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無題
善意のスコップが私を勝手に掘り返そうとしている。 別に私は固い地面のままでいい。種も埋めてもらわなくていい。雨が降り硬くなってもいい。 花の種を埋められなくていい。 ある日綿毛が舞い落ちて花ひらいたら嬉しくなるだけでいい。
無題 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 877.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-08-26
コメント日時 2023-08-26
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
善意すら暴力な時もあります。コミュニケーションは難しい。
1自然を尊んでいるのかもしれません。自然であれば雑草でもとは書いてありませんが、そんな内容がこのあと4行の後に書かれたのかもしれないと思いました。
1舞い落ちてくる綿毛は詩のコトバですか?
1その、意識表明のように受けとめまして 僕は、善意ってわりと好意的に受けとめる派なのですね。 やっぱりそれで肩の力を抜かせてもらえている自分、これが随所に見受けられるので。 但し、その語り部として、タフに生きていきたいのだなぁと。 その話が変わりまして、ツイキャスで韓国のネット詩人のナ・テジュさんの作品を 紹介させていただいたことがありまして。 その、このサイトの運営として、またネット詩の周知という意味合いも込めまして。 そうして、日本のネット詩の特徴として、ようは色々、わたくし、を出そうとする 側面があるよね、それは技術として。と語られせて頂きました。 この作品は私を語りつつ、その技術として、わたくし、はあんまり前面に出ていなくて さらり、としていますね。 例え、この詩が外国語に翻訳されるとして、その技術的な、わたくし、が あまり入っていないだけ、スムーズに翻訳されそうだ、と。 それって良いことなんじゃないかな、と思ったんです。 その詩の内容の、趣味性も好感をもって受け止めましたし そういう、Poem は世界の共通言語、としても、いい、と言えると思います。
1ああ、こういう作品、好きだなぁ。 《善意のスコップ》の主張とか《固い》《硬い》とか、《埋めてもらわなくていい》《埋められなくていい》の結局他動詞的な用法だとか、短いからその意図がうまく伝わらなくて、逆に傷になってしまっているところもあるんだけど、やっぱり最後の《嬉しくなるだけでいい》というところに、話者の(あるいは話者との関係がとても近い作者の)面はゆい願いというか祈りを感じられて、素直に「ああ、これは詩だな」と感動することができました。 詩のテクニックというか、文章の修辞なんかは不慣れな感じで、モチーフもよくあるどこかで見たことのあるものだけれど、でも確かにこの文章を書いたのは人間で、ちょっと照れくさそうにもしかすると憮然とした表情で、こういった言葉をここに書かざるを得なかったんだ、と思うと、これらの言葉がとても美しく宝石のように思えてきてしまう。 タイトルが『無題』なのも、これから芽生えていくその地面の固さ(硬さ)を思わせてとってもいい。 「タイトルがない」って意味の無題ではなくて「これから咲いていく花に名前はまだない」みたいな。 忘れかけていた詩に対する大切な気持ちを思い出させてもらったような感覚があります。 僕のこの拙い感想が、どうか尾木さんにとって綿毛でありますように。 次の作品も楽しみにしています。
1ちょっと脱線したコメントで申し訳ないのですが、かたい地面に舞い降りてくいこみ、花を咲かせる綿毛の強さがすごいなと思いました。
1拙い作品にコメントありがとうございます。 はい、優しさや暖かさは与える側も与えられる側も受け入れることが出来てようやく成立出来ると思います。 コミュニケーションは本当に難しいです
0拙い作品にコメントありがとうございます。 その視点は目から鱗でした!笑 全くその意図は無かったのですが、そういう風に見ると確かに自然の強さを謳っています!とても面白いです! あと、もう一つ面白いなと思ったのが、この言葉のイメージの元になったのが職場での清掃活動という名の事務所の庭の雑草取りをしていた時、その時は雑草を取って土を柔らかくして土壌を整えて、とても気持ちよくて爽やかな気分になったのですが、それは結局人間が満足しているだけで土も花も草も虫も誰もそんなこと求めてないよなあ、とふとした時に考えたので、根底には自然への思いも込められているのかもしれないなと気づきました。
0拙い作品にコメントありがとうございます。 確かに、この詩は私の意思表明ですね。 周りの優しや暖かさと言われ尊ばれているものも、受け手によって解釈は千差万別で、私はその善意がナイフとまでは行かないけれど、少しづつ体を抉られている気持ちになってしまいました。 言葉はナイフとはよく言いますよね。でもナイフほど鋭くも無いし悪意もないから困ってしまって、 その優しさに身を任せるために自分を削らなければいけないなら、私はこのままでいい そんな気持ちを何かにぶつけたくて書きました。 外国翻訳のお話とても面白いですね。 心のうちを描写した結果簡潔(?)になったのかもしれませんが、そういった言葉を頂けて嬉しいです。 ここに投稿したのもこの言葉をどこに吐き出せばいいかわからなくて、これはポエムかな?詩でいいのかな?と考えていたらこのサイトに行き着きました。 現代詩と調べると、ルールは無いと書いてありドキドキしながら投稿しましたが、皆さんに受け入れていただけているようで(今のところ)嬉しいです。
1拙い作品にコメントありがとうございます。 とても私の作品を考察してくれていて、恥ずかしくも嬉しくもあります。 "《嬉しくなるだけでいい》というところに、話者の(あるいは話者との関係がとても近い作者の)面はゆい願いというか祈りを感じられて" この言葉がとても嬉しかったです。 眞島さんの言う通り、少しの祈りと私の意固地な思いが混ざっています。 確かにあなたの言葉私の綿毛になりました。 風に吹かれて別のところへ行ったとしても、その優しさを感じれて嬉しいです。(なんだかまたポエムみたいなことを言ってしまいお恥ずかしいです) 思いをぶつけたものなので次に何かを書くかは分かりませんが、お言葉ありがとうございます。
0拙い作品にコメントありがとうございます。 植物の生命力、すごいですよね! この前職場で雑草取りをしたのですがまざまざと感じました…! もし花が生えるならたんぽぽが可愛くていいですね!笑
0拙い作品にコメントありがとうございます。 すみません。うまく読解出来なかったのですが、 詩のコトバ と言うのは、どこかから引用しているということでしょうか? で、あれば違います。 もしくは文法おかしいよ、という指摘でしたらお恥ずかしいです。という返信になります。 詩の何か用語でした、教えていただけると嬉しいです
0拙い作品にコメントありがとうございます。 残念ながら(?)私の中でこのお話は終わりです。 でも詩のその先を想像していただけて嬉しいです。 自分では見つけられない見方があるのがとても良いですね
0わかりにくいコメントで、申し訳ありませんでした。 どこかからの引用のことでも文法のことでもありません。 詩の表現や技法に関することというよりも、書かれている内容についてのことです。 硬くなった心にさえも、根を張り花を咲かせるような綿毛とは、あなたが今まで読んだ、そしてこれから読むであろう詩が語りかけてくるコトバのことでしょうか、という意味です。 言い方を替えれば、心に響くような詩のコトバを舞い落ちてくる綿毛で表したのでしょうか、ということです。 (あるいは、綿毛をどう受けとるかは読み手次第でしょうか)
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