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「お・れ ÷ ひ・ず・み」
「かっこつけるのやめよう」 持ってけ持ってけと黒い傘が浮かれるなか 浅草の地下で薬絵を売っていた女 『生きるために生きたいんでしょ』 彼方で待っていてくれと、もう なんてことはもう、誰も言わないだろう 怯える卑怯者のように 心を、心で、心が、 奪ってきた意味、無意味の招待席 歌え、歌え、雨の浅草線 『希望が沈む時、霊の傘が降る』 夜更けまで何度も何度も歌ってくれた 俺のはどこぞ埋めた裏山に もう壊された水脈か、或いは、 例えば物乞いなんかする奴らは みっともなく、薄汚く、惨めだと、 マジにそう思っていたけれど しかしたったひとつの! 命がもしも皿や血でなく魂の反応ならば 愛すること、愛そのもの、 それを、愛していたなら、 しかし、あの寒い季節の赤い月に 発狂してしまったんだ 「ダサすぎて死にそ・びれ!ん」 『欲しいものが手に入らないと 人は月に逃げる生き物よ』 女の音はすべて正しかった スケールが俺の言葉から消失していった 今も俺の瞳に映る月は いつまでも見ていられるほど そんなに美しくないぜ 言葉は意味に成らないドミナントのようさ 『あなた、かわいい人ね』 『あなた、可哀想な人ね』 『きれいな月ね、 そう想うほど虚しいわ』 俺はさ大丈夫さ なあ、きっと大丈夫 薬絵、倍音でまだ効いてるぜ 21/01/2024 Shun Sakuraeda.AKI-OKA.TOKYO. s.sakuraeda@gmail.com
「お・れ ÷ ひ・ず・み」 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 956.9
お気に入り数: 2
投票数 : 4
ポイント数 : 0
作成日時 2024-01-21
コメント日時 2024-01-23
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
修練の果、獲得為された詩文であると。 平易に見える言葉遣いの中に、高度な技巧性の片鱗が垣間見える構造となっており。 そして、一部読解ですが。 「薬絵」という概念を始めて知りましたのですけれども、アラビアの幾何学模様の様でもあり、カレイド・スコープの様でもあり。 そこに「倍音」が掛って来ますと、それは精神世界、形而上世界観の描写の様でもあり。 とても奥深い印象を、さりげなくも、稍ハードボイルドに記述をしていらっしゃる。 とても好感を懐きました次第でございます。 愉しませて頂きました。
1かっこよすぎです。多分、舜舜さんは見た目もかっこいい人なんでしょう。 言葉の使い方も、確かであって、確実に何かを読んだ、いいものを読んだという 実感が残ります。もっと、生きることを詩にして!
1鷹さん、大変聡明な内容の一番コメべりべりーさんきゅうです。 鷹さんの言う通り文体の形式や固有名詞の使い方ってやっかいなんだ。俺みたいな若者口語を混ぜると一気にチープな作品になる場合もある。でも、俺のはならない。 って思いながら、これも月やら愛やら詩文でよほど使い古された言葉と俺の自生活から出る薬絵やら浅草っていう固有名詞を組み込んで作品を形成してみたけど、そういう感覚で自己特有の見せ方で心象的にテキストを紡ぐ作業が詩作だとしたら最悪。やってることダサいんだよね。リアルから逃げるように書くこともまた同じく。 だからこそ鷹さんが倍音、拾ってくれて嬉しかった。いつだって平易に見せて倍音を効かせて俺は書く。俺だから書けるし、そこに賭ける。技巧なんてまだまだ甘く、それでもかっこつけて歌う。その裏には軽薄な日常性しかないのかもしれないし、そうでないのかもしれない。意味は読み手が掴めばいい。そうしていつまでも残り続けたテキストが、現実と夢幻をいつか綜合する時、俺なりの詩ができると思うのですよ、俺はね。人は知らん。とりま愉しんで読んで頂けて嬉しい限りです。ありがとうございます。
1黒髪さん かっこいいっしょ。なっ。 ひとまず応援コメントありがとう。もっともっと生きることを詩にするよ。酒薬アディクトだから、あと10年持たないと思うしね。 生きること。生きることを詩に。ほんとそうだね。そう言ってくれたこと、心から嬉しいし忘れんから! 俺ね、見た目は並だけど、喧嘩はめっさ強いんよ。大学上がるまで10年格闘技やってたし、路上にも慣れてるからね。2対1だろうと余裕のよっちゃん。ついこないだも俺よりガタイのいい暴漢兄貴を上段蹴り一発でKOしてやって、デブだったから頭行ったんだけど、つい殺しちゃったかと思ったね。とかく精神が超薄弱だからサラリーマン詩人やってるの。喧嘩より美味いウイスキーや音楽が好きだしね。 めんご、本当はその辺の詩人よりか見た目もかっこいいと思うよ。でもさ、見た目良くって喧嘩強くても、上の鷹さんみたいな俺が思うところのほんとにかっこいい詩人の作品に比べると俺の詩は劣ってる? そうは思わないんだ、詩人のくせに見た目悪くて喧嘩も弱い奴なんて、ぜってえ、俺にゃ勝てやしない。作品に出るじゃんか、そういうとこ。まあ鷹さんは喧嘩も見た目も強そうだから、いい作品書くんだろうな。 ポエム書くより普通に生きていく方が俺には辛いから。とにかくダサくてクッソ弱いのよ心がね。だからこそ黒さんの言う通り、生きることをこれから言葉にしていくぜ。 ありがとさんきゅーです! 番外:喧嘩相手なんか募集してないけど、一緒に作品作ったり語ったりしたい人は作品一番下のメアドからご連絡下さいませ。
1詩的な表現の中にこの世の片隅でどうしようもなくダメかもしれない存在への莫大なまでの愛を強く感じます。 瞬瞬さんでないと書けない空気です。 薬絵というのは初めて聞きましたが、治療効果のほどはともかくインパクトのあるものではありますね。 即興で返詩を、川柳で。 歌おうか 薬絵キメて 生きそびれ それでもよ 「かっこつけてぇ」 浅草線 大丈夫 薬絵飛ばす 赤い月
1オナ禁4日目。 しかし今朝しちゃったよー、羽田さん。薬や酒をいくら飲んだって耐性つきすぎてて全然もの足りないや。今なら良質なLかぶっ飛びキノコが欲しいし、そっちの世界より、もっともっと遠くに行きたいな。イビサの橋の下とかでさ友達つくりたいな。 薬絵ってたぶん調べても、日本人には馴染みにくい絵柄だけど、上で鷹さんが書いてくれてる万華鏡なんかは見覚えのある一種のそれかもしれないし、例えば俺は鴨井怜の教会シリーズとか精神的効果の強力な作品だと思っているから、なにかしらが作用するものもあるのでしょうね。 誤解なく説明すると、あくまで作品が作用させているわけではなく、自分が作用しているに過ぎないけど。 「月なんかそんなに美しいかい」ってな。 川柳ありがとうございます。 Look On Down From The Bridge – Mazzy Star これ聴いて寝よ。これいいよ。 じゃあ、おまたね!
0ポピュラーソングのような気もしたのですが、音楽がどれほど、詩に侵食しているか、見極めるのに時間がかかると思いました。
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