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空を仰いで
雲一つ無いなら 雲一つ作ればよい それは傲慢だろうか 雲一つ無い蒼天 翳りのない空 信じ難い怖さ 雲一つ無いなら 雲一つ作ればよい それは勝手だろうか ただ一つだけ 雲一つだけ 頼むから誰か 蒼天を支える雲一つ 作っておくれ
空を仰いで ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 832.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-04-29
コメント日時 2018-05-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
はじめまして。初めてこの掲示板でコメントします。よろしくお願いします。 詩を読んでいく流れで主人公が何か雲を作るのかと思ったら最後3行でちょっとキョトンとなったというか、「あれれ?」となってしまいました。てっきり主人公がそういう雲を作る決意をしますと宣誓するのかと思ったら不意打ちでした。 というわけで、実際に蒼天を支える雲一つがどういう雲になるのかアレコレ考えてみたのですが、すっごく難しいですね・・・。具体的に書くとコメントが長くなるくらい難しかったです。 物理的にどう作るかもそうですが、心理的にどう作るかも難しいように思えました。 例えば蒼天が雰囲気としての空気ならば、雲はその空気に一点として存在する、ある意味乱す存在になるんだと思います。そうなってくると、本来のさわやかな空気としての蒼天を雲が破るはずが、かえってこれを支える結果になるという雲になるわけで、これが一体どんな雲になるのかということが、この詩のテーマなのかなと思いました。 確かに誰かに作ってほしくなる心境でした。 というわけで、ここに量の多い雲一つ、置いておきます。
0雲と言うとどうしても、石川啄木の雲は天才であるを思い出してしまいますが、この詩では翳りの無い空ががどうして信じがたい怖さなのかと思いました。雲を作ると言う発想は新鮮だと思いました。蒼天を支える雲が限りなく空そのものに思えて来る詩です。
0み_t さま コメントありがとうございます。そうですね、蒼天を支える雲を打ち立てる!みたいな詩ではなくて最後はまるで嘆願するようにフェードアウトさせたのは、まさに読み手がどんな創造をするのだろうかという思い、もありました。またある種の僕が曇り無い空を見上げたときにふいに抱いた不安が混じりあっています。
0エイクピアさま コメントありがとうございます。ご指摘の翳りのない空がなぜ怖いのか? そこは細部の書き上げ不足かもしれないですね。ある種の不安、杞憂、 綺麗過ぎるが故に一度不安を抱くと心にそれが引っかかる僕の心情でもあります。雲をつくる、さらにこれが膨らめば長い詩となるのかもしれません。
0こんばんは。雲一つない空に限らないですが、空というのは心の時々の状況で清々しくもあったり、腹立たしくもあったり、また恐ろしくもあったりします。あの漠とした際限のない深さや広さは足元から吸い込まれてしまいそうになって頭が白くなることも。というのは個人的な話なので置いておくとして、空へ向けられた視線が終わりの方で個人に落ち着いてしまうあたり、もったいないように感じました。
0藤一紀さま コメントありがとうございます。 そうですね…より大きな広がりを詩に持たせるとしたら空という壮大な広がりに身を任せて深めていくのも良いのかもしれません。そこは僕の技量不足ではあると感じています。
0雲一つない、一点の陰りもない青空(のような心)と読み替えると、その嘘くささ、偽善的な臭いに、不気味さや恐ろしさを感じるようにも思います。 何も隠れるところ(影)のない青空は、強烈な光に照らし出されている、ということでもあり・・・照らされてしまう、さらされてしまう恐怖、もありますね。 青の深さ、広大さが、空虚に通じる。そうした怖さもある、と思います。 青空の怖さに、なぜ、どのようにコワイ、恐ろしい、のか、もう少しそこを考えてみても面白いかもしれません。
0まりもさま コメントありがとうございます。あまり深い書き込みをしなかった詩でもあり、さらに深く踏み込める余地がありますね。 嘘くささや或いは不足している、無くなってしまった。信仰の不在を感じられた方もいたようで、面白いものですね。参考にして推敲したいと思います。
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