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愛の病
ひりひりと 麻痺したこころに ナイフ──温かい、をいれて 血の、匂いは、青空だったのに けさも くもり 僕は何も語っておらず シーソーする きみと シーソーする きみと 又、戻ってしまった 語れば段々、下手になっていた 怖気けづいて けもの 反乱を孕んで耳を齧る、ふり 対抗しうる為に くさはらをゆくサーカス 囁きあって──ミツバチの? 浮き輪ないか──おそろしあ 小さくなってゆく きみが大きくなるから小さくなってゆく ので 天使の喇叭、はっとすれば白い薬で、夢 ニコチンは抜けている ニコチンは抜けている 抜けている 雨、だとおもったら海だった ふさ、で遊んでいたらグンゼだった 時計が正しい からおかしい部屋で きみは腹痛して 「できた?」と聞いた わっと椅子を回転させてベッドに倒れこみ 煮込みハンバーグのようにじっとしている、と 光りだ、やっと夜が来たことが判り ゆっくり語り 弾き語り 愛の 病、を歌って 次のコードが鳴ったなら
愛の病 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1028.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2022-05-15
コメント日時 2022-05-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
はじめまして。 こちらの作品が投稿された5月15日、とても好きな詩だったので、今日までずっと何かコメントを考えては消し、書いては消すのですが、この詩に何かコメントをすること自体がこの詩を壊してしまいそうな気がしたので、ただ、好きだったということだけお伝えさせてください。 私は基本的にわからない言葉は辞書をひいて意味を求めますが、今回わからなかった言葉は絵としてとらえました。 ポイントも必ず入れるタイプなのですが、数値であらわすことも、この詩を壊してしまいそうなので控えました。 ありがとうございました。
1最初の第一連で、腹にナイフを突き立てて居るのか、曇り空にしても、陰惨と捉えるべきか、陰惨さを回避する詩作ぶりだと思いました。何かいろいろと、きみの腹痛とか違う連でパラフレーズするように、内容が転化している場面に出会えたと思いました。ニコチンが抜けていると言うのはやはり煙草の事かと思いました。
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