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カー
いつか 人に 帰す手を どうぞって、水路をわたる 関節の みずみずしい感じで 歩調してる あしくびに 入っていく そんで 歯磨きしたあとに かぎって、 月ごとの 口の ふるえすら あかるいし 田んぼを 突っ切って走る。 フロントガラスも 三月にして こぼれる水の先も なぜか楽しい テーブルごと くいちらかしたら ぜんぶ フード コートのなごりです 特に楽しい 人の 成分も、 いつか 人に 帰す手で ようこそって、握手して うすく やわらかい ゆめのなかで あしを伸ばせない姿勢に してるけど。 歯磨きしたあとに そんなことできない
カー ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2015.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-10-14
コメント日時 2018-10-27
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
不思議な気持ちになる詩です 「いつか 人に 帰す手」 ここが好きです
0これは、正直好きです。 わけわかんない感じが特に。 ぜんぶフードコートのなごり、というフレーズは思いつきそうだけど思いつかない面白いフレーズだな、と思いました。行間がいいなぁ、なんだかしみじみするし、歯みがきなんてもう1回すりゃあ良いじゃん、とか的外れなことを思いつつ、読み終えた後は「歯みがきしたあとに そんなことできない」…ああそっかぁ、って納得している自分がいる。不思議です(笑)ルーズリーフにメモして持ち歩きたい詩でした、癒されました、ありがとうございますm(_ _)m
0歯磨きしたあとにはできないそんなこと、って一体何なんだろう。 なぜだか、聞いてはいけないことを聞いてしまったような気分になってドキドキしてしまいます。 はっきりと何のことかは分からないのですが、全体にみずみずしい生命を感じてとても好きです。 『カー』という金属的な鋭さを帯びたタイトルもギャップがあって面白いです。
0拝見しました。 ゆっくりと進む主人公の思考と風景描写の中で、自らの体、感情が「人に/帰す」ものだという不思議が詩を支配しています。車で走る描写も、そして最終連の現実性からも、まるで夢を見ていたようです。
0no.20さん なつめさん タキザワマジコさん ふじりゅうさん 蔀 県さん レスありがとうございます。 返信何書いていいのかぜんぜん思い浮かばないのでとりあえずありがとうございます。 詩って何なんだろうと思います。文章の何がどうなって詩になるのか不思議です。
0いつか人に帰す手と言うのが二回繰り返されて、「人」と言うのは神であろうかと思いましたね。その「手」で握手して、初めの部分ではその手を「どうぞって、水路をわたる」。歯磨きの場面も二回出て来て、「月ごとの口のふるえすらあかるいし田んぼを突っ切って走る。」あえて行分けせずに引用しましたが、最後では歯磨きした後に「そんなことできない」と。これは前の連の「うすくやわらかいゆめのなかであしを伸ばせない姿勢にしてるけど。」これができない内容なのでしょうね。
0ところどころで、赤ちゃんのイメージがわきました。歩けるくらいだったり、生まれたばかりだったり、生まれる前だったり、と場面によって微妙に違うんですが。 最初、読ませていただいたときは、言葉の結び目みたいなものが、普通の文章より少し、ゆるく結んであるような感じがしたのですけど、読み返し続けてるうちにそうでもないような気もしてきて、内容の理解は出来ていないのに、繰り返し読むのが全然苦じゃないのが楽しいです。 いま良いもの読ませてもらってるなあ、っていうのがシンプルな感想かもしれません。
0エイクピアさん 田無いなるさん コメントありがとうございます。 自分はレスを考えるのがどうも苦手なようで会話的な感じで返信するのが難しいです。 詩の内容やイメージってどこで発生する(してしまう)のか それが日常から少し離れたものでも想像できたり、 なんらかの情感を得ることができたりするのは面白いなと思います。
0好きだなあと思います。水の上をふわふわと歩いてるような、現実にいながら少しだけ浮いているような、不思議な感覚を得ました。みずみずしいという、まさにその感じ。口三さんにしか書けないものだと思います。
0実態のない描写がばらばらにやってくるようで戸惑うのですが、ところどころのきれいな水のイメージと、朗らかな人間のイメージで、読んでいると気分が少し清らかになるような感じがありました。
0千船鳴尾さん 社町 迅 さん コメントありがとうございます。 人間以外の動物も夢を見ると思うんですけどどうやって夢と現実を区別しているんだろうかと思います。 「夢」という概念をもっているんでしょうか。雑談でした。
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