わたしは
わたしを
ぶった奴を
ぶったことによって
わたしにぶたれる
週に一回家に来る
訪問看護師さんと
たわいない話をする
想像をする
全くもって我儘な流れ星
帰り道コンビニのあかりに
導かれるように
赤信号を渡る
わたしは
わたしの中で
わたしを巣食う
わたしの親でもなければ子でもない
ものたちのために
わたしを救う
あるひとつの形態素
を
そっとひとりにしてあげる
あなたたちのうちの
誰かが わたしのことを
ドクターマーチンを履いた
足で踏んづける
わたしは思わず泣き虫になる
わたしは
わたしを
わたしこそ
かれらにとって
かれらによって
たったひとりの
わたしにして
わたしたらしめる
まで
ゆめのなかなのか
おなかのなかなのか
時間旅行のさなか
大きな神社でみつけた
まあるいいしころを握って
ありとあらゆる紛らわしいもの
とともに
わたしの名をさけびつづける
作品データ
コメント数 : 16
P V 数 : 1089.8
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-21
コメント日時 2024-06-01
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:1089.8
2024/11/21 22時59分57秒現在
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嫌なことがいっぱいあっても、自分を捨てずあがき続けたことによって、霊的なレベルが 上がっていると思います。苦しみの末に喜びが。
1だれかがすることがわたしに帰る、わたしがすることもわたしに帰る、、わたしに何かが帰るからからこそわたしがわたしになる、、わたしって本当に捉えどころがないものですね
2自分は今まで2人いましたが、最近外の1人がようやく入り込んで1人になったというような感覚があります。かなり自分としてしっかりときていますが、以前とは周りとの関わり方がガラッと変わ(変えないとだめになってしまう)りました。何かにすがりながら、さまざまなものが自分を構成していますね。
1コメントありがとうございます。あがきつづけようとおもいます。
1入間しゅかさんいつもいいポエム書いてる
1素朴な言葉の連なりにからだの底から湧き上がってくる痛切な思いを感じました。最後に名をさけびつづけながらタイトルが名をつけるなのは、自分でつけた名を自分でさけびつづけたいという思いなのかなと思いました。
1「名をつける」と言うタイトルで、どんな趣旨だろうかと思いました。わたしたらしめるものの作用を名をつける行為としてとらえているのかもしれません。
1コメントありがとうございます。ほんとわたしって何なんでしょうね。 問い続けるしかないんでしょうね。
0コメントありがとうございます。『自分』の中には複数人います。たぶん、複数人の自分がいるから何か書きたくなるのかもとさえ思っています。
0コメントありがとうございます。一ポエマーとして褒め言葉だと素直に受け止めることにします。光栄です。
0わたしはわたしをわたしのわたしに~と微妙に繰り返され誘導され増幅されることによって緊張感は高まっていきます。それはわたしの内省の中で正体を隠している化け物が本性を現しては姿を変えるように。言葉遊びの妙味とも取れますが、ちゃんと内なる叫び声も孕んでいて印象に残る作りの詩ですね。
1コメントありがとうございます。そうですね、作品に込めた思いを汲んでもらえて嬉しいです。
0コメントありがとうございます。わたしたらしめるものとはわたしではないものに囲まれることだと思っています。
0コメントありがとうございます。わたしの中にある他人というか、中にいる何か得体の知れないものの叫びを頑張って詩にしてみました。
0暴力はいけませんよね。
1間違いない
0