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偶像になる
例えば一種の永遠にならなければいけないとして その過程に少なからずの崇拝が混じっていたなら 線の外は反逆の原因であり罪であり、終幕である。 狭い道を外れなければどんなに自由でもいいのだ。 栄光があるならば、裏切らないでくれ。 夢を見ている目には現実はいらない。 現実を受け入れてほしい欲求があるならば どうか夢からは降りてくれ。 私の夢は私だけのもので、 あなたの現実はあなたのもので、 あなたの夢は私のものだったよ。
偶像になる ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 517.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-03-03
コメント日時 2023-03-03
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
夢の普遍性、個別性が葛藤して居ると思いました。「あなた」は誰なのかと言う問いはこの詩では無意味なのかもしれませんが、「あなたの夢」となるとぐっと知りたくなります。混じる「崇拝」が何を意味するのか、スリリングな内容が隠れているのかもしれません。
1はじめまして。 一種の厳しさと淋しさ、そして冷徹さを感じさせる詩ですね。 偶像は永遠であるからこそ偶像であって、 そこには有限である現実の入り込む余地はない。線の外に出ることは偶像への反逆であると同時に、偶像を求めた己自身への反逆でもあると、そのようにも読めます。 だからこそ、 「現実を受け入れてほしい欲求があるならば どうか夢からは降りてくれ」 ということなのでしょう。 末尾の「あなたの夢は私のものだったよ」とは、「わたし」という永遠なる偶像は、「あなた」の夢により彫り上げられたものだった、ということでしょうか。 切れ味の鋭い刃物を思わせるような詩だと感じました。
1夢を見ている目には現実はいらない。 現実を直視しなければ。
1「一種の永遠」という表現いいですね。 偶像ですら物質である以上永遠ではないという。 だから偶像も崇拝もアリなのではと思ってみたり、さりとてその偶像が実際の像ではなくイメージであるとなるとこれは始末が悪いなあなどと考えておりました。 さはさりなん、夢に現実は必要だと思う私です。
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