犯人 はだれだ。 - B-REVIEW
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犯人 はだれだ。    

紫陽花 グロテスクにくすむ。 紫色を奪った 賊 はだれだ。 道路に空をらくがいた 画家 はだれだ。 やがて いよいよ 雲の宿 雷様とどんちゃら騒ぐ 演者 はだれだ。 けったましい足音でカエルを狂わす。アメンボ踊らす。セミ起こす。夏が山を越す。 走り去る 犯人 はだれだ。


犯人 はだれだ。 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1665.4
お気に入り数: 3
投票数   : 0
ポイント数 : 8

作成日時 2020-08-31
コメント日時 2020-09-05
#現代詩
項目全期間(2025/04/02現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性22
可読性22
エンタメ00
技巧22
音韻11
構成00
総合ポイント88
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性22
可読性22
 エンタメ00
技巧22
音韻11
構成00
総合88
閲覧指数:1665.4
2025/04/02 22時14分20秒現在
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    作品に書かれた推薦文

犯人 はだれだ。 コメントセクション

コメント数(8)
中貝勇一
作品へ
(2020-08-31)

「だれだ」と繰り返し問うのが、読み手に突き刺さる。そしてその問いは詩の大きなリズムも作る。リフレインが上手く効いているなと思いました。 「けったましい」という表現(口語的?)や、「起こす」と「山を越す」という言葉遊び的な側面も見えて、面白い。 夏のモチーフと、言葉遊び的な面とが、うまく重なる作品だと思います。

1
エイクピア
作品へ
(2020-09-01)

自然を鳴動させる犯人の事でしょうか。らくがいた画家とは落書きをする画家の事でしょうか。日本語だと落書きでださい感じが強いのですが、英語だとグラフィティでかっこいい感じがするのは、ちょっとした西欧コンプレックスのせいなのかもしれません。

0
はたもり
中貝勇一さんへ
(2020-09-01)

ありがとうございます。自分なりに挑戦で工夫した点を丁寧に読み取っていただいて、嬉しいです。

0
はたもり
エイクピアさんへ
(2020-09-01)

一応 答えを持ちつつ、限定されない犯人を考えて書きました。らくがいたは、まさにちょうど良い表現がなくて、作った言い回しになります。拾ってくださって嬉しいです。 何より、鳴動という単語、すごく気に入りました。ありがとうございます。

0
ほば
作品へ
(2020-09-03)

>紫色を奪った 賊 はだれだ 面白かったです。短いなかですごく言葉が動いている。犯人はだれだ、という発想が張りを生んでるように思いました。

0
はたもり
ほばさんへ
(2020-09-04)

コメントありがとうございます。言葉が動くという捉え方がなかったので、新しい視点になりました。自分の詩を改めて見直すことができそうです。

0
羽田恭
作品へ
(2020-09-04)

なんだかおもしろい。 リズミカルな感じが良いと思います。

0
はたもり
羽田恭さんへ
(2020-09-05)

ありがとうございます。リズムについては分からないなりに、なんやかんやで一番拘っている事なので嬉しいです。

0

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投稿作品数: 1