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確認する癖
ロープが蔓延(はびこ)る世の中になって 私はたくさん歩いた 草原に行けば口が止まる 葦原の水路は水が枯渇していた ススキ原に入り込む小鳥を監視する ダースベイダーと友達になるためには 五円募金が欠かせない 百円以上たまると フルーツと交換してもらえるので 私はいつも安物の桃と交換してもらい 値段の割には美味いと言うセリフを ダースベイダーから期待されていて ススキ原には心理的に 行きにくくて 必然的に行く回数が多いのは 草原と葦原なので そこに潜む昆虫に詳しくなろうとして 図鑑が手放せなくなった 図鑑を持ったまま溺死したくはなかったので 無いことが分かって居ても 周囲に大きな湖や沼や池や海がないかどうかを 確認するのが癖になっていた
確認する癖 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 496.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-08-31
コメント日時 2024-09-30
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ぼくも図鑑好きです。
1日常の出来事なのか、それとも空想の出来事なのか、それが混じり合いながら詩になることの不思議と魅力を感じました。
1作者に対してではなくあくまで作中の語り手に対してですが、病的な印象を受けました。存在しないと分かっているものに対して恐怖を抱くことには共感しにくいです。強迫性障害の人は何度も手を洗うそうですが、そのような症状に近いかもしれないと思いました。言葉のつながりは滑らかですが、ひとつひとつの言葉の意図は不透明です。しかし確固たる世界観があり、ぼんやりとではありますが語り手の感情も垣間見えます。非常に不思議な作品だと思いました。
1個人的にエイクピアさんはノイズ・ミュージックみたいなものだと思ってて。秋田昌美みたいな。基本的に意味不明だけど、たまに珠玉の傑作が埋まってるというか。
1田中宏輔さんコメントを有難う御座います。図鑑は暇潰し以上の効果があると思います。ポエジーを高める効果があるような気がするのも偶然ではなくて、図や説明文から惹起される、効用は想像以上に大きいのかもしれません。
0秋乃 夕陽さんコメントを有難う御座います。日常と空想のあわいですね。間(はざま)と言うのか。混じり合いながら、それらが詩のいい色、ポエジーとなれば良いと常々思っています。
1九十九空間さんコメントを有難う御座います。確かにダースベイダーの様な存在しないことが確定しているものを怖がることは難しいと思います。確固たる世界観の中で詩が躍動すればいいと思いました。ワンダー(不思議な)感覚は意図せざるものだったのかもしれません。
0おまるたろうさんコメントを有難う御座います。ああ、ノイズですか。現代詩でノイズと言うのは個々の詩のタイトルや用語としてはあるでしょうが、時代を象徴する名称で言えば現代音楽の方とかにあるのかもしれません。珠玉傑作が埋まっている確率は低いでしょうが、多少でも埋まっているに違いないという確信が詩心が高まる契機なのかもしれません
0エイクピアさん、そうですね。 空想と現実とがまるで黒潮のように混じり合いながらそこに豊富な言葉たちが息づく場となれば良いですね。
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