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犯人 はだれだ。
紫陽花 グロテスクにくすむ。 紫色を奪った 賊 はだれだ。 道路に空をらくがいた 画家 はだれだ。 やがて いよいよ 雲の宿 雷様とどんちゃら騒ぐ 演者 はだれだ。 けったましい足音でカエルを狂わす。アメンボ踊らす。セミ起こす。夏が山を越す。 走り去る 犯人 はだれだ。
犯人 はだれだ。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1611.3
お気に入り数: 3
投票数 : 0
ポイント数 : 8
作成日時 2020-08-31
コメント日時 2020-09-05
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 8 | 8 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 8 | 8 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「だれだ」と繰り返し問うのが、読み手に突き刺さる。そしてその問いは詩の大きなリズムも作る。リフレインが上手く効いているなと思いました。 「けったましい」という表現(口語的?)や、「起こす」と「山を越す」という言葉遊び的な側面も見えて、面白い。 夏のモチーフと、言葉遊び的な面とが、うまく重なる作品だと思います。
1自然を鳴動させる犯人の事でしょうか。らくがいた画家とは落書きをする画家の事でしょうか。日本語だと落書きでださい感じが強いのですが、英語だとグラフィティでかっこいい感じがするのは、ちょっとした西欧コンプレックスのせいなのかもしれません。
0ありがとうございます。自分なりに挑戦で工夫した点を丁寧に読み取っていただいて、嬉しいです。
0一応 答えを持ちつつ、限定されない犯人を考えて書きました。らくがいたは、まさにちょうど良い表現がなくて、作った言い回しになります。拾ってくださって嬉しいです。 何より、鳴動という単語、すごく気に入りました。ありがとうございます。
0>紫色を奪った 賊 はだれだ 面白かったです。短いなかですごく言葉が動いている。犯人はだれだ、という発想が張りを生んでるように思いました。
0コメントありがとうございます。言葉が動くという捉え方がなかったので、新しい視点になりました。自分の詩を改めて見直すことができそうです。
0なんだかおもしろい。 リズミカルな感じが良いと思います。
0ありがとうございます。リズムについては分からないなりに、なんやかんやで一番拘っている事なので嬉しいです。
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