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ことば

ことばという幻想

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ふりしきり 牡丹雪 ふみつぶし 雪のこと バターや砂 小休止の記号  時計 飛び回る鳥たち 訳について 目盛りの隙間に 蜂鳥の逆巻く 海馬に一つの 浸した今日 川が流れている 梳いていたい 素潜りで 背泳ぎで 茜が燃えていた 破線でたどる 冬へと したり顔の氷空 鼻先につらなり 過ぎた杖の微笑 揺れていた 下る坂道の上 一時間について ふみつぶし 咲き誇る骨



在処 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 13
P V 数 : 2320.7
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-06-01
コメント日時 2020-06-13
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
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構成00
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閲覧指数:2320.7
2025/04/06 13時40分45秒現在
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    作品に書かれた推薦文

在処 コメントセクション

コメント数(13)
エイクピア
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(2020-06-01)

イメージとして雪や骨が重なって来ました。海馬は脳の中の一部。冬の氷り空。「訳について」の「訳」はわけと読むのかやくと読むのかなど、いろいろと考えさせられました。

1
ウトイ
ウトイ
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(2020-06-01)

最初はイメージの繋げ方や言葉の選び方に感心しながら読ませていただきました。 2回目に読んだ時に、改行のことを考えました。例えばこの詩から全て改行と行間を取り払って、一文字分のスペースだけ入れて言葉を連ねていくとどのように印象が変わるのか、などと考えました。各行、各連が比較的短いので、いろんな可能性があるように感じました。 もちろん今の改行が良くないなどと言いたいわけではありません。私は気持ちいい言葉の置き方だと思いました。

1
湯煙
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(2020-06-03)

エイクピアさん ありがとうございます。骨や雪のイメージがありました。訳は理由(わけ)の意味ですが紛らわしくなりましたね。海馬は脳の記憶野を示すものだったと思います。

0
湯煙
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(2020-06-03)

ウトイさん ありがとうございます。俳句のようで戸惑わせてしまうのかもしれません。ひとつながりの鎖のようなものにといったものでしょうか。イメージや詩情のようなものがまた違った作風になるのでしょうが、おそらくそうした作業によりいろいろ見えてくるものが大切になってくるように思いますね。

0
湯煙
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(2020-06-03)

*訳は理由(りゆう、わけ)の意味です *氷空は空(そら)ですが、読み方は自由です。

0
stereotype2085
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(2020-06-03)

いいですねえ。言葉のチョイス一つ一つが洗練されている。まず字面だけで美しい。厄介じゃない。目で鑑賞して心地よいと思える作品。素潜りで 背泳ぎで などは特にいい。海馬という単語が出てくるのも不自然さがなく良いです。書き慣れた人の筆致だと思いました。

1
湯煙
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(2020-06-05)

stereotype2085さん ありがとうございます。視覚的な要素を強くは意識していませんでしたが、どこかで淡々と歩く、ふりしきる雪の情景と流れていく、ようなそうした感覚が働いたのかもしれません。海馬は唐突だったかという感じもなくはないですが。

0
こうだたけみ
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(2020-06-09)

読みやすかったです。 ただ、なぜ今この時期に雪なのかな?と疑問に思いました。私が汲み取れていない意味があるような気がするので、教えていただけたらうれしいです。

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湯煙
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(2020-06-11)

こうだたけみさん ありがとうございます。たしかに時期外れでしたね。特になにも考えずに投稿してしまいました。作品のイメージである冬が好きだからなんだろうと思います。

0
こうだたけみ
湯煙さんへ
(2020-06-11)

作者様へ ご返信ありがとうございます。 「冬が好きだから」という立派な理由があるじゃないですか! もしかしたら、ご自身や大切な方が冬生まれであるとか、もっといろんな理由がありそうな気がしますね。無意識を掘り下げてみるのもおもしろいものです。まあたまに怖いものも出てくるけれど。 ところで私は文字にも視覚的にも魚の出てくる詩をよく書くのですが、理由は「魚が好きだから」です。

1
千才森 万葉
千才森 万葉
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(2020-06-11)

 せっかく現代詩のサイトにお邪魔しているのですから、こういう作品を楽しめるようになりたいんですよね。皆さんのコメントを読みながら、楽しみ方を模索しています。  やっぱり抽象として書かれた作品で、背景に飲まれた白い言葉達を想像しながら楽しむのが正しいのか、それとも、言葉の印象や音を直接脳内に取り込んで、繋がり、ぶつかり合う反響音を楽しむべきなのか。   茜が燃えていた 破線でたどる 冬へと  わたしはこの連が好きです。  雲かな? 色と形が織り合っていき、やがて冬をの景色へと変わっていく様を表しているよう。絵画のような、でも時間が加わっているから動画とも取れるのですが、冬に変わったシーンはないのでやっぱり絵画のままなのかなとか。  ただ、他がよく掴めなかったです。申し訳ないです。もう少し、肩の力を抜いて読めるようになれば良いのかもしれませんけど、わかっていても難しい。

1
湯煙
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(2020-06-13)

こうだたけみさん 再度ありがとうございます。冬好きにはまたいろいろなカンジョーがあるかと。 なるほど…魚好きもアクアリウムに泳ぐ魚やさかな、踊る魚民とさまざまだと思います。

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湯煙
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(2020-06-13)

千才森 万葉さん ありがとうございます。抽象が強いですか。音やイメージなど、さまざまかと思います。 茜が…の連については昨日や明日といったものへと、そんなイメージはありましたね。 こちらこそ可読性の乏しいものだったようで申し訳ありません。参考になります。私も肩の力を抜くべく考えてみたいと。

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