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初夏礼賛
本日もまた風静かなるAM12:23 日差しは夏を急いて少年の肩に虫取り網 髪は黒黒とたんぽぽと揺れ 擦りむいた膝のごつごつした樹々は四方八方に身をくねらせている 光は 春よりも醒めている そして冬よりも柔らかい 目下の草はらに黄色や白がまだらにふるえて しかして空は黙している 2匹の蝶々がむつましくよろめいて 「あげはちょう あげはちょう 2匹いるねえ」 子供達が日向に溶ける 空の影が足元をよぎり 少し熱をはらんだ風がうねるAM12:41
初夏礼賛 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1195.1
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2020-06-01
コメント日時 2020-06-11
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
時間の経過、18分たっていると解釈していいのでしょうか。アゲハチョウの存在は二匹居るねえよりも私的にはクロアゲハだったのか、キアゲハだったのか、ナガサキアゲハなどのきれいな色のアゲハだったのかの方が気になりました。子供たちが日向に溶けるという表現はうまいと思いました。
018分という短さが、そのまま初夏が通り過ぎていく時間を表しているかのよう。地域差もあるとは思いますが、夏の陽差しを喜べる初夏の季節って少ししか無いなって思います。暑さが本格化してくると、陽差しは凶器と化しますし。 日向に溶けるという表現は、わたしも好きです。晴れている空を、黙していると表現するのは初めて見ました。時と場面を選べば、色々と応用が利きそうですね。 『擦りむいた膝のごつごつした樹々は四方八方に身をくねらせている』 この一文は、少し削ってもいいかなって。全体的に、使用する語句をもっと礼賛に寄せてバランスを揃えても良いかなと見ました。意外性を重視しているのかもしれませんけどね。
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