ある秋の思い出 - B-REVIEW
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ことば

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花骸

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これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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ある秋の思い出    

城跡に建てられた市立図書館の学習室 窓際の席から 国道十八号を流れる車をみおろして 川を泳ぐ魚のうろこがきらきらと 十六時十二分 隣の君は参考書たちとにらめっこ 色素の少しぬけた茶色がかった髪に 幅の整った二重の目 左目の下にはホクロが浮かぶ 十五歳 百パーセントの女の子 いつの間にか君は寝てしまって やわらかな西日がふりそそぐ 十一月の夕暮れ 想いでのしおりをはさんだ 禁帯出の百科事典は 薄暗くてほこりっぽい資料室に 今も静かに眠ってる ・・・・さん。お元気ですか? 僕は去年結婚しました。



ある秋の思い出 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 970.3
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-11-06
コメント日時 2023-11-20
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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音韻00
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閲覧指数:970.3
2025/04/15 17時55分17秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ある秋の思い出 コメントセクション

コメント数(4)
A・O・I
作品へ
(2023-11-06)

これさ、最終連で結婚したって言ってるから僕は大人の回想なんだよね。だったらもっと思い出に酔って、titleももっとかっこよくビシッと決めると締るとおもう。例えば「黄昏、十六時十二分」とか

1
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-11-17)

中原中也の詩集に秋元康さんがエッセイを寄せていたことがあった。いや、あれは「エッセイ風解説」というモダンなこころみだったのかな。 今、もうその中也の詩集はてもとにないし、確か内容は中原中也の詩集をめぐっての少しの恋の話のようなことと、それから中原中也はずっとじぶんあいてに作品を書いており、秋元康さんとはスタンスが違う旨、書かれていたと思う。ふたしかですみません。 その、秋元康さんからしたらば、表現というものはパブリックなものであってそれが自己慰安や、ごく個人的なことを表現するのは違うだろう、というだろう。 しかし、詩人はその個人個人パーソナリティは違いつつ、パブリックな場で、ごく個人的なことを詠む、その暴力性みたいなものに惹かれている面があるのだと思う。

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楓
田中恭平 newさんへ
(2023-11-20)

こんにちは。 コメントありがとうございます。 このまえ久しぶりに、図書館に行ったら受験生らしい男女の2人組が並んで座って勉強していたんですよ。 そんな彼らをみていたら、こんな詩が生まれたんです。 私にもこんな思い出があったりなかったりです。

1
エイクピア
作品へ
(2023-11-21)

クラスメイトと言う存在。そして自分の結婚報告。百パーセントの女の子と言うフレーズは印象的でした。決めつけや断定ではなくて、カテゴリーの表明。固有名詞を避ける態度が詩を呼び込んでいるのかもしれません。

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投稿作品数: 2