別枠表示
いつでも死ねる
これほど簡単なことはない 人はいつでも死ねる それは有り難い 人は脆いから すぐ死ねる すぐ死ねる もっと死にたいと思うようになる 幾つもの死体を重ねて複雑にしたくなる 死というものを肯定したくて崇拝したくて 死神たちはケラケラ言いながら 死を生物の終わりとした 死に縛られ 死ぬことを恐怖する これは人の勘違い 死は恐怖するものではなかった 強いていうなら畏怖するもの そう崇める 神は死 無意識に 私たちは日々死に祈り捧げる これほど簡単なことはない 人はすぐ死ねる 私たちは死を神としているから 死は優しく殺しの手を繋いでくれるだろう
いつでも死ねる ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 726.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-03-19
コメント日時 2024-04-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
わかるような。 ホリエモンは死ぬのが怖くてしょうがないらしい。どうでもよかったけど、その話を聞いた日、なんとなく死がいつもより恐ろしかった 日本人って無宗教といいつつ、客観的に考えてみるとそうでもないというのはよく言われるけど、何に信心深いのかはいまいち分からない。考えてみれば、それは生や死かもしれない。神道の考えでは死は穢れとされて、なんというか容赦がないように感じる。それが安全・衛生を理由にそうなったのか、よく分からないところがある。
1なんか、演劇のハイライトシーンだけインスタントに体験できるような作品で好みでした。
1私に死は難しかったようです。
1死は本来、恐るべきもの、忌むべきもの、汚らわしいものなのかもしれませんが、それでは委縮してしまいます。「し」と言う音の同一性から、デスポエム見たいな発想が出て来たり、「史」と言う発想から詩を歴史的に考えることも可能なのかもしれません。死を神とする我々。自縄自縛に陥る前に、良くないループを断ち切るための模索をしている詩なのかもしれません。
1いや、人は簡単に殺せますけど、簡単に死ぬことは、できませんよ。すぐ死ねるって思って、 簡単に死ねる人間なんていません。人間には本能があり、自己生存本能と、違うことは、出来ないからです。 作り話の世界だけで、人は簡単に死ぬのです。概念としての死は、尊厳の下で扱われるべきです。 醜いものから離れてこそ、立派な死と呼べるのではないでしょうか。
1