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ヒーロー
気晴らしにヒーローを気取ると 降伏勧告のビラを空からばらまかれて 落下傘部隊だ空の神兵だ 空からジャックが光を帯びて 降りて来てメトロポリスの手を 伸ばす おお伸ばす光を帯びた勧告の手 矢が舞う空間を降りて行く 合うのは湯の苦しみばかりの 社会で私はフーフー湯を冷まさねば 飲めぬ猫舌であった フーフー冷ましてヒーロー気取って 勧告の手がターザンに届く頃 私はターザンを見捨てて女のもとに走った 追いかけるものは誰も居なかった
ヒーロー ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 929.2
お気に入り数: 2
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-11-04
コメント日時 2021-11-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
落下傘部隊、空の神兵で旧日本軍だと思ったらジャックとかメトロポリスとか出てくるし、最後にはターザンが出てくるから(ターザンは『左利きの男』にも登場する)私はどこにいるのか、私は何のヒーローなのかは分からないけど、ヒーローって1人で勝手になれるものじゃないから、私は何かの関係性の中にいるはずだ。その中で気晴らしに誰かを守ろうとしたんだろうか?私はフーフー湯を冷ます様にして苦しみを飲む。しかしそれは一般的に想像するヒーローの姿とは似つかない。私は空に、勧告の手に、憧れていたんじゃないだろうか。ヒーローは対立している敵に対し、憎しみと共に美を見出す。それは禁欲的で、耽美的に思える。倫理を作り出す美意識と対立して、そこから逃避する。美的判断に傷ついて。そして私は女のもとでも同じかもしれない。それでも、この様な立ち位置で、追いかけるものは誰も居ない、と言っている所に感覚の広がりが見えた。
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