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天使
南斗水鳥拳のレイと修行して 三十年が経ちました 鏡のような青空の下 今日も川はマタニティードレスを着て みごもろうとしている 時折天使が矢を放って来る こら危ない 水鳥拳を食らわしてやろうかと ヤシの木の下の天使を 恫喝したりしていました そもそも人生からバイバイしても それは死を意味しないのです 神への信頼を喪失した時が本当の死を意味するのですと 天使に説教したりしましたが どうもヤシの木の下で昼寝を始めて 熟睡しているようです 今日の朝はクルーの作ったハンバーグを食べました シクシク泣いている子のために 木の上の凧を取ってあげました 天使は目覚めると私と言う錠前に 鍵をかけようとしてくる 今日の勤番は遅番なのですが 鍵をかけられると働けなくなる 私は危機意識から 天使の口を封じ込めに掛かりました 天使は口を封じ込められると 身動きできなくなると広く知られていたからです。
天使 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 723.7
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-10-31
コメント日時 2023-11-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
スマスロのせいで今ではシャオ呼ばわりのレイですが北斗の拳はなんと言うかもっとこうアレな漫画だったよなぁって思いますよね ユダとレイの確執みたいなものもリアタイで読んでいる学生とか理解できない感じというかその頃は南斗必要かな?とか思っていたかけど、今になるとその味わいというか儚さみたいなものが理解できる気がします だからこの作品の根底にある なんとも言えない哀愁みたいのはまぁ理解できる気はしますね 天使、天からの使いというかね いや、そうそう、時々いますよ 彼らは試練を与えるために人間界に潜んでいるというか、いや俺は理解できるねこの作品、しかしやはりトキの受け流しを期待してしまう、人は煩悩の塊ですから
1こんにちは。 まるで夢見前の子供に即興で物語をつくって、語っているような作品だと思いました。 いいえ、実際、物語というのは、大人の心の澱といいますか その澱を洗い清めるというか発露するために、語られる、のか? 村上春樹論に則るとそうですね。 なかなか、興味深い。
1「水鳥拳」と「ヤシの木」の取り合わせがなんとも脱力させられる風景です。エイクピアさん、こんにちは。ゼッケンです。なにもまじめに考えられなくなる。ほどよいぬるま湯と炭酸効果で身体の芯までリラックスしてしまいます。「天使が矢を放って来る」っていうんだから、あのキューピッドみたいな奴でしょ。あのくりくり巻き毛のかわいい子。その子とヤシの木の下でじゃれあう。南国の島の白い砂浜、遠浅の波のゆっくりと寄せては返す音のあいまに時折り混じる「シャオ!」の奇声。ねむたーい。
0吸収さんコメントを有難う御座います。そうですね、パチスロと言うか、スマスロですか、現在は。そちのほうは知りませんでした。矢張りアニメ版と言うか普通に1985年1月からやって居た?1984年の11月ぐらいだったか、からやっていたアニメ版の印象が強いので「ヒョー」「ショー」ですかね、私的には。ユダとレイ、ありましたね、死出のはなむけと言うとちょっと違和感があるのかもしれませんが、存在感のあるキャラが死ぬ以上、それなりのキャラクターを充てると言う演出効果はあると思いました。南斗聖拳の必要性は、分かりませんが、物語内部の必要性ではなくて、もっと大きな視点からの必要性があったのかもしれません。トキは登場させなかったと言うか、思い付きもしないぐらいレイの存在感が私の中で圧倒的で、その為にレイはエピソード的な登場で、動かすことが出来なかったような、そんな憾みはありますね。レイの存在感がトキなんだと思って頂ければと思います。
0田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。夢と言う概念、年少期の児童福祉や、国の施策など、一見詩とは何の関係もなさそうなところに詩の源泉があるような気がすることがあります。朗読でもただ朗読するのか、子に読み聞かせるかで、大いに違うように、朗読の仕方も変わって来ると思うので、夢のあり方、児童の意識がどこで揺れるのかと言う事は非常に重要な意味を持つと思いました。この詩では北斗の拳、特に南斗聖拳、そして天使を絶対的な他者として提示しました。村上春樹論については知りませんでしたが、詩とは違う他ジャンルの人が出て来ると引き締まる思いで、詩作の展望が開いて行くような気がしました。
0ゼッケンさんコメントを有難う御座います。キューピッドはローマ神話だとクピード―、ギリシャ神話だとエロースなわけですが、キューピッドと言う形が恐らく英語なので、一番普及していると思いました。ヤシの木の下と言うのは、ちょっと漫画チックなのかもしれませんが、キューピッドとの組み合わせで、何とか凌ごうと思いました。あわよくば詩効果もと思ったのですが、そのへんはちょっと自信がないです。南国のイメージはハワイとか、インドネシアとかあると思うのですが、天使を考えるとちょっと眠たくなるのかもしれません。「シャオ」は本当に知りませんでしたね。矢張りキャラクターが一緒でも変わって行くもので、更新だとか、最新情報に注意して詩作もやって行きたいですね。
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