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溶けた水
サンシャインが高層ビルを照らし 針葉樹が溶けて雪になる 雪は解けて水になる 詩の悲しみは雪で出来て居たり 氷で出来て居たり 人の悲しみはサンシャインビルで 出来ている説を唱えていた人は 暗殺されて メトロポリスの塵となった サンシャインビルを見上げると 鳥が飛んでいるし 蝶が飛んでいる 人が落ちて来ないか不安だ 閉鎖された屋上施設 屋上展望台は閉鎖されて 地上は旗を失うだろう ゴールキーパーは職を失うだろう ハーバーライトがハツカネズミを照らしている 私は主語を食べたばかりで 猛烈に溶けた水を飲みたくなった
溶けた水 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 441.1
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-08-29
コメント日時 2024-09-30
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
最後の五行はとても興味深い。テクニック感ある詩の閉じ方。気になるのは”暗殺”というセンテンス。かなりショッキングな感じをもたせてしまい、作品が記された用紙に焼け焦げの穴を開けてしまった感がある。ここはひとつ読み手に軽い震撼を与えようとの意図なら全く問題はないのだが、私だったらここは暗示にするだろう。
1エイクピアさん、お久しぶりてす。 この詩、今日の僕には解読が難しかったですね。優れたレトリックが多いというのは分かるのですがちょっと追いつかなかったですね、感覚としては閉塞感を感じます。四面楚歌、テッドエンド(袋小路)のような。
1青十字さんコメントを有難う御座います。確かに「暗殺」と言う名詞は私自身強烈だと思いましたが、サンシャインビルと言う用語と拮抗させようとしたのだと思います。もう少しバッファーゾーン的な言葉なり、暗示なりが必要だったのかもしれません。
1stereotype2085さんコメントを有難う御座います。ああ、閉塞感ですか。詩作の通例として、自分を追い込んで、比喩を磨こうとしたのですが、隘路に陥ったのかもしれません。サンシャインビルやメトロポリスのような言い方を詩語に適用するのは慎重であるべきなのかもしれません。
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