「21年間も、遅刻して、ごめん」
遅れてきた恐怖の大王が、
謝罪しながら、世界を終わらせる。
演技でイったフリしてる、不思議の国のアリス。
スワイプしまくって、世界を吹っ飛ばす。
眼球の受信料、払い忘れて、
視界全部に、
スクランブルが、かかってる。
味覚障害のミシュランは、
ドッグフードに五つ星を付ける。
テレパシー使える、温泉芸者が、
宛先不明の郵便物を、相手の脳に直接、宅配。
心がまだ、君を好きなまま、フリーズドライしてる。
本当は、
シャボン玉になるはずだった私は、
誰かに触れられただけで、
弾けて潰れる。
何もしないで、今日が終わった、
命の節約家。
季節を食べる、虫たちのせいで、四季が消滅した後の世界。
シザーハンズと、同じ博士に作られた、
全ての指が、ハサミの女の子。
全身を埋め尽くす、QRコード。
全てが怪しい、出会い系サイトに繋がる。
銀河鉄道で発生した痴漢事件。
外に逃げ出した加害者は、
たまたま横切った、隕石にしがみつく。
プーさんが、いつも上に着てる、
赤いシャツ脱ぐほどの熱帯夜。
肉眼で、見えるようになった永遠は、
空気コーヒーのような、水色をしていた。
捜査一課に配属された、天才バカボンの本官は、
繋がった眼球から、ビームを出して、
全ての雲を、クリーム色のピストルに変える。
人類全員が、
楽器に変身できるようになった世界で、
私は三絃しかない、
アコースティックギターに変わる。
作品データ
コメント数 : 3
P V 数 : 929.4
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作成日時 2023-01-27
コメント日時 2023-01-29
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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2024/11/21 19時44分35秒現在
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AIが創作したような作品 実際のAI詩はも少しひねりと言うか 逸脱してるけど この作品を不可知性の彼方に放り込む為には特殊な状態を仕組み上で作り出す必要がある気がしますね 例えばループさせるとか >謝罪しながら、世界を終わらせる だけど 最後にはナニカ そんな訳で私達は再び21年前に 戻っていく 何度目かなんてもんは忘れたけど わかるのは 私が奏でられる回数が更に一回増える事だけだ アリスの演技は何故か変わらないままだが みたいな感じ 作品の中で何回もループして世界は崩壊と回避を繰り返しているみたいにすればAIの理解を超える事ができるのかなわからない感じではあるが この作品だともう完全にAIの息遣いが 背中越しに聞こえてる感じ しかも余裕の感じの息遣いのほう ニヤリとした感じ
1全てがチャーミングな表現だと思いました。ただクマのプーさんは赤のスカーフではと思いましたが、ここは創作の都合なのでしょう。シザーハンズは映画でしたね、深夜映画で見たような気がします。眼球の受信料と言う表現にはドキッとしました。味覚障害はちょっと怖い気がします。銀河鉄道は宮沢賢治を想起させ食傷気味の人も多いと思われるので、あえてチャレンジした表現だと思うのです。痴漢事件や隕石が登場したのは意外でした。
1あんまり好みではないなと思っていたら、突然よくなった作品。 「スワイプしまくって、世界を吹っ飛ばす。」とかあって、これはめっちゃ好きな感じなんですけど、そこから先は読み感があまり噛み合わなくて、ちょっとずつすべって空回りする。なんだろう、空回りして、足がぐるぐるになるまで空回りしたら、フワーって空飛んじゃって、そしたら、ぽっかりと空気コーヒーが浮かび上がる。人生ってこの瞬間だけなんだ、この瞬間にただ生きていたらそれでいいという透明さ
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