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思い出のひまわり
もう一度子供に戻ってみたい たまにそんなことを思う 子供だった頃の私 思いっきり走り回って 好きなだけお菓子を食べて 楽しければ歌って踊って 面白ければ大げさに笑って 嫌だったら大声で泣いて 自分に素直に生きていた 幼稚園の先生は私に言った 「あなたの笑顔はひまわりみたい。」 この言葉は今でも忘れない あの頃は輝いていた 世界が優しさで溢れていた 無邪気に生きる私のことを 誰もが愛してくれたんだ だけど、大人になった今 あの頃のようにはいかなくなった 素直に笑えなくなった 誰かを傷つけてしまうから 言いたいことを言えなくなった わがままだと思われるから 泣くことが恥ずかしいと思った からかわれるのが嫌だから 歌って踊るのが嫌になった 間違ったら怒られるから お菓子をたくさん食べなくなった デブな自分がみっともないから 誰よりも真面目でいようとした 誰よりもいい子でいようとした 誰よりも従順でいようとした 嫌われたくないから バカにされたくないから 怒られたくないから 必死に本当の自分を隠す だってありのままの私なんて 非常識って思われるでしょう? でもね、何だか辛いんだ 息苦しくて泣きそうなんだ いい子を無理やり演じていたら 自分がどうしたいのか もうわからなくなっちゃった だから、もう一度戻ってみたい 無邪気だったあの頃に だけど願ったって、夢見たって それは叶わないことなんだ 子供の私はそんな事も知らず 呑気に空を見上げているんだろう 「素敵な大人になりたいな。」 そうやって思いを馳せているんだろう それなら、 いつか大人になっていく あなたのために 今の私がしっかりしなきゃ いつしかそう思っていた いつかあなたが大人になって 世界の厳しさに飲まれても 胸を張って生きていけるよう 今出来ることを必死にやろう もう一度自分を好きになろう 大人になったあなたに誇れる 大輪の花を咲かせよう だからあなたは自信を持って 力強く生きていってほしい "いつまでもあなたは私の憧れだから"
思い出のひまわり ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1509.3
お気に入り数: 1
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2024-08-01
コメント日時 2024-08-29
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
これこそがひなのさんらしい書き方のように思える。 凝った表現、華美な修辞、あるいは前作のような粗雑さや汚さ……そういったものがない、ただ素直な言葉で表現された自分の想いがこもった詩がひなのさんの詩風の良さだと思います。
1いつもコメントありがとうございます★ 今回もお褒めの言葉に感謝致します★ 前作は実験で書いてみましたが、今作のような作風がお好きとのことで、自分の詩の書き方の良さが再確認できる良いきっかけになりました(*´ω`*) 自分で言うのもなんですが、素直な感じの書き方が一番書きやすいと思っています(笑)
0此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 文意と致しましては、「こどもの頃の――向日葵の様な――あどけなさが懐かしいけれども、 制約の在る社会(世間)の中に生き、尚もう一度大人らしい時分の花を咲かせよう」と申します様な主旨であると感受を致しました次第でございます。 稍、残酷な物言いとは為って仕舞いますので、心苦しいのではございますが。 詩とは、文意要約不可能な状態に迄凝縮、或は削ぎ落とされた後の文体に拠って記述され得るのでは、と考えます次第でございます。 或は、舞踏に比較しても佳いかも知れません。誰も舞踏の舞踏たる意味を問う事はできませんでしょう。 其処を意識なされると、引締った、或は見目に良い詩文と為り得るかも、と存じ上げます次第でございます。 頑張ってみて下さいませ。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。
1コメントありがとうございます★ 作品を読んでくださった感想と的確なアドバイスに感謝致します。 詩作について、もっと勉強と研究が必要ですね(汗) 歌誌「帆」チャンネル、機会があれば見てみます(・∀・)
0私もそう思うこと多々あります。 この作品には共感がたくさんありますね。
1子供目線から振りかえるとわたしもっと頑張れ、でしょうか。子供の時分はよけいに悩んでずいぶんと無駄に時間を潰してしまったな、と振りかえるのが大人になった自分ですが、わたしは中学生の頃が一番楽しかったな。あの思春期のはじまりの頃が将来を決定づける梯にもなりますね。よけいなことばかり考えてましたね。あの頃には戻りたいのですが、また同じような繰り返しだろうな。
1コメントありがとうございます★ 作品を読んで共感できるポイントがたくさんあったで嬉しいです♡
1コメントありがとうございます★ こちらの作品では、社会の厳しさに飲まれた作者が子供の頃の無邪気な思い出を恋しがりながらも、なんとか立ち直ろうとする様子を表現してみました。 "あの思春期のはじまりの頃が将来を決定づける梯にもなりますね" ↑そうですね。思春期の頃がこれからの自分の性格を決めていくんだと思います。私も自分のあり方にあれこれ悩みだしたのは中学生の頃なので(笑)
0良かったです。 ほんと、共感部分がたくさんあって、すんなり心の中に入ってゆく、そんな感じです。
1よくまとまって、感情の流れに葛藤を越える成長が描かれて良い。私も子供時代が理想です。
1わあ~★嬉しい( ꈍᴗꈍ) 励みになります★
1コメントありがとうございます★ "感情の流れに葛藤を越える成長が描かれて良い。" ありがとうございます★嬉しい! 子供時代に思いを馳せるだけじゃなくて、今自分に何ができるかを考え、変わろうと奮起する様子を加えてポジティブな感じで締めてみたいなと思いました★ 子供時代はいつでも憧れちゃいます(笑)
1喜んでいただけて幸いです。 お互いこれからも楽しんで詩を描き続けてゆきたいですね。
1すごく共感できます。 井上陽水の「少年時代」が頭の中に流れてきそうです。
1コメントありがとうございます★ 共感できるとのことで嬉しいです★ 確かに井上陽水の少年時代合いそうですね(*´ω`*)
0根の素直さが出てるよね。 詩的な比喩であったり、音楽的な節であったり、そう言う詩の決まり事としての規則ごとの面では物足りない感じもするんだけれど、感情の発露するストレートな思いが伝わって嫌味がない。
1コメントありがとうございます★ 素直な気持ちが伝わったとのことで嬉しいです(*´ω`*)
1リズム感があって楽しいです
1コメントありがとうございます★ 楽しく読んでいただき、光栄です★
0未来の自分は、いつだって過去の自分を愛していて、過去の自分もまた未来の自分を愛しているのだか思います。まっすぐで柔らかい詩だと思いました。
1コメントありがとうございます★ "未来の自分は、いつだって過去の自分を愛していて、過去の自分もまた未来の自分を愛しているのだか思います。" ↑素晴らしき!素敵な解釈ですね! 過去の自分も未来の自分もお互いに憧れを持っている様子を表現してみました(*´ω`*)
0単に子供のころへ戻りたいという回帰願望ではないと思いました。今と過去をしっかりと比較して、展望が開けないかと模索するポジティヴな態度。その態度が明日を開き、詩の展望を開くのだと思いました。
1コメントありがとうございます★ 素敵な解釈で読んでいただき、光栄です(*´ω`*) 今の自分が子どもの頃を恋しがるように、子どもの頃の自分も未来に思いを馳せており、お互いに憧れを持っている様子を表現してみました(. ❛ ᴗ ❛.)
0いい、素直な詩だと思います。ただ若干後半にかけて失速した印象。モチーフとテーマがシンプルなだけに、もっとタイトにスマートにした方がよかったかなとも思いました。
1コメントありがとうございます★ この作品から素直な気持ちが伝わったとのことで嬉しいです★ アドバイスの方もありがとうございます★ 私の場合、思った言葉をなんでも盛込んでしまうクセがあり…(笑) 上手く言葉をまとめてみるといいんですね。やってみます(. ❛ ᴗ ❛.)
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