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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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歯が花になって行く 桑を盛んに食べるカイコが 口の中にはびこり 兄さんがロックバンドを率いている ジョーが粒を指頭にのせている 眠くないのに目だけが眠くなって行く トーマの心臓だけが見えている リッキーマーティンの曲が聞こえて来る 箒が気流を招き寄せて 箒だけが悠々と暮らしている 歯が花なのはしりとりだから? 口の中にカイコがはびこるのは 斎藤茂吉のせい? 兄さんがロックバンドを率いるのは 自分がヴォーカルをやりたいから? ジョーの指頭の粒は砂糖粒? 目だけ眠いのは近眼と斜視だから? トーマの心臓の作者を君は言えるか? リッキーマーティンの曲を君は聞いたことがあるか 箒を股の下に入れて魔女気取りのそこの君 そもそも気流の意味は? 悠々自適の生活は意外とつらいことを知っているのか どうか 「君」と「あなた」の正体を知らせてほしい


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作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 990.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-09-18
コメント日時 2023-10-31
#現代詩
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:990.4
2025/04/10 20時05分34秒現在
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    作品に書かれた推薦文

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コメント数(4)
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-09-19)

こんばんは。 中々興味深く、拝読しましたけれど その、現代版だけれど非常に宮沢賢治している、とか    現代版だけれど非常に中原中也している そういう作品群があると思うんですよ。 そうしてみたときに、この作品は非常に中原中也しているのではないかと。 その、偶発的にそうなっているでもいいと思うんですけれど。 作者さんは最近、非常に、それは底のところで、冒険してらして(多分) それは、その、底を見つめるようにして鑑賞しなければわからない領域であるとして まあ、わからないっすけど、実際は。 非常に好感を持って読んでいる自分がおります。

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m.tasaki
作品へ
(2023-09-19)

このような感覚重視(感覚のみ?)の詩は、読む方にもそれなりの力量を要求するような気がします。 トーマの心臓もリッキーマーティンも知らないので、その部分については何も感じ取れないのですが、 「箒が気流を招き寄せて  箒だけが悠々と暮らしている  歯が花なのはしりとりだから?  口の中にカイコがはびこるのは  斎藤茂吉のせい?」 というところはなぜか面白かったです。 また、末尾の 「悠々自適の生活は意外とつらいことを知っているのか  どうか  「君」と「あなた」の正体を知らせてほしい」 というところもなぜか印象的でした。

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エイクピア
田中恭平 newさんへ
(2023-10-31)

田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。中也的に言うとダダ期の詩作が該当するのかもしれません。春の日の夕暮れとかサーカスとかですね。宮沢賢治はどうでしょう。鉱物に対する執着。肥料改良。肥料指導。農学部の教師や妹の早死に。私は一人の修羅なのだだったか引用に自信がないのですが、序詩が有名な春と修羅があるのですが、多分序詩を除けば、彼の執着が分からない人にはちょっと感覚的に受け入れられない人もいるのではないかと危惧します。童話の方が有名過ぎて、詩が普及していないのかもしれません。底部と言いますか、底は根源に置き換え不可能なのかもしれませんが、根源の様に考えて行きたいと思います。

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エイクピア
m.tasaki さんへ
(2023-10-31)

m.tasakiさんコメントを有難う御座います。トーマの心臓はドイツの寄宿学校がモデルになっている漫画だったか、リッキーマーティンはミュージシャンです。箒は恐らく帚木、ハハキギが念頭にあったのかもしれません。カイコはあまり正確なイメージではないのですが、斎藤茂吉が実家の守谷家に居た頃の事実と言うか、カイコの育成だけではないと思いますが、農業全般、ほかに商売もやって居た様な、そんなイメージを集約的にカイコに込めて詩行としました。「悠々自適」や「君」と「あなた」は結構挑戦状の様な言い方になってしまい汗顔の至りなのですが、詩に新味を加えるために挑戦してみました。

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