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アイスブルー
冬の霜が降りた君の髪に 思わず見とれてしまう 露濡れの滴を纏う 儚げな少女は 人肌の恋を これから知っていくのかな 誰かに恋するなら せめて僕であって欲しい、と 身の丈に合わない 望みを抱きながら 曇りきった空の下 いつものように君を待つ 昨日笑い合っていた話も やけに随分前のことに思えてしかたない 君が話す度にどこか 一人取り残されていく感覚に陥る ふと目を離した隙に 知らない誰かの隣にいる君が 霞んだ景色の向こうにいた気がした 気のせいだよねなんて 思い込みたくなる 冬の霜が降りた君の髪に 思わず見とれてしまっていた 臆病な僕にはただ 見つめることで精一杯だった 露濡れの滴を纏う 儚げな少女は 人肌の恋を 知っていく
アイスブルー ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 999.1
お気に入り数: 2
投票数 : 4
ポイント数 : 0
作成日時 2024-01-22
コメント日時 2024-02-08
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
アイスブルーという言葉は、すごく怜悧で美しいです。 恋の女神さまが、僕に味方してくれるといいですね。
1甘く、ほろ苦い青春の蹉跌が、「僕」の視点より語られ。 「君」=「少女」との僅かな、しかし確実なる関係性の変化が、丁寧に、且つ頑として不可逆なるものとして描かれており。 或る種のリアリズム、淡やかな抒情を孕み記述をなされていらっしゃると。 然し、作者様には確りとした客観意識がおありに為られるように感受を致しました。 「僕」も「君」も客体化されているが故に、甘く為り過ぎず。青春小説の様な趣の有る御作であると、感受を致しました。
1甘く、ほろ苦い青春の蹉跌が、「僕」の視点より語られ。 「君」=「少女」との僅かな、しかし確実なる関係性の変化が、丁寧に、且つ頑として不可逆なるものとして描かれており。 或る種のリアリズム、淡やかな抒情を孕み記述をなされていらっしゃると。 然し、作者様には確りとした客観意識がおありに為られるように感受を致しました。 「僕」も「君」も客体化されているが故に、甘く為り過ぎず。青春小説の様な趣の有る御作であると、感受を致しました。
11連目で、言葉が連なる見た目が素敵だと思いました。それぞれの漢字の醸し出す雰囲気が、水面に色水を垂らしていくようにじわっと混ざり合っていて儚い雰囲気を感じました。 また、露のように透明で儚かった少女が、はっきりと実存し人肌を介した恋を知り始めるというのは、喜ばしいことでありながらも切ない気持ちがしました。(上手く言葉に出来ずにすみません。)
1華奢で柔らかく繊細な事象を扱ってらっしゃり、詩の本領だと思いました。うらやましいモチーフです。
1コメントありがとうございます。
0コメントありがとうございます。
1コメントありがとうございます。
0コメントありがとうございます。
0恋愛ポエム、恋愛ソング、懸想文などいろいろなワードが思い浮かびました。霜や露濡れなど、趣深い言葉が少女を包んでいるのかもしれません。
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