高校一年生 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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高校一年生    

大嫌いな数学のテスト。ほとんどの問題がわからなくて、いつも適当に消去法で答えていたよ。大嫌いな人間の前では不機嫌な表情でいたよ。 学校なんてサイテーだ。体がこわばって、身動きも取れないじゃないか。いじめ以上いじめ未満は、いじめに相当すると思いますか?私はそうだと思うんです。 ひとのこころを、よわいところを、罵ったり笑ったりして楽しむのならば。 センセは気づいていた。だけど センセは私の名前しか知らなかった。 半透明なわたし ここは いったい どこ 過敏性腸症候群になりました 起立性調節障害は悪化する一方です それでも休みながらも通います 『行かないとだめ』だから ほんとうは サイテーなあの子たちと喋って笑ってみたかった ほんとうは サイテーなセンセに舌打ちしてやりたかった ばかみたいばかみたいっていうか私はばか。勉強に縋るのも親に愚痴を一切言わないのも一人でいるのも陰口に耐え続けるのもぜんぶぜんぶぜんぶ ばか 高校一年生の三学期 私は学校に 行くことを やめた 透明に なった


高校一年生 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 1240.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-05-25
コメント日時 2017-09-01
項目全期間(2025/04/16現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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技巧00
音韻00
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閲覧指数:1240.3
2025/04/16 09時20分27秒現在
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    作品に書かれた推薦文

高校一年生 コメントセクション

コメント数(10)
夏生
(2017-05-25)

はじめまして、amagasasasiteさま! 御作にコメントさせて頂きます。高校生の頃の自分と重なる心情がいくつかあり、何も越えられないままの当時の自分が今も心の中にいることを思い出しました。四連目は本当によく思ったことで。内に内にと心が引きこもっていました。共感できる、に留まらず、見てよ!と叫んでいるような 強さを感じました。

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朝顔
(2017-05-26)

はじめまして。 とても気持ちを揺さぶられる詩でした。 こういう経験って何度も何度も私はあって、なかなか出口に到達しませんでした。 >ばかみたいばかみたいっていうか私はばか。勉強に縋るのも親に愚痴を一切言わないのも一人でいるのも陰口に耐え続けるのもぜんぶぜんぶぜんぶ/ばか この二行が一番詩的です。 たぶん、もっともっと本当の自分のありのままの気持ちを出していいんだろうなぁと、 最近は自分は感じています。夜明け前が一番暗いんだと思います。

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鳩村
(2017-05-27)

数学の、試験において、消去法で、答える、という状況が、わからないのですが・・単に白紙、なのでは・・?

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エイクピア
(2017-05-27)

矢張り 「ほんとうは サイテーなあの子たちと喋って笑ってみたかった ほんとうは サイテーなセンセに舌打ちしてやりたかった」 こられの詩行ですね。「~したかった」想い、思いが詩に成って居ると思いました。

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雨粒あめ子
(2017-09-01)

>クァン・アイ・ユウさんへ お久しぶりです。返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。 わたしのこの詩から、わたしが想像し得ないイメージをくみ取っていただけた事がとても嬉しく思います。 この詩は実体験なのですが、今更遅いけれど本当は賑やかで意地悪な子とも仲良くしてみたかったんですよね…。

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雨粒あめ子
(2017-09-01)

>夏生さんへ 初めまして。 返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。 あの頃は心の内に秘めていただけで、半透明で中途半端なままで。 せめて学校を休学する前に、一度でいいからいじめっ子と戯れてみても良かったんじゃないかと振り返って未練がましく思うのです。 読んでいただき、ありがとうございます。

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雨粒あめ子
(2017-09-01)

>朝顔さんへ 初めまして。これからどうぞ、よろしくお願いいたします。 返信がとても遅れてしまい申し訳ありません。 思春期ならではのなんというか、心を塞いでしまう時期は誰しも経験しますね。 「ばかみたいーーー」は、当時の気持ちと現在の気持ちを表現してみました。 夜明け前が一番暗いですね…。朝が訪れたら楽になるのか、わたしには今でもそうでない日もあります。

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雨粒あめ子
(2017-09-01)

>花緒さんへ お久しぶりです。返信が遅くなってしまい申し訳ありません。 そうですね…。 わたしは彼のことを一切想像せずに、当時の自分の実体験をもとに描いたので、花緒さんの指摘にはとても驚いてしまいました。 ここではいつも、もう一捻りほしいと批評してくださる方が多いので、その言葉を励みにこれからもっと身につけられるよう邁進していきたいです。

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雨粒あめ子
(2017-09-01)

>鳩村さんへ 初めまして。 数学の試験で消去法で答える、というのは、鳩村さんがどこか誤解をしているとおもわれます。 具体的に言うと、問題用紙の問題にいくつかの選択肢があるとして、苦手且つまったく分からないものに対して、選択肢を消去法を使って選んで解答用紙に答えた、ということです。

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雨粒あめ子
(2017-09-01)

>エイクピアさんへ 初めまして。返信がとても遅れてしまい、申し訳ありません。 「〜したかった」という気持ちは、当時を振り返ると常に心にありました。それがこの詩につよく全面に押し出されているのかと思います。 批評していただき、ありがとうございます。

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