見えるものと見えないもの - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

見えるものと見えないもの    

詩が書けないと筆を折る だがまた新しい筆が目の前に現れる 折っても折っても新しい筆が 書けと言うのか この私に 一体何を この世界は汚れている こんな世界では私の詩はゴミ屑にしかならない それが分かっていながら お前は私に詩を書けと言うのか 偏光フィルターから見える子供達 ボロボロの鞄の取っ手 月の見えない夜と昼 可哀想な蝙蝠の生贄 いくつもの殺戮と隠蔽を繰り返して 世界は作られた その事を暴けと 神様は私に言うのか 涙も出ない 崩れ落ちる身体は疲弊しきっている こんな姿で尚もまだ進めと言うのか 神様は残酷だ 私は祈る 私自身の神様に どうか守って ただ一つの安息の地を求めて



見えるものと見えないもの ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1173.5
お気に入り数: 0
投票数   : 3
ポイント数 : 0

作成日時 2022-08-09
コメント日時 2022-09-11
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/09現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:1173.5
2025/04/09 19時19分32秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

見えるものと見えないもの コメントセクション

コメント数(8)
入間しゅか
入間しゅか
作品へ
(2022-08-09)

四連目好きですよ。 「偏光フィルターから〜」ってとこ。あとはあまりピンときませんでした。ごめんなさい。 でも、刺さる人には刺さるのかもしれません。

1
鷹枕可
作品へ
(2022-08-09)

詩の使命とは。等と考えます契機を与えて下さりました事に感謝をさせて頂きたく存じます。 何時でも社会は透明な犠牲と黙殺に溢れており、それら隠匿され、埋葬された事実と闘うためにこそ、表現の力を振うべきであるとも。 需要と謂う、社会経済的有用性に溺れ、政治的精神に拠って凝る澱、濁り等に盲いておりました、自身の目を見開かせられました様な心境でございます。 心より有り難く存じます。

1
きょこち(久遠恭子)
入間しゅかさんへ
(2022-08-09)

『偏光フィルターから〜』のところ、なかなか詩的に書けたかなと思うので注目していただけて嬉しいです。ありがとうございます。

0
きょこち(久遠恭子)
鷹枕可さんへ
(2022-08-09)

詩の使命、或いは己の使命、と言い換えてもいいかもしれません。書けと背中を押されている、そんな感じの毎日です。でも、たまに疲れて休みたい時もありますが。私が何もしなくても世界は動いています。それなら、何か詩で心動かす事が出来たら、そう思います。コメントありがとうございました。

0
羽田恭
作品へ
(2022-08-09)

>詩が書けないと筆を折る >だがまた新しい筆が目の前に現れる >折っても折っても新しい筆が よく分かります。 ただ自分が作品にしないと全く残らないまま消えていく出来事はあるわけで。 それらが書いてくれよと、小銃が、苦痛が、経験が、原始仏典が、対戦車ミサイルが、ホルスタインが、黒毛和牛が、各種作業が囁いてくるように感じてしまいます。 >その事を暴けと >神様は私に言うのか 暴く訳でも暴かない訳でもなく、「ただ善い言葉のみを語れ」との釈迦の言葉通りに残していく事は大切な事かと。 そのように創作を続けてほしいです。

1
きょこち(久遠恭子)
羽田恭さんへ
(2022-08-09)

そうですよね。語らなければ、いくら辛くても。残らない言葉がありますないよね。分かって下さって嬉しいです。 色々な想いが、脳裏をよぎります。とても苦しいと思う時もありますが、やらなければならない事もあるのが現実です。 羽田さん、コメントありがとうございました。心から感謝申し上げます。

0
エイクピア
作品へ
(2022-09-10)

詩作の工房の秘密を解き明かして居る様な詩ですね。作者の心情まで浮かび上がっているようです。遂に神様に祈るのですが、その過程がユーモラスだと思いました。

1
きょこち(久遠恭子)
エイクピアさんへ
(2022-09-11)

エイクピアさん、悲劇は時として喜劇になり得ますからね。 この詩は何の虚飾も付けずに書き上げました。なので、素直な私の気持ちが描かれているのではと思います。コメントをいただき心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2