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呼吸
息を閉じ込めて 口を包帯でぐるぐる巻いて くるくる服を脱いで 肺から咲いた白百合を齧って 私の足首を切断して 僕の右手を切断して 「さよなら」 って 裸のお腹を撫でて 犬の硝子の眸を揺らして 映り込む残酷を滴らせて 光と呼んで 呼んで 呼んで 呼んで 「さよなら」 って 夢の中でちぎって ちぎった私を 繋がないで 細い息を吐いて この世でする初めての呼吸みたいに思う 想ってた、 信じることをしないで 息を続けて ふっと光る ふっと揺れる 淡く消えては灯る きっと凄絶な 街の光も 「ずっと、信じてた?」 「さよなら」 って、 呼吸 して 君の 華奢な 体 声 小さな 眸に 私が 映 ? ま た (ま だ?) 私が 呼吸して しまう、 咲かないで呼吸 息を 殺して まだ悲しいって傷つくって言うなら死ね自分。
呼吸 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1251.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-12-29
コメント日時 2020-12-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
切断願望ではないと思うのです。ばらばらになりたい願望でもない。息を殺す?日本語の玄妙さを思います。息が出来なければ死んでしまう。死ぬのは息ではないのに、息を殺すと表現する。ニュアンスの違う表現なのに、息が出来なければと言う表現はおかしいかもしれませんが、この詩を読んでいると、ふと口唇期を思いました。包帯が出てきますが、ボンディング願望ではないと思いました。
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