満月 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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満月    

あなたがいない満月の夜は カーテンを閉めて眠ります。 満月は触ってくるから、 その冷たい色は鋭利ですから。 犬の遠吠えが追いかけてくる。 どこにでも行ってしまえそうな 月夜なので、 布団をかぶります。 光素エーテルはやはりアルコールであり 私は下戸です。 裸足で踏むコンクリートが固い。 背筋を伝う汗が 心臓にナイフを当てて 頭が痛い ……組織液が漏れています。 私が完全に私だって言えるの?


満月 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 665.5
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 4

作成日時 2022-09-01
コメント日時 2022-09-02
#現代詩
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性22
前衛性00
可読性22
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント44
 平均値  中央値 
叙情性22
前衛性00
可読性22
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合44
閲覧指数:665.5
2025/04/10 00時57分37秒現在
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    作品に書かれた推薦文

満月 コメントセクション

コメント数(4)
エイクピア
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(2022-09-01)

満月は触って来るからというのは清新な表現だと思いました。私が私であると言う事から来る違和感、自同律から来る違和感は多いと思います。しかしそう言った考え方は先験的な私イコール私を疑わない。外が言う私のカテゴリーを疑わない。「僕って何」が無い。そう言う点で、最後の行は真摯だと思いました。

1
楽子
楽子
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(2022-09-01)

すごく好きです!いいなあ、言葉が綺麗。美しくて、痛みがあって。 「私が完全に私だって言えるの?」 ただ個人的にはここはもう少し良い〆があったような気がしました。 ただどこか浮遊感のある言葉選びの中に、「裸足の足の裏の痛み」という、 重力を感じさせる実感が混じった結果 「自分は自分なのか?」というのは、 浮遊と重力という、相反する2つの印象の結末としては正しいのかもしれない!

1
大林 満
大林 満
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(2022-09-01)

 秋元様、若さを感じました。お若い方だと思います。個人的に、この心を忘れないでいただきたいです。

1
田中宏輔
田中宏輔
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(2022-09-02)

詩のような雰囲気はあります。

0

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投稿作品数: 1