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詩 第一
愛する人よ、君を呼ぶ。 無我なる夕刻より。 海より深き涙より。 黒い浅瀬を横目に、1万年を佇む渚より。 宵、人々は窓を閉める。 火と燃えた記憶を、思い出さぬように。 波打ち際に君を待つ。 熱い夏の終わりを、微睡みの中へ葬るように。
詩 第一 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 938.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-10-31
コメント日時 2018-11-01
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
無我と言うと横山大観を思い出すのですが、1万年を佇む渚は何なのか。生物の歴史からすればみじかすぎるが、人類の歴史で考えると、長すぎる。火と燃えた記憶、それは今でも記憶だけではなくて物質的な裏付けを突き付けられて喘いで居るのではないのかなどと考えてしまいました。
0一行一行が味わいのある作品でした。 前半は作者さま固有の表現が並び、 後半はその表現は抽象的でありながら、読む者に模糊たる景色を浮かべさせます。 ぜひ、この作品の内容を反映した形でのタイトルも知ってみたいと思いました。
0同時に投稿された作品、私的には第十五よりも本作第一の方が好み。神々しさが文体にあってるように思う。一行空けの詩はそのブランクに読む側が意味を見出す。意味が見出せない時、単に「詩らしさ」をイージーに表現しようとしているように思えたりする。本作にはその意味があると私は読めた。句点が効いているからだろう。
0ぶぬふそば。ひぇごー。空行が提起されたことのほうに驚いています。特に空行に寓意性がなかったので。
0追伸ですが、私は、詩にはせいぜい番号しか振ってません。
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