意味となる前から - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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意味となる前から    

韻律の外には破壊された律法の炎熱が噴き上がり 風の透明性に拠って付き随う群像の涙滴が媒介された灯台搭に燈される 見よ諸々の爆撃された銑鉄から呼吸の翼がくきやかにも延展される 錫の瞳は硬膜の間隙より創出された冬の滑石の石畳に似、 襟口は徽章の巨花に相応の硝煙と瑠璃石を付与し さながら航海史の華々しき毒は紺青と滅金の鏤刻を施された思想の浅き狂奔を吐瀉する歴史家の亡骸を追い遣る様に 既述された轍の間隔を縫う そして小銃の束は譲渡をされ葬列の狂人達は嘆き喚きその肉体を掻き毟る 自らの腿骨頭へ閉された自らの透視図法、 黎初から塗潰された侭の一項がありその乾燥質の脂と鉛を紐解く時 分類学的なる博識より逃れ廻る 一匹の 蠅 は 旧守的な慣例から今一体の実存へ遷移し、 心臓から左右上下へ囚われる確乎たる檻の櫛は天蓋へ到る迄を劈く列柱を擬き乍ら 確実に死を鑑査する理由も肖像もなく啼き亙る石灰の膚であって 群蝶の乱れ飛ぶ 視野に 隠避された懺悔、 悔悛の花粉を患うだろう、 実に塗れず国家と問えば権勢者どもの統治‐暴力に基く情況模倣を越えることなき海峡の薔薇の藻屑と応える、そして 暴挙に消えた現‐存在から観念の訣別へ離別を経て尚も 樹立と打倒を繰返す地質学的な輪郭を跨ぐ幾多度もの復讐を正当防衛と何憚らず宣言し、 結果、供犠としての民衆は 連続する欺瞞を鏡像へ評する白百合の精密な模像である 焼却を享け猶もゲットーを示す、幼年期の蒲公英にも似た綿の繊毛、 滑走路は生涯を憂う血の存続、 一幅の壁に俯きながら自死を遂げ 遡航群艇を撃つ解剖台のごとく平均化をされるとも 暗緑の謀殺を、 と囁く旧館の呪詛に扼殺されて尚も、孤絶を耐え凌ぐ実像への寄留者、 その観察眼とあれ


意味となる前から ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1226.0
お気に入り数: 2
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2022-07-23
コメント日時 2022-08-25
#現代詩
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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閲覧指数:1226.0
2025/04/06 23時41分47秒現在
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    作品に書かれた推薦文

意味となる前から コメントセクション

コメント数(8)
よんじゅう
よんじゅう
作品へ
(2022-08-03)

意味というものは罪のようなものなのでしょうか。という感想でした。

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鷹枕可
よんじゅうさんへ
(2022-08-04)

ご閲覧を賜り、心より嬉しく存じます。 例えますなら。拙作は絵画ではなく額縁であり、彫刻ではなく鏤刻細工の様なものなのかも知れぬと。思い至りました次第でございます。 罪に価する作を。いつか巧めましたならばとも願いつつ。

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stereotype2085
作品へ
(2022-08-05)

鷹枕可さんの作風全開という印象ですね。もうこの作品は要塞のようではないですか。難攻不落。付け入る隙を与えない。不気味にしかしどこか神々しく遠方に聳えている塔、要塞という印象です。鷹枕可さん自身を守るためでもあろう。

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鷹枕可
stereotype2085さんへ
(2022-08-05)

ご講評を賜り、允にありがとうございます。 畢竟、生存というあらゆる喪失のただなかにありながら、ひとはみなそれぞれの諸腕に、工まずして選び、選ばれた表現の風合を、著述し、表現を続ける外にはないのかもしれません。 例え。普遍には程遠いと致しましても。まさしく脆弱な、城塞都市の如く。

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エイクピア
作品へ
(2022-08-18)

意味となる前から、既にタイトルからして意味深長で言葉以前と言う中原中也とは全然まじわらないレヴェルでのまさに原始地球に対する隕石の衝突から海の生成や単細胞生物の発生や、月の生成のジャイアントインパクト説などを想起させます。もっと慎重に読むべきなのかもしれませんが、この詩では「国家」と出て来るだけでも起源への遡行を要請されて居る様な、そんな感じ、印象を受けます。

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大林 満
大林 満
鷹枕可さんへ
(2022-08-21)

 個人的に、文学をかなり研究なされている跡が分かりました。

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鷹枕可
エイクピアさんへ
(2022-08-25)

返礼の程、甚だしく遅れて仕舞いまして、申し訳ございません。 ご講評を賜り、心より嬉しく存じます。 本拙作に於きましては。構成や全容を把握しない侭、即興的に記述をさせて頂きました。自動筆記とは如何にもふるびた記法ではございますが。 過去の読書、観劇の記憶、及び世相への視座に基きまして、辛うじて詩とも呼べなくはない、文章の端くれを投稿させて頂いて居ります。 無意識に潜む心像、印象等を咄嗟にも攫み、現す営為こそを詩とも致したく、精進を努めさせて頂いて居りますが、充足し得る水準には未だ程遠く、 長く短い生涯の命題と、肝に銘じて居ります次第でございます。 復、何某かの心像を汲み取って下さりましたなら。報われる心境もございます。 ありがとうございました。

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鷹枕可
大林 満さんへ
(2022-08-25)

はじめまして。レスポンスを賜りまして、允にありがとうございます。 翻訳詩ばかりを読み続けました挙句、本邦の現代詩には疎い侭、今に至りました次第でございます。 浅学を恥じつつ。

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投稿作品数: 1