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愛別離苦
時は、11月30日夜の11時 彼女が私に突然の別れを告げた。 ほかの彼氏ができたのだった。 闇と孤独の中に私をひとり残していってしまった。 別れを宣告された瞬間、淡々と聞いていただけだった。 無になった。 「tはもてるから大丈夫だと思うよ。」 彼女は言った。 この日は僕にとっての原爆記念日となるのだろう。 いつも、いつまでも、 体の外にあるのにこんなにも近く。 あたかも、失った手が痛むように。 私は精神病院の医者に外出禁止令出されてるので、 彼女見つけようにも簡単にはみつからない。 わたしはこれからどうしたらいいんだ。 途方にくれるばかり。 運命は厄介ごとばかり持ち込んでくる。 もう人間として思い残すことはない。 人間としての人生を生ききった。 私が生きた濃い迷妄の世界が、走馬灯のように浮かんでくる! 人間としての最後の人生を、これ以上ないくらい濃く生きよう! 私が、あと人間でいられる時間は4ヶ月もないんだ。 悟ったら、今人間であることは、もう二度と戻ってこないんだ。 私は彼女がいたら悟りなどいらない。それくらい彼女を愛していた。
愛別離苦 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1603.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2019-12-01
コメント日時 2019-12-01
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>この日は僕にとっての原爆記念日となるのだろう。 この行が非常に印象的で、ほかの行が吹っ飛ぶのではと思うぐらいで。音楽を聴きながら詩を読みました。音楽はチェンバロ演奏でしょうか。音楽よりもYou Tubeの画像が仏教的で腕が何本もあったりなど、幻想的な感じがしました。
0お読みくださってありがとうございます。 音楽はピアノ協奏曲です。
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