11月、転落する幌附乳母車 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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11月、転落する幌附乳母車    

⇒⇒   ⇒ ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒、 空間、 それは物象への網膜的な、 余に概観的な橄欖樹への約物、視標 花粉、顕微鏡を円範疇と看做す 物象―精神が 鎌鎚の印象を呑む様に、 革命実験 地界胸骨を開門する 喚問議会、行動移船占拠されつつ 橙の燈を釘打たれた錆像、 公開磔礎の楔杭を蟠り 二つの鏡を敷延する者を 追随―静物、現像虚実 復紛争を愉悦する火薬庫 慈善協会 華と死に被覆燈火を闇陰と逆立せしめ 爾後、壁紙たる蜂窩十字 血窓縁より陽炎を抛り捨てる 殻の影を瞠り、 雪花石膏より硬綱人物像へ 私製螺旋階段を繋ぐ 第三記念塔を構成起草し、 映像機関、ウラジミール・タトリン氏の両翼機械図が皺嗄れた残骸の優麗に釘打つ 蝶鱗花蘂に 製粉―私製夢―砂礫映像標本額縁を納めて 私、私属を死夢為る果を夢する魘夢 鞴と壁、創物地球像たる工廠 乃ち天球樹立を遭遇し 復と無き壊滅美術を 再権限を発行する人体―被造物の硬鉱石 薔薇の建築 線文字α 血縁、鬱蒼鏡に拠る塵界植物綱目 閾と閾 死想、乃ち 臼歯根に鈍鉄錆を冠蝕し 鋼球物に降る鑿鎚の花燭 鉄滓、終に花崗岩に約款璽を押さえ 緋の戴冠を遁れられぬ


11月、転落する幌附乳母車 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 7
P V 数 : 1042.9
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-08-21
コメント日時 2018-08-24
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
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2024/11/21 23時19分34秒現在
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    作品に書かれた推薦文

11月、転落する幌附乳母車 コメントセクション

コメント数(7)
エイクピア
(2018-08-21)

漢字の用語などが独自で鉄の滓(おり)とか夢に魘(うな)されるに因んだん熟語とか鞴(ふいご)や、復(また)と無きや、結構読むだけでも大変だと思いました。最初の三行もちょっと謎で、矢印が何を意味するかミステリーだと思いました。

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三浦果実
(2018-08-22)

タイトルが先にあって書かれた作品なのか後からタイトルを付けられたのか。タイトルと作品本文の間にあるもの、あるいはタイトルは本文と一通のはじまりの開きなのか、とても気になって読みました。内容は私にとっては難解で、読解する前提知識が必要なようにも思えました。読み終えた後、タイトルと本文の関係を受け入れることを保留のままに。保留にしたとはいえ、2つ、気になって頭に残ったことをコメントします。タイトルを私の中では消化出来てはおりませんが、ふと考えたことは、「11月、転落する」と終えずに幌附乳母車と続けられていること、これが鷹枕可さんが持つ感性のオリジナルさではないかと。もう一つは、冒頭の⇒です。これはすごいフック(読者を作品がキャッチする意)ではないかと。先に申し上げた通りの前提知識があれば冒頭の⇒が置かれている文脈を悟り得るのか、私には難解でも、そうではない何かがあるのではないかと、印象に残りました。 鷹枕可さん、投稿ありがとうございます。

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stereotype2085
(2018-08-22)

難解。最初の矢印と、その後の難解な漢字表記を多用したパートとの対比が面白いですが、詩情という点では僕には微妙に感じられました。とここまで書いていい点がドンドンと思いついてきました。藤井麻輝さんというミュージシャンがノイズ音楽とアンビエントミュージックを融合したインストゥルメンタルを幾つか作っているのですが、それが全体主義国家に支配される人民をたぶんにイメージさせて、10代、20代の僕にはとても斬新な試みとして聞こえたのを思い出しました。この詩の深い意味はなかなかくみ取れませんが、実験的な詩として、前述の音楽に近いとの印象を抱きました。またクセになって読みに来るかもしれません。では失礼を。

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鷹枕可
(2018-08-22)

エイクピアさん、三浦⌘∂admin∂⌘果実さん、もなかさん、stereotype2085さんへ。 ご高覧を賜り、允に嬉しく存じます。 以下、個別に返信をさせていただきます。 エイクピアさんへ。 冒頭、矢印は謂わばタイポグラフィの出来損ないと申しましょうか。 ネットのフォーマットの中では、字組、配置に限界がございますので。 三浦⌘∂admin∂⌘果実さんへ。 本作は、マレーヴィチを代表としたシュプレマティズムに始る、 ロシアアヴァンギャルドへの葬送曲として起草をさせていただきました。 ソビエトと言う極寒の表現制限時代を向える迄に、幾度もの民衆蜂起が有った訳でございますが、 題名はその中程、十月革命より類想を致しました。 はてさて、何故、乳母車が登場するのか。 或は帝政ロシアの嫡子が、虐殺された血族の希望が睡っていた、乳母車なのかも知れません。 或は民衆の自由が葬られた、否、自ら葬った自由なのかも知れません。 もなかさんへ。 お褒め賜り、復、重要な指摘を賜り、允に嬉しく存じます。 最終聯、 私のなかの帝政時代への、復、喪われた共産主義黎明期への憧憬が首を擡げて、詩情を阻害してしまったのでしょう。 そう、些か話が脱線致しますが、 曰く代表作とも謂われるショスタコーヴィチの第五交響曲第四楽章「革命」より、 私は第四交響曲を本作の構想契機として推挙致したく。個人的な嗜好ではございますが。 件の交響曲は、第一楽章から一気呵成に盛り上がり、最終楽章は死絶したかの様な頽廃―静謐に終ってゆくのです。 まるでソビエトと言う理想された国家機構の、終焉を予期し、黙視する様に。 夥多、彼の影響を受けて構成させていただきましたが、 成果としては今一、精彩を欠く創物と成り果てて終った感覚も有り、それが今後の課題でもございましょう。 stereotype2085さんへ。 本作、記法からして伸びやかな詩情とは対極に存在を致しておりますが、 私は到底抒情にそぐわない、 危険思想に肉薄することでしか表現し得ない命題――それはヒトラーやレーニンと言う象徴で在る事も有り、 叛基督教的で在る事も有り、叛現代国家で在る事も復、然りでございますが――、 それら洗脳美学、殲滅美術とでも呼称するべき、一連の煽動に拠るプロパガンダの結実を、 美しい悪として寵愛致したく思う、私が、確かにそれらの存在を赦しているのです。 如何なる誤謬であるとしても、 その誤謬の本質を洞察するには、本質の渦中に自らを投じなければならない、とも。今は思われるのです。

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藤 一紀
(2018-08-23)

こんにちは。書かれている内容はさっぱりで、ところどころからなんとなくしかイメージできないのですが、それはそれ、たくさんの漢字の並びを見ているだけで楽しめます。漢字ってこうしてみるときれいだなあと。まあ、かなとの比較ができるからなのですが。そして、なんとなく、のなかに混じってくる《ウラジミール・タトリン氏》というカタカナの名前が際立って現実的で、面白さを感じました。こうした作品をこれからもどんどん追究して書いていってほしいし、そうしたらどういうところに行き着くのか楽しみだな、と思います。

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鷹枕可
(2018-08-23)

藤 一紀さんへ。 お褒めに与り嬉しく存じます。 自分でも書きながら訳が分からなく成り掛けることも屡でございますが、 御陰様で、朦朧とした心像を苦心しつつも現象体へと仮構をさせて頂いております。 ウラジミール・タトリン氏は、wikipediaで調べるならばいかなる人物であったかは、一目瞭然でございますが。 彼の脳髄から現出された建築構想、機械美術、 それらデザインの片鱗に触発なされることも一興かと存じます。 現実世界に於ける存在としての人物記述は、私を現実へ繋ぎ留めるザイルの様なものでございましょう。

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右肩ヒサシ
(2018-08-23)

鷹枕可さん、こんにちは。 該博な知識と、驚くべき漢語の使い方に敬意を表したいと思っています。 でも、僕にはちょっとついて行けません。知識量の問題もありますけど、造語ぎりぎりの組み合わせによる漢字熟語もあって、そこを理解することも難しそうです。 社会主義、もしくはソ連初期のロシアアヴァンギャルドのイメージを漢字によって造型している立体作品のようにも思えました。そうだとすると、全体はイメージとして受け取るべきものなので、論理ではないですね。 乳母車は、映画「戦艦ポチョムキン」のオマージュでしょうか?

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