別枠表示
逸見さんに電話
恵まれている子が 涸れ井戸の中かで 畏敬の念に包まれて 発見された 弥生時代を再現する井戸 十五夜の月が明るくて 子が好きだった 土いじりを夜でもできる井戸に 偽名を使い 実母が飛び込む ラフな苦しみが 子を襲い 死蔵されて行く 子の金貨は 田に突き刺さった十字架の苦しみ 拳王進行隊が着く頃に 子は逸見さんに電話して 果てていた
逸見さんに電話 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1516.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 5
作成日時 2019-09-29
コメント日時 2019-10-01
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 0 |
技巧 | 3 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 5 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.5 | 0.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0.5 | 0.5 |
技巧 | 1.5 | 1.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2.5 | 2.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
恵まれた境遇、生まれ、出自ゆえの悲劇がどこかユーモラスに、そして突き放すように描かれていると思いました。この素材、重々しい筆致では読み手に届かなかったでしょう。それを軽く描ききって「逸見さん」という謎の人物を放り込むことによって、ありふれた悲劇だと人々が看過するレベルにまで持っていっている。面白い、と思いました。
0stereotype2085さんコメントを有難う御座います。恵まれているという言い方は漠然としているかもしれませんが、文字通りの意味にとってくれることを期待してこの表現としました。「逸見さん」はぶっきらぼうに投げ出すように、何の説明もなくはちょっと唐突だったのかもしれませんが、何か詩に光を灯せたらと思いました。
0沙一さんコメントを有難う御座います。案山子は結構意識したと思います。特に最近は案山子を見なくなったので、却ってコンクールなどで復活して居る様に思えるのと、何か一輪車に乗って居る様なイメージのユーモラスさを期待したのかもしれません。逸見さんはへんみとも読めるのですが、常識的にはいつみでしょうか。お天道さまと言う解釈は蒙を啓かれる思いでした。十五夜の月はこれからだと思うのですが、すでに秋半ばと言う思いが、詩に挿入させたのかもしれません。
0