あ 愛するきみよ
い いつまでも一緒に歩いて行こう
う 後ろは振り向かないで
え 駅の改札を出たら
お 大きな山々が迎えてくれた
か 必ず幸せになれると…
き 昨日までの想い出が
く 苦しい時も救ってくれる
け 険しい頂上まではもう少し
こ こんなに花が咲いているよ
さ さぁ! 歩こう
し 白い雪が残っているね
す 涼しい風が頬を撫で
せ 背負った荷物も軽くなる
そ そう… きみの瞳はまだ生きているから
た 立ち上がろう
ち 地に足を踏み込めて
つ 剣岳は鋭く
て 天空の青を突き刺している
と 尖った岩々がぼくらを祝福してくれているよ
な 長い道程もあと僅か
に 荷物を背負い直したら
ぬ 濡れた頬とうなじを拭いて
ね ねぇ… 歩いて行こう
の 登り路はもう少しで終わるよ
は 花々が微かに笑いながら歌い
ひ 広々としたこの景色を飾っている
へ 睥睨へいげいしてごらん
ほ ほら あれが槍ヶ岳 あれは白馬岳…
ま 真っ直ぐに伸ばした指の果てには富士の峰
み 観てごらん重層と連なる山々を
む 無理はしないでいいから
め 眼の前にはチシマギキョウが咲いている
も もうぼくらを邪魔するものはない
や 休んだらポカリを飲んで
ゆ 雪にカルピスをかけてごらん
よ 歓びが喉を通過するよ
ら ラピスラズリの空のもと
り 輪唱する花々の祝福のもと
る ルビーの指輪をポケットに忍ばせ
れ 恋愛にピリオドを付けよう
ろ 呂律の回らない言葉を捧げた
わ ワタシト・ケ…ケッ…コン・シテ…クダサイ!
作品データ
コメント数 : 8
P V 数 : 403.7
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-02-26
コメント日時 2024-02-27
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:403.7
2024/11/23 18時41分22秒現在
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五十音を使って、こんなにもたくさんの美しい文章で構成された詩を作るのはすごいと思いました。しかも、ストーリーもきちんとあって、かなり時間をかけて書かれたんだろうなと思います。
1お言葉痛み入ります。 これは昨日の午後に二時間ほど唸りながら書きました。
0推敲があまく、睥睨へいげいと二重になってしまいました。陳謝致します。
0意欲的な試みだと思いました、どうしても内容よりも、あいうえおかきくけこ・・・わまで「を」と「ん」だけを除いて、すべての平仮名を漏れなく使って、それらを順番に必ずそれらの文字が冒頭に来るように配した、決まりごとの苛烈さを思いました。そして最後の「わ」のプロポーズが粋な内容だと思いました。
1こういった言葉遊びは 普段より達成感を得られ 自分の引き出しを探り 制約があるからより頭使う なにより書いていておもしろい 自分が楽しめる とても大事だと思います
1エイクピアさん 拙作を読んで頂き有難うございました。私は途中でどんな物になるだろうとハラハラしましたが、何とか捻じ伏せる事ができました。 残念なのはルビーの指輪で、私はルビーは好きな宝石なのですが、ルビーの指輪というと歌謡曲のルビーの指輪を想起されるのではないかと危惧しています。
0拙作を読んで頂き有難うございます。書きながらどんなものになるかハラハラしましたが、何とか形にすることができました。詩としては拙いものなのでそれが残念です。しかし、おっしゃられるように楽しさと達成感は充分に味わうことが出来ました。
0昨夜は拙いコメントで申し訳ありませんでした。 眠くて仕方がなかったのです。(^^; 書き始めた時にビジョンは無かったのですが、書いているうちにマラソンのようにナチュラルハイになり楽しめました。
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