ダンサーと節夫 - B-REVIEW
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ことばという幻想

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ダンサーと節夫    

時代が街中を遠野物語にしていた ダンサーが孫をバラバラにしようとしたり 蚊が付いた小さな子を 昔にさかのぼらせようとする 無秩序がまかり通り 手が呼吸しているのに気付いた 時間をさかのぼった子らが 宇宙に分散して 手の呼気が毒を街中にばらまくのだとしたら 駅に残された武衛様が危ない 駅は毒を吸収しやすい 仮象の毒が駅にまとわりつき ドガに罷免されたダンサーの怒りが 孫をさらにばらばらにする 小さな子に蚊が付いて居たり 小さな子が時をさかのぼるのは 私の戦友(コンラッズ)の節夫の 仕業に違いない 背中のパンチへの証拠がないのだ 石を証拠として出されて 背中への違反と確信できるものは 一人もいなかった 遠野物語になって行く街中を 私は丘から眺めた ダンサーと節夫が同一人物かどうか 私はいぶかしんだ


ダンサーと節夫 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 982.6
お気に入り数: 0
投票数   : 2
ポイント数 : 0

作成日時 2023-12-23
コメント日時 2024-01-31
#現代詩
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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 エンタメ00
技巧00
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閲覧指数:982.6
2025/04/15 09時46分50秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ダンサーと節夫 コメントセクション

コメント数(6)
柊山凡人
柊山凡人
作品へ
(2024-01-06)

無駄な間がなく、何かが迫ってきてあなたの世界にめり込んでしまった。ように感じた。良い詩だと思った。

1
atsuchan69
作品へ
(2024-01-07)

なんかボク、エイクピアさんの爪の垢を煎じて飲んだら上質で良い詩が書けるような気がしています。グラム1万でどうでしょうか? いや、10万でも‥‥

1
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2024-01-10)

あけましておめでとうございます。 本作に於いて、その意味、ミーニングについて私が言及できることは殆ど無いと言っていい。 つまり意味がわからなかったと。 しかし、その、読んでいて非常に楽しかったし、ノスタルジックな読後感すら味わうことが できた。 意味がわからないけれども、感情は残る、ということか。それは非常に稀有な作家性を思った。

1
エイクピア
柊山凡人さんへ
(2024-01-19)

柊山凡人さんコメントを有難う御座います。そうですね、息もつかせぬと言うのか、いい意味で、無駄な間を省く、間を有効に使うことは考えたのかもしれません。のめり込んで頂けたのなら幸いです。良い詩と言って頂けて嬉しいのですが、私的には反省点と言うのか、自詩を振り返って内省できると言う点で、コメントに対するコメント返しは有益だと思いました。

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エイクピア
atsuchan69さんへ
(2024-01-31)

atsuchan69さんコメントを有難う御座います。ああ、そう言って頂けると嬉しいです。爪の垢を煎じるとは些か大袈裟かも知れませんが、詩作をした甲斐がありました。グラムいくらと言う取引は金や銀グラしか知らないのですが、この詩では、ダンサーと節夫、そして遠野物語が、そう言った提示に耐え得るのかどうかにチャレンジしたのだと思います。

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エイクピア
田中恭平 newさんへ
(2024-01-31)

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。ああ、おめでとうございます。俳句における新年の季語の多さや、深さに驚いた年末年始でしたが、そうですね意味、ミーニング、詩はそれらを超えることが多いのかもしれませんが、矢張りある程度は定立と言うのか、定位を行わないと、詩としてのリズム、詩の内容と言うのか、詩作の真意が伝わらないと言う悩みがありました。楽しい、ノスタルジックな読後感を持って頂けたのなら、望外の喜びです。ただ、意味が分からないが感情は残る言う指摘、今後の試作に生かしていけるかと言う事が、心もとなく、稀有な作家性と言う事にしても、遠野物語に依存してはいけないのではなかろうかとか、言外の内容まで感じられて、それらまで含めて、考慮すると、今後の試作に生かしていく重みを思います。

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投稿作品数: 1