京都行 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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京都行    

京都行の新幹線には外国人の群れ犇めき 車窓には輝ける雲が千変万化のラインダンスをしている 私の心はほろほろとした鰯雲のメゾピアノに甘く曖昧を楽しんでそっと揺れる 傷つけないで、そう囁くように 頬に残る微笑みの余韻のように 旅先に晩夏は滴って鳴り 安全な車窓から少女となって心の網に あの永遠の憧れの綿菓子の雲を捕まえる遊びだ 立ち塞がるのか、通りすがりの旅人か、 夏を惜しむ入道雲が青年の顔をして大きな声で笑い、野心を問うのか? 志よ 青雲の志よ 私はそっと黙る 食べ終わった駅弁の箸を箸袋に納めて その小さな所作に灯る狐火を思い出したりして でも夏の終わりの季節は変わりやすい 火照りを冷やして夕立が降るかも知れない それもいいだろう 詩を書く車窓よ 愛おしい、という言葉を千の指を持つ仏のように この世界という空へ影絵芝居しようじゃないか



京都行 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 13
P V 数 : 1531.2
お気に入り数: 0
投票数   : 6
ポイント数 : 0

作成日時 2023-09-03
コメント日時 2023-09-18
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:1531.2
2025/04/07 10時47分58秒現在
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    作品に書かれた推薦文

京都行 コメントセクション

コメント数(13)
m.tasaki
作品へ
(2023-09-03)

こんにちは。 一読してとても美しい詩だと感じました。 京都出身の方なのでしょうか、それとも京都に何か特別な思い出があるのでしょうか。 古都へ向かう車中の心情が細やかに描かれています。 「鰯雲のメゾピアノに甘く曖昧を楽しんで」 「頬に残る微笑みの余韻のように  旅先に晩夏は滴って鳴り  安全な車窓から少女となって心の網に」 という表現が、旅の空の下にある、仄かな感傷を纏った繊細な心情を巧みに表していると思います。 「志よ  青雲の志よ」 というところが何らかの挫折感を感じさせ、その後、末尾の4行で夏の景色と対比させて、過去の経緯を受け入れる姿勢を表現しているような印象を受けました。 秀逸な作品だと思います。

0
湖湖
湖湖
m.tasaki さんへ
(2023-09-03)

的確な読解を有り難うございます!美しさは詩の本領だと思っているので嬉しいです。今、京都についたところです!吟遊詩人なう! うふふふ( *´艸`)

0
きょこち(久遠恭子)
作品へ
(2023-09-03)

京都に行く旅の途中、車窓から見えるいくつもの種類の雲たち、行き交う人々、色々な景色がコラージュのように表現されているとても素敵な作品ですね。 きらきらしてます!

0
湖湖
湖湖
きょこち(久遠恭子)さんへ
(2023-09-03)

コラージュはいいですね、心のコラージュして、キラキラは本望です!有り難うございます!

1
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-09-04)

おはようございます。 詩は、どこかへ連れていってくれるとして、その実際、京都行の電車車内で書かれたのでしょう。 うわっ、めっちゃ好みだな、と思いつつ 何か話者のパーソナリティに、先生、っていいますか、先の生で、先生ですね テクニックもあいまって、調子のまとめ方とかに、高校の先生を思い出しましたね。 その、テクニックとして、圧縮、が働いている。 もっと描写に凝ろうとすればできるのですけれど、作者はそうはしなかった。 それが何か・・・やっぱり電車?電車の中でサラリと書いた印象があって ああ、いいものを読んだと、いい読後感でした。

0
田中恭平 new
田中恭平 new
湖湖さんへ
(2023-09-04)

すいません、冒頭、めちゃくちゃ新幹線って書いてありました。 詩に揺られて私はどこかへ行ってしまったのでしょう、すいません。

1
湖湖
湖湖
田中恭平 newさんへ
(2023-09-04)

ふふふ。先生だなんて意外で微笑んでしまいました。古めかしいというか古風なので年長者に見えるのかもしれませんね!読まれた方の一服の清涼剤になれれば本望です。今日は京都で寺周りしました!盆地だから暑いですよ!有り難うございます。

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湖湖
湖湖
作品へ
(2023-09-04)

TLで私が書いたテーマに類似する詩が良く頻発して辟易しているんだけども。テーマ位TLに影響されずテメーで見つけろや、と言いたい。ケッ❗️

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雪月統
雪月統
作品へ
(2023-09-18)

「旅先に晩夏は滴って鳴り 安全な車窓から少女となって心の網に あの永遠の憧れの綿菓子の雲を捕まえる遊びだ」 詩をしたためる際の遊び心が瑞々しく捉えられていると思いました。 車窓って本当に、色んな想念が溢れてくる感覚があり、いたく共感いたしました。考えてみれば詩作にこのうえなく向いてそうだと、気づかされました。 "晩夏が滴って鳴り"という表現が、特に胸に響きます。季節という大きなものが、小さく、しかしやはり存在感をもって迫って来るその様子が、美しく表現されていると感じました。おおらか且つ繊細な情、と言いますか。 そしてそれは湖湖さんの詩そのものにも言える、そんな気がいたします。

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湖湖
湖湖
雪月統さんへ
(2023-09-18)

アーティストは子供の魂を持っている、そうで、文芸もそうかもしれないですね。遊び心や子供心は人生や創作を生き生きさせるコツかもしれません。インドへ昔行った時、車窓が友禅染の流し絵のように美しく感じられたことがあります。季節はめぐり、それを愛でるだけでも人生は豊かですね。ありがとうございます。

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atsuchan69
作品へ
(2023-09-18)

最終連が渋い。とても良いと思いました。

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湖湖
湖湖
atsuchan69さんへ
(2023-09-18)

渋い、って日本人独特の表現な気がします。ありがとうございます。

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エイクピア
作品へ
(2023-10-10)

旅路の空で書く詩なのかもしれません。ラインダンスやメゾピアノなどの単語が詩を舞わせていると思いました。矢張り空に憧れる、雲に憧れる側面が強いのかもしれません。駅弁の箸、夕立の予感、それらが綯い交ぜになって作者の心象風景を形作って居るのだと思いました。

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投稿作品数: 2