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夜が光を殺した、夜が殺人を犯した
夜が光を殺した 殺した 夜が殺人を犯した 犯した 凶器は暗闇の中 自白は先送りだ まだ夜は沈む やった事全部なかったことに 深く隠すのかな 月夜がうなじをさらけ出す頃 白色の病的に見惚れる なされるがまま 宛にならない占いごとを待っていた 星座が灯る 瞳が綺麗なうちに星を数える 遠慮がちに躊躇いながら 美しいものたちは醜いものたちを伴って連れ添う 溜め込んだ蝶の死骸を 夜空に紛れ込ませ 深く隠す まだ夜は沈むから やった事全部なかったことに 死体は暗闇の中 夜が光を殺した 殺した 夜が殺人を犯した 犯した
夜が光を殺した、夜が殺人を犯した ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 739.5
お気に入り数: 1
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2024-02-01
コメント日時 2024-02-08
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
非常に透徹した真理が洞察されていますね。だれもそれに否と言えないはず。 ヘッセの、『少年の日の思い出』では、蝶をつぶしてしまうエピソードがありますね。 夜とは、世界が闇に沈むときであり、個人の中での夜は、明るい個の明るい世界が闇に沈んでしまう、 すなわち、無明というものでしょう。やがては報いを受ける。だから、夜は反省の時なのです。 現実的に不可能なことは起こらないのですが、可能なことは、しかるべくして起きる。 明けない夜はない、では、 「立テバイイトイフダケダッタ ソレダケ、 朝トイフノハ」 (新井高子『タマシイ・ダンス』) ですから、 「Hey Hey Hey Girl どんな時も くじけずにがんばりましょう Hey Hey Hey Boy かっこわるい 朝だってがんばりましょう」 (SMAP『がんばりましょう』)
1ミステリー詩と言っていいでしょうか。詩全体を包む謎がとても魅力的です。 おそらく、人によって多様に解釈が分かれるかと思います。 夜が光を殺し、その死体も凶器もすべてその暗闇の中にある。この光というのは単なる星でしょうか? 「美しいものは醜いものを伴って連れ添う」という箇所は、星が死体を引きずっているようにも思えます。殺された光とは、一体何なのか。星とは別物ではないでしょうか。 また、光だけじゃなく、夜は人も殺しています。それはどんな人なのか。少なくとも分かるのは、その死体を隠すのに溜め込まれた蝶の死骸がカモフラージュとして使われていること、でしょうか。 ひとつひとつ、言葉を丁寧に掬っていくとさらに迷宮入りしてしまいそうな、そんな詩だと思いました。謎を解く力や余裕が無いのが悔しい。それでも、この詩は好きです。
2コメントありがとうございます。
1コメントありがとうございます。
1夜が殺人を犯す。ある意味、倒錯的な発想なのかもしれませんが、夜が光を殺したと言うのであれば、何か穏当な表現であるかのように思えます。この場合「死体」である光?はどんな形をしているのか、興味があると思いました。
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