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サナトリウムには噛む人が居て 噂が雲になっていた 血まみれの馬券が風に舞って バウムクーヘンが食べられて行く お、川田さん日光が眩しいねと 言えば野菜が降って来る サナトリウムに一緒に 入院しているお隣さんが着ている 紫衣がうらやましくて 左利きハーモニー同盟を離脱してでも 欲しくてキラキラと 川田を拉致して請求した


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作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 1377.9
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 1

作成日時 2021-01-31
コメント日時 2021-02-25
#現代詩
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント11
 平均値  中央値 
叙情性00
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技巧00
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閲覧指数:1377.9
2025/04/06 14時43分28秒現在
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コメント数(5)
福まる
福まる
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(2021-01-31)

「川田を拉致して請求した」の部分で犯罪行為に手を染めたのかそれともただ待ち合わせをしただけなのか気になります詩的には刹那的なものを感じます

1
なかたつ
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(2021-02-07)

 サナトリウムと聞くと、それだけで何だかどきっとします。と言っても、仕事の関係上、この名前がついた病院とやり取りをすることがあったりして。でも、僕はその内部にいるわけではないですから、真に何が起きているかはわかりません。  「噛む」「噂」「食べられて行く」「言えば」と口に関する動きと「雲」「風」「日光」といった気象に関すること。  前段と後段に分けられるような気がするのですが、「紫衣がうらやましくて」という欲望から「拉致して請求した」という行動力。一体前段の日常的な描写は何だったんだと思わせるぐらいの展開というか、「拉致して請求した」というフレーズがものすごく強烈ながらも、さらりと述べられていて。  ところで、「請求した」って何なんでしょう。「左利きハーモニー同盟」というのは、自分たちのことを自分たちが名付けた、言わば自分たちルールのようなものでしょう。つまりは、誰かに名付けられたわけでも、誰かに背負わされたものでもない、自分たちがここにいるということの証明であるような。それでも、「請求した」とは、平易に言えば、求めるだけであって、本当に手に入れられるかはわからないんですよね。よく使う請求書も、当たり前のようにお金を払ってしまいがちですが、別に求められているだけであって、払わないという選択肢もあるわけ

1
エイクピア
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(2021-02-22)

福まるさんコメントを有難う御座います。そうですね、地の文ですので、洒落では済まないような感じは自分にも自覚はありました。ただ拉致=犯罪と言うニュアンスでは無くて、ただハグしただけ、請求と言うのは風に沿ってみただけと解釈していただければと思います。刹那的と言うのはどうでしょう。詩的な方法として愚直に徹した結果なのかもしれません。

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エイクピア
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(2021-02-22)

なかたつさんコメントを有難う御座います。そうですね、今ではサナトリウムは古い言い回しで、死語ですらあるのかもしれませんが、結核療養所的なニュアンスがおどろおどろしい印象を与えるのかもしれません。文学的にもトーマス・マンや村上春樹の小説で、おなじみの用語でもあるのかもしれません。私的には請求と言うとビルクリントン元大統領を思い出すのです。ビルと言うファーストネームが請求書と言う意味があるからなのですが、基本的な単語で、名詞として使われたり、動詞としても使われるので難しいのですが、個人的には幻同然のレヴェルかもしれませんが、そう言う言語的な比較言語学的な観点からも、個人としては儚く安易に滅んでしまうが、種としては永遠と続いて行く、そんな見通しが有ったのかもしれません。

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エイクピア
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(2021-02-25)

蛾兆ボルカさんコメントを有難う御座います。そうですね、最後の行はちょっと極端だったのかもしれませんが、詩的印象の強まりを願ったのかもしれません。逆効果にならないようにとも願っていました。

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