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憐
血糖値が気になる エデンの最寄りから帰り道 昼のホタルを捕まえ 虫かご、と言おうとして噛む 心象風景にも四季がある 朝があり、夕がある 黒板に差す夕日と そらで計算するチョーク 検査結果 逸らすね ひかりの守り方 薄暗い部屋にホタルを放す これは妄想だから ひかるのかひからないのか 知らない 薄暗い部屋にホタルを放す ごめんね きみはここで 私を慰めてね
憐 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 926.1
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-06-06
コメント日時 2024-06-19
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
黒板にさす夕日、という詩句を読んで、懐かしさを感じました。 ホタルって、本当に不思議な色をしていますね。緑っぽいような。 ホタルの光、窓の雪。
0ふーん なるほど
1美味しいものを食べて沢山楽しい思いをした後の帰り道で、楽しかった思い出の余韻に浸りたい、そんな作者の願望のようなものが感じられました。 余韻=蛍に例える表現が儚さをより強調していますね★ センスあるぅ(≧▽≦)★
0どうもぉ
1昼の蛍とは意外なアイテム、配置だと思いました。通常蛍は夜に観察するでしょうから、そこから来る、違和と言うか、異化があると思いました。
0最初の2行で良い詩を書く方だと直感しました。この書き出しは到底書けない。 「血糖値」、「検査結果」、どんよりとした、病院からの帰り道でしょうか。心象風景に四季を作るのは、対比的に現実が色褪せているからこその反動だと感じます。 エイクピアさんが触れている昼の蛍が出てくるのも納得で、現実の昼が暗くなっているからこそ、心の中にいた蛍が飛んできたのかと。 要は、現実と心象の壁、それをすり抜けた蛍が、現実も照らし出していく。「きみ『は』ここで」とあるように、心象にも蛍は沢山いるのです。一匹だけでも現実に連れ出して、照らして欲しかった、切なさが強まる展開で、良い詩だと思いました。 あと受け答えの仕方が、分かってしまう部分があって好きです。
0血糖値と検査結果にどうしても着目してしまうのだが、エデンといえばアダムとイブの楽園なので単純にラブホ帰りとおもった。昼のホタルは煙草、これは彼のもので、これは妄想とあるから彼はいないということだろうな。まあ煙草を買って帰ったということだろうか。さてそうすると血糖値や検査結果は誰のものだろうとおもう。やはり彼だろうか。心象風景に黒板やチョークとあるからこれも、おもうことはもちろん彼のことだろうから学校関係に関わりがありそうだが。とここまで考えてみて、まあどうでもいいかとおもった、だって上手いんだもん(爆)様々に考えられそうな言葉が魅力的に配置されている、タイトルも然り気の毒にも愛らしくも取れる。巧いよね
0良い読解を、ありがとう。
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