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踊り
桜貝のチュチュを付けた15人のバレリーナたちに囲まれ、私はピアノを弾き続けねばならない。このときばかりはことばなどいらない。あなたと私の境目があやふやになって、なみうちぎわと月の重力も全てが溶け合ってひとつだ。鍵盤の色ももはや白か黒かではなく、淡いピンクとあたたかい白だ。ゆびは勝手に雨音を奏でて、しかし私たちのたどり着くところでは、ダンボの見た毒々しいゾウの踊りのみがゆるされている。
踊り ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 980.4
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-05-03
コメント日時 2023-06-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんにちは。 シュールで不思議な感じのする詩ですね。 夢の中の情景のようにも思えます。 最後にあるダンボの見た象の踊りとは、ダンボが酔っ払って夢に見たピンクの象のことですね。 この詩がそのピンクの象の踊りからインスピレーションを得て書かれたもののように感じられます。 あるいは、ハツさん自身が酔っ払って見た夢なのかも・・・
0巧みであると思います。音楽の利点としかしそれだけではやっぱり、違う。 こういう批評性を持っていたらば、私は音楽性に走らず、詩を失うこともなかったな、と しみじみ思うところ、勝手ではありますがあります。
0ありがとうございます。そうです。ダンボの夢印象的ですよね。
0ありがとうございます。何と返せば良いか難しいですが、コメントありがたく思います。
0ゾウの踊りのみが許されている。私たちのたどり着くところでは。ピアノを弾く私に15人のバレリーナ。あやふやなあなたと私の境目。鍵盤の色転換など。雨音を奏でる指はゾウをも支配しているようなそんな感じがしました。
0心象風景みたいなものか? この文章からでは刹那と言うか短い現象と言うか、行為から此処に至った方が面白い感じがするな 例えばコインが回転する刹那とか 心象風景では永遠に近い感覚だけど その兆しとなる契機になる行動は一瞬と言うかまぁ10秒位みたいな 例えば、この心象風景自体に答えを隠していて其れを知る行為をコインの回転数に設定しておけば、 現実をその行為に落とし込む事が出来れば答えを得る事ができるので もっと難解な現象を設定していれば 脳の特別な領域に意識的にふれることができるのではないかと思うな しかしそもそも作曲なんてもんは実は 似た様な思考回路というか どちらにせよ無意識の領域にふれている事はほぼ間違いないので この作品はショパンの作曲の過程とか思って読むのも面白いよね ショパンが領域展開して無数の雨粒が 空から降り注いで其れが跳ねる音が意識の中で調和されるとか言っても 現実、その音楽を聴く人はまさにそう言う事だからつまり芸術とはそんな効果があると言うことの左証だよねと言う事だと思いました。 王下七武海
0コメント興味深かったです。ありがとうございます!
0ちょっと難しかったですが、コメント興味深く拝読しました。ありがとうございます。
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