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演技
芝居では異性との 演技が上手くなければ 採用されない 人間では難易度が高いので とりあえず牛の異性で 訓練することにした 春の蚊が飛び交っているので 牛は自分の尾で 盛んに蚊を叩こうとしている場面は カトゥーンだけの場面ですよ 実際の牛はそんなことをしない 私は相当の自信をもって 雌の牛の尾を撫でてあげた まずはスキンシップから入れば ばっちりと思っていたのが 失敗だった 雌の牛は不機嫌そうに 自らの角で私の腹を 刺すぞと言う姿勢を見せたので 私は這(ほ)う這(ほ)うの体で 牛舎から逃げて来ました いやあ演ずる仕事と言うのは 本当に難しいですね 私は人間とのステージに上がる前に 挫折してしまった
演技 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 519.7
お気に入り数: 1
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2024-04-30
コメント日時 2024-05-31
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「実際の牛はそんなことをしない」 実際/演技とは何でしょうかね。 牛が春の蚊を叩こうとする→女性が口説きに来る男を払って独りで飲む と照らしてみると、そんな女性いないという皮肉が込められているようにも思えます。 ただ、そんな態度だから彼は牛に刺されそうになって、「演ずる仕事は難しい」と挫折する。この人にとって、本当に難しいのは現実(実際)の方だろうなぁと思いました。むしろ、彼こそ演者に向いてそうな気さえします。
1プロは両義性(ダブルバインド)の世界で、 >挫折してしまった という結びは、 個人的には、作者の人のよさが滲み出ている気がしました。 普通は挫折すらもさせてくれない。
2~食事中だけの場面ですよ。etc. で、日本語でもいいのではないかと思った。カトゥーンだけの場面ですよ。この横文字操作。横文字だけにこれはあまりにもフレーズから逸脱している印象で、立ち尽くしてしまいました。
1滑稽な場面が目に浮かびました。 その可笑しみがスパイスとなった良い詩です。
1全体の自嘲気味のトーンと最後の二行がとてもおもしろいと思いました。
1ナンセンス詩になると思いますが、日々の牧場での仕事柄状況がありありと浮かび、「そりゃそうなるがな。よりによってたまにいる凶暴な牛を選んでしまったのか。しかも割と大きい奴を」という感想が浮かんでしまいました。 ちなみに大体の牛はこっちの都合を完全に無視して、顔を近づけ匂いを嗅いできて舐め回してきます。 尻尾を撫でても撫でなくても、牛がやる事は変わりません。
2牛は自分の尾で 盛んに蚊を叩こうとしている場面は カトゥーンだけの場面ですよ 実際の牛はそんなことをしない 知りませんでした。
1熊倉ミハイさんコメントを有難う御座います。ああ、人間に擬えると、理解が進みますね。そうですね、現実と演技、リアルと演者、何か両者をつなぐようなものがあるといいのですが、そのつなぐものに詩があるのかもしれません。
0おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、挫折の事ですか。ちょっと軽口だったのかもしれませんが、確かに現実は挫折させさせてくれない厳しさがあるのかもしれません。挫折から生まれる物語や詩があるのかもしれません。
0メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。ああ、カトゥーンと漫画。実際には正確に言うと戯画に近いのかもしれません、訳語としては。横文字と言う事で言えば、ステージもありましたが、これはカトゥーンよりは自然な横文字だったのかもしれません。
0秋乃 夕陽さんコメントを有難う御座います。ああ、滑稽な場面が思い浮かびましたか。スパイスとなって居るなら作者冥利に尽きますが、詩劇みたいなテイストがこの詩にはあったのかもしれません。
1佐々木春さんコメントを有難う御座います。ああ、自嘲気味なトーンと最後の二行ですか。私の真情と言えると思うし、詩的韜晦もあったのかもしれません。詩内容や詩語にレビュー(おさらい)が必要なのかもしれません。
0羽田恭さんコメントを有難う御座います。ああ、がたいの大きい牛、凶暴な牛ですか。そしてリアルな牛は違うのかもしれませんね。舐めまわしてきますか。親愛の情を示されて人間の方こそ、人生の岐路に立たされているのかもしれません。
0田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ああ、その部分は多少は私のデフォルメが覆っていたのかもしれません。リアルな牛をあまり見たことが無いので、自分の詩作ペースのみで、詩行を埋めてしまったのかもしれません。ただアニメで、牛の尾がパチンパチンと蚊を叩いて居る場面を見たことがあって、意外と、事実に基づいて描写されていたのかもしれません。なので「カトゥーンだけの話」と言うのは私の詩的虚構と言う事だったのかもしれません。
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