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秘密
わたしの初恋はボイジャー2号 遠くに探した面影が いちど確からしく瞬いても すぐ水平線に溶けてしまうから 名前のないわたしは 名前を知らない科学者を呪っている
秘密 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1610.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2020-05-07
コメント日時 2020-06-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
うーむ。良いですね。短い中に詩情を凝縮するのに成功している。初恋がボイジャー2号でありながら、名前を知らない科学者を呪うだなんてかなり粋な表現、流れ。呪うという言葉がこれほどポップにある意味気持ちよく、心地よく描かれていることに「おおー」と感嘆。
0私は、それほどいい作品とは感じませんでした。 冒頭「ボイジャー2号」なる言葉が出てきますが、以降、ボイジャー2号はおろか月の話すらまともに出てこず、また宇宙の描写も辛うじて「水平線」「瞬いて」が出てくるのみと、何ゆえボイジャー2号を持ち出してきたのかの必然性が決定的に不足しているように思われます。 つまり、「バイキング1号」や「はやぶさ」「アポロ11号」などでも特段問題なく詩が展開できるように考えられ、筆者の狙いが上手く現れていないように映ります。 隠喩が多用されていて、しっかり行間があるように思われるのですが、行間がしっかりしすぎていて逆効果になっているように考えます。行間というのは行間をあの手この手で想像させるだけの書き込み方が重要と考えますので、例えば「呪う」といった言葉や「名前のないわたし」といった詩的な言葉で工夫しても、「名前がないのは一体全体どういうわけなのだろう」という実際のイマジンへ結びつけないと意味がなく、筆者の「敢えて説明しない工夫」があだとなっているのではないでしょうか。 とはいえ、そもそも「初恋」という様々な分野で語りつくされたテーマで話が展開されている以上、新たな可能性を提示する必要があるように考えられ、そもそも難しすぎるお題で挑戦されているように思います。難しいことに挑戦なさっている方に対して、これは如何なものかなどと語ったところで、じゃあお前はできるのかい?と問われると、きっとうまくは書けないことを思います。つまり、外野からあれやこれや言っているだけに過ぎないことを思いますので、ご不快に思われる場合、本コメントに対する批判意見があって当然であることを思いつつも、批評コメントとしてご投稿させて頂きます。
0即興で返詩を短歌で 放たれた ボイジャー2号 永久の矢よ 希望載せ行く 其の絶望知らず 放たれた ボイジャー2号 永久の矢よ 抱いた思い 断たれて飛んだ
0沙一さん、いつもありがとうございます。 想像しながら読んでいただけたなら、とても嬉しいです。
0stereotypeさん 身に余るお言葉… 嬉しいです。 コメントありがとうございます。
0ふじりゅうさん コメントありがとうございます。 作者として「もっともだ」という部分と「いや、そうじゃないんだ」という部分がありますが、 弁解はできないのでしません。 とても勉強になる意見をありがとうございます。 不快だなんてとんでもないです。
0羽田さん 返詩ありがとうございます。 "永久の矢よ 抱いた思い 断たれて飛んだ" 良いです…
0こんばんは。 >いちど確からしく瞬いても この一行、いいですね。「確からしく」というはっきりしていないところが、語り手の「瞬き」を見たという経験に確かさ(リアリティ)を与えていると思います。細かい点ですが、光る一行です。
0名無しのコンプレックス。名前を知らないが著名な科学者であれば、嫉妬できる、呪う事が出来る。ボイジャー二号が妖気を放っているのかもしれません。
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