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乱舞~孤独な太陽~
私の中では全てが繋がっているの 当たり前のこと 当たり前のことが 呼吸もできない 自分が何かをやって それが世界を小さな竜巻で 少しずつ 少しずつ 稼動させる細胞だって 本当に皆見えていないの? 私は見えているの 私だけでいいの? 深く どこまでも深く 私は一人沈んで行くわ 体裁に呑み込まれてそれが真実になる それを誰かに教えるなんて無理 勢いに乗ったら 全ての核に流れる色が見えなくなる でもどうすればいいの 私の背中に力強い羽根が芽生えても 蜘蛛の巣が引っ掛かり 羽ばたくのを許さない 一人一人が生きる その全てが絡まった先に 皮肉が差し出された 目の前へと でもそんなことどうでもいい それでいい それでいいの 目を背けて呑み込まれてしまった方が いいのかもしれない たとえ生きているそこが 知らない星だとしても 私たちの目を輝かせるものがある だって真実が見えているからって何になるの 何処にも逃げられない 神の血の行方を俯瞰する私は誰なの 営みを営むこともできない私は誰なの 何故人は生きているのだろう よく生きているなあ 自分にも言いたい よく生きているよと 何度も毒に触れられて 何度も息が絶えそうになった そんな錆色の花に優しく言いたい 苦しみは体裁が創った陰影 なんかじゃなかった だって地図はもう私の手の中にある ただただ生きていたいのに何故 誰かこの瞳を叩き壊してよ この瞳を ぐつぐつと煮えたぎる世界 今日も静かに 生命はいつだってそう ゆっくりと歯車を動かす 狂気の地響きを讃え 星空の下で完全なる円を描く 分かったふりして そこに傾きを与える菌を付けたら それで満足なんて 私に何が言えるというの? このままどうすれば このままじゃ私 何度もこの世に叩きつけられる どうやって生きたらいい? 記憶も景色も何もかも 炎に燃え上がって踊り騒ぐ 魂のメロディは歌い狂う それをただ感じていることしかできないの ここは熱い なんて熱いのだろう 真っ赤な花に胸を裂かれ 血は溢れ出す もう飽和状態よ 彼はこんな私を見てどう思うだろうか
乱舞~孤独な太陽~ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1396.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 11
作成日時 2019-06-22
コメント日時 2019-07-01
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 4 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 11 | 11 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.3 | 2 |
前衛性 | 0.3 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.7 | 1 |
音韻 | 0.3 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3.7 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
神の座から真言を なぜに半狂人の繰り言だとして 険しい顔で彼は避けようとするのか…… あなたの瞳が完全な円を描いているのが怖いんだ
0コメントしていただきありがとうございます そしてこんな爆弾みたいなものを投稿してしまいすみません… 自分自身狂気を孕んでいるのをどこかで感じながら書いたもので、それに押し潰されそうだったからこそ吐くことしかできなかったのかもしれないです… それとその狂気を感じながらも、その一瞬の感触を残さなければいけないというような変な使命感があったのだと思います 皆さんの書くものを読んで羽を伸ばす場所をいただいているような気持ちになります… 見たことのない景色を見させていただきありがとうございます
0>苦しみは体裁が創った陰影 >なんかじゃなかった >だって地図はもう私の手の中にある この3行が印象的でした。滔々と流れる詩行の様な印象の中、この3行が長く突き出した大河の杭のように見えたのです。
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