空炎 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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空炎    

雇われてる人は、金で動くようになってしまう。 ひたすら死ぬ気で生きよう。 たった一回きりの二度と戻ってこない人生なんだから。 笑っちゃいけないような人間の愚かさも所詮人間的で笑いに値する。 失恋自殺の少女も、殺人しちまったチビデブ不細工フリーターおじさんも、 西成で鬼畜輪姦のDVDを売りさばくホームレスも、それを馬鹿にしてかっこつける非正規社員も、 みんな豊穣な人生を送っていた。 包茎マイクロペニスの画像を形態に保存してにやついてる女子大生も、 パンパン巨根に犯されたがっており、 美人でもペチャパイのせいで、軽音楽部でトップシンガーになれなかったことをコンプレックスに思ってたりする。 トランプがプッシーつかんだからってしったこっちゃない。 今日も、夕日はひたすらに美しい。 膣土方とかいう、本物の土方に失礼な言い方される彼女たちも、マンコを夕日に照らして輝かせる。 om jun sah sah jun om 男優のキンタマを蹴り上げたAV女優より、男優のほうが気持ちよさそうだった。 もう30歳だ、しかし魂年齢は41歳だ。 男として生きるということ。 この世界は大いなる母の幻惑なのに。 娑婆こそが真実だ。 仮装こそが真実だ。 君たちはそれを認める強さがないために、方便を必要としたのだ。 om shribhaskaraya vidmahe saidevaya dhimahi tanno surya prachodayat 男として生きること。 男らしくなれば、女も女らしさをかもし出してくる。 世界は女だ。 母なる女神よ、許したまえ。 夕べの紫は、母の紫。 慈悲の化身、慈悲の大海。 いろんな人たちの中の悲しみ、そしてそこから起こる怒り、 それがあなたの怒り、 それが私の怒り、 全てはつながっているから。 わたしにはわかる。 ある境地を体験したものだけが作品などに見せるその片鱗を。 死に限りなく近く生きよ。 物体は流動し、流体は火となり、火は、風となり、 風は空間となった。 真空の炎。 あらゆる存在が生きていてつながってることが感じられるだろう。 そう、自然に達したんだよ。 戻ってきたんだ、我が家に。 くつろぎが安らぎへと深まる。 大いなる自然は、人間の個性には屈辱的なことだが、個人性などまったく気にかけず、円満で、荒々しく美醜を超えて美しいのでした。 わたしたちはその中で生きる一匹の雄や雌だった。


空炎 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 1240.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2019-02-01
コメント日時 2019-02-15
#酷評OK
項目全期間(2025/04/14現在)投稿後10日間
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閲覧指数:1240.8
2025/04/14 18時56分23秒現在
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    作品に書かれた推薦文

空炎 コメントセクション

コメント数(5)
エイクピア
(2019-02-02)

女性の風俗を描写するのが目的ではないように思えます。仏教の高みでしょうか、でもない気がしますが、ある高みのステージ。全てはつながっているからと言うフレーズがありましたが、そのために苦悩するか、達観できるかで詩作も大いに変わって来るのだと思いました。

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taishi ohira
(2019-02-02)

苦しみの終わりが安らぎです。 全てつながってることがわかるのは安らいでいるときだけです、 葛藤や苦悩は感受性を麻痺させます。

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今野よーよー
(2019-02-02)

最近の世間のジェンダー観から離れた詩だと感じました。 それゆえに感じる雄々しさ。 オスとメスという呪縛から人間は離れられないのでしょうか? オスであり、メスであるからこそ、自然とつながり、全てつながっているのでしょうか?

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taishi ohira
(2019-02-02)

真実はしばしば時代と逆行します。 雄と雌であるという屈辱的事実の故に自然とつながっているのです。

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まりも
(2019-02-15)

二行目以降の「標語」的な呼びかけが、その先を読む気を削いでいるように思います。 「人間的で笑いに値する」「人間の愚かさ」の諸例が、安易な性的快楽に限定されているところが表層的だと感じました。人間の愚かさは、性に関わる欲望のみである、として、徹底して掘り下げるのか、あるいはより領域の広い非性的な快楽を拾い出すのか・・・どちらかに振り切った方が良いと思いました。 後半、「母なる女神よ」以降、偽仏典のような風情があるのですが、いささか文言が自然回帰をイメージさせるエレメンツの安易な使用で終わっている感もあります。

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投稿作品数: 1