ピエロット・ノ・タメノ・レクイエム - B-REVIEW
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ピエロット・ノ・タメノ・レクイエム    

闇の中で踊る 笑顔の仮面の下 絶望に彩られた この命の喜劇 夜空に星は消え 孤独が心を抱え ただ影を追い求め 笑顔が消える 道化師ピエロットよ 静かに眠れ 君の痛みを忘れぬよう このうたが語り継ぐ 仮面の奥の涙 無邪気さの裏返し 喜びと悲しみが 交差する瞬間 舞台の幕が閉じ 観客は去って行く ただ一人、闇の中 君は微笑む 道化師ピエロットよ 静かに眠れ 君の痛みを忘れぬよう この歌が語り継ぐ 時が流れても 君の笑顔は忘れず 闇の中でも 君の光を感じる 道化師ピエロットよ 静かに眠れ 君の痛みを忘れぬよう このうたが語り継ぐ 悲しき道化師ピエロットのために このレクイエムを捧げよう 君の魂が平和を見つけ 永遠の幸せに続く



ピエロット・ノ・タメノ・レクイエム ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1376.9
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 1

作成日時 2023-09-13
コメント日時 2023-09-21
#現代詩 #画像 #歌誌帆掲載応募 #縦書き
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント11
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合11
閲覧指数:1376.9
2025/04/07 04時39分08秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ピエロット・ノ・タメノ・レクイエム コメントセクション

コメント数(8)
もじゃお
もじゃお
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(2023-09-13)

綺麗に整った詩だと思いました。 ただ、表現が表面を撫でるような感じで心に入ってきませんでした。 もう少し、ピエロットの痛みや 喜劇の喜劇性に触れたいと感じました。 絵がすごいです。

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橙色
橙色
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(2023-09-13)

流々たる言葉の流れが心地よく、秋の風のようにそっと撫で付けるような作品だと思いました。この世界に存在する暗く、悲しく、いじましいようなものに対する温かな眼差しが、道化師(ピエロット)への言葉に託されて紡がれているような、そういう優しさを感じられます。

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片々
片々
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(2023-09-13)

道化師に「ピエロット」とルビを振ることにまず違和感。 Pierrotはフランス語だからどちらかと言えば「ぴえろう」と発音する方が正しい。とすれば、作中の道化師は道化師一般ではなくて、「ピエロットという名の道化師」「ピエロットと呼ばれる道化師」というややこしい意味を持つことが考えられる。 で、 そのややこしい認識を通過する道化師のルビが「ピエロット」である事が作中では活かされているように感じない。 それがなんとも肩透かしであったのが残念なところ。 文体としては浪漫主義だったり高踏派のイメージで書いたのかな 統制されたものの配置がよく考えられた文章で、どちらかと言えば舞台などで狂言回しが口にするセリフのような、口中で転がす快楽はあると思います。 でも道化師に対する観察というかが足りなくて、たとえば映画「ジョーカー」なんかを知ってしまっている現在の僕らには、物足りないかな、なんて思ったり 高踏派の詩人と言えば堀口大学で、彼の詩集「月光とピエロ」にピエロを題材としたレクイエムがあります。 アポリネールとローランサンを材に採った作品で「月夜」といいます。 もしよかったら読んでみてくださいね。

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あたらちいちへい
あたらちいちへい
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(2023-09-16)

画像が強いの一言につきますね。なかなか迫力があります。

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湖湖
湖湖
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(2023-09-16)

太字のピエロ考という感じで、もう少しエピソードを欲します。

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田中恭平 new
田中恭平 new
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(2023-09-17)

何か、この肖像の写真の為に詩があるような気がしますね。 詩の為に写真があるのではなくて。

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エイクピア
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(2023-09-17)

ピエロのためのレクイエムはどんな絶望を内包して居るのだろうかと思いこの詩を読みました。去っていく観客。ピエロの痛みとは象徴的で、この詩のテーマ(主題)と言っても過言ではないのかもしれません。時の流れの中でピエロの質量(存在感)が消えてなくなりませんようにと言うのがこの詩の祈りなのかもしれません。

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鷹枕可
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(2023-09-21)

歌誌「帆」選考担当(一応)の鷹枕可でございます。 漸く、コロナからの復帰体制が整いましたので、徐々にお返事をさせて頂きたく存じます。 拝読をさせて頂きました。 先ず、表現が熟れていらっしゃいますね。 而して、読後感と致しましては稍、表現への陶酔が強く(勿論、陶酔そのものは詩歌には必須ではございますが)、作者様の世界観が空回りを致していらっしゃる様な感慨を懐きました。 独自の世界観があらせられるならば、読者を圧倒するか、表現を納得させるだけの説得力が欲しい、と。辛辣に為ってしまいましたが、上記が私の偽らざる心境でございます。 大きな象徴と致しましてのピエロとは誰か、匂わせるようなアトリビュート(小物)が記述されておりましたならば、猶良かったのでございますが。 一首一首が連続し、物語形式と為っていらっしゃる処等は、工夫為された事でございましょうし、奏功を呈していらっしゃる様にも思われます。 後は、その形式を何所迄煎じ詰めていかれになられるか、一首の完成度を崩さず、如何物語れるか。 これからの作者様のご活躍、発展を、愉しみに致して居ります。 何卒復、ご投稿くださいませ。

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投稿作品数: 4