夢見る弔い - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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夢見る弔い    

己の死体を前にして かける言葉を探してる 例えばそう 泣きもせず喚きもせず ただ お疲れ様と言われたい 私の痛みは知らずとも 私の屈辱は知らずとも あなたの腹の底からの お疲れ様だけ 棺に入れて燃やしたい どうか悼まず憐まず 傷み膿んだ身体を 草臥れ果てた魂を 削り切ったこの心を 戯れよりは気まぐれに 労ってはくれないだろうか そうして命が巡るのなら あなたの最期の一吐きまで 私は全てを慈しむ



夢見る弔い ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 888.0
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 18

作成日時 2022-09-15
コメント日時 2022-09-16
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/14現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性11
可読性55
エンタメ22
技巧22
音韻22
構成55
総合ポイント1818
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性11
可読性55
 エンタメ22
技巧22
音韻22
構成55
総合1818
閲覧指数:888.0
2025/04/14 14時37分52秒現在
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    作品に書かれた推薦文

夢見る弔い コメントセクション

コメント数(2)
エイクピア
作品へ
(2022-09-16)

幽体離脱とはちょっと違う様な気がしました。この詩では自分の死体を前にしているからです。死の直前の意識だろうか。考え方によっては緊張感のあるシチュエーションだと思いました。「命が巡る」。この発想には山川草木悉皆成仏みたいな発想があると思いました。自然との共鳴があると思いました。生命の連続、個人が滅んでも、人類と言う、種一般としては続いて行くという確信。その確信にかける情熱みたいなものが内包されて居るのかもしれません。

1
紅茶猫
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(2022-09-16)

ちょうど今「謎ときサリンジャー」を読んでいるので、この作品の曖昧な関係性というか世界観、何となく分かります。 全く別の視点かもしれませんが。

1

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投稿作品数: 2