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人類と海
海のかなたに見える月は 岩で出来ている事を 海に降る雪は知っている 海のセンターに土を 長いこと撒いていたから 海は土になるはずと 海に降る雪は知っている 上から垂れてくる糸が 蜘蛛の糸ではないことを 海に降る雪はよく知っている 海に溶ける月が黄昏に 軽くクシャミをして 海にある家をイニシャルにしている イニシャルに酢をかけて 判決を下す裁判官だっているだろう 海に降る雪はこれらのことを 本当によく知っていた 食べ物の生る木が海に生えるのを 海に降る雪は知らない それを知っているのは人類だけであろう
人類と海 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 469.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-07-13
コメント日時 2024-08-31
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず よどみにうかぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし。 「方丈記」鴨長明 有名な一節ですよね。大好きな文句です。 おはようございます。エイクピアさん。アラメルモです。空欄が寂しそうなのでつまらないコメントを書かせてもらいますけれど、この詩文、上記した方丈記の一節で事は足りるのですね。 森羅万象生きとし生けるもの、何一つとして変わらないものはないのです。生き物も、地球だって日々姿を変えている。 だからなんだ!このいい例になるのです。変わることは誰もが理解している。動植物、地球だって理解している。かも知れない。だからなんだ。と言いたくなってしまうのはそんなことをみんなわかっているからです。一言で言い表せないのが芸術ならば詩だって同じでしょうね。そこには人間が介在するからです。例えどんな形式で理解し難い作りの詩であれ人間が介在死にければ詩も存在しないでしょう?Aiはまた別ものです。(今は) 「人類と海」いいタイトルだな。しかしあなたという語り手の個性がみえてこなければ、だからなんなんだよ。この一言で括られてしまうと思います。
1訂正♂また誤字だ。~介在死にければ(×)~介在しなければ~にしてね。
1ああ編集機能がほしいです。 あなたという個性?わかりにくいですね。つまりこのままではただの叙述なのです。詩の定義は難しい、しかし、わたしには詩であるとは言い難いのです。
0世界観と解釈の一つの提起なのかも知れないし、こう世界を捉えることも出来るみたいな新しい解釈の楽しみ方かなあと思って読みました。あくまで提起だからそこまで本気ではなくて、ユーモアなのだけど、それが詩かどうか? は詩の定義によりますよね。 詩は回る世界を俯瞰してみて正しく捉え真実を詠もうと努力するものなのかも知れない。しかしユーモア詩がもたらす心に与える効能だってあるわけだから、詩は広いんじゃないかと。
1ええとボクだったら、 >食べ物の生る木が海に生えるのを のところは、文頭に【だけど】とかを付けるんですが やはり此処のベテランの人の詩を読むと わざと主語を書かなかったり わかりやすさよりも「凝視」へと誘う文章を書く人が多くいるような、、 また、「食べ物の生る木が海に生える」のをボクもまた知りません マングローブのことなのかな? ジュースというのは聞いたことがあったような‥‥ ということで、 最後まで読んでボクが「人類」ではなかったことに気付くという 衝撃のラストに震えました、、 笑 たぶん異なる視点から何度も読み返すべきなのですね、 ただ、そーゆーのが苦手なので ボクはいつまで経ってもアンポンタンな詩しか書けない‥‥ お馬鹿なコメントをしてしまい、どうかお許しを、、
1万太郎さん、解釈の問題ではなく、atsuchan69さんも指摘されているようにエクリチュール。つまり書き方の問題だと思う。天井の聲。いくら無機質に俯瞰された表現でも書くのは人間だ。血が通って読めなければ感動されることもない。そう思いますよ。
1海に降る雪は知っている。しかし実は海に降る雪は何も知らない。知っているのは人間だけだ。ってあたりまえのことを捻りながらおっしゃってるだけなんですが、面白いな。洒落と同じく面白いだけなんですよ。としつこく食い下がりましたが、それだけメルモ面白く読めたということでしょう。エイクピアさん万歳。実は期待してますよ。
1メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。鴨長明の「方丈記」ですか。冒頭部分はよく知って居るのですが、森羅万象ですか。私の個性ですか。個性を消すのも個性と対抗するつもりはないですが、「個性」は詩に生かしていきたいです。
0メルモsアラガイsさん再コメントを有難う御座います。ああ、誤字脱字ですか。そうですね、人間の介在、人間性、個性、「だからなんなんだ」と言われないような詩作を心掛けたいですね。しかし海に雪はありふれたフレーズでだからこそ、迷いがあったのかもしれません。
0メルモsアラガイsさ再々コメントを有難う御座います。そうですね、私も編集機能が欲しいと思うことがあります。確かに詩の定義は難しいですが、「叙述」ですか。「詩である」事には努めたいですね、ここは詩のサイトなので。
0万太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、詩の定義は広いんじゃないかと言ってもらえると安堵します。ユーモア詩ですか。私もありなんじゃないかと思えました。コメントに救われましたね。
0atsuchan69さんコメントを有難う御座います。ああ、「だけど」ですか。確かに散々「海に降る雪は知って居る」として来たので、妥当なところなのかもしれません。人目や人科が人間以外にも使われるようになったので「人類」の定義は以前に比べて難しくなったと思うのですが「食べ物の生る木が海に生える」は具体性があるともうちょっと説得力が増したのかもしれません。
0メルモsアラガイsさn四度のコメントを有難う御座います。エクリチュールの問題ですか。天井の声。詩を発展させるには自分だけでは無理なのかもしれません。
0メルモsアラガイsさん五度のコメントを有難う御座います。海に降る雪は知って居るとは言っても、こっちの勝手な断定なので、文芸上の真なので、ある意味曖昧な断定ですね。ただ真理に到達するプロセスを欲していたのかもしれません、この詩を詩作する過程で。
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