ヨモギちゃん? - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

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花骸

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これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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ヨモギちゃん?    

日本を脱出したいペンギンが 飼育係と一緒にボーキサイトを発掘する やがてアルミになるだろう 大森林に少女の死体は無かった 水に愚痴を言って居る少女も 三田駅に居る少女も居なかった 箒は体以上に大きすぎて ペンギンもペンギン飼育係も笑う ぶるぶる震えている少女は笑えない 御飯にゼライトを混ぜるけなげな少女 だからだ バッハのドゥーブルをうまく弾けないから 脱出するのかもしれない ハイドンの「皇帝」も上手く弾けない そんな二人?を祝福するのは水鳥 富士川の戦いで羽ばたく水鳥 少女の名前はヨモギちゃんなのかは知らず 少なくとも孤塁を保って居る事だけは 確かなようだ


ヨモギちゃん? ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 1027.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-03-19
コメント日時 2018-03-29
項目全期間(2025/04/21現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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閲覧指数:1027.3
2025/04/21 06時59分14秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ヨモギちゃん? コメントセクション

コメント数(6)
まりも
(2018-03-19)

投稿作品そのものも、孤塁を保っている、ような・・・ 三行、三行、五行、八行、と連分けをしてみると、もう少し他の読者が入りやすくなるかもしれないなと思いました。 私は、ペンギンが学生服やスーツを着た青年、飼育係がその親(あるいは指導者)、少女は、青年と密かに想いを通じ合っている恋人・・・のように読んでみました。 日本を脱出して自由に生きようと思ったのに、結局、都市生活者を支える工業社会の一員(一部品)にならざるを得ない。自由な開拓の場という幻想は、既にもう、残されていない。そんな現代の若者を象徴するような二人を、自由に渡りを繰り返す水鳥(地理的な距離だけではなくて、時間すら超える)が祝福しながら見守っている(そうあってほしい)というような。

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百均
(2018-03-20)

いい作品というよりは謎の多い作品だなぁと。ある意味まりもさんの読みみたいな感じで、モチーフを客観的に解体するよりは、読み手毎にモチーフの表す所の意味を仮構して読んでいったほうが安定して読めそうな気もします。 個人的な見解としては、なんとなく読んでいて説得力があります。そういう意味でリアリティがあるというのか。なぜそうかんじるのか、というところの源泉はわかりません。他の方の読みも見てみたいなぁ。

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渡辺八畳
(2018-03-22)

一部表現がまだあまいかなと思わない箇所も無いわけではないが、それでも十分に面白い詩だなと思う。なんか、エモいねこれ。日本を脱出したいペンギンとその飼育員の関係なんか駆け落ちの図にも見えるし、でもボーキサイトなり少女なりといった不可思議要素が混ざって少し面白おかしくなっている。

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エイクピア
(2018-03-29)

まりもさんコメントを有難う御座います。そうですね、イメージで言うととっとこハム太郎見たいな感じも思い浮かべて居ましたが、やはり、ペンギン、ペンギン飼育係、少女ですので、確かに、描写などからも、擬人化的と言うのか、ペンギンの飼育係は当然として、ペンギンも人間みたいなニュアンスは持たせたと思います。 そして水鳥ですね。都市生活者とかそこまでは考えなかったのですが、「祝福をする水鳥」など、擬人化どころか、それを飛び越して、時間すら超える、渡りを繰り返す、などは勿論念頭にありました。「自由な開拓の場」はどうでしょう。直接は言及しなかったのですが、そう言う場に対する幻想、現実はともかく、詩では大いに想像力を飛翔させたいと言うニュアンスは持ち込んだと思います。

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エイクピア
(2018-03-29)

百均@B-REVIEW ON/ さんコメントを有難う御座います。そうですね、モチーフ、自分でもそこまで掘り下げた方が、自詩に対する言及をし易くなると思いました。源泉は自分の中にいろいろなイメージがあったとしか言えない感じで、かいつまんで説明するのが自分でも難しいと思うので言い辛いのですが、でも詩における「リアリティ」は常に真剣に考えて行きたいと思います。

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エイクピア
(2018-03-29)

渡辺八畳@祝儀敷さんコメントを有難う御座います。エモい、感情が動かされたと言う事でしょうか。そうですね、不可思議要素は意図的に混ぜたとも言えますが、イメージの錯綜だけは避けたかった。混乱回避のためにもペンギンやペンギン飼育係には頑張ってもらわねばと思った次第です。

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投稿作品数: 1