ねえ、クリスティー - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

ねえ、クリスティー    

ねえ、クリスティー 十五歳の夏の終わりに 新潟のあの海で君が流した そのナミダを 小さな貝が食べました ねえ、クリスティー そのナミダは 消化されずに真珠となって残ります 海に眠る真珠をみつけだして ネックレスをつくりましょう あの夏の夜 八月六日の一九時に 僕たちはひとつ 大人の階段をのぼりました ねえ、クリスティー 白いスーツを着て 君の隣に座っている あの男はあなたの何を 知っているのでしょう 十五歳の君が好きだった ロックバンドのへんてこな名前 君によくなついていた 朝岡さんちの犬の種類 新潟の海で交わした約束 全部知っているのでしょうか ねえ、クリスティー 僕は白スーツの知らない君を知っているけど 白スーツは僕の知らない君を知っているわけで じつはね、結婚式の招待状 コピーを一部とってあるんだ そっちの方には欠席に丸印がついてる 本当は君の結婚式なんて行きたくなかったんだ でも、大人になった君を見てみたくてさ 成人式にも来なかっただろう? これは純粋なお祝いの言葉なんだけどさ ねえ、クリスティー 「きれいになったね」 子羊のローストに使われた ローズマリーがそんなことを考えさせる ジューンブライド



ねえ、クリスティー ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 533.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-11-22
コメント日時 2023-11-22
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:533.1
2025/04/15 18時17分31秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

ねえ、クリスティー コメントセクション

コメント数(1)
エイクピア
作品へ
(2023-11-23)

クリスティーに語り掛ける調子。白スーツを着ている男。朝岡さんちの犬の種類など、詩語や詩行の示唆や暗示が詩を盛り上げていると思いました。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2