹患に対する畏怖の念があるのかと思いました。戦前までの民法だと相続の原因に隠居が有ったのを思い出しました。今の民法では死亡だけが相続原因なので、単純に大らかな時代だったのではないかと、戦前はと思ったりします。糖分の下僕と言うと、ダイエットなども想起しますが、この詩では友達見たいな意味なのかもしれません。 (糖分の下僕)

2021-11-04

左足の緊張感ですね。黒を踏む。和音は人を高揚させる、あるいは孤独に追い込む要素があるのかもしれません。青藍とは空かと思いました。 (夜に眩む)

2021-11-04

電波に対抗するのではなくて電波に乗って、電波と一体化する、その高揚感、あの子の存在。それはまさにオリジナル、そんな感じの詩だと思いました。 (電波オリジナル)

2021-11-04

「写真が何枚も干され」で昔ながらの銀板写真?ちょっと詳しくないのですが、一枚一枚が結構高かった時代を想起させられますし、今でもそういう写真はあるのだと思いました。蹴伸びしてと言う表現から比喩的な意味で泳ぐと言う内容を内包しているのであろうかと思いました。点字ブロック。盲目なわけでもなかろうが、それをなぞる。そして写真が干されている庭。甘い金木犀。芳しい。三連目の点字ブロックを見なくても済むや、川ができてうれしいと言う表現にはっとしました。最終連の航空標識灯 が何を意味して居るのか、この詩の謎だと思いました。 (踊り場にて)

2021-11-03

「不安課」のくだり、やはり安心かと言いたくなりますね。十二月十日の「漂流」の巨大な鮫が教室にのところではどうしても庭に青鮫が来ていると詠んだ金子兜太を思い出します。十二月十二日のジキルとハイジの詩はハイブリッドかつ時間旅行的な魅力でしょうね。ミューズ石鹸のCMまで出て来るし。過去未来的なニュアンスがあるのかもしれません。あいたい協奏曲で出て来る詩人はヤリタミサコ氏しか分からなかった。その他十二月十五日のバロウズ、十二月十八日のブレイクなどが印象的でした。十二月二十二日の舌がちろちろのところは爬虫類を想定して居るのかと思いました。 (詩の日めくり 二〇一六年十二月一日─三十一日)

2021-11-02

源氏物語を通して、一貫性についてや政治家、現実は政治家の様にはいかない云々など、TSエリオットを通しての知見など、「ぼくはこころもとなかった」中の「ぼくはこころともなかった」や、特に最後の2016年13月31日のくだり。池内紀訳がいいと思ったり、印象に残ったところでした。 (詩の日めくり 二〇一六年十三月一日─三十一日)

2021-11-02

ゴロ(ちゃん。)さんコメントを有難う御座います。そうですね、最後の行から続く見たいな感じを、自分では持ちました。自らの詩を読み返してみて。宴会部隊の存在感が薄かったのかもしれません。 (ルーサーと私と宴会部隊)

2021-11-02

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、自らの詩を読み返してみて、やはり最後の行から、続くみたいな感じが私はしました。「盛大に」と言うのはいっぱいの意が有るのかもしれません。 (ルーサーと私と宴会部隊)

2021-11-02

眠れぬ夜の思索でしょうか。散歩を通じて。夢の中の出来事、夢うつつ。姓名の神秘。現象のいわれ。哲学的思考が現実の具体性に触れて、突出する、生命の賛歌が、星々の光、多くの観念、東からの光に反映していると思いました。 (夜明けまで)

2021-10-31

殆ど名詞だけで構成された詩。恋だの愛だの就職だの親だのと、不安が本質化しない射程を考えているのだと思いました。 (なるように しか ならない)

2021-10-31

高校生の恋だと大胆に断定させてください。そうすればこの詩が分かる様な気がしました。忙しい心臓、膨らみ続けてやまない感情。抱え続ける事によって期待される成長がこの詩の眼目だと思いました。 (片想い)

2021-10-31

コピーイコール記銘の意味なのかと思いました。自分に触れることを要請して自分も触るからと言う場面が出てきますが、「知ってくれ」とも言い換えられている。記憶のメンテナンス的なことにも言及されて居て、ニュアンスを探る醍醐味があるのかもしれません。 (コピー)

2021-10-30

yatukaさんコメントを有難う御座います。理解はそうですね、理解に対する隔絶間、聳える峡谷?渓谷よりも深い谷だそうで、その峡谷が聳えるのは可笑しいのかもしれませんが、そう言いたくなるほどに、自らの世界を築きたいと思っているのは事実です。壁と言うとどうしてもユダヤの嘆きの壁を思い出しますが、私自身巨石が積み重なるように詩作できればと思っています。 (左利きの男)

2021-10-26

百均さんコメントを有難う御座います。そうですね、弓が刺さっている対象の鹿と枕。タラの新鮮さ。弓を放つ行為などは深刻な行為なので意図的に主語を省略した、文脈からも推測し辛くした側面は否めず、混乱と言うほどではないとしても、不可思議な感じは与えたのかも知れません。ターザンは創作されたキャラクターとは言え、父はイギリス貴族で、養母は類人猿だそうで、父も母も養母も既に故人で、いろいろな意味で、虚構性の高さ以上に虚構性を覆いつくすほどのぶっとんだビジュアルや設定に惹かれて用いて見ました。隠れている語り手。この語り手の判断。確かに詩人である私とイコールで有らざるを得ないのですが、そうですね、キュビスムだとか、コメントを受けて詩の風景も変わると思うのですが、判断の基準、語り手の見ている光景を少しでも、読者の納得の行く開示が出来れば、これからの詩作に有益な気がするのは確実であると思います。この詩の読解の為にも。 (左利きの男)

2021-10-26

底音と足音は対応して居ると思うのですが、軍靴の底音なので、リモコンが重要な意味を持つ思いました。 (底音)

2021-10-23

空っぽ、透明。空気、エアーと言う発想から、パンドラ―の箱みたいなものを想起しました。 (プレゼント)

2021-10-23

スーパーヒューマンではないかもしれませんが、「人間」の概念を疑ってみる第1連。第2連目の方向の尊さ。自由の定義。と言うか自由の実感、実体験から来る自由の真実。第3連目での妻の登場、前半が終わります。後半では自分の病気が披瀝され、素材の少なさ。無心の用でしょうか。スリルではマイケルジャクソンを思い出すのですが。 (秋の夜)

2021-10-23

元はごみなのかもしれませんが、ジャコメッティをどうしても思い出します。ネズミも入っているのかも知れませんが、このネズミが衛生観念をも惹起して、警察や消防ややじ馬までも呼び寄せる焼却炉。フィラデルフィアはアメリカ独立十三州のペンシルベニア州の最大の都市。歴史的な経緯にも引き込まれそうでした。 (【百物語】 フィラデルフィアの夜に XXⅥ)

2021-10-22

男十女(おとめ)と言うオリジナル。男の娘みたいなニュアンスであろうかと思いました。アナクロニズムのような、情熱の様な、一般化と個別性の恐ろしいほどのギャップ。不思議と魅力のある作品でした。 (いのち短し、恋せよ男十女ら)

2021-10-21

タバコの火が灰を作る神秘を思いました。生じる煙の揺らめきをも。冷静な幽霊に願い、タバコとの同化を願うのか、現実と妄想のあわいにさく花。同じ火が。太陽が笑っているように思えるのは妄想なのかもしれません。 (火)

2021-10-21

>形にうまれかわった。 この行が総括の様な行で注目しました。はしると歩の差異や、敵わない吐息の意味などを思いました。 (臙脂)

2021-10-21

顎で死ぬ花婿、祝婚花は祝婚歌と考えてメンデルスゾーンのあの有名な曲を思い出しました。模倣史、白痴美、混合、市庁舎への降灰は桜島であろうか。謎の時計工。読み解きたいと思う作品でした。2連目は「水葬の突端‐橋を生涯の終始として」この行が印象的でした。3連目で洪水暦零年、私刑執行人などが出て来て興味深いのですが、楕円鏡や、酸蝕腐敗などは不気味に思いました。 (死刑囚)

2021-10-18

ヒジャブとは覆うものだそうで、この詩の中で、透明なヒジャブと言うフレーズが有り、不思議な感じがしました。 (おとぎ話は、いつ始まって、誰が書いて、誰が演じて、そしてなぜ終わらないのか)

2021-10-15

ユートピア。ラッキー健康ランドと言うわけでもないでしょうが、レジャーランド、豊島園、新興宗教、いろいろなイメージがこの詩を読んで居て湧きました。 (ニュー宗教おニューの)

2021-10-15

あらたな聖書の確立であろうか、この詩はと思いました。信仰告白にも思えました。ペテロとかヨハネとか、浅学にして、具体的な指摘は的外れかもしれませんが、殉教者の事を間接的にたたえているのだろうかと思いました。 (エゴ・エリスⅢ)

2021-10-14

この詩を読めば、コウカイは後悔と分かるのですが、「コウカイってのはこうかい」と来るので、「こうかい」は公開とか航海であろうかと思いました。 (こうかい)

2021-10-14

まだ上げ初めし前髪の ああ、島崎藤村の詩 初恋と言えば初恋の味と言う キャッチコピーのカルピスを 思い出します (B-REVIEW10月のお題詩「初恋の日」)

2021-10-12

嚙み砕いたと言うのが比喩的な言い方だと思ったのですが、最終連の胎に刻み付けるなどのいい方から文字通りの意味にもとるべきかと言う葛藤が有りました。愛するものを食べる、一体感の為に?何のためにと言う問題系が重要なポイントの詩だと思いました。 (胎)

2021-10-11

金木犀と言えば、緑の細かい新葉が出て来たと思ったら蕾でした。それから続々と咲き始め。私も金木犀をあまりに知らなさ過ぎたのですね、庭に有ることも公園に有る事もましてや街路樹に有る事は知らなかった。典型的な秋の花で、この詩からも秋の感じが伝わって来ました。 (金木犀)

2021-10-11

難しいですね、この詩では自分の情熱を貫徹することは幸せとは程遠いと言う価値観が揺らめいて、「寂しい」と。100年余りの時間が一瞬に凝縮したようなそんな印象も持ちました。 (溝)

2021-10-11

遂に総選挙で、与野党対決の図ですね。そうですね、琉球王朝。忘れてはならない歴史。尚氏。貿易と言えば薩摩藩との密貿易が思い出されます。そのせいで三川分流工事を薩摩藩士はやらされたとも言われています。お金を貯め込んでいると思われていたのでしょう。ああ、清朝(現在の中国)との二重属国見たいな。経済的なうまみがあるとはいえ、勘合貿易、朝貢貿易見たいな、日本国自体が嘗てやっていたかんじのものです。そして戦後の沖縄基地問題。軍用機の騒音問題。確かに基地が有る事によって経済的に潤っている側面があるとはいえ、座視できぬ問題も多々あるでしょう。やはり最終的に肝心な問題は自立と言う事ですね。この詩からは自立したいと言う意識がひしひしと伝わって来ました。 (沖縄 いまの気持ち)

2021-10-08

世を儚んでいる詩に見えるのですが、私は生きて居る事の確認と、生きている者の定義みたいなものとのワンセット二行詩を積み重ねて、みんな死ぬ、夢などない、誰もいない、白紙の世界と来て、世界を冷静に見ることがニヒリズムにつながる様なそんな詩的世界だろうかと思いました。 (私は生きている)

2021-10-08

友達はレセプターだったのかも知れません。蠢いている蟹は癌化したあるもの、なので消えたとは死んだと言う事の遠回しの表現ではなくて、勿論詩の表現通り用事を思い出して出かけて行ったので居なくなったと言う意味での「消えた」でいいと思うのですが、癌化した蟹、あるいは癌そのものの解釈を巡って、その解釈がこの詩の読解のキーを握っていると思いました。 (友達)

2021-10-08

過去の影響に対する自覚。現在と言う詩。実存的な詩は須らく過去から見透かされているのかも知れません。 (無念の夜更け)

2021-10-08

沙一さんコメントを有難う御座います。アイスと言うのはよくほっといても溶けてしまって残念みたいな日常的な実感はダサいと思い、詩的韜晦を敢行したのかもしれません。そうですね、アイスと言う物にまつわるイメージ、などをおさらいしたくて登場させたのかもしれないと自分では思いました。 (主体)

2021-10-04

沙一さんコメントを有難う御座います。冬至に起源ですか。あまり起源は考えなかったのですが、フィンランドが発祥の地など、北欧の国と親和性があるのだろうかと考えていたのですが、詩には行かせませんでした。ああ、一陽来復。太陽に関する頃は深めたいですね。 (サンタクロース)

2021-10-04

既にコメントしてありますが、投票の為再びコメント欄を使います。 (無明列車より)

2021-10-03

駅や電車の中の描写なども印象的だったのですが、ふと出て来た水を怖がる犬の描写、これは狂犬病の事を言っているのだろうかと思いました。その直後の蓮の描写はお釈迦様を示唆しているのであろうかと思いました。全体的に読み応えのある詩であるかと思いました。 (無明列車より)

2021-10-02

偉大な彼だとか日記を書かなければ身が持たないだとか、「年上の神の使いが一生懸命神について話してた」など惹かれるフレーズが有りました。 (交遊関係みな感謝)

2021-10-02

私もこの詩を読んでコメントしたのですが、もう一回読んで見たい詩でした。キープダイビングのところはキープディヴァイディングと読んで居たりして、誤読が有った訳ですが、そういうことも含めてもう一回でも二回でも読んでみたい詩かと。 (それでも「僕ら」と呼ばれた時代に戻りたい)

2021-10-01

いきなり第1連で興味深い、物語がスタートしたようで興をそそられました。ペルソナと言う仮面。列車と言う場面設定。実はと言う暴露。エロいおやじ。リスカですか。不倫の香。表現にまつわるエトセトラとも取れて。みんなみんなみんな。自分の以外の人間を空気として考える無関心は許されないような、そんな緊張感も感じました。 (列車の乗客と宿命)

2021-10-01

ああ、いきなりロッキーのトレーニングの場面が思い浮かぶのですが、白身と黄身を分離するとは、ちょっと清新です。眼帯の少女でアニメチックだと思ったのですが、詩文のそつのなさからあまりそんな感じはしません。英語のフレーズが矢継ぎ早に出て来て歌のタイトルかとも思ったのですが違うようです。リスカの跡などはステレオタイプの常識的な内容かもしれませんが、詩文の緊迫感がそう言った考え方を許さないような。でもやはり読み進めて行くと、英語の歌詞を翻訳した詩文が引用されているのかとも思いました。 (夜空に連れて行ったのは「僕ら」)

2021-10-01

自由律俳句とは清新ですが、神無月とは旧暦で、もしかしたら現在の十月とは少し異化した感じを狙ったのかもしれません。師走みたいに新暦の十二月と同じ意味で使われるものもありますが。 (自由律俳句 202110-1)

2021-10-01

湖湖さんコメントを有難う御座います。そうですね、詩の現在性を戦闘的なもの、軍服として再現したのだと思います。社会との対峙。大河の流れに揺蕩うような感じを拒絶して。譬える事自体を手放すですか。暗喩隠喩換喩は難しいですが、清々しい直喩でも素晴らしい表現が多々あると思うのです。 (詩を紡ぐ)

2021-10-01

ABさんコメントを有難う御座います。ああ、有難いコメントです。これからも詩の精進に励みたいと思います。 (発見)

2021-09-30

極めて性的な詩ですが、最後の行が印象的でした。しゃべるとサルとかそのサルとホテルを目指すとか。でもそのサルの主張は受け入れ難いような。コオロギなどがゴキブリとは。 (スーパーライク)

2021-09-30

死人が支えられているとは衝撃的で、比喩的な意味であろうと、文字通りであろうと注目してしまいます。生き物の匂いの真実性。回遊魚ではないでしょうが、回遊し続ける、匂いですか?街ですか?は詩全体を反映していると思いました。 (順列する屋根)

2021-09-30

一連目で、天国への階段かと思ったのですが、もう少し読み進めます。そう認識すれば等高線や石室などが、謎めいて、決して謎だけに終わっていないと思いました。「おかえりなさい」すら嘗ての胎内とは違った意味での「胎内」ではと勘ぐってしまいました。 (楕円のエッチング)

2021-09-30

存在の強固さ。愛の天啓性。認知が陸だというのは私なら上陸と言ってしまったのかも知れなくて、新鮮な言い方だと思いました。 (見覚えのある新世界)

2021-09-30

詩表現の堅固さを思いました。さすがに麒麟のダウン症は二重に虚構じみて、イメージの穿孔性を疑いましたが、他の場面では、内容から来る、好悪の差で判定が分かれると思いました。惡の華と言うわけではないでしょうが、自転車を盗んだり、詩学へと収斂される女たちの火遊び。全体的にイメージの走行性が楽しめる詩だと思いました。 (the daydreaming in a young town )

2021-09-30

金魚の糞と言うフレーズが浮かんできたのですが、金魚と同じと言う認識。金魚だって、濁流とか過酷な環境だと水の中でも駄目になってしまうような気がします、ましてや人間だと・・。時が満ちていないと言う事でしょうか。笑える範囲と言う事の意義。死になるくなると言う許容範囲。実際に自殺に至る距離を測っているようにとれ、考え方によっては深刻かと。 ( building)

2021-09-30

慎重な読みが必要な詩だと思いました。濫觴、幽冥などの熟語。垂涎の滴る鍾乳筍など。特に鍾乳筍、二回ほど出て来るので注目しました。独特の言葉遣い、火砕流と繋げられた眼底出血。滅びゆくべしと言う断定が残響しますね。 (金管楽)

2021-09-30

死んだベテルギウスは愉快な作品ですね。ちょっとイメージがぶつ切りの様な印象も持ったのですが、「あの冬には星があった」と言うからには、文字通りの星ではないのでしょうね。 (ベテルギウスを取り巻くもの)

2021-09-30

ああ、点子と言う名前の猫。点子と点呼される猫。汽車と言えば度胸試しに汽車が利用された路傍の石を思い出すのですが、それはとにかく点子の主人はチャームポイントを点子のチャームポイントを言い立てる。そして野良になる点子。どんなチャームポイントだったのか決して言わない主人。チャームポイントの固まり。案外、汽車を愛でていたのかもしれません。私のチャームポイントを助長してくれる汽車よ見たいな。 (【点子が、ゆく】 作・点子)

2021-09-30

君の奥とは何かを意味として確定しないとこの詩は読み解けないと思いました。微かな愛はたばこの吸い殻とは違うが、僕の知る由のないたばこの吸い殻。時刻の27時からは午前三時と言うタイトルの歌集を思い出しました。 (偽愛)

2021-09-30

第一連目で点子の名前の重要さが分かりますね。その命名者のこの方。私のチャームポイントを指摘するこの方。ああ、妊娠の事だったとは。4連目からの展開が興味深いのですが、髭に引っ掛けて、猫ではない猫ではないと強調すればするほど、髭と猫と無表情、つなげてしまう思考が避けられません。 (【点子と あの方】作・点子)

2021-09-30

星座の下、甘やかな二人。恋するほどに溶けて行く。ドラマティックな日々はこれからのことかもしれませんが、既に今のこの詩的時間の中、相当確約された世界なのかもしれません。 (スウィートスター)

2021-09-30

悪臭は強烈に印象に残ると思います。キヨコさんの見ている清らかな流れ。故人のお父さんも住んでいた町。最後の一行が示唆的ですね。笑うと凍る。少女から大人の女への脱皮を暗示しているのかもしれません。 (覆水も お盆には かえりますか?)

2021-09-30

輪廻転生の事を言っているのかもしれませんが、きみの花。花のこどもの死。きみの手の死。ぼくの手が死んだ。汚い月の日。謝罪と墓の花が散った事。季節の境目、ぼくときみの手が枯れている。社会関係の総体の輪見たいなマルクスの言葉が思い浮かびました (花)

2021-09-30

臨死体験ですか。自分が見たものでも信じない方がいいものがあるのかもしれませんが、そうも言って居られないですね。分裂状態。死んで居る自分とそれを見ている自分。鏡を使わずに。鏡を使わずに見る自分とは。御婆ちゃんも分裂している。御婆ちゃんも見ている、自分のしたいと言うか臨死体験の姿を。「霊」は居ると言う確信(賛成できない考え方かもしれませんが)。宙に浮いていた私。視る、見るではなくて。視覚の凄み暗に暗示しているのかもしれません。 (【百物語】視る)

2021-09-30

詩人が働くとか、天国と言うフレーズや概念(単語)に惹かれました。マイペースに降る雨は何かの比喩や暗喩であろうか、空が落ちて行く先の色味が舌に残る。過去未来と言う現実。逆さの子宮とは死の事であろうかと思いました。 (天国)

2021-09-30

強さないやつ死ねとは衝撃的でした。ひらがな英語は、Let’sget to dieでしょうか。強さないやつ生きろと言うフレーズもあり少しは救われるのですが、尾羽散らして牙をさらしてとは?いろいろと分析を誘う詩だと思いました。記憶の魔法が自分の眼を開かせてしまう秘宝を知りたくも思いました。 (うろぼろしゅ)

2021-09-30

精液や、笑い。象徴的な意味を持つ前に爆発爆発などの現実的な現象に押し流されて何も残っていないのかもしれません。こちらを見ている空。感じ入る私。何か人間関係が象徴へ至る手前の段階でくしゃみをしているようなそんな感じがしました。 (はらま制作はAIとのコラボレーショー完了完了ます。)

2021-09-30

現実を見ると言う行為。幸せや苦痛。誰かが苦痛を受けると言う過酷な現実。マジョリティーとマイノリティーと言う愛。哲学やリアリズムに通じるある何かかが有ると思いました。 (哲学とリアリズム)

2021-09-29

木の恵みが、木の光合成による酸素と言うわけだと思うのですが、具体的な本棚とかガジュマルの木、細い枝、若い葉など。「木の恵み」。ガジュマルに水をやると言う行為。客観的な描写が詩情を含有すると言う詩だと思いました。 (木)

2021-09-28

yasu.naさんコメントを有難う御座います。そうですね、スピード感。軍服や神の打撃などから出ているスピード感で有るのかもしれませんが、神の痛みのオブリガートなどを思い浮かべて詩作しました。 (詩を紡ぐ)

2021-09-28

YUMENOKENZIさんコメントを有難う御座います。そうですね、亀の池を結構何回か訪問したことがあって、その経験が生かされているのかもしれません。情景としては亀の立場にたった結果が情景描写に反映されているのかもしれません。 (詩を紡ぐ)

2021-09-28

カレーを煮込んでいる。昼食の準備であろうか。カレーが煮込まれる過程で生じるインターネット回線契約の見直しや、新聞購読契約の勧誘。侵入する秋。ビールであろうか、ハートランドは。詩行から夕食の準備であるようだ、どうやら。欠損が。ほんの少しの欠損。主観的な強がりかもしれないと思いました。「欠損」がこの詩のカギだと思いました。 (ハッピー・ライフ)

2021-09-28

寝汗でしょうか。タイトルの長さに驚きましたが、心の澱が体を温めたのかもしれません。 (どうせ皆さんタイトルで判断されるんでしょうと言ってみたところで私にブーメラン)

2021-09-27

最後の一行が映画の様で?違和が有りました。タイトルと詩の内容を考えると、心の整理と言ったところでしょうか。整理整頓とまで言っているので文字通りの整理でもあろうか、しかし詩にその内容が出てこないので、矢張り心の整理かと思いました。 (  整理整頓が出来ない件について。)

2021-09-25

何と言ってもカンボジアはイメージ喚起力が抜群で有り、「大学生は」と言う主語も気になりました。 「第一行目に先んじる 第一語目に立ち現われる」 この二行からも先験的な知識が必要だと思いました。 (大学生はカンボジアから帰ってこい)

2021-09-15

曰っているとは独特な言い方だと思いました。水掛け論やむなしさ、指先汚れを洗い落としていると言う比喩。雨が降っている意味。雨の日の鳴き。彼の仔は動物なのだろうかと思いました。 (青年期のデッサン)

2021-09-01

図書館にレジが無いと言うのはよく考えれば当たり前のことですが、あらためて言われると詩的な感じがしました。「中学生日記」の10月10日生まれは沖縄の事を示唆しているのであろうかと思いました。 (廃色エレジー)

2021-09-01

「本当の姿」や眺めている天井の解釈がこの詩のカギだと思いました。勿論タイトルの明ける夜や開かないまぶたの意味も大切だと思いましたが。 (明夜)

2021-09-01

散文的に考えると、2連目の家来とはロリスにとっての自分の子供三匹の事を言っているのであろうかと思いました。厳密に言うとこれから生まれる予定の。そんな感じが「私のこれから」とダブって来て、「相談」の意味を解釈したくなりました。 (ゆっくりロリス)

2021-09-01

ふざけあう雨。人を濡らす雨。弾む雨の無名性。移動線とは天気図の中の名称の一つだろうか。山頂の雲の降らせる雨。髪に浸透する。足跡の原因ともなる雨。「私」が雨の友とも取れ、体のラインが雨と共にはっきりしてくると、あらゆる予報が狂って詩が生まれるのかもしれません。 (まわる雨のすきまに)

2021-08-28

この詩では心臓が重要な概念でしょう。勇者に語りかけるのは、自分を鼓舞する目的などなく、文字通り勇者を鼓舞しているだけなのかもしれません。 (幾万)

2021-08-28

雲に見とれて、雲には乗れぬ慚愧の念。なんとなく魔女の宅急便の一番初めの場面を思い出すので、ラジオが無ければ、天気予報が無ければと思うのですが、項をなでる風の気持ちよさは、それらが無くても変わりはないような気がします。 (私の闇など拙くて儚くて)

2021-08-28

過去との決別は、毅然として行われるべきで、夢は過去を振り切るかもしれず、誰のためにと言う視点は実り豊かな未来を連れて来るのかもしれません。 (夢の続きを見たい)

2021-08-28

自己内省が生まれ、動き出す生命の連続。暖かい涙は成果と言うよりはむしろ、悔恨の情をも内包した本当の豊かさを示唆しているものなのかもしれません。 (生と死)

2021-08-28

才能に溺れた才子を対象化した詩でしょうか。金平糖が救いなのかもしれません。 (コンプレックス、骨折、コンテクスト、骨折、)

2021-08-28

自我の感受性が解放されて、紫陽花と対話している。自己回帰が、受容体を許容していると思いました。 (わたしなりに)

2021-08-28

大きな影とは自分の影なのかもしれませんが、脱皮した自分は月を眩しく感じる。太陽と比較して強がりなのかもしれませんが、一定の雰囲気はあると思いました。騒々しいだけの毎日は使い古した蓮の花を挿された名札で代表させたのかもしれません。物悲しい雰囲気は頼りない灯りが象徴しているのかもしれません。祭りの最終連。古い本を読み腐しているのは自分か自分を投影した他者か、それら全部が集約された「もの」なのかもしれません。 (寝物語)

2021-08-28

能天気なおのろけ話ではないようです。よくできているとおもったからです。デートの日にラブストーリの映画を見るとは将棋で言えば奇手妙手ではないでしょうか。 (シークレットダイアリー)

2021-08-27

「生きてろよ」と言った友が死んで、自分の死を予見していたのかもしれませんが、とらえ方によっては皮肉な展開に取れると言う観点もあるかと思いました。青春の蹉跌でしょうか。石川達三ではないですが。 (高校の帰り道)

2021-08-27

歌謡曲と言う感じではないと思うのですが、歌謡曲の1番2番3番で有る様なフォルムであろうかとも思いました。一連目で男でも女でも好きじゃない宣言。赤ちゃんと老人が好き?二連目の殺して願望。あなたが求める自由とは。三連目に詩味が有ると思いました。敢えて濡れる。詩情が有ると思いました。 (愛してる)

2021-08-27

自分の思い出で恐縮ですが、数学の試験でやったことがあるような、白紙の答案。しかも業者テストだったような。創造に背いてと言うタイトルも象徴的ですね。イロニーとして解釈して欲しいと言う意図ではないと思います。最後の連の太平洋と日本海。白紙の上に。不動の海。創造の源と対峙していると思いました。 (創造に背いて)

2021-08-27

エルクさんコメントを有難う御座います。ああ、問題点、弱点を指摘して頂き有難う御座います。作者に附随ですか。繋がり過ぎているなど、一般化も可能だと思いました。感覚的なものは難しいですね、それで感情詩社とかが嘗てあったのかもしれない。自詩をもう一度見つめ直して見ようと思います。 (少尉)

2021-08-19

いかがわしさ、如何わしさ、滅多に漢字にしないので、新鮮な感じがしました。霊長類と言えばちょっと前までは考えられなかった、人科とかが猿やチンパンジーに使われ出したのはずっと知らなかったので新鮮だと思っていました。黄泉路。根の国で蝉の幼虫やカナブンの幼虫は何を思うのだろうと思いました。 (変な奴)

2021-08-15

反省文、自己内省詩かとも思ったのですが、眼目はS(主語)だと思いました。自らの冷たさ。内省が詩に昇華するモーメントを探っている様にも思えました。 (主語主文)

2021-08-14

群衆の中の孤独と言うわけでもないのかもしれませんが、ボードレールの「パリの憂鬱」などを思い出しました。 (孤独)

2021-08-13

季語的な観点から言うのは現代史的にはアウトなのかもしれませんが、殆ど夏の季語が出てきている中で爽やかだけは秋の季語であろうかと思いました。 (夏休み)

2021-08-12

もしかしたら西洋にもある様な怪談と日本に古来からあるお岩さんとか、お菊などとの間に迷いが生じたのかもしれません。「ねじの回転」が怪談かどうかわかりませんがニュー怪談みたいな性格を持っているのかもしれません。この詩で言えば、怖い夢も怪談の類でしょうね。昼読んだ本が原因と成ったり、矢張り基本、階段の基本は「夜」に有るのかもしれませんが、創作落語の中にはニュー怪談があるのかもしれません。 (怪談になれなかった文章)

2021-08-11

ただのボヤキではないことは確かです。雰囲気が有り、他人に訴えようとする姿勢が感じられました。 (リミット)

2021-08-10

何か少年の頃の自画像を呼び覚まされたようで身につまされるのですが、うまくまとまった詩だと思いました。 (サードからファーストへの飛行)

2021-08-10

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。偶然だと思うのですが道路が濡れていて、視覚嗅覚などを動員して確かめました。 (カスレ)

2021-08-02

うまれた。ひかりのこどもが。月光の事ですか。月を訪ねるという発想が新鮮だと思いました、かぐや姫を連想させるのですが。 (獣と月光)

2021-08-02

神の死ではなくて幽霊の死。死の死みたいな感じもします。幽霊ってすでに死んだ存在なのではと思うと、それをもう一度確認している場面なのかもしれません。幽霊はもう死んでいるからと言うフレーズですね。外の世界。季節の移り変わり。春夏秋冬。再び巡る春。笑った思い出は幽霊を排除するのかもしれません。 (幸せの国)

2021-08-01

明治大正からの流れがポイントでしょうね。昭和と平成はどうしたんだと言う欠落感が詩的な感じがします。 (山すその朝日あたる墓地にて)

2021-08-01

ふと、児童画を思い出したのですが、さすがに普通の子供そんな奔放な絵を描く筈がないと言う認識が盲点なのかもしれません。愛が枯渇しているのかもしれません。愛に飢えている、そんな主体が思い浮かびました。 (だれのせいですか)

2021-08-01

逆行する事がしばしの慰安とは思えないのですが、現実のシヴィアさは、慰安が常に付属している厳しさなのでしょう。母親の腕が象徴的ですね。普通、厳母とは言わないのですが、慰安と厳しさが一体化していると本当に逆行していると感じられる、違った意味、違ったニュアンスの「逆光」が詩だと思いました。 (命)

2021-08-01

砕けた硝子の目でできた、海の砂漠がイメージし辛かったのですが、そこに至る詩行を考えると、これまでの詩内容の着地点として、相応しく置かれたものだと思いました。 (海の砂漠)

2021-08-01

断絶された己、断絶された光。光は実態だろうか。その確信は危ういきがする。仲間はずれな私。ひたすらに組み上げている姿勢は何か聖書的、どこかバベルの塔的だと思いました。 (或る秋天)

2021-08-01

yamabitoさんコメントを有難う御座います。ああ、現フォ。2019年は1作のみ。2020年は0作。今年はようやく2作投降と復調気味ではありますが、投稿できていません。そうですね、この詩ではある程度、事実の重みに凭れ掛かった結果であるのかもしれません、突飛な詩句が少ないのは。 (カスレ)

2021-08-01

早瀬野卑さんコメントを有難う御座います。そうですかほっとして頂き私としても詩作した甲斐がありました。 (カスレ)

2021-08-01

幻の交差点が有ると言う事はゴーカートでも走っているのであろうかと思いました。みずいろになり あわになり 浮かぶなど夢の中の出来事が仮説的と言っているのかもしれないと思いました。 ((Silver Pale Blue Violet))

2021-08-01

人間に忠実な犬、懐く犬は好かれやすいのかもしれません。この詩いきなりの初連で、牛乳の膜を人差し指にまく所業で、読者を惹きつけたと思いました。夢のエピソードも面白く読みました。 (根拠のない優しさという名を持つ君は)

2021-08-01

勇ましい詩だと思いました。瑞々しい彼方とは具体的にどこであろうかと思いました。慈母と厳父でしょうか。この詩では父も優しそうです。 (地平線の彼方まで)

2021-08-01

笑いが笑いを呼ぶ。自分が笑うのを他人(ひと)のせいにしている?。あなたがわらっていた(から)。理由付けがユーモラスだと思いました。 (笑み)

2021-08-01

そうですね、人生における葛藤。自分との闘い。頑張った末の絶望はきついかと思いますが、唯心論的に頑張れるのかもしれません。 (乗り越えた先に見る景色)

2021-08-01

勿論コクトーの大股開きとは関係ないでしょうが、廊下に映る電灯を追い越す時ですか。短歌や俳句のような印象もあると思いました。 (遊び心)

2021-08-01

車両基地ですか。夢を壊すようで申し訳ないのですが、要らなくなった車の投棄場所みたいなニュアンスなのかもしれません。最後の二行が、入道雲に僕の焦点が貫くと。消失点も含めて、詩の緊張感を高めていると思いました。 (車両基地)

2021-07-31

海であることを宣言するのは海の領有宣言でしょうか。シーランド公国を思い出しました。 (アラバマ物語)

2021-07-31

足の指は普段あまり気にしないのですが、こうやって詩に発展すると、多少は気にします。みんな おやゆびについていくですか。含蓄があると思いました。 (足の ゆび)

2021-07-31

きわめて印象的な詩です。海の機関車が血を走るは血液の中を走る、血管の中を走るなのかもしれないと思いましたが、海、勃起、気持ちがいいは少し違和感がありました。 (死ね、ニュートン)

2021-07-31

先に進むには、必勝法はないのかもしれませんが、水路の光が教えてくれているのかもしれません。 (もはや過去の思い出は)

2021-07-31

楽子さんコメントを有難う御座います。そうですね、詩作に私情は厳禁だと思いますが、やはりある程度は個人史が出ると思うのです。その個人史がこんな感じの詩を惹起したのかもしれません。 (ラージサイズ)

2021-07-31

自作に対してコメントして、自らの詩作を振り返ろうと思いました。ちょっと俳句の季語にこだわり過ぎたのかもしれませんし、自分で言うのも何ですが、結構不可思議な、まあいい意味での、不思議な印象の詩だと思いました。エマノンと言うのはサザンの歌で有名ですが、この詩ではあまりそう言う方面での言及はありません。エマと言えばオースティンの小説で有名ですが、あまりのこの詩ではそう言った要素は気にせず詩作しました。 (エマノン)

2021-07-31

You Tubeの朗読を聞いてポジティヴなソングを感じました。メロディーもありませんし、ハーモニー(コード進行)もこの詩を音楽化すると言う点ではないのですが、バックグラウンドミュージックの中、爽やかな朗読が流れ、詩にコミットメントできる自分が感じられました。 (Heart Receiver "オーディブル・ポエトリー" )

2021-07-31

仏壇が怖いのは止まってしまった時間に対する哀惜の念からであろうかと思いました。怒る父、叱る父は慈愛の象徴なのかもしれません。。 (ぬりぼとけ)

2021-07-31

xが何であろうかと思いました。数字もそうですが、謎解き的な要素、そんな楽しみもある詩であるかと。人口の雨音も何であろうかと思いました。 (31536000X)

2021-07-31

不思議な印象の詩で、最後のグッドナイトで締め括られる。睡眠環境を言っているようにも思えますが、君=夜なのですね。夜の帳。夜と言う環境。天空。環境を宥めているようにも思えました。 (君は夜だよ)

2021-07-31

井戸=イドではなかろうかと思いました。無意識界。当然過去に対する反省が主眼ではないでしょうが、内省が深められていると思いました。 (井戸)

2021-07-31

75調的なリズムが核となり読みやすいと思いました。最初の連でふと井伏鱒二の「山椒魚」を思い出したのですが、違っていたみたいです。 (はなれたさくらの幻)

2021-07-31

コメントを頂きたく思いました。二か月近く前の作品ですが、自詩を客観的に、見られればと思いました。 (エマノン)

2021-07-28

矢張り重層な構造にはっとしました。作中作も単なる自虐ネタとは思えない。中島敦のくだりは高校時代を思い出しました。味読三読二読する詩であろうかと思いました。 (回想も夜半を過ぎて)

2021-07-26

知的抑制があると思いました。時事的な話題オリンピック。むしろ具体的すぎるなでしこジャパンなどに対する言及。トーマスバッハ会長の登場は言うまでもないのですが、オリンピックはグローブ=地球である見たいな主張が根底にあるように思えました。知的抑制が却って知的奔放を招いているが如き、詩語の奔流の抑制なのかもしれません。 (トーマス・バッハ会長)

2021-07-26

不思議なオチの詩ですね。不思議な印象の最後の二行。第5連第6連は、内容は全然違うのですが、高村光太郎の「根付の国」を思い出します。 (即興 7/17)

2021-07-26

詩に変形したり、一個の疑問符に変わったり。少年の物質性、象徴性がこの詩のキーだと思いました。皮膚感覚。血が流れているかもしれないというとらえ方。少年はマネキン人形なのだろうかと思いました。 (疑問符)

2021-07-25

切実さは伝わって来ました。 >一度目は直ぐに見つかったので、安心してしまいました。 ここに油断が有ったのでしょう。或いは詩的韜晦で、ザッハの効果と言うのか、事実の提示がそのまま詩になる様な感じを狙ったのかもしれません。 (【2021遅れた七夕企画】財布)

2021-07-25

ユーモア詩のような気がしました。第1連のリズムがきびきびとしていて、先を読みたくなるような詩でもありました。最後の1行がいいですね。国語の問題だとここに縦線が引かれていて、どうしてかと問いになっているような気がします。 (かけてる)

2021-07-25

単なる輪廻転生とは違うと思いました。「過去の星」とは何か。「恋人」や「親」への成長はファンタジードラマの祖型のような気がします。 (【2021遅れた七夕企画】現在、もしくは過去の星たちへ)

2021-07-25

酢漿が重要な概念だと思いました。幻視しているのかもしれませんが、ちょっとしたアスファルトの割れ目などに生えている酢漿草にも着目していたのかもしれません。記憶の蓄積、そんなこともふと思いました。 (部屋)

2021-07-25

平仮名だらけの連が読み辛かったのですが、何か富士山麓オウム鳴く見たいな記憶術と言うか、そんな感じがしました。 (白けたものたちのあはいでお前はまだ歩くのか)

2021-07-10

過激な主張のようにも思えるのですが、眼球と言えば眼球譚のバタイユなのですが、自分の体がゴミだらけだと言う内省は、冷静さがあると思います。おそらく文字通りの意味ではなくて、思い通りにいかない自我が世界と対峙しようとする時に起こる世界と対峙するための便法だと思いました。当然役立たずの眼球と言う認識は世界に対するアンチテーゼ、アンチテーゼを突き付ける事によって、世界と対峙したい自我の欲求の素直な発露だと思いました。 (この眼球を割れ!)

2021-07-06

恐らく「休憩」のところを「球形」となっているところが詩として隔絶していると思いました。単なる間違いなのかもしれませんが。3作読んで、「球形」の箇所が詩の灯りだと思いました。 (詩の日めくり 二〇一五年十三月一日─三十一日)

2021-07-06

カフカの変身だと思ったら、違う雰囲気。ユダヤ人のカフカ。ヒトラーと言う発想は何となく納得出来ました。 (独裁者)

2021-06-25

ロールプレイングゲームを強く意識した詩なのかもしれません。現実とゲームの区別が付かなくなったアニメと言う訳でもないのかもしれません。舞台はアメリカであろうか。アメリカをモデルにした、ヴァーチャルワールド。魔王や勇者との晩餐会は愉快だったのかもしれません。 (君は主人公じゃなかった)

2021-06-25

小説書き123456さんコメントを有難う御座います。そうですね、テンポには気を使いました。多視線、多視点に関しては何となくそうなったと言う感じです。 (幹部様一行)

2021-06-19

「蓋し実験室の除圧室に泛ぶ硫黄の骸覆布そして瓶詰の標本指でもあった」 この詩行から聖骸布や聖遺物を想像しました。フランシスコザビエルのような人だと指だけとか、彼が身に着けていたものがとってあるそうです。 (思うゆえに在り)

2021-06-18

肉体は邪魔だと言う趣旨ではないと思うのですが心身二元論では無くて、一元的に集約したいと言う願望なのかもしれません。 (老化)

2021-06-18

You and Meみたいな、二人の秘密みたいな、秘密な雰囲気が有ると思いました。 (あめ)

2021-06-18

絵が独特で個性的ですし、詩の言葉遣いも独特で。 (客観的な当選に於いて(2))

2021-06-10

天井に咽ぶをどうとるか。そこも空ですか。ワールドが有ると思いました。 (日課)

2021-06-10

&さんコメントを有難う御座います。そうですね、謎は謎のままにと言うコンセプトで詩に雰囲気を出そうとしたのかもしれません。海老、エビ、蝦。海老は念頭になかったのですが、何か海産物取りで真珠が取れたみたいなのりは有ったのかもしれません。 (家老職とアミ)

2021-06-10

私はこの作品一回は読んだことが有るのですが、ふと吉岡実の「僧侶」、まあほんのちょっと感じられただけですが、「僧侶」テイスト、そして幕末の神戸事件とか、腸まで引きずり出すような大袈裟な切腹に後続への中止のお達し。切腹の中止など。#1の印象からですが。#2はいじめであろうか。いじめで有ると思うにはあまりに本格的と言うか握ると必ず人を殺すナイフ。#3はエレベーターの話でシュールな感じ、SF的なワールドだろうかと思いました。 (心地よい絶望)

2021-06-09

「一度きり 立ち止まり 最敬礼」 ここが印象的ですし、ただまっすぐ歩く。透きとおるシャーベットや、青が琥珀に溶けてなど、決まっていると思いました。 (旅)

2021-06-09

詩的韜晦が無く素直な詩的比喩だと思いました。ぼく専用のピタゴラスの定理の公式なんてないとか呼吸できないほどの蔑みとか「置き去りにした浅い眠りと喝采の数だけ幸せになれるのか」など素直な、自分の知って居る事に素直な表現、比喩だと思いました。 (六月の猫)

2021-06-06

卒塔婆と言うと禁じられた遊びを思い出すのですが、墓場の黴臭さは夏だからではないかと思いました。 (空気)

2021-06-05

私は点字のような印象を受けました。実際の点字はこのようなものではないでしょうが、点字的な、概括的な印象で点字であるようなそんな気がしました。 (●●●●●● ● ●●●● ●●●●)

2021-06-05

5月は初夏で聖母月で、季節自体がいいのかもしれません、ビール自体よりも。児童相談所は少年院よりはましなのかもしれませんが、児童相談所で愛でられる。得難い経験と言うよりも苦行なのかもしれません。 (生身)

2021-06-04

詩に関する詩でしょうか。一つの休息、一つのアメニティーを感じました。 (わたしは詩だ)

2021-06-04

美しい海月は死の象徴であろうかと思いました。波や、人魚や、セイレーンらではない。揺蕩って消えて行く。運命の女神は何を司って居るのかと思いました。星月夜の下、神話らしきものが紡がれていると思いました。 (美しい海月)

2021-06-04

流れに対する拘り。恋や愛。幸せ。流れる川に対する軽い絶望。僕が観ている世界は何も知らない。流れる水は知って居ると言う認識。僕は何を知りたいのかと言う問いが有ると思いました。 (流れ)

2021-06-04

背中への触覚、嗅覚が印象的な形で表現されていると思いました。日が背負っているものを間接的に感じる形ですが。悠久の時。時間の柔軟さ。支承とは何かと思いました。支えか。支えを承るのは大変だと思いました。 (橋人の唄)

2021-06-04

ネオン街。針金。窓。光。針金が走り出す。使われない窓。光(ひかり/かげ)を示唆する漆黒をあたえるひかり。光に駆動される針金。走り出す針金。大きな窓の表面を。人の顔を描き上げる。消えた絵。心臓までもリアルに描写する。大衆、マッスに気付かれない針金。廃用の大きな窓。示唆的な詩だと思いました。 (フィラデルフィアの夜に XⅩⅣ)

2021-06-03

電子レンジのくだりは単にブレーカーが飛んだとも取れましたが、母の声のくだり、足跡のくだりは抒情が有ると思いました。海に関してはこの詩全体を覆う主題だと思うのですが、声だけが戦いあったり、戦争ですね、戦争。「海の家」がありがちな海水浴客のために焼きそばとかかき氷などを提供するところではない事はよくわかりました。 (電子レンジの音が鳴らない世界で、遠くには海が見えている。)

2021-06-03

作られた物の永遠性。モノ作りの自由さ。継続性。詩をモノ作りで譬えたのかもしれないと思いました。 (つくる)

2021-06-03

大胆な詩だと思いました。一読アナルとかアソコとか。ビバップですか。ひとりコニャックを飲む姿はシブいのかも知れません。 (ギャンがすき)

2021-06-03

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、西脇詩の「天気」は強烈に意識しました。ストー夫人は奴隷解放啓蒙小説を書いた人で、今から考えるとリンカーンに政治利用されたような印象を持つ人もいるかもしれませんが、当時は本当に真剣だったのだと思います。 (戸口に神の生誕がへばり付いて居た日)

2021-06-01

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、林=頭髪。頭髪の形の林。友の頭髪からの発想なのですがディルバートからの発想も有ったのかもしれません。部長の頭が森になって居るような。 (林)

2021-06-01

そう言えば朝焼けは夏の季語でこの詩とは関係ないかもしれませんが、横顔。朝焼けの空が横顔へと収斂して行く過程がこの詩であろうかと思いました。 (朝焼け)

2021-06-01

吉本隆明の固有時との対話を思い出しますが、愉快ですね。ペニス、アヌス。ペニスから弾頭。アヌスから薬莢。荒野の決闘などが念頭に有ったのでしょうか。 (決斗!人造人間シジーン)

2021-05-31

いすきさんコメントを有難う御座います。そうですね、誰かが落下すると言うのは堕落すると言うニュアンスを出したかったのかもしれませんが、自分でもよくわからないのです。あまり文字通り誰かがどこかから落下すると言うニュアンスではなかったと思います。 (戸口に神の生誕がへばり付いて居た日)

2021-05-31

マカロンに執着があるような。最後の場、第4場でやっと人間が出て来たと思ったら、マカロンに対する執着。もともと最初の部分でもあったわけですが。羊と豚、牛とトナカイ、梟と犬。第1場、第2場、第3場とユーモラスだと思ったのですが、設定としてなかっただけで、一番最初の部分で人間らしき地の文が、モノローグ的な、があって。こうてきが分からない思っていたのですが、買うてきてくれんかと言う事だったのですね。ニッポニアニッポンみたいな。マカロンが植物みたいな、生き物みたいな感じがしました。 (マカロニオン・マカロニア【企画「食べる」】)

2021-05-31

mmmさんコメントを有難う御座います。バリー・ユアグローですか。とてもユニークな作家の様ですね。俳優もやっている様で。双子云々は村上春樹の作品も想起させます。南アフリカ生まれでもイギリス人かアメリカ人なのかもしれません。 (戸口に神の生誕がへばり付いて居た日)

2021-05-31

コメントや評を通じて成長したいと思いました。あと最後の行は今読み返したら「漢字ドリルをやっていたのが目に浮かんで来た」だったと思います。「漢字ドリルが」ではちょっとおかしいと思いました。 (漢字ドリル)

2021-05-29

neue Ära recordsさんコメントを有難う御座います。そうですね、メッセージ。作れられた意図。神のみぞ知るとなると、ちょっと難しいと思いますが、西脇順三郎の「天気」と言う詩をある程度参考にしてみました。 (戸口に神の生誕がへばり付いて居た日)

2021-05-25

繊細な表現、読み忘れていたような、読んで居れば絶対投票したと思うのですが、もう間に合わない。三読四読したいと思いました。 (おおきく息を吸って、吐いて、吐いて、吐いて)

2021-05-22

うーん考えさせられました。これは本当の甥叔父関係だろうかと。おぢさんと旧字体ですし。しかし綽名とは言え博愛主義者さんとは、この呼び方にイラついて居るのかと推察します。既婚なのに好きな人が居るとは、これは男を装った女性の散文詩かもしれないと思いました。ひとりの女性。中年オヤジ。登校拒否者の甥っ子に話しかけて居るのでしょうか。好きな子は居るのとか、自分のうざい気持ちを隠して話しかければそりゃウザがられるでしょう。でも殺してやりたいお父さんとは過激なフレーズだと思いました。むしろ夏目漱石を思い出しました。末っ子でしたし、幼いころに塩原家に養子に出されていたので。とても耐えられない友人たちの事。これは常識的な内容の範疇ではないでしょうか。甥っ子もこれには満腔の賛同をして心の中で快哉を叫んで、もっと言いなさいと思っているのかもしれません。 (手紙)

2021-05-22

書簡体の詩ですね。おじさんの語りが気になります。清貧を語っていたにしてもどんな清貧だったのか。中野孝次と関係があるのか。そこら辺のところが興味津々でした。 (拝啓、清貧をかたるおじさんへ)

2021-05-22

余白が印象的な詩だと思いました。ぽたぽたと落ちて来る宇宙が、このフレーズに一気に詩に引き込まれました。豊かな水を湛えた砂漠も魅惑的ですね。楽器が地面に定着してしまう。何か光源を操作しているものが居ると思いました。 (雨に)

2021-05-22

社会福祉の概念として頻出のノーマライゼーション。二連目で比ゆ的に出て来ていると思いました。誰も同じ人は居ないと言う第一連目の認識。第3連目で生きづらいどころか息すらし辛いと。「私たち」の中の一人「私」とは何であろうかと考えさせられました。 (ノーマライゼーション)

2021-05-22

恥ずかしながら自詩で恐縮ですが、カビサビカビサビで自分の詩のマッサンオッサンの詩を思い出しました。今でも分岐点は有るような気がします。この詩では何かあくどいリフォーム業者見たいな感じがしましたが、現実はそんなことはめったにないと思いつつ、いい味を出して居ると思いました。 (カビサビ)

2021-05-22

カモメが飛び交う中、私もYou Tubeで詩の文字起こしを見て見たくなりましたが、なかなか検索できない。前に一回だけ別のルートで偶然辿り着いたことは有ったのですが、その時一回だけで記憶が薄れて居るからです。 (負けた!そんな日曜日はふさわしいかい?いや、そんな事は無い。)

2021-05-22

錠剤の余罪とか最近の細菌見たいな箇所が読みを促進しているように思えました。展開が詩の疾走でしょうか、滑らかさの中にも意味の蟠りが有るように思えました。 (新しいテキスト ドキュメント.txt)

2021-05-22

良い詩ですね。私は保守的で皆さんの投票状況に追随するような感じで、投票してきましたが、稀にはこうやって、まだ投票されて居ないような作品に対しても投票します。エリーに対する語り掛けがそのまま詩になって居るような、そんな感じがしました。ポイントも入れたいと思いました。 (エリー(オマージュver))

2021-05-09

純朴な詩ですね。悲しい詩ですし、動画も視聴しました。最後の行のフェイドアウトするような感じの朗読が偶然生じた効果なのかもしれませんが、意図されたもののようにも思えました。まさにポエトリーリーディング詩だなと。 (じっちゃん。~ポエトリーリーディング~)

2021-05-09

不思議なテイストの詩です。深入りは避けますが、頭蓋だけがもぎ取られた恐竜の化石が印象的でした。 (青の時代)

2021-05-09

やはり最後の行が気になりました。鼻の先だけ暮れて行くような、芥川の俳句では無いですが、まさにこの詩のタイトルのようにグローバルな感受性が潜んでいるような気がしました。グローバルな広さに、私一人見たいなアローンみたいな、アローンアゲンみたいな。 (地球)

2021-05-09

転生願望譚でしょうか。それにしては過去回想や鰺に対する執着。尋常ではない「する」語尾。来生とはもしかしたら、逆に、過去回帰的な状態なのかもしれません。なので恐らく一生訪れないものの象徴。だけれども、虚構では再現できるのではないかと言う、端的に言ってこのサイトは詩のサイトなので、詩願望、詩作願望、もうちょっと言うと良詩願望ではないかと。良詩願望が隠れて居ると思いました。 (出世したい来世)

2021-05-09

ただの願望とは思えないのですが、近付きたいと言うあなたとはいったい誰なのか。もしかしたら過去の歴史的な偉人を想定して語りかけていたのかも知れません。 (やっかみ)

2021-05-09

死にそうな君に、それ止めたいぼく。天体の月や星座は不変のようでいて日々動いている。花火の瞬間性。電話すら天体の一部ではないのかと思えるような詩でした。 (花火)

2021-05-09

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、実際に有った出来事としてはケーキの浅い入れ物の上に軽く載せてあったハガキに気付けなかったと言う出来事がありました。裏返っていたと言うだけで気付けなかったのですね。視線の真正面ではなくてちょっと横にそれていただけで、ずっとその時はハガキを探していたので。そう言った事実を直接言わずに、焼かれたケーキはハガキを隠すと表現してみました。ちょっと分かり辛かったのかもしれません。 (虹は優等生)

2021-05-08

ABさんコメントを有難う御座います。そうですね、夢の中の世界は私も憧れます。悪夢ではないことを祈るばかりですが、夢の受動性も魅力的なのかもしれません。空気に疎いと言う詩句はちょっと唐突だったのかもしれませんが何か総括的な詩句として入れて見ました。 (空気に疎い)

2021-05-08

不変蟹藻さんコメントを有難う御座います。そうですね、地獄なのでもう下はないと言う油断が、垂直軸なのですね。それで無意識に別の地獄を作り出す原因を作出してしまっているのかもしれない。食べられてしまう原因ですね。水平方向の広がりや、庶務的な事務的な方面に疎いせいかもしれませんし、たいていは垂直軸、水平軸が混在して居るでしょうから、地獄そのものに疎くて、自覚症状が少ないのかもしれません。地獄と直接言って居なくても地獄的な感じは詩作して居たのかもしれません。そこから来る悲しみかと。 (空気に疎い)

2021-05-07

絵が印象的な詩です。コラージュのようにも思える絵。何かメトロポリスの高層ビルの屋上を飾るにふさわしい絵だとおもいました。詩の内容では思想に迷っているような、孔子とか仏陀とか日蓮とか、でも最終連でうまくまとめたようなそんな印象をこの詩に持ちました。 (君と私の石と醜い彼女)

2021-05-07

ペーソスを含んだ詩で、最後の連が落ちと言う訳でもないでしょうが、因果を含める様な言い方がうるさくない詩だと思いました。アリクイとはナマケモノの事でそこらへんのところも詩に影響したのかもしれません。それにしてもアリクイの弁は結構説得力が有ると思ったのに最終連のようなオチがあるとは。 (アリクイがクマに言った)

2021-05-07

最後の行に実感があると思いました。鼻がツンと痛むのが心臓の鼓動を確かめる度と言うのがいいと思いました。 (地球)

2021-05-07

リルケのエピソードが印象的ですね。 >ここに眩暈がしてしまう僕は僕が好きだ >そうだ僕は僕が好きなのだ こんなところも印象的でした。しかしリルケが薔薇で死んだと言うのは白血病だっただけに納得がいくのですが、真の原因は絶対にほかにあったと推測できると思うのです。 (恋歌)

2021-05-03

11月12日で終わっていたので、とりあえずコメントします。最初の一日目で詩に対する矜持が感じられました。詩の擁護ともちょっと違う、汎詩論とも違うかもしれない。その後の詩の殺人事件も興味深かったです。アクロイド殺しに因んだネーミングとか。ペソアと言う名前の詩人が度々出て来て読んでみたくなるのです。あと、パウンドの詩も有名なのでアンソロジーに入って居る詩だと思いました。 (詩の日めくり 二〇一五年十一月一日─三十一日)

2021-05-02

真率な願い。それすら妬みだと、やっかみだと言う、タイトルが冷静だと思いました。 (やっかみ)

2021-05-02

具体的なものの例示からLINEやTwitterへの言及の二行。最後の二行に悲壮感が。最初の行の黒の塔と最後の二行の黒線の揺れが通底して居るような気がしました。 (春、サイレン)

2021-05-02

久しぶりに自作を読み返してみて思うところがありましたので上げたいと思いました。 (虫よ)

2021-04-28

カオティクルConverge!!貴音さんコメントを有難う御座います。私も今読み返してみて、愉快な感じを持てました。愉快な感じだけではダメだと思いつつ、愉快な感じを出せたことに一種の手柄を得た感じを持てました。 (思い直した)

2021-04-28

深刻さが伝わって来ると同時に、抒情もあると思いました。写真の効果もあると思いました。 (〈安閑夜話〉 さようなら胃袋)

2021-04-10

朗読を聞きました。ツイキャスの時より渋く、荘重な感じがしました。ああ、あのイカのアイコンも現れ、最後に。画像もいいと思いました。最後らへんが桜のアップで。 (満開の桜の下で)

2021-04-05

ライ麦さんコメントを有難う御座います。反省点は多々あると思います。雰囲気を出すために冒険的な表現になってしまったのかもしれません。 (渦)

2021-03-31

投票したいと思いました。私にしては比較的早い投票だと思います。今までは全体の動向に合わせて投票して居ました。勿論読んだうえでの判断ですが、今回は先回りするかのように投票させていただきます。告白体の詩のようにも感じました。小説と言われてもそれで通るのではないでしょうか。単なる愚痴とも違う、詩に小説に昇華する方法が模索されている様でした。 (柔らかい繭)

2021-03-30

詩語の選択が全体として緊密な紐帯を成して居ると思いました。最初の一連目から引き込まれました。くらげみたいだと断定するまでの論の持って行き方などに。構図としては単に下の物が上の物に吸収されただけかもしれませんが惹かれます。二連目以降でも引き込まれます。息苦しいなとか言いさしになっていない?文面の精子とは?。春の前の日だと言う断定で宙吊りになってしまったものがあると思いました。 (くらげつつ)

2021-03-18

フロンティアと言うと真っ先にアメリカ合衆国を思い出すのですが、現在ではフロンティアは消滅したと言われ、だからケネディーのニューフロンティアと言う政策は目新しかったのかもしれません。この詩ではフロンティア、ボーダー、フレーム、人びと、老人など、最小限のキータームで状況が切り取られ、場所、時間が巧みに切り取られていたのではないかと思いました。 (寂びる)

2021-03-18

右肩ヒサシさんコメントを有難う御座います。そうですね、直接キスを迫る言動なのか、それとも主人公らの行動を監視し、キスを期待する第三者なのか。曖昧なままでした。私としては後者のニュアンスだったと思います。でもキスの相手を明確に提示しなかったと言う点では、前者の直接迫るニュアンスも相当あり、そう取られてもしょうがないと思いました。カラフルな鼻はちょっと唐突だったのかもしれません。決して嗅覚的なニュアンスを視覚で置き換えたつもりはありませんでした。もしかしたら渦へ引きずり込まれると言うのは、何か天上的な祝福を韜晦した表現だったのかもしれません。天井的な祝福が心苦しい。心情的なニュアンスが渦へ引きずり込まれていると表現したのかもしれません。なのでカラフルな鼻とはそう言った祝福を象徴するビジュアル表現を含意したのだと思います。含意なのであまり伝わらなかったのかもしれません。風呂の湯の渦と海の渦の相同性、繋がっている感じはお留守で考えて居ませんでした。確かに言われてみればと言う風に蒙が啓かれる感じがしました。輸送船など、直接は出て来ないので、バターが溶ける感じはしました。兵隊のリンチや病んだ友達などもそうです。やはり確定的な解釈を用意しなかった以上、コメントして頂き、蒙を啓かれる感じが有ります。ただバウムクーヘンを逃避と考える事には少し反対したいです。確かにそう取られてしまう雰囲気は有るのですが、もう少しポジティブな考えを私は導入したいです。具体的な提示がない以上説得力がないのですが、私自身この詩と長く付き合っていきたいと考えています。なので何か積極的な意味をバウムクーヘンに付与できればと思っています。実際の死は重いので、虚無と言う言葉すら、霞んでしまうのかもしれませんが、もうちょっと死に匹敵する緊密感をこの詩に付与出来ていればと思いますし、この詩のままで解釈のレベルでそれが出来ればとも思いました。 (渦)

2021-03-18

死を恐れるのは人間だけだと言われますが、その点でも、逆に自殺をするのは人間だけなのかもしれません。死を恐れる程の死の対象化から自殺へと移行してしまいがちだからです。動物は死にはなんの関心も示さないでしょう。不慮の死や老衰死や病死などしかありえないのではないでしょうか。自殺はありえないと思います。こう言った認識は動物を見下すことが目的では無くて、正しい認識、動物に対する認識から、逆に人間が、なぜ人間だけが自殺をするのかを理解する助けとすることが目的だからでしょう。この詩は最後の行で沖縄的な印象を持ちました。何らかの異化を狙ったのかもしれません。 (自殺)

2021-03-17

緊密な抒情を感じました。三連目はおやと思いました。何が有ったのだろうかと思いました。四連目でも出て来る生きている証。苦悩だけと言う悲観。飛び立とうしている雀二羽は未来や行き先航路を象徴して居るのかもしれません。 (青春を許さずに)

2021-03-17

自分のものにしてみたいと言うのは息抜きなのであろうかと思いました。澄み渡るような蒼い空を自分のものに。スピーディーな疾走感のある読み応え、ファンタジーワールドはこの詩の詩法そのものであろうかと思いました。 (ブルーバード)

2021-03-12

独特な詩表現だと思いました。錆びた珈琲だとか、林檎の木が折れるのは檸檬の花が生まれる証拠だとか。蝶が咲くとは。昨日を知る意味。自分を生かすために呑み込んだものは何であろうかと思いました。 (呑む)

2021-03-12

嘲笑へと至る過程が絵画的だと思いました。方法という方法がうらぶれる黄昏が印象的でした。トルソに頭が生えて来るのではないかと言う印象すら持ちました。墓に刻まれる名前はもしかしたら宇宙人を加味した墓碑銘になるのかもしれません。 (断章記)

2021-03-12

インテグラルと言う積分。空の衒い。ゲームのような感覚。音楽に対する嗜好性。人類の壮大な叙事詩に対する含羞。自分を積分するとは?積み重ねで出来ている世界。同じ過ちを繰り返す世界。叫ぶインテグラル。回される螺子。この世界は詩で出来て居る前にリアルな現実で出来ていて、その現実を覆う秩序は手強いと言う認識からできていると詩だと思いました。 (インテグラルが死ぬ前に)

2021-03-12

垂直の正しさを思いました。垂直に侵入するものはサンタクロースであろうかと思いました。日本の家屋では煙突が無いので大丈夫であろうかと思いました。フォルムの悲劇はありきたりではなくて、笑い続ける天使を凌駕する大天使長が居るような気がしました。 (雨光)

2021-03-12

殺すとは人の心を殺すことですか。命の価値とは難しいですね。概念が難しいと、等価と言う先験的な概念すら疑いの目で見てしまいます。ポジティヴな最終行ですが、さらっと言っていますが、人称代名詞の乱れに迷いが感じられ、文学的な意味で、アンビギュイティー的な良さがあるかどうか、判断に迷いました。 (命の価値)

2021-03-12

夏に見た光とは晩夏光であろううかと思いました。いつも夜とはオーロラ的な白夜であろうかと思いました。子供時代の終わりの記憶とは興味深いと思いました。ボーダー付近は無四季だったのかもしれません。長い冬に触発されます。再びの春。心を受け受け継いでいくものはウルトラマンとか仮面ライダーでは無くて等身大の人間なのかもしれません。 (季節)

2021-03-12

涙は難しい感情を惹起すると思います。ましてや被災地とか、自分とは直接かかわりのない事柄に関しては特にそうだと思います。でも同じ日本人だとか共通のアイデンティティなどで沸き上がる感情もあると思いますし、自分に起因したものではない涙とは不思議な感情を惹起するでしょう。こころのままの涙とはきわめて詩的なものなのかもしれません。 (涙)

2021-03-12

摩訶不思議な印象を受けました。詩ではないのですが俳句で「春青空」と言う季語で詠むつもりでまだ詠めて居ないと言う私事とも相関関係が有ります。するめを食べて目が潤んできて空が青空で、青さにはっとするそんな句が構想のままこの詩と私が共鳴したような気がしました。 (無名の詩)

2021-03-10

幽霊戦の匂いや、少女が鬼子母神になるところや >「貝掘り鬼ぃ!」と叫ぶと、 などの箇所が印象的でした。 あと、髪が草原になるとはどういう事であろうかと思いました。 (ピーティクル・パーティクル)

2021-03-02

福まるさんコメントを有難う御座います。ああ、あの世ですか。冥界。闘技場のコロシアムですか。バウムクーヘンは渦と親近性の有る物として出したのですが、切迫感から来る物としてはまるで逆物として認識できるのかもしれません。 (渦)

2021-02-27

iyyoさんコメントを有難う御座います。バウムクーヘンのあの木の年輪みたいな感じが渦と繋がったのかもしれません。ポーの「メエルシュトレエムに呑まれて」が念頭にあったのかもしれません。 (渦)

2021-02-27

ただの擬人化ではないのでしょうね。冬までの感じである、枯草や、この詩では出てきませんが川が涸れている感じ。水鳥も冬の季語なのですが、この詩ではあまり俳句のしきたりは関係ないようです。そして太陽までが擬人化されて、長い長い腕を伸ばしてと非難がましくは思えませんでした。逆にこの詩の中だけでは本当に太陽に長い長い腕が有ると言うのが首肯できて、常識的な内容を少し離れられる快楽が有ると思いました。 (立春の日に)

2021-02-26

前衛的な詩だと思いました。特に平仮名ばかりの連では(実際は終わりらへんに漢字も出てきますが)今度と言う概念。ネクストタイム見たいなことが揺ら揺らしているような。巻貝と言うと革新的な絵画によく出て来るような気がするのですが。 (たまゆら)

2021-02-26

アイデンティティーとは何ぞやと思いました。コンビニのサンドイッチやコンビニの弁当。コンビニのアイデンティティー。レタスのアイデンティティー。存在意義を思いました。 (とはいえ。)

2021-02-26

画面越しの会話と言うとスカイプを想起するのですが、私はやったことがないので知らないのですが、ゲーム感覚の恋も潜んでいたのかもしれません。 (距離が遠くてなかなか会えないもので私はあなたに嘘をついた)

2021-02-25

福まるさんコメントを有難う御座います。そうですね、威厳を保つ方策として、実力を見せると言うのは有りだと思います。生徒と真剣に向き合うのは基本中の基本だと思うので、応用範囲が広そうです。詩としての場面の創造し易さは考慮しました。点灯鬼や駐車場は場面を明確にするための道具立てだったと思います。 (乱世)

2021-02-25

蛾兆ボルカさんコメントを有難う御座います。そうですね、最後の行はちょっと極端だったのかもしれませんが、詩的印象の強まりを願ったのかもしれません。逆効果にならないようにとも願っていました。 (請求)

2021-02-25

なかたつさんコメントを有難う御座います。そうですね、今ではサナトリウムは古い言い回しで、死語ですらあるのかもしれませんが、結核療養所的なニュアンスがおどろおどろしい印象を与えるのかもしれません。文学的にもトーマス・マンや村上春樹の小説で、おなじみの用語でもあるのかもしれません。私的には請求と言うとビルクリントン元大統領を思い出すのです。ビルと言うファーストネームが請求書と言う意味があるからなのですが、基本的な単語で、名詞として使われたり、動詞としても使われるので難しいのですが、個人的には幻同然のレヴェルかもしれませんが、そう言う言語的な比較言語学的な観点からも、個人としては儚く安易に滅んでしまうが、種としては永遠と続いて行く、そんな見通しが有ったのかもしれません。 (請求)

2021-02-22

福まるさんコメントを有難う御座います。そうですね、地の文ですので、洒落では済まないような感じは自分にも自覚はありました。ただ拉致=犯罪と言うニュアンスでは無くて、ただハグしただけ、請求と言うのは風に沿ってみただけと解釈していただければと思います。刹那的と言うのはどうでしょう。詩的な方法として愚直に徹した結果なのかもしれません。 (請求)

2021-02-22

障害の内容が気にかかりました。まだ言いたくないと言われると余計知りたくなるような、そんな感想を持ちました。 (これから)

2021-02-20

福まるさんコメントを有難う御座います。そうですね、蝶からの連想など私=花の連想も有りなのかもしれません。権現様を絶する暑さ、蝉の大量死など、から夏の暑さを想起されたのかもしれません。私的には、キツツキからは秋が、羽化する蝶からは春が、など、さらには下位に沈む水の底やカスピ海のダジャレからは、ちょっと分かり辛いかもしれませんが、冬を私は潜在的に想定して居ました。詩全体で春夏秋冬を含意したつもりでした。 (がっつく私)

2021-02-20

最後のコロナウイルスをやっつけようの箇所が印象的で、少し唐突な印象もあったのですが、これまでの思い出に対するオマージュや、これからの事を考えると常識的な詩行なのかもしれません。 (春夏秋冬)

2021-02-19

生きる事に倦んだ人のストーリーでしょうか。心象風景が絵画的に自然に託され親子に託され、心奥とかみさまが心の支えなのかもしれません。心奥を蝕むものと必死に戦っているような姿勢も感じられました。 (優しい公園)

2021-02-19

何か重大な結果、重大なことが有ると、自分にとっておやとおもうことが起きてしまうそんなニュアンスんを思いました。 >その時は夕暮れ時だったが >それは俺の気分が決めたことだということを >俺は知っていた こんな重大なことを左右できるのに平凡なことは厄介だ見たいな。 「掃除と窓、換気」みたいなタイトルが思い浮かびました。 (仕組まれたわけではない)

2021-02-04

全ての理由付けを暇の一語で済ませ、自らの所業もその一語で済ませる詩。最後の方で、タイトルである妻が登場して何かカタルシスが有ると思ったら、やはり一貫した暇なのだから節があり、ユーモラスだと思いました。 (〈妻に〉)

2021-02-03

剛毛や雪見大福が印象的でした。ラジオ体操や先生の思い出、コロナ禍への所感。四季の移ろいと共に普遍的なものを掴もうとしている姿勢が感じられる詩だと思いました。 (春夏秋冬)

2021-02-03

勿論銀河鉄道などから宮沢賢治を想起したのですが、それよりも祖父よりも巨大な半獣はミノタウロスであろうかと言う事が私の心の中心を占めました。 (祖父の痕跡)

2021-02-02

カーブを数えるところがいいと思いました。 (クロソイド曲線)

2021-02-02

今日と言う時制において明日が追いつく事はどういうことかと思いました。影が長くて明日まで伸びていると言う認識はどんなことだろうかと思いました。青空と言うさみしさなど詩的なフレーズが鏤められていると思いました。 (明日)

2021-02-02

>世界の褶襞に温かそうに住んでいる この一行がいいと思いました。 (子ども)

2021-02-02

不思議なテイストの詩だと思いました。食パンの耳と魚の鱗のさかいめとは何であろうかとか、大声で泣き出した子供の身長など、ユニークな発想。足の生えた星とは童画であろうかと思いました。白色矮星にも興味を持てました。 (夕方の月曜日はゴミ箱にしまって)

2021-02-01

名前に対する拘りやたくさんのぼく。名前を押し付ける行為は眠りを誘発し、「またひとつ 君の名前をわすれる」? >ぼくたち、は、うしおくんになり、まさになり、れおくんになり、みつるになり、かいになった この詩行が前提になっているのかもしれません。敬称の有無など興味深いと思いました。 (ふらない日にも)

2021-02-01

墓守の歌ですか。墓守とひとりぼっちと言うワードが共鳴しあっているようなそんな感じがする詩でした。 (ひとりぼっちの、歌)

2021-01-31

朝焼けは暁や夜明けなどほかの言い方を想起しました。 (寝坊)

2021-01-31

ちょっと遅いですがコメントを戴きたく思いました。かなりぎりぎりで、今日限りコメントのやり取りができなくなるので本当にぎりぎりなのですがお願いします。 (唇)

2021-01-31

非常にスラスラ読めてよかったのですが、どうしても渋谷区円山町と言うと東電OK事件を思い出してしまい、重ね合わせてしまうのですこし偏見のある読みをしてしまったのかもしれません。 (見ている。聞いている。)

2021-01-16

詩の日めくりと言う作品は何度か読んだことがあるのですが、今回は詩集謹呈詩誌謹呈などの箇所がなく、かなり大らかなとらえ方ですが、詩の技法が開陳されているようなそんな感じを受けました。詩の方法論とも言うべき事情を提示している、直接的な提示ではなくて、読書体験や実際の体験、空想などを通じて間接的に提示されていると思いました。 (詩の日めくり 二〇一四年十一月一日─三十一日)

2021-01-02

ゲロ友と言う訳でもないでしょうが、同じ職場と言うのか工場で形成された篤い友情。恋人とは違う男との友情は一歩間違えば、仕事にも障るもの。ニシナとはいかなる女か。そこは極力伏せて俺視点で行ったのが良かったのでしょう。広田さんや小室さんなどの主要登場人物の内面も伏せられてよかったのだと思います。 (鳴けない文鳥のためのピエタ)

2021-01-01

mmmさんコメントを有難う御座います。そうですね、キング、王様、皇帝など。キングたちと言うのはあまり意識したものではなくて、敵討ちと言うほどの事であれば、キングがふさわしいのではないかと言う逆転した発想でした。ロダンも金メダル級の彫刻家ですし。 (誓い)

2020-12-31

沙一さんコメントを有難う御座います。念頭にあったのは大日本帝国かもしれませんが、矢張りユーラシア大陸の広さを考えると、日本を無視してでも出てくる発想だと今では思います。嘗ての植民地と言う用語は滅んで信託統治領なる用語が出てきましたが、内実は同じかもしれず、矢張り長所はあるのでしょう。猫的な決め付けは少し乱暴だったかもしれませんが、信念を持って提示しました。 (強盗帝国)

2020-12-31

湯煙さんコメントを有難う御座います。タイトルは最終行からとってありますが、そこへ辿り着くプロセスでも強盗帝国が感じられる詩行であればと思いました。ああ、シベリア鉄道みたいな、大陸横断鉄道の夢は今もなおと言った感じで、夜行列車から醸し出される抒情が詩に資する事は大だと思いました。 (強盗帝国)

2020-12-31

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。恐らく詩作で解放感を味わいたいのかもしれません、自己分析ですが。ただ安易な解放感は詩や自分をダメにするかもしれず警戒はしているのですが。 (強盗帝国)

2020-12-31

「たぶん、左手よりも、右手が好きだ 鼻よりも耳を大事にしていて 口よりも目を尊敬している そういうものだ」 この部分がいいと思いました。 「寒い」と言う状況が諸悪の根源であると言う事でもないのでしょうが、ふと俵万智短歌の「「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ」を思い出しました。 この部分がいいと思いました。 (わかれ)

2020-12-30

捨てっちまうで「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎(すてつちまおか)」竹下しづの女の俳句を思い出しました。地蔵の画像からふと水子地蔵ではあるまいかと思ったのです。 (外灯に焼かれて死んだ虫)

2020-12-30

蝶を蝶と云う。汚れたものを汚れて居る。虫を虫と云う。真実の光景の把握。優しくなければ。紙の裏と表。あの人が正直の心に耐える筈がない。大きなものや目に鮮やかなものについての自制。タイトルの醜さの実存。心の複雑さを遠回しに説明しているようにも思えました。ちらと出て来た「彼」と「彼女」はそれぞれ孤立した恋人同士ではないかと思いました。 (醜さの実存)

2020-12-30

切断願望ではないと思うのです。ばらばらになりたい願望でもない。息を殺す?日本語の玄妙さを思います。息が出来なければ死んでしまう。死ぬのは息ではないのに、息を殺すと表現する。ニュアンスの違う表現なのに、息が出来なければと言う表現はおかしいかもしれませんが、この詩を読んでいると、ふと口唇期を思いました。包帯が出てきますが、ボンディング願望ではないと思いました。 (呼吸)

2020-12-30

びわちゃんと言うのは独特あだ名だと思いました。意外と本名なのかもしれないのですが。 (「いのちじゃない。ち。」)

2020-12-19

自分で蒔いたドングリが芽を出して樫の木が生えてきたことを思い出しました。 (あなたとどんぐりとハナミズキの赤い実とわたし)

2020-12-10

コントレイルではないですが、競馬をあまり知らなくても馬が伝わって来るような詩だと思いました。 (着順は知らない)

2020-12-10

「生茂る木々」は「生(なま)茂る木々」と読むのでしょうか。私の、陰。虚ろな私などを空や木々や鳥たち、川が見つけてくれるだろうかと言う問いは森羅万象だとか、ちょっと飛躍になるかもしれませんが汎神論的な発想が背景にあると思いました。 (窓)

2020-12-01

狂詩人さんコメントを有難う御座います。抽象と具象の狭間ですか。そうですね、そう言う配分はトータルで、詩の効果に影響を与える様な気がします。さらに行き来など動の側面が生じると、難しいですが、トータルで躍動する詩が現出するような、そんな感じがします。 (部屋の海)

2020-11-25

早坂 純一さんコメントを有難う御座います。ああ、言葉の並びですか。今読み返してみて「誤差が目が潤んで来るような雰囲気に」は「誤差で目が潤んで来るような雰囲気に」と訂正したくなりましたが、何にしてもコメントが有ると自詩を読み返すので有意義だと思いました。 (バー)

2020-11-25

うるりひとさんコメントを有難う御座います。屁とか鼻糞は異化効果を考えたのですが、月の光や雪は俳句の季語まで視野に入れて、イメージに色どりを添えて見ました。あまり直接は反映して居ないかもしれませんが、イメージに寄与しているとは思います。 (部屋の海)

2020-11-25

ABさんコメントを有難う御座います。内部と言う概念にはこだわりがありました。秋山駿の「内部の人間」が少し念頭に有りました。無いが無いはベルグソンが念頭に有りました。 (内部)

2020-11-25

鈴木夜道さんコメントを有難う御座います。自室の海を早速聞いてみました。ああ、コーヒーとたばこですか。ウィスキーはちょっとイメージが湧かないのですが、コーヒーとたばこと言われると、どんな海かが定まるような気がします。   (部屋の海)

2020-11-23

大塚拓海さんコメントを有難う御座います。そうですね、生命の濫觴とも言われる海と言う観点では常識的すぎるし、内容がたくさん含まれすぎているため、焦点が定まらない。しかし詩的韜晦ではないのですが、大胆に海を空想の濫觴と考えれば迷いが去るような気がします。自らの選択が詩を隘路に追い込むかむしろイメージを拡大するかと言った葛藤、フォーク(分岐点)もあったと思います。 (部屋の海)

2020-11-23

ダンスとそこから導き出される感慨でしょうか。ちゅうぶらりんのままの私。気が紛れるダンス。天候を気にしている私。犬や猫が鳴いて居る。 (ダンス)

2020-11-18

滔々と流れて行く感じ、読める感じがいいと思いました。大気が主題として定置される。己が一部。刹那の顕現。幻なのか大気は。この世界を彩る境界。境界に線はない、線を成さず、線にあらずと。心に刻み込まれる中層の大気。季節の色彩。季節の移ろいの中で中層の大気の中で揺らめているわたくしの心。季節を体現しているのかもしれないわたくしの心。 (中層を漂う大気)

2020-11-14

単なるポルノではないと思います。短歌的な調子で、ペニスが踊っている。一首目の几帳面な前中後の区分け。二首目のフラットな二分法。必ずしも男女と言うニュアンスではないと思います。三首目山の上の頂と言うと高村光太郎の詩、レモンを思い出します。山巓と言う語ですね。昔山巓でと言う詩語。二人は山登りを二人してやった頃があったのでしょう。四首目、二人のスキンシップ。五首目、男主体と言う事か。六首目、前戯ではないですが、ディープキスでさえエイズに感染する恐れがあるなかでの高度な信頼関係。七首目、女主導の騎乗位か。八首目など。ちょっと勘違いしている側面があるのかもしれませんが、繰り返し言えば、あまり男女にこだわらない解釈が要請されているのかもしれません。 (挿入)

2020-11-10

どうしても同じフレーズを繰り返す、クソッタレの短歌が印象的だったのですが、タイトルの趣旨に従えばやはり海を主題にしていると思うので、人魚姫や、瓶底や骨のない魚、壊れた海、サイダーの瓶、気持ちを海と呼んだり、様々な発想が海へと収斂して行く、そのさまは全体で詩になっているようなそんな気がしました。 (崩壊した海で生きよ)

2020-11-04

金木犀を中心としながらも、秋の虫の音など、抒情性を高らかにと言う詩だと思いました。親子は母子でしょうか。神社へと。川面から飛び立つ水鳥の羽音など、抒情性が高められていると思いました。 (秋宵散歩)

2020-11-02

白犬さんコメントを有難う御座います。イメージでいつも苦労しているのですが、たまたまうまく行ったのであれば詩作したかいがありました。 (嘘の石)

2020-10-31

沙一さん再コメントと言うか先々月の作品にまで有難う御座います。作品を振り返り研鑽に努めたいと思います。 (嘘の石)

2020-10-31

沙一さんコメントを有難う御座います。そうですね、「父」と言う置き方はちょっと唐突だっったのかもしれませんが、詩的効果を多少は狙ってみました。花水木の濃い赤い紅葉色は強烈なので、どうしても挿入してしまいます。主婦はある意味歴史的来歴が濃厚なのかもしれません、恐らく明治時代にはなかったヴォキャブラリでしょうから。 (嘘の石)

2020-10-31

海の底に風船が浮いていると、最初のところで少し読みが躓いてしまったのですが、 詩内容としては約束色と言うところが少しわかりませんでした。 (生存回避本能)

2020-10-31

斬新な試みだと思いました。 研ぎ師さん。写真を見たところ、 鉄を鍛えているのであろうかと思いました。 (〈安閑夜話〉 研究の体温 )

2020-10-31

最終連まで普通に読めたのですが、最終連のカウポーイだしがと言う表現が分からず、中途半端な感じがしました。 (カルフォルニア・スウィング/河童肉付きぺりかん船便)

2020-10-31

身体中にへばりついている悲しいと言う感覚。夢が一般化抽象化されてただ悲しいと言う感覚。胸の小鈴が印象的でした。絶え間なくそして私の作り笑いをいっそう不細工にする。 (無題)

2020-10-16

私は私自身の事について話そうとしたホイットマンの詩をふと思い出したのですが、あなたとわたし。ユーアンドアイ。溶解して行く主体。公平の観念。「わたしの話は/いつの間にか/私の大事なあなたの話になっている」、ここが印象的でした。 (わたし)

2020-10-16

月の影響下にカビが生えたような気がします。この祭壇、この詩の中での祭壇は月そのものなのかもしれません。 (1015)

2020-10-16

地蔵と言えば思い出すのは六地蔵などなのですが、植物の黒橡も大切なポイントなのかもしれません。この詩の主題、贈り物。「花」が咲く。暴力的に咲くとは何であろうかと思いました。タイトルは「贈与」で法律用語。詩の中ではカジュアルな表現ともなりうる「贈り物」と言う言い方。そのギャップもこの詩の主題として展開しているのかもしれません。 (贈与)

2020-10-16

のぞかれた空はもしかしたら、ダイヤモンドなのかもしれないと思いました。ダイヤモンドなのに・・・ この詩にはもっとショッキングな内容が内包されていて、それを回避するために紡ぎ出された言葉がこの詩なのかもしれません。 (さようなら)

2020-10-16

丁寧な表現が好もしいです。針金がキーワードでしょうか。ジャコメッティなどを想起しました。 (フィラデルフィアの夜に XⅦ)

2020-10-04

アンデルセンのみにくアヒルの子を思い出しました。あの話はアヒルの子が白鳥であったと気付く話なのでちょっと違うと思いましたが。 (アヒル)

2020-10-02

幼少期の私がおぼれている。あるいは幼少期の私に顔が似ている。岸へもっていく。岸が何を意味しているのかと言うのがこの詩の肝だと思いました。 (未来の川岸)

2020-10-01

私も数学は苦手ですが、平行線でも無限遠点で交わってしまうという非ユークリッド幾何学には興味がありますし、リーマン幾何学とか20世紀以後の数学、これはこれまでのガウスとかそれ以前の数学が反映しているのでしょうが、20世紀21世紀の数学には興味があります。この詩は数学はあまり関係ないのかもしれませんが、8行目の >数学の問題みたいに永遠に交わらない線で角度を求めあって少しだけ近づければいい。 は、印象的でした。 (幸せと平行線)

2020-10-01

ふと、ジッタリンジンのプレゼントと言う曲(タイトルが違っているかもしれませんが)を思い出しました。 (恋を蝕む、)

2020-10-01

ちょっと遅いかもしれませんが、精進の為に自分の詩を上げたいと思います。 (牢屋の虎)

2020-09-29

ABさんコメントを有難う御座います。絵画と風刺絵のあいだのような絵ですか。イメージ的には発想の源が同じで、自分でもおそらく何度か同じイメージと言うのか、詩語と言うのか、詩内容を出してしまうことがあり、その都度発展があればいいのですが、反省頻りです。リズムは結構気を使っているほうだと思います。有意味であろうとはしているのですが、詩的な限界があるのかもしれません。 (野菜の栽培)

2020-09-29

最後の犬のレオのエピソードがいいと思いました。石油製品とかユーモラス詩だろうかと思いました。ああ、レオは人間の子でしたろうか。思わず犬の子だと思ってしまいました。最初の連からレオ君のモノローグみたいな感じですね。レオ君視点から、親たちの視点に後半は移ったような。 (プラスチックを噛んでみるとか)

2020-09-23

どんな原因を断ち切らなければならないのか、具体的な言及があれば、示唆的な言及でもあればいいと思いました。 (摘出手術をしよう!)

2020-09-18

只の願望や失意とは一味違う詩だと思いました。「心を七色に蝕んでいる」このフレーズに注目してみました。 (人)

2020-09-15

批評意識のある詩だと思いました。錯乱、発狂の単語に批評性を感じました。 (真に優しい人)

2020-09-12

カーテンがリュウグウノツカイみたいだと言う事でしょうか。何か海洋を漂う様な比喩だと思いました。 (リュウグウノツカイ)

2020-09-04

小説家志望者の愚痴だとか、過去の恋の復活だとかとは思えない。かと言って「アンタ」が眩しいと言う訳でもなさそう。ただの日記・・・自嘲ではない。終わりらへんがちょっと分かり辛く「馬」が象徴的でした。 (┣邂逅┳かいこう┫、青春。)

2020-09-03

苦痛を増やすかもしれないない手には苦悩があります。大仏開眼見たいな、お釈迦様の目が見開かれるとき、日本の西暦1250年など、ターニングポイントとなった年や仏の修行者たち。人によっては終末論を説くかもしれません。この詩では声が、何かを導いて居るのだと思いました。 (目を開けた)

2020-09-02

ふと、父の左の肩甲骨の上あたりにもMOLEと言うのですか、強大な膨らみあったのが、時日の経過で縮んで行った事を思い出しました。それが父の母、私から見て祖母にあたる人の来歴の痕跡なのかどうかは知りませんでしたが、私にとっては父方の祖母。何か自分を恐懼させるものがあったような気がします。この詩では母との、実母との葛藤と言うよりは、ライバル関係のような、フラットな対抗意識があったのではないかと少し深読みして見ました。 (異母)

2020-09-02

この詩のタイトルの杞憂が、この詩の中の何に該当するのかと思いました。存在そのものがなくなる杞憂自体がさらになにか別のものを言い換えて居る様で。回遊魚の様に。繊細な手つきが何かを語って居る様でした。 (杞憂)

2020-09-02

「甘いなにかの」のルビが面白いと思いました。「モンスターエナジー」、「壊れたエナジードリンク」、「メイラックス」。弱音を吐く事が目的ではなくて、主体の危機、自己意識の葛藤が詩になって居ると思いました。 (┣文字描き┳月夜乃海花┫は死んだ)

2020-09-02

3Жは3Gぐらいしかわからなくて読み進めて行くと1,10,100,1000とタイトル通り十進法で、ああ、桁が上がるとはステージが上がったみたいなそんなニュアンスが有るような気がしました。 (10進法)

2020-09-01

HOMEの意味が重要だと思いました、この詩の中での。頻出単語なのですが、維持、宇宙、母の愛など。父の名と同義なのかどうか。GOも気になるのですが、GOは出発ですかね、HOMEからの。離隔。HOMEへGOとも出て来るので、ちょっと分かり辛いのですが、行くも帰るも、魔法に騙されと言うフレーズを考えると、CGがこの詩の主役なのかもしれません。 (HOME)

2020-09-01

自然を鳴動させる犯人の事でしょうか。らくがいた画家とは落書きをする画家の事でしょうか。日本語だと落書きでださい感じが強いのですが、英語だとグラフィティでかっこいい感じがするのは、ちょっとした西欧コンプレックスのせいなのかもしれません。 (犯人 はだれだ。)

2020-09-01

第一連目で夜の帳の端にライターで火を付けるとはどんな意味を持つのだと思いました。第二連目で夢の中で出会う人々の輪郭が霞むと言う現象は自分の経験からも納得の行く内容でした。第三連目四連目で部屋の隅の枯れそうな鉢植え。風邪を引いたと事との相似性はどこから来るのか。母国語の様な物さと言う断定。枯れそうな鉢植え=風邪=母国語と言えるのか、三者間には断定以前の膠、繋ぎの様なものが透明化してあるような気がしました。私の姿。甘い風邪。第五連目で風船を抱いている人。風船をくれてキスしてくれて。正しいタバコの吸い方。二人で涸れ井戸に降りて行く。六連目最終連、何もない井戸の底。風船を二人で手放す。新しい太陽へと変わる風船。目を刺す新しい光。全てを失った私たちの意味。この詩の中の夢の風船とは社会そのもの、社会全体を象徴的に表しているような気がしました。ヴィジュアルではなくて、象徴的に。なので飛んで行ってしまって太陽になってしまう。井戸の底も社会そのものの様な。下から上まで不確定で分かり辛い。そう言った不安定な自我を投影した社会の象徴であろうかと思いました。 (夢の中の風船)

2020-08-31

父君は出稼ぎ労働者、季節労働者かもしれないと思いました。冬の花火は歌人中城ふみ子を想起させ(彼女を主題にした小説のタイトル)詩想に影響を与えているのかもしれないと思いました。 (ジュブナイル)

2020-08-30

金魚は恐らく鯉から改良されたものだそうなのですが、雄と雌の交尾とか、ランチュウ、琉金など、高級金魚の開発、遺伝子レヴェルのゆるりとした進化や変化。今の遺伝子操作が抱える人工性の危うさなどの問題点を詩を通して遠回しに指摘しているようにも思えました。私が私であると言う自己同一性に閉じこもり難い現実の問題点などが金魚に仮託して示唆されているように思えました。 (金魚の系譜)

2020-08-30

描写からある病者の心象風景、特にヤモリの冒頭部分はこの詩の中に出て来る主人公の自画像であろうかと思いました。最終連の髪の毛の描写は他者を慮る中での自我の儚さを感じているのであろうかと思いました。 (判断する たましいよ)

2020-08-29

白川 山雨人さんコメントを有難う御座います。数的な処理や解放感ですか。そうですね、自分でも解放感と言うのか、現実のくびきから脱したくてこれを書いたのかもしれません。詩作上は空想感が解放されますが、リアルな物との距離を考え、感じて、程良い距離をと思い詩作しました。石崎君は空気のような感じ、そんなつもりが有ったのかもしれません。 (連れて)

2020-08-29

内容的には合わない部分もあるとはいえ、蝉の羽化が念頭にあったのだろうかと思いました。空に浮かんだ巣の中では、鳥かもしれないし、会議を催したの箇所から化けると言う事が、社会での栄達を表わしているのかもしれないと思いました。最期の羽化が比喩ではなくて文字通りの本当の羽化。蝉だの、蝶だののそれが感じられ、絵画的な感じがしました。 (What's Your Name?)

2020-08-29

戸ケ崎朝子さんコメントを有難う御座います。そうですね、冷えて来るとか凍り出すなどは端的に季語的な表現かもしれませんが、季節感、季語感は結構内包させると言うか、意識して詩作はしています。連れてと言うのは詩に出て来る単語を意識して居たのかもしれません。 (連れて)

2020-08-29

フォルムで、モールス信号や点字、ありとあらゆる外国語で、表現された「好き」。過去の歴史からは菊容子主演の好き好き魔女先生を想起しましたが、或いは舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる。」なども想起しました。 (好き好き 大好き 愛してる)

2020-08-29

なにか、実際の戦争と比喩的な戦争の分離が有るような気がしました。伏字の部分も気になりましたが、それも受験戦争や交通戦争などではなくて、もっと本質的な自分の実存を掛けて居る様な戦争。自分と社会との格差から来る戦争。自分の存在と言う卑小さにそこごもれない事から来る戦争が示唆されて居ると思いました。学校の先生でしょうか、予備校の先生でしょうか。主体の推測を超えて、この詩では語り手の独り戦争が生徒をまきこむような装い、外見とは裏腹に、生徒は巻き込めないから戦争と言ってるのだと言う主張も感じられました。 (戦争やめろ!)

2020-08-29

最後らへんのベルベル人宣言は衝撃的でしたが、淡々と自己の真情を述べるのに、世界史精神が全編にわたって充溢して居ると思いました。宗教屋、輪廻転生、あの世の世界、情報処理関連、フィレンツェと言えばメディチ家?かどうかは寡聞にして知りませんが、この部分はもう少し壮大に行ければと言う箇所が有る詩だと思いました。 (パパの日曜日)

2020-08-21

人生の始まりの絶対性。父母の存在。人生には終わりはないと言う断定は生命の連続見たいな発想を感じました。最初の郵便バイクのエピソードも印象的です。平和を支えている。巨大な瀑布。人間の心の広大さ。孤独の深さも伝わって来ました。 (人生はゲームではない)

2020-08-13

自由が重いと思いました。盗んだことが来る重さ、重要さが有ると思いました。 (自由律俳句 202008-1)

2020-08-13

杜 琴乃さんコメントを有難う御座います。引用箇所ですが、もしかしたら、ゲームセンターあらしのあの前歯でゲームのスティックを操作する姿が念頭にあったのかもしれません。連絡帳に書いてある内容はあえて開示しませんでした。開示しない事による効果を狙ってみました。ホウキのカタカナ表示は帚木、箒みたいな植物のははきぎ、ほうきの漢字の紛らわしさに配慮したつもりでした。確かに石崎君だけを連れてと言う箇所は不穏だったのかもしれませんが、雰囲気を狙ってみました。連絡帳、漢字ドリルと言うアイテムは、確かに日常性が高く、そう言った観点からも雰囲気が出ると思いました。 (連れて)

2020-08-07

沙一さんコメントを有難う御座います。魔女や、魔法使いでは普通にホウキが出て来るのですが、言われれば、この詩の詩作当時は忘れて居たなあと思い出しました。そうですね、日常と空想の融合を出来得る限り、ドライに詩にしてみようと言う試みだった思います、この詩は。魔女や魔法使いはちょっとは出した方がよかったのかもしれません。 (連れて)

2020-08-07

帆場 蔵人@⚰さんコメントを有難う御座います。石崎君は隠し味だったと思います。なので、「連れて」と言うタイトルにしたのだと思います。天空の城のラピュタの君を連れてが有名ですが、この詩ではあまり参考にしませんでした。 (連れて)

2020-08-07

ぱうら@ PAULA0125 さんコメントを有難う御座います。石崎君は如何様にも解釈できるように置いてみました。なので、亡くなって居ると言う解釈もありだと思いますし、これまでのこの詩の流れからその様なイメージが湧出したのかもしれません。ホウキと言う単語は頻出させたのですが、石崎イコールホウキではないと思います。勿論何らかの道具の名前と言うニュアンスでもありませんでした。 (連れて)

2020-08-06

kuraguraさんコメントを有難う御座います。自分の意思の事を牙が冷えて行くと比喩的に表現したのだと今では思います。中国語では歯医者の事を牙医と言う事も潜在的に反映して居るのかもしれません。 (連れて)

2020-08-06

く。~ゆく(補助動詞)。悲しく(シク活用)。歩いてく。くの字。くの字の体。背中。くのいちのくでもありますね、「女」と言う漢字が想起され深い思いが沸き上がって来るようでした。 (く)

2020-08-06

「モナリザ」が何を意味して居るのかと思いました。文字通りのルーブル美術館にある真正なモナリザとは違う訳で、「合格」「通過」の意味でモナリザが使われているのかもしれないと思いました。 (無題)

2020-08-06

不思議な味わいのある作品だと思いました。ユーモアもあると思いました。 (検閲アレキシサイミア)

2020-08-06

やはり、表題作の短歌がいいと思いました。ボタン雪をみて見たくなりました。 (この猫め、あたしを孤独と思うなよ)

2020-08-06

隕石の落下などのどうしようもない現象。ノヴァみたいな新星爆発?、超新星?などイメージが膨らみました。愛するしかない対象は世俗的な物なのかもしれませんん。 (死ねないから)

2020-08-06

全体的に良くかけて居ると思ったのですが一箇所だけ、3行目終りから4行目にかけての「母親に手を引いていく子供」は「母親に手を引かれて行く子供」だと思いました。 (朝の┣詩┳うた┫)

2020-08-04

ふとシルヴィアプラスを想起しました。詩の感じだけで内容は関係ないのかもしれませんが。翻訳で読んだだけですが、プラスの自殺の衝撃を想起しました。 (旅立ち)

2020-08-04

あんさんコメントを有難う御座います。ああ、映像ですか。ヒトラーもゲッベルスも近い過去の歴史ですし、新元号はつい最近です。確かに結構真面目な映像、それに反するポップでキャッチーな映像、想像が膨らみますね。 (為に)

2020-08-03

西欧と日本との対立軸、そんなことを思いました。盆の行事。これまでの歴史。アンティオキアとは調べたくなるタームです。より繊細なニュアンスが分かる事でしょう。イカロスなども歌に出て来て知っているだけなら理解は浅いはずです。詩とは啓蒙作用もあるのだなと思いました。おとうさんと言うリフレイン。残響が私を西欧へ誘っているような気がしました。 (にじいろ、もぐもぐ)

2020-08-03

言い回しから衆望を集めるために民に語り掛けて居る様なそんな感じもしました。でも宗教家と言う訳ではなさそうで、過去へ縋るのは何のためなのか、気の向くままに栄華に祈るはどんな目的で有ろうかと思いました。 (影像の亡遠)

2020-08-02

独特な雰囲気があると思いました。ビーチ、浜辺ですね。本当に砂しかないような。カニも貝殻も、クラゲも落ちて居ない。「わたし」はどこにいるのか。当然砂浜でしょうが、砂の城が繰り返し建てられて埋葬願望の割れた爪(のカケラ?)。嘗ての日本は土葬が基本だったのでしょう。昭和天皇もそうだった様な気がします。 (さよなら)

2020-08-01

失われた君が占めていた体積。感じているのに、それが物理的に埋められると不満に思って居る様な。君が贈与してくれたものを他人が簒奪したかのようにも読めました。 (メモリのない世界)

2020-08-01

最終行が印象的でした。多分アホウドリの事ではないと思いますが、アホウドリと言えば、ボードレールの詩のタイトルにもあり、その事が念頭にあったのだろうかと思いました。 (つぎつぎに潤う)

2020-08-01

ロールプレイングゲームのシナリオと言うのか、記述が続き、評価が分かれるところだと思いました。兄と弟、現実とゲームの記述が交差して居る様で、そこは何気にスリリングなところであろうかと思いました。 (編集)

2020-08-01

戸ヶ崎朝子さんコメントを有難う御座います。背が伸びると言う事と天空の城ラピュタが念頭にあったのかもしれません、飽くまで後付けですが。ジョーはやはりインディアンジョーと若草物語のジョーに付きますね。もっとあると思うのですが、とりあえずこの二大イメージが大きいです。そうですね、詩におけるユーモアとは何か、考えだしたら徹夜してしまいそうです。 (朝)

2020-07-29

千才森 万葉さんコメントを有難う御座います。烏頭は様々な意味があり、使用には迷いがあったのですが、比較的ネガティブな意味で使ったと思います。ノット回路は唐突であったと思いますし、もう少し大展開出来たかなあと自分では思うのですが、あまり常識的な意味は念頭に無く、感覚的に使ったと思うので、そこら辺りは若干後悔があります。虹はメインみたいなところがあるので、思い入れたっぷりでした。 (烏頭)

2020-07-29

沙一さんコメントを有難う御座います。日本語だと分かり辛いかもしれませんが、刺激的な朝が訪れるとはbe going to、willのつもりでした。背が僅かばかり伸びる事が実は大げさな事ではないのかと言う観点からの最初の一行でした。科学的な視点では間違っているのかもしれませんが、身長の伸長と言うものが如何に大袈裟かと言う視点です。なので他の内容も、刺激的な朝のある意味全て説明と言うのか、詩内容そのものなのですが、主内容は背の伸長ですね。蒙毅(もうき)を想起させられたり、透明なジョーが空に吸われて落ちて来たり、朝から朝へ朝から朝へと言う三層の朝も、刺激的な朝の具体的な内容なのですが、あくまで主内容は背の伸長です。 ルオー化は宗教問題など言い出したらきりがないのですが、私としては、彼の気に入らない作品は、捨てさせろVS画商の全て売りたいと言う晩年の訴訟を思い出して取り込んで見ました。結局ルオーが訴訟に勝つのですが、享受者としては画商の言い分にも一定の意義があるような、経済的な意味を超えてです。その画商、ルオーと恐らく、専属契約だったそうですから、訴訟自体が、恐ろしい様な気がします。 そうですね、端的に言うと、ジョーは若草物語のジョーを考えると、中世的、トムソーヤやハックルベリーフィンの物語を考えると、土俗的な、古い、メイフラワー以前のアメリカすら想起します。缶コーヒーのCMの宇宙人ジョーンズや宗教家のジムジョーンズを考えると、コメント不可能になってしまう様な、そんな感じもします。 何にしても最初の一行の刺激的な朝はその後の行の内容すべてに渡って居ると言うニュアンスで、置いてみました。一行目の内容の具体例は二行目以下の内容全てですよと言う詩作スタイルでした。 その他細かいニュアンス?通常のジョーと透明なジョーや、ジョーを捕獲しようとしてなど、内容的には曖昧な書き方が、自分でも再読して認識できるのですが、ジョーの処理でもう少し展開できたかもしれないと、今では思っています。 (朝)

2020-07-23

読めば読む程、一回目よりは二回目、詩が構成されて居ると思いました。三回目も読めばよりよく伝わると思いました。 (風が吹いた。)

2020-07-06

どうしても太宰治の人間失格を思い出してしまいますが、人間革命は池田大作を思い出しますね。 (にんげんしかく)

2020-07-04

代わり、代表、代行などの言葉が思い浮かびます。俺の代わりはいくらでもいると言うのは自暴自棄な発言ともとられかねないのですが、誰かを傷つけて自分のポジションを守ると言うのが低い考えた方として出て来ます。一息入れようと言う趣旨の詩であろうかと思いました。 (俺の代わり)

2020-07-04

日常で何気なく触れるもろもろ。痛みだけが真実と言う実感は悲愴ですが、詩に昇華できていると思いました。 (罪)

2020-07-04

アリの巣に竹馬で突っ込むと言うのは風車に特攻するドン・キホーテみたいで、詩的韜晦とは思えませんでした。心のピュアさ。独りで感じる優越感。この詩で語られているのは詩における勇気、神の存在、新たな宗教の予感などだと思いました。 (いち、にの、さーん)

2020-07-03

雪の静寂とは常識的な内容かもしれませんが、人間は人工的に楽団に演奏させたり、自然状態を嫌うと思うのです。なので雪の静寂と言う表現が浮いて居ると言う訳ではなくて、何か物悲しい状況のプレリュードであろうかと思いました。 (赤い猛獣が最後に見たもの)

2020-07-03

髪の良さですか。ふと与謝野晶子の乱れ髪を思い出したのですが、女子高生と言うのはある意味、髪そのものを象徴して居るのかもしれません。 (女子高生)

2020-07-02

最初の連の「青」がブルーで憂鬱と言う意味ではなくて、澄み渡った青空、群青色の海を象徴して居る様で、爽快感も伝えたかったのかもしれないと思いました。 (きいて)

2020-07-02

アリストテレスのくだりが面白いですね。哲学者の名前を猫に付けている作家の事を思い出しました。 (以上でも、以下でもない)

2020-07-02

例えばアニメの千と千尋の神隠しで言えば娘から見れば父と母が豚であるような、比喩ではなくて、本当に豚として描かれてしまう、豚になって居る。何か悪いものの譬え、自分から見て、と言う風に、先生が自分のなしたものを処分してしまった。豚である先生が後景に退く続編が有る詩だと思いました。 (2020年-詩人追放)

2020-07-02

うーむ蝶か蜂でしょうか、虻かもしれない。人間を取るのはいろいろと差し障りがあるでしょうから、大胆に昆虫だと断定して見ました。 (無題)

2020-07-02

あんさんコメントを有難う御座います。そうですね、雲は軽そうでいくらでも入るのかもしれませんが、充満すると厄介だろうなと言うニュアンスでした。虹が出来る原因である雨は、ちょっとした戦略性ですね、花を咲かせるために、苗から育てるとか、米を収穫するために、種籾から育てると言ったニュアンスでした。 (烏頭)

2020-07-01

何か不思議な余韻のある詩。饒舌体とも言えそうですが、イメージの噴出がそのままではなくて、ある種のメタな外枠の内側をなぞって居る様にも感じられました。 (デュカットは静かだ)

2020-07-01

過去の回想に広がる群青の空。野イチゴのほのかな甘み。君の影が無かったとは言え、一つのアクセント足り得る内容で、想定しているのではと思いました。 (群青の残像)

2020-07-01

気分の風通しですか、俳句の風涼し見たいな季語が思い浮かびました。 (気分の風通し)

2020-07-01

一連目の感じるだけの世界、耳の聞こえない子は何を感じるのか。研ぎ澄まされるのは視覚だけなのか。 二連目の鈍磨した感情。藪医者はわき役でしかないのか。片足の鳩の行方が気にかかる。 三連目の長い事知らなかった平和。齧られるチーズはネズミを示唆して居ないのか。「日常」が気にかかります。 四連目、最終連。天使の羽搏きが到達点とは行かないまでも、とりあえずの完遂点なのかもしれない。巨躯の哺乳類は、象よりはむしろ恐竜を示唆して居ないか。恐竜は哺乳類ではないにしても、何か類を越えた、はちきれんばかりの存在を感じました。 (展翅)

2020-07-01

物の値段、売買の原理、英米詩の大学の講義における、百円玉と出席簿のエピソード。その後続く買春と青春の考察。特に共通の漢字の春に対する考察が折り重なって居ると思います。老いた春の色。含蓄のある答えが隠れているのかもしれません。茶色?紫?先延ばしされた答えは時間の色をも提示するのかも知れません。一番最後の固まりで、偉人の書いた手紙や日記の価値、値段に対する考察があります。恐らく確定的な答えは回答し辛い問題で、経済的には、出版人が納得の行く説明をしてくれるかもしれませんが、物議を醸す可能性はあります。 (しゅっせき)

2020-07-01

こうだたけみさんコメントを有難う御座います。そうですね、鴉の頭と言ったニュアンスが浮かんだのですが、よくよく調べてみるとうずと読んでトリカブトの意味が。嘗てあった事件も含めて、興味深く思ったのですが、当方化学に詳しくないので、この詩ではやはり鴉の頭と言ったニュアンスです。 (烏頭)

2020-06-30

やはりタイトル通りの太陽の鐘と言う一行、フレーズが印象的でした。ひたすら走る姿勢には感服しますが、「だから」?太陽の鐘が鳴って居るから?とふと立ち止まりました。君とはだれなのか、この詩の眼目なのかもしれません。詩人のゴールが暗示されて居ると思いました。 (太陽の鐘)

2020-06-30

意欲的な取り組みだと思いました。青空の写真にアニメーションが絡み、バスが雲に運ばれて・・運転手が麻原彰晃的なヴィジュアルだと思いました。乗客の二人も白黒縞々の囚人服の様で、古典的な、ステレオタイプなイメージですが、この詩をざわつかせていたと思います。 (初夏のある日)

2020-06-30

過去に対する悔恨でしょうか。「人形」と自己戯画化して居ますが、高校生の頃に遡っての批評意識、作られた自分と言うのがこの詩のモチベーションなのかもしれません。 (雨上がりの街角インタビュー)

2020-06-27

ついさっきの遠雷でしたか、少し雨も降ったようで、家の中に居て気付かなかったのですが、雨は。私の自分の体験からこの詩の「あらし」が何か俳句の青嵐と言うのか「あらし」に触発された各連の二行目の諸フレーズがとりとめのない心の動きとは言え、詩っていると言う感じもしました。 (あらしらしい)

2020-06-26

ふとマリリンモンローのスカートがめくれ上がるあの有名なシチュエーションを想起しました。あれは排水溝だったかこの詩での地下鉄での風が吹きあがる場面とは根本的に違うかもしれませんが、何かパーマとか、ロボットみたいな私とか、ルーチンのような倦怠感がマリリンモンローを超越的に想起さしてくれました。 (わたしの髪は生きているのかもしれない)

2020-06-26

詩と写真が対応して居る様で、8行目が印象的でした。猫は猫、虫は虫・・。シーザーの物はシーザーへと言うフレーズを思い出しました。雨の橋、虹の橋など写真と相俟って、安易な抒情性にもたれかからない姿勢を詩から感じました。 (〈安閑夜話〉 雨の橋 )

2020-06-26

「てにおは」この部分が何度か繰り返され日本語の基本から、基本にこそ詩の秘密が有るような、そんなことが感じさせられる詩でした。五連目に「箱」が出て来ますが、匣と最初の返還で出て来ました。文脈から雪を箱に詰めたのだろうかと推測しました。 (木箱)

2020-06-26

君の質量とは洒落た表現だと思いました。僕と君との間に風が吹き、不幸な事が起きたことを暗示しているようにも見えました。重さ、強さ、長さ、矢張りもう戻れない時間は具体的な数量化を嫌う様です。この詩は時間の風が吹いているように思えました。 (君の質量)

2020-06-26

40歳。不惑の年とも言われますが、人生半ばと言う感慨でしょうか。折り返し。ゴール間近と言うのがまさかデスとかトートなど不吉な意味を持っているのであれば、この詩に厚みが生じるのか、それとも却って堕ちるのかは分からないような気がしました。 (誕生日)

2020-06-26

対戦型のゲームと言うよりは相互交通型の詩作。ラジオのDJと言う訳でもなく、You Tuberなのかとも思ったりしました。深みのある詩を目指す。「裏庭に居ます」ですか。ポエム縛りとか興味深い言葉。星めぐりは宮沢賢治の作品ですか。読んで見たいです。寿限無も出て来たり。お喋り、チャットと言う印象が強いのですが、そういった特徴を生かした詩ではないでしょうか。 (詩を知らない人になるべく批判されないよう強制的に読ませて考えさせ一緒に楽しむ1つの答え。金を積んで依頼する編。)

2020-06-25

第4章まで読んで、よく知られている話で、最後は笛を吹きながらの子供を大量に連れ去ってしまうと言う、こんな現象が本当に起こるのだろうかと言う議論は詩的には意味がないかもしれませんが、実際に類似した事件が起こって居る事を知れば、襟を正さざるを得ません。 (ハーメルンの斑な笛吹き The Pied Piper of Hamelin)

2020-06-25

深夜のひとの心象風景を描く詩、カーテンが相棒。恋人との別れが思い出され、程良く散文に流れない詩のカルマが有ると思いました。詩の業と言うと、散文との対立と言うよりは、むしろ散文との親和性が語られるのかもしれません。二十世紀最後の夜が印象的でした。2000年12月31日。いろいろなイヴェントがあったでしょうが、詩の中では「何とはなしに乗り越えてきた」もの。詩が叙情味を帯びて来ると思いました。 (ほどよい加減にさよならを)

2020-06-25

パーカッションを叩く行為と言うのが、どんな意味を持つのかと、この詩の中で、「愛」であろうか、恋の戯れであろうかと思いました。6月の舗道。アスファルト。もしかしたら親子関係で有ろうかとも思いました。 (雨のパンセ)

2020-06-25

藤 一紀さんコメントを有難う御座います。そうですね、ナンセンスでは有るけれども、この世のリアルな物と繋がって居たい、その為には時事的な話題や、著名な文学者などを知る事は最低限の事だと思っています。マザーグースなどは背景に直接言う事が憚られるような事が隠れて居たりするのでしょうから、その深さを味わうためには、最低でも英語の語学力は必要であろうなど、言語の違いから来る、不透明さも含めて、現代詩を多様な源流を持っているのであろうと、推測しながら試行錯誤しながら、詩作している所です。 (羊と私)

2020-06-19

千才森 万葉さんコメントを有難う御座います。そうですね、私も潜在的には時事的な話題は意識して居たのかもしれません。見えない敵ですからね、冷静な対応が求められていたのでしょうが、ソーシャルディスタンスなど、気を使う事も多くて、風呂で一服、一杯と言う人は多かったのかもしれません。確かに読み手と書き手との間に生じる隔絶感は半端ないほどでかく、重なりや一致で、却って弊害が生じるほどなのかもしれませんが、新たな物語、新たな現代詩を生み出す源流そのものでもあるのかもしれません。読み手冥利に尽きるので有れば私もこの詩を書いた甲斐が有りました。 (羊と私)

2020-06-19

AB さんコメントを有難う御座います。恐らくガトーショコラ(チョコレートケーキ)的なニュアンスから、甘いのは猫ではないかと言う観点から、あくまでフランス語限定の連想ですが、甘い犬では言語的連想がちょっと、と言った感じですね。ガトーが猫とケーキの両方が意味が有るのですね、フランス語では。「語訳」とまで言ってしまうとニュアンスが違っていたのかもしれません。月は一応昼の月と言う感じで出しました。 (犬)

2020-06-19

コンクリートの溶けた匂いは猛暑が念頭に有るのかもしれません。麦わら帽子が出て来ますが、入道雲が通り過ぎて長閑な昼下がり。雨雲がこの詩を支配して居ると思いました。 (化生)

2020-06-02

名無しのコンプレックス。名前を知らないが著名な科学者であれば、嫉妬できる、呪う事が出来る。ボイジャー二号が妖気を放っているのかもしれません。 (秘密)

2020-06-02

セカンドネイチャーの様に生まれ変わり、蘇りは神々しいのかもしれません。啓蒙。蒙を啓く。初めての気持ちが詩を飛翔させるのかもしれません。 (僕もやさしくなれた)

2020-06-02

ウトイさんコメントを有難う御座います。ああ、展開ですか。如上のコメントコメントでも書きましたが、時事的な話題、コロナ禍に関しましては、少し疎い面がありました。蜜と密。これは真っ先に意識するべきでした。私としてはどちらかと言うと如上の欄、スレッドでも述べました通り、生贄の羊みたいなニュアンスで、それすら大転回せずに、懐疑に陥って居る私。表面上は懐疑にすら陥って居るとも言えない私がこの詩の中の私でした。恐らくもう少し展開すると、羊の真の姿、キリストの復活などを知って、懐疑や、不審に陥る私が描かれる展開を想定して居たのかもしれません。 (羊と私)

2020-06-02

沙一さんコメントを有難う御座います。ああ、固有名詞は、何らかの形で昇華したためかもしれません。まだ勉強の途上で、羊と言えば、イエスキリストとか、ぱっと連想が働く訳でもないので、そのためもあるのかもしれません。 (羊と私)

2020-06-02

ふじりゅうさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね。蜜と密。時事的な話題は気にしなかったのですが、なにか悪魔的な儀式の様にも解釈できる余地が、自分の詩作ですので、何とも言い難いのですが、あると思い、異化と言うのか、読み直しと言うのか、この詩の新たな地平が開かれたようで自分でもいいと思いました。 (羊と私)

2020-06-02

Um Fantasmaさんコメントを有難う御座います。プーさんは多分に擬人化の度合いが強くてと思っていましたが、矢張り蜂蜜好きの設定は見逃せません。羊の毛などもねばねばした蜜ではないのですが、ねばねばした状態があるそうですが、寡聞にして蜜とはあまり関連付けられないのがもどかしいです。 (羊と私)

2020-06-01

散らばっているものとは・・謎が詩の核だと思いました。 (町の風景)

2020-06-01

桜の花が散り、新芽、若葉と、葉桜になった桜の木が多数植えられている川沿いなどを想起しました。「どの鳴き声も どの合図も 火を消す間に骨へ届く」 この2行で、骨へ届くの意義が解釈できればと思いました。 (五月の河は緑)

2020-06-01

時間の経過、18分たっていると解釈していいのでしょうか。アゲハチョウの存在は二匹居るねえよりも私的にはクロアゲハだったのか、キアゲハだったのか、ナガサキアゲハなどのきれいな色のアゲハだったのかの方が気になりました。子供たちが日向に溶けるという表現はうまいと思いました。 (初夏礼賛)

2020-06-01

非常に短い詩。エクスクラメーションマークやW(笑いの意味でしょうか)などの記号の方が多い詩。何か動作が示唆されているのだと思いました。見せているのか。何を見せているのかまさかタイトルからそれは明らかだとは思いたくないと思いました。 (┣ちんちん!!┳ちんちん!!┫)

2020-06-01

イメージとして雪や骨が重なって来ました。海馬は脳の中の一部。冬の氷り空。「訳について」の「訳」はわけと読むのかやくと読むのかなど、いろいろと考えさせられました。 (在処)

2020-06-01

こんな大人になるんじゃねーぞと言うフレーズも印象的だったのですが、それよりも4連目の4行が印象的でした。無垢とは何だろうかと考えさせられました。無垢故の万能さを強調しているように見えますが、大人のエゴとは何だろうかと思いました。 (『-UFO- 地上の星屑観測船』)

2020-05-31

右肩ヒサシさんコメントを有難う御座います。羊の、不眠の時に数える、と言うのは忘れて居ました。この場合は神の前の子羊みたいな、なので私は聖書を理解して居ない日本人であると言う設定(だからと言って仏教徒と言う訳でもない中途半端な感じなのですが)が隠れて居るのかもしれません、この詩は、詩作後に考えたことなのですが。羊の毛を狩る行為は俳句では春の季語なのですが、ユダヤ教で言えば、時期的に、過ぎ越しの祭りなどを想起させ、私は神の羊(つまりイエスキリスト)を潜在的に意識していたのかもしれません。犠牲にささげられる羊と言うのが、ユダヤ教的な旧約聖書と、新約聖書的な、イエスキリストを時代的には違って居ても、起源においては、繋いでいると思うのですね。現在でも続いて居るそうですし、過ぎ越しの祭りは。麩は魚の餌的なニュアンスで、この詩では直接出て来ないので分かり辛いかもしれません。もうちょっと詩を長くするなら当然、魚のイメージが出て来たと思います。味噌汁の具だとか、それにしても、なぜ風呂でと言うのは、説明不可能な、詩的韜晦なのかもしれません。 (羊と私)

2020-05-29

最初の連で、錯覚の様にマリンスノーを想起したのですが、プランクトンと一緒に、海を見上げたのですね。プランクトンの死骸が降って来るマリンスノーとは違うと思うのですが、その後繰り返される青い名前。当然海を想起させるのですが、海と言う名前を付けないでと潜在的に行って居る様にも思えました。 (in blue)

2020-05-29

時事的な話題を扱うのは難しいと思うのですが、相変わらず失敗してばかりのZがかなり存在感があるような気がしました。BとCの様な起業精神が有る筈もなく、ボランティアをやならねばならぬ地に居るZ。BとCに補って貰って彼らの陰に隠れがちな彼こそ漫画などでは主人公を務めるパタンが多いのではないでしょうか、「続く」と言う表現が潜在的にあるような詩だと思いました。でも現実ではそうはいかない、詩でもしかりではないかと言う主張も隠れて居そうでした。 (無能)

2020-05-29

珈琲が平仮名になって居たり、腐ったと言う形容からかなり虚構性の高い珈琲店だと思うのですが、「都」とカギカッコに入って居たり、篝火に照らされる戦艦が見えたり、読んで居て愉快な感じのする詩だと思いました。そして興味深いのは4連目のカレンダーのエピソードで、ティーカップの存在を確かめる行為が、言語のリハビリの様にも思えました。 (腐ったこーひー店)

2020-05-29

恋人との別れの予感、酔い方の相違。煙草を吸う女。新天地への期待とかはないのかもしれませんが、恋人こそが未だに新天地なのだと言っているようにも思えました。 (SMOKE)

2020-05-28

気が散る事にまつわるエトセトラを詩にしてあって、中でも 「ゴールが見えているのに、すべての時間を一つのことにかけるなんて怖くてできない。」 この1行は気が散る事の防波堤の様にも思えたのですが、開き直り、最後は消極的な落ち。なかなか積極的な発想は難しいと常識的な考えも詩にする場合は困難が伴うのであろうと思いました。 (気が散る)

2020-05-27

この詩は、食レポとも思えないし、ましてや自殺と繋げられるような、内容は見当たらず、自殺の在庫とは?と解釈の難しさに際会したのかもしれません。強いて言うなら、気になるトピックで、「さみしい」や「ごめんなさい」が自殺と関連付けられるであろうかと思いました。 (自殺 在庫あり)

2020-05-27

まず最初の4行がインパクト抜群で、クスっと笑ってしまうかもしれませんが、決して失笑ではありえないですね。朝日の前で劣等感を積み上げるとは思いつかない発想でした。ここではないどこかへと言う思想もあるのかもしれません。どこへも行かない、行けない、そんな虚しさ。干乾びた眼は何を象徴して居るのだろうかと思いました。最後の行の笑いは総括的な笑いではなくて、なにか日常の笑い、日常に埋もれそうな笑いを発掘して紹介して居る様な笑いだと思えました。 (再考の光)

2020-05-27

今この時、そして夜闇に感じる独特なニオイはもしかしたら雨が止んだ後だったのかもしれません。あの独特なニオイ。それが詩的感興を呼び起こし詩作を誘ったのかもしれません。 (夜の帳)

2020-05-27

もしばらく蛹でいられると言う表現が気になりました。繭籠ると言うのか、詩的空想に耽っているだけなのかなど、想像力が読む側にも羽搏きました。 (Crazy chou cream)

2020-05-27

数字の世界はよくわからなかったのですが、人が死を恐れることの証左としての宗教や、最後の行から、マイナス1℃で存在するとはどんなことだろうと思いました。私がイメージした事はマイナス1とプラス1の間を行ったり来たりする世界でした。何故だか自分でもわからないのですが、あるいは1を越えない世界、マイナス1を下回らない世界。分母が分子を下回らない(1を越えない世界)を夢想して見ました。。 (untitled)

2020-05-21

雪を踏んだ時に生じる、あの感触、音。足が感じる、耳が感じる。大地が鳴動して居る様なものではないかもしれませんが、詩情が滲み出て居ると思いました (名残の雪)

2020-05-01

三菱商事を知って居るかいないかは確かに問題ではないのかもしれませんが 虚無と孤独の中ではむしろ逆の風が吹いて居るのかもしれません。指標がない分、 指標を作れる、そんな神が潜んでいるのかもしれません。僕の無知が解消されても 解決されない問題。指標の受動性が重い問題で、鈍行列車を期せずして呼んでしまっているのかもしれません。 (虚無と孤独、嗚呼ただマイクを空に上ぐ。)

2020-05-01

台所はイメージの宝庫なのかもしれません。金属のスプーンと木のスプーン。単なる好悪を越えて魂の彷徨が始まったのかもしれません。天空は出て来ませんが、冷蔵庫が天の役割を担って居る様なそんな気もしました。冷蔵庫の内容物が星座と言うのか星々ですね。実際に詩で述べられていない事を空想するのは厳に戒められなくてはならないのかもしれませんが、台所の彷徨をどうしても天上界を目指す魂の彷徨ととらざるを得ませんでした。 (台所)

2020-05-01

客観描写なので、三人称描写なので、ずん太の気持ちが分かり辛いのですが、これはこれで、効果を出して居る様な気がしました。ずん太のお風呂好きはもしかしたら、一度も触れられていませんが、父と母がずん太が幼いころに亡くなって居る事に由来して居る事を示唆して居る様に読めましたし、まだずん太は幼いとまでは言わなくても小学生ぐらいの年齢なのだと言う事が詩の書きぶりから示唆されているような気がしました。 (ずん太とお風呂)

2020-04-30

鈴木夜道さんコメントを有難う御座います。再び自詩を読み返して見て最後の行が「軽快」となって居り「警戒」の間違いでした。その場で2回ほど読み返して遺漏無き様にとしたのですが、最後の行だけ迂闊でした。「軽快」でもいい様な気が、詩的にはするのですが、常識的には「警戒」だろうなと思います。翻訳風と言うのはあまり意識しなかったのですが、そんな感じはあったのかもしれません。 (記憶)

2020-04-30

絶対的な存在、神を希求して居るのかもしれませんが、もっと具体的な物キリストやマホメットなどを希求して居るのかもしれません。最後の行の懐疑的なセリフは、探求の末と言うよりは、思弁に勝ってしまった、素朴な疑問と言った感じです。懐疑が積極的な物かどうかは分かりませんが、救われる私は恐らく、確定されていない、そう思われるのです。 (求め人)

2020-04-30

何かある種の緊迫感をこの詩から感じたのですが、暗合文とは何かと思いつつ、朧月とか花屑とかはいかにも春を感じさせる単語で、春と言うバックグラウンドが、今の季節と重なり、この詩を包んで居ると思いました。夜を感じる指先が暗号文のカギを握って居るのかもしれないと思いました。 (blink)

2020-04-30

かなりアップートゥーデートな内容も出て来ますが、新型コロナとは直接は関係のない話題ですね。手術までしているとなれば、その深刻さが窺い知れるわけですが、血管の細さをどうとるべきかと思いました。大動脈との比較で、毛細血管の事を言って居るわけでもなかろうから、何か比喩的な意味であろうかと思いました。採決の時における緊張感は普遍的なものがあると思います。それが配置換えされたばかりの看護婦さんが担当するとなればなおさら。血液検査の結果も問題ない様なそこらあたりは読んで居ても安堵の思いを共有できたような気がしました。 (四月の切り取り線、あるいはのりしろ)

2020-04-30

雲や泡などの不定形なフラクタル的な感じなものに対する憧れがあるのかもしれません。よくふかふかの雲の上に乗っかって、ではアルプスの少女ハイジですが、あのオープニングテーマのアニメーション。でも意地悪く、科学的に言えば、雲は、近くに寄ってみればすかすかのたんなる水が冷やされた氷晶の固まりでしかないので、乗ろうとすれば乗っかれなくて落ちるしかない。そんなアンチ画像も多いかと思います。この詩で出て来る「ジユウ」。不定形なものに対する思い入れは「ジユウ」に直結するとは限らないかもしれませんが、一つの総括として出て来た答えが「ジユウ」。「ゆめだ」と言うフレーズ。「さべつ?」と言うフレーズはぽつりと寂しい感じが強く、終止が微かで、最後にダカーポ(最初に戻れ)に記号が隠されているのかと思いました。 (あまりに雲をみている)

2020-04-30

神を殺す瞳と言うのがキラーフレーズかと思いました。盲目の君は元々果断な人だったのかもしれません。 (盲目の詩)

2020-04-26

醜美ですか。でも大抵物事は私プラス公で成立すると思うので、一見容姿が根底にあるように見えても私プラス公が縦の構図ならば、既に私(わたくし)の事情で容姿だけでは済まない事情が生じているのだと思うのです。その根底の容姿だけでは済まない事情エックスが公(おおやけ)と繋がるのだと思うのです。勿論、そのエックスはその人にしか分からない公(おおやけ)の事情なので騙しているようなニュアンスを社会に与えて仕舞って当人も心理的にやり辛いでしょうが。横のつながりで容姿だけでは済まない事情がその人に生じているのですね。小さい頃は容姿だけだと一本化されてしまうので、その言い方が既に公の事情なのですね。だからよっぽどの信念、もしくは根幹的な人間関係でもない限り、根底が一本化されてしまい、自立した個我としての運用が出来ないのだと思うのです。谷川俊太郎さんもお父君が谷川徹三さんでしたしね。しかも詩人として一本化すると言うのはほかの可能性をすべて閉ざしてしまう事なので、よほどの勇気が無いとできない事だと思いますし。 (平等)

2020-04-26

arielさんコメントを有難う御座います。そうですね、キーツと言えばエンデュミオンとか、興味が有り、ギリシャ神話を知りたく思う最大のモチベーションがキーツではないでしょうか。 (分有)

2020-04-02

最後の落ちが唐突で、思わず笑ってしまったのです。タイトルで予告されていたとはいえ、いくら何でも唐突な感じは否めず、そんな感じが詩なのかと思った次第ですが、再び読めば印象が変わるのかもしれません。 (菜穂は激しく脱糞した)

2020-03-31

何か曰く言い難い良さを感じました。とおい親戚、わたしの隣には誰もいない、わたしはどうしようもなく相槌をうつなど印象的なフレーズが有り、「わたしが思い詰めるほど/彼方までの道は決まりごとを破る」の二行は決定的にいいと思いました。 (彼方まで)

2020-03-30

詩で選評されたのですね、南雲氏の作品も読んで見たいです。 (笹舟のメモリー)

2020-03-30

良質な抒情詩だと感じましたが、解釈となるとどうでしょう。芝草や月、糸のような雪、涙など、キータームだと思いました。さざなむは漣(さざなみ)を動詞化したものだろうかと思いました。 (遠い風習)

2020-03-30

ベイトマンさん、ふじりゅうさん分かりました。心掛けるべきことだと思いました。 (ないのだ(政治演説))

2020-03-12

IHクッキングヒーター(2.5kW)さんコメントを有難う御座います。政治演説としたのは「若者」と言う抽象的な概念を主題に据えたからだと思います。なので「老人」でも「中年」でも「日本国」でも同じ構造であれば同じタイトルにしたであろうと言う弱さはあったと思いましたので、その分を補強しようと言う力学、バランス感覚は働いたと思うのですが、その思いがどこまで正常に働いたかを自ら検証できない憾みはあると思います。政治寄りには傾かないようにしました、そこは詩にしようとした痕跡としてあるのだと思います。 (ないのだ(政治演説))

2020-03-12

鈴木夜道さんコメントを有難う御座います。この詩を詩作して居て、過去を想起する事と、現在進行形の事が繋がった時の困難さを意識しました。声に出して読む日本語と言えば、詩歌句を思い出しますが、恐らくは小説や評論、エッセイの類などにも当て嵌まる事で、そこまで想定した日本語文章を心掛けるべきだと思いました、言葉を紡ぎ出す時には。一行一行の練度強度密度は考えれば考えるほど、思うようにいかない側面があるのかもしれませんが、それらを強めて行きたいと考えておりますね、私は。 (屁が出るまで)

2020-03-12

真摯な希求が感じられます。欲しいのは神だったり天使だったりするのかもしれませんが。「宝石」と言う一般名詞。少し拍子抜けなのですが、西脇の詩を思い出します。覆された宝石(「天気」)。神の生誕の日も近いのかもしれません。 (崩れる詩)

2020-03-08

石英を調べて見たくなりましたね、恐らくたくさんあると思うんですよ、説明が、石英と言う項目を調べると。それでも調べたくなる、そんな詩だと思いました。 (幸福)

2020-03-08

みなしごの震える背中の時代ですか。単なる閉じこもりの君とも思えない。この街は本当にどうなったのか。世界観が問われているような気がします。訪ねられない君。砂がキーワードですかね。砂の綾に眠る。地平に砂が降り積もるのを見る者。君が見ない物。最終連の時間の経過は再びこの詩を最初に戻って読みたくさせるものがありますが、世界観。世界が滅んだあとや恐竜などを想起させられます。 >幾何的に完全な固い氷の街底に >思考する石の棺が並び立つ >破れた靴を履く男 >剃刀を買えない男はここには居ない ここを読んだだけでもIce Age(氷河時代)を想起して、マンモスやどうしても恐竜時代を想起させられてしまう。第三次世界大戦は起こってしまった後なのか、地球規模のパンデミックが跋扈した後なのかと思いました。 (無銘の者)

2020-03-01

スクロールできなかったので9首ばかり読んだのですが、文語定型ですね。彼奴(あいつ)とか汝(なれ)とか諾(うべな)ふなど、抱(いだ)けるなど、古風な中にも、スマホ、スーパーマーケット、発泡スチロール、眼鏡、レンズと言った最近の単語が確かな位置を占めていると思いました。 (静の嘆き(短歌十二首) 他二篇)

2020-03-01

言語の曖昧性を思います。散文的な発想になってしまうのですが、自分ちの窓を割るのと他人ちの窓を割るのとではえらい違いあると思うのです。この詩ではそれが曖昧で、そこが詩の言語なのかもしれません。もちろんもっと常識的に考えて自分に閉じこもれば自分の家であろうと、他人の家の窓であろうと、割ってしまえば深刻な意味を持ってしまう、そこまで考えてあいまいにしておいたのかもしれませんが。 (窓の外風吹く)

2020-03-01

何となくですが、ヘチマ水をとるようなイメージが湧きました。あの日集めた金木犀はもしかしたら、秋ではなかったのかもしれません。温度調整された冬でも咲くような春でも咲くような金木犀、そんなことを思いました。 (わすれても)

2020-02-29

表層を滑って行くような、雪のイメージが鮮烈で、死ぬにはよい日だとか、宮沢賢治、宮崎アニメのイメージが解体ではなくて組み替えていくような疾走感。当て字にもセンスが光っていると思いました。 (干しイカを咥えた黒犬追いかけて裸足でかけてくびーれびさん)

2020-02-29

表層を滑って行くような、雪のイメージが鮮烈で、死ぬにはよい日だとか、宮沢賢治、宮崎アニメのイメージが解体ではなくて組み替えていくような疾走感。当て字にもセンスが光っていると思いました。 (干しイカを咥えた黒犬追いかけて裸足でかけてくびーれびさん)

2020-02-29

生まれた後にいろいろと付いて来る色。取り敢えずの赤茶色。出会い、交歓。人間社会における成長の過程が色と言う比喩を媒介に浮かび上がるのが興味深い詩だと思いました。皮膚をむしる行為も成長の過程で、成長のあかし、成長の過程で生じるスティグマをなくす行為なのかもしれません。 (ヒト)

2020-02-25

太陽が海に入水するなんて、ギリシャ神話を洗練させたような発想だと思いました。ランボーに永遠と言うタイトルの詩が有り、似たような発想があったと思います。この詩では迷子の星があっちのこっちにと言う一行。でも入水が斬新だと思います。ランボーは海に溶ける太陽だったと思います。 (まいごこまいご)

2020-02-25

前衛的だと思いました。定義の意味が語義的の様にも、数学的な様にも如何様にも解釈できる側面があると思いました。 (永遠の定義)

2020-02-04

さよならだけが人生だは、井伏鱒二の言葉だったような。 (離別)

2020-01-31

息、域。しろ、城。同音異義語のずれがそのまま楽器の違いからくるアンサンブル、交響楽の様な合奏の様に思えて好もしいと思いました。 (私は呼吸する。生きていくために。)

2020-01-31

おもちゃの赤いタンバリン。「子供の頃の話」も興味をそそられるのですが敢えて外部描写に徹することで、却って読み手の想像力に委ねる手法かと思いました。夢を見たい詩作者。最後の連がいいと思いました。176ページは二人を繋ぐ紐帯なのでしょう。 (赤いタンバリン)

2020-01-31

切り詰めた表現が却って効果的だったかと。淡々と事実描写の姿勢。確かに残酷描写はぐろい側面があるのかもしれませんが、却って化粧の比喩なのではないかと思ってしまえる側面もあると思いました、残酷描写は。 (幻惑)

2020-01-16

必死の思いが淡々と述べられる。引っ越して行った彼女でしょうか。ダンスが趣味の彼女。恋に火が付いたのは一度だけだったがいい思い出であった。線路沿いの手をつないで歩いた思い出。映画館での思い出。思い出が疾走感を持ち、そして詩後にもある程度の速度が付いたのだと思います。 (火がついたのは一度だけであった、サンキュー)

2020-01-07

何か根源を問うような問い。スフィンクスの謎かけとは全然違う内容とは言え、何か通じ合うものがあるような気はしました。最後の問いは読んだだけでは泣けないような気がします。何か問いと響きあう、関連付けられたある何かが、開示された瞬間にこの詩で明示された感情が発生するのかもしれません。 (解の詩)

2020-01-07

ほの感じられる抒情性。決して何らかの宣言書みたいなのものではないと思うのですが、何か意欲を鼓舞する様な雰囲気。ドリーマーと言うとマーティンルーサーキングを思い出すのですが、キング牧師ですね、ふとアメリカを感じるような雰囲気もあると思いました。 (アイムアドリーマー)

2020-01-04

月と眼球の映像の、特に眼球が分裂せんばかりの鮮烈さをもって詩句を操っている様に見えました。わたしだけの正しさとは何か。この詩の言葉に月は出て来ませんが、潜在的には月と対話しながらこの詩は書かれたのかもしれません。月と眼球が照応しているのでしょうね。 (わたしだけの)

2020-01-04

黄昏と煙草。夕陽だけ燃えて居て燃え移ることがないのはなぜか。おそらくその答えは次に出て来る煙草の歴史的意義を深めるとわかると言う仕掛けなのかもしれません。 (燃えて)

2020-01-04

前編から読むべきでした。後編から読んでしまいました。後編は全部読んだのですがこの全編は第1章の半分ぐらい読みました。遊女、妓楼など、楼ですか。太夫、太夫が出て来そうな。一見さんお断りではなくて、言葉巧みに客を定着させようとして居る様で興味深いものでした。夢回楼や揚げ代はとらないなど、多分に自然との合一が強いのだと思いました。残り全部を読むとまた印象が変わるかもしれませんが。 (いろは峠と恋札めくり(前編) ~詩飾り小説の欠片~)

2020-01-04

空と海と言うとどうしても若山牧水などの短歌を思い出してしまいますが、この詩では空と海の断絶感があるのでしょうね。 (抱擁)

2020-01-04

いささか長いと思いましたが一通り読みました。滑らかな感じの散文で読み易いとは思いました。寝月姫や蛇尾(じゃお?)、月光など比較的よく出て来たワードを書き出して見ると、蛇姫様見たいなワードも空想みたいに私の頭の中に出て来ました。 (いろは峠と恋札めくり(後編) ~詩飾り小説の欠片~)

2020-01-04

抒情性があると思いました。ちょっと夜空ノムコウを思い出したり、雪はやはりイメージが広がるし、フィンランドとかイメージが異国情緒にも誘うようなそんな感じもしました。 (Sugar White)

2020-01-03

>権力の背中に蜘蛛の刺青が描かれている。漆黒の艶を持った蜘蛛。まるまると太った蜘蛛だ。蜘蛛の八つ目>は背中から世界を見ている。支配している。 ここがいかにも「権力」と言う感じで、昆虫ではない蜘蛛が昆虫を捕食する客観的事実、イメージと相まって権力の権力性を象徴しているように思いました。 (権力の背中で嗅ぐ匂い)

2020-01-02

清教徒革命、イングランド内戦を通じて処刑されたチャールズ一世の事なのでしょうね、チャールズとは。王党派、議会派、あまりこの二派で割り切れるものではないのかもしれませんが、この英詩やはり単純な王賛美でもない、王を鼓舞して居る様な、叱咤激励しているのか。興味深いと思いました。 (騎士よ調子を Cavalier Tunes)

2020-01-02

決意はやはり新年にあたっての決意なのだろうと思いました。強さが詩の強度にもつながりますようにと言う祈りがあるようにも思いました。 (決意)

2019-12-31

ちょっと長いと思い半分ぐらいしか読んで居ないかもしれません。108行の詩と言う事なのでしょうね。何か一行で言い切りのような言い方が一年の総括の様でした。 (煩悩自由律108×2日+継ぎ足し)

2019-12-31

インフルエンザワクチン3500円ですか。ヨーロッパの話が出て来るとどうしても嘗てヨーロッパで猛威を振るったペストを思い出すのですが、宿題の締め切りが印象的でした。やかんがうるさくなりだしたのは心象的風景で、心の苛立ちを表して居る様でした。 (なんでだよ)

2019-12-31

爆弾役、爆弾薬とか、消臭元など緊張感の中にもそこはかとないユーモアが含まれており、呪文が必要なところも、コメディと言うよりはより森厳な事実が隠れて居る様にも推察されるようなそんな感じもしました。 (コント原稿 爆弾処理)

2019-12-31

yamabitoさんコメントを有難う御座います。矢張り自分の意志で買ったパン、或いは以前に買った物でも、その時の状態が事情変更の原則により変わって行けば、最新の自分の意志で更新したく思うので、更新後のパンを欲したのです。意識の更新が生じたのだと思います、詩作には反映して居ませんが。そうですね昼食のパン、おやつのパンなど具体的な区切りの中で食すパンに大いに意義を認めたいという欲望もあったのかもしれません。なので自宅でパンは食べられるは自嘲なのかもしれません。 (切り替わるまで)

2019-12-31

小銭から伝わる愉快さ、祭囃子のリズムの軽快さ。夏祭り、初秋の盆踊りなどが含意されているのだろうかと思いました。 (小銭のことば)

2019-12-31

ジャスミン、ラベンダー、天球儀、夜の輪。夜の間に小人たちが郵便局内で郵便物の仕分けをしてくれる物語を思い出しました。 (天球儀)

2019-12-30

レースを着込んだと言う表現はユーモラスですがちらとジュディオングの魅せられてと言う歌謡曲を思い出しました。 (領家の娘)

2019-12-30

自分の無知を披歴したものではないし、自暴自棄の詩ではないとなると、自省詩であろうかと思いました。 「そして永遠の帰路から起き上がった私という存在はまた死んでいて、私の魂は私の身体という一つの重い死体を引きずって学校へ向かう隣の前の斜め右の席の、大好きなあの人を盗み見ていると、胸の奥からクラゲがたくさん湧いてきて喉を詰まらせた。」 これらの行に着目すると、離魂現象であろうか。私の存在の死。私の身体と言う重い死体。胸の奥から湧いてい来るクラゲ。私の魂が重要な仕事をしているようだと思いました。 (知らない、でも知っている)

2019-12-29

以前新聞配達をやっていたころを思い出しました。集金とはやっていなかったのですが、自分の体験が蘇るようで、ワイルドな感じなど、何か手触りがあるような感じがあると思いました。 (記憶焼失)

2019-12-18

引き込まれますね、抒情性。前衛性もありますね。推したい一編。 (わたしはわたしではなかった。これからもずっとそうだ。)

2019-12-18

うーむいい詩だと思うのですが自信がない。 (絶景#4)

2019-12-10

夜の浜辺でボタンを拾った中也の詩をふと思い出しました。教科書に載っていたのですが授業ではやりませんでした。月夜の浜辺と言う作品。群青や古い手紙がはるか白い光の向こうから望見できるようでした。 (渇望)

2019-12-09

沙一さんコメントを有難う御座います。クウガは仮面ライダーですが、平成ライダーの劈頭を飾ってメルクマールとなるような作品。やはり特別視せざるを得ないような気がしました。そうですね、コード化、サイファー、ディサイファー。脱コード化などを経て読み解き明かされる瞬間が詩にとっては最良な瞬間なのかもしれません。世界の難解さを再現するには、言葉が最良の手段とは言い得ないかもしれませんが、全ての手段に付きまとうメタ手段としても、言葉と向き合う事、言葉を思い、詩作を思う事は最低限の義務なのかもしれません。 (クウガは普通)

2019-12-09

舜舜さんコメントを有難う御座います。ああ、現代詩。オルフェはギリシャ神話ですね。月はイメージが広そうで難しいのですが、月はツクヨミなどの日本語のイメージ、日本神話のイメージが先行してくる感じです。オルフェは冥府下りの部分が日本の黄泉の国と対応して居る様で、日本的、欧米的な両方を含んでいる側面もあり、詩に豊饒なイメージを付与しているような気がします。 (クウガは普通)

2019-12-09

帰りたい場所が郷なのかもしれません。郷愁、郷の泥、川。私はそのにおいを知っている。自分の出生地にまつわる物語なのかもしれません。川は深く深く心をとらえて離さない。 (郷泥)

2019-12-06

私も唐突な「市役所」が何か引っかかりポイントだと思いました。鬼と蛇。どっちでもいいけど、どっちも嫌。詩としては鬼のほうが空想性があっていいような気もするのですが、蛇にも白蛇など、神性の蛇は居り、幻想性は強いので、私もどっちでもいいような感じがしました。 (流出事故)

2019-12-05

きわめて前衛性の濃い作品。これで詩が書けると言う立脚点を模索して居る様な詩、のように思えました。スタートラインを模索した苦闘と言えばいいのでしょうか。前衛性が高く読解が難しいと思うのですが、詩の詩、メタ詩みたいな印象を持ちました。 (相応しい朝焼け)

2019-12-05

これまた素敵でオリジナリティあふれる作品だと思います。矢張り音楽になって居ると印象が違います。秋の存在性のくきやかさにおいて出色だと思います。 (秋影)

2019-12-05

詩の朗読かと思ったら音楽でしたね、You Tube。頭脳警察、きいたことがあるような。オリジナリティーあふれる作品だと思いました。私は選ばないと思うのですが、客観的に選ぶ人が多いと思えるようなそんな作品だと。漠然とした意見ですが。あ、自分も選ぶかも、そんな予感に満ちた作品でもありました。 (「オリオンの消滅」)

2019-12-05

クリスマスやクリスマスイブの醸し出す雰囲気はすごいものがあると思うのですが、デートの約束の時間であろうか。前連の棺桶の説明が印象的で、たましいはお墓を望見していたのかもしれません。 (十二月の街並みよ)

2019-12-02

後を濁す白鳥の鳴く声。白鳥の歌と言うフレーズがあり、比喩的な意味があり美しいと思っていました。後を濁す白鳥とは詩的韜晦でしょうか。魅力的なフレーズともとれるのですが、やはりこの詩では 秋桜やㅤ逆さ水よとㅤ夕餉とる このコスモスの句が印象的でした。 (秋桜)

2019-12-02

知覚は既に記憶だからと言うフレーズに惹かれました。思考停止状態で落ちて行くのはどんなことだろうかと推測しました。もしかしたらファックでシットな日常とは前半部分後半部分のボーダー付近で否定した数学的な構造を持って居るのかもしれません。岡潔に本当に聞きたくなるぐらいに。 (sunday nightに想うこと)

2019-12-02

愛の試験ですか。愛のレッスン、愛の試練などいろいろな言い方がありますが、この詩では単なるデートが描写されて居る様には思えず、やはりタイトル通り何らかの試験が含まれているのだろうと思い読み進めました。気まずい二人に未来はあるのかと問うてもせんない事なのかもしれませんが、あるいは気まずいと言う意識自体が「君」の相手詩作者自身の妄想なのかもしれませんが、革命を欲している僕は裸にお互いになってもこころここにあらずなのかもしれません。 (愛の試験)

2019-12-01

ああ、ビートルズの歌。ナンセンスソングだったと思います。アイアムザウォーラス。この詩では何か変身願望があったのかもしれません。 (壁)

2019-12-01

隣の人ですか。何か比喩的なニュアンスを思います。自転と公転。隣の人が居れば地動説なのですね。自宅では天動説みたいな。自宅と言うのはこれまた比喩的な意味を持って居ると思いました。自分の勢力範囲みたいなそんなニュアンスもあるのかもしれません。 (公転)

2019-12-01

最後の連。「少しずつ小さくなる」が文字通り一文字ずつ減った行の短さに現れて居る様で視覚的効果があると思いました。最初の連も印象鮮烈でピアノの擬人化、人口の星のイメージ。落ちて行く夢は流れ星のイメージなのだろうかなど。そのあとを読んで行くとピアノを魚に擬えて居るのかもしれないなどとも思ったりしました。タイトルに即した「冷たいピアノ」と言うフレーズがありました。これは清冽なイメージで、渓流の水のイメージで夏などの。アマゴやヤマメイワナがいるようで清冽でした。 (冷たい)

2019-12-01

大変興味深い試みだと思いました。ブラウニングの詩は赤毛のアンの最後に引用されていた世は事もなしのフレーズぐらいしか知らなかったのですが、こうやって対訳で示されれば、何か英詩の教養が深まった仮名の様な気がするのです。ローランドと言うと円卓の騎士の様なそんな気もするのですが、詩的イメージは深いと思いました。 ("How They Brought The Good News From Ghent To Aix"「ゲントからアイクスへ吉報の伝え方」)

2019-12-01

最後の連、洗濯物を取り込まない行けない時制が、これまでの語り口を静寂に導き、詩の終りを着地させていると思いました。 (わたしたちの日々)

2019-12-01

>この日は僕にとっての原爆記念日となるのだろう。 この行が非常に印象的で、ほかの行が吹っ飛ぶのではと思うぐらいで。音楽を聴きながら詩を読みました。音楽はチェンバロ演奏でしょうか。音楽よりもYou Tubeの画像が仏教的で腕が何本もあったりなど、幻想的な感じがしました。 (愛別離苦)

2019-12-01

駅に着いてからがこの詩のメインであるような気がしました。電車が来て私が一番、一番先頭。道徳を司る自分に矜持を感じているのかもしれません。 (自由について)

2019-12-01

少女の心とは多様な解釈を許すようで、この詩を予断の許さない物にしていると思いました。老女が少女の心で。この詩の冒頭部分と、最後の部分ではないですが、なぐるも殴る殴る殴るぐるぐる(仲間と?)と言った感じのフレーズが思い浮かび、殴るでは漢字が単一で詰まらないかと思いましたが、これはこれで多様な解釈を許すような気がしました。 (蒼穹)

2019-11-28

戦争の記憶とは、日本人で言えば太平洋戦争でしょうか。人類の戦争の記憶を考えると、確かに冷凍の魚の眼は印象的なフレーズです。 (犬死にしたくない)

2019-11-27

弾む感じ。胸の中の鼓動なのかもしれませんが、愛や信号。ハートは心でもありますね。薄紫になった視界。遠雷は愛を仲介したのかもしれません。 (pounding )

2019-11-24

魔法の九秒はチョコレートが溶ける時間であろうかと思いました。確かにチョコレートの広告に見えてしまう所がこの詩の特徴なのかもしれません。結構うまくいっているような気もするのですが。 (9秒の魔法)

2019-11-24

魅力的なフレーズがぎっしり詰まっていると思いました。ある意味アフォリズム的、箴言の類の様にも取れて、詩的な箴言。特に好きだったのは第6連のくだり。詩的と言うよりは言葉遊びと言う批評を封じ込めてしまうような言葉使い、言葉の流れだと思いました。ニュースと言う織物を再構成して再提示するその言葉の織り方が巧みなのでしょう。 (20th Sampling Syndrome)

2019-11-22

前衛って感じで、いつ閉じるともしれぬ、継続感。 手軽に 手頃に 手先の 手筋 手籠めの 手管に 手切れの 手並 手ごわい 手づるに 手負いの 手傷 手書きの 手際に 手だれの 手口 この手が続く行は貞子をも想起させますがそうではないと思います。そのあとの描写で冗談とも本気ともつかぬイロニーとも少し違うような、詩の総括が行われているのだと思いました。 (ザクロ祭り)

2019-11-19

孫兵衛と言うインパクトのある名前。水上勉さんですか。散文の可能性と散文詩とは関係があるのかないのか、わかりませんが、詩の可能性を追求していると思いました。 (孫兵衛の顔)

2019-11-18

着信文章「  」が様々な内容を想起させて、詩的想像力を養うと思いました。「ミライ」と言うカタカナ表記は何かイチモツがあったのかもしれません。夢の君が大いに作用しているのでしょう。不安ではなくて期待なのかもしれませんが。 (暖かい部屋、冷たい言葉)

2019-11-16

目の無い君に不気味さを感じました。古代魚、三葉虫みたいな進化の歴史が含意されていたのかもしれません。 (まっすぐ行けば)

2019-11-16

最後の行の問いがフレンドリーなのですが、カジュアルさに内包された深刻さもあると思いました。 (末期の星々)

2019-11-16

ふじりゅうさんコメントを有難う御座います。言葉の繋がり、そこから醸し出される雰囲気などは気を遣う所なのですが、緊張して言葉が硬くてもしょうがないので、わりとカジュアルに考えて、修正しつつ配列、発案する感じで発語配列します。言葉の結びつきは自分でも、当然自分の詩は最初に読むのは自分なので、楽しげな雰囲気があればと思っています。かと言ってあまり口語な感じ、会話っぽい感じは詩に相応しくないとか、その時都合で一般的な考えも変わるのですが、文語ほどではないにしても、文章語を書くようには心掛けています。 (クウガは普通)

2019-11-14

いすきさんコメントを有難う御座います。唐突だったのかもしれません。確率的に考えるのは苦手なのですが、そうですね、手術台の上のミシンと何とかの邂逅みたいな感覚だったのかもしれません。鉱物的な関心はなかったのですがそう言われてみればそうなのかもしれません。 (クウガは普通)

2019-11-13

1.5秒。「うん」に含まれるあなたへの思いが多様な解釈を許していると思います。あなたの「うん」。コミュニケーションのむずかしさが含意されているのかもしれません。「嬉しい」も多様な解釈が可能だと思いました。 (1.5秒)

2019-11-09

のっのっのっのっ、この表現が個性的です。車の窓から眺めているのですね。その視点は猫と自分を同一視することなく、突き放した先にある愛しみ、かわいがりをしたい欲望が含まれていると思います。 (車の窓から)

2019-11-09

好かれたい一心、私は自分じゃないフリをする。恋は盲目などと言いますが、あなたが怖いという認識は恋を魅力的なものにする手前でダメになってしまうかもしれない危険性を示唆しています。恋愛ゲームにふけっている自分がもしかしたら示唆されているのかもしれません。恋からの逃避、海外への高飛び、そんなプランが思い浮かびます。 (小さき者)

2019-11-09

第一次世界大戦、興味深いですね。確かにあの対戦は始まった年にクリスマスまでには終わるであろうと予想されていたそうで、予想外の塹壕戦など、丸っと4年続くとはと言う感じだったそうです。悪魔たち、白いオオカミの皮を脱いで、讃美歌のハレルヤ。プレゼントの煙草の火が戦争を象徴して居る様です。 (クリスマスの日に)

2019-11-09

構造的な均衡など、詩の建物が鉄筋コンクリートであるような、ぼくの下着がびしょぬれなのは詩が発情しているほどに、何かとインターコースしていると確信しました。 (白い棟)

2019-11-07

冬虫夏草は高そうな漢方ですね。さり気ない挿入だと思います。 (サイケデリック)

2019-11-07

独特の作品だと思いました。ゴミを主人公ではなくて、むしろ従属的な材料として扱った詩。貶す裏には愛があるのかもしれません。 (廃棄物)

2019-11-07

前衛性もあるような、雲が仲裁に入って来るとはユーモラスですね。 (月と夜)

2019-11-07

最後の途方を失うは途方に暮れるのことかなあと思いましたが、全般的に苛立ちも半音下がったとか、 >戦争を知っている店主が >幸せについて哲学しながら >眠ったように生きている など魅力的なフレーズ、行が多いと思いました。 (到来)

2019-11-07

表現が緊密で、兪に隙がなく、詩展開にそつがないと思いました。 >皺が増えてゆく >すなわち >陰が増えてゆく こう言う所とか、その後の展開も息もつかせぬ指摘緊張感だと思いました。 (九月の終わりを生きる)

2019-11-07

地味な車が橋を叩かず渡る姿や、監視されている私、神秘の燃料、石の車庫など、象徴的だと思いました。もうちょっと何回か読めば意味が氷解するかもしれないと思いました。 (走る思想)

2019-11-07

もう歌わないと決めた彼はどうして次の角を曲がることにしたのか。全ての色を捨てた彼とは何を意味して居るのか。亡き母の意味するものとは。意味が氷解すればわかる詩だと思いました。 (colors)

2019-11-07

金色の月はお金なのかもしれませんが、お金であるとしても、お金のお金。つまりお金を発行する銀行なのではないかと邪推してみました。日本で言えば日本銀行になってしまい、ちょっと散文的かもしれませんが、お金を統べるお金を空想してみました。 (細める目)

2019-11-03

黒い羊と言うのは恐らく自然界では存在しない比喩的な羊。管理者、神などの象徴的な表現ではないかと思いました。私たちは赤く染まった羊であること、単なる出血状態ではない、意識認識が生み出した終末思想が包含されているのかも知れません。黒い羊を殺せと言う声がありました。王殺しでしょうか。革命が想起されますが、白い羊は第3身分なのかもしれません。でも実際に革命を指導するのは黒い羊ではないか、そんな風に思います。血にまみれた私たちの魂。血は大地に根差して、羊が住む牧場を支えているのかもしれません。 (魔獣)

2019-11-03

柳の木が心象風景なのかと思いました。雷は極めて客体化して、ただあるという感じがします。柳の木と暴風。柳の木は暴風を大分いなして大木よりは賢そうです。 (心は揺れてうなずく)

2019-11-03

揺るぎない信念に基づいた構築、先生の論は平行宇宙世界?ですか。理路整然としていて、読み応えがありました。ただ君は女の子に生まれれば云々は、紫式部のおまえが男の子に生まれていればの逆バージョンでしょうか。 (僕たちの失敗 )

2019-11-02

告白体の詩と言うのか、読み応えがあり、自制があり、抑制された詩表現の中にも、狂気の萌芽すらあり、詩の濫觴だと思いました。もちろんこれが詩ではないと言いたいのではありません。やはり詩を追及するとその起源を追うものなのかもしれません。血が流れていると言う部分。8行の散文詩。血の通らない愛と白色だけが幽霊のように彷徨っていた。共産党と言う幽霊ではもちろんないでしょうが、実態を求めての彷徨だったのかもしれません。 (博愛主義)

2019-11-02

皮膚を集めているのは、宇宙人であるような、自己凝視の勝った詩だと思いました。自分とは他者であると言うランボーの言葉が思い出されます。もう一人の私は恐らく社会化された私ではなくて、それを望むそれ以前の私なのかもしれません。 (かわはぎ)

2019-11-02

抒情性があり、前衛性があり、エンタメ性すら、仄かに感じられる。 >きっと君の魂は裸にされた緑の体のなかにある ここですね、グッときました。閉塞感が恐らくきっかけとなったのでしょう。煙草の滓が自分を表す象徴ではなくて、表現を阻害する社会を象徴しているのかもしれません。社会は自由だ。しかるに自分には柵(しがらみ)が追って来る。苦悩の果ての詩、そんな感じがしました。 (残暉)

2019-11-02

百合短歌を想起しました。話の展開を考えると、かわいいは正義となりうるが、デッドエンドがこの社会の中で、かわいいが原因でどうしても胚胎してしまう。誰も出生の責任をとらないのです。実父や実母ですら。過酷な環境が意識できた時、生じるのは詩なのかもしれませんが、詩に濃厚に嗜好性があらわれるのもそのためなのかもしれません。 (トマトとにんじん)

2019-11-02

ぼっちの悲惨さはよくわかります。そこから凄まじいまでの努力が展開されるヴィジョンは幻でしかないでしょう。たぶん全体の原理に敗北してしまう。革命はしょぜん幻、ごっこ、つもり、妄想でしかない。そんな絶望の中詩が生まれるのかもしれません。 (ぼくのために生きる僕)

2019-11-02

75調57調的な感じや、写真は駅の構内や百貨店内かと推測して行くと、完全菜食主義者どもと言う言い方、えびすが箸割りゃ 何ヘルツなどの言い方が愉快だと思いました。 (仕合わせ節)

2019-11-01

演技指導ではないでしょうが、指や爪先に話しかける。あいだを埋める雨の意義がこの詩を読み解くカギだと思いました。ふたりのあいだの空白が原因で必要とされる雨、そして、雨ぐらいしかと言う言い方の裏を読みたいと思いました。 (こちら落花生、沈丁花におくる)

2019-11-01

女性からチョコレートが貰える可能性のあるヴァレンタインデーは日本固有の制度らしいですが、この詩では本音をどう処理するかが、考えられている詩だと思いました。なので6連目がこの詩の眼目かもしれないと思いました。 (バレンタイン)

2019-11-01

不幸を脱ぐあるいは脱がせると言う行為が興味深いと思いました。冒頭のお揃いの不幸みたいな表現。不幸と言う服のペアルック。不幸のファッションモデル誌とか虚構性が高いのですが、物語詩に厚みを付与して、詩的感興を高めていると思いました。 (おそろいの不幸)

2019-10-31

千才森 万葉さんコメントを有難う御座います。そうですね、日ごろの思いと言うのか、つむぎさんのところでも書きましたが、普段から抱いている疑問などが詩の内容に出て来ていると思います。例えばキッドで言えば、イギリス文学でも、イギリスの海賊でも、同じ名前と言うのか、綽名などで出て来たり、空想やイマジネーションが広がります。海賊のキッドは綽名でしょうが、最後は縛り首と言うのか、印象的なイラスト、船のマストで縛り首になって居るキッドのイラストがあったような気がします。信奈の野望みたいにある意味歴史上の人物は、女性的なニュアンスを持つのでしょうね。その辺のところのニュアンスも潜在的に反映しているのかもしれません。 (夢想)

2019-10-31

つむぎさんコメントを有難う御座います。キッドはやはりイギリス文学からの発想があったと思います。ほかには、おりんなどと言う名前と一緒で(おりんはハングル語を前提にすると女子供の意味がったような)、人間は成長するので、キッドいう名前では大人になっても子供みたいなニュアンスで可笑しい。日本語でも若井さんとか年くっても若いでちょっと可笑しいと思い、そう言う観点からもキッドにしたのだと思います。批評的な観点から詩的な感じが出せればと思いました。花瓶の中で根をなくした植物が蕾から花を開花させる、そんな減少にも以前から興味を持って居て、詩にしたいと思っていました。 (夢想)

2019-10-31

比喩が巧みで、一幅の絵画を見させらているような気になりました。水草、赤子、隣人、私の背など。比喩が揺蕩いながら、曖昧でありながら、明確な輪郭を持って心に迫ってきます。 (絶景)

2019-10-31

サイトも見ました。確かな見識がないと出来ない詩。抒情性があると思いましたが叙事性の方が勝っているのかもしれません。 (『ふたたび殺戮の時代』のためのスケッチII)

2019-10-31

何となくふと捨身行を思い出しました。自分の身を虎に食わせるというやつです。突飛な空想かもしれませんが、何かこの詩の衝迫みたいな感じは捨身行を私には想起させました。 (DEAD COPY)

2019-10-31

最終便、最終電車が思い浮かびます。人の足音と言うのは意外と聞こえないのではと思いました。 (レイ)

2019-10-31

東京シンドロームですか。読み応えがあると思いました。列挙が魅力的な詩だと思いました。 (tokyo syndrome)

2019-10-31

推測なのですが、三日月は昼月だったのではと思いました。昼月でも16時ぐらいに見たのではと思いました。狂おしい記憶は昼月ゆえなのかもしれません。 (うつろう)

2019-10-31

あなたの深海、深海の水圧。うろこが目に染みるようなそんな抒情。この詩ではうろこがロックしていると思いました。 (ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで)

2019-10-31

ホワイトクリスマスが実現した原因。この詩の場合は因果律で考えても面白いような。骨が叙情していると思いました。単なる落ちとは思えない最後らへんのネタ晴らし。子供の節度が雪を降らしたかのような。なんにせよ、自然の摂理は人間が征服してよいものではないのかもしれませんが、確実に働いている自然の摂理が、人間を抱き込んで居る様な、とにかく年中行事の中でも特に注目度の高いイベントでの奇跡が人間を浄化すると思いました。 (フィアrデルフィアの夜に Ⅸ)

2019-10-30

鹿鳴館、文明開化ですね。条約改正の為だったようですが、仮面舞踏会も開かれていたのでしょうか、この詩では鹿鳴館の仮面をつけた紙面君が出て来て、独特だと思いました。アロマセラピー中の牛鍋とか、平成、令和の世を謳歌しているのかもしれません。 (紙面君(右利き)との出会い)

2019-10-23

ストレートな欲望が表現となり、キャッチコピーの様な簡潔な表現ともとれるので、新たな前衛詩の試みなのかもしれません。 (Calling)

2019-10-23

夢とは言え、矢張り3連目が印象的でただの願望とも思えない。最大公約数的な夢を追っているのかもしれません。夢の夢と言う発想もこういう感じから出て来るのかもしれません。秀吉のなにわのことも夢のまた夢と言う作品は本人作ではないかもしれませんが、何か詩的だと思ったことがあります。 (父親が手術をします)

2019-10-23

読んだ感じから前衛性も感じられましたが、可読性はもちろんあると思いました。るるりら氏のレスポンスではないですが、私は二人のアイランドみたいな曲が思い浮かびました。星条旗が出て来ます。~消しましたと言う3行。共有地と言う発想ですが、公園だとか、学校とか、博物館だとか、無料だったり有料だったり、規制があったり、テントを持ち込む人らがいたりと、いろいろな背景、現象がみられますが、そして最終連には蛍が出て来ますが、やはりこの詩では、最初の行のここは僕らの島ですと言う認識と、最後の行の、ここは君と僕だけの島ですと言う認識が、印象的でした。最初と最後が、明確なコントラストを示さない、併存している、並列しているという感じが強かったです。 (そしてユキは脳みそを捨てた)

2019-10-22

結婚するとは同じ墓に入る事とか、そんなことを思い出しました。この詩では骨を築くだとか、お互いの骨を差し出すように抱き合うとか独特な表現が秀逸だと思いました。 (きららか聖誕)

2019-10-21

今ここと言う認識。曲も聞きました。現代音楽の様な宗教曲だと思いました。永遠なんてないと言う認識。一見皮相にも見える発想も、詩を無事浮かべ、運航するには必要な認識なのではとこの詩を読んで居て思いました。 (英雄の死)

2019-10-20

ふじりゅうさんコメントを有難う御座います。和同開珎は既に富本銭が発見されて、最古の貨幣の位置を譲っているので、ちょっと迷いがありました。泉鏡花や三国協商は自分でも唐突感のある連想だったのですが、日本文学史、世界史とある種のバランス感覚から出て来ました。 (夢想)

2019-10-12

最初評論だと思って読んで居たら、散文詩の体裁をとっていることが分かり安堵しました。これ自体批評的なニュアンスで書いたのかもしれませんが。起承転結の結果の部分が一応あるにしても、この詩読者に委ねられているような、そういう楽しみがこの作品にはあると思いました。この作品を詩と考えると結論の部分、起承転結の結の部位が読者に委ねられているような感じがしたので、徹底的に結論部分を明確にしても面白いと思いました。もう一押しみたいな、主催者の措置に対するこの詩人の反撃が書かれると、さらに面白いのではないかと思いました。アカウント制限だけではヘコタレナイ詩人魂見たいなものが垣間見えるとさらに面白いような気がしました。 (ぽえとーく)

2019-10-12

前衛的な試みだと思ったのですが、酔いどれの様な印象が、上滑りしない詩を目指したのではないかと思いました。だから「あたいたち」と言うフレーズ、認識もWeや共同体意識ではなくて、自分の内面に吸収して、どんな詩が吐き出せるかと言う試みだと思いました。 「21.あたいたちは存在することしかできない、将来のゆめは在ること。」 こんなフレーズが印象的でしたね。 (常しえのゆめの降るさと)

2019-10-12

多幸を祈る詩と言う訳ではないのかもしれませんが、「君」の門出が、多幸が未来にあり、僕の「愛」が試されているような、自分で自分を試して居る様なニュアンスが、詩の微妙な表現となって居るのかもしれません。 (さようなら)

2019-10-11

歩くの変容が、詩と言う装置すら揺るがしているのかもしれません。ふと京都の哲学の道を思い出しました。歩く=考えるは歩きながら思索するのとは違うのかもしれませんが。 (歩く)

2019-10-07

緊密な抒情が精緻に揺蕩って、海の泡になれないのだと思います。この詩では人形姫や私は機械部品の一部の様に働いて詩に参加しているのだと思いました。 (無頼の男)

2019-10-07

沙一さんコメントを有難う御座います。案山子は結構意識したと思います。特に最近は案山子を見なくなったので、却ってコンクールなどで復活して居る様に思えるのと、何か一輪車に乗って居る様なイメージのユーモラスさを期待したのかもしれません。逸見さんはへんみとも読めるのですが、常識的にはいつみでしょうか。お天道さまと言う解釈は蒙を啓かれる思いでした。十五夜の月はこれからだと思うのですが、すでに秋半ばと言う思いが、詩に挿入させたのかもしれません。 (逸見さんに電話)

2019-10-01

stereotype2085さんコメントを有難う御座います。恵まれているという言い方は漠然としているかもしれませんが、文字通りの意味にとってくれることを期待してこの表現としました。「逸見さん」はぶっきらぼうに投げ出すように、何の説明もなくはちょっと唐突だったのかもしれませんが、何か詩に光を灯せたらと思いました。 (逸見さんに電話)

2019-10-01

そうですね、こんな感じの散文的な詩が書ければと私も思います。 「あの子はアイスクリームの残骸が発光する空に行ってしまうのだろうか。夏の終わりの最後の犠牲者はアリがたかる甘ったるい液体でも脳の溶けた老人でも無くあの子になるのだろうか。」 こんなところがとても印象的でした。 (重力をミルクに漬けて)

2019-09-30

作者の世界観がよく出ているように思いました。宇宙観と言うのか。坂口安吾の落ちよ落ちよという堕落論などを思い出しました。私は落下するとはっきり言明されていますが、地球の歴史、宇宙の歴史が一私事ではないと感じられて、私が地球や宇宙を担って居る様な緊張感も感じられました。 (落下)

2019-09-29

画像で詩の行の文字で漢字が構成されているのが印象的でした。 いじめ、自殺、相思相愛など現代的な問題が詩にされており 興味深いと思いました。スカートが印象深く描写されており 女子学生の自殺かと思いました。 何となく輪廻転生が夢想されているのかと思いました。 (死刑宣告、屋上より)

2019-09-29

最初の場面、値段から古本屋が舞台でしょうか。象徴的な意味の50円かもしれませんが。続いて、「未完」を意味する<>が連の終りに。タイトルらしきプルーフはウォータープルーフが耐水の意味からして、光が主役かもしれませんが、水も潜在的に感じられました。まあ詩の内容からも藍染め液、インジゴなどですね、液体的なものが登場していました。詩のすべてが注釈とはどう言う事でしょうか。詩の批評性でしょうか。ボードレールや吉本を考えると詩と批評は不可分一体なようにも感じられますが、吉本は詩の筆を絶ってからは批評一本だったような気がするので、両輪と言うわけにはいかないような気がしてトーンダウンしてしまいます。 (Note:)

2019-09-27

おまけのほうが長くて読みごたえがあるような。本編を忘れてしまうほどでした。おまけのかぐや姫壱夜。勇者ラジウム。そうですね、読みだしたら止まらない感じが魅力でしょうか。 (猫が書いた詩、わたしが運ぶ詩 (おまけ付き))

2019-09-26

落語の落ちではないのですが、矢張り~さんは女性を表していて、~君は男の子を表しているのかと思い、深く考えさせられました。々に関しては考えたこともなかったのですが、確かに詩作の契機としては十分なような気がします。 (onaji)

2019-09-26

地獄と聞くと砂漠のランボーを思い出します。実際のランボーの地獄の季節はヴェルレーヌに発砲されてしまったランボー自身の心象風景なのでしょうが。 (一滴の雫をたんとください)

2019-09-26

一般的なタイヤが主役と言うだけではなくて他の三本のタイヤとは違う「このタイヤ」を主人公に据える詩。普段は目立たない縁の下の力持ち的なタイヤが前面に出てきて、車体が見えないのは却って成功しているかと思いました。ああ、「トラック」と出てきていますね、でも影が薄いと思いました。 (スペアタイヤ)

2019-09-24

前衛的な感じがしたのですが、抒情的な契機もどこかにあるはずだと何回か繰り返し読んでみました。最初の一行など「なまな(生な)割れる魚たち」と読むのだろうかと思いました。 (はじめてのSEX)

2019-09-21

第1連目の問い、人ではない物にとっての私は誰かと言う問い。この存在論的な問いを支えるのがあらゆる表現を蔵していると思われる図書館。図書館に影響を与えたまるいひとにも注目しました。角張った図書館が流線形になるような幻想。通称点子の思い。旅が始まったところでこの詩が終わっているのにもこの詩の特徴が表れていると思いました。すいすいとした旅が始められたのはこの詩の成果だと思えるからです。 (ciao ちゃあみんぐ)

2019-09-12

~のように、~のようなもの。詩集を愛おしそうに扱う。リアルに考えて、いろいろな死刑囚が居るとしても、怒涛の質問攻めの様にも見え、詩集が霞んでいくようにも思えました。 (死刑囚の窓)

2019-09-11

エンタメ性だけではなくて技巧性がありますね。長いですが、先を読みたくなる類の文章、いや詩でしょうか、だと思います。彼女が哲学者を気取っているからでしょうか。季節外れのプールに纏わる話が印象的だからでしょうか。そもそも一番初めのアンパンマンの話はインパクトが強く、現実を譬えて居る内容だとは思えなかった。 (アンパン・マン)

2019-09-03

沙一さんコメントを有難う御座います。昼寝は夏の季語で、朝寝は春の季語なので、よく分からない葛藤がありました。静謐が保て無くなれば戦うしかなくなるわけですが、それが詩作なのかもしれません。 (昼寝)

2019-09-03

滔々と流れる描写にあなたや神の存在。わたしの存在を消したくて、続く詩行なのかもしれません。あなたは自然で神で、是非合一したい。合一するためには自然と一体化しなくてはならない、そんな思いを感じました。神話の夏には、神の入り込む余地のない状態を望んでいるのかもしれません。 (神話の夏)

2019-08-31

ニキビに対する対処法の件は単なるブログ内の広告なのでしょうか。詩の内容としては、女性のバストに対する興味関心が占めていると言う皮相な読みしか出来なかったのですが、馬刺しの場面も印象的でした。 (【DER4】 偉大なる恋愛論者のブログ )

2019-08-31

誤解だらけの魂の天国と言うのもイメージを喚起しますね。古代があり今がある、雨が花を育むなど、常識的な知見から何とか詩的言語を見出そう、繰り出そうとする格闘が隠れているようにも思えました。 (愛しさ)

2019-08-31

ただの愚痴とも思えません。絶望を表明した詩だとは思えないのです。生活の困難さが詩を書かせるのかもしれないとこの詩を読んで思いました。 (世の中)

2019-08-31

迫真性があるかと。詩でもない小説でもないことの魅力。結局詩だと思うのですが、天の川は淡水だろうと言う断定。岩礁を喰ってるんだと言う魚影の凄まじさ。虚実の混ぜ方の上手さもあるのではと思いました。 (魚影)

2019-08-31

瑞々しい想恋夫(妻)の様な抒情詩だと思いました。何かこれからの秋風、素風、白秋、さわやかな風の音が聞こえて来る様な、古今和歌集の秋来ぬとの和歌ではないのですが、全編が、最終連の「新鮮なあなた」のタイトルに相応しい詩内容、詩表現だと思いました。 (詩四編「あるひとによせて」、「木」、「春」、「新鮮なあなた」)

2019-08-30

>2千万円用意した40年後の自分が >実は存在しないかもしれない。 ここはリアルに考えると切実である同時にユーモラスでもあると思いました、ちょっと難しい意識を強いられるかもしれませんが、ユーモラスと言う言葉は。そして物議を醸すかも知れませんが。 でも詩作と言う観点から考えると、仮面ライダーを好きな女の子が登場していますが、詩にとって真実とは何かと言う事をこの詩から十二分に考えさせられました。 (肥大するということ)

2019-08-24

まさか遠回しの犯行声明に仮託した詩作ではないでしょうが、表現の自由や不自由の問題を訴えたいと言うのは伝わって来ました。伏字の内容を知りたいと思いました。最初から検閲されたような形でXXXXとやるのは他者の不在のようでおもしろい言語遊戯だと思いました。旧内務省の検閲局を想起させます、私的には。あるいは戦後間もないころの占領当局の検閲でしょうね。でも実際の検閲は最悪発禁処分でしょうから、そう言う点でもXXXX的な検閲、ではなくて単なる自主規制でしょうね、は発禁処分との比較対象と言う点でも大変面白いと思いました。 (表現の自由)

2019-08-23

小説の言語が詩になって居る様な、ある意味斬新な、可読性があったと思います。 (響き)

2019-08-23

有機物を分解するバクテリア。アリなどもバクテリアが分解すし易くする前段階を担当して居るのかもしれません。そう言った中での人間の役割は難しいと思うのですが、そういった側面を詩にしたのかもしれません。 (生きとし生けるものへ)

2019-08-23

藤 一紀さんコメントを有難う御座います。そうですね、普通の散文を否定して居るわけではないですし、詩の象牙の塔にだけ閉じ籠ろうと言う姿勢でもないのですが、詩語の独立と言ったことはよく思います。物事を筋道立てて語ると言う事にも憧れています。特に数学の言語、跳躍的な直感や突飛な飛躍をしているにも関わらず、そんな事つゆにも出さずに筋道立てて論証する姿勢からはプラトンやデカルトの主張が氷解するような思いです。詩学と言えばアリストテレスかもしれませんが、哲学原論や数学原論に憧れて私は詩作をしているのかもしれません。あくまでイメージですし、単なる理想ですが、やはり良き詩作と言うステレオタイプは、物理の問題で満点を取るイメージだと思うのです、直接には詩作と結びつきませんし、自分でも具体的には噛み砕いて説明できないのですが。 (羅針盤)

2019-08-21

汽水さんコメントを有難う御座います。無常観は直接は表明しなかったのですが、ニュアンスではあったのかもしれません。仏教的なタームは出掛かっていていつも出ませんので、今後直接的な詩表現となって出てくる可能性はあります。 (羅針盤)

2019-08-21

千才森 万葉さんコメントを有難う御座います。ああ、出世魚。私は出世魚と言うとブリを思い出すのですが、多分出世魚的なニュアンスが鯉で出て来るのは鯉の滝登りとか、鯉が龍になると言う中国の古い伝説から来ているのだと思います。そうですね、万城目とか、城ケ崎とか令嬢と言うニュアンスはあったと思います。経済の流動性は本当に激しくて、大雑把な情勢すら軽挙妄動するべきではないと思いますが、詩では地価とかウィンウィンが経済的なニュアンスで私も出したのだと思います。司るとか思ったは主情的な意思的な印象を与えてしまったのか知れませんが、私としてはそれすら、多分に空想的ですが、社会的な地位の高い人があまり主観的な意見を言えない縛りの中で発言をしたみたいなニュアンスで出してみたと言う側面もありました。 (羅針盤)

2019-08-21

死後の世界と言ってしまえばいろいろなことが矛盾して来そうで、慎重に避けられている内容であるような気がします、この詩では。死んで居る生きていると言う二分法ではなくて、魂の邂逅が望まれているのではないか、魂と魂の合一、フュージョンすら目指されているのではと思いました。 (スターの君と部屋の私)

2019-08-21

コレヒドール、硫黄島で、どうしても太平洋戦争を想起します。炎天下の夏。南方戦線。何かイメージを下支えするものを感じました。 (炎夏のハモニカ)

2019-08-21

案山子と言えば稲穂、中秋の収穫時期を思い浮かべました。案山子との対話が印象的でした。単に、虚構性のある内容だからではないし、案山子が擬人化されているからでもなくて、それこそこの詩の中の単語ではないですが、魂が、会話をしていると思ったからです。 (案山子の足)

2019-08-21

多分単なるアイドル好きではないと思うのですが、何か新興の機運を望んでいる、アイディアと言うヴォキャブラリーが希望の証の様に感じられました。 (アイドルガール)

2019-08-21

ナトリウム灯の夏の思い出と言えば、あの青白い光に蚊や羽虫などが向かって行き死んで行く。誘蛾灯とも言うものを思い出します。飛んで火にいる夏の虫見たいな格言を思い出しました。 (夏の記憶か幻想か)

2019-08-19

田圃まで登場人物のようで不思議な感覚を味わいました。回顧、解雇など漢字変換的な、同音異義語的な背景によりかかれない、依存できない実質が析出されているようでもありました。妹の輪郭はぼやけている。でもその輪郭などを回復させるのは我々詩読者ではないかと思いました。 (ぬくい ≪令和元年八月版≫ )

2019-08-18

身長の話が興味をそそられます。「身長」という具体性が却って具体的なストーリー性を隠蔽しているようで、そそられるのですが、詩にした場合は、また別の配慮が必要なのかもしれません。 (単純)

2019-08-18

渡辺八畳@祝儀敷さんコメントを有難う御座います。フィギュアをルアーにしてタコ釣りですか。そう言えば、鯉も落葉に食らいついたり、直ぐ吐き出しますが、疑似餌で簡単に釣れそうな雰囲気はあると思います。サブカル要素も、サブカルと言う言い方自体が、何か引っ掛かって、メインカルチャーの嫉妬ではないかと思う事すらありますが、サブカルから得た滋養分で詩作が出来ればこれに勝るものなしと気軽に考えてしまう自分が居るのに驚くことが間々あります。 (羅針盤)

2019-08-11

イメージの速射砲みたいな印象で、主題の茜が諸イメージによって炙り出されるような期待感を持って読みました。 (気まぐれな茜)

2019-08-11

インディアンのイシが印象的でしたが、他にもいろいろな人物が出て来る。やはりインディアンは滅ばされ、辺境へと追い込まれるべき存在なのでしょうか。 (「残響」。)

2019-07-31

コンクリートポエムは難しいですね。私はたまたま新国誠一の詩を知ったばかりで。コンクリートと言えば判で押したように北園克衛を論って来た私の迷妄を破ってくれました。 (無考)

2019-07-31

ああ、レディオヘッド。You Tubeで聴いてみたくなりました。 (radio head)

2019-07-31

ああ、この詩はシリーズだったのですか。奇術師のマジックかと思ったり、青年の声は戻ったのかなど、戻ったのですね、そのプロセスが美しい。映画の一シーンであるかのように、美しく屹立して居ると思いました。エンタメ性もあると思いました。 (フィラデルフィアの夜に Ⅹ)

2019-07-31

そうですね、タイトルの括弧書きがそのまま当てはまる様な詩のように書いた小説、それっぽい詩。小説の様な読み応え、詩の様なそれっぽさ。両方味わえるような感覚が売りな詩だと思いました。 (白い迷い家/黒い夢。 (詩のように書いた小説のそれっぽい詩?))

2019-07-31

これはやられましたね、数的、数滴見たいな細かいところが気になるぐらい、全体が活力に漲っている詩、象徴的な意味で、だと思いました。小野小町まで出て来て、室生犀星の詩の引用まで、高村光太郎の智恵子抄まで意識できるし、梶井基次郎まで、背後にある様な。当然ボードレールの揺曳もあり、もしかしたらエルキュールポワロの灰色の脳髄まであるようなそんな気がしました。読んでよかった。 (蠅)

2019-07-30

抒情性があると思いましたが、上田敏の海潮音の「山のあなた カアル・ブッセ」をふと思い出しました。それと夜に深く深く沈んでゆく境地はどんなものだろうかと推測を逞しくすることができました。 (夕暮れ)

2019-07-30

痛みも孤独も いずれ僕の優しさになるだけ この2行に無上のやさしさを感じるのですが、夜に鏤められた星々が分かってくれるような、そんな空想を抱かせられたと、この詩から、思いました。 (『優しさ』)

2019-07-30

第2連目からの動物や魚を揶揄して居る様な調子がいいと思いました。 何か第1連目の現実問題から来る鬱憤が第2連で晴らされているように 読むのは穿ち過ぎな見方でしょうか。 (アカルイ唄)

2019-07-30

「君」は恋人なのか、夜の河に飛び込むのも川ではなくて河。こだわりを感じました。由来の分からない風や、その風が皮膚の細胞の一つ一つをなでるなど、興味深いフレーズや単語の使い方など、自分の詩に応用できるのではないかと密かに思いました。 (やぁ! さようなら!)

2019-07-27

何か見逃してしまった好詩の様な気がします。好ゲームと言う時の好(こう)ですね。好きとか嫌いとか捨てたと言っても、捨てきれぬ思い、そんな外枠がびんびん伝わって来たと思います。饒舌体とも言えるかもしれませんが、そんな側面は内包されて気にならなくなっていました。 (屑籠に放り投げた手紙)

2019-07-26

非常的に個性的な詩と言うのか、メタフィジカルな詩と言うのか、自意識過剰な展開もありますが、文章量の割にはそんなに読むのが苦痛ではなかったようなきがします。 (謝罪会見)

2019-07-26

そうですね、抒情性、構成などがあると思いました。謎はなんだろう、唐突過ぎて分かり辛い。蓮華は田に鋤き込んで肥料とする。でもお爺さんの家の跡にだし、蓮華が生え始めたのは。謎が深まるばかりです。 (ぬくい)

2019-07-26

肉体と精神の二元論ではないのかもしれませんが、引用されているショーペンハウアーの自殺論はいかにもショーペンハウアーらしい著作で、大いに参考にしたのだろうなと思いました。 (四つの小文)

2019-07-26

メッセージボディーと言うのが気にかかるフレーズで、英語の論文とかにあるのかもしれません。ただの回想記なのではないのかもしれないと思いました。 (メインテーマは告白)

2019-07-26

これが視覚詩と言うものかと初めて視覚詩と対峙したような気もします。興味を覚えて、貼ってあるURLをクリックしてみたら、自分のコメントがあって過去のコメントコメントのやり取りは有意義だと思いました、読んでみて、勉強になります。 (姉妹たちに #5【横書きVersion】)

2019-07-24

無情な坊主、蝉の抜け殻、手練れの素浪人、丸腰の男、試験管、遊女上がりの女、芭蕉の写し絵、因業、琵琶法師、皇子、フラスコ、女子供の屍など核となる単語を抜き書きするだけでも、この詩のアウトラインが浮かび上がってくるような気がしました。 (皇居正門の真下で)

2019-07-24

宇宙樹ではないですがどんどん伸びる自然の神秘みたいなものが感得できました。やがて森が形成される。氏の苗床などは何らかの比喩的表現かも知れませんが、花の一輪だけでも、と言う言い方はさらに比喩ってる(ちょっとおかしな言い方かもしれませんが)様な気がしました。 (輪廻する、輪廻する、)

2019-07-07

仲程さん再コメントを有難う御座います。ああ、甲骨文字。実際は前述したとおり、鳩は平和の使者見たいな普通の発想でしたが、隠喩と言うのか、暗喩的に甲骨文字的な飛躍、跳梁が詩を活性化するのかもしれません。 (おやかたさま)

2019-07-07

仲程さんコメントを有難う御座います。そうですね、角地は商業地では威力を発揮するかもしれないが、住宅地では、あまり意味がないと思い、そんな感じを違う表現で詩にしてみました。もしかしたら住宅地でも角地が有用な場合があるかもしれませんが、寡聞にして知りません。鳩は平和の使者みたいなニュアンスでした。 (おやかたさま)

2019-07-07

沙一さんコメントを有難う御座います。そうですね、今回は戦国時代と太平洋戦争直前の日米交渉を組み合わせて見ました、漠然とですが。日清日露の激戦を経て、父祖らの尊い人命、働きによって築き上げた南満州鉄道株式会社など、満州国の実際の建国は昭和時代に入ってからでしたが、一連の時代の流れが詩を拒むほどの広さ、多さがあるにしても、詩に反映できないだろうかと思ったのです。歴史認識、語彙力、隠喩などが混然一体となって詩になって行ったのだと思います。 (おやかたさま)

2019-07-07

様々な暦が例示されて(第4連まで)、そして第5連でついに私たちの暦が静かに立ち上がる。「生まれたての暦」「大雪の夜から始まった真っ白な暦。」「暦は絶えず成長する。」。「巡りくる暦」。第5連第6連を導くための和歌で言うところの序詞だったのかもしれません、第1連から第4連までは。特に序詞的な連の最終連、第4連では「至るところに暦がある。」見たいな、総括と言うほどではないにせよ、ある種の感慨、汎暦論見たいな感慨が、本格的な第5、6連を導いて居ると思いました。 (巡りゆく暦)

2019-07-06

短歌形式ですね。57577。確かに紫陽花は雨の日が似合う花なのかも知れません。 (梅雨に咲く)

2019-07-06

stereotype2085さんコメントを有難う御座います。実際私の境遇とはかけ離れている詩内容ですので、ある意味、理想的な状態、自分の願望さりげなく詩内容として盛り込んだ感じでした。常識的には、逆転していますね、考え方が。父と母が揃って居て、それが理想と言うか、当然視されるので、そうではない境遇は恵まれてないかのような。私が「理想的な状態」と言及したのは、著名な人の人生で、よく祖母とのつながりの深さ、祖父宅での養育(特に母方の祖父宅)や法律的な縁組(高浜虚子など、池内家に生まれながら跡継ぎの居ない祖母の高浜家と縁組)などがよく見受けられるからです。具体的に言い出すと切りがないですし、詩内容とかけはなれてしまうので、この辺で切り上げますが、この詩でも決して常識を逆手に取ったわけでもなくて、何か常日頃感じている違和感をさりげなく詩内容に反映させたくて、この詩を書いたのかもしれません。 (強い草)

2019-07-06

鈴木夜道さん再コメントを有難う御座います。そうですね、恐らく草はほって置けば自然に生えて来る性質のものなので、土さえあれば。そこから来る違和感なのかもしれません。「育てたい」と言う、あえて積極的な栽培宣言と言うつもりでもありませんでした。「羊を逃がさない 草を育てたい」と加われば、ますます常識的な意味から離れた憾みがあったかもしれません。しいて言えば、恐らく「草」を文字通りの草ではなくて、我々の生存の、実存の紐帯、この世との紐帯ですね、無くしてしまえば生きて居られないようなそんな意味で「草」を使ったかと思います。 (強い草)

2019-07-06

鈴木夜道さんコメントを有難う御座います。アウトサイダー詩ですか。いろいろなジャンルの詩を味わいたい私ですので、興味が湧いて来ます。そうですね、適度な緊張感を維持するには緊密さは避けられないと思いました。屹立した言葉も理想ですね。ただ結構内部緊張の自壊作用も予見されて、月2作でも、滞りがちなのは自分でも気にしているところです。 (強い草)

2019-07-06

>苦しみは体裁が創った陰影 >なんかじゃなかった >だって地図はもう私の手の中にある この3行が印象的でした。滔々と流れる詩行の様な印象の中、この3行が長く突き出した大河の杭のように見えたのです。 (乱舞~孤独な太陽~)

2019-07-01

最後の4行、特に最後の1行にははっとしました。これが悟りなのだろうと思いました。 (悲しみも苦しみも寂しさも克服した男。)

2019-07-01

仕事も家事もこなすスーパーウーマンを想像しました。最後の2行からは諦念のような、ユーモラスの様な如何様にも取れる大雑把さがあると思いました。 (幸せ)

2019-07-01

ガーベラと言う名前の猫だったのでしょうか。追悼詩の難しさを感じさせられますが、写真から察せられる猫ちゃんの生前の愛くるしさを考えるとエンドレスな哀悼の念が湧いてきます。 (ガーベラ)

2019-07-01

第1連の時間を旅行するような呼吸。第2連、この詩とは関係ないですが、9月1日と言えば関東大震災。地震予知ではないですが、地震学者の大森房吉。彼は関東大震災当時、世界地震学会だかに出席するために、オーストラリアへ向かう船の中だったと言われています。塚本のあの短歌、有名な日本脱出したしの短歌の主語。直接的にはペンギンとペンギン飼育係。いろいろ推測されて居て、天皇が日本を脱出したいと言う意味が隠れているなどとと言われていますが、具体的な関東大震災当時の地震学者大森房吉が日本を出ていたことを考えると、故意ではないとは言え、房吉が脱出したかったと、日本を。そう考えるとちょっとナンセンスですが、何か詩的感興も湧いて来るような気がしました。 (このあたりまえじゃない日々にあたりまえの祝福を)

2019-07-01

鳥の御馳走と言う表現は決して皮肉には聞こえない。その後の表現もまるで鳥になったかのように、あるいは鳥を擬人化して、鳥が人間のものを食していると言うのか、そんなユーモアを言外ににおわせているのだと思いました。 (梅雨の晴れ間)

2019-06-28

君に対する思いが静謐さに包まれて詩化されて居るのだと思いました。君の心の奥襞は永遠の謎である方がいいのでしょう、そんな感じがこの詩から伝わって来ました。 (そんな時に私は思うのです)

2019-06-28

抒情性があると思いました。魚や鳥など類的な名称で、のっぺらぼうな感じもしますが、意外と、類的な効果があるかと。植物と言う単語もそうですね。これはひどく抑制された詩ではないかと思います。詩の手綱をしっかりと持った人の詩だと思います。 (木漏れ日)

2019-06-28

スカイウォーカー願望と言うわけでもないでしょうが、月曜日が嫌いと言う常識的な発想も、このように詩作されてみると、意外と新鮮な内容だと思いました。 (あるなんでもない日)

2019-06-28

過去の恋愛の記憶でしょうか、分かりませんが、タイトルと詩内容の繫がりが、ちょっと分かり辛いと思いました。最終連の背中から抱きしめる、ここから、タイトル的なもの示唆されているような気もしました。 (背中の方が平坦だから? それとも僕が大人しいだけ?)

2019-06-28

可もなく不可もなくバランスが取れている詩だと思いました。君に語り掛ける様なスタイルが印象的でした。 (ある日特別)

2019-06-24

むしろ前衛性があるような。でも >風呂場に猫をもって入る >星と溶け合う猫の病 >猫は包帯をしている >夕方から夜にかけての至近距離で >狙い撃たれたのは命 この最初の5行だけでも、次の行、連が読みたくなる様な内容の配列だと思いました。エンタメ性と言うのか。 (病み猫)

2019-06-24

ケーキと言えば、英語のフレーズで、朝飯前の意味で、アピースオブケイクだったかがあったと思い出しました。この詩では文字通りの食べるケーキの意味で使われていると思います。幸せは失ってから初めて気付く見たいなことを遠回しに言って居る様な気がしました。字義通りだと、期待感、幸せを味わう前のワクワク感を言って居るのでしょうが。 (CAKES )

2019-06-24

三流ドラマのセリフでも詩に溶解すると私は思って居ますが、あるいは詩作を触発するのだとも思います、ドラマのセリフは。 (Brake off)

2019-06-24

宮沢賢治に祟られている訳でもないでしょうが、不眠症、亡き文筆家たち。高貴な魂魄が詩人を悩ましているのだと思いました。 (身代わり)

2019-06-24

そうですね、上手いと思える詩。全ての評価要素がバランスよく揃っているような、そんな感じもしました。白き手の狩人とか三木露風の詩でしたでしょうか、などを思い出しました。思春期と今現在。私にとっては神の恩寵を語る3行が印象的でした。 (白き神の抱擁)

2019-06-24

>真っ白な紙に 無言で描かれた油絵 >まこときれいなきみの油絵に つま先が震えた ここが印象的でした。つま先の震え実際の体験なのか、詩的な比喩なのか、その両方が綯い交ぜになっているのかと思いました。詩全体で言うと、可読性の勝った詩だと思いました。 (ひまわりのまわりを)

2019-06-24

陸上自衛隊員の演習ですね。「森の中へ」と言うのがチカチーロみたいな、旧ソ連の、現在のロシアの犯罪者をも想起させ得るようなスリリングさがあると思いました。もちろんそんな内容は、想定外でしょうが、この詩を読んで居るとそんな事まで捕獲してしまう様な、イメージの飛躍までも内包して居たら面白いと勝手な想像が働きました。あと五月と言う初夏の季節から来る新緑のイメージ、若葉など、これから緑のヴォリュームが増す、予感。万緑への予感、これも詩の緊張感を高めて居るのかもしれません。 (上富)

2019-06-19

岩垣弥生さんコメントを有難う御座います。位置エネルギーは念頭にあったような、なかったような、あやふやなのですが、言われれば念頭にあったような気がします。そうですね、飛躍や柔軟さは両刃の剣でもありましょうから、節度が要ると思うのですが、慎重かつ大胆に活用していきたいと思います。 (フレーズ)

2019-06-07

stereotype2085さんコメントを有難う御座います。昔ながらの蚊取線香でもいいと思うのですが、最近のライターやチャッカマンは硬くて付け辛い。ずっと使って居なかったのでいつからかは知りませんが、これだったらアースノーマットの方が簡易だと思ったのです。そう言った経緯は詩には反映して居ませんが、詩作のモチベーションであったことは確かです。それと「類」は固有名として使いました。後で読み返してみたら「類」は一般名詞としても読めてしまうなと気付き、ちょっと不安でした。 (イージー)

2019-06-06

沙一 さんコメントを有難う御座います。そうですね、意地とイージーの類似は意識的なものでした。六差路は日記から拾ったもので、六道との関連性はないつもりですが、そう言われれば、そんなニュアンスを無意識に意識していたのかもしれません。カルマは深刻に考えましたが、塩で苛まれる蟻はカルマそのものと言う発想があまり展開しない憾みはあったのかもしれません。蚊の殺生はせいぜい蚊取線香に留めたいと言うせこい願望が結構内容として生じました。新鮮かどうかは分かりませんが、やはりエリオットの伝統と個人の才能や小林秀雄のモーツアルト言う評論が念頭にあったことは確かです。 (イージー)

2019-06-03

鳥の立場に立って詩作して居る様なそんな気がしました。何回か読んで居ると、人間的な行為は慎重に描写で避けられているような、そんな気がするのです。 (眠る私とビル)

2019-06-01

さがさないでくださいのリフレーンは、執拗性はないですね、主従で言うと、従属的な役割をしていると思いました。 (横には恋慕)

2019-05-31

その言葉はマジック、魔法の言葉なのですね。最終連の抒情がいいと思いました。 (「いいんだよ」)

2019-05-31

稼働域、独特な用語。普通可動域ですよね。なのでこの詩からはオリジナルな息吹が感じられました。 (稼働域フェチ)

2019-05-31

抒情が感じられました。これは音が実存的な拮抗を持っているからでしょう。「わたしの歌」は私の実存を外の世界と拮抗させているのだと思います。 (カナリア)

2019-05-31

むくろ、印象的な単語だと思いました。どうしてもネットスラングのアボーン(A Bone)を思い出してしまいますが、全然違う次元を踏まえた使い方ですね。幼児、幼時の優位性と言うのともちょっと違うニュアンスだったと思います。抒情性が感じられました。 (寂しい子供は墓を作る)

2019-05-31

武田地球さんと言う名前から中性的な名前だなと思って居ました。「彼女」と言う表現から、性別が分かっただけでも収穫だと思いました。詩に予断と偏見はご法度かもしれませんが、具体的な詩に近付くきっかけにはなると思ったkらです。 (批評文 わたしの龍を読んで)

2019-05-31

太陽が炭化する 川岸に組み立てられた骨の楼閣 灰色と乳白色に染まる此処に 嘘と無言が旋律を刻む 漂う鴉の遺灰 この五行に注目しました。この詩の肝は最初の頃の行にあると思ったのですが、この五行に詩の表現の安定があると思いました。詩の音楽あると思いました。 (Pray for Play)

2019-05-31

「どうしてなんで」はコメントはしませんでしたが、ポイントは入れていました。この様な批評の形で読めば、そのとき読んだ時の状況が、具体的に蘇るほど都合よくはありませんが、何か立体的な、意識で詩に臨める感じで有意義だと思いました。 (批評:「どうして なんで」を追いかけて)

2019-05-30

この批評を読み詩も少し読んでみました。矢張り啓蒙活動ではないですが、詩が上昇する仕組みが分かるようで、良かったと思います。 (〈批評文〉空想のこころへ近づいてみるんだ(「TO THE MOTHER LAND」[stereotype2085]を読んで))

2019-05-30

「君はあのとき死ねばよかった」 非常に衝撃的な行だと思いました。何か生命の連続、個は死んでも種は残るみたいな議論とは違うかもしれませんが、この詩は繋がる生命に目をそらしたくないと言う視点が感じられました。 (壊死する夕暮れ)

2019-05-30

ちょっと変な読み方ですが君に会いたいの部分があ、痛いの様な読み方をすると、それだけ痛切に会いたいんだと読めるような気がしました。さらにあ、遺体と読むと、詩=死ではないですが、詩と言うこの作品全体を司る視点が出て来るような気がしました。ちょっと皮相な見方ですが、このような読み方アプローチもありかと思いました。 (夜鳴き)

2019-05-30

つゆ、露。何か五月雨を意識しました。つゆ=梅雨の連想でもないような気がします。この詩に内在する何か。そのキーは「高校二年生」や「女」が握っているような気がしました。 (つゆ)

2019-05-27

宝塚橋乃さんコメントを有難う御座います。ああ、吉岡実の詩集。高見順賞。これから読んでみたいと思います。 (僧)

2019-05-12

左部右人さんコメントを有難う御座います。そうですね、シアン化ナトリウムは「公衆の不安」を導くために用いましたが、イースター島やモアイは気散じなんだと思います。阪神の猛打打線でもそうですが、「私」は外の現象に気が気ではない。気散じが必要だ。気晴らしと言ってもいい。自分がよくない現象の原因であるかのような発想です。「私」は不安感を払拭したい。そこで出て来るイースター島やモアイですね。以上は詩の内部の解説なので、「この詩自体」が書かれねばならなかった理由にはなって居ないのかもしれません。もしかしたら吉岡実の「僧侶」と言う詩が念頭にあったのかもしれません。オマージュではないですし、似ても似つかない詩ですが、念頭にあったと思います。 (僧)

2019-05-12

岩垣弥生さんコメントを有難う御座います。そうですね、明治維新以降、僧の肉食妻帯が一般化したのか、以前からそうだったのかは、寡聞にして知らないのですが、もしかしたら、世俗的権力と教権とが激突していた戦国時代辺りを思い浮かべて居たのかもしれません。この場合の教権は政教分離から導き出される宗教側の教権ですね。なので僧侶は僧侶でも蓮如(れんにょ)とか教如(きょうにょ)とか、浄土真宗の中興の祖、信長と石山合戦で争った時のトップ、最高権力者を想定して居たのだと思います。 (僧)

2019-05-12

tOiLeTさんコメントを有難う御座います。そうですね、「私は」詩作に必須なアイテムだと私は思うのですが、この詩では「私」は僧に感服していますが、多分に皮肉な感じは出せませんでした。イロニーはあまり意味がない場合も多いかもしれませんが、イロニーを意識してイロニーを消せれば詩がうまくいくと思ったのです。参加感、インタラクティブな感じを気にしませんでしたが、僧と私は公衆の参加を期待しているのかもしれません。 (僧)

2019-05-01

沙一さんコメントを有難う御座います。ああ、モヤイ。私のはイースター島の常識的なモアイでした。ハロウィンですか。最近は確かに渋谷がハロウィン絡みでよく報道されているようですが、この詩を詩作して居る時はハロウィンは思い浮かべませんでした。阪神打線=猛虎はやはり22年ぶり?だったかで優勝した1985年のバース掛布岡田打線でしょうかね。バースと落合がセリーグとパリーグでそれぞれ二年連続三冠王をとった時代はプロ野球的には結構な時代だったと思います。 (僧)

2019-05-01

さわやかな疾走感のある詩。少女の王子様になりたいと言う願望。僕はこの少女と恋がしたいのだろうか。初恋の人に嫉妬しているようにも見える。最後らへんの世界を救うラブソング、案外ラブソングが主題で、恋は二の次なのかもしれません。 (アバンタイトル)

2019-05-01

地平の裏側でメデューサが地団駄踏んでいるというフレーズが面白いと思いました。そのほか全体的に均質な感じ、詩表現にダレやゆるみ、失速が無いような感じがいいと思いました。 (ずっと火曜日のミモザ)

2019-05-01

語りえぬもの云々はヴィトゲンシュタインですね。様々なものに対する感謝。ネガティヴなものにすら感謝している。神話を作ろうとする意志が詩に向かったのかもしれません。 (Thanks for.)

2019-05-01

二連目が興味深いですね。余生と言う樹海。この詩の核心だと思いました。ここから神様も導かれてくると思います。 (私を動かして)

2019-05-01

風が主役の様な詩で清新な感じがしました。風は目に見えないのが常識だと思うのですが、アニメなどでは如何にも風がイキイキと描かれていたりする。風神雷神図などは言わずもがなですが、この詩は風を幻視するどころではなくて、風の顕現、風の神を夢想させてくれると思いました。 (えまちゃんと風)

2019-05-01

「愛することに夢中になって脳が火照って逝ってしまうくらいに。」 ここは怖いと思ったのですが、可読性があり、抒情性もあると思いました。 (埋もれていたもの)

2019-04-28

最初の部分ですでにユーモラスですね。さかあがりのあいまに。さかあがりがメインみたいで、ほかの事は従属的なことみたいで。次の連で広島弁みたいな。さかあがりの出来ない頃や、さかあがりが出来た日など、さかあがりを中心にこの世が回っているみたいで、その骨格が賞美出来ました。 (そらおそろしい)

2019-04-28

間違えて居ました。フェレットのしつけさんなのですね。失礼しました。タイトルとハンドルネームを間違えてしまった。 (やさしい家族計画)

2019-04-27

サトルお父さんからサルトルだとか、ゴルゴダの丘での聖母マリアの流血、流れ星の落下を経ての三連目。「わたし」からおとうさんおかあさんへの思いの表明は悪くないと思いました。でもそのあと4連目5連目まで読んでも何故タイトルが「フェレットのしつけ」なのかが分かりませんでした。しいて言うなら「かわいい終わり」、深海で泡になるような、ここがフェレットと繋げられるのかと思いました。 (やさしい家族計画)

2019-04-27

ビルドゥングロマン、教養小説みたいなことが思い浮かびました。戯画化していると側面が強いかもしれません。どんどん点が下がって現在の零点。最後の二連が救いの様な。「百点の人生」や >零点でもいいから >力強く生きて欲しいと などのフレーズがキーだと思いました。 (産声)

2019-04-27

イメージが踊っていると思いました。上手く言えないのですが、神ってる見たいな詩ってる見たいな評言が思い浮かびました。 (形而上の色鬼と有刺鉄線の因果律)

2019-04-21

確実なテキストがあって、それに対する評で詩が展開している。平仮名表記の謎を追及しています。興味深いです。 >ここで、語り手が一体「誰に」語りかけていたのかが明らかになる。「あなた」とは誰か。それは、過去の>「語り手自身」だ。 こう言う、切り込み方、断定は小気味よく、散文的かもしれませんが、狙いは詩化にあると思いました。 (ただ移動するだけだということ)

2019-04-13

夕焼けの君と言う言い方からは、源氏物語に出て来るキャラクターの綽名みたいで、趣深いです。しかも各連で必ず繰り返されているので思い入れも深いのでしょう。全体的に語りかけているような励ましているような詩だと思いました。 (夕焼けと僕)

2019-04-13

抑制された抒情が程よく詩語として放出されていると思いました。 >ひいたカードは「死者蘇生」 こんな終止か休符の様な詩行の後でも、軽いユーモアで詩行がまだ続く。 森に居るという表明は、公の公宣であると同時に、Moriを忘れるな、つまり死を忘れるなと言う宣言ではなくて、抒情が抑制されている状態を言って居るのだと思いました。 (走る)

2019-04-04

淡々と、滋味溢れるものがある詩だと思いました。とぼけたような味わいも詩力や詩の効果を高めるのに役立っているのだと思います。 (旅立ち)

2019-04-04

ああ、新元号。この詩では素直に箱の中に何を詰めるのかと言う事を言って居ますが、私は箱の中に箱を入れる入れ子細工構造が思い浮かびました。この詩では言及されていませんが、箱の中には箱を入れればいいではないかと自分なりに空想してみました。 (新しい箱「」)

2019-04-03

(笑い話)

2019-04-03

盛り下げる様な事を言えば、卯月は新暦で言えば、現在で言えば、初夏の頃ですね。卯の花とか初夏の頃の花だったと思います。この事は詩の評価とは関係ないのですが、どうしても言いたかった。この詩自体は可読性があり、何度目の春だろうと言う感慨も含めて、技術、重層性もあると思いました。 (春のかほり)

2019-04-03

静かな視界コメントを有難う御座います。いえいえこのサイトではエイクピアのままですよ。他のサイトでは違うHNで投稿していますが。そうですね、違うサイトでの似たような詩風の詩を見たのだと思います。このサイトでは一貫してエイクピアですよ。 (決定した)

2019-04-02

南雲 安晴さんコメントを有難う御座います。そうですね、忌日とか、測量とか、記帳とか言った用語はもうちょっと具体的に大展開したかった誘惑はあり、言葉足らずだったのかもしれません。イメージが像が結んだだけでも良かったのかもしれませんが、もうちょっと頑張りたかった。 (決定した)

2019-04-02

英雄たちとは何だろうか、恐らくナポレオンの様な個人的な英雄ではなくて、一般民衆こそが英雄みたいな、あるいは嘗てのソビエトに居た労働英雄の類であろうか。 「旗折れ 槍折れ 尚 志折れずとも あとは自然へ還るのみ」 ここが印象的でした。 (さらば英雄達)

2019-04-02

点数だけの送信も出来るかと思いやってみました。読みました。 (ネガティブ)

2019-03-31

言葉に対する愚痴とは思えないのですが、「愛」と「人生」と言う言葉に苦しめられるという主張。頼って行かなくてはいけないと言ういやな感じ。一番最後の行の主張で出て来る「信頼」「希望」。何か詩的喩があると思ったのですが、私の読解不足なのかもしれません。 (愛と人生に悩むばかり)

2019-03-31

結局ナルシシズム、自己愛でしかない。だから恋愛ごっこ。最後の行で、作者の主張が表れていると思いました。 (恋愛ごっこ)

2019-03-31

不動のピラミッドですね。それに対して動きすぎる僕ら。5000年の歴史、人類の歴史。 (ずっとそこに)

2019-03-31

季語の二文字が。春夏秋冬の季語がそれぞれ一個ずつあり、その後の行に詩的感興があると思いました。 (巡り)

2019-03-31

日常が旅であれば友人の旅の勧めにも軽い反発が。 「家の鍵はかかっていないだろう、家の鍵は家の中の砂漠に捨てたのだから。」 こんな一行や 「起きている時は無為に生き、 夢の中にある時でさえ何も遂げられない、生は何かを叶えるものなのに。」 これら詩の冒頭二行が印象的でした。そしてタイトルである「幻想」が言及されて居る連は3,4箇所はあったと思いますが、それらの連は印象的と言うよりはむしろこの詩を読み解くキー連ではなかろうかと思いました。 (幻想離れ)

2019-03-31

生まれるものと生むもの。優秀な遺伝子と言う一致した認識。産まれたばかりの乳飲み子だとありますからこれから生まれるものではあり得ませんが、これから生まれるものと言う緊張感、前章性があるように思いました。「数百もの溺死体」と言う認識からは、隣に誰もいないという認識も虚構性があるのかもしれません。 (胎動)

2019-03-31

少女が「貴女」に成長する物語詩だとは思えないのですが、 「貴女の表情に翳りが浮游した刹那」 この行には着目しました。唸る柱時計に視えない檻と絶望凝視する少女。釘の錆を愛でる少女。暗幕に火を放つ「君」は「少女」や「貴女」と同一人物であろうか、そんな推測がこの詩を読み解く様な気がしました。 (水色のサーカス)

2019-03-31

読む煩わしさから解放されていいと思いました。ちょっと早口な個所も含めてこの詩の個性ではないでしょうか。 (赤道直下で朝昼 女郎蜘蛛の奴隷やっちゃってます)

2019-03-30

強く抒情性か感じられました。ユグドラシルは北欧神話ですが、実際の天文を理解するうえでも役立つと思うのです。 「意味はない忌みはないイミハナイ 産み出す海峡で深海魚が光り続ける イマが全てなら虚しいだけ」 この3行に強いことあげ、宣言を読み取りました。つまり永遠は一日にしてならずだと思います。深海魚が住んでいた静寂は詩人の中にあるのかもしれません。 (燃)

2019-03-30

太陽は矢張り月よりかは永遠を実感しやすい存在なのかもしれません。太陽や月は昇っては沈むを繰り返すので、エンドレスが印象が強いのですが、そう言ったものを背景に何か切りを付けると言うのは政治や恋愛など、詩の背景になるものだと思いました。それは自己の心理の代替物なのかもしれません。 (太陽の存在)

2019-03-30

一番最後の「愛」の繰り返しがちょっと必然性が感じられなくて「哀」になってしまうの嫌なのだろうかと思いました。同じあいでも哀しみ、のあいと愛のあい。哀戦士を思い出しました。 (愛→哀)

2019-03-29

先月の2月ので読んだのですが、全員が参加型の枠組み自体がなくなるそうで、私としては、ワンポイントキュレーションとフルキュレーションの間があればと思っていました。この発想はもうすでに誰かが言って居るのかもしれませんが、一作推薦では物足りないし、かと言ってフルはちょっと、と言う場合に2,3作の推薦をやれないだろうかと今回も思ったからです。 (【お知らせ】サイトリニューアルに伴う工事の予告)

2019-03-15

stereotype2085さんコメントを有難う御座います。そうですね、飛躍、異化は詩の要諦だと思うのですが、中々決まらないことが多いの中で決められればと常々思っています。午後の紅茶は日常生活における、飛躍や異化を包んでくれるものだと思うので、軽いアイテムぐらいにしか考えていなくても、どうしても重要なアイテム、却って日常生活における主人公なのではないかとふと思える瞬間があるような気がして、詩にしてみました。 (午後の紅茶)

2019-03-14

渡辺八畳@祝儀敷さんコメントを有難う御座います。そうですね、詩と散文の同一性や差異から発生する思いから、詩作自体を主題にしたいような衝動が発生しました。安西冬衛は北川冬彦など同調者も含めて「亞」とか詩誌も含めて、興味深い現象、人物たちだと思います。萩原朔太郎も自分の後に出て来た世代の詩人だと言う事で高く評価したことがあったようです。 (午後の紅茶)

2019-03-14

沙一さんコメントを有難う御座います。そうですね、私も無糖ばかり飲んで居ますが、喫茶店ではホットコーヒーばかりで、紅茶を飲んで居ないと言うバランス的な意味合いもありました。現実と詩の間をどのようにリンクさせるか、両者の矛盾から来る葛藤が若干ありました。両者の間を簡単に埋めてしまうと詩にならないが、乖離がありすぎてもやはり詩にならない、そんな葛藤もありました。 (午後の紅茶)

2019-03-14

せいろんさんコメントを有難う御座います。ああ、難解のつもりはないのですが、起承転結や常識ではだめだ、限界だと思うことはあります。でも爽快だと言うのはこの詩に箔をつけることだと思いました。 (午後の紅茶)

2019-03-01

花緒さんコメントを有難う御座います。この詩は短詩と言うつもりでもなかったのですが、やはり私らしさは出したかった。レトリックはあまり意識しなかったのですが、タイトル通り午後の紅茶だけは動かし難いと自分では思っています。 (午後の紅茶)

2019-03-01

溺れる確率を知りたく思う気持ち。溺れることを危惧する。どうしてもわたりたい川。大河か小河かもこの詩からはわからない。死体があるから渡れないと言う第1連も、ミステリアスと言うよりはきっぱりと象徴に傾き、詩という音楽を単に始めたのだと思いました。 (確率が知りたい)

2019-03-01

太陽と未来。繋げられやすい概念だと思いました。陽の光がまぶしくて目を閉じる。「あなた」とも繋げる。「私」の希薄さが太陽や未来、あなたをどう引き立てているか、どう引き立てられるのか、この詩がもっと深まって行く、ポイントが抽出できると思いました。 (太陽)

2019-03-01

眠りはいろいろな比喩に転化しそうで、詩に持って来ても、万能細胞のようで、有望だと思うのです。永遠の死でもあるようで、一筋縄ではいかないとは思うのですが、静寂や永遠は詩を光らせると思いました。 (眠り)

2019-03-01

恋愛論とは言い切れない、さりとて単なる自己主張の類とは思えない。一見唐突とも思える「無差別殺人」。でも好きの感情は、それを含んで脅威でもある。恋愛情緒をダメにしますね、詩に昇華すべきであると言うメッセージを感じました。 (好きという名の毒を吐いて)

2019-03-01

北川冬彦、安西冬衛などの短詩、詩誌「亞」などが思い浮かびます。この詩では、心理の停滞ではなくて、停滞か発展かはわからない、前駆的な段階の詩だと思いました。 (二人よりひとり)

2019-03-01

サミュとの友情でしょうか。雲に乗れるサミュ。世俗的にも成功している。僕とサミュとの友情。古着屋の主人、古着屋の跡地。サミュを取り巻く人が魅力的に思えました。 (雲に乗って)

2019-02-28

瞳が足元に落ちたり、手形に埋もれた顔が楽し気に笑ったり、多分に現実離れした、あるいは比喩的な表現が多くてある意味詩を堪能出来ていると実感できるのですが、 「がらんどうに命をはめ込む 焦点はにわかに結ばれ 境界を得た」 この最終連は示唆的でした。何か無生物から生物が発生した様な。 (現象 )

2019-02-02

最後の現在形の「恵まれている」。それまでは回想のような「恵まれていた」。何か不気味さが演出されているようにも感じられました。あなたが私にくれたものとか言う歌詞のジッタリンジンの歌は最後まで回想だらけかもしれませんが、この詩は現在形が最後に出て来る。ジッタリンジンの歌も確か一番最後はさよならしてあげるわで、現在形が最後に出て来る形だったのかもしれません。ジャンルが全然違うので単純比較ができませんが、何か思い出すものがありました。 (環境)

2019-02-02

ベランダについての詩。希望のベランダ。シャボン玉をベランダから吹いて居るエピソードが興味深かったです。希望があふれるベランダですね。最初の連でも、最終連でも出て来る「希望」。洗濯物が干される場所でもある。痛みもとってくれそうなベランダ。希望のベランダが詩の中で屹立して居ました。 (希望のベランダ)

2019-02-02

視ていたのが無限だったり、無限だ、ってとら笑う私。 「蒼褪めた夢を見ていた 幸福な夢だった 夢を視ている」 こう言う連が詩のトーンを柔らかくしていると思うのですが、/を介した相反する感情や、犬と猫の対比から来る内容も興味深い詩内容になって居ると思いました。 (l*st for you)

2019-02-02

中島みゆきの「糸」ですね。同期の桜まで出て来ますが、これは軍歌ですね。でも「糸」がメインテーマで、女性が横の糸は私で、縦の糸はあなた(男性恋人)とうたっているうたですが、この詩ではやはり破局を詩にしているような気がします。でもよりを戻したがっているような。ただの願望とも思えません。切実さがほの感じられる様でした。男性がイニシアティブをとることを期待しているような。 (糸)

2019-02-02

全て平仮名の詩ですが、冒頭部を縦に読めば意味があるかと思ったのですがなさそうです。「いはれあんへこを」。平仮名一文字「みたいに~」。ふとランボーの母音の詩を思い浮かべましたが、全然違うようですね。意味的には恋人同士がいちゃいちゃして居る様にしか思えないのですが、別の意味もあるのかもしれません。 (いみたいに)

2019-02-02

否定性に貫かれた内容は、慈愛に満ちた「いいんだ」と読むことも出来ます。「さかなくても」「みのらなくても」「うたはれなくても」等々。リラックス。そんなコンセプトでは無いのかもしれませんが、ふとそんなヴォキャブラリーが思い浮かびました。 (罪)

2019-02-02

女性の風俗を描写するのが目的ではないように思えます。仏教の高みでしょうか、でもない気がしますが、ある高みのステージ。全てはつながっているからと言うフレーズがありましたが、そのために苦悩するか、達観できるかで詩作も大いに変わって来るのだと思いました。 (空炎)

2019-02-02

朝のひと時、お茶をしている。飲んだ薬、天井で回収される。 「朝焼けがきれいだ、 旅人もきれいだ、 これを憧れというのでしょう。 どこへもいけないものになってしまって 旅は こころの中。」 ここがただの感慨ではなくて、詩的宣言のように思えて、屹立していると思いました。 (生活)

2019-02-02

最後の投げ出したような態度も印象的なのですが、何で乾杯するのかそれが分かればこの詩が分かる様な気がしました。詩から読み取ると試合の後の社交的な事情だと思うのですが、何か不満たらたらな部分は、捨て試合などの言葉に現れて居ると思いました。 (そして乾杯)

2019-02-02

全ての表現が詩的に統制されて、詩の柔軟さを成して居ると思うのですが、特に 「その長い毛を震わせて 歌を歌っている」や 「男はもう何ヶ月も夕日を見ていない 疲弊は夕焼けの色をしている カラスの声が響く、窓」がいいと思いました。 (惰眠)

2019-01-31

何か変なゲテモノ食いかと思いました。まともなものを食べられないおとぎの国の御姫様でしょうか。わがままさが中途半端だと思いましたね。 (女の子のうた)

2019-01-31

名もなき歌と言うとどうしてもミスチルの歌を思い出すのですが、この詩はそういった偏見にとらわれない詩だと思いました。 (名も無き歌)

2019-01-31

「ためられたメダカは実は私たちなのかもしれない」 こんな感慨は予想できたものかもしれませんが、深い知見だと思いました。ドン・キホーテは何でも売っているような印象で、でもメダカが売って居る描写はユーモラスだと思いました。ぼうふら対策と言うのも常識的な内容ですが、詩の内容に転嫁されますと、メダカの雑食性が分かり成長後の蚊のイメージもこの詩を支えているかと思うほどです。 (ためられたメダカ)

2019-01-31

読解を拒んで居るようにも見えるのですが、そういう皮相な見方を超えて、表層詩作宣言自体を解体して居る様に思えます。詩作詩ですね。詩作方法詩のような印象です。言葉で形象化される何か、それは意味を超えて人間の心に突き刺さって居るのだと思います。 (いつまでもあいさつをしてゆく「上段スマフォ版下段パソコ版」)

2019-01-31

試みとして面白い、興味深いと思いました。詩のメソッドを深く意識した詩だと思います。鍵括弧内の姉妹の連発は何か「詩=姉妹」のような。限りなく姉妹は詩に近いんだと言う印象を持ちました。なので姉妹の後が助詞以外は途切れて行く、その過程が詩であると言う方法論。姉妹の詩性が伝わって来たのだと思います。 (姉妹たちに)

2019-01-31

沖縄大学紀要と言う引用が新鮮でした。調べてみようという気がしますし、こんなアプローチのしかたもあるんだと、詩そのものと言うよりは詩作の方法論と言う点で新鮮な詩であると思いました。 (a mute)

2019-01-31

最初の連で、影ばかりの世界、そこに光を望む御法度性。新鮮でした。ありえない影だけの世界。でもそうやって言えば、 「光あれ」と 云つてはならない。そういうときは の二行が生きる。自然な展開、滑らかな展開でリーダブルだと思いました。 (点子ちゃんだよ)

2019-01-31

TO-Yさんコメントを有難う御座います。そうですね、この詩全部が暗号見たいな考えは成立すると思いました。特にホームランとか、暗号とまではいかなくてもどうしても比喩的な意味は持ってしまう。暗号班と言えば、どうしても私的には登戸研究所とか、暗号解読器、ウルトラとか、エニグマとか、パープルとか、太平洋戦争を思い浮かべるのですが、この詩では微塵も反映させませんでした。 (パンツ)

2019-01-06

グーグルグル夫さんコメントを有難う御座います。やはりリアルに考えると、ホームランどころかヒットすらも、単打すらも打てないと言うイメージと言うのか現実だと思います。合理的な考え方と、自分の正しい直観に基づく、とつてもない飛躍的な勇気が必要だと思うので、詩の内容とは外れるのかもしれませんが、無理無理と言う実感です。もちろんホームランは比喩ではなくて、本当にホームラン打てたら気持ちいいと思います。そうですね、自嘲はあったと思います、根底に。何か逆に詩を底上げできればと思いました。 (パンツ)

2019-01-06

卒業アルバム、小学生、思い出をくれたのは友達ばかりなどは常識的なつながり、フレーズですが、福澤朗のテンションではわかりにくかったです。奈落の底まで福澤朗のテンションでなのですね。 (卒業アルバム)

2019-01-01

卒業旅行のタイトルであれば 「質の良い観光を提供した後で制作現場まで連れて行き 値切っても4倍はふっかけられるだろう」 ここが一番タイトル的かなあと思いましたが、最初の5,6行もホテルか旅館の中からの描写かと思い、旅行中だと思いました。 (卒業旅行)

2019-01-01

ガリと言うあだ名の口が裂けて生まれた同級生のエピソードが面白いと思いました。寿司屋で出て来る生姜だったと思いますが、この詩を滑らかなものにしていると思いました。 (1bit、12月、ツイート詩、#、)

2019-01-01

fiorinaさんコメントを有難う御座います。そうですね、最近は月の初めごろとか、半ばぐらいまでに投稿しようとか努力して居たのですが、一作目はともかく、二作目はどうしても月末に投稿しがちで、月の最終日の投稿と言うと、もう一昨年になってしまったかもしれませんが、2017年の秋などを、それ以前からそうかもしれませんが、思い出します。そうですね、鍵をかけておかないとそれこそ猛獣。人類すべてカインの末裔ですか。逃亡劇はファルスでもあるのかもしれませんが、当事者にとっては深刻なので、あまり踏み込んだことは言えないし、自分の詩ですが、ジェラシーを味方にするのも確かに一興なのかもしれません。 (ヨンシー)

2019-01-01

「溶けることの無い暗渠に鬼の眼が「__」を囁いた夕暮れ午前零時」 詩を声に出して読んで居て「__」はどう読むのだろうと迷いました。 (砂浜の砂を理解できなかったから、)

2018-12-31

セロファンに透かされて見える月?でしょうか。月型に曲がったままのひとびとと言うフレーズでさらに分からなくなるのですが、その前のフレーズのみなもに削られる月など分からないながら、詩の骨格を表していると思いました。 (セロファンの月)

2018-12-31

猪か何か猛獣が居そうなそんな雰囲気が臨場感がある様な気がしました。動物園から逃げて来たような、猛獣、そんな妄想も働きました。 (【鞍馬山中散策】※)

2018-12-31

最初の文で、春夏秋の移ろいが感じられ、親鸞の歎異抄が原文で引用される。月清は実在の人物がモデルでしょうか。戦国武将の清水宗知の入道後の号が月清だそうですが。 (【哲学の道散策】※)

2018-12-31

大人のための童話のような、そんな詩だと思いました。地球温暖化は極めて現代的な話題ですが、王様の行方不明と言う事実と王様の亡骸を埋める森の木こりの息子が印象的でした。 (墓碑銘)

2018-12-31

私は死ねばいいと言うのは心理的にショッキングなフレーズですが、無自覚なれば獣、自覚すれば人間たちと言うフレーズから、踏みとどまって居ると言う印象を持ちました。 (わたしは死ねばいい)

2018-12-31

僕は本当はロマンチックになりたかった。これがこの詩の要諦でしょうか。何か一通り読んで見て、恋人のむなしい反応。僕と君はゾンビだという規定。「寒空の発生源」と言うフレーズも印象的でしたね。 (アンタなんかしなない)

2018-12-31

何を言ったって 電波を受信する牛の角はそこにある 君もまた 蠢くここで泳いでいるんだ この4行が印象的でした。リフレインのレディーアンドジェントルメンやスマホ捨ててくださいなども通奏低音のように感じられました。 (牛の角)

2018-12-31

完備さんコメントを有難う御座います。軽さですか。軽さと言えば芭蕉晩年の境地軽みを思い出しますが、詩とはあまり無関係ではないかと思いつつ、やはり俳句的な文脈で考えるのも大切なのかもしれません。忘却、忘れられるなどは創作作品の全般の運命として受け止めたいのですが、この作品は特にと言うスティグマは追うのかもしれまず、反省点としては考えて行きたいと思います。 (伊賀忍者)

2018-12-03

グーグルグル夫さんコメントを有難う御座います。ああ、感覚的な読み方は私の詩作に近いのかもしれません。三波春夫や大粒の真珠は意外な指摘でしたが、伊賀忍者からの発想ではと思いました。風なんかも結構ドラマティックに考えることができるのかもしれません。バックトゥーザフューチャーの指摘も意外でしたが、ちこちゃなんどから出て来る発想かもしれません。三波春夫も冒頭行の「演歌」からかなあと、でもたくさん演歌歌手がいる中でと考えるとやはり意外な感はあります。伊賀忍者は本当に詩にずっしりと重点と言うのか、安定度を齎したくて置きました。 (伊賀忍者)

2018-12-03

渡辺八畳@祝儀敷さんコメントを有難う御座います。長さの問題は私もよく考えますが、確かに、私は長距離走に向いて居ないのではないのかと思ってしまいます。飛躍の問題があるのかもしれませんが、それ以上に持久力の問題もあるのかもしれません。 (伊賀忍者)

2018-12-03

神になった子供。空を殺して神になったところがそれまでの詩文とあいまって印象的でした。宮沢賢治的なでくの坊的な発想もあったような。伸びて行くというのは猫の事もちらと思いますが、空に向かって伸びて行くというのがこの詩の眼目なのでしょうね。 (たったひとりで伸びていったクレーンへと捧げる詩)

2018-12-01

アルバイトと言う詩の磁場を感じます。詩の言葉を抑制して浅薄さを防止する。詩の自立性を確立しているのだと思います。 (障害者)

2018-11-30

情感の高まりが感じられる地獄色の塔のところや、くだらない憧れや、ただ黒いだけと言う認識。恐怖が覗き込む深淵。最初に出て来る前世の記憶は案外に幸せを隠しているのかもしれません。穿った見方ですが。全体の調子を反芻しながら読みたい詩だと思いました。 (自我)

2018-11-30

フル選評、私も常々やって見たいと思っていたのですが、中々出来ずに居ます。一作推薦作発表ではもどかしいからですが、来月はやりたいといつも思いつつ、結局一作推薦作発表に終わって居ます。 (【フル】かるべまさひろの選評<2018年10月分>)

2018-11-21

缶や瓶のオノマトペ。人にもオノマトペが、パタリ。赤の妖精がどうも魔法使いの様ですね。 (妖精と人)

2018-11-21

「声が聞こえるとこへ餓鬼肥えるとこ描き越え るとこ絵が聴こえると乞えが喜古得る床へと」 フレーズが同音異義語的に意味をずらされて行くさまが詩だなあと思いました。直ぐ次の連のオノマトペのオンパレードも、読んで居て愉快なものがありました。テラリウムはなんか記憶がありました。別のハンドルネームで投稿したのですが、即興ゴルコンダだったと思います。 (ひきだしあいた)

2018-11-21

お星様と言う意タイトルから来る少女チックさは、詩を読むと裏切られる。清楚な感じは少女的かもしれませんが、そんな表向きな印象に反して、詩に締まりと秩序があると思いました。 (お星様)

2018-11-21

オオサカダニケさんコメントを有難う御座います。そうですね、「死んだ」と言うのはちょっと安易な内容だったのかもしれませんが、私には暗喩的な意味も含めて、何か象徴的な内容を示唆したかったのだと思います。それと中原中也の「妹」と言う詩の影響もあるのかもしれません。 (お延)

2018-11-04

誰のものでもないものは強く公共のものを意識させられます。そこから惹起される残酷な優しさは具体的な提示が無いだけに雰囲気があると思いました。直ぐ次の行で、目を腫らしたと描写がありますが、これでもじゃあどうして目を腫らしたんだと、雰囲気が湧いて来る予感があると思うからです。「私は鳥。」と言う断定にも惹き付けられます。 (詩 第十五)

2018-11-01

アダムとイヴの幻と言えば、聖書を真っ先に思い出しますが、この詩では、悪魔も出て来て、これも聖書では確か、悪魔がキリストを誘惑するのか、そんなような話で、「神様」も出て来ますね。そして思春期から抜け出せずにいる天使が一番印象的でした。真実を盗み食う蛇は知恵の木の実を食べるよう誘惑した聖書に出て来る蛇なのでしょう。この詩に出て来る自由の庭園ではないですが、失楽園を思い出してしまいますね。この詩では「失意の楽園」でしたが。 (「濁」)

2018-11-01

無我と言うと横山大観を思い出すのですが、1万年を佇む渚は何なのか。生物の歴史からすればみじかすぎるが、人類の歴史で考えると、長すぎる。火と燃えた記憶、それは今でも記憶だけではなくて物質的な裏付けを突き付けられて喘いで居るのではないのかなどと考えてしまいました。 (詩 第一)

2018-10-31

いいと思いますよ、読後感がいい。何がほどけるのか、指先だけなのか。わたしのなかみも確かにほどけるが、~も?。いのちがそこにあるばかりと言う落ち?結論見たいな、そこらへん、宙ぶらりんな感じがなかったわけではないですが、そんなに変な読後感ではなかったです。 (ほどける)

2018-10-31

語り口も軽妙だと思ったのですが、胸やけから 「朝焼け、夕焼け、胸焼け みなみな、美しいものなのですよ」 この最後らへんに繋げる繋げ方が、この最後らへんに至るプロセスによって、その巧みさが担保されているようで、いいと思いました。 ( アップルパイ屋の独り言)

2018-10-31

錆びた僕が阻害されて居るのか、むしろ統括者の立場なのか、どうでもいい視点かもしれませんが、アリや猫が主役とも思えませんし、却ってアスファルトに力点があるのかもしれません。 (不法投棄)

2018-10-31

いつか人に帰す手と言うのが二回繰り返されて、「人」と言うのは神であろうかと思いましたね。その「手」で握手して、初めの部分ではその手を「どうぞって、水路をわたる」。歯磨きの場面も二回出て来て、「月ごとの口のふるえすらあかるいし田んぼを突っ切って走る。」あえて行分けせずに引用しましたが、最後では歯磨きした後に「そんなことできない」と。これは前の連の「うすくやわらかいゆめのなかであしを伸ばせない姿勢にしてるけど。」これができない内容なのでしょうね。 (カー)

2018-10-16

ネコの鳴き声が印象的でしたね。自由律は行くと言えば、尾崎放哉や種田山頭火が浮かびますが、秋思や秋声など秋の季語を思い浮かべました。「エアコントロール」なので、秋暑しではないと思うのですが、セントラルコンディショナーみたいなものだろうかと思いました。 (秋思)

2018-10-16

ああ、三日月だったなあと思いました。昨日も一昨日も。骨から嬰児の鳴き声がするのは、詩的なイメージとして美しいと思うのですが、取り方によってはグロテスクにもとれそうなので、これは違う人格を繋げているのではなくて、嬰児本人が心の底から魂の鳴き声を上げているのだと取りました。 (三日月に)

2018-10-16

「明日の僕より 今日の僕の方が若い、よ 生まれた時より 若い僕は いつ、どこにだっていない」 当たり前の内容なのですが、こうやって言葉になると、全然印象が違います。 最初のベッドから床に落ちない方法だとか、子であること止める方法だとか、募集している。何かワラの上の子ではないですが、まあ悪い内容ですが、ポルポトだとか、いろいろなイメージがわく中で、多分、子供は社会の宝だから、社会全体で育てようだとか、そんなコンセプトではないと思うのですが、不妊治療も出て来ますが、生まれてきてしまったことを悔いているような詩でもないと思います。でも生きることの困難さに向き合うために必死になって居る、それだけは伝わって来ました。 (募集中)

2018-10-16

「自分でぶち壊してしまったのだから このまま電車が霊柩車となってはくれないだろうか」 やはりここが印象的です。自分の乗って居る電車が霊柩車になってほしいという願望。三行も謝って居る詩行も印象的で、 「それでも降りろというなら 皆を目的地へと導くレールの一部にしてください」 こんな最後の二行も、自分をレールの一部に変えてまで、皆の役に立ちたいという尊い願望が出て来てさらに印象的です。最初の願望は、電車は自分以外も乗って居るのだから、手前勝手な願望とも言い得るわけですが、最後の二行の願望は、自分だけに限定した、他を巻き込まない、潔い願望だと思いました。 (目的地)

2018-10-16

惹き込まれますね。散文的に、火葬の後だと言う事が言い辛く、指摘し辛くなる程だと思いました。「きみの骨」「かぞく」など表記、どれを漢字にしてひらがなにするのか、その配列などまで、配慮された詩に成って居るのだと思いました。多分の友達の葬送の後なのでしょうね。 (白)

2018-10-16

まりもさんコメントを有難う御座います。そうですね、天空の城ラピュタのイメージですが、私としては映画作中でも言われているように、ラピュタと言えば本当はスウィフトのガリバー旅行記のイメージが強かったのですが、今回はそのイメージは控えました。ヒトラーとスターリンと言えば、確かに全然違うイデオロギー。独ソ戦を見ればわかる通り、東部戦線は悲惨な戦いだったそうです。マルクスが予言したように、初めての共産主義国家はドイツ(当時のプロイセン)で発生するだろうと言っていたが結局その予言はロシア革命の勃発で外れます。でもドイツでも20世紀の第一次世界大戦の直後のドイツ革命で、共産党は相当伸長しました。最高でドイツ共産党は100名国会議員を当選させたのですよ、日本の比ではない、第二次世界大戦勃発前にです。日本はゼロでした。第二次世界大戦後、初めて議員が誕生しても、国鉄三大ミステリーなど、すべて無罪になっているとはいえ、労働組合運動ですね、共産主義と結びついた。労働者のクビキリ、国鉄なので、膨大な解雇に対抗する、労働組合側(バックには共産党がいる)の抵抗。左右社会党の合同や自由民主党の結党などの55年体制は戦後日本の共産党台頭と無縁ではないでしょう。話をもとに戻すとヒトラー率いるナチ党は国家社会主義ドイツ労働者党とはっきり国家社会主義と言明していた党でした。なので対立していたとはいえ、一部選挙協力などを行っていたりもしました。でも共産主義を不倶戴天の敵とみなすナチスのイデオロギー(ホロコースト(ユダヤ人迫害も)も含む)では戦争は避けられない。戦後は東ドイツが誕生しますが、しばらくはなりひそめてソ連にでも逃亡していたのでしょう。ヒトラーの演説でも盛んに国際主義に魂を売ったという文言が出て来ます。穿った見方をすると国内的対立が国外の対立に投影されているとみることも出来るわけです。以上縷々と述べたわけですが、勿論、欲望を持った人間の性(さが)が根底にあることは間違いないでしょう。人間が上に立つ限り同じ悲劇は繰り返されると私は思いますね。 (タモリとの縁)

2018-10-10

仮名吹(かなぶき)@詩のブログさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、モスラの運命には言及しませんでした。これは芥川の羅生門の結末が念頭にあったのかも知れません。下人の行方は誰も知らないと言う結末が念頭に会ったのかもしれません。ああ、起承転結ではなくて起承転転。そんな感じの事も念頭にあったのかもしれません。 (モスラの運命)

2018-10-08

かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。そうですね、恐らくグレーテルなどの連想だと思うのです、テルは。ウィリアムテル序曲とか神話、伝説などからとったつもりでした。モスラは日本オリジナルだと思うのですが、資本的にはアメリカの資本も入って居て共同製作みたいな。中村真一郎や堀田善衛や福永武彦が原作で、ほかにキャストから監督、特殊技術など、スタッフや俳優などは日本人ばかりなので、雰囲気としては純和風なのでしょうね。ゴジラみたいに原水爆実験などは出てきますがね。「モスラ」はこれからも深めて行き、何か虚構に生かせればと思っています。 (モスラの運命)

2018-10-08

stereotype2085さんコメントを有難う御座います。モスラは怪獣映画で有名だと思うのですが、英語のモス自体は蛾の意味なのですが、映画ではサナギや幼虫などが確か印象的で、山繭の「繭」もそうですが、私はモスラと言えば、サナギや幼虫を想起してしまうのです。そうですね、私もあまり余分なものは入れたくない感じでした。テルやムー大陸はやはり、童話や、よく知られた虚構というのか、風説などを少し入れてみたくなったのですね。 (モスラの運命)

2018-10-08

いい詩なんだろうなと言う実感は持てても、 「人より劣るブルータスのデッサンを誰かに誇れるものにしたくて居残っていたら電気を消されて慌てて飛び出したんだ」 こう言うきっかけや、 「いっそブルータスがカエサルを裏切ったように自分の人生を裏切ってやろうか」 と言う思考は、読んで見て、読んで居る自分の思考が停滞しますね。 もうちょっと読み進めていった先にある 「踏切の音を遮る電車の悲鳴と人間性を見せてくれない窓越しのシルエット いっそ夢も憂鬱も轢いてくれ」 ここなどは転調しない程度にコードが変わった感じを抱きました。 (ゲロ)

2018-10-08

紅藤は本当にある色だし、見慣れた色だったのだと初めて知りました。「帰路」、タイトルが示唆するものにメール、ただもう一度開くなど、明日晴れるだろうかと言う懸念?見たいな感覚などを読み取ろうとして読んで見ました。 (帰路)

2018-10-08

電動歯ブラシ、「頭上からまだこちらを見下ろしている男」。男は背が高くて、長髪で挑発的で、威圧的。手動で十分だよという呟き。この詩は何か得体の知れない雰囲気が物よりも人に託したいのに、男の不動感が疎ましくも、託したくなるような、ある何かがあるのだと希望の光明を見出そうとしているかのような印象も受けます。 (電動歯ブラシ)

2018-10-07

新しい生命が生まれるまでの過程を詩にしたのだろうかと思いました。新しい命を授かるまでには思春期もあっただろう、恋人を父母に紹介したこともあっただろう。頻繁に地球へ向かっているかのような描写、地球へ着陸するかのような描写が印象的ですが、 お母さん、彼が私のあなたです。 お父さん、彼が私のあなたです。 お父さん、彼が私のあなたです。 こう言う三行はユーモラスだと思うし、詩の中のテレビやそのオーディエンス、グーグルなどは日々のありふれた光景としてこの詩にアクセントをつけていると思いました。 (眩しい光)

2018-10-07

そこは坂の多い街だった あまりにも知らなすぎるぼく、 分かってない君と 老成したあなた こう言った分類は、却って中性的な印象を持ちます。坂の多い街と相俟って、風景のように溶け込んでいると感じるからなのですね、「ぼく」「君」「あなた」が。そして詩の最後らへんに出て来る速く動いているタイムマシンに乗る内容が出てきますが、閉塞感のある今を打ち破るものとして、この詩を象徴した内容なのではないでしょうか。 (風景)

2018-10-07

世間の目、家族の立場、はなしてほしい、はなさないでと言う両極。世間の目や家族の立場は詩の後の方で出て来るので、最初の部分で、はなさないで/はなしてほしい、と詩行が出て来ると、何のこっちゃと思ったり、不謹慎にも笑ってしまったり、でも相当重い内容を扱っているということは伝わってきました。 (サルビア)

2018-10-07

湯煙さんコメントを有難う御座います。タモリとヒトラーの類似性ですか。ジャンルが違うので、まったく同じに重ね合わす事は不可能だと思いますが、いかにもありそうだなと思います。ちょっと調べたくなりましたね。飛行石は恐らく天空の城ラピュタ。自分でもうろ覚えで詩に使ったので、ちょとと自信が無いのですが、これから内容を深めて行きたい感じです。トランペットはパズーもタモリも吹いて居るのをテレビで見て知って居たので繋げて見ました。何となく、詩に入れて見ると不可思議な物だと言う感じでしたね。ゴールデンサークルは知りませんでした、ジャズも奥が深いようなので、極めて見るのもいいのかもしれません。 (タモリとの縁)

2018-10-01

先生の出す宿題が少し羨ましく思いました。課題、自動車のメーカー調べ。でもこの子の家では生活保護なので、自動車は無い。昔はスバルだったに一縷の希望があるような気がします。スバルを繰り返し呟こうとする「ぼく」の成長がビルドゥングスロマンではないですが、ビルドゥングスロマン的な感じがあると思いました。 (恥ーのとべる石)

2018-10-01

仲間が取った新人賞で自分は一次予選で落ちる。屈辱的なようですが、 募集テーマが「母」で 題名が『過疎地の村の不倫ババア』。 ここで吹いて仕舞い、愉快な作品だと思いました。 新人賞にまつわる悲喜こもごもがここにはありますね。 (飛び歩く現代詩の実験室)

2018-10-01

母に対する呼びかけ。母を糺して居るのだろうか。母一般だと思いました。自分の母では無くて、この母では無くて、教育ママでもなくて、ステージママでもない。詩では教育ママ、ステージママが例示してあったのかもしれませんが、あくまで例示であって、本当は母性そのものに呼び掛けて居るのであろうと推察しました。 (母よ)

2018-10-01

鏤められた空の星。水筒の中で生まれる女の子。武満徹の「すべては薄明の中で」を思い出しました。 (壺中天)

2018-09-30

大賞推薦などは、フルキュレーションの場合ですね。私の場合はワンポイントキュレーションと言う事で、推薦作ですね。あい分かりました。それと杯不参加表明作品は推薦が出来ないのですね。それも理解しました。 (大賞推薦作「息を継ぐ ※」 まりもさん)

2018-09-22

ふじりゅうさんコメントを有難う御座います。そうですね、確かに日本や、人間の卑小さを蚊で象徴させたわけではありませんでした。勿論蚊が男とイコールと言う訳でもありません。ああ、主人公像が学生ですか。そうですね、華厳の滝に飛び込んだ藤村操ではないですが、死んでいるカテゴリーに絶命以外を含まない理由ですか。確かに死は象徴的な意味を持ちますから、意味もなく飛び込まれて、死なれては困る事も多かろうと思います。二者択一的な暴力に対して、男が直接不満を表明出来ない苦悩が、この遺書の二者択一的な内容で出て来たのだと思います。男の言外の苦悩があぶり出せそうですね。 (遺書)

2018-09-22

かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。ああ、最後の3行ですか。そうですね、アンビギュイティーを誇っているわけでは無いのですが、明確な明言も必要かと思いました。「後に残るのは芥だけかも知れない」この部分は何か感情に訴えるものがあるのかもしれません。「だけ」の使い方を慎重であるべきだとこの詩作を通じて思いました。タイトルの「遺書」は男の「遺書」なのですが、男の一代記が後に残る、そんなニュアンスでタイトルにしました。 (遺書)

2018-09-22

モノローグではないですね、ダイアローグに近付いて居る詩だと思いました。内容的には他者が全く出て来ないのですが、どう考えても、この詩を読めば、永遠の恋人とか、不滅の恋人とか、そう言ったたぐいの用語が思い浮かびます。この詩を書いた動機まで考えるとそう想起出来そうですね。 (藁は掴めない)

2018-09-16

あの人の「わるいことば」が気に掛かりました。全部平仮名にしたのは幼稚さを示すためなのか、「ゲツヨウ」との表記は憂鬱なゲツヨウと言うニュアンスなのか、砂漠に居る様な感じもアルチュールランボーを意識したのかなど、この詩を読んで見て、思いました。 (がじがじ)

2018-09-16

銭湯をSENTOと書くと国連の一機関のようなそんな感じもします。嫁の実父、義父との共湯。「フハハハハ」と言う笑いは自分に閉じこもって居るととると、結構詩の味わいがあるのではないでしょうか。 (SENTO)

2018-09-15

ああ、矢張り仏教的な印象で、レスの所にも「阿含経相応部経典」と出て来ました。何か高僧の自叙伝のようにも思え、高い見地から自己滅却からの深い復活を所望して居る様なそんな感じがしました。或いはイエスキリストの復活。でも自己破滅願望は高僧とは全然関係が無いのかも知れません。 (自分語り)

2018-09-15

グーグルグル夫さんコメントを有難う御座います。ああ、アリスの不思議な冒険見たいな、そう言う事はあまり考えていなかったかもしれませんが、確かにそう空想できる言い方をしたかもしれませんし、そう言うアプローチ、ガリバー旅行だとか、上等な虚構に対しても反映した詩作が出来たのかもしれません。レミングの集団自殺ですか。聞いたことはあります。でも最新の研究で否定されて居る事まで含めて、知悉した方がいいかもしれませんね。そうですね、「猟奇的な」と言ったので、それなりの内容、彼女が鞭使ってとかもありかもしれません。「田原」と言う方は詩人でもあるのですが、谷川俊太郎研究家としても有名な方ですね。「でんげん」と言う表記はあまり意図はありませんでした。普段とは違う表記で、何か効果があればと思いました。イクラちゃんは猟奇的な感じがしないですね。そこが取り込んだ理由、発想の源ではないかと自分で推測します。ああ、ラナ。カエルや羊の意味ですか。カエルと言えば草野心平。でも 「羊毛が風に流されて飛んできたあとに、カエルの集団が来るようなものとしてイメージ」 こう言われると確かにラナが都市へ流れて行くのは、そんな解釈も出来ようかと思いました。 テート・ラビアンカ事件は猟奇的でど真ん中過ぎて、投げるべき球種、コースでは無いのかもしれませんが、自然に思い浮かぶ事件として、表現して見ました。 全体主義、集団ヒステリーと言われると、ネズミの集団など、人間で考えると、少し遠回しですが、確かに念頭にあったと思います。消え入りそうな尿瓶は恐らく、煩わしいものの象徴として、心底消え去ってほしいと言うちょっとした願望だったのかもしれません。内なる声は何とも言えませんね。ちょっと浮動性があると思います。 そうですね8月7日、8日ぐらいで、立秋を迎えますね。9月中はまだまだ暑い日が多く、残暑、残る暑さ、秋暑し、秋暑などが初秋の季語としてよく俳句に詠まれて居ます。 (季節の移ろい)

2018-09-01

5or6(ゴロちゃん。)さんコメントを有難う御座います。口内炎に対してウナコーワをぬって治らないのは当然なのですが、何か内容欲しいと思って思い付きました。この部分がこの詩の眼目かどうかは自分でも分からないのですが、確かに自分で詩作してみて、単に内容を付加したと言う事を越えて、自分でも印象的な二行だと思います。 (季節の移ろい)

2018-09-01

原風景と言うぐらいなので、沖縄が主題の中心なのでしょうが、当然タイトルの「虚無僧」や島唄も無視できない。繰り返される挿入と言う概念の動詞的活用。勿論前半部分は池袋、渋谷と東京の地名。東京沖縄間と言う主題でもなさそうだし、前半部分は昔の人や母。後半部分は私、父、母、兄。前半部分「わたし」表記も気に掛かります。前半部分のデパートの甘い景色、後半部分のドローンが見せる景色など、前後半分けてどうしても見て仕舞いますね。勿論後半部分は沖縄の海ですね。池袋の地下街と終りの方に出て来る「この地下街」など「あの島唄」も印象的でした。虚無僧的なタイトルから祈り、特にきみの祈りが焦点であるようにも思えました。 (どうしようもなく、虚無僧になって)

2018-08-31

ふた文字「すき」。シンプルですが、前に進むには必要だと作者は言って居る。ここにはあらゆる物語性をはぎ取った真実があるのかもしれません。最初の二行の葛藤にも注目して見ました。 (ゆうき)

2018-08-29

ゴンドラと言うと観覧車の一スペースを指して居たり、小舟だったり、でも、レスレス欄で事の事情を知り、また違った観点から読まねばと思いました。映画「私の好きな歌」は見て居ませんが原作は読んだ事はあり、その点からもこの詩は感慨深いものがありました。彼女のエッセイなども読めばまたわかるものがあるのかもしれません。違った本領が発揮されて居るでしょうから。 (ぱらいそ)

2018-08-29

岩垣弥生さんコメントを有難う御座います。そうですね、諧謔(ユーモア)やニヒリズムは詩の根幹だと私は思います。独特の感性も磨いて行きたいです。この詩はユーモア詩に分類されるかもしれませんがニヒルな感覚から言えば深刻詩にも分類できるかもしれません。そこのところをこれからも極めて行きたいですね。 (移調された詩)

2018-08-22

stereotype2085さんコメントを有難う御座います。そうですね、谷にある祟り、素手でゴシゴシは自分でもこの詩のメインフレームと言うのか、メインワードだと思って居ます。後半はユーモアを利かしたつもりでしたが、私の考えでは男爵、準男爵、従者(騎士階級)と言う感じの連なり、順序が念頭にありました。 (移調された詩)

2018-08-22

ああ、もしかして詩行の連なりによる詩全体の形が上弦の月みたいな、感じなのでしょうか。半月的な。今のままでは、まだそう言った形では無いと。今のままでは、三角形なので形を気にされて居るのでしょうか。 (月)

2018-08-22

問題作ともとれそうですが、すごい彼氏ですね。詩である事を忘れて仕舞いそうでした。彼氏の脅迫文句は詩を脱構築しようとしたのかもしれません。 (初体験.by.のぞみ.)

2018-08-22

漢字の用語などが独自で鉄の滓(おり)とか夢に魘(うな)されるに因んだん熟語とか鞴(ふいご)や、復(また)と無きや、結構読むだけでも大変だと思いました。最初の三行もちょっと謎で、矢印が何を意味するかミステリーだと思いました。 (11月、転落する幌附乳母車)

2018-08-21

詩を読みコメント欄もちょっとチラ見して前半部分のリフレインと言うタイトルを反映して繰り返し部分。後半に出て来た「オバマグーグル」と言う詩集はネットの書評欄や、誌の論評などで読んだ事があったので、後半部分はちょっと長かったですが興味を持続させて読むことが出来ました。 (サンプリング(REFRAIN))

2018-08-17

かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。そうですね、私も読み返して見て、渡航、インディアンの襲撃などから、コロンブスなどが思い浮かびました。似たような死に方をした人ではジェームズクックなどもそうだった様ですが、バスコ・ダ・ガマも調べて見ました。インド航路の発見が世界史に与えた影響は我々の想像を絶するほどで、詩に直接反映させることはほぼ不可能かもしれませんが、その理念が幾許かもたとえ間接的にも、詩を屹立させる事に貢献してくれれば、自分も世界内存在を実感出来ていいと思いました。 (かまち)

2018-08-07

75調の感じ。第1連は77調三行ですね。第2連目もワンフレーズ5音以外は77調だったと思います。内容的には燕やその卵がメインなのでしょう。男がくれたのですね、女にあげた。音つばめ。チェッカーズのデビュー曲の歌詞も印象的でした。ギザギザハートの子守歌だったと思いますが、ああ、でもあれはララバイララバイ「お休みよ」だったのかもしれません。この詩では「お眠り」。銃の入れ墨をして居ると言うのも比喩なのか文字通りなのかと言う意識が生じ詩を意識させられました。 ( 後の祭りのそのあとで)

2018-07-31

「私の風の又三郎」の方がいいと思いましたが、あまり同作者の作品同志の比較はよくないのかもしれません。内容的な部分から来る忌避感だったのかもしれません。別に宮沢賢治だからいいと言う判断でもなかったと思うのですが、この作品で、印象的だったのは、いじめ的コンテクストがメインなのでしょうが、やはり私的にはサバンナに対する言及でした。サバンナ症候群に興味を持ったことがあったからです。多分、アフリカ的な意味合い、自然環境から視力5.0とか平均で、中には13.いくつ見たいな人も居たりして、そう言う所が詩的感興を呼ぶと思うのです。 (夏の骨)

2018-07-31

内容的に読み易い、長さが気に成らない。既視感覚にとらわれる内容が自家薬籠中の物に成って居る。海にふる何か。言葉や物語に対する自己言及。自分がこれからやろうとすることに言及しても硬さはない。むしろ軽やかに柔軟に流れて行く詩行。ワンルームアパートメント。山の向こうの空遠く(カールブッセ)やトランプ、トランポリンの時事的な話題が出て来もぶれはない。むしろ滑らかさは加速するのか。空のヒコーキ、天国へと繋がる道しるべとしての感情。何か又三郎ではなくて銀河鉄道さえ思い出されて。やわらかな喪失感。歳の重なり。死への懐かしさの言及を経て、やっと股ぐらや風などタイトルの内容が出て来ました。風は海の泪を知って居る。表情も知って居る。海自体も。詩が自然との合一を経て屹立して居ると思いました。 (わたしの風の又三郎)

2018-07-31

新生第五都市は新生代とか化石が出てくる感じとか、かつて名古屋市や福岡市広島市大阪市などの五大都市とも関連があるのだろうかと思いました。但しこの詩自体を読むと、そのような内容はないようでした。カサブランカ。百合の名前だろうか。文字通りでは白い家。モロッコ最大の都市でもあるので、ちょっとイメージが大袈裟ですが、モロッコどころかアフリカ有数の都市であるモロッコを郵便ポストにと考えても面白いと思いました。「帽子」自体も三角帽子ではないですが、確か詩人の広田修氏のアイコンがファリャだそうでファリャの写真だったか、彼の作曲された作品では三角帽子は有名ですので、何となく、この詩のイメージとは合わないかもしれませんが、ふと考えて見ました。 (すいと)

2018-07-24

かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。ああ、現実感ですか。確かに事実は下敷きにしました。ちょっと猫のエピソードはあからさまだったかもしれませんが、「連れ」と混ぜ合わせる様な感覚で紛らわせればと思いました。空の牛は何か自作じゃない詩でモデルがあるような感じでした。自分でも時間の経過とともに、開示される謎があってもいいと言う感じでした、記憶のミステリーですね。 (牛と猫)

2018-07-23

まりもさんコメントを有難う御座います。毛はハングル語で「け」の発音が犬とか、母音の「え」の発音が豊かな言語なので、ちょっと同音異義語の発想は憚られるのですが、それでも「け」の音で犬を想起しますね。文字通り「毛」から毛沢東とか。ちょっとした外部ですが、イメージを広げたいといつも思います。那珂太郎の詩ですか。調べて見ようと思います。連れ合いの尻は「しり」ですね。「しり」をイメージしました。 そうですね、猫の恋、これは春の季語ですが、詩の世界をも想起させる威力が、おそらくはこの詩の「自死」などの表現から、あるのかもしれません。タナトスとエロスは言い出したら切りがないほど、内容が多いのかもしれませんが、せめぎ合っている両者、二項のせめぎ合いなど。傾きによって変わる色が変わる心のありようなど。夢幻世界と現実界もせめぎ合いがあるのかもしれませんが、確かに、死んだように眠って居る連れ合いと取れますね、「自死」の言葉がいろいろな解釈をせめぎ合わせて居るのかもしれません。並列による妙も意図した部分や意図せざる効果があると自分でも再読して見て思いました。 (牛と猫)

2018-07-23

マッチ棒の焼身自殺が「   」を訴えれば 11階以降も追い込まれる地獄の季節と剥がされた黒猫 ねえ、11階からコンバースと植木鉢を投げる僕を凝視しないで! など、印象的なフレーズや詩行がたくさんありました。ほかにコールタールで洗髪する子供たちとか。サリンジャーはやはりライ麦畑で捕まえてだろかとか想像力も刺激されましたし、マリアのくちづけ、群衆のローストに涎が止まらない蒼白の空などとにかく印象的なフレーズだらけだと思いました。 (Cigarette in your bed)

2018-07-19

誰も知らないと言えば、ノーボデイーノーズや映画のタイトルが思い浮かびます。この詩では進取の気性に富んだ詩人像が思い浮かんできました。 (誰も知らない)

2018-07-16

コンバースの靴ですか。コンバースの上着を昔着ていたような気がします。直ぐ水が染み込んで来るのでしょうかね、そして空腹と退屈の区別がつかないと。コンビニで買ったゼロカロリーとお菓子。近所の植物ばばあども。「言い得ぬ不穏」をばら撒いてやろうとする意志。サガンも出て来ますね。小説が苦手な僕。サガンは昔彼女が話してくれたもの。ただのお御喋りにも見えますが、話体詩を離陸させようとしている努力の痕跡だとも思えました。知らない臓器に違和感覚えるところなど、詩性があると思いました。 (無題)

2018-07-16

イメージが奔放で、白黒つけるから、目を白黒させた君や、徒労ではなくて苦労や、さらに玄人、素人、知ろうとする、クロウからカアカア、サギ、ツルからツルツル擬き。言えないから癒えない傷などもありました。一人語りにも見えますが、奔放なイメージが決して、モノローグに陥らない印象を受けました。 (雨やみ上がり虹のハシまでいと電話するすると吐く恋人のサギ)

2018-07-13

かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。そうですね、Wikiなどを渉猟して居ますと、自分に関連付けて、詩作に取り込みたくなるような内容が目に留まることがあります。でも「ぱっぱらぱーの太陽」はそう言った知識とは関係ないはずですが、恐らく「山東出兵」や「山村工作隊」などの知識がそう言う連想を生んで居るのだと思います。自分でも説明し辛いのですが。 (漁網のウリ)

2018-07-08

何か神話のような古事記の始めのようなまさに混沌ですね。詩作についてのメタフィジカルな物語詩の様にも思えたのですが、具体的には 回る石っころに理想のキスをする為に8階の窓から何度も飛び降りる、 実際に見た夢のそのまんまの詩を拾い上げ、三番目のファイルに保存した。 ここが印象的でした。最後らへんの連には詩とは違うジャンルを「空想画」「服」「植物」などと辿って結局「詩」に回帰してしまう。100篇の詩。私は「R」なのか。最初に出て来る「わたしとあなた」。2018年6月の日付と共に「R」を対象化して居る私。「R」の変容、メタモルフォーゼ譚なのかもと思いました。 (はじまりのおわり)

2018-06-30

藤一紀さんレスを有難う御座います。そうですね、ワロン人は歴史的な事実、あるいは現在実在する民族的な事実からとりました。マッサンオッサンはやはり朝の連続テレビ小説の影響があるのかもしれませんが、それだけでは取り込まないですね。やはり実業家鳥居の協力者としていいと思ったからとりました。ああ、作家の。ルイ14世は政治家なので、やはり同時代と言うのか、少しでも時代がダブって来ればかかわりがあるでしょうね。彼の懐の広さを感じます。 (分岐点)

2018-06-28

渚鳥さんレスを有難う御座います。そうですね、諏訪さん、ティーなどは確かに唐突感があったかもしれませんが私の中では、ある程度必然性があったものでした。楽しんで頂けたのなら幸いです。 (分岐点)

2018-06-28

はっきりと明示されて居ませんが、カニやロブスター、伊勢海老の類を食べている風景だろうかと思いました。 「たとえ血の味がしたって 喰うよ それが精一杯の供養だからね」 こんな最後にほっとします。それまでの詩表現が、状態を淡々と記述する風に思えたからです。もちろん途中には 「けれど、いいや、だからこそ」 こんな行もありましたが。 でもやはり二度読み三度読みすると脊椎動物の私。傷付きやすい柔和な皮膚など。何となく人間を食べているかのような錯覚にも襲われますね。ダブって来る。甲殻類の固い外皮。 (毛蟹×一杯)

2018-06-27

憤死のイメージから、カノッサの屈辱などを思い浮かべます。人形の鱗や、紅い弦、ヨーグルトの一生、コーンポタージュするなどの詩フレーズを反芻して、何か橋頭保となるようなイメージが思い浮かべばいいと思いました。変な連想ですが、首は横に水平でははてな婆さんみたいな変なイメージも湧いて来ました。首が体に対して水平、90度に曲がって居るので、はてなと首が傾げて居る様を言って居るのですね、実在のお婆さんだったようですが。 (7番目の晩年)

2018-06-26

一休さんではないですが、やはり彼も高徳の僧になる前に修行時代があったのですね。この詩ではは坊さんと言われているので、もうすでに修業時代は終わって居ると言うニュアンスなのでしょうが、まるで修行僧、小僧の頃のような印象の描写で、そこがこの詩の眼目だと思いました。 (頭悪いお坊さん)

2018-06-26

かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。そうですね、確かに、マジノ線、電撃戦、シルヴィアプラスなど、固有名は出しましたが、中性的なものは何時も目指して居ると思います。キングの自殺する雰囲気ですか。それとコンテクストの幽霊化ではないですが、隠蔽性が、「自殺」の焦点をぼかしてしまったのかもしれません。キングのキャラクターとかですね。何かロボットのような印象、コンテクストにからまない様な、ぬぼーっとした感じ、主人公っぽいのに石ころみたいな、むしろ自殺の焦点をぼやけさせる働きをさせてしまったのかもしれません。 後半の描写との連関でも惑わしてしまったのかもしれません。地の塩は別に聖書を意識したものではありませんが、やはり前半との連関、化学反応などがしっくり来なかったのかもしれません。 (自殺)

2018-06-18

stereotype2085さんコメントを有難う御座います。やはり最大の関心事はシルヴィアプラスでは無いのですが、どうしても歴史的事実に頼り切ってしまったのかもしれません。シルヴィアプラスは自殺によって自らの人生を終えた世界的な有名な詩人なので、どうしても名前を出してしまった。最大の眼目はキングの実存的な企投、投企なので「自殺」でなくてもよかったのかもしれませんが、タイトルにもしたように、やはり外せない内容でした。ただ、プラスの名前は、むしろ、自殺的な陰惨さを和らげるかと、そんな意図もありました。むしろ私が念頭に置いて居たのは彼女の夫君の、テッドヒューズだったのかもしれません。詩には出て来ませんが。 (自殺)

2018-06-18

「ほんの束の間 さよならというエクスタシー 帰り道の交差点 ドーピングしながら君を探す」 これら4行がちょっと気に掛かりました。「エクスタシー」「ドーピング」。暗喩だとしたらと言う観点から気に掛かりました。 (狂バイオジカル)

2018-06-08

バレリーナ、踊り子と言うとどうしてもドガの絵画を思い出しますが、この詩では、ああ、「Cake」と言うタイトル。何か叶わぬ思いが甘いものだと言うニュアンスがあるのかと思いました。 (Cake)

2018-06-07

本当は起きている 眠った姿勢の自分に向かって そんなことを毎日、毎日、寝言のように続けている (不眠が解消するまでは) (終わらないのだろうか) (お粗末) この連の様な意識の流れと言うのか流れとその遮断みたいな感じがいいと思いました。あと最初の部分の冷蔵庫のシュークリームもぱさぱさな感じを、恐れて居ると私は解釈しましたが、過不足なく、描写に無駄が無いと思いました。詩全体が意識の流れをうまく使ったようなそんな印象を持ちましたね。間接話法に直接話法を取り込んだ中間話法みたいな、そんな感じもしました。 (双子座)

2018-06-07

散文的かつ教訓的かつ願望的な文章なのかもしれませんが、詩を触発する原器として働く事はあるのかもしれないと思いました。 (ぼやく)

2018-06-04

「死んで見たい」と言う場合の「死」が比喩なのだろうと思いました。タイトルが「幸」で、この場合の「死」と言うのは「詩」に通じる死で、孤独で居られる幸せ、イコール「死」イコール「詩」イコール「あなたがいるのにいない」状態みたいな感じだと思いました。 (幸せ)

2018-06-04

カロリーハーフと言うとキューピーの福山雅治氏がCMをやっている、あれだろうかと思ったのですが、何か他にもありそうです。花瓶にマヨネーズが活けてあること自体衝撃的な事ですが、創作生け花ではあるのかもしれません。そうかと思うと分別ごみに基いた詩内容が出て来る。最後らへんはカラスが食べるの食べないのの話題もありました。 (マヨネーズをめぐる愛憎劇)

2018-06-04

煉獄とか人間が悪魔と読んだ天使。煉獄はこの世とあの世の間の領域でしょうか。日本で言えば、黄泉だとか、三途の川原、閻魔様のお裁きなどが思い浮かびます。天使も男でもない女でもないと言われて居ましたね。なかなか興味深い詩でした。 (ロデオ天使)

2018-06-01

かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。そうですね、厭世的な視点は確かに意志的なものだったのかもしれません。唐人お吉とか思い入れがありました。文脈のある内容はどうでしょう、最後のフレーズもちょっと唐突な主観的なフレーズだったのかもしれませんが、何とか着地しようと言う努力の側面もありました。 (実は唐人お吉)

2018-06-01

かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。「マッサン」は熱心に見ていたわけでは無いのですが、やはりサントリー創業者鳥井信治郎に招かれた竹鶴政孝の事ですね、マッサンは。「現代詩風」と言う言葉はいろいろにとる事が出来ると思うのですが、不思議な読後感と言ってもらえると詩作した甲斐があるのかなと思いました。 (分岐点)

2018-05-27

最初の固まりがラッパーのこぎみよい作詩の様で好もしかったです。 次の固まりは白いキャンパス。「君」は煙草を飲むようになって。 三番目の固まりで、自己言及的に?ライミングと出て来ました。バイトのあの子など学生生活、フリーター的な生活が思い浮かびました。ターンテーブルも出て来ました。 四番目の固まり以降、まとめて論じたいですが、何か大人に対すると言うか、社会に対する反発、反骨精神も感じられますが、ショットガンに譬えたり、満員電車が出て来たり、MCとかbeat、タイトルの「子たち」の意味がおぼろげながら氷解してきたような気がしました。 (瞬間の話をした子たち)

2018-05-27

人にとり憑く。幽霊的な主体が人にとり憑く。彫の深い奴に。俺の中に居る奴。奴は俺の中に居る。俺はぜひ「彼」に姿形を与えてやりたいんだが。こんな何か雰囲気たっぷりな詩はいいと思いました。彫りの深い奴だとも言って居ますね。 (爪)

2018-05-27

花緒@B-REVIEWさんコメントを有難う御座います。ああ、トリックスターと言う用語は懐かしい感じがします。ファルスタッフなどの英文学の世界で、よく聞く様な気もしますが、おそらく文芸用語として、他言語でも出て来るのだと思います。そうですね、流れを断ち切るなどの点は現代詩風と言う事を心がけたのかもしれません。 (分岐点)

2018-05-23

妊娠願望、産卵する生物に対する羨望、違う生物の発生機制に対する羨望感が印象的でした。殻を破って。すこし離れたところの「あなた」。見守って貰いたいと言う事だと思いました。 (さえずり)

2018-05-19

何か説教されて居るようにも感じたのですが気のせいでした。詩臭が消して居る様な、あるいは詩の語り口がしじまを演出して居るからなのかもしれません。「エゴ」と言うタイトルも示唆的でした。気付けなかった、言葉には何かがあるなど謙虚な言い回しには何かを示唆して居る様な気がします。 (エゴ)

2018-05-19

名付けると言う主題はいろいろと作品化されれて居るでしょうが、私的には詩では無いのですが、さようならギャングたちを思い出します。現代詩に近いのではないかと言う意味でも思い出しますし、高橋源一郎と言う個性を考えても浮かび上がってきますね。この詩ではペンギンのペン助ですか。「私」と「彼」。もふりたいとか、一方通行。人形性ですね。ぬいぐるみ。何か触発されるものがありました。 (名づく)

2018-05-17

まりもさんコメントを有難う御座います。そうですね、「誰が」と言う問いは慎重に回避しつつ、なるべく存在に対する問いは回避する、あるいは存在に対して配慮する、その事が詩作にも資するような、そんな事を狙って居たのかもしれません。主体は明示しないと言う事ですね。詩内容に専念する、そんな観点です。 サーキットの娘は確かにレーサー的なF1的な、レースクイーン的なそんなニュアンスでした。G(重力)がかかるイメージは表出できたと思います。目撃者的な視点、作者的な視点もサーキットの娘一人に背負わせるのは荷が重すぎるのかもしれませんが、そう言った視点はあったと思います。 ガリでお寿司と言えば、生姜のガリ。「食べた」と言う記述からだと思いますが、ガリさんと言う発想は多少はあったのかもしれませんが、日本人ではなくて、外国の方が念頭にあったと思います。 (ガリと私)

2018-05-05

花緒@B-REVIEWさんコメントを有難う御座います。そうですね、私の場合は変わってしまう可能性が高いのかもしれません。その時その時に一番念頭にある、単語や固有名詞を軸に詩作をするからだと思います。でも詩のスタイルや一貫性も考慮したほうがいいのかもしれません。 ((1)と(2))

2018-05-03

かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。そうですね、モサドを駆り立てながらの部分で、やはりアイヒマンを逮捕した様な、逮捕させたような、思い上がり的な気分がオーボエ廃棄の伏線なのかもしれません。いろいろとノンフィクション的な内容が思い浮かびました。 ((1)と(2))

2018-05-03

雲と言うとどうしても、石川啄木の雲は天才であるを思い出してしまいますが、この詩では翳りの無い空ががどうして信じがたい怖さなのかと思いました。雲を作ると言う発想は新鮮だと思いました。蒼天を支える雲が限りなく空そのものに思えて来る詩です。 (空を仰いで)

2018-04-29

ここではないどこかですらない場所へ 飛びたい こんな言い方は根源的ですね。仏教的なと言うコメントがあったかと思いますが、私もそんな感じを受けました。 (解放)

2018-04-27

三分の一ほどで挫折して、コメントの方を先に呼んで仕舞いましたね。序章、一章、二章、三章、インタールードの途中までです。シュルレアリスムなど13ラウンド殴られ続けたボクサーのマウスピースなど印象的なフレーズはありました。 (is this crap?)

2018-04-27

後半部分の「紫陽花」が繰り返される部分も面白かったのですが、やはり前半部分、単純に権力者と民衆と言う言った感じで図式的に見てはいけないのかもしれませんが、丁寧に対立そのものではなくて、差異から来る海水?みたいなもので塩田を作って詩を(塩を)収穫するみたいに詩の成果が出て来ているようなそんな気がしました。 (「ふたたび殺戮の時代」のためのスケッチ)

2018-04-27

点が集まって線が出来ると言う観点からいうと、この詩での点や線は何だろうと思いました。私は一つの点、やっと途中になれたなどの表現から個人と社会などの図式的な視点、子を産むことによって個が人類と言う類に溶け込んで行く、プロセス、途中の気怠い感じ、詩的昇華が見られると思いました。でも母の髑髏とか縊り殺してほしいなどのホラー色的な表現は別の思考を要求するなあとも思いました。 (線)

2018-04-25

李沙英さんコメントを有難う御座います。そうですね、タイトルや詩の本文中の()や「」ですが、自分でも効果の程は図りかねてと言った感じの試みでした。勿論あてずっぽうにやったわけでもなくて、あったほう良しとする気があったことは確かです。()や「」を取っ払っても結局変わらないと言った側面の方が大きかったりするのかもしれませんが、自分の詩的衝動に忠実に実行した結果が()や「」の挿入だったのかもしれません。 ((1)と(2))

2018-04-25

この作品文学極道でも読んだのですが、「手」、「テ」や 「来年もきっと指折りかぞえている 歓声 換気するかなたのあかるさ」 この二行や、「ン、カーテン」、この部分、始まり。「ン」など「ウン」と発音してしまいがちだと思うのですが「ンジャメナ」とか「ン」の部分は日本語でも子音だけなので冒頭部分に来ると発音し辛いと言う印象を受けます。 (smaller)

2018-04-10

タイトルが既にインパクトがありますね「いつまでも春」。文字通り「春」と言う単語が頻出しますし、「あたし」と「あなた」。「夏」の到来も予感されて居ますが、「春」と言う概念の躍動が印象的で、具体的にも抽象的にも読めると思いました。 (いつまでも春)

2018-04-08

「けれどあなたは白日の下へ晒され いくつかのキャラクターを与えられる あなたの定位は失敗に終わる」 この三行が印象的でした。 「あなたはこの世界に染まりたくないので いざという時のために走りやすい靴を履いている」 この二行も自分と絡めて極めて印象的でした。 (オリエンテーション)

2018-04-08

Clementine「ちいさな傘を」が読めて私もよかったと思います。知らなかったので詩の出会いが、この詩を知る事の出来た事がで良かったと思うのです。 (「選評」 Clementine作「ちいさな傘を」 )

2018-04-04

三浦⌘∂admin∂⌘果実さんコメントを有難う御座います。そうですね、私も思わず詩作した後に「久村」を調べて、この詩の論拠探しではないのですが、何か確実な論拠を求めて仕舞いました。出雲市と横須賀市に地名であるそうですが、詩作に当たってはあまり気に掛けなかったです。私は人名として登場させましたが、やはりタイトル通り「私」が主人公の詩であると自分では思いました。「久村」さんはわき役ではないのですが、「理系市長」を除けば、「私」以外に登場人物がいないので、重要人物であることは間違いないです。 (私)

2018-04-03

渡辺八畳@祝儀敷さんコメントを有難う御座います。エモい、感情が動かされたと言う事でしょうか。そうですね、不可思議要素は意図的に混ぜたとも言えますが、イメージの錯綜だけは避けたかった。混乱回避のためにもペンギンやペンギン飼育係には頑張ってもらわねばと思った次第です。 (ヨモギちゃん?)

2018-03-29

百均@B-REVIEW ON/ さんコメントを有難う御座います。そうですね、モチーフ、自分でもそこまで掘り下げた方が、自詩に対する言及をし易くなると思いました。源泉は自分の中にいろいろなイメージがあったとしか言えない感じで、かいつまんで説明するのが自分でも難しいと思うので言い辛いのですが、でも詩における「リアリティ」は常に真剣に考えて行きたいと思います。 (ヨモギちゃん?)

2018-03-29

まりもさんコメントを有難う御座います。そうですね、イメージで言うととっとこハム太郎見たいな感じも思い浮かべて居ましたが、やはり、ペンギン、ペンギン飼育係、少女ですので、確かに、描写などからも、擬人化的と言うのか、ペンギンの飼育係は当然として、ペンギンも人間みたいなニュアンスは持たせたと思います。 そして水鳥ですね。都市生活者とかそこまでは考えなかったのですが、「祝福をする水鳥」など、擬人化どころか、それを飛び越して、時間すら超える、渡りを繰り返す、などは勿論念頭にありました。「自由な開拓の場」はどうでしょう。直接は言及しなかったのですが、そう言う場に対する幻想、現実はともかく、詩では大いに想像力を飛翔させたいと言うニュアンスは持ち込んだと思います。 (ヨモギちゃん?)

2018-03-29

そよ風 都会の喧騒 僕はただ俯くだけ 君の言葉を喪った 赤い病室 この二行が印象的です。赤い病室が何を象徴して居るのか、それを考えました。 (君が呼吸を喪った、赤い外科室)

2018-03-28

実際のモデルがある人魚であれば、マナティだとか、あるいはマン島ですか。人魚と言えばどうしてもアンデルセンの北欧の方を思い出すので、イギリスなども緯度からしたらえらい北偏の地ですが、意外と新鮮な感じはしました。しかも人魚とセイレーンとを混ぜ合わせてと聞けば、レスレスと言うのか、レスがかなり参考になると実感できます。 「雨を呑み成長した 体重分のしあわせ」など詩表現に感心します。多分にセイレーンを、ギリシャ神話を勉強したくなる詩ですね。 (人魚)

2018-03-24

お辞儀をした形のまま眠って居る雀。これは特異な設定だと思いました。現実を考えると、その後の描写を見ても、もう死んで居るのではないかと、心配したくなるからです。車が通っても、と描写されるとどうしても心配ばかりが先に立ちます。翌朝居なくなった雀、心配と言うか「思いだけが」飛んで行く。何か素朴な中にも深い意味が隠されている詩だと思いました。 (スズメ)

2018-03-18

犬の死体、ミンチと言う事で言えば、うなぎ屋の近くの道路で、犬が車に轢かれて、そんなような状態になって居るのを見たことがありました。当時は自転車通学でしたが。ビルから焼け落ちる人。冷笑的な態度で居られるでしょうか。詩の最初に出て来る愛のないセックスなど、詩を構成する、内容が見えてきました。 (花束をのせて)

2018-03-18

どうしても寺山修司作詩でカルメン・マキが歌って居た「時には母のない子のように」を思い出してしまいますが、この詩では純粋に幼児が母親の乳房を吸って居る状況を素直に詩にしたのだと思いました。「春」が母親のような、そんな感じもするし、全部ひらがなで幼児目線と言うのも上手く行って居ると思いました。 (ときには 名もない おっぱいのように)

2018-03-14

「貴方」の諸情報や 「そこにいる貴方を つかみ寄せる」 こうやって貴方をつかみ寄せたり。 「さっきまで夢を見てたの 貴方が別れを告げた夢」 貴方の夢。最後の二行は貴方との生活らしき過去の回想。ああ、これは最初の二行と邂逅するような最後の二行。過去の回想から貴方との抒情を抽出したような作品だと思いました。 (喧嘩の夢)

2018-03-13

岩垣弥生さんコメントを有難う御座います。そうですね、出て来る固有名詞はアインマン以外は、有名な虚構作品や歴史上の有名人物に限定しました。ただ実際に使用するとなると、直木賞作品の登場人物の性格やビスマルクの歴史的な意義などを削ぎ落した形で使用したと思います。ただ最後の「群れ」は遊牧民=ノマド見たいなニュアンスを思い浮かべたのかもしれません。羊や牛ではちょっと違うと思ったので。 (アイアンマンの群れ)

2018-03-13

仲程さんコメントを有難う御座います。そうですね、アイアンマンはあくまで実際の登場人物と比較する材料見たいな感じで、あるいは敬愛される対象だとか、何かを説明するための基準みたいな感じ、それはビスマルクもそんな感じで提示しましたが。最後の一行は、自分の希望と言うよりは確かにポエジーを狙ったのかもしれません。 (アイアンマンの群れ)

2018-03-13

花緒@B-REVIEWさんコメントを有難う御座います。アインマンはレインマンの英語の綴りから発想したので、ちょっとナンセンスだったのかもしれません。でも霧島は地名ではなくて、直木賞の小説から、ビスマルクは現実の政治家と、出来得る限り確実な出所元からと言う思いは強かったです。 (アイアンマンの群れ)

2018-03-13

渚鳥さんコメントを有難う御座います。読み易さは自信の試作の目的ではないのですが、結果的に私の詩作の生理にあっているようです。そうですね、執着がないという文言は如何様にもとれると思うのですが、これからも執着の無い詩作をやっていきたいと思います。行数も20行を意図したのではなくて、偶々20行と言った感じですね。 (意識)

2018-03-04

「時計が午後8時が過ぎたあたりから」 連想が歌謡曲なのですが「あずさ二号」を思い出しました。八時丁度のあずさ二号と言って居るので午前午後かわかりませんが、ここから考えると冒頭の部分 「故郷の川の流れは圧巻だった (ざわざわごうごう) 尽きない音に耳がとらわれて 血管の中に居るようだった」 この4行もちょっと違った見方が出来る様な気がしました。 (水を観る)

2018-03-03

「自堕落な男の下らない出来事の数々に 口を出す気も無く抱かれるだけ抱かれ 帰って行く女たちの閉めたドアを見る そこには細かい線のような傷跡がある」 第2連目のこの4行が印象的でした。細かい線のような傷跡がある。どんな傷なのか、想像力が羽ばたくような気がしました。 (傷物)

2018-03-03

「猫引きちぎり」、ここがどうとったらいいかと思いました。引きちぎった結果猫は死んでしまった。あまりまじめに考える必要はないのかもしれませんが、あるいは「猫死ぬ」なので、仮定の世界ともとれたり、とにかく「引きちぎり」で少し立ち止まりました。 (猫)

2018-03-03

召された=死んだ、泣いた=私の哀しみ。天に召されたと言う表現が詩にしようとする工夫だと思いました。 (天に召された)

2018-03-03

ナンセンスでユーモラスなのですが、微塵も悲劇性が感じられないところは硬質な面もあるのかと。鰹節になってしまう。削り節に。考え方によってはぞぞっとする内容なのかもしれません。 (鰹節)

2018-03-03

そうですね、全体にカステーラのような感じ。でもカタカナの部分が大変印象的でした。朗読に適する詩ではないでしょうか。 (電球の海)

2018-03-01

これは民謡のリズムなのか、新作民謡のノリかとも思いました。「眼鏡」「竹柵」「木霊」「萌芽」、単語を抜き出すと詩が歌い出すような気がしました。 (広縁日和)

2018-03-01

社町 迅さんレスを有難う御座います。夢、寝言、独り言、とりわけ目が覚めて居る時の寝言、そうですね、脈絡のなさを避けたい気持ちもあったのですが、不思議な感覚だけは大事にしたいと言った感じでした。ただ安易にファンタジーと言っても説得力がないと思い、夢の力と言った感じですね、でも繋がりは気にしたつもりでした。 (令嬢と独り言)

2018-02-26

「青酸カリ ではない カリを舐められ 脊椎に微量の電気を感じる 」 この2行が一番衝撃的だったような気がします。カリウム?カルシウムは違うかなど、微量の電気は慎重な選択だと思いました。 (あだらいっぱい)

2018-02-26

過去を回想しながら幸福の形、不幸の形を考察する。先ずは私にとっての幸せの形ですね。大学時代、学究時代。両親、祖母。 「幸福の形はいつも同じだが、不幸の形はそれぞれ違う 不幸の形は見方によっては幸福の形なのかもしれない」 こんな結論にも様々な葛藤があったんだと思いました。ちょっと穿った見方をするとトルストイはアンナカレーニナを書いて居ますので、自分の作品を肯定せざるを得なかったのでしょうが、これは言わずもがなの事なのかもしれません。自分の作品に対する自己言及、自己肯定感なんかも詩に成るのかもしれません。幸福な小説を書いて居たら、「幸福」の方を擁護?していた見たいな、イフを考えさせられました。幸福の方こそ、様々な形があって幸福の方こそ類型的ではないんだ見たいな。そんな格言も空想出来ました。 (幸福の形、不幸の形)

2018-02-24

「馬鹿な兄」がこれほど繰り返されると、ふと「汚れっちまった悲しみに」を思い出します。今日も風さえ吹きすぎるだったかうろ覚えですが、表記なども。呑みながら話したり、電気が嫌い。電気を作る仕事をしているのに。山奥に一人で暮らしている。自然と神の力で生きている。電気とは縁のない生活をしたいなど、彼のキャラクターがよく分かる描写だと思いました。 (電気に縛られて)

2018-02-24

君の居る光の街、僕の翼では辿り着けない摩天楼が立ち並ぶ場所。友人も出て来て君と友人は別人物だと思いました。 第2連ではっきりと飼い鳥であると言う言明。君の籠に飼われて居たと。第1連目では翼とか、あやふやな感じだったのがすっきりと僕は鳥、君は飼い主?らしいと分かります。友人は同業者?ではないですが、やはり鳥と言う事なのでしょう。 最終連で、出て来る新たな飼い主。とは言ってもこの飼い主は「僕」を拘束する気はないようです。やはり全3連に出て来る「君」と言う飼い主が抒情性を醸し出して居る中心パーソンだと思いました。 (名を変える鳥)

2018-02-23

まりもさんレスを有難う御座います。ああ、時事と言えば、忸怩たる思いは、この詩の後に、北陸地方での豪雪ニュースを知ったことですね。彼の地はもともと豪雪地帯とは言え、37年ぶりの何とかと知りました、確か福井県で。そして西部邁ですね、結構ショッキングだと思いました。どう詩と繋がって来るのかわかりませんが、私は詩に繋がると思いました。 (投身自殺)

2018-02-18

グーグルグル夫さんレスを有難う御座います。そうですね、気立ての良い女性、素敵な女性、そんな風に取って頂けたら、この詩も引き立つと思いました。成長の過程ですか。期せずしてと言う側面はあるかもしれませんが、そのような詩内容が紡げて居れば最上だと思います。最後は超人の話ではないのですが、超人的な、そうですね、超人を当てはめると、何か再び詩の有機体動き出す様で、いいと思いました。 (今も沖には未来あり)

2018-02-18

完備さんレスを有難う御座います。女の位置のおかしさは逆に女性の安易な特権化、雛壇へ飾ろうと言う意図が透けて見えたりして、再逆転で、却って女を貶めている、と、とれるかもしれません。結局二転三転した挙句、最初の「おかしさ」に再帰して来る、そんな感じを憂えました。でもそんな意図は無いし、そうですね、「本気」かと問われれば、詩の言葉に対して私は本気ですが、そこはかとないユーモアがあればいいと思いました。 (今も沖には未来あり)

2018-02-18

花緒@B-REVIEWさんコメントを有難う御座います。ああ、一行目、ここは自分でも思い入れのあるところでした。そうですね、意味からの離脱ではないですが、でも意味には強い執着を持ちたいと思い、「浜木綿や今も沖には未来あり 中村草田男」と言う引用を入れました。彼の俳句には結構親和性を感じることがありました。 (今も沖には未来あり)

2018-02-01

三浦⌘∂admin∂⌘果実さんコメントを有難う御座います。そうですね、即興的な側面、「女の位置の解析」こういった部分が印象的でした。「女の位置」は現実の女性とは無関係に表現したかったのですが、やはりプレッシャーはありました。「砂浜の頭脳が溶けて」も頂きたいフレーズですね。 (今も沖には未来あり)

2018-02-01

三浦⌘∂admin∂⌘果実さんコメントを有難う御座います。そうですね、北園克衛をイメージしたわけではないのですが、ちょっとそう言ったビジュアル化ツールとして言語を用いる見たいな事は考えたのかもしれません。詩の万華鏡、そう言った事もちらと思ったのかも知れません。 (投身自殺)

2018-02-01

片方の手袋と言う表現は確か、俳句を読んで居ると、よく出て来るような気がします。この詩ではお湯や蒸気が印象的ですが、勿論薬缶も印象的でしたが、一人で行きたかったんだっけと言う逡巡がこの詩の眼目のようにも思えました。 (あっちいね)

2018-01-31

極めて面白い試みだと思いました。今晩のおかずが訳が分かりませんね。「あ」とか「い」とか「う」とかから空想しなくてはいけない、そこが想像力を刺激すると思いました。 (買い物)

2018-01-31

マルティン・ブーバー『我と汝・対話』を想起しました。ドイツ語でいうとBeziehung(関係)でしょうか。挨拶的な文脈も我と汝、私と君の関係、認識、哲学的な問題から詩へ、そんな通路を思いました。 (はじめましてお久しぶりです)

2018-01-31

やはりシュールレアリスムと言うのか発掘されたロートレモン伯爵の「手術台の上のミシンと蝙蝠傘」が想起されました。この詩自体はそう言うものとは関係がないのかもしれませんが、やはり引用されて居る様に感じられ、溶け込んでいると思いました。 (ワタシのきもち (エルサポエム))

2018-01-31

読んで居て不思議な感じがしました。早口言葉ではなさそうだけれども、そんな感じもある。へのへのもへじ見たいな物にももう少し着目したほうがいいのでしょうね。 (もぬけの穴のけもの)

2018-01-30

親と子の問題。民謡、母親になる、妊娠出産した後の諸問題が、子宮、大地、宇宙の一部などの壮大なスパンから、母子的な近視眼的な問題にまで含めて、簡潔に詩に要約されていると思いました。特に故郷の唄の印象は強烈で、「北極星」を調べてみたくなりました。 (『にぃぬぅふぁぶし(北極星)』)

2018-01-30

アパートメント、コンクリート、雪の重さ、5Bの部屋、空調、バドワイザー、カウントダウン、フレーズ、レンガ、崩落、不可能性、均衡、放埓、発芽率、ドアマン、笑顔、など、ヴォキャブラリーを拾って行けば理解できると思いましたが、液状化するコンクリートなど、地震ともつなげられているのかもしれないなどと思いました。 (不可能性)

2018-01-30

5or6(ゴロちゃん。)さんコメントを有難う御座います。ダダですか。トリスタンツァラが思い浮かびます。感覚だけのペイントが網膜の裏に突き刺さる、と言うのはこれ自体が現代詩見たいな感じがして、感交するものがあります。ノアの洪水は思い入れの深いイメージですね。実際味噌煮込みうどんを食べに行ったら、帰りにえらい大雨にあったり、風車の自家発電で有名な温水プールに行ったら、帰りに大雨に見舞われたりと、ニュアンスは多少違いますが、ノアの大洪水を想起するのです。この詩ではもう少し大胆なイメージの発露があればよかったと自省ながら思っています。 (少女を叩いた)

2018-01-26

慎重に慎重に言葉が紡がれて、決して着地をしない姿勢で、言葉のゲームが展開されていると思いました。食べかけのドーナツや、ストレッチャー、ワゴン車や塩化コバルトなど、印象的な言葉を拾って行くだけでも、この詩の良さがわかる。言葉が慎重に選ばれているが決して委縮していないそんな印象なのです。抽象と具体のバランスが質的に、あくまで質的にバランスがとれている印象もいいと思いました。 (立会人)

2018-01-19

蒼い屋根とは何だろう。青空にも思えるし、「でっかい宙の中」、こんなフレーズもあり、蒼い屋根の上から眺めてみれば、そんな条件、大きい広いと思っても、そんな留保と言うのか、逆説と言うのか、ありとあらゆるものを飲み込む一大紺円盤の中みたいな、中村草田男の句のフレーズさえ思い浮かびました。 (蒼い屋根の下)

2018-01-16

宙を飛んでなどがタイトルと唱和して重要だと思いました。最後の連にも出て来ますし、僕はジャンプするとか。その点「姫」と言うのは存在感がない。「僕」はどうだろう。一番と言うか殆ど僕の行為ばかりですが、この詩では。 「水中を泳ぎ/森を抜け/地下を潜り/砦に入り/火を避ける」 こう言ったっ行為群。ゲームのロールプレイングゲームを想起しました。 (僕は跳んで)

2018-01-11

まりちゃん、おもちゃのような、玩具、自分の自由になる物。物に魂が宿るような、そこに贖罪の気持ち。「キズモノ」、物を粗末に扱えば、その報いを受ける見たいな話しはあまり意味がないかもしれませんが、詩と言うのは案外そんな粗略に扱われやすい主題を扱うものなのかもしれないと、この詩を読んで思いました。 (まりちゃん)

2018-01-07

初夢を見たという記憶はあるのですが、どんな内容か具体的に残らないほどの曖昧な夢でした。勿論いやな夢は普段よくみると思うのですが、初夢だけに限定すると今年は惜しいことでした。この詩ではマザーグースが引用されて居て、結構イメージ喚起力がありました。最初の連の料理と言うのか料理の素材の提示もこの詩を引き立てているような気がしました。 (嫌な夢)

2018-01-06

暁と言うのか、クロスオーバーと言うのか、アルビノと言うのか、乳児と言うのか、やはり、乳児と花。病院の一室は、出産の後、問題が見付かって、退院が遅れたのだと推測しました。 (未明)

2018-01-04

まりもさんコメントを有難う御座います。初詣と言えば私も行って来ましたが、行くのが遅かったためかちょっと閑散としているような気がしました。相当前に行ったときは沿道に人がたくさんいたような気がします。ノアの洪水はどうしても思い入れある史実?でした。どうしても使って見たくて、あまりうまく言って居ないようであれば、もう少しこの用語を深めたいと思います。リビドーですか。フロイトですね。ユングも思い浮かびますが。そうですね、二月。私的にはその開設の丁度一年前が念頭にありましたが私ごとで、あまりリズムが悪い感じがします。幕張は私的にはどうしても日本で世界卓球選手権大会が確か1991年か1992年に開催されたところと言う認識が一般的です。 (少女を叩いた)

2018-01-01

花緒@B-REVIEWさんコメントを有難う御座います。そうですね2018年と言う新しい年に身が引き締まります。ちょっとパソコンの不調など、投稿が危ぶまれたのですが何とか投稿できました。 (少女を叩いた)

2018-01-01

まりもさんコメントを有難う御座います。タイガードラマは何度が使ったことのあるタームでした。決して揶揄の意図ではなくて、何か詩的真実の追及の結果でした。虎の威を借りるの、入れ替えは、自然に思いつきました。何か雰囲気が出ると思いました。カーニヴァル的と言えばどうしてもシューマンの音楽を思い出しますが、単に西欧文明のキリスト教を考えればいいと思いました。そうですね、詩の産後。一番腹に落ちる解釈かと。SHEEP SLEEPの綴りの類似でしょうね、端的には。もっと現実的な牽連もあるでしょうが。羊の脂肪は臭いのだそうですが、肉などは臭みをとるのも何か課題なようです。この詩では羊は主人公にしたくはなかったのですが、重要なキャラクターとしては出しました。 (虹)

2018-01-01

新しい年の切り替わり、その中で寒菊、野菜などは大根や白菜でしょうかなどの描写の中で、カンナなどは夏から秋にかけて咲くので、「ために」と言う言い方で、この言い方、この詩では多いですが、描写されています。薬品付けや非正規労働者、植民国家、遺伝子組み換えなど社会環境に対するまなざしも感じられました。最後に出て来る霊前、墓参はどうしてもお盆と繋げられているので、初秋の感じは強いかもしれませんが、やはり新年もやる人が多いと思うので、この詩の締めとしては妥当なところだと思いました。 (ねがい)

2018-01-01

再レスですが再び読んで見てやはり滋味掬すべきものがあるかと。今回は季語の観点から、囀り、花弁(桜)は春の季語、凍てつく、咳などは冬の季語。と言うように春冬の季語が等分に配されて居る所もバランス感覚がいいと思いました。 (五感)

2017-12-31

まりもさんレスを有難う御座います。そうですね、私なども、去年ぐらいに初めて知ったほどだし、ああ、これで塵芥のごみかと今でも新鮮な感覚があります。満開の花、桜などの花弁が土に混じってなどの発想でしょうね。確かに意味から考えてある程度納得の行く感じであると私も思いました。バイク買い取り業者の事がちらと念頭にあったのかもしれませんが、確かに大量消費社会、大量複製社会、ヴァルターベンヤミン見たいな連想はありました。この詩では自転車も用語としてタームとして出しました。アナログ手法は必須だと思いますし、あまり持って回った感じはまだるっこいのですが、必要だと思うので、ネット社会VSアナログ手法見たいな対比感はあったのかもしれません。 (埖)

2017-12-31

うーーん、作品に対してレスしたい気分です、漠然とした印象ですが、きらるびさんの「無傷神話」何とか見たいな詩を思い出しました。内容は全然違うのですが、自分にとっての読みのとっかかりとして想起しました。あと、文学極道の以前2012年だったか2013年ごろにzeroと言う人の長めの詩にcaseと言う人でしょうか、加瀬と言うのでしょうか、表記はその時によって違うようですが、その人がやった全連引用して各連ごとに解説するみたいな事も事もやって見たくなる詩だと思いました。彼と蛍とのシュールな対話とも見てとれますが、矢張り蛍だけに「闇」と「ひかり」が印象的なタームとして出て来ていて再び読んで見たくなる詩でした。 (下弦物語)

2017-12-31

マイウェイと言うとどうしても英語の曲や、それを日本語にした歌謡曲が思い浮かびます。中学生の時に合唱で歌って居たような気がします。この詩では歩いていくんだ!と言う意思。確かに僕は前へ進んでいるという自己確信、自分らしく生きてみようと言う自ら鼓舞するような詩行が印象的でした。 (My Way)

2017-12-31

百均@B-REVIEW ON/さんコメントを有難う御座います。そうですね、「ギマ」と言う魚の名前は私にとっても新鮮で、すぐに詩に使えると言う感じを持ちました。「時代小説」は「参議」を出した以上、連想からの用語でした。ただ、網掛けが広すぎて、漠然とした印象を与えたのかもしれません。近代化と言う発想は意想外でしたが、確かに空飛ぶバイクは、22世紀にはあるような気がするし、空中バイク自体はSF小説ですでに登場しているのかもしれません。そして近代化を果たすと言うのは、先ほど近代化は意想外と言いましたが、近代化を果たすと言うのであれば、自転車からバイク、と言うのも腹に落ちるものがあるような気がします。この詩では自転車が出て来ませんが、何か詩的に「果たす」と言う動詞が出て来るような気がします。 具体的な像が結ばないと言うのは反省点なのかもしれませんが、歯の隙間のイメージ、車輪のイメージ、未来のイメージ。時代小説の媒介でどうなるか。流行り廃れ。砂糖や微笑みと言う言葉。再検討する点は多々あるのかもしれません。ただ「微笑みを忘れた魚」はまがじんの「愛の伝説」からそのまま引用しているので、その点は明示しておくべきだったのかもしれません。 (参議)

2017-12-31

完備さんコメントを有難う御座います。 「オートバイには黒い羽根が 生えて来て 飛ぶ鳥のように飛んで 何処かへと消えて行った」 ここの部分でしょうか。そうですね、バイクが飛んで行く発想は空想の世界ではありきたりで、仮面ライダーなどではしょっちゅう出て来ると思うので、何か予定調和的な印象を与えたのかもしれません。 繰り返しはやはり詩にそれらしさと言うのか、リズム以上に、詩らしさを付与し、形だけではない、詩の内容にまで、意味を付与する、行為だと思いました。「有意義」かと問われれば、確かに拙速な感じはあったのかもしれませんが、詩に仕立て上げると言う意気込みでチャレンジして見ました。 (参議)

2017-12-31

連中、私、女、観客。それら登場人物に、救急車を示唆するストレッチャー。それと最初の「右」と最後の「HiDaRini 」の折れて行った先。何かわかるかもしれないと思い、論って見ました。その他 「マイクロフォンを握っていたはずの私の手」 「ただ、観客どもは私に罵声を浴びせながらビールの紙コップや食べかけのホットドッグを投げつけ、私は肩をすくめ、固い座席から腰を上げ、振りかぶると、そんな光景が、私の足元で、空になった紙コップとなって転がり、」 などの箇所が印象的でした。 (Defeat)

2017-12-31

花緒さんコメントを有難う御座います。ディズニーランドは敢えて出さない、そんな感じで詩作したと思いました。奪取はダッシュと勘違いしてしまったのかもしれませんが、今では奪取でもよかったと思っています。ゴミが落ちていてはいけないディズニーランドと言う御法度は、言われて見れば思い出せる、事実ですが、忘れていた事でした。何とな自転車の詩を調べてみたくなりました、この詩を書いて居て。 (埖)

2017-12-01

物質と記憶、どこかで聞いたことがあると思ったらアンリベルグソンの著作のタイトルだと分かりました。でも詩は流麗に展開し、イマージュに一部の隙も無いと思いました。二行目のセミの幼虫の記憶から幼児期のイマージュ、自分の価値、未完成な自画像、親の情念と拾って行くと、この詩は抒情詩にも叙事詩にも見えると思いました。 (物質と記憶)

2017-12-01

カギカッコの中の言葉とそれ以外の部分で、カギカッコが心の中でとか思ったのですが、そうでもなさそうです。強いて言えばカギカッコが生じて少し内容に過激さが生じて、終焉へと向かう流れぐらいの印象を持ちました。でも最初の方に出て来るとんでもない疎外感やとんでもない多幸感は気に成りました。どちらも作り出せるというのは自信なのか、つぶやきなのかと思ったからです。 (喧騒)

2017-12-01

ダビデ、デイヴィッドですか。ヒガンバナのエピソード。曼珠沙華ですね。ロシア語、フランス語、石像になりたかった少年。聖書とはまた違うテイストで、新たな叙事詩を確立しようとしているようなそんな野心さえ感じられました。ユリの曲線やヒガンバナの曲線を、何を落着させるのでしょうか、興味深かったです。 (デイヴィッド)

2017-11-30

詩はやってくるのリフレーン、その後の詩行が印象的です。最後だけ前行が「遅れてきた」となる。ここが転調かなと思えるところも、演奏巧者かと思いました。ジャズの演奏と言うよりはむしろ、ショパンの小曲、シューマンの異常に細かく、たくさん分割された曲集、アルバムブレッターなどの一部分を抜き出してを巧みに弾いているようなそんな印象も受けました。 (五感)

2017-11-30

確か「1」と言うのか前編を以前読んだ事を思い出しました。父やそのほかの登場人物が、何か重大な事件が起こりそうな雰囲気を持ちつつも、決してそうはならない、そんな雰囲気を持った作品だと思いました。 (MARIA2 短編)

2017-11-30

アーベル、数学ですね。無限級数、Nがえぬと表記されているのに思い入れがあると思いました。メモに書かれた牛乳、ピュレグミ、歯磨き粉もその後登場しなくなりますが、重要だと思うので、調べてみたら、ピュレグミは文字通りグミと言うお菓子。ゼリーを固くしたような。 夢を見る場所はくさむら、 自転車はきっと重く この2行のようなさり気ない表現がいいと思いました。 (memo)

2017-11-30

輪廻転生ともちょっと違うような、獣から人への進化ともちょっと違うような、いずれにしても幾千万年と言う時の流れがこの詩の核だと思いました。 (BEAST LOVE)

2017-11-30

行くとても腱鞘炎に 鍵は滑って隣人の味噌汁を嗅がせる 「本当は私です」 これら3行が印象的でしたが、他にも縁に与れ、線に与れなど気に成る表現はありました。事務的にある印鑑は小さいのですが存在感があると思いました。 (私意)

2017-11-30

花緒さんコメントを有難う御座います。そうですね、詩作の方針、ポリシー的なものは自分でも無定見のような気がしますが、結構自分の記憶にも限界があるので、自分では似たような用語タームを出しているつもりなのです。核となる事実が変わり様がないからですね。でもその範囲内では、変化を出そうとしているつもりです。そして内部的な内容を変えて行こうという努力が、テイスト事態の変化に繋がってしまったのかもしれません。 (キイチゴ)

2017-11-30

まりもさんコメントを有難う御座います。そうですね、私も詳しいわけではないのですが週刊少年ジャンプ連載の人気漫画ですね。中途採用も助っ人もですが、扱いが軽かったかもしれませんが、「大雨」がノアの大洪水とか、何とか繋げたかった、ちょっと難しい感じがしたのですが、チャレンジしてみました。買う、cowは偶然なのかもしれませんが、牧場という事で十分、考慮はしていたと思います。審査買え、の部分は確かに、何らかの鼓舞、ポジティヴなメッセージ性を込めたつもりでした。バターで汚れる川と言うフレーズも自分的には出来得る限り詩的にと考慮した結果でした。そうですね、虎がぐるぐる回ってバターにと言う話はありました。大阪府堺市の人が運動を起こして、回収する騒ぎがあったようですが、あの話はよく覚えています。以前は推薦図書的な位置を占めていたと思うのですっが、今ではあまり出回らなくなっているような気がします。 (中途採用)

2017-11-30

コクトーも思い出しましたが、あまり関係なさそうです。海の豊饒さや、海からの濫觴。古代の海さえ想起させられました。命をたらふく飲み込むというのか食べる海は恐ろし気でもありますね。 (海の唄)

2017-11-10

夕陽、自分のことを偉く思うなどの単語やフレーズから、何か詩の顕示欲を感じました。もちろん「この陽に向かって立つ」人と限定されていますが、限定が枕詞のような感じで、自恃の念ばかりが逆にあるような気がしました。 (夕陽)

2017-11-10

ハロウィンと言う極めて時事的な話題。スクランブル交差点と言うとどうしてもあの渋谷区のスクランブルを思い出してしまって、実際ハロウィンの話題がやって居ると思ったら渋谷区のハロウィンでした。去年は自動車を排除したが、今年は大雨その他のため、台風とかで排除しなかったために混乱が生じたというニュースでした。この詩を読んで居ても、男女の恋愛でしょうか。メイクが流れるほど強い雨が降ったとか、極めて時事性の強い印象を持ちました。 (ハロウィンの詩)

2017-11-01

パンタグラフと言うと矢張り電気鉄道のあれでしょうか。個人的にはミルモデポンに出てくる「パンタ」と言うキャラクターを思い出しました。 (震える女)

2017-10-31

ちょっと投稿できなくなっているようなので、テスト的にやってみます (記憶)

2017-10-31

祝儀敷さんコメントを有難う御座います。「二次性徴」、保健体育ですね。中三まではあまり真剣に勉強できなかったので、確か中一で出て来て、真剣に勉強するべきだったと思いました。なぜなら高校の生物にまで、影響を与えて居る様な気がするからです、今振り返ると。「習字カバン」は何の迷いもなく取り込めました。小中と普通に必須の授業だったからでしょう。高校で選択となりましたが。エロスだけは高等な概念のような気がします。愛と言うのかキューピッドと言うのか、現実と相即させると、難解な概念だと思うのです。でも普段は簡単に処理せざるを得ない場面が多い様な気がするので、余計難解なのかも知れません。 (工事中)

2017-10-26

survofさんコメントを有難う御座います。ああ、詩作冥利に尽きます。詩作した甲斐がありました。あまり現実の体験に寄りかかり過ぎてもと思って、ちょっと詩作のイメージを飛躍させました。それが吉と出るか凶と出るか、そんな感じがこの詩の眼目だったと思います。 (工事中)

2017-10-26

Migikataさんコメントを有難う御座います。そうですね、10行目からの「ひたいに光るもの」「時計」、ここをどうとるか。ちょっと先ほどのレスレスと言うのか、コメントに対するコメントで、前後関係を勘違いして居ました。矢張り実体験でしたね。この詩の後に体験が来たわけではない、それははっきりさせないといけないと思いました。 イタリアは確かにそう言われれば、よく見慣れている形なので、私もそのおかしさは指摘されると直ぐ実感できます。沖縄と言ってしまうとまた混乱してしまうのかも知れませんが、イメージの発生源がちょっとシュールだったのかも知れません。実体的な事実も含めて、もうちょっと現実の真心(ましん)も考えた方がいいのかも知れません。 (工事中)

2017-10-26

花緒さんコメントを有難う御座います。ちょっと間を置き過ぎたのかも知れません。でも、似たような体験をしたような、この詩を体現した様な、よく分からない摩訶不思議な感じでした。でもそのおかげでこの詩を今客観視できるのかも知れません。意味不明、解読できそうで解読できない作品など、重く受け止めるべきで、好意的にも批評的にも受け入れられますが、内省を深めて、詩の深化が今後も図れればいいと思いました。 (工事中)

2017-10-26

Migikataさんコメントを有難う御座います。実在と言語の間に成立した「犬」ですか。スパンクと言う引用も含めて、「犬」と言う概念の難しさを思います。スパンクは虚構とは言え、実在の犬をモデルとして居るでしょうから、実在と虚構の間にもスパンクと言う、「キャラクター」が居るのだと思います。 「犬」の体臭ですか。難しいですね。ああ、アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」。読んだことありませんが、「ソロー」と言うネーミングセンスや、おならを何時もするという設定も含めて考えさせられるものがあります。 意味と物語に捕えられる「言語」。そして言語の現実対応性。そのルール。言語の拘束性から逃れ得る契機。現実への対応性は大変考えさせられますね、詩作へ資すること大だと思いました。 (祈った)

2017-10-26

後編も読みました。全編の最後の母のセリフが今回の後編では無視されて居ました?が、嗚呼、娘の最後のセリフで腹に突き立てられた剣として、今回は娘のセリフで出て来て居ましたね。読み進めて行って中々前回の続きの内容が出て来ないので、少しやきもきして居ました。でも今回の眼目はやはりゴーストでしょうか。ハムレットの最初らへんも思い出されますが(殺された父親の幽霊、かたき討ちを頼まれるエピソードだったか、少し記憶があやふやです)、甲冑に身を包んだナイトと言うセリフでますます、ハムレットをリンクさせて考えてしまいました。 (ゴースト(後編))

2017-10-26

読みました。何か後編も読まないとコメントをできないかのような衝動をも感じました。その原因はやはり母の最後のセリフ?(心の中のモノローグのような)が原因ですね。後編でその謎が解き明かされて居る様な気がするからです。片親と言うのも気に掛かりますが。 (ゴースト(前編))

2017-10-26

書いたって意味はない。それを書いたないと言って居るのでしょうか。味がない。書味がない。書いたってが「いたって」。いろいろと解体が発生して居ると思いました。 (意味はない)

2017-10-01

虫の目を持ち飛ぶところ、印象的な始まりだと思いました。虫の複眼。境目のないネットワーク。上下のないところ。何か分からないもの。解釈の川。複眼で微分する。記憶の山肌に順調に走る記憶の亀裂。 「硫黄の臭いたばしる新生が 中心のない隙間のないホンモノの空間から 同時に複数の複数蜂起する これを喜びと言ってみよう」 こんな詩行。全てが示唆的な詩行で、俗に堕さない屹立を持って私に迫って来ました。 (人でないもの総てがつながる勢い)

2017-10-01

好きな人に彼氏が居たと言う自分固有の哀しみ。牧師を目指している人が遠くで修業して居てもう何年も会えていないという悲しみも。飲み会で無理をし過ぎた同期。好きな人が幸せであればそれでいいという解消の仕方。牧師を目指している友は分かってくれるか。職場の同期は笑い飛ばしてくれるか。そして最後の行に 「彼らになら、誰にでもわかるような僕の悲しみが伝わりそうな気がする、きっと。」 こんな行が。「誰にでもわかるような」と言う部分が示唆的だと思いました。 (誰にでもわかるような僕の悲しみについて)

2017-09-30

文学三十路が(ぶんがくしょうじょ)とルビが振ってあったり、想定外が装幀外に成って居たり、テンポの良さに見合った言葉遊びの小気味良さが感じられました。 (あったこともないのによく知ってる感じ)

2017-09-24

You Tube革命と言う表現が個性的だと思いました。「知識のワインを注いで」と言う表現にも少し惹かれました。 (18)

2017-09-24

ミナト螢さんコメントを有難う御座います。発想力、言語還元力ですか。これからも頑張って行きたいです。でもこの詩では提示した「カイテル将軍」「乃木坂」など思い入れの深い単語なので、これからも大事にしていきたいです。そのうえでの詩作ですね。奸智に長けている様な感じもとぼけて居る様な感じも出せて行けたらと思います。 (ドアノブ)

2017-09-24

祝儀敷さんコメントを有難う御座います。ドアノブ、腰などは思い入れのある物でした。ドアノブを付属させている勝手口、木戸口、キッチンドアなどの言い回しが詩心を刺激するのです。腰は英語でWaistと綴る事から来る「AI=人工知能」からの連想でしょうか。エロティックと言えば真っ先にバタイユの「眼球譚」が思い浮かびます。 (ドアノブ)

2017-09-23

花緒さんコメントを有難う御座います。せつじんじけんは言葉遊びの類でもあったのですが、子供がもしかしたら言うのかも知れないとちらと思いました。作家性と言う事で言えば、やはり詩に留まらない、詩に終わらない、詩に完結しない、視野の事を思いました。そうすれば巡り巡って詩にも再び資することもあろうかと思うのです。 (ドアノブ)

2017-09-23

5or6さんコメントを有難う御座います。マシマロは奥田民生に歌にあって記憶に残って居ました。岡村ちゃん、ナインティナインでしょうか。カイテル将軍は思い入れのある人です。ドイツ国防軍の総長をやって居た人なので、ニュルンベルク裁判では刑死して居ますしね。チマチマとでも理解して頂けると詩作した甲斐がありました。 (ドアノブ)

2017-09-23

「琥珀の溜め息 翡翠の欠伸 水晶の寝言に 珊瑚のくしゃみ…」 これらの例のあげ方がいいと思いました。山村暮鳥の強盗喇叭みたいな「聖三稜玻璃」の中の詩とは単純比較はできませんが、ふと思い出す事が出来ました。 (私が鈴虫だったころ)

2017-09-01

まりもさんコメントを有難う御座います。そうですね、読んで居ても愉快な作品、それは目指すべきポイントなのかもしれません。悪徳の栄えは当然、サド侯爵が含意されてしまいますが、ここではそんなに深刻な意味は持たせませんでした。やはり詩だけに音韻的な、リズムなどを優先させたのかも知れません。和歌で言う掛詞ですね。詩でも応用できそうな気がします。それと悪徳の栄えの普通名詞性ですか。サドのイメージとは関係ないのかも知れませんが、あれほど有名な作品、普通名詞化してもおかしくないでしょうが、この詩での普通名詞化は期せずしてと言う事で、成果があったのかも知れません。 (又医者に)

2017-08-31

花緒さんコメントを有難う御座います。毎月ゆとりを持ってやろうとして居るのですが、どうしてもギリギリでやってしまいます。「トリックスター」と言えばどうしてもシェークスピアの真夏の夜の夢に出て来るパック、日本語の作品では吉四六さんなど、勉強すべき課題は多くあります。それらを詩に生かせればと思って居ます。 (又医者に)

2017-08-31

まりもさんコメントを有難う御座います。ああ、マルコポーロ、「東方見聞録」ですね。どうしても母を訪ねて三千里やジェノバを想起します。「回顧」は確かに意識しました。どうしても詩作すると回顧的な要素は盛り込んでしまいがちなので。自動筆記は意識しなかったですね。でも勉強したい要素です。語頭や語頭付近ですか。K音や何か調子のいい要素があるのかも知れません。マユの段階、蛹の段階で殺さぬ意志はカイコガ、カイコの成虫である蛾の段階でのマスコット的な要素を知ったためかもしれません。但し相当非力な状態を前提として居るので、悲しいストーリーが根底にあると言う要素にさらに突き動かされますね。 (カイコ~東にあるイタリア~)

2017-07-31

天才詩人さん再コメントを有難う御座います。ああ、「ダヴ」。自分の過去作には感慨深いものがあります。「星を見る人」はファミコンのゲームでもあったようですが、自分の実体験に基づいた実質を強く意識して居ました。具体的に言うと、視力の事で、詩の中にも登場させていますが、思い入れが強すぎて、言い足りなかったり、言い過ぎたりを危惧します。何かもう少し工夫しどころがあったのかも知れません。 (カイコ~東にあるイタリア~)

2017-07-31

天才詩人さんコメントを有難う御座います。誤謬石の面白さだけですか、それは残念ですが、詩的展開には工夫したつもりでした。次回作で努力したいと思います。 (カイコ~東にあるイタリア~)

2017-07-31

るるりらさんコメントを有難う御座います。ああ、そうですね、レスレスでも書きましたが、天才バカボンの曲はどうしても念頭にありました。確かにバカボンの曲が真理であるとすると、この場合は誤謬が真理であると言うちょっと分かり辛い認識ですね。子供にとっては流行曲が真偽の「真」かも知れないので、この場合は正しい方角の認識は誤謬無しには意識できないでしょうね。そしてお蚕様。官営冨岡製糸工場など、日本で産業革命が始まるまでは、文字通りその通りだったと思います。絹糸の製造工程は意識しなかったですが、潜在意識にはあったのかも知れません。引用して頂いた7行は私も工夫したところであるのかも知れません。MITの映像は立体視が印象的ですね。興味深い試みだと思います。 (カイコ~東にあるイタリア~)

2017-07-31

白島真さんコメントを有難う御座います。そうですね、最後に統一される感じは、たとえ陳腐なストーリー展開に乗っ取って居ても義務的に、展開収束させるべきだと思ってやりました。成虫の蛾、そのマスコット的な喝采感。幼虫で始まった以上、収束させようと思いました。その中で詩的真実も盛り込めたらと思いました。詩的真実は常識的なストーリー展開からは零れ落ちてしまう詩的ジェムであると思います。むしろ詩語として輝かせる努力すべきジェムでしょうね。そのままでは汚いものですらない、と思うからです。 (カイコ~東にあるイタリア~)

2017-07-31

花緒さんコメントを有難う御座います。そうですね、今回はゆとりを持ってと言った感じです。ゆとりを持った方がいい詩が書けると思ったのです。解釈の出来なさ、頭に入って来ない感ですか。伸びやかさは失いたくないと思います。自由な言葉の連なりは本当に詩の特徴だと思いますね。これを無くしたら詩では無くなるような、そんな様な気がします。今回は自由さの中にもカイコやイタリアなど、出来得る限り、イメージし易い物を持ってきて詩的ストッパー的な役割を与えて見ました。 (カイコ~東にあるイタリア~)

2017-07-31

5or6さんコメントを有難う御座います。カイコはカイコガと言う段階に達する前、蛹の段階で殺して絹糸をる為の幼虫ですね。「蚕(かいこ)」だけでもカイコガ、成虫を表すのかも知れませんが。イタリアは天才バカボンの西からのぼったお日様が東に沈むと言う誤謬に基づいた歌にヒントを得て、イタリアが東にあると言う観点を詩にしてみました。日本から見たら明らかに西に在りますが、イベリア半島のどこかから見たら東にあると言う地理的な事実ですね。詩集はちょっと先の話になるのかも知れません。 (カイコ~東にあるイタリア~)

2017-07-31

「しいて 清潔な直角を踏みしめて欲しかった。」や 「黙って 白い言葉に焼かれて、うつくしい灰も ゆるさなかったね。」 など印象的なフレーズがありました。 一番最初の予めなかったという意味を尋ねなさいと言う始まりも示唆的でした。 (無能)

2017-07-24

よくまとまった詩だと思いましたが、老婆と少女。白髪と言うのは老婆と言うのかお婆さんの言い換えでしょうか。何かよくまとまって居るという印象を持ちました。 (扉)

2017-07-24

まりもさんコメントを有難う御座います。確かに映像作品、「3-4X10月」などを少しは意識したのかも知れません。津田さんには思い入れがありました。ニコライ二世が皇子時代に暗殺未遂事件が日本の大津市でありました。明治時代ですが。その時の下手人が津田三蔵でした。そしてのちの日露戦争を考えると感慨深いものがあります。その時の敵方のロシアの皇帝がニコライ二世でした。日露戦争ではいろいろな会戦がありましたが特に印象的な会戦はやはり旅順港を巡っての203高地奪取戦だと思うのです。乃木将軍も出て来ますが、死傷者も多く本当に激戦でした。この「203」が詩手帖の住所で出て来る数字なのです。偶然の一致なのかもしれませんが。 (ダヴ)

2017-07-13

花緒さんコメントを有難う御座います。そうですね、ダヴ=鳩とと言う感じで使いました。あまり主要な意味では登場して居ないかもしれませんが。津田さんやミスター味っ子などは個人的に思い入れの強い固有名詞でした。言葉の混ぜ合わせ方は、ぞんざいにあるいは繊細な、場合によっては精緻にと心掛けて詩作してみたつもりでした。 (ダヴ)

2017-07-13

湯煙さんコメントを有難う御座います。チェッカーズは私的には「ルーム」が印象的でした。でも、なんと知らない曲の多い事か。シングルのB面の曲はほぼ知りませんでしたね。これから知って行こうと思います。勿論ジュリアにハートブレイクとか星屑のステージなどは基本中の基本曲だと思うので当然知って居ます。大変売れた曲ですしね。知らない人は居ないと言うぐらい。涙のリクエストは空気と化しているのではと思うぐらい。でも私的には「ルーム」でした。これは私の中では変わらないでしょう。ああ、そして最期にはジョンレノンですか。最近はレジ打ちの人をチェッカーと呼ぶようですね、以前は何て言って居たか記憶がない程です。詩に昇華したい感じです。 (意識)

2017-07-13

まりもさんコメントを有難う御座います。意識の暴走状態、確かにそう言う印象を与えてしまったのかも知れません。横尾忠則は早速調べて見たら、なんと個性的なポスター群。コラージュ的な側面はこの詩にはあると思いますが、現代美術的なそれとは著しく違うのかも知れません。 (意識)

2017-07-13

長いテーブルの向こうの絵みたいに一枚 僕が掛けられている こんな箇所がユーモラスでした。ビールは夏の季語ですし、そういう意味でも読めた詩でした。 (ビールみたいに運ばれて)

2017-06-30

「坂道を走る元気がないのは スニーカーを履き間違えたからだ」 強い断定ですね。どんな「スニーカー」だろうと思います。 君の薬指にダイヤを添えてと言う詩行でも具体的にどんなダイヤかと言う事が分からないことで却って強く表現的な訴求力を持って居るのではないかと思わせる様な配置だと思いました。 (ハートブレイク)

2017-06-30

再び読んで見て今回は 「眠るように」という 直喩のうちに、「眠る」私へ 伸ばされる かれの身体が裏返り、 この4行が印象的でした。直喩とは何かふ深く考えさせられました。 (names)

2017-06-29

現国の問題で「畸形の花」や「雑草の匂い」のこの詩における位置づけの観点から出題したい誘惑にかられました。 (names)

2017-06-27

通りすがりの神様が気に成りますね。指をさして笑って居るのは、実際現実ではあまりないシチュエーションなのかも知れません。指をさしているだけ、嗤っているだけなら無数にあるでしょうが。勿論立ち尽くしている人も気に成りました。宝石と痛みの相関関係なども思いました。 (手のひらの宝石)

2017-06-27

まりもさん再度のコメントを有難う御座います。推敲と枝の選定ですか。植木職人が出て来ますからね。確かに両者は似て居るのかも知れません。 (屁の軽減)

2017-06-07

まりもさんコメントを有難う御座います。「白血病」が唐突でしたか。イメージの飛躍を狙ったのが却って仇と成ったのかもしれません。植木職人はずっこけ感の巻き添えを食らって居る様にも、不透明なキャラにも見えるのかも知れません。「日常」と言う空気が漲って居たのかも知れません。 (屁の軽減)

2017-06-07

ひいらぎさんコメントを有難う御座います。ああ、「ひどい」と言う言い方は如何様にも取れる振れ幅の広い語だと思いました。詩道に精進したいと思いました。確かに屁や尻と言った用語は下品だったのかも知れません。「一切貶していません」に勇気を得ました。まだまだ投稿しようと思います。 (屁の軽減)

2017-06-07

花緒さんコメントを有難う御座います。そうですね、前にも言いましたが、シェークスピアにちなんでいます、このHNは。戯曲だけではなくてソネットなど、彼は詩集も多数出版して居る事にも着目しました。今回の詩は体験に基づいて居ますが、大幅にデフォルメを施したために、実際の体験は跡形も無く成って居るのかも知れません。 (屁の軽減)

2017-06-07

アステルバームと言う言葉が出て来ましたが、アスパルテームの間違いではないでしょうか、それとも詩的な造語でしょうか。 ひとりぼっちの幸福を 噛みしめたら甘味料の味がした。 アステルパームの味がした。 と、冒頭の三行にありました。アスパルテームも人工甘味料なので、ちょっと違う言い方にしたのかなあと思いました。 (不明)

2017-06-07

あまたたびのうそを 正の字をしるして数えた いくつめかの正の字の四画目で 私は手を止め 手を止め 窓の外の群青を仰ぎ見、た 矢張り最初のこの連ですね。簡潔な表現の中、内容的にも可不足が無いと思いました。「正の字」「群青」など印象的な内容がありました。詩の根幹があると思いました。 (せいけつなくらしと、)

2017-05-30

矢張り 「ほんとうは サイテーなあの子たちと喋って笑ってみたかった ほんとうは サイテーなセンセに舌打ちしてやりたかった」 こられの詩行ですね。「~したかった」想い、思いが詩に成って居ると思いました。 (高校一年生)

2017-05-27

アタと言う人の名は何か聞いたことがある様な気がします。エジプト人の建築家で、同時多発テロで飛行機で特攻をかけた人、WTCに。もう9・11を考えるとイメージ喚起力がありますね、他にWTCに突っ込んだイスラム戦士たちを調べて見たくなりました。 (アタの涙)

2017-05-27

死 ぬがいい、 とっくに人間はやめた。 ここが印象的ですね。「とっくに」にアクセントを感じました。 (BUY1 GET2 FREE)

2017-05-27

朝顔さんコメントを有難う御座います。そうですね、岸壁の母は確かに一筋縄ではいかないイメージだと思います。ダースベイダーとの組み合わせも異化を狙ったわけではないのですが、何か並列する事から来る、イメージの刷新を図ったのかも知れません。バタ臭いですか。マーガリンとの比較から来る、含意もある程度はありました。マーガリンは出てませんが。飛躍と言う観点、心理がから見たアプローチ、再び自作詩を再読して見る意義を見出せたような気がしました。矛盾を解決するのがダースベイダーだと言うフレーズがありました。何か自作詩ながら、ダースベイダーがステレオタイプのイメージから解放されて行く感じを持って行く感じがしたのです。 (宇宙人)

2017-05-23

まりもさん再コメントを有難う御座います。行間イメージの飛び過ぎは反省すべき点なのかも知れません。音感と独白の韻律ですか。考慮しておきましょう。そう言う観点からはもう一回自分の詩を読み返して見て ダースベイダーの剣を 躱(かわ)さない方が 有効だと思うのだ この最後の三行は蛇足だったのかも知れません。自分の詩の内省を深める意味でもレスレスはやって見るものですね。 (宇宙人)

2017-05-23

hyakkinnさんコメントを有難う御座います。ニッチな需要ですか、隙間産業みたいな(意味が違ったか)感じを受けます。売れない感じと言う評言は孤高なイメージに包まれた弧峰性が含意されて居る様な気もします。私としては、この作品は津田三蔵さん、ニコライ二世さんなど歴史的な登場人物も実は意識されていました。 (宇宙人)

2017-05-23

まりもさんコメントを有難う御座います。ダースベイダーは陳腐なイメージの使い方だったのかも知れません。でも分かり易さ、イメージの鮮明さと言う点で、捨て難いイメージでした。バターを多めにとってにしても私なりの個別性、歴史性が考慮されました。小豆の莢を燃やすと言うのは、ある意味余分な行為ですね。単に捨てればいいのですから、実用的には。でもそこに詩的行為があると思いました。美化するつもりはないのですが、詩的イメージの胎動があると思ったのです。ちびくろサンボのバターに溶けてしまったタイガーですか。これは何か詩的イメージが濃厚ですね。この作品は差別排除運動があったりして一筋縄ではいかない作品のようですが。 (宇宙人)

2017-05-23

朝顔さんコメントを有難う御座います。そうですね、前のレスレスでも書きましたが、音無響子ではなくて、音無郁子。そしてHN。シェークスピアは必ず遠からず指摘されるものと思って居ました。ネーミングは形から見たら安直だったのかも知れませんが、彼はソネット14行詩を残していますし、結構詩人力がアップするかと思ったのです。どっか「分かる」と言う評は少しだけ安心できました。 (頑張った)

2017-05-16

hyakkinnさんコメントを有難う御座います。冒頭部分ですよね、結婚部分は前レスレスでも書きましたが、書かなかったことで言うと、冒頭分は緊張しました。結構大胆めに異化と言うのか、それなりに考えて提示してみました。緊張をほぐすという意味でも有名な漫画を下敷きに詩作してみました。 (頑張った)

2017-05-16

まりもさんコメントを有難う御座います。ああ「い」音ですか。そして柵を超えてからですね。石器時代へ連れ戻されますね。リズムが乗って「序破急」ですか。好みの問題を超えて、傾聴に値するのかも知れません。 「異存は無かった  意味は無かった 畏友が増えた 井田さんに会いに行った 伺候して」 これらの「い」音的リズム。そして意味にも踏み込んだ詩的枠組みについても検討したいと思いました。 (頑張った)

2017-05-15

花緒さんコメントを有難う御座います。初読の印象と言う事でレスを頂くと、私も読み返して見て、結構ポイントが浮かび上がって来るように思いました。例えば音無郁子、これは音無響子と読んで仕舞うと思いました。音無郁子はモデルとなった漫画では登場回数が少ないからですね。反射的に音無響子だと思ってしまう、そこを音無郁子とした事の深い意義を自分でも検討していこうと思いました。新之助金之助は常識的にはクレヨンしんちゃんと夏目漱石の本名でしょうが、佐吉やお縫いと一緒で、古めかしい名前と言う点では普遍性、江戸時代明治時代らへんのよくある名前としての一般的妥当性に付いても思いを致したいです。 (頑張った)

2017-05-15

不思議な感覚の言葉遣いだと思いました。柿の太い枝を割る、 「それから家屋は 不在票を見つけた。」 など、ありきたりの擬人法を超えて、「不在票」が浮き彫りになったような気がします。 (黄緑色の虫)

2017-05-01

何か祈りのようなものが、牛と馬に仮託されているのか、生きとし生けるものと言う人間も含めた、文字通り全体を対象に含めているのか、分かりませんが、漏れ聞こえているようで、「A5ランク」などの等級、 「牛は 動物は 明日と死後を考えない」 こんな箇所からも、世俗的な、知識や、牛と人間との比較を通じて、やはり祈りが垣間見えている様な気がしました。 (牛肉)

2017-05-01

「父が私の腕を食べる 母が私の胸を食べる 弟が私の脚を食べる」 ここが個性的でしたね。レシピの箇所は、冒頭の3行もそうですが、結局自分を鶏に見立てて、調理されてしまうというコンセプトの詩なのかもしれませんね。 (聖家族団欒)

2017-05-01

手のひら

2021-04-02

わたしだけの

2020-01-02

おにおん

2020-04-09

日影の日

2022-06-12

厨2病大好き!

2022-06-01

ふらふら

2022-08-01

2022-08-03

耳鳴り

2022-08-13

歩く

2022-08-20

秋愁

2022-10-02

下顎呼吸

2022-11-19

Be like Water

2022-11-12

望むのは

2022-11-19

ナンセンス

2022-11-24

婚礼

2022-12-07

夏の夢

2023-02-01

あなたの瞳

2023-03-01

春よ来い

2023-03-04

連頭越しの式

2023-05-04

遺影

2018-10-22

羽の日

2018-10-18

枠の外で

2019-10-05

focus

2023-08-01

a funny story

2023-09-14

透ける

2024-01-28

水滴

2024-05-13

渡り鳥

2024-07-08