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糖分の下僕
ゆっくり ゆっくり 弛緩してゆくわたくしは 糖分の下僕、 つめたくきれぎれとした風に吹かれます 糖分の下僕、 は よく考えるが十中八九、 役に立ちそうもありません が せいぜい働いて せいせい働いて 隠居がしたい・・・も、叶いそうにありません 糖分の下僕、は朝に夕に お砂糖たっぷりのコーヒーを飲みます 騙されているかのような世界に めまいしながら 体が 頭が 喜べばそれでいいと・・・ ゆっくり ゆっくり コーヒーにとけてゆく まるで 夕陽に浸った町の電線系統群 夜がやってきます もう一度書きます 夜がやってきます 糖分の下僕、 は 案外しあわせでありました 糖分の下僕は 糖分という繭に包まれて、庇護されていました あの、くさはらに遊んでいるのが 糖分の下僕です
糖分の下僕 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1035.7
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2021-11-02
コメント日時 2021-11-05
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
即興で返詩を、川柳で。 幸せに 遊ぶ僕への 甘い繭
1糖分の下僕が、糖分に護られる。言葉の硬さと柔らかなリズムが心地良いです。
1糖尿病の恐れ、罹患に対する畏怖の念があるのかと思いました。戦前までの民法だと相続の原因に隠居が有ったのを思い出しました。今の民法では死亡だけが相続原因なので、単純に大らかな時代だったのではないかと、戦前はと思ったりします。糖分の下僕と言うと、ダイエットなども想起しますが、この詩では友達見たいな意味なのかもしれません。
1中原中也全詩集を反復して読んでいたわたくしは 現在、どう書いても、どう書いてもダウナーな詩を書いてしまうのだな、 と今読み直して思いました。 「糖分の下僕」という言葉自体ユーモラスに感じてほしかったが どこか毎日砂糖たっぷりのコーヒーを飲んでいる自分、への 怖れがあるように思います。 話は変わりますが、若者が煙草を喫わないからといって 依存症の問題がとおくになったとは考えられない。 エナジードリンクだ。砂糖とカフェイン加えてネット、ゲームに 若者は依存している。 エナジードリンク片手に朝に夕に公園のバスケットコートで遊んでいる 若者をよく見る。 ネットの情報を、現実に見ることは稀なのだけれど。
0お読み下さりありがとうございます。 素敵な川柳で。関西人風におおきに。
0お読み下さりありがとうございます。 詩の音楽性についてはいつも考えつつ書いていますね。 詩の語が硬質に感じられるならば、わたしがどこか高級志向?だから だと思います。 弛緩してゆく、と書いているならもっと柔らかめを狙っても良かったと 後で熟考したりしています。 おおきに。
0お読み下さりありがとうございます。 父親が糖尿病予備軍であって、糖尿病は遺伝性疾患の可能性が高い、となると やはり、気にかかることではありますね。 悩むほど免疫力は低下すると知りつつも。 やっぱり断酒をしてまして甘党になったこと、朝のコーヒーをその日一日の 楽しみとして生きていると、やはりもっと前に改革しておけば良かったです。 ちなみに私は日々の肉体労働と、煙草を喫うのでやつれていて ガリガリですよ。太って糖尿病になることはないのでその点は安心しています。 ありがとうございます。おおきに。
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