別枠表示
学校
きのうの雨すごかったね うん、自転車に乗ってたからぬれちゃった 大変だったね 大変だったよ 風邪ひかなかった? うん、大丈夫だったよ 今日はじめじめするね じめじめ? じめじめっていうのは、湿気が多くて、肌がべとべとすること べとべと?笑 ふーん 自転車に乗ってどこへ行ったの? 川とかコンビニへ行った、おばあちゃんと喧嘩したの そうなんだ この国の夜は誰もいないね どういうこと? わたしの国は夜も町や公園に誰かいたの 楽しそうだね 楽しかったよ 学校終わったら一緒にあそぼう ごめんね、今日は駄目なんだ そっかー、残念 ごめんね 国にいたときは学校が終わると海へ行ってたの 海!いいな! ひとつの自転車に5人乗って え!? わたしが運転して、後の座るところに板を置いて 板にこうやって4人座るの へー楽しそう 楽しかったよ 今度一緒に行こうね 空高く蹴りあげられるボールの音がする、ぽーんぽーんと、規則的に それからコギャルが飲むピーチティーの香り 100年もの時が過ぎたような気がする それでいてその隙間は白くてのっぺらしてて お金を貯めて、ともだちの国へ行きたい 会えるかどうかはわからないけど
学校 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1298.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-06-30
コメント日時 2023-07-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
きっと会えるさ。
1田中さんありがとう 飛行機代だけ貯めてぴゅーっと海を越える勇気があればいいのにって思います。 匿名投稿の詩も月をまたぐと、名前を出してコメントできるんですね、発見
0この作品、すごいですね。心が洗われた。読むと真人間にしてくれる作品が時々ある。
0三浦さんありがとう 真人間になんてなっちゃだめですよ(^^)/
0友達はなんかわかんないけどブラジルの人だったんじゃないかなと思いました ボサノヴァを聴いてるとときどき日本語に聞こえるときがあります 言葉は違うけど人間はだいたいいっしょですよね 小学校のことは100年前のことであるようでもあり 昨日のこと いやついさっきのこと のような感じ 時空超え系じんわりポエムとして楽しみました 文字数をきりつめてあるので日常的な感じと緊迫した感じがうまく混ざって独特の雰囲気です
0等身大の子供を表現されていて素敵だと感じました。何事も新鮮だった頃を思い出せます。
0時代に対して身体は垂直にたつ、田村隆一的な垂直感ではなく、どうしたって流されて横たわってしまう身体というものもある わたくし、というものをいくら自身が立脚したくてもできなかった時代というものが確かにあって、そういった時代の亡霊として話者があるとしたら、なんて言う事を想像しながら読みました 詩文の分析はここには書きません。 ただ折口的な発想が垣間見えること、生態的な知覚によって現前される環境と肉体との関係性を歴史的な身体(器官なき身体)として、レイアウトによって示唆しているところには、感動しました 平易な言葉選びに対して、その描かれる内容はまさに「現代詩」として評される価値ある作品だと思いました
0個人的事実を詩的現実へと還元するに足る証拠がない。つまり科白を支えるための背景美術をこの詩は持っていなかったのだ。
0この国、わたしの国と言う言い方から国際的な状況が想像できるのですが、「ともだちの国へ行きたい」という発言から、終わりから始まる構造が強く意識出来ました。 「100年もの時が過ぎたような気がする それでいてその隙間は白くてのっぺらしてて」 案外こんな感覚が我々の日常なのかもしれません。
0