季節の移ろい - B-REVIEW
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季節の移ろい    

今日尿瓶が大きく唸って 足がリトルワールドに居た 来るのはネズミの集団 真意を探れば 猟奇的な彼女は必要なのかどうか 曲技団を前に動く足 ネズミの集団は応用が利かないから 池に集団で突っ込んで 休止、終止を実現する 物語は猟奇的な彼女を イーゲーファルベンヘ連れて行く 詩人のでんげんが居た イクラちゃんの他界 彼女は飛行機 都市にラナが流れて行くのを テート・ラビアンカ事件に譬える 尿瓶が消え入りそうで痒くなる ウナコーワをぬっても 口内炎は治らない 日本に特徴的なのは四季派ではなくて四季だ だから季節の移ろいを思って寝る


季節の移ろい ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1014.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-08-31
コメント日時 2018-09-01
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:1014.1
2025/04/10 01時54分42秒現在
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    作品に書かれた推薦文

季節の移ろい コメントセクション

コメント数(4)
5or6.(ゴロ)
(2018-09-01)

>ウナコーワをぬっても 口内炎は治らない これがこの詩の本質をついている。

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グーグルグル夫
(2018-09-01)

最初の行では、尿瓶に吸い込まれて小さくなることとか、小用を足していることを思い浮かべましたが、そこにネズミの集団とくれば、迫ってくるものがあるなと思いました。 「レミング」という種類の集団移住をする泳ぎのうまいネズミは、近年まで、個体が増えすぎると崖から海に飛び込んで集団自殺をすると思われていたそうです。 「池に集団で突っ込んで」。それが彼女の鞭によって実現される、休止、終止ならまさに猟奇的だとも思うし、あるいは、「応用が利かない」だけに、不本意だったのか。読んでいくうちに自分もまた、ネズミの集団の一員になり得るような気さえもしてきました。 猟奇的な彼女は、イーゲーファルベンへは取り立てにでも行ったのか、それともなにか全体主義的な命令でも下しに行ったのか。 「田原」という詩人の方については何も知りませんが、「でんげん」と書くことにも何かねらいがあるのかな(?)などと思いました。 「イクラちゃんの他界」にはなんだか悲しい思いがします。イクラちゃんには猟奇的だという感じは全然ないですね。 「ラナ」には「羊毛」とか、「カエル」とかの意味があるのだと知り、「都市にラナが流れていく」を、羊毛が風に流されて飛んできたあとに、カエルの集団が来るようなものとしてイメージしました。 テート・ラビアンカ事件は猟奇的ですね。 ここまでは全体主義とか集団ヒステリーみたいな雰囲気を含んだ印象をなんとなく受けました。猟奇的な彼女が飛躍の架け橋でした。 消え入りそうな尿瓶というのがよくわからなかったのですが、なんとなく、痒み止めのとどかないような内なる声があるのかな(?)などと思いました。 暦のうえではもう秋ですね。8月31日と9月1日の気候に劇的な違いはありませんが。むしろ9月は夏なんじゃないかと毎年思います。

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エイクピア
(2018-09-01)

5or6(ゴロちゃん。)さんコメントを有難う御座います。口内炎に対してウナコーワをぬって治らないのは当然なのですが、何か内容欲しいと思って思い付きました。この部分がこの詩の眼目かどうかは自分でも分からないのですが、確かに自分で詩作してみて、単に内容を付加したと言う事を越えて、自分でも印象的な二行だと思います。

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エイクピア
(2018-09-01)

グーグルグル夫さんコメントを有難う御座います。ああ、アリスの不思議な冒険見たいな、そう言う事はあまり考えていなかったかもしれませんが、確かにそう空想できる言い方をしたかもしれませんし、そう言うアプローチ、ガリバー旅行だとか、上等な虚構に対しても反映した詩作が出来たのかもしれません。レミングの集団自殺ですか。聞いたことはあります。でも最新の研究で否定されて居る事まで含めて、知悉した方がいいかもしれませんね。そうですね、「猟奇的な」と言ったので、それなりの内容、彼女が鞭使ってとかもありかもしれません。「田原」と言う方は詩人でもあるのですが、谷川俊太郎研究家としても有名な方ですね。「でんげん」と言う表記はあまり意図はありませんでした。普段とは違う表記で、何か効果があればと思いました。イクラちゃんは猟奇的な感じがしないですね。そこが取り込んだ理由、発想の源ではないかと自分で推測します。ああ、ラナ。カエルや羊の意味ですか。カエルと言えば草野心平。でも 「羊毛が風に流されて飛んできたあとに、カエルの集団が来るようなものとしてイメージ」 こう言われると確かにラナが都市へ流れて行くのは、そんな解釈も出来ようかと思いました。 テート・ラビアンカ事件は猟奇的でど真ん中過ぎて、投げるべき球種、コースでは無いのかもしれませんが、自然に思い浮かぶ事件として、表現して見ました。 全体主義、集団ヒステリーと言われると、ネズミの集団など、人間で考えると、少し遠回しですが、確かに念頭にあったと思います。消え入りそうな尿瓶は恐らく、煩わしいものの象徴として、心底消え去ってほしいと言うちょっとした願望だったのかもしれません。内なる声は何とも言えませんね。ちょっと浮動性があると思います。 そうですね8月7日、8日ぐらいで、立秋を迎えますね。9月中はまだまだ暑い日が多く、残暑、残る暑さ、秋暑し、秋暑などが初秋の季語としてよく俳句に詠まれて居ます。

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