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自殺
武士のキングが マジノ線を構築して 身捨つる国を模索する (ミス釣るではないです) スーハスーハ息をしながら キングの酒の飲み過ぎだ インクリボンが3,4本壊れて 梅雨入りした 摩周湖にも雨が降る 風呂からは離れられても 門には捉えられる夕暮れの キングはドイツの電撃戦の 成功を知らない 一日中雨だった一昨日を カラオケが覆い 今日の爺様に着地する 不快児童は今日は居ないようだった (泣こうと迫る児童を不快児童と定義します) 川は流れる、地の塩はそんなに多くない 汽水域だろうか、キングは川に飛び込む テレビのクルーの幇助、塩が撒けない キングにはシルヴィアプラスみたいな 自殺は出来ないようだった
自殺 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 983.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-06-08
コメント日時 2018-06-18
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「自殺」をモチーフにした作品に飽きが来た、というか食傷気味だな、というか死なないんだったら「自殺、自殺」書くんじゃないよ、と暴論めいたことさえ考えながら読んでいました。「不快児童は今日は居ないようだった」とか「梅雨入りした摩周湖にも雨が降る」から、「キングは~の成功を知らない」のくだりとかは、世捨て人のような気質、何ごとにも無関心な雰囲気が出ていて、良いと思いました。最後「シルヴィアプラスみたいな」とありますが、なぜ「シルヴィアプラス」でなければならなかったのか、僕にはよくわかりませんでした。やや荒っぽい感想失礼しました。
0「自殺」を過去の「自殺」を題材にしたものたちの歴史とは別にもっと言葉としてのニュートラルさやシュールさで捉えて描こうとしているのかな、と感じたのです。 ですが、やはりそれはこの詩のアイデンティティになっていなくて(後半が「自殺」を丁寧に描く影響で)、 となると「自殺」についてもう少し踏まえなければいけないものが増えてきてしまって、 結果的にどこへ向かう詩なのかとか、なぜこういう詩なのかとかを考えないといけなくなってしまって、文脈を強く捉えないといけなくなっている状態だと思いました。 けっこう、最初から「自殺」する雰囲気が「キング」にあるのが、もったいないかなと思いました。
0stereotype2085さんコメントを有難う御座います。やはり最大の関心事はシルヴィアプラスでは無いのですが、どうしても歴史的事実に頼り切ってしまったのかもしれません。シルヴィアプラスは自殺によって自らの人生を終えた世界的な有名な詩人なので、どうしても名前を出してしまった。最大の眼目はキングの実存的な企投、投企なので「自殺」でなくてもよかったのかもしれませんが、タイトルにもしたように、やはり外せない内容でした。ただ、プラスの名前は、むしろ、自殺的な陰惨さを和らげるかと、そんな意図もありました。むしろ私が念頭に置いて居たのは彼女の夫君の、テッドヒューズだったのかもしれません。詩には出て来ませんが。
0かるべまさひろさんコメントを有難う御座います。そうですね、確かに、マジノ線、電撃戦、シルヴィアプラスなど、固有名は出しましたが、中性的なものは何時も目指して居ると思います。キングの自殺する雰囲気ですか。それとコンテクストの幽霊化ではないですが、隠蔽性が、「自殺」の焦点をぼかしてしまったのかもしれません。キングのキャラクターとかですね。何かロボットのような印象、コンテクストにからまない様な、ぬぼーっとした感じ、主人公っぽいのに石ころみたいな、むしろ自殺の焦点をぼやけさせる働きをさせてしまったのかもしれません。 後半の描写との連関でも惑わしてしまったのかもしれません。地の塩は別に聖書を意識したものではありませんが、やはり前半との連関、化学反応などがしっくり来なかったのかもしれません。
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